【咽喉頭ジフテリア】 今は三種混合ワクチンを幼少時に接種することで抗体がほとんどの人にできてるので、 感染しないといわれほとんど見かけない疾患ですがジフテリア菌感染症です。 予防接種を受けてる限りは不顕性感染は起こらない。つまり保菌者にもなりません。 これはジフテリア菌の感染により起こります。 発症した場合は、そのツバから飛沫感染します。 2日ないし4日の潜伏期間の後に、咽頭の痛みと発熱がはじまり、典型的な 例では偽膜(咽頭、扁桃、口峡粘膜などに)が形成されます。これは剥離しがたく無 理にはがすと出血します。喉頭までに普及すると嗄声や呼吸困難がおこります。 クループという状態になります。口腔内感染症その2(幼児や乳児に多い) 麻疹 溶連菌感染症 ジフテリア 鵞口瘡 血中に菌が流入すると心筋炎、リンパ節腫脹や、腎障害。あるいはジフテリア後麻痺 (その近くの運動神経麻痺で、声を出す神経のマヒによる嗄声、食べ物を飲み込むな どの運動をつかさどる神経マヒによる誤飲(あやまって飲み込む)ものを食べるとき に鼻に逆流などもおこる場合もあります。これは15-20パーセントに起こります。特に 呼吸麻痺や心筋麻痺を起こす例もあり不幸な結果を取ることもありやはり十分な治療 が必要です。 予防は予防接種でほとんど確実とされてるので今年代で幼少時にこのジフテリアワク チンをしてない年代はいるかどうかと言う問題になります。ほとんど三種混合を幼少 時にしてるだろう、あるいはジフテリア単独ワクチンを幼少時にしてるだろう年代な ら感染はしないでしょうが、この有無(免疫、抗体があるかどうか)これは、シック テスト、Moloney反応というジフテリアのトキソイドというものを皮内に打って調べ るのが確実でしょう。 治療は安静、心臓のことを考え強心剤投与などですが『血清療法』中心です。化学療 法として血清療法と併用して抗生物質が投与されます。 この確定診断は喉の偽膜からの菌検出で決定されます。 そしてこれは法定伝染病です。そのため1回感染者が出た際には、その方と接した方に 全員と言っていいくらい検査をして、菌の有無を調べるのですが、接触者の 喉の検体を染色して(これは直ちに調べます)ジフテリア検出をします。 しかし三種混合などワクチンを幼少時に受けられた場合、この効果はほぼ100パーセ ントと言われています。つまり感染しません。『予防接種を受けてる限りは不顕性感 染は起こらない。つまり保菌者にもなりません』 昔はこういった三種混合がない戦前は、幼少の児童に感染が多かったのですが今では 本邦では1年に全国で、それも予防接種がまだの乳幼児中心に患者さんの数は十数人 の時代です。 いかに三種混合ワクチンの威力がすばらしいかでしょう。 しかし日本に発症はなくても外国に発症してる国が多く、たまたま幼少時になんらか の事情で三種混合を受けなかった人がたまたま外国旅行で罹患するというケースがほ とんどです。 【三種混合ワクチン】 三種混合ワクチンとしても書いておきます。 (三種混合ワクチンとは第一回初回接種は 生後3から90カ月に達するまでの間に行います。 母子免疫(受動免疫)はないのでかなり早期から始ります。 〇 第1期初回接種は生後3から12カ月までに3-8週間間隔で3回、毎回DTPワクチンを 0,5ミリリットルずつ皮下注射。ここまでが初回接種で完了。 ○第1期追加接種・・は初回接種終了後6カ月以上の間隔をおいて接種。できれば 3歳までに、1期完了後1年から1年半後に1回。 ○2期は小学校6年生に1回2種混合DTとして行う場合があり百日咳のPでない。) ジフテリア不活性化ワクチン(ジフテリアトキソイド)・・・D 破傷風不活性化ワクチン・・・破傷風トキソイド・・T 百日咳不活性化ワクチン) ・・・P 定められてる時期 望ましい時期 1期初回 3カ月から4歳(3から8週間隔で3回) 6カ月から2歳まで 1期追加 1期初回終了後1年から1年半で1回 3歳までに (ここまでは3種) 2期 小学校6年(ただDTかT単独) 同左 あるいは外国人で、三種混合をしてない方であちら(国外)で罹患して、 すぐ日本に来られたとか。そういう特殊な場合がほとんどです。予防接種の種類も参考に。