髪の毛の構造と主な特徴

毛髪の本来の目的は人体を保護する為に在りますが現在はファッションとしての役割が重要視されています。
毛髪は水分にとてもよく反応します。この性質を利用して毛髪湿度計という物が有った位です。
毛髪は皮膚よりも強く皮膚の変形態です。
毛髪は根元の毛母細胞の増殖により根元から成長します。
毛髪は再生期(発芽期)・成長期・休止期・脱毛期を4〜6年周期で繰り返しています。
毛髪は横には切れにくく縦や斜めに裂けます。
髪の毛の構造は次の3層から成り立っています。上から
毛表皮〜キューティクル
この部分が綺麗に整っていると艶のある健康な髪に、リンスはこの部分の表面に作用します。
トリートメントはキュウティクルの間を通りさらに奥まで作用します。
ドライカットでスライドカットやストロークカットをした時、白い粉のような物が落ちたり、毛に付いていたらカットの技術が未熟な証拠です。
これはキュウティクルを削ぎ落としている為で後々必ず枝毛になってしまいます。
カラーリンスも主にここに作用します。
キュウティクルは魚のウロコの様に重なり合って毛先に向かっていますが逆毛を立てる時はこれを櫛(コーム)で根元のほうに押しやる事になります。ですから髪にダメージを与えることになります。又、薬剤によりキュティクルが解けてボロボロになることも有ります。パーマ液・カラー剤・ブリーチ剤の取り扱いには十分注意しましょう。
毛皮質〜コルッテクス
毛質の状態、腰や癖毛の原因は主にこの部分です。
パーマ・カラー・ブリーチも主にこの部分に作用します。
ブリーチ剤等により毛が細るのはここのケラチンCが外に出てしまう為です。
カラーリンスやヘアーマニキュアで染色力の強い物はここにイオン染着します。
毛髄質〜メドラ
毛の中で1番弱いのがこの部分です。
ここにはメラニン色素がほとんど無く気泡があります。白髪が光って見えるのはこの気泡に光が当たって乱反射する為です。
チクワを思い出して下さい。縦に真っ直ぐ切った時と斜めに切った時では真中の輪の面積が違いますね、この面積が小さいほど毛先の痛みが少ないのです。
現代のカットの基礎と云われているビダル・サッスーン・カットは美しいヘアースタイルは健康な美しい髪から生まれるという考え方からブラントカットを主体にしています。
現在流行のヘアーデザインはエアリー感のある軽く自然なものが主流ですので、かなりテーパーリング(髪を削ぐ事)をしてデザインカットされていますが、これから勉強していく皆さんは、まず、基本であるブラントカット(髪の毛を真っ直ぐに切る事)から始める事です。そして、カットの基本を学んでから、華麗なストロークカットへと進んでください。