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英語図解ギャラリー
これまでに作成して『院試塾ブログ』や『院試塾の現場から』に掲載した英語に関する図解を集め,アルファベット順に分類するプロジェクトです。また,例文や簡単な解説もあわせて掲載しています。皆さんの英語学習に役立てば幸いです。
なお,図解で英語を理解する方法を学びたい方には,図解で読む英語ゼミをおすすめします。
Index: A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V | W | X | Y | Z | その他
A
A is all about B
- 【例文】
- Winning is what baseball is all about.(ジーニアス)←Baseball is all about winning.
- 【解説】
- A is (all) about B / what ~ is all aboutといった表現はときどき目にするものだが,aboutで辞書を引いても見つからず,正しく解釈するのは難しい。上の例文も電子辞書の例文検索で見つけたものだ。what S is all aboutという成句の用例である。aboutの「周囲」のイメージをもとに,【例文】のようにいったんほどいて図解してみた。
(「構文の概念を図解する—A is all about B」『院試塾ブログ』)
measure A against B
- 【例文】
- She did not measure herself against some ideal. (Oxford Dictionary of English)
- 【解説】
- 【例文】のようなagainstの使い方(『ジーニアス』では「比較・対照」としている)は基本的意味からどのように派生しているのだろうか。「対抗する運動・行為」→「接触・圧迫・衝突」→「比較・対照」と派生していく過程を図解した。


(「語法とイメージ—measure A against B」『院試塾ブログ』)
B
beyond
- 【例文】
- The issue is only how far beyond our actual conception of the world we should admit that the world may extend.(院試塾「総合通信指導コース」)
- 【解説】
- 【例文】のbeyondは否定にとらえるのが適切だ。how far ...以下の意味は「実際にとられることのできない世界がどれだけあると認めなければならないか」となる。このbeyondのイメージを図解した。最初のものが基本イメージ,2番目が【例文】のイメージ(グレーの部分がhow far beyond ... the world may extendに相当)なお,extendの意味については「英単語の意味を図解する」も参照のこと。

(「精密な英文読解—明確にイメージする」『院試塾の現場から』)
C
common
- 【例文】
- These problems are common to all societies. / Heart diseases is one of the commonest causes of death. / people working toward a common goal (LDOCE)
- 【解説】
- 「よくある」という意味のcommon(【例文】の2つ目)がうまく解釈できない人が多い。どうしても「共通の」という定番訳に引っ張られてしまうのだろう。この2つの区別を明確にするために,共通点とあわせて図解してみた。「よくある」はある現象などに順に出会っていく,といった時間軸のイメージが含まれると考えればよい。また,「共通の」にも実は2通りの意味があると考えられるので,それもあわせて図解した。

(「図解で理解—commonの2つの意味」『院試塾ブログ』)
compromise
- 【例文】
- He compromised his reputation.(ジーニアス)
- 【解説】
- compromiseといえば「妥協する」だと覚えている人も多いだろうが,【例文】では「損なう」などと解釈する必要がある。この2つの意味を統一的に解釈することは可能だろうか。図解のように,理想の水準から現実の水準まで「落とす」,と考えればよいのではないか。
(「語義を一元的に理解する—動詞compromiseの場合」『院試塾ブログ』)
D
be in disfavor / come into disfavor / bring ~ into disfavor
- 【例文】
- He was in disfavor→He came [fell] into disfavor. / His statement brought him into disfavor.
- 【解説】
- be in disfavorという表現がある。このinは状態を表しており,何かがdisfavorの状態にある,という意味。これに変化の意味を加えると,動詞は移動を表すcomeに,前置詞も移動を表すintoになる。これらを図解すると以下のようになる。さらに,comeを他動詞bringにするとbring O into disfavorとすることもできる。
(「英語表現の相互関係—1つの表現から表現を増やす」『院試塾ブログ』)
different
- 【例文】
- I looked in lots of different books but couldn't find anything about it. (LDOCE)
- 【解説】
- 【例文】のdifferentは「いろいろな」ととらえる必要がある。辞書を見ても,variousと同義とする解説がある。「異なる」→「いろいろな」という意味の派生を図解してみた。
(新作/参考URL「「知っている」語を辞書で引く意味—differentの場合」『院試塾ブログ』)
disproportionately
- 【例文】
- Ethnic minorities are disproportionately represented in prison. (British National Corpusより改変)
- 【解説】
- disproportionately representedとはどういう意味か。>Macmillan English Dictionaryを見ると,if something is disproportionate, it is bigger or smaller than it should be in comparison to something elseとある。representの意味をあわせて考えると,このcomparisonは外の社会と刑務所との比較であることがわかる。内容から判断して,刑務所のほうがethnic minoritiesが多い,ということだろう。
(「高度な英文読解—disproportionately represented」『院試塾ブログ』)
F
G
general
- 【例文】
- There has been a general decline in standards. / I have a general idea of what I want to express. (LDOCE)
- 【解説】
- 「general=一般的な」と固定観念で覚えている人がいるが,これではダメだ。【例文】の最初のgeneralは「全体におよぶ」,後のものは「漠然とした」と解釈すべきだ。基本的意味を以下のように図解するとわかりやすい。specificやparticularと比較してみてほしい。
(「語の意味を詳しく考える—general / particular / specific」『院試塾ブログ』)
L
M
more or less
- 【例文】
- I've more or less finished the book. (OALD) / Industries become more or less attractive over time(院試塾「短期添削コース」)
- 【解説】
- more or lessを機械的に「多かれ少なかれ」ととらえてしまうことが多いが,【例文】の前者は「だいたい」ととらえなければならない。また,後者は熟語の意味としてではなく,変化の意味を表す比較級の応用形としてとらえる必要がある(over timeがあることから判断する)。これらの解釈を,比較級の基本的意味から図解した。最初のものが単純な比較,2番目が時間上の変化の意味,3番目が「だいたい」の意味,最後が【例文】の2番目の意味を,それぞれ図解したものである。



(「比較級の意味とmore or less」『院試塾の現場から』)
P
paradoxically
- 【例文】
- Paradoxically, as the dividing line between the two kinds of music becomes more clearly defined, the appreciation of both kinds becomes more general.
- 【解説】
- paradoxicallyは論理展開を読み解くうえで重要となりえる語だが,辞書を引いても「逆説的に(言えば,なるが)」(ジーニアス)とあるだけで,どういう意味なのかいまひとつつかみにくい。LDOCEのin a way that is surprising because it is the opposite of what you would expectという語義をもとに,以下の図解を作成した。「AならばBになるはずなのに,実際にはそうならない」という意味だ。
(「語と概念—文副詞paradoxicallyの解釈」『院試塾ブログ』)
parallel
- 【例文】
- brains are parallel, doing millions of things at once
- 【解説】
- parallelは「並列処理の」という意味の専門用語だが,ここではdoing millions of things at onceとの言い換え関係に着目して図解した。serialと対比してみてほしい。
(「言い換えから語義を理解する—図解との合わせ技」『院試塾ブログ』)
part of ~
- 【例文】
- We classify chairs, tables and beds as part of the same concept—as items of furniture.(院試塾「心理英語実践講座」)
- 【解説】
- 【例文】のpart of ~を「〜の一部」としてもあまりピンとこないのではなかろうか。この場合,classifyとの組み合わせで,「〜に属するものとして分類する」を基本に考えるのが適切だ。この「〜の一部」→「〜に属する」という発想の転換を図解した。
(「図解で読み解く英文—classify A as part of B」『院試塾の現場から』)
particular
- 【例文】
- each particular item
- 【解説】
- particularは「特定の」が基本だが,【例文】の場合には「個々の」という意味になる。『ランダムハウス英和大辞典』にも「あるものを同種のほかのものと区別して」という注記がある。これをもとに,generalと比較しながら図解すると以下のようになるだろう。specificととの違いにも注意したい。
(「語の意味を詳しく考える—general / particular / specific」『院試塾ブログ』)
path
- 【例文】
- A child ran into the path of a car.
- 【解説】
- この例のpathの訳語は「進路,軌道」(ジーニアス)だが,それだけだとピンとこない。CALDのthe direction in which something is movingに従い,pathを矢印で表現してみた。また,前置詞intoの表す動きにも注目し,以下の図解を作成した。
- 【例文】
- path of success [recovery] / path to success [recovery]
- 【解説】
- 「成功の方法」をpathを使って表現する場合,後ろに続く前置詞はof / toの両方が可能である。また,「治癒の過程」も同様に両方の前置詞を使って表現できる。この根底にある発想の差は何か。ofはpathそのものの内容説明,toは着点と考え,以下のように図解すると違いが明らかになる。
(「語を概念で理解する—pathの場合」『院試塾ブログ』)
in / from perspective
- 【例文】
- look at something in [from] a new perspective.(英和活用大辞典)
- 【解説】
- 【例文】のように,perspectiveにin / fromの両方の前置詞が組み合わせられるのはなぜか。「視点」という意味だとfromとの組み合わせが自然だと考えられるが,「遠近法」→「描き方」/「眺め」などと考えればinが使えることも納得できる。2通りのとらえ方を1枚で図解してみた。赤丸が「視点」,青の四角が「眺め」にそれぞれ対応する。
(「語法の理解と図解—in / from perspective」『院試塾ブログ』)
in the first place
- 【例文】
- In the first place, I'm too busy, and in the second I don't really want to go. / I wish I'd never got involved in the first place.(LDOCE)
- 【解説】
- 【例文】の1番目の文のin the first placeは「第1に」,2番目の文のは「そもそも」という意味にそれぞれなる。前者から後者が派生していると考えられるが,このように派生するのが可能なのは,共通点があるからだ。共通点に着目しながら,2つの意味を図解した。

(「語句の意味の拡張—「そもそも」という意味のin the first place」『院試塾ブログ』)
R
relative
- 【例文】
- We weighed up the relative advantages of driving there or going by train. (CALD) / I reflected on the relative importance of education in 50 countries. (COBUILD)
- 【解説】
- relativeを「相対的な」としてすませてしまいがちだが,基本的意味はhaving a particular quality when compared with something else (LDOCE)ととらえるのが適切だ。【例文】の1番目は2者の比較,2番目は3者以上の比較が意図されている。この「比較」の意味を図解したのが以下である。

(「relativeと『相対的な』—名詞の読みほどきと関連して」『院試塾の現場から』)
S
sample
- 【例文】
- sample the hardships of seafaring life(ジーニアス)
- 【解説】
- 動詞sampleの基本的意味は「抽出する」だが,【例文】では「実際に試す,経験して知る」という意味になる。いずれも「母集団からその一部を取り出して見る」と考えれば納得がいく。この理解をもとに図解を作成した。
- 【例文】
- blood sample
- 【解説】
- 【例文】のsampleは「検体」とでも訳すべきものである。上の動詞の意味から考えて,「結果」の解釈を図解したものである。
(「sampleの語義—図解が生きる」『院試塾ブログ』)
serial
- 【例文】
- computers are serial, doing one thing at a time
- 【解説】
- serialは「順次処理の」という意味の専門用語だが,ここではdoing one thing at a timeとの言い換え関係に着目して図解した。parallelと対比してみてほしい。
(「言い換えから語義を理解する—図解との合わせ技」『院試塾ブログ』)
a series of ~
- 【例文】
- They asked a series of four-year-olds to open the box ... (Steven Johnson, Emergence)
- 【解説】
- 「一連の〜」という意味のa series of ~だが,【例文】の場合には「次々と」と解釈したほうがよいだろう。この動きを矢印で表現して以下のように図解してみると,「次々と」という解釈も納得しやすいだろう。「一連の」に比べて動的な意味合いがあると考えればよい。
(「イメージによる英文読解—a series of ~」『院試塾ブログ』)
share
- 【例文】
- share an apple with one's friends / I shared her taxi as far as my office.(ジーニアス)
- 【解説】
- 【例文】の前者のshareは「分ける」,後者は「共有する」が基本的な解釈である。なぜこの2つの意味が同じ動詞で表せるのか,分割が可能かどうかに着目して2通りに図解した。なお,後者の訳語は具体的な場面で相当工夫する必要がある。この場合は「便乗する」だが,たとえばI wish I could share this beautiful sunset with you.(英語語義イメージ辞典)はどうか。また,One of the most basic forms of learning of all, and one which is shared by other animals too, is known as association learning.(院試塾「心理英語実践講座」)も「共有する」ではおかしい。
(「動詞shareの意味の「幅」」『院試塾ブログ』)
specific
- 【例文】
- Could you be a little more specific? (Longman Language Activator)
- 【解説】
- specificはgeneralの反意語の1つで,「全体にわたる」というイメージのgeneralに対して「絞り込んである」というイメージでとらえるとわかりやすい。この対比にもとづいて以下のように図解した。particularの持つ,潜在的な複数の意味とも比較してみてほしい。
(「語の意味を詳しく考える—general / particular / specific」『院試塾ブログ』)
T
too ~ to V
- 【例文】
- She is not too foolish to do it.(ジーニアス)
- 【解説】
- 【例文】の意味は「彼女はそれができないほどのばかではない」となるが,これがすんなり理解できるだろうか。not too ~ to Vは知っていても,これを否定したときの意味をすんなり理解することは難しいと感じる人もいるかもしれない。まずtoo ~ to Vを図解し,それに否定を組み込んでさらに図解すると,意味がすっきり理解できるだろう。

(「構文の発想を図解する—not too ~ to Vを例に」『院試塾ブログ』)
trade-off
- 【例文】
- The trade-off does not seem to be between the millennium and the inferno, but between modest co-existence and ‘unhappy’ non-existence.(院試塾「総合通信指導コース」) / There has to be a trade-off between quality and quantity if we want to keep prices low. (LDOCE)
- 【解説】
- trade-offは訳しづらい言葉だ。辞書を見ると「取り引き」,「折り合い」,「二律背反性」,「矛盾」といった訳語が見つかるが,こうした訳語からも意味はつかみにくい。英英辞典を引くと,A trade-off is a situation where you make a compromise between two things, or where you exchange all or part of one thing for another. (COBUILD)とある。これを参考に,以下のように図解をしてみるとわかりやすいのではないか。詳しくはもとのブログを見てほしい。
(「辞書を「越える」英文解釈(2)—trade-offの解釈をめぐって」『院試塾の現場から』)
その他
仮定法が過去形になる理由
- 【例文】
- If I were a bird, I would fly to you.
- 【解説】
- 仮定法はなぜ過去形で表すのか。「現実・現在」から出発して,1つ離れるのが「現実・過去」と「非現実・現在」,2つ離れるのが「現実・大過去」と「非現実・過去」だと考え,以下のように図解すればすんなり理解できるのではないか。
(「仮定法はなぜ過去形か?」『院試塾ブログ』)
変化を表す比較級
- 【例文】
- make the walls around his house higher / There seems to be less of the need.
- 【解説】
- 「彼は自分の家の塀を高くした」をきちんと比較級を使って【例文】のように表現することができるだろうか。「もともと一定の高さがあった」と考えて,図解のようにイメージすることで,正しく比較級を使えるのではないかと思う。また,劣等比較lessを解釈する場合にも,同様に考えれば「なくなる」という変化の意味がすんなり読みとれるだろう。

(「英語をしっかり理解する—変化の意味を表す比較級」『院試塾ブログ』)
名詞化
- 【例文】
- his total rejection of any purpose within the cosmos
- 【解説】
- 名詞化はもとの動詞・形容詞にほどいて読むのが基本だ。of+名詞など,周辺要素がどのように解釈できるかも含めて,以下のように図解した。
(「「本物」の英文読解力—きちんと読むために」『院試塾ブログ』)