今このページを見ているあなたは,おそらく大学院に行こうと考えている社会人の方だと思います。
あなたはなぜ大学院に行こうとしているのでしょう? 具体的な目標は人それぞれでしょうが,「なりたい自分になる」という願いは共通だと思います。大学院があなたにとって,「なりたい自分になる」ための飛躍の場となるようにと願って,私は「社会人のための大学院研究生活入門ゼミ」を作りました。その想いをつづってみたいと思います。もしお時間をいただけるようであれば,少しおつきあいください。
大学院を本当の意味での「飛躍の場」にするために,本当に有意義な学びの場にするために,先送りの発想を捨てませんか? 今できることを,今から始めてみませんか?
そんなことは大学院に行ってから…,という人が多いのが現実です。しかし,大学院では「本当に大学院でやるべきこと」を思う存分やった方がいいと思いませんか。そのためには,今できることは今やっておいたほうがよいと思うのです。
今できること,とは何か。まず,自分が大学院でやりたいことをできるかぎり具体的に詰めておくことです。こうすることで,大学院に入学したらすぐ,本当に自分がやりたいことで,しかも大学院でなければできないことが始められるはずです。
また,基本的な学問研究のスキルはできるかぎり早い時期に身につけておいたほうがよいと思います。このスキルを身につけることから始めると,ホンモノの学問にたどりつくまでかなり時間がかかってしまいます。また,大学院での研究の醍醐味は,基本的なスキルがあってはじめて味わえることです。
専門知識も,身につけられるものはできるかぎり身につけておいたほうがよいですね。ある程度の知識は書物からでも得られます。これを前提として先の段階に進んでいけば,大学院にいるからこそ得られる情報をもとに,学問の最前線まで到達することができるのです。
自分のやりたいことをできるだけ詰めておくこと,基本的な学問研究のスキルを身につけておくこと,書物から得られる一定の知識を持っておくこと。この3つを大学院入学前にやっておけば,大学院では「本当にやりたいこと」「大学院でなければできないこと」ができるようになるのです。入学前にでもできることを,限られた大学院での時間にやるのはもったいないと私は思うのです。
大学院にも授業があります。しかも,学部の時のような講義形式は少なく,1つ1つの授業に自分から積極的に参加していくことが求められます。授業の準備,いわゆる予習に相当時間がかかります。
授業から得られるものも,準備の度合いによって大きく変わってきます。積極的に議論に参加できるくらいの準備をしていれば,実力があれば,1つ1つの授業からいろいろなものが得られます。
一方で,「やっとついて行ける」程度でしかないとフラストレーションがどんどんたまっていくでしょう。授業がつまらない,何を言っているかわからない,発表がプレッシャーになる,時間が足りない…。せっかく入った大学院でこんな思いをするのはイヤですよね。
忙しい大学院生活を有意義に過ごすためには,今準備しておくのが大切ではないでしょうか。
なかには,仕事を続けながら大学院に通う,という人もいるかもしれません。今の生活に「研究」「勉強」が加わってくるのです。仕事と学問の両立ができるかどうか,悩むことになるかもしれないのです。そんな時,時間と心,そしてスキルの点で余裕を持てるといいですよね。そのために今何ができるか,考えてみてほしいのです。
煎じ詰めれば,大学院という「ホンモノの学問」をする場所に入るまでに,このスタートラインに立っておくことが大切だと思うのです。このための指導を行うのが,「社会人のための大学院研究生活入門ゼミ」なのです。ぜひこのゼミでひたすらに学んで,「ホンモノの学問」のスタートラインに立ってください。そのための努力は,私も惜しまないつもりです。実り多き研究生活のために,いっしょに前に進んでいきましょう。
最後までお読みいただき,ありがとうございました。あなたの大学院生活が実り多いものでありますように。
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