英語のように手話をおぼえよう(3時間コース)
                                      井上嗣祥

 この授業は、「赤ねこ手話スキル」をもとに授業を行うなかで感じたことです。
 授業シナリオとはなっておりません。ご了承ください。
 参考資料:あかねこ手話スキル(明治図書)
 追試:ジュニアボランティアテキストU 大野木一雄先生「ゾウさんの手話歌」


  〜第1時〜

@単語を覚える

 物の単語はゼスチャーが手話になっているものが多い。皆さんよくご存知だと思う。よって、10個くらいはすぐに覚える。(手話スキルにあるもの) 

覚えた手話は、フラッシュカードの要領で復習する。

 変化のある繰り返し


 〇教師が「たぬき」と言ったら、子どもはたぬきの手話をする。

 〇スピードに変化をつける。

 〇教師が手話「アイス」をしたら子どもに答えさせる。

 〇一人の子どもに手話をさせ、みんなに答えさせる。

 〇子供同士で出し合う

 私のクラスでは、「総合的な学習用ノート」を作っている。このノートに覚えた手話の名前だけを記入させておく。ノートに書くことで、どれくらいの手話を覚えることができたか確認することができる。

A好きですか?嫌いですか?を覚える

 「あかねこ手話スキル」に詳しい

好きですか?(手話)
@右手の親指と人差し指を開いて、のどに当てる。
A右手を前に出しながら、つまむように指先をつける。(笑顔で)
※@とAの連続で「好き」
B胸の前で右の手のひらを上に向ける。
嫌いですか?(手話)
@右手の親指と人差し指をつけて、のどに当てる。
A前に出しながら、ぱっと開く。(目を閉じるとよい)
※@、Aの連続で「嫌い」
B胸の前で右の手のひらを上に向ける。


B組み合わせる

「アイスが好きですか?」「犬が嫌いですか?」という手話を覚えることができる。

変化のある繰り返し

〇教師が質問する。

 「アイスが好きですか?」

 → 子どもは「はい、好きです」と手話で答える。

〇いろんな質問をする

〇子ども同士で質問しあう
(例)3人のお友だちに質問した人から座りなさい。

  〜第2時〜

C自己紹介ゲームをする

「あなた」「わたし」「こんにちは」「おはよう」「こんばんは」「私の名前は〜です」「よろしくお願いします」を教える。

※あかねこ手話スキルをそのまま利用すればよい。

〇教師が、

「こんにちは、私の名前は井上です。私はアイスクリームが好きです。あなたはアイスが好きですか?」

 子どもは

「こんにちは、私の名前は〜です。私はアイスが〇〇です。」

と答える。

〇子供同士で自己紹介しあう(例)3人のお友だちと自己紹介し合ったら座りなさい。

〇参観日なら、後ろの保護者の方とも自己紹介しあう(これ結構好評!ただし短めに、長びくと緊張感がなくなる)

 自己紹介ゲームにじゃんけんを取り入れたかったが「じゃんけんしましょう」という手話がわからないのでやめた。英語のときはじゃんけんゲームがよかったので、次回やってみたいと思う。  

@〜Cのパターンで結構楽しめる。覚えられる。

 単語の手話は、たくさんあるので次の時間には違う単語を覚えればよい。

※変化のある繰り返しは英会話の授業でも生かされる。
 同様に、手話も英単語を覚えるのと同じではないかと思う。

 例えば、「お兄さん」「お姉さん」「お父さん」「お母さん」なんかを覚えると、自己紹介の幅が広がる。

 基本は、口の動きと一緒に手話をすればいい。伝わらないときは、口の動きで結構通じるものである。とにかく、手話(ゼスチャー・口話)で話そうとしなければ上手くならない。

  〜第3時〜

D手話歌

 「ぞうさん」

ジュニアボランティアテキストUの大野木先生

「お母さん」 「長い」 「鼻」の手話を覚える
この3つの言葉が出てくる歌は何でしょうか?

答え:「ぞうさん」 すぐわかるのだが、実に嬉しそうに答える。次に何をするのかピンとくるのであろう。

「ゾウさん」をみんなで歌ってみましょう。
では、手話で歌ってみましょう。

わからないところは、教師が見本を示しながら「途中で切らずに」進めていく。子どもたちはすぐ覚えるので心配ない。
(詳しくは、ジュニアボランティアテキストUを参照)

変化のある繰り返し

〇「♪そ〜よ」とか「母さん」の部分だけ教師が手話をする

〇教師は歌うだけにする

〇だんだんスピードを速める。


Eテストをする

今までお勉強してきた手話のテストをします。
 先生が話したことを手話で表現してください。
 問題は3問です。
 @単語
 A1文 (例)私の名前は〇〇です。
 B2文 (例)私はアイスが好きです。あなたはアイスが好きですか?

〇全員に対して行う。
〇一人ひとりに問題を変えて行う。
 ※他の子は待っている間、練習しておく。ただし、待っている子の緊張感がとぎれてしまう場合は、校長先生などに来ていただいて問題を出していただくのもおもしろい。
 
 初歩の手話であるが、3時間程度でも結構手話を覚えられる。

 ある程度手話を覚えた後に、聾話の方とお話する機会を設けるのが理想的だと思う。


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