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| 一枚の写真で点字の授業 井上 嗣祥 JVE編集長:甲本卓司先生の実践を追試したものである。なお、写真は近くの駅の写真を利用していただければよい。 対象学年:全学年
![]() ※近所の駅の写真ならどんなものでも結構です。写真を写すポイントとして、点字ブロックや人の往来などが入っているとよいでしょう。 ・津山駅である。 ・人が歩いている ・点字ブロックがある ・車がたくさんある →黒板に書かせていく。 ※助走問題として、
点字ブロックや点字の存在についての意見や考えが出始めたら、答えは言わずに次に進む。
・ジュースを振ってみる ・プルトップの微妙な差を発見する ・飲めばわかると主張する ・点字を発見する
次のような写真を見せながら、説明を加える。 ![]() ・点字板には、津山駅からの料金が点字で打ってある。 ・自動販売機にも点字が打ってある。 ・点字ブロックにそって歩けば、ホームまで行くことができる。 ※駅員さんだけでなく、まわりの人が「お手伝いしましょうか?」と親切に声をかけてくれたり、手伝ってくれる。 (実際に、目の不自由な方から聞いた話をする)
自販機の前で悩む全盲の私 門真市 川田隆一 飲み物の自動販売機には温かいものと冷たいものが一緒に入っている。
全盲の私には、それがとても悩ましい。
先日、冷たいコーヒーを飲みたくなっ た。ところが、自販機にあるそれがジュースなのか、コーヒーなのか、私には知るすべがない。しか
たがないので、冷たいものなら何でもよいことにした。
小銭を入れて適当なボタンを押した。 しかし、出てきたのは熱い缶だった。
また違うボタンを押した。やっぱり熱い。
もう一度、挑戦しようと思ったが、背後に人の視線を感じて、なんだかとても恥ずかしくなってやめた。別の販売機でさらに二回試したが、ど
うしても熱い缶しか出てきてくれない。
私は研修のため、三月までアメリカで生活していた。アメリカの自販機にも、点字の表示はほとんどなかった。
でも、みんな気軽に声をかけてくれた。
私もなんのためらいもなく「どれが冷たいコーヒーなの?」と、だれにでも聞いていた。
もちろん日本でだって、尋ねれば親切に教えてくれると思う。けれど、
なぜか、私にはどうしてもそうすることができないのだ。これは日本の社会のバリア(障害)なのか。それとも私自身がバリアを張っているだ
けなのだろうか? ポケットの四つの缶はとても重かった。(97年5月15日、朝日新聞)
上記の発問をして、授業を終える。
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