食堂車のテーブルクロスを作る
 
  天賞堂が最新版の青大将色オシ17と同時に発売した「食堂車イス・テーブルセット(1400円)」は、手軽に食堂車の内装を表現できる待望のパーツです。エッチングでイスとテーブルの型を抜いてあり、エッチングで窪ませた溝をガイドに折り曲げて組立てます。 回送中ではなく営業中の食堂車を表現するために、また座席車のシートカバーを取り付けたのと整合性を取るために、このキットのテーブルに丁度合うテーブルクロスを作りました。( テーブルの大きさ12mm×8mm )
 問題は材質の選定でした。手芸専門店で薄手のクロスをいろいろ探しましたが、どうしても折り曲げや「垂れ」が実感的でありません。紙も同様でした。次に、パンの袋等、柔らかいフィルムの白色の部分で試してみましたが使えません。最後の手段としてプラ板、PPシート、OHPフィルム等、堅いプラスチック類を熱により変形させる方法を実験して、0.2mm厚の透明塩ビ板に辿り着きました。





 塩ビ板はヘヤードライヤーの熱でヘナヘナになりますが、溶けたりせず、表面 の平面性も変化がありません。(OHPフィルムはヘヤードライヤーぐらいの熱ではビクともしません。0.3mmプラ板は変形しますが同時に溶けてしまいます。) TMS1999年9月号のマシ38や、昔のTMSの勝瀬さんの489系・151系の食堂車のテーブルクロスにはどのような素材が使われているか大変興味があります。

 次は整形方法を解決しなければなりませんでした。塩ビ板はヘヤードライヤーの熱でヘナヘナになりますが、素材が小さいので全部に熱が伝わり、4辺のエッジの折り目や四隅の「垂れ」を表現するには、ヘヤードライヤーを持つ手を含んで5本の手が必要になります!?。このため、大げさになりましたが、今後のオシ17等の完成時を見越して真鍮板と真鍮角材で治具を作りました。

 透明塩ビ板を19mm×15mmに切断し、雄型で上から軽く押さえ、ヘヤードライヤーの熱を加えて、少し軟化したところで一気にプレスします。この「一気にプレス」の時に垂直にプレスできないと、4辺の長さがアンバランスな仕上がりとなるので注意が必要でした。



 塗装の為に塗装支持台を作りました。(塗装工程を省略するために、白色塩ビ板を探しました。しかし、0.3mm厚以上は銀座伊東屋の素材売場にありましたが、0.2mm厚は透明しか見つかりません)

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