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種車はアダチのD51完成品の中古品です。ロストパーツ・パイピング・リベット埋め込み等の標準的な工作を行いましたが、比較的あっさりとしたディテール表現を試みたつもりです。古い工作なので、今更ご説明する内容ではありませんが、製作ポイントは以下の通りです。
(1)ランボードの2重化 既設のランボードに0.3mm厚の網目板のエッジを薄くヤスって重ねました。当時の蒸機は「軸箱可動・ランボード2重」の高級仕様と「軸箱固定・ランボード1重」の普及製品の2系列が存在し、ランボードの2重化工事は「高級化工事」の必須作業でした。
(2)バルブギャーの更新 ロッド・バルブギャーはアダチの分配パーツと交換しました。当時、コンビネーションレバーのロストパーツがなく、「蒸機を作る」の記事を参考に真鍮角材から切り出しました。バルブギャーの動きが判らず、ライブの本を読んだり、梅小路蒸気機関車館に実物の動きを観察に行きました。
( 3)サウンドシステム搭載 PFMサウンドシステムを搭載しました。創刊近くの「とれいん」の記事を参考にPFM純正スピーカーの両端をカットして搭載してあるので相当大きな音を出します。テンダーはスピーカー搭載スペース確保のため、アダチのバラキットを組みました。
( 4)コンパウンドによる慣らし運転 サウンドシステム搭載の為、カンモーター(SAGAMI1630)に交換し、徹底的にスムーズな運転性能を追求しました。まずギャーボックスのグリースを全部除去して、田宮模型のコンパウンドを詰め、延べ2〜3時間の慣らし運転(前後進交互)を行いました。最後にコンパウンドを完全に除去してグリースに詰め替えるとギャー音は完全に消えました。この方法はお勧めです。
※製作の基本はTMS307〜311号の中尾豊さんのD51分売パーツの製作記事を参考にしました。本機は完成後かなりの年数を経過していますが、ゴムジョイントを劣化により交換した以外は快調な走行性を維持しています。
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