模造人体シリーズ第2弾
「金剛寺ハルナとその姉妹」


1.新企画の概要

いわゆるリアルダッチワイフとビデオ、写真を用いた映像作品を製作しています。石原都政下、体裁上はあくまで出版業界の自主規制によって、コンビニ売りのエロ本に封印が施され、中学生がセックスすることを禁止する条例が可決され、そして少年のエロ本所持を禁止する条例さえもが審議されている21世紀初頭の東京において、まともな大人は何を為すべきか。ある意味、それを本気で考え実行した結果が本企画です。
自らの卑しさによって、この世の全てを卑しめようとするアカ、カルト、キチガイに誠意ある言葉を投げ掛けたところで、全く意味を為しません。アカ共の偽善には厳然たる現実を、カルト共にはその狂信を上回る強固な意志を、キチガイ共にはその狂気を上回る正気をもって抗し、奴らを駆逐せねばなりません。これは並大抵のことではありませんが、どうやら自分は、この厄介な問題から逃れられない星の下に生まれてきたようです。決意は具体的な行動によって示されてこそ意味を発揮します。今後も命ある限り、身体を張って、闘っていく所存ですので、更なるご支援・ご協力をよろしくお願い致します、

2.「金剛寺ハルナ」名前の由来

我が祖父である兵頭茂が、大東亜戦役当時乗艦していた戦艦「金剛」と「榛名」の名称を組み合わせ新ヒロインの姓名としました。海軍相撲で腕をならし、神様とまで称され、台湾沖での撃沈をくぐり抜け生還した祖父の伝説と今回のプロジェクトに直接の関わりはありませんが、波瀾万丈の生涯を生き抜いた男の生き様を踏襲する決意表明と新プロジェクトの実現困難性を象徴する意味を重ね命名したものです。音韻を整えるために間に挿入した「寺」の文字は、我が国最初の裏本「金閣寺」を始祖とする寺シリーズ級の衝撃度を目指すことを表しています。名がカタカナなのは、前作「ミナぼく」の沼田ミナミと同じく、彼女達が受ける責め苦を暗示するためSMの女王・谷ナオミにあやかったためです。なお、長女ムツミ、三女アオバも同趣旨により、かつての帝国海軍の軍艦から名前を拝借させて頂きました。


3.「金剛寺ハルナ」の躯体

オリエント工業製のCandyGirlを使用しています。全身の主要間接が可動し、様々なポーズに対応可能な上、各種オプションパーツが用意されており、優れた汎用性を備えています。

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4.最終的な作品形態


 1.写真作品ならびに作品集
 2.人形との生活と製作経過を記録したビデオ作品
 3.人形を取り巻く状況を追ったビデオドキュメンタリー作品
 4.趣旨、製作経過、写真や人形に関する小論を記した論文集
 5.以上1〜4を複合的に組み合わせた作品展ならびに上映会

「オー・マイキー」のテレビ放映以後、テレビや雑誌といった広告媒体で模造人体の登場頻度が飛躍的に高まっているだけでなく、等身大の美少女系フィギュアモデルが市販され、昨年の江戸開府400周年を記念した各種展覧会においても江戸の見世物の掉尾を飾った生人形が改めて注目を集めるなど、等身大の模造人体に対する社会的関心はこの数年の間に劇的高まりを見せています。こうした社会的状況下において、リアルダッチワイフというこれまで社会の表層にほとんど表れてこなかった人形達が、どのような人達によって必要とされているのか?そしてどのような意志に基づき供給されているのか?この問いに対する有効な答えを見つけ出すため、関係各方面に働きかけを行っているところです。


5.中間報告

2007年4月、LOTUS ROOT GALLERYで催した個展によって、4年間に渡る激闘の成果を世間に公表することが出来ました(詳しくはこちらをご覧下さい)。個展開催後、とあるイベント会場で見知らぬ人が自分のことを話題にしているのを耳にしたり、自分より遙かにキャリアのある方から「これまでたくさんの人の個展を見てきたけど、兵頭さんのが1番凄かった」と告げられたりと、評判は上々だったようです。公約通り、山形国際ドキュメンタリー映画祭にもエントリーしましたが、こちらは見事に予選落ちしました。
しかしながら、人形のメーカーの方々にも実績を認められ、便宜を計って頂けるようになりましたし、韓国の国営放送から取材を受けたり、原稿の執筆を依頼されたりと、これまでの積み重ねが新たな展開へと次々と繋がりつつあります。これも全て世間様のご支援あっての話です。今後も鋭意奮闘してまいりますので、よろしくご協力願います。

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