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いいづか小児科は2009年7月に開院14年目を迎えることになります。患者さんのお母さんにたいしても最初はお姉さんといった感じでしたが、最近はお母さんになりつつあります。朝目覚めても、疲れているのは何故でしょうか。世情は混沌とし、一寸先も見えないような世の中ですが、今年はプライベートにもオフィシャルにも古い殻は脱ぎ捨てて、前向きに生きたいなと思っています。勤務医の方は多忙のあまり、燃え尽きそうになって、自分のペースで仕事のできる開業医を目指すそうですが、どうも私は要領が悪いらしく自分のペースで仕事ができていないようです。
小児医療は現在様々な問題点が露呈しています。この原因は医療者の側にも患者側にもあり、実は今始まった事ではなく、前々から存在していたものが顕在化したにすぎません。まず第一に小児医療 特に救急医療は採算の取れないものだということ、これも前々からなのですが、医療財政が緊迫し、病院そのものにゆとりのなくなったいま、以前ならば、小児科さんは儲からなくてもいいですなんていってくれていたのが、そうはいかなくなっているという現実。これは医療スタッフの人数を減らすということにつながり、医者の疲労と事故に結びつくように思います。そして現在医療事故の発生を恐れるあまり、保守的診療と患者の受け入れ拒否につながるーなんかそんな事態がすでに起こっているような気がします。しかし一概にこれを非難するわけにも行きません。だっていままで医師個人の使命感におんぶして能力以上の患者を受け入れてきていたのですから。
患者側にも、核家族化・少子化の進行とともに子供に状態をよく把握できず、よく分からないからともかく医者に行こうとか、昼間は忙しいので夜医者に行こうとか、そしてこのような論理をーおおっぴらに口に出来ないといった感覚はゼロでー堂々と医者の前で口にされます。多くの地域で小児医療の自費負担がないと言うこともこの傾向を助長する一因でしょう。結果、本当に救急な時も一時間待たされたということになります。救急医療はお金がかかります。夜間・休日の不必要な受診は避けること、3日前からの発熱に様子をみていたため、夜中の2時に診療を求める患者さんに腹を立てない医者はいないのです。救急医療に自己負担を求めるのも必要かと思います。
最近、入院が必要な患者さんを引き受けていただく病院をさがすのがたいへんです。東部地域病院の事・女子医大の事などおこるたびに、各病院があまり無理はしないでおこうと思うかのかしらーなんていうのは思い過ごしと思いますが。でも信頼のおける入院先が見つからないとつい、自分で診てしまうことになります。零細な開業医が無理をして事故があったら、恐ろしいのですが・・・ともかく毎日毎日やれることをするしかありません。
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