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No. 5781 メイソニック スターリングシルバー ペンダントヘッド with ゴールドギルト
定規部分の長さ 3.8cm、四角い飾りの縦横 1.4cm*1.25cm、重さ 10g、本体の最大厚み(留め具含まず) 2mm弱、1973年 バーミンガム、二万円

中央下の四角い飾り部分が揺らゆらするのも気に入りました。 その中にあるデザインはピタゴラスの三平方の定理です。 これは元々は石工のギルドとして出発したフリーメイソンにあっては、職業上の必須知識として幾何学が重要視されてきた歴史的背景があってのことです。

裏面には、In Appreciation of his service as Master of the Oakfield Lodge 1972-1973.と、贈られた人の名前とともに彫ってあります。 つまり、ロッジのマスターとして、フリーメイソンの役職を務めた後に、プレゼントされた記念の品ということになります。

ゴールドギルトの綺麗な品ですが素材はスターリングシルバーで、写真二番目の裏面右下には、メーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1973年のデートレターが刻印されています。

“コンパス”と“直角定規”はフリーメイソンのシンボルで、コンパスは「道徳」を、そして直角定規は「真理」を表象しています。 このシンボルはニコラス・ケイジの映画『ナショナル・トレジャー』の中で、宝探しの手掛かりとしてたびたび登場していたので、これまでなじみがなかったとしても、映画を見た方はとても印象に残ったことと思います。

フリーメイソンとはイギリスで発生し世界に広まった秘密結社です。 日本語では秘密結社との言われ方が多いようですが、アメリカではフリーメイソンのメンバーはごく普通にどこにでもいるので、“秘密”というニュアンスはなくて、いわば親睦団体のようなものと言ってよいでしょう。 『大辞林』によれば、「博愛・自由・平等の実現を目指す世界的規模の団体。中世以来の熟練石工組合を母体として一八世紀初めイギリスで結成。 啓蒙主義精神を基調とし、多くの名士を会員に含むとされるが全容は明らかでない。」とあります。

映画 『ナショナル・トレジャー』では、フリーメイソンがストーリーの根幹を成しており、アメリカにおけるフリーメイソンの位置付けを知るよい手掛かりになります。 アメリカの独立戦争を指導したリーダーの多くはメイソンだったり、その後も歴代大統領の多くがメイソンだったということです。 映画のシーンにもありましたが、1ドル紙幣に描かれた「ピラミッドと一つ目の絵柄」も『万物を見通す目』というメーソンのマークの一つで、アメリカ的価値とフリーメイソンには分かち難い関係があるようです。

さらに言えば、日本の戦後10年を主導した歴代首相の多くはフリーメイソンだったこともあり、日本とも大いに関係があります。




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