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No. 5755 スターリングシルバー コーヒーポット
蓋のつまみまでの高さ 18.4cm、注ぎ口先端からハンドルまでの長さ
13.5cm、円形底の直径 8.8cm、重さ 293g、容量
350ml、1940年 バーミンガム、J B Chatterley
& Sons作、八万二千円
今から七十年ほど前に作られたスターリングシルバーのコーヒーポットで、5525 ティーポットと一緒にセットで求めたものです。 円錐形ボディーに丸底なので、見た感じにも安定感があります。 このシェイプですとコーヒーだけでなく、ティーを入れてもよいと思います。 蓋やヒンジの細工も良く、ふっくら太めで優美な木製ハンドルも気に入りました。 容量は目一杯で380ml入りますが、350ml程度でお使いいただくのが適当でしょう。
実際に使用してみても使い勝手の良い品で、木製ハンドルには指かけもありますので扱いやすく、注ぎ口は大きめで、ポットのお湯残量が多い時でも少ない時でも、すっきり気持ちよくお湯切れします。
ブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印されていることもこの品の良い特徴です。 ボディー側面部にはメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1940年のデートレターが刻印されています。 蓋を開けてみると、メーカーズマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、1940年のデートレターが刻印されています。
書斎の机にこのポットを置いて、仕事や勉強をしながら毎日親しめる品というのはよいでしょう。 こういうポットは、かさばらないハンディーサイズなので扱いやすいことから、かえって出番が多くなるもので、お一人用あるいは仲良くお二人用として、普段使いするにはちょうどよい大きさと思います。
写真の5755コーヒーポットは、5525 ティーポットと一緒にセットで求めたものです。 5755はコーヒー用、5525はティー用としましたが、スパウトのデザインでティー用とコーヒー用が厳密に分けられるわけではありません。
コーヒーポットのデザインの歴史を遡って調べてみると、18世紀前半にはボディーの中ほどあるいは下部から伸びる長いスパウトのコーヒーポットが主流でありました。 5755のような短いスパウトのコーヒーポットが登場したのは18世紀の後半からになります。 その後は長短スパウトが混在した状況が続きましたので、スパウトのデザインでティー用かコーヒー用か分けられないというのが、実は正解です。
一方で、5525と5755はセットであったことから、ティーとコーヒーで分けるとすると、5525ティー、5755コーヒーというのが、妥当だろうということです。 歴史を紐解くと、どちらのデザインもコーヒーポットとしてあったわけで、その意味ではどちらもコーヒー用で使えます。
あるいは、まったく別の考え方もあります。 まっすぐな直線構造のスパウトは、18世紀のティーポットのメルクマールとしてよいという見方から、5525がティーポットで、5755はホットウォータージャグとする考え方も可能です。
しかしホットウォータージャグは、あまり使われないという状況があって、積極的には作られない傾向があります。 あるいは、ホットウォータージャグをコーヒーポットに転用することも広く行われてきたので、だんだんと境目がぼやけて現在に至っています。
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