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No. 4702 シルバー & マルカジット アイビー ブローチ with ブリティッシュ ホールマーク
横の長さ 5.3cm、最大縦長 3.9cm、最大厚み(ピン留め具含まず) 7mm、重さ 11g、1963年 ロンドン アセイオフィス、一万五千円

ふんわりとした曲線フォルムが優雅な雰囲気を感じさせ、マルカジットの輝きが美しいスターリングシルバー ブローチです。 透かしのシルバーフレームには、たくさんのマルカジットがはめ込まれ、キラキラと反射光が綺麗です。

アイビーの葉っぱのデザインですが、向きを変えると見ようによってはフラワーデザインの様でもあって、いろいろな使い方が出来そうなところも気に入りました。 また、ピンの留め具が外れにくい安全構造なのもよいでしょう。

アイビーは蔦がしっかりと絡まることから、Fidelity(忠実ないしは誠実)、Friendship(友情)、あるいはMarriage(結婚)を象徴するモチーフとされます。 そしていつも緑であることから、Immortality(不滅)や Eternal Life(永遠の魂)を表すクリスチャンモチーフともなっています。

裏面には写真二番目のように、ブリティッシュ ホールマークが刻印されていることも、この品のポイントになっています。 このタイプのブローチでは刻印がない方がむしろ一般で、あっても「SILVER」といった表示が普通ですので、ブリティッシュ ホールマークが完備していることは、この銀のアクセサリーのレアな特徴になっています。

ホールマークは順にメーカーズマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、ロンドン レオパードヘッド、そして1963年のデートレターです。

マルカジットは丸い粒の表面が六角錐になった鉱物で、マーカサイトと発音されることもありますが、私の周りのイギリス人は皆マルカジットと発音するので、それに従っています。 光沢のある六角錐状の表面が、光を様々な方向に反射して美しい為に、古くから装飾品に多く使われてきた素材です。

以前に英吉利物屋のお客様と以下のような遣り取りがあり、「マルカジット」というと、いつもそのことを思い出します。

お客様からのメール:
『もう15年ほど前になりますが、母から、イギリスの1950-60年頃のデットストックだというシルバーの指輪をもらったことがあり、その指輪に、「マルカジット」という石が使われていたのです。 日本語で聞くとなんだか可笑しな名前なので、母が聞き間違えたのではないかと思い、鉱石の本で調べたり知人に聞いたりしたのですが、はっきり分からず、アクセサリーを扱うお店などでも、同じ石が見つからず、いつしか諦めていました(当時は、まだインターネットなどありませんでしたし)。 そこで、そちらで扱われていらっしゃるアクセサリーに、はっきりと「マルカジット」と書いてあり、久しぶりに、母がくれた指輪のこと、そして可笑しな名前の石のことを思いだしたのです。』

私からの返信: 
『「マルカジット」のお話、興味深く拝読させていただきました。 Marcasiteは「白鉄鉱」ですが、日本で発音するときは「マーカサイト」と言われる場合が多いようです。英語辞書で発音記号を見ても「マーカサイト」に近いのですが、イギリス人の発音は「マルカジット」に聞こえます。 アメリカ英語とイギリス英語で発音が違うのだと思います。私もこちらでは皆「マルカジット」と言うので、それに倣っています。お母様が聞かれた発音も「マルカジット」だったのでしょう。』

シルバー & マルカジット アイビー ブローチ with ブリティッシュ ホールマーク





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