テニスで "恥をかかない" 最低限のマナー&常識

2005.07.08更新

 
 

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                                   第7版改

このドキュメントは以下の構成になっています。

  1.はじめに(作者より)
  2.マナー編
    (1)試合開始に先立って
    (2)審判について
        ※セルフジャッジについての心得
    (3)試合中の行動(動作)について
      (a)自分がサーブをする場合
      (b)パートナーがサーブをする場合
      (c)自分がレシーバー側の場合
      (d)その他の共通事項
        ※ボールの渡し方
        ※試合に臨む姿勢や心構えについて(心理面も含めて)
        ※コート間を移動する場合・コートから引き上げる場合の注意
    (4)試合終了後について
    (5)練習時の一般的な諸注意

  3.ルール編
    (1) 試合形式
      (a)ゲーム
      (b)セット
      (c)マッチ (試合)
    (2)サーブ or コートサイドの選択権の決定
    (3)サーブの交代・レシーバー位置の交代
    (4)コートのサイド交代(コートチェンジ)
    (5)カウントの仕方
    (6)ライン上の判定について
  4.あとがき※実は結構大事な事が書いてあります。
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1.はじめに(作者より)

 この解説書は、ルールブックやサークル現場での経験を元に(あくまで私個人の
 主観的な選択基準ですが)難しい部分や、とりあえずは不要な部分を極力省いた形
 で、『これくらいは知っておいて欲しい』、『知っておくと恥ずかしい思いはしな
 くてすむだろう』というレベルでまとめたものです。
 テニスが巧い下手に限らず、今後もテニスを何かの機会に続けたいのであれば、
 ぜひとも御一読しておくことをお奨めします。

 ※競技会とかによく出ている人、上級者の方には既にあんまり役に立たないレベルの
  話が殆どですが、少し打てるようになった自称中級レベルの人がよく陥りやすい勘違い
  についても幾つか説明してあります。


2.マナー編


(1)試合開始に先立って

 (a)できるだけ状態の良いボール (可能ならばNewボール) を
    使用しましょう。

 (b)試合形式(ゲーム数、セット数など)は、予めどういう方式で行うかを決め、
    確認してから開始しましょう。


(2)審判について

 (a)体が空いている人が審判をやってあげるのが望ましいですが、
    練習としてのゲーム程度ならセルフジャッジでも一向に構いません。
    (草トーナメントや市民大会などでも1,2回戦はセルフジャッジで
     行われる事が多いです。)

 (b)セルフジャッジの場合でも、審判をつける場合でも、カウントのコールや、
    ボールの判定は、コート内のプレイヤーに聞こえる様にはっきり言いましょう。

    対戦相手との間でポイントを確認する意味もありますので聞こえない声では、
    あまり意味がありませんし、あとで、「え?カウント違うんじゃないの?」と
    ある程度ゲームが進んでから揉めるのも本意ではないでしょう。そういうトラブル
    を避ける意味でも、はっきりと聞こえる声でコールしましょう。
    余程相手がこちらのコールを相手が聞いていない場合を除けば、小さい声での
    コールのせいでポイント確認で揉めるようなら、こちらのカウントが間違っていなくても
    揉める責任の半分は自分側にあると思ってください。(実際にそうです。)
    「私の声は小さい」とかは理由になりません。それに相手から言われて気分を害すのは
    つまらないことです。
    本来は紳士的ではない行為ですが、実は相手を精神的に乱すためにジャッジやコールに
    意図的に文句をつける人が試合等ではいるのもまた事実です。
    そういうつまらないかく乱に載らない為にも普段から声が出せるように週間つける
    ことも大切です。実際に声が小さいと、周りの人には
    「あぁあの人またつまらない難癖つけてるよ。」と思われる人の言でも、
    相手の言い分が正しい事になります。実に馬鹿らしい事です。

 (c)カウントの訂正をする場合、素早くはっきりと行いましょう。

 (d)ゲームに参加しているプレイヤーは全員カウントはキチンと聞いておいて
    下さい。カウントのコールが明らかに間違えている場合は、その場で素早く
    訂正を求めましょう。(指摘が正しくても、遅くなればなるほどお互いが、
    あるいは訂正を求められた方が不快に感じたり気まずい想いをします。
    気持ち良くプレイするためにもこういう事には普段から慣れておきましょう。)

 (e)ボールが明らかにアウトしているのに、自信のないジャッジを気勢で間違えさようと
    『入った入った…』などと叫ぶ人をごくたまぁ〜に見かけます。
    こういう行為は、テニスでは論外の恥ずかしい行為です。ぜぇったい止めましょう。
    (もっとも、普段普通の場でテニスのゲームを楽しんだ事のある人には、
     まずいないはずです。こんな論外な人は...)


 (f)セルフジャッジについての心得

   f-1)【セルフジャッジ】とは、審判が付かないような試合でプレーヤー自らが
     審判の代わりを務める事をいいますが、
     セルフジャッジをする場合、サーブの判定は、レシーバー側が行います。

   f-2)セルフジャッジでは、自分が判定するわけですから、自分の有利なように
     判定したい気持ちは(勝負事ですから真剣になればなるほど)当然沸いてきます。
     が、テニスは紳士なスポーツという事で、微妙な判定(自分でも今のは
     どっちかな?と迷うような場合)は、相手側に有利な判定をする癖を
     普段から身につけましょう。それがテニスのマナーです。
     (こういう態度は対戦相手からも信頼されます。逆に微妙なボールを
      いつも自分に有利な判定をする人は、相手に不快感を与えるばかり
      ではなく、その人自信の信頼性・人間性も疑われます。対戦相手
      のみではなく周りの人にもこれは分かります。自分に心当たりの
      ある方は早いうちにご一考される事をお奨めします。
      今の内にこっそりと改めましょう。)

   f-3)ポイントのカウントコールは、サーバーが行ないましょう。
     ダブルスの場合で、もしサーバーがそれを言い忘れているようなら、
     サーバーのパートナーがさりげなくケア(コール)してあげましょう。

   f-4)アウトやフォルトのコールは、出来る限り速やかに、はっきりとコール
     しましょう。

     尚、レシーブして、ボールが相手のコートに返って相手が打とうとしてから
     から判定をコールしたりするのはタイミング的に既に遅いです。
     そういうやり方は、相手に不信感や不快感を与えます。
     なぜかわかりますか?自分の打った返球の様子を見てから判定を
     決めていると思われても仕方がない行為だからです。
     自分のためにも十分注意しましょう。

   f-5)サーブやボールの判定結果をコールする場合(インなのかアウトなのかの判定)
     は、相手の打球がアウトした時や相手のサーブが失敗(フォルト)した時のみです。
     インの場合はいちいち告げません。
     告げないのが一般的ですし、特にセルフジャッジの場合、相手に聞こえにくい
     声で『入ってます』とか『インです。』とか余計なことを言うのは、相手が
     今のは『フォルト』や『アウト』と言ったのかと勘違いしてレシーブを止める
     場合が出る可能性があります。紛らわしい行為は慎みましょう。
     (厳密にいうならそういう紛らわしい行為をした方が、ポイントを失うのが
      ルールになります。)
     そういうケースに陥ると、トラブルや感情的なもつれの原因になりますので、
     インのケースではコールしない様にしましょう。

      ※逆にジャッジされる側は、相手が(又はだれも)何も言わなかったけど
      『今のはアウト(フォルト)だろう』と勝手に判断してレシーブを止める
      のは絶対に避けるべきです。(初心者・初級者によく見られる過ちです。)
      後で、『いや、今のはインしてたよ。』と言われれば反論の余地がありません。
      こういう事でポイントを失うのは損ですし、ダブルスの場合、パートナー
      に与える心理的な影響もあるので十分に気を付けましょう。

     練習試合とかでは相手からプレイ中断後、今のは入ってたんですか?とか聞かれる
     場合もありますから、その時は快く答えてあげてください。

   f-6)ダブルスでのセルフジャッジについて【参考】

     大会などでの一般的なセルフジャッジのルールとしては、
    フォルトの判定をレシーバー側が行なう場合、レシーバー側の二人が
    異なったジャッジした場合は(どっちが正しかろうが)一般的にはその時点で
    相手のポイントになります。(まぁ普通、フォルトじゃない限りジャッジコールはしないですが。)
    大会等に出る人は覚えておいたほうがいいでしょう。

    ただ、普段のサークル等のゲームで、そこまでもめたり、その一般ルールを根拠に得点を
    主張したりするのも大人気ない(空気が読めない)行為ですから、まぁ大目に見ても
    よろしいのではないでしょうか。テストマッチや選考ゲームでもないでしょうから。


(3)試合中の行動(動作)について


 (a)自分がサーブをする場合

   a-1)試合でサービスに入る時に、ボールを3個も4個も手元においたりポケット
     に入れてサーブしようとする人を時々見かけます。
     また、サーブが終わって次のサーブをする時にボールを近くに転がっている
     別なボールを次々に使用する人がいます。
     これらはあまり好ましい事ではありません。ボールは2個に限定し、試合中
     を通して、出来る限りずっと同じボールでプレイしましょう。
     (悪いボールを交換する為や、遠くへ飛ばしてしまった場合などは、
      この限りではないですが、一応対戦相手に同意を求めましょう。)

   a-2)ファーストサービス(1回は失敗しても良い内の最初のサービス)を行う場合は、
     ボールは1個だけではなく、必ず2個手元に置いてから行いましょう。 これは
     例えファーストサービスを入れる自信があっても…です。
     (ボールボーイがいる場合は別ですが…まずいない場合が殆どでしょう。)


 (b)パートナーがサーブをする場合

   b-1)ファーストサービスがネットして、自分の近くに転がってきたら、速やか
     にじゃまにならない様にのけるなり、拾って持っておくなりして、バートナー
     の次のサービス(セカンドサービス)に備えましょう。
     (セカンドサービス終了後でも、自分の近くのボールは拾って、
      サーブをする人に渡してあげましょう。)


 (c)自分がレシーバー側の場合

   c-1)ポイントの終了時は、自分サイドに転がってるボールは拾って、相手のサーバー
     に返してあげましょう。
     ネットと判定された場合は、その度にサーバーに返してあげましょう。

   c-2)セルフジャッジの項でも触れましたが、レシーバーのパートナーは、サーブ
     の判定をしてあげましょう。
     (但し、インの場合は何もコールしない(言わない)のと、
      レシーバーとジャッジのコールが違わないように気をつけてください。
      理由も前述セルフジャッジの章で触れています。
      もっとも、インのコールはしないのが流儀ですので、それを守っていれば
      異なるジャッジ(判定)をコールするはずもないわけですが…笑)


 (d)その他の共通事項


   d-1) ボールの渡し方(練習中・試合中共通)

     基本的には相手の前でゆるくワンバンドする"程度"のボールです。
     (ラケットで打ち渡しても、別に失礼にはあたりません。部活動での先輩の場合は別でしょうが。)

     よく初心者で、丁寧だからと思うのか、転がして渡す人がいます。大きな勘違いです。
     転がるボールを拾うために腰を屈めることになり、相手にとっては逆に正直迷惑な渡され方です。

     反対のサイドから渡す場合は一々手で渡す必要ないですが、
     (というより、むしろラケットで打ち渡してもらったほうが効率的です。が....)
     相手に向かって直球というかストローク打ち込むみたいなボールを打って渡す人がよくいます。
     別に球速やバウンドの高さにルールがあるわけではありませんが、あくまで基本は前述した
     相手の前でゆるくワンバウンドする"程度"(あくまで程度です。)のボールです。

     ボールを打って渡してあげる場合、2個、或いはそれ以上のボールを、間を置かず殆ど同時に
     2個打って渡す人がいます。相手のことを考えても自分がされた時のこと考えても、
     これはNGです。2個同時にボールを投げられて普通に複数同時に裁いて受け取れる人は、
     上級者でもそうそういません。
     先に1個目を渡して、相手が2個目を受け取れる体勢を確認してから渡す様に気をつけましょう。

     くどくど細かく言いましたが、いずれも相手の立場になって考えれば、
     自然に納得いくことだと思います。心がけてください。

   d-2) ボールの渡し方(試合中)

     サーバーにボールを渡してあげるとき、前述したようにラケットで打ち渡して
     あげて良いわけですが、2個同じところにない場合の方が多いかと思います。
     そういう場合は、一般的には、サーバーから遠い方の人(ボール)から
     渡してあげてください。一般的にも周知されてるマナーですから、
     マナーを知っている人ほどそれが当たり前だと思っていますから、
     渡してもらう方(サーバー)もそのつもりで待っている人が多いはずです。
     スムーズに試合が進行するような配慮の一つとして身に着けておきましょう。
     (といってもケース・バイ・ケースな事もあります。遠くに行ってしまったボールを
      拾いに行ってるのを律儀に待つ必用もないので、そういう場面では声を掛けて
      先に近いほうから渡してあげるのもそれはそれで一つの気遣でもあります。)

     2個とも遠い人が持っていて渡してあげる場合は、前述d-1でも書いていますが
     2個同時に打って渡すなどといった愚かなことはしないで下さい。
     何故それが「愚かな事」なのかはわかりますよね?(説明済みですし。)

   d-3)試合の場合に限らないのですが、自分のいるコートから打ったボール
     が隣のコート、特に、試合中のコートに行ってしまった場合、ボールの行き
     先に近いサイドの人が速やかにボールを取りにく事を心がけましょう。
     (『自分が打ったボールじゃないから関係ないや』という態度は好ましく
       ありません。しばしば見かけるのですが...)
     注意する事は、ボールが行った先のコートがゲームの最中の場合は、
     そのコートのプレイをじゃまする事は絶対に避けるという事です。
     そのポイントが終了するまで待ちましょう。 特にサービスをしようとして
     いる場合は、たとえコートの後ろを通るだけであっても、そのサービスが
     終わるまで待つようにしましょう。
     (仲間内同士では、そこまで気にしなくても良い場合もあるでしょうが、
      基本的には避けるべきです。 他のグループの場合は特に気をつけて
      下さい。)

     あと、相手にボールを取ってもらったり、万が一プレイを中断させてしまって
     いたなら『すみませんでした。』 又は、『ありがとうございます。』の一言
     を忘れずに…。
     拾ってもらって、『ボールの近くにいたんだから』 とか『顔見知り
     なんだから』という事で『当然だ』とばかりに何も言わない人を時々
     見かけます。あまり関心しない態度です。きっとその人は周りの人に
     心の中で笑われていることでしょう...


   d-3) 試合に臨む姿勢や心構えについて(心理面も含めて)

     以下は作戦としての考え方によっては方策が異なることなので
     一概には言えませんが、あくまで一般論です。

    【試合は勝つ事を前提・目標にして臨む】
     ゲームは、遊び、練習試合、試合形式の練習を問わず、不要なミスをしない
     (つまりポイントを獲ること=ゲームや試合を落とさない)事を
     第一の目標にプレイを行い作戦の組み立てを行ないましょう。
     (勝つことが絶対条件、どんな手段を使っても勝つという意味ではありません。)
     例え上手にできなかったり、思ったようなプレイができなくても、
     いいかげんで、なげやりなプレイ態度はパートナーにも対戦相手にも失礼に
     なります。慎みましょう。
     自分が気持ちよければそれでいいからミスしてもガンガン打ってやる、などといった
     プレイ方法は、ダブルスの場合のパートナーにも失礼です。
     (ミスを気にせず気持ちよくガンガン打ちたいのなら普段の練習で存分にしましょう。)
     勿論、目的を持ったプレイ選択でミスが出るのはしょうがありません。
     それが例え本番の試合であってもです。次の練習やプレイに活かせばいいでしょう。
     ただ、ゲームの流れや場面を考えずにやたらとミスを繰り返すような
     類の試合運びやプレイは出来れば一考しましょう。
     特にダブルスの場合はパートナーからの信頼を失います。

     (そんなの気にしてられない、関係ないというならもう論外ですが、
      少なくともそういう日常的な態度では貴方は周囲のテニス仲間からは
      次第に嫌われていくのは確実です。)

    【真摯な態度で楽しみましょう】
      勝つことを目指すといっても、勝負にこだわるあまりに、手段を選ばない作戦
     (素人相手にボディアタックやスマッシュを打ちこむなど)をとる事を推奨してる訳では
     決してありません。そこは回りの雰囲気に合わせて判断し、楽しみながらも、
     ゲームに勝つ事を前提にしたプレイ態度をとって欲しいという事です。
      同様に、パートナーが思うようなプレイが出来ずにミスしてポイントを失って
     もミスしたパートナーへの精神面への配慮ある態度が大切です。
     決して、怒ったり、ふてくされたような態度は好ましくありません。
     逆にパートナーに不安感やプレッシャーを与えてしまい、何の特にはなりません。(後述)
     お互いのためにも控えるべきです。

    【試合では、普段の練習で出来てることを前提に】
     普段の練習でも出来ないこと・やってもいないことが、試合中の追い込まれた試合で
     有効に何回も出来ることは先ず殆どありません。出来てる事を確実にやりましょう。
     普段の練習でやってることがほぼ出来ていても、敵わない相手に敗れることも往々にして
     ありますが、その時は、その普段の練習の方法や内容を変えたり、目指す技術レベルを
     更に高めればいいだけです。

    【調子や場面に応じた選択をする・変える】
     調子のいい悪いがあるの普通は当然の事です。
     TPOを考えたプレイをするのも、一つの(試合としての)練習や作戦です。

     調子がいい場合、競っているが決め手がない場合、又は何か
     流れを変えたい場合、等に色々試すのは勿論存分にどうぞ。
     それらは、目的を持ったプレイ選択なので問題ありません。
     当然ながら、つまらないミスはしない様に心がけた上でというのが
     大前提になります。

     例:
       (1)セカンドサーブもろくに入らないのに、ファーストサーブを全力で打つ。

        ⇒ファーストサービスを無駄にする行為です。

       (2)普段は強打に自身があるのだが、どうも今日は調子が悪く
        同じミスを繰り返してしまって、あと1ポイントでゲームを失う場面で、
        やはり同じミスを繰り返す。

        ⇒繋ぎのショットや、コントロール重視で相手のミスを誘ったりするのも
         普通に行なわれる作戦の一つです。

       (3)10本に1,2本しか入らないパワーショットをゲームで繰り返し行なう。

        ⇒そういうのは普段のストローク練習等で行ないましょう。
         練習で出来ないことが試合で出来ることは稀です。また、10本に
         1,2本入っても、通常ゲームは4ポイント先に獲った方がそのゲームを
         獲ります。スーパーショットが入る前にゲームを失っていっては
         考えてプレイしているとは言えません。


    【パートナーにプレッシャーを与えない】
     パートナーが同じミスを繰り返す場面で、試合中のアドバイスなどは、パートナーを
     心理的に追い込まないようなものに心がけましょう。
     本当に大事な指摘はどちらかといえば試合後や普段の練習時に回して、
     (勿論、後日だからといって、責任の擦り合いや罵り合いは論外です 笑)
     心理的に追い込まない様なアドバイスやコメントの方が結果的にはいい結果を生む
     場合が圧倒的に多いです。

      また、どちらかといえばパートナーの方が技術的には少し上でも、
     自分がイージーなミスを繰り返してしまいゲームを落としそうになると、逆に
     上手いはずのパートナーにプレッシャーを与えてミスを誘発させたり、パートナーの
     プレイ選択を消極的にさせたり(もうミスできないという心理状態に追い込むからです。)
     してマイナスな心理状態を増加させる場合も結構あります。

    【繋ぎ役に徹するのも時には有効】
     自分が普段どちらかといえば得意なショットが決まらず、同じミスが重なった場合は
     とりあえず負けない為に(ゲームを失う前)に様子見の為にプレイスタイルや方針を
     変えてみる勇気も必用になります。決して恥ずかしいことではありません。
     勘のいいパートナーならそれが伝わるはずですから、パートナーの信頼強化にも
     つながります。(パワーショットをアピールするだけが能ではありません。笑)

     自分がイージーなミスを繰り返してポイントを失うようなら、自分は繋ぎに徹して、
     パートナーのショットに活路を見出す方法も有効になる事も少なくありません。
     逆な言い方すれば、パートナーにすれば、ちょっと不安だったけどその相棒がミスしないで
     頑張って返してくれる(繋いでくれる)とこれぐらい精神的に楽なことはありません。
     精神的に安定した状態で得意なショットが積極的に打てるようになります。
     (相手のチームにすれば、こちらがイージーなミスしないという事は、
      攻め手として決め手に欠けてくるので、逆に妙なプレッシャーを感じて、
      ミスショットや選択ミスが生じさせることにもつながります。)

    【さいごに】
     よく市民大会とかで、普段バシバシ打っているダブルスペアが
     ミスはしないんだけど全然ヘナチョコなレシーブしか出来ない
     老練ペアに負けることがしばしばあります。
     こういう結果がちょくちょくみられるのは、この項の前述した事を
     上手く相手に利用されたり、結果的に相手に有効作用してしまい
     先にミスを出してしまった結果引き起こされるものです。
     粘り勝ちといってしまえば簡単ですが、要するに、パートナーとの
     信頼関係、相手より先にミスをしない、そういう粘れる心理状態を
     自らメイキング出きる、というチームがしぶといチームになれるわけです。
     自分本位な心構えでは、そういうペアは組めません。
     普段から気をつけて練習やプレイに臨みましょう。



   d-4)コート間を移動する場合や、コートから引き上げる場合の注意

     他のグループでも自分たちの仲間でも、コートの後方に敷居/柵/ネット
     などが無いところの後ろを通る場合、そこのコートが試合中でないか、
     又は、試合中の場合はサーブをしようとしていないか、などを良く確かめて
     から、横切りましょう。
     安全面の観点からの事(移動中の人にボールが当たる可能性の回避)
     もありますが、プレイヤーにジャマになります。
     ボールなんか来ないから大丈夫という言う人もいるかもしれませんが、
     テニスは人がいない所に打ち返すのが基本のスポーツです。
     ボールを見ながらも相手の動きや立っている位置を瞬時に判断して
     打ち返すスポーツです。
     コートの周囲でちょこまか動く人がいるのはプレーヤーには
     とってもジャマなんです。
     そういう観点から、試合で打ち合ってる最中はもちろん、サーバーが
     サービスしようとしている瞬間からのコート周辺に入って
     移動する行為は重大なマナー違反になります。
     試合中でかつサーバーがセットに入ったら(入りそうなら)コート
     を横切る移動は少し(ボールの打ち合いが切れるまで)待ちましょう。

   d-5)試合の場合に限らない事ですが、試合をコールされた後や、
     ゲーム中のコートチェンジ 及び、大勢で練習している時に、打つ順番を
     並んで待っている場合など、ボールの行方や玉出ししてくれている人の指示
     や動きには注意して下さい。又、次の動作は速やかに行う様にする事を普段から
     心掛けましょう。(駆け足で動きなさいとまでは言いませんが.......)
     限りあるコートの使用時間内でゲームや練習をしているわけですから、
     試合の順番なのに、だらだらとおしゃべりしていてゲームを開始しなかったり
     自分の順番なのに、抜けて休むでもない・打つでもない動作は、他の
     できるだけ数多く打ちたい人・順番待ちをしている人の迷惑になります。
     練習で玉出ししてくれている人に対しても失礼です。
     通常、サークルなどでは、疲れたので休息する事などは基本的に強制
     せず自由に行っていい場合が多いかと思います
     疲れた場合は遠慮無く休すみましょう。周囲の迷惑になるような中途半端
     な行動・動作は安全面からも人間関係の上でも慎むように気を付けましょう。



(4)試合終了後について

  (a)試合終了後、使用したボールは、審判の位置に戻すか、次のプレーヤーに渡す
     ことを心掛けましょう。
     審判や次のプレーヤーがいない場合は所定の位置
     (審判台のところとかネットの端の辺り)に揃えて置いときましょう。
     打ったまま、ボールを遠くに転がしたままに放置しておくのは避けましょう。

  (b)終了後は、勝っても、負けても、ネット際に行って、自ら握手を求めて、
     相手やパートナーの健闘を讃え合うように心掛けましょう。
     気持ちよくプレイを終えるためのマナーです。
     (別に恥ずかしい事でも相手に特別な感情があるからでもありません。
      嫌々と避け気味に仕方なく応じる人も少なくありませんが、
      かえって誤解を招くもとにもなりかねません。普段から普通に
      実行して慣れておくようにしましょう。)



(5)練習時の一般的な諸注意

  (a)コーチング・アドバイスについて

     サークルなどでは中級者程度でも場合によっては教える立場になったり、
    又は、そういう人に教えられる場合もあるかと思います。
     これもルールやマナーとしてある話ではありませんが、よくサークルなどの
    練習場面で気づくことで「まずいなぁ」と思うことです。気配りされたほうがいいと思います。

   a-1)教える側の立場にある人の心得

      練習指導の役割の人がいたり、より上の技術をもってるパートナーとかがアドバイスしてる最中に、
     「自分もよく知っている」「自分も教えられる」というのを周囲或いはそのアドバイスを受けてる
     人にアピールしたいからなのか、アドバイスしたときに間に入ってきて、やいのやいの言う人がたまに
     見かけられます。(結局同じこと繰り返して言ってるだけなんですけどね。)
     教えられてる人は一般的に初心者・初級者なわけですが、たとえ結果的に同じことを言っている場合でも
     何人も周りにいる人にあれこれ色んなことを言われると、かえって逆に混乱するだけで身にならない
     場合が多くなります。
     また、コーチ役の人にもはっきり言って失礼な行為です。

     明らかに間違った助言でもない限り、コーチング理論・方法に意見があるなら他所で
     場所と時間を改めてやるべきです。現場が混乱するような行為は慎むべきです。
     はっきり言ってしまえば、そういう空気を読める人になって欲しいと思います。
     (勿論、仕切り役の人に、コーチングやコメントを求められた場合には、
      快く協力してあげてください。)

   a-2)教えられる立場にある人の心得

      教える側も人間ですので、説明する言葉や、またその人の性格や視点も様々ですが、
     一般的に、教えてくれる人は貴方の技量をより高めてあげる事を主眼に置いています。
     時には(技術上で)厳しい指摘やトライを促すこともあるかもしれませんが、
     貴方を苛めたり恥をかかす為にやっていることではないので、あまりネガティブに考えず
     トライしてみて下さい。
     (注意:勿論、個人攻撃的な中傷などを言われた場合は、もうそれは論外です。)

     時々、「やろうと思っても出来ないんです(怒!)」と反論したりキレル人が見受けられますが
     やろうとしても出来ないんであれば、尚更克服したほうが良いポイントだという事だと思いますし
     そう気づくべきなんです。ポジティブに捉えて楽しく上達していきましょう。
     癇癪おこしてコーチ役の人に反論しても、周囲から見たらカッコ悪く見られるだけです。(^^;

    【参考】教えてあげる立場の人も、別に一生その人を面倒見る為にコーチングしているわけではない
        でしょうから、あまり技術論や根性論を前面に出さずに、そのサークルや練習の場の空気や
        意義を考慮して、場に合った雰囲気で指導してあげて下さい。
        特に初心者・初級者には、テニスの楽しさを早く体感できる方向へ伸ばすコーチングをして
        あげて欲しいと思います。
        (勿論、上級者や向上心旺盛な方への場合はこの限りではありません。
         要はやはり空気を感じ取ってくださいという事でしょうか。)

   (b)その他の注意事項

     マナーとはちょっと趣を異にする点ですが、よく初心者を脱したばかりの
     人に見られがちなのが、基本的なパターンを反復練習する場合での事です。
     特に色んなレベルの人が練習に参加していて大勢で練習する場合での話し
     になりますが、自分よりも上級の人間を相手にした場合に多くみられますが、
     相手を打ち負かそうとして、ここ一発を狙って打ちこんでこようとする人
     を時々見かけます。そして、それがたまたま決まって、相手が打ち返せ
     なかったり、打ち損ねるのを見て得意満面な顔をしてみたりとか...笑
     たしかにそれは、ナイスボールだったでしょうし、それが決まったので
     しょうから気持ちいいのは理解できます。またそれが出来たという事は、
     上達したという一つの現れでもあるのでしょう。
     が、ちょっと練習の意味を考えてみてください。
     相手と自分に合わせて自分の常態(誤字ではありません)の力を高めるため
     の反復練習です。双方が同意してフィニッシュを決める為の練習を反復している
     のなら別ですが、通常のストローク調整や、別の目的を定めた反復練習で
     10球中何発決まるかわからない難しいボールをむやみに打っても殆ど双方の
     為にはなりません。反復練習や調整目的の練習で相手をやっつけても
     しょうがありませんし、自慢にもなりません。
     また、パワーヒットするだけがテニスの上達の方法や近道ではありません。
     それよりも、今うまく出来ていない苦手な部分を普通に出来るようになる事に
     心がけた練習をしましょう。それが長い目でみれば上達への早道です。
     (前述した、"出来ない事は練習で"という話と矛盾している様ですが
      決して矛盾していません。よく練習メニューの意味と目的を考えてみてください。)

     分かる人が見れば、その人がどの程度の力量で、どういう気持ちでその
     場面場面に臨んでいるか、ほとんどわかります。自分の中ではカッコ良く
     決めたつもりが、逆に他人の物笑いになっていないか、上記で自分に心当たり
     が有る方は気をつけたほうがよろしいかと思います。

     この場合の事例)

      全員練習で、サーブ&ダッシュの練習をしているのに、入るか入らないかの
     一か八かのサービスを打ち込もうとする人がたまにいます。
     そのサーブがほぼ確実に入るのなら(打った結果どうだったかではなく、
     普段、自分でどうなのか。)まだしも、そうでないならなおさらです。
     そんなサーブ、もし入っても、大概、レシーブは返ってこないでしょう。
     (相手のレベルも少し考慮するのも大勢での全体練習では必用です。)
     レシーブが返ってこなかったら、何の為の練習してるか意味が無くなります。
     『サービスエースをとる練習してるんですか?』といいたくなります。
     (勿論、全力サービス&ネットダッシュの練習メニューなら指摘の範疇外です。)

     ※練習では、相手にとって本人の今のレベルよりすこ〜し難しいレベルのボールが、
      一番望ましいでしょう。
      これは、相手本人にとっても、打ってあげる貴方にとっても同じです。
      打ちたいボール(ゆるいボールでも早いボールでも)を意識して打てるという事は
      何にもまして大切な技術です。
      ヤケクソでメチャメチャにラケット振って打ち返して、たまに入る凄い難しい
      返球など、出来てもあまり意味はありません。



3.ルール編

※ルール編はあくまでついでのオマケです。内容自体は極力簡素化していますので、
 詳しくなりたい方は一般書籍を参照くださったほうがベターです。


(1) 試合形式

  正式な試合形式を以下に説明します。
  4ポイント先取で1ゲーム。
  6ゲーム先取で1セット。
  2セット 又は、3セット先取で1マッチ(試合)
  が基本形となります。
  ( 用語の包含関係 : ポイント < ゲーム < セット < マッチ )
  次に、それぞれ、ゲーム/セット/マッチについて詳細を説明します。


 (a)ゲーム

    2ポイント以上の差をつけて、先に4ポイント(以上)を取るのが、その
    ゲームを獲得する条件になります。
    (例:4-0,4-1,4-2 又は、5-3,6-4,7-5…)

    つまり、3-3になってしまったら、4点目を先に取っても勝ちにはなりません。
    以降は相手より先に2ポイント差をつけて取らないと勝てません。
    こういう状態(3-3,4-4...)を『デュース』といいます。

    通常は再び『デュース』になる場合は勝負がつくまで続きますが、試合時間
    短縮の為、用いるのが『ノー・アドバンテージ』方式です。
    これは、デュースにはせずに、とにかく4ポイント目を取った方がそのゲーム
    の勝者になります。
    (場合によっては、デュースは1回のみで以降はノー・アドバンテージという
     のもしばしば見受けられます。)
    ※因みに、ノー・アドバンテージ方式においては、最終ポイントはレシーバー側
     がレシーブする左右の位置を自由に選択できます。
     但し、ミックス(男女混合)ダブルスの場合は、サーバー/レシーバーは
     同姓同士とするのが一般的です。


 (b)セット

    2ゲーム以上の差をつけて、先に6ゲーム(以上)を取るのが、そのセット
    を獲得する条件になります。
    (例:6-0,6-1〜6-4 又は、7-5,8-6…)
    但し、6-6,8-8などになったら、次のゲームで必ず決着する為に、最終ゲーム
    をタイブレーク方式で行う場合が殆どです。
    (タイブレークになるゲーム数は、その現場の試合規定により任意です。
     一般的には6-6での採用が多い。)
    ※タイブレークでは、2ポイント以上の差をつけて先に7ポイント(以上)を
     取ったほうが、そのセットの勝者になります。
     (7-0〜7-5の場合それで勝ち。6-6になったら以後は先に相手より2ポイント
      多く取った方が勝ち。←デュースの場合と同じ考え方。但し試合時間短縮
      のためにとにかく7ポイント目を取ったら勝ちとする場合もあります。)


 (c)マッチ (試合)
   先に2セット 又は3セットを獲得した方が、その試合の勝者になります。
  (セット数はその現場の試合規定により任意になります。)

  以上がルールで定められている基本形ですが、私たちが日常のサークルで
  限られたコートの使用時間内で試合を楽しむ場合は、時間や運営の関係上、
  ゲーム数固定(4ゲーム程度)か、4ゲーム程度の先取制での1セットマッチ
  とするのが適当かと思われます。
  その辺は時間や人数を考慮して臨機応変にローカルで決めてよいでしょう。


(2)サーブ or コートサイドの選択権の決定

  ジャンケンでも構いませんが、普通はラケットを回転させて裏/表のコールで
  決めるのが一般的です。
  片方のチームの人が『フィッチ』(又は『トス』) のコールと共に、ラケットを
  回し、その直後(ラケットが回っている間)に相手チーム側の人が、『スムース』
  (表の意味)又は、 『ラフ』(裏の意味) を選択し告げます。当たった場合は、
  選択権が得られ、外れた場合は、ラケットを回した側に選択権が与えられます。
  (スムース/ラフの代わりに、トップ/ダウン や、表/裏でもよいでしょう。)


(3)サーブの交代・レシーバー位置の交代

 【サーブの交代】(図参照)

  そのゲームの1回目のサーブは、必ず向かって右側から始めます。
  (※タイブレークでの場合のみ一部例外あり)
  サーブは1ポイント毎(1回毎ではありません。)に左右の位置を変えて
  行います。
  1つのゲーム終了するまでは、ずっと同じ人がサーブし続けます。
  (※タイブレークでの場合のみ一部例外あり)

  そのゲームが終了したら、サーブ権が相手側に移り、同様の手順を繰り返します。
  ダブルスの場合、そのセット内で最初のサービスならば、ペアのどちらがサービス
  をしても任意です。
  そのセット内で2回目以降のサービスゲームは、前回サービスしなかった人が
  行います。
  (4ゲーム終わった時点で、4人全員がサービスを終了しているはずです。)

  サーブは、自分の今立っている位置の対角側のサービスエリア
  (内側の小さい四角いゾーン)に入ると成功です。
  ポイントが変わる前に2回続けて失敗すると相手のポイントになります。
  空振りも1回失敗にカウントされます。

  サーブしたボールがネットに当たった場合、そのままサービスエリアに
  入ると(何回でも)やり直しとなります。
  (入らなければ1回失敗となります。)

  ※自動的にサーバー側のポイントになってしまう例(反則レシーブ)

   a)成功したサーブを本来のレシーバーではない人がレシーブした場合

   b)たとえ失敗しそうな場合でも判定がつく前(サーブしたボールが地面に
     着く前)にそのボールを打ったり、体に当てた場合。

 【レシーブ位置の交代】(図参照)

  レシーブ位置は、1回目が向かって右側から始まり、以後は左右を1ポイント終了
  する度に変わります。(※タイブレークでの場合は例外)
  ダブルスの場合、左右のファースト・レシーバーの担当は、そのセットの最初に
  一度決めたら、その同じセット内では変わらずに固定です。
  (次のセットになったら、その最初に変更します。)

 【 サーバー/レシーバーの位置交代例(ダブルスの場合)】
   ※1ポイント毎に以下のように位置を交代します。

          (サービス側)

       1,3,5...回目の位置 2,4,6...
       ●←--------------→●       ●サーバー(後衛)
    +------------------------------+
    | |     |     | |
    | |     |     | |
    | |     |     | |
    | |     |     | |
    | |     |     | |
    | |----------|----------| |
    | |     |     | |
    | |     |     | |
    | | 2,4,6...|   1,3,5...|
    | | ○←----------→○ | |    ○サーバー側前衛
    | |     |     | |
  ==========================================
    | |     |     | |
    | |     |     | |
    | |     |     | |
    | |     |     | |
    | |     |     | |
    | |----------|----------| |
    | | ◇1,3,5...   ◇2,4,6...    ◇レシーバー側前衛
    | | ↑   |   ↑ | |
    | | |   |   | | |
    | | |   |   | | |
    | | |   |   | | |
    +------↓--------------↓------+
        ◆2,4,6...   ◆1,3,5...    ◆レシーバー(後衛)

         (レシーバー側)


 【※タイブレーク方式でのサービス交代】★ちょっと普通とは異なります。★

  (1) 上の図で、●の1回目の位置から1ポイント目のサーブを行います。
    終了したら、サーブ権は相手サイドに移ります。
  (2) 2ポイント目以降は、サービスは2ポイントずつの交代になります
    (サーバーは2ポイントとも同じ人が続けて行います)が、
    ここでサービスする場合、始めのサービスは、通常の場合とは逆で、先に
    左サイド(通常は2回目の位置)からのサービスをしてから、次に
    右サイド(通常は1回目の位置)で行います。
  (3) 双方のポイントを合計して6ポイントごとにコートをチェンジし、同じ手順の
    繰り返して進めます。


(4)コートのサイド交代(コートチェンジ)

  コートチェンジは、1ゲーム目・3ゲーム目・5ゲーム目という具合に奇数ゲーム
  が終わった時点で行います。
  (但し、前記したとおり、タイブレークでは、6ポイントごとにコートチャンジ
   します。)
  審判は、正式にはコートチェンジやサービスチェンジをコールする義務がない
  事になっています。従って、プレーヤーは自分で認識して、自らチェンジしましょう。
  もし間違ったまま続けた場合気づいた(指摘があった)時点ですぐに変更します。
  但し、気がつく前に行ったポイントは全て有効になります。


(5)カウントの仕方

  カウントは、1ポイント得点する度に、0(ラブ)、15(フィフティーン)、
  30(サーティー)、40(フォーティー)とカウントアップしていきます。
  先にサーバー側のポイントをコールし、後ろでレシーバー側のポイントを
  コールします。
  (これは、昔テニスを始めてやった頃、ポイントの確認に時計を使って、
   1点取るたびに針を15分ぶん進める方法でやったからという事らしいです。
   因みに4点目が45じゃないのは、単に言いにくいから変わっただけらしいです。)
  40−40は、フォーティーオールとは言わず、デュースとなり、以後は、
  どちらかが先に2ポイント続けて得点するまで続けられます。
  デュース以後のカウントコールの方法は、『アドバンテージ・×××』 とコール
  します。
  ×××はゲームポイントを握った側(あと1点でゲームを獲得する側)です。
  再び同点になったら(通常は)デュースで十分です。
  勝敗が決した場合は『ゲーム!』とコールして終了です。

   例: サーバー側があと1ポイントでそのゲームを獲得する場合、
     『アドバンテージ・サーバー』 と、コールします。
     教本等には、『サーバー』や『レシーバー』と呼ぶのは失礼で、名前で
     コールすべきと書いてある場合があります。実際に大きな大会では
     名前でコールします。しかし、名前がはっきりと分かっていない事が多い
     サークル草テニスでは、仕方がないので、サーバー/レシーバーでも
     特に問題ないでしょう。

  タイブレークでは、『ゼロ、ワン、ツー…』と数えます。
  (6-6になってもデュースとはコールしません。)


(6)ライン上の判定について

  判定で最も難しいのがライン際のボールでしょう。
  注意する事は、ボールの中心がラインから外れていても、
  実際にボールが一度接地してから離れるまでの接地面が
  ラインに少しでもかかっているとそれはGood
  (サービスフォルトでも、ラインアウトでもない)
  になります。[テニス規則22条]
  但し、実際にそういうラインの外側に接地面がわずかに接しているボールを
  正確にインと判定するのはベテランや公式審判員でもなかなか難しいことかと思います。

  (競技会現場のルール解釈では、更にこの接地面がラインから外れていても
   ボールの毛の1本でもラインにかかっていればGoodになるというものの様です。
   が、そういう場合の判定区別を、たとえ専門の審判員でも肉眼で確認するのは
   事実上不可能である事も認められています。
   また、コート上に残ったボール跡を根拠に、ポイント終了後にそれを主張しても、
   ルール上そういうものを根拠に判定を変えたりする必要はないというルールに
   なっているそうです。
   要するに微妙なジャッジに四の五の文句付けても、判定は変えません。
   という意図だと思われます。)

  従って、判定の微妙なボール(インかアウトか見る人によって微妙に見解が
  分かれるようなボール)が、自分にとって不利にジャッジされても、異議を
  言わないのがマナーでもあります。
  (お遊びプレイでの初心者の明かな誤審の場合は...
   まぁ、ケース・バイ・ケースで考えてください。が、基本はあくまで、
   一度ジャッジしたものは有効で、次から注意してもらうと言うのが鉄則です。)

  また、セルフジャッジ(審判が専用にいなくてプレイヤー同士が審判する場合)
  は、そのボールのレシーバー側がイン/アウトを判定するのが基本ですが、完全に
  アウトのボール以外、微妙なボール(又は本当に自分では判定がつかずに一瞬
  迷うような場合)は、相手方に有利な判定にするのが一般的な態度です。
  ※中には、微妙なボールはこれ幸いと自分に有利(アウトとする)に判定する
  のが普通という態度の人もたまに見受けられますが...
  ゲームに勝ったとしても、それはあまり誉められない態度と周囲から見られます。
  判定が難しい(明らかにアウトじゃない)ボールは相手に有利な判定をするのが
  セルフジャッジの精神です。忘れずに。

  【お詫び】一般書店で購入できる教本のごく一部には、ボールのイン/アウト判定は、
  接地面がオンラインかどうかではなく、真上から見た投影図がオンラインならGoodとするような解釈で
  説明したものがあるようですが、実際の競技の現場でのルール解釈はそうではないようです。
  以前ここで説明していたものは、前述した誤解釈で書かれた教本を参考にしたことにより誤っていました。
  混乱を与えたことをお詫びの上、訂正いたします。


4.あとがき

   以上、一見して中には結構細かいと思われる事まで書いてみました。
  『サークルなんだから、固い事言わずに楽しく自由にやりゃぁいいじゃん!』
  と言う方もいるかと思います。楽しくやろうというのは勿論その通りです。
  ただ…、"お互いが"楽しく気持ち良くプレイする為にも、最低限心掛けて欲しい
  常識やマナーがあるという事も理解して頂きたいと思います。

   ここに書いてきたマナーがある程度できていないと、あなた自身は気楽に楽しく
  やっているつもりでも、一緒にやっている他の方が、あなたに対して不快な感じを
  持つことになりかねません。
   中には『そんな事いちいち注意されたことない。』と思う方もいるかと思い
  ますが、普通サークルなどのような浅い人間関係の集まりでは、よほど酷い
  振る舞いや態度の人でもない限り、マナーくらいでいちいち注意しません。
   というのも、言われる方も気分悪い場合が多いでしょうし、知らなさそうだ
  と思っても、あまり親しい仲でもないのに教えてあげて、逆に逆恨みでも
  され、互いに気まずい思いをする事になったりしたら、たまったものじゃぁ
  ありません。(往々にしてそうなりがちです。)
  だからマナー程度のことは、わざわざ教えたりしません。
  (でも、貴方がマナーを心得ているからといって、知らない人を人前で声高に
   注意するのも、サークルのようなコミュニティでの振る舞いとしては、気配りが
   たりない大人気無いやり方です。好ましくありません。)
  かといって、やはりハッキリと言って上げないと、いつまでも全然分らない人
  もいるのも事実です。中級者に手が届いたような人でも、あまり理解していない人
  もけっこう見かけます。
  そういう人は、不幸(かわいそう)な境遇にあると思います。
  (因みに、ルールブックなどでは、マナーなどについては詳しく説明されていない
   場合が多いです。)

   マナーや基本ルールに自信の無い方は、今回をチャンスに素直に身につける
  事をお奨めします。
   紹介したマナーの中には、『こんなこと、どうでもいいんじゃないの?』
   『なんでそういうことまで気を使う必要があるの?』
  と思われるものもあるかもしれませんが、テニスにはテニスをプレイし、
  楽しんできた先人が作ってきた文化があります。そういうものだと思って下さい。
  (ここで述べたマナーは、私が作ったものではありません。勘違い無いように
   お願いします。)
   皆さん自身が、他のサークルとか別な場所でプレイする場合や、仲間に新しい
  メンバーを迎えた時などに恥をかかない為でもあります。
   ここでまとめたものは、ルールの一部を除けば、普段から心掛けていれば、
  テニスを楽しむ者としてだけではなく、スポーツを楽しむ者として、自然に身に
  つけられるものばかりで、それほど難しいものは無いはずです。
  ぜひとも身につけて下さい。

  基本的なマナーを習得するだけでも、あなたのテニスは大きくグレードアップ
  したものになることでしょう……。

−以上−


更新履歴

・2004.09.06 (6)ライン上の判定についての誤記を修正【重要】
・2005.07.08 セルフジャッジについて、普段の練習についての注意を加筆