神宮球場での応援について


 神宮球場は、大学野球をはじめとするアマチュア野球のメッカとされ、
同時に、東京六大学リーグ・東都大学リーグのフランチャイズでもある。
応援や観戦を行う上で、暗黙の了解的な時効や、慣習的に決まっている事などの紹介
を以下にします。

1.席について

 六大学のリーグ戦の場合、指定席内野、特別内野(バックネット裏付近)、
一般内野(ダッグアウト後方付近)、学生席(一般内野席と外野席の間)
外野席に明確に別れており、入場券もそれぞれ異なり、入場後の双方の出入りは
基本的に禁止されている。六大学リーグ戦以外は東都や全国大会を含めて、
学生入場券と一般入場券があるものの、基本的にどこに座っても自由となっている。
(但し、外野の開放はまず稀にしかない。殆どないと思って良い。)
 ただ、六大学での方法を踏襲して、東都大学リーグや全国大会での学生応援席
(一般的には応援団・応援部のリーダーが陣取るエリア)は、六大学と同じ位置になる。
六大学や東都、関西の伝統校などはキチント、学生応援席をしきって応援指導活動を
行っているが、地方の遠来のチームなどあまり普段球場で応援活動をしていない学校の場合、
どうしても、一般の客が多く座っている付近まで巻き込んで、応援活動をしがちとなる。
(以下、私の意見というか不満に思う事である)
あげくの果てには、校歌だから規律しろなどと喚く。自分は学生の応援団や応援活動には
理解ある人間であるが、自校サイドの内野席に座ってみているからといって関係者とは
限らないわけであり、そういう一般の観衆に応援行動を強要するようなのは、
ちょっと考えてもらいたいものだ。きちんと学生応援エリア内で盛り上がって欲しい!

2.応援台について

東京六大学野球のリーグ戦で見られる各校応援団リーダーやチアが応援を陣頭指揮する
木製の応援台は、東京六大学応援団連盟の所有物で、神宮球場との歴史的な縁で、
球場内の倉庫に常時保管されているものである。
(定かではないが倉庫の借用費ぐらいは収めているかもしれないが....)
 東都大学リーグや全国大会でも応援台は使用されており、これは前述の六大学の
応援台を借りる形で使用している。
東都の場合は、東都大学野球連盟として、年間の使用料を東京六大学応援団連盟に
納めて借り受けている。そして、それにかかった年間使用料は、東都連盟が応援で
使用した各校に配分してその分を徴収しているようである。
ただし、2部以下の所属校で入れ替え戦などのみ数試合しか使用しなかった場合などが
ある為、その辺の詳細はどうなっているのかは不明である。
 ただ、個別に東京六大学応援団連盟に問い合わせて借用する方法も当然ながら可能らしい。
(手続きとしては煩雑になる事が予想されるが.....)
全国大会の場合は、おそらく、全日本大学野球連盟として、東京六大学応援団連盟から
借用して、参加各校への使用を許可しているものと思われる。
以前は、全国大会になると、かならず東京六大学応援団連盟の当番校の団員(部員)が、
遠来の応援団が応援団を使用したり設置・撤去のアドバイスをする為に、ついていたもの
だったが、2〜3年前からは、球場職員が対応しているのが見受けられる。
恐らく、応援台の借用が全日本大学野球連盟として正式に借り受けるようになった事に伴う
変化と思われ、そういう意味では、以前は、参加校でかつ応援台を使用したい旨の申し出を
六大学応援団連盟に行わなければ、使用出来なかったのかもしれない。

3.太鼓について

応援団の応援といえば、大太鼓はつきものであるが、神宮球場では、近隣住民のからの申し出を
考慮して、東京六大学野球・東都大学野球を始めとして、春秋の全国大会など全ての野球応援
での、大太鼓の使用に制限を設けています。(4〜5年前から)
大太鼓の使用は、試合の前後及び7回の校歌斉唱の時のみ認められあとは使用してはいけない
ことになっています。
但し、吹奏隊使用の太鼓は音楽演奏の一部として使用する場合に限り認められているようです。
従って、小さい太鼓だからとか、応援団(応援指導部)のものではなくブラスの太鼓だから
とかいって、太鼓(ドラム)のみを打ち叩く応援は球場職員からストップがかかる可能性が強い
です。なんでも管楽器が何本以上ないと音楽演奏とは認められないので、太鼓の使用も一切禁止
とかいう詳細の規定があるらしい。

これらの決まりが適用された当初、六大学でさえ戸惑いが隠せず、ちょっと間抜けなというか
もの足りない応援が2シーズン程続いたが、最近は球場側の若干の譲歩
(演奏として中太鼓なら使用okなど)
の結果、大太鼓を使用しなくてもアピールできる応援技術の導入が生まれ、双方の歩み寄りの
成果が出てきているように感じる。

太鼓の使用制限の導入当初、全国大会での混乱はもっと大きく、おそらく主催連盟側からの
通達が十分に各校応援団に届かなかったか、野球連盟側が、その都度説明してやめさせれば
良いなどと甘い了見でやったかのどちらかであったのではと思うが、相変わらず、ガンガン
たたき始める応援団と球場職員の問答合戦がよく見受けられた。
 現在ではけっこう浸透したようであるが、あまり神宮での応援活動をしたことがないチームが、
神宮で応援する際には注意が必要であろう。
 地方の応援団には、吹奏楽団がないところやなかなか学内でも吹奏部の協力が得られない
学校もあるようで、『太鼓と声で気合を入れればなんとかなる!』などと軽く考えていると
球場で気勢を削がれて悔しい思いをする事になるので事前情報収集や準備は周到に行ったほうが
慌てにすむだろう。

因みに、太鼓の他、19:00(18:00だったかな?)以降は、パーカッション楽器が全面使用禁止
などの制限もあるみたいなので、日程上で第4試合などに試合が組み込まれている学校の
応援部は、その辺の対策等も想定してほうが無難でしょう。

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