大学野球メディア紹介(共通編)


 大学野球のメディアでの扱いは、(硬式に限ってですが)他の野球(高校・社会人・プロ)
の中では最も日陰的存在で影が薄いものになっています。
もともと、大学野球の歴史が東京六大学野球の人気を中心に発展したてきたものだけに、
野球人気が東京六大学野球にある間は、雑誌・放送の扱いは、東京六大学を中心にした、大学
野球にあったのですが、東京・関西などの大都市以外の地方リーグとの技量差が有りすぎたこと
から、高校野球のような全国的に体系だったものとして報道されることは殆どなかった。
あくまで、東京六大学野球をメインに、それに追随する形で他の主要リーグも扱うといった
程度でしかなかった。
 近年、高校野球そして、プロ野球がもてはやされ、さらにはレジャーの多様化とも相まって、
一般ファンのプロ野球への移行と、当事者である学生の球場離れが進み、報道メディアからも
次第に見放されていき現在に至っている。

<<< 隆盛期 >>>
 六大学野球花やかなりに頃は、しょっちゅう、NHKテレビにおいてリーグ戦が放送されて
いたし、(旧)関西六大学リーグの関関戦・同立戦といった看板カードや東都でさえも優勝決定
戦以外の試合が放送された事があったらしい。
 野球雑誌も毎号・大学野球関連の話題に紙面がさかれていた。

<<< 斜陽の時代('70年代〜'80年代初頭) >>>
 プロ野球人気の上昇と反比例して扱いが減少していき、雑誌も特集号形式に変わっていった。
それでも、かつては、報知出版社やベースボールマガジン社から、最盛期には、春秋のリーグ
戦毎に展望号・決算号が出されていたし、関東では、テレビ神奈川での毎週末の六大学野球の
実況放送や、数シーズンではあるが周一試合の東都のリーグ戦放送などが行われていた。
 関西においても、地元ローカルではあるが、数試合のリーグ戦中継があった。
 その後、人気の下降は続き、季刊誌『報知大学野球』が休刊され、テレビのスポーツ報道
からの結果報道がなくなり、テレビ神奈川が六大学野球中継から撤退するなど更なる減少が続いた。

<<< 現在 >>>

 雑誌:春秋のリーグ戦前に発される季刊誌 週刊ベースボール特集号『大学野球』
    が、一般書店で扱われるマスメディア系の雑誌としては唯一となった。
    但し、かつてより、全国の地方リーグについての扱いが大きくなった。
        (ミニコミ誌や連盟出版物については個々のリーグにて紹介する。)

 放送:全国放送としては、大学野球選手権大会の決勝と、東京六大学野球の
    1〜2試合がNHKテレビにて放送されている。
    ローカルでは、地方によっては、後援の地元テレビ局が最終戦などを放送する
    ケースがあるようだ。
    今春('97年春)から、東京メトロポリタンテレビ(MX-TV)により、久々に、
        東京六大学野球のリーグ戦中継が復活して巷での話題になっている。
    関東で他には、東都の優勝決定戦時に他のスポーツエベントがかさならない場合に
    限り、NHKラジオでの関東ローカル中継が行われることが多い。
    全国放送で普段のリーグ戦結果が放送されることは殆どなくなった。
        (かつては、プロ野球ニュースや、18:30からのNHK関東ローカルニュースや、
          NHKの夜のニュース枠内でも、主要リーグの結果に限って放送していた。)

 新聞:コストの低さもあり、比較的新聞での扱いは他のメディアに比べると極端に
    悪くはない。(隆盛期に比べれば落ち込んではいるが.)
        但し、スコアテーブルなどは、10年ぐらいまえから比べると簡素化されてきている
        傾向がある。
        地方での状況が残念ながら筆者には判らないので、ここでは関東圏での状況を述べる。
        スポーツ紙・一般紙ともに、全国版として掲載が載るのは東京六大学ぐらいか?
        あとは地元の主要リーグがそれぞれ掲載される程度と思われる。
        大学野球の結果を見る場合、スポーツ紙なら、スポニチ日刊報知・デイリー
        のいずれかを薦める。大学野球のみに限定するなら、東チュー・東スポは問題外であり、
        サンスポはあまり薦めない。
        コメントやランニングスコアテーブル付きで結果が載るのは東京六大学と東都のみ。
        ただし、報知新聞のみは、首都のスコアテーブルを数年前から掲載している。
        あと、報知新聞のみであるが、春季リーグ戦が開始される前に中見開きページに渡る
        大学野球特集記事が掲載される。記事としては六大学と東都中心であるが、関東圏の7
        リーグ中6リーグの日程が掲載されるの。
        スポーツ紙では、六大学でさえ近年、記事スペースが減少傾向にあるが、各紙比較で
        いうなら、イニング毎のヒット数まで記録が判るスポニチがご推薦である。
        首都リーグの詳細結果が知りたい向きには、報知が必見。(と言っても、記録のみ
        でコメントや選評はないので注意....)
        あと、関東圏7リーグ中6リーグの結果全てを掲載しているのも報知のみであるので、
        細かい部分はいいから、なるべく多くのリーグの結果を知りたいのなら、報知であろう。
        日刊の記事の減少程度が最近著しい。報知も減少傾向が目立ってきている。
        デイリーのコメントはなかなか面白く、他紙とはちょっと違った感じがある
        あと、東都2部のイニングスコア掲載はデイリーのみであり興味深い。
        サンスポは扱いの程度が日によってバラツキがあり、選評・コメント全くなしという
        事も度々あるし、どちらかといえば選評というより野球そのものとは無関係な
        トピックスがある時のみ記事スペースをさくといった傾向が強い。

        一般紙なら、朝日が無難と思われる。また朝日では東都と六大学のみではあるが、春季
        開幕前に展望記事が特集される。
        読売も比較的健闘していて、カラーでの写真掲載は読売ならではである。
        一般紙は主要リーグの結果しかあつかわない。ローカルページへの地元リーグの結果が
        掲載されている所はある。

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