◆◆◆東芝RDシリーズ 『DVD互換(R互換)モード機能』とは
                                  (2006.04.05更新)

 ★★更新内容★★
  ・デジタル放送での考慮を追加('06.04.05)
  ・前提条件を分離/L-PCMのときの注意を追加('04.11.30)
  ・※1(3)留意点を追加('04.9.4)

 ◎基本的には個人の調査のまとめとして作ったWebページです。

 ※機能用語は東芝RDシリーズ準拠

●1.前提基本知識
・東芝RDシリーズ 前提基本知識参照
(超初心者向け)
・副音声付信号での二ヶ国語放送にしか互換入(主)/互換入(副)は働きません。
 (デジタル放送の二ヶ国語番組には、副音声付信号以外の方式で二ヶ国語放送している番組があります。)
 ⇒二ヶ国語放送の視聴や録画時の違い(概要)については、
 こちら(録画が旨くいかない場合)こちら(何がどう違うの?)も参照



●2.DVD互換(R互換)モードの必要性

 HDD/DVDレコーダーは、目的により二つのモード(DVD-VRモード/DVD-Videoモード)を使い分けている。
大抵の場合、HDD内は-VRモードとして管理されているので、HDDへの録画はDVD-VR規格の動画データとして保存される。
従って、DVD-RのVideoモードや、DVD-RWのVideoモードのディスクに書き込む場合は、何らかの変換が必要になる。
(直接ディスクに録画する場合は、録画先のディスクのモードに従って記録される。)

【注意】DVD-VR規格とDVD-Video規格は、論理フォーマットとしては非常に似た構成・特徴だが細部で異なる。
    DVD-VR規格は、元々再生ソフト向けに規格策定されたDVD-Video規格を元に、
    録画用に更に多彩な設定が出来るように発展させたもの。
    従って、後発のDVD-VR規格よりもDVD-Video規格の方が制限が多い。※1

DVD-Video規格としてディスクに書き込む際の変換がし易い様に、DVD-Video規格に比べて多彩な設定が
許されているDVD-VR規格の設定を、最初からDVD-Video規格向けに限定して録画する機能が、
DVD互換機能(R互換機能)の役割になる。

言い方を変えるなら、VRで録画したものは、録画するときの設定(解像度や、音声信号の種類)によっては
Videoモードで使用が許されていないものがあるので、その録画設定をVideoモードで使用が許されている
範囲のものに予め強制的に限定する機能がDVD互換機能(R互換機能)だとも言える。

 以上のことから、この『互換機能』を"入"にして録画することで、その録画したものをDVD-Videoモード
のディスクに書き込む際には、元のmpeg圧縮映像データを再変換する事なしにダビング(=高速ダビング)
が可能になる。

 又、互換機能を"切"で録画したものでも、後でDVD-Videoモードとして記録するために
変換して行なう手段も存在する。(※8)但し、変換することで画像データが若干だが劣化する。

【備考】DVD互換機能(R互換)を"入"にすると、その録画タイトルはDVD-Videoモードに
    なると勘違いする場合もあるようだが、全く違う。あくまでDVD-VRモード。
    DVD-Videoモードと比べて録画設定の自由度が高いDVD-VRモードの中において、
    DVD-Videoモードとの互換性が高い形式に強制限定しているだけ。

 ※1:DVD-Video規格の制限について

 (1)音声の制限 ※2 ※11
   DVD-Video規格は、音声トラック内での副音声付信号(一般に言うところの二ヶ国語モード)
   には対応していない。(1音声トラック内は2チャンネルに分かれている。)
   また、現状のDVDレコーダーは音声トラックは1トラック分にしか対応していない。
   DVDの規格上は(-VRモードもVideoモードも)、音声トラックは複数分あるが、
   現状のDVDレコーダーは、そこまでフォローしている機種はない。※12
   (おそらく将来も作られる可能性は低い。)

   副音声付信号への対応と多重音声トラックへの対応は全く違う別物。
   PC等でDVD-Videoを作成する場合は、複数の言語トラックに対応したソフトは存在する。

   こちら(音声信号規格の違い)も参照ください。

 (2)解像度の制限
   一般的に、DVDディスクに記録される動画の画質は、解像度(※3)と録画レート(※4)
   の組み合わせ方(※5)で決まる。
   DVD-Video規格は、許容されている解像度の種類がDVD-VR規格より少ない。
   R互換機能を"入"にすることで、DVD-Video規格で許容されている解像度(※6)設定に
   強制的に変更して録画する。

 (3)留意事項
   理論的には、前述(1)、(2)にある制限外になる、音声多重信号(二ヶ国語とは限らない)以外で
   かつDVD-Videoモードで規格外で使用不可な中間解像度を使用しなければ、DVD互換(R互換)が切
   で録画したものでも、DVD-Videoモードのディスクにダビング可能になりますが、
   (実際にダビングできるものが多いです。)例えば、録画した番組の前後いずれか一方にでも
   たとえ一瞬でも別な番組が入っていて、それらが副音声付信号の番組だったりすると、その録画タイトル
   全体が、DVD-Videoモードのディスクにダビング禁止のものとして録画されてしまいます。
   その場合はチャプター分割編集で一部を抜き出してもダビング可能にはならず、
   DVD互換(R互換)入でのレート変換ダビングで作り直すしか手段がなくなります。
   (プレイリストで指定しても直接指定しても、レート変換ダビング以外は回避できない。)

   予約録画の場合のみではなく、例えば手動録画で、録画中に一時停止すれば、チャンネル変えて
   録画を継続できるわけですが、そういう場合の混在も、全体がダビング禁止になる場合が殆どです。
   (一瞬の挿入の場合は稀になダビング禁止にならない場合もありますが、保証の限りではない。)
   従って、あまりたかを括らずに、DVD-Videoモードのディスクにダビングするのが想定される
   場合は、DVD互換(R互換)は入にして録画するのが安全です。

 ※2:外部入力から入力された音声信号は、一般的には副音声付信号と認識しない。
    外部チューナーを外部入力に接続して二ヶ国語放送を録画しようとしても
    単なるステレオ信号[L(主)+R(副)]としか認識されない。(※7)

 ※3:画面を表現する画素(ドット)数。通常は水平×垂直のドット数で表現する。
   720×480
   480×480[現行機は、544×480]
   352×480
  などがあり、通常はそれぞれを、full D1、2/3D1[3/4D1]、1/2(Half)D1 と呼ぶ。

 ※4:映像データの1ドットを表現するのに用いる情報量。
   ・解像度が同じ場合、レートが高いと一般的には画質が上がる。
   ・ただし、情報量も増えるのでデータサイズが大きくなるため、HDDやDVDディスクへの
    録画可能時間が減る。
    目安的には、DVDディスク1枚にレート4.6だと2時間、3.2だと3時間、2.0だと4時間くらい。
   ・一方、レートが低いと、画面のざらつきが目立ってくるので、一般的には
    解像度を下げることで、ざらつきを目立たなくしている。

 ※5:RDシリーズでの、録画レートと解像度の組み合わせ(高画質モード搭載機ではさらに変更されているが原理は同じ)
   (録画レートは任意に選択設定できるが、解像度はそのレートに応じて自動的に決められる。)

   (1)R互換 切の場合(副音声付が有効になる。)
    [録画レート]:[解像度]
    9.2Mbps〜4.0Mbps:D1
    3.8Mbps〜3.0Mbps:2/3D1 (XS43以降の現行機種では 3/4D1に変更)
    2.8Mbps〜2.0Mbps:1/2D1
   (2)R互換 入の場合(副音声付が無効になる。)
    [録画レート]:[解像度]
    9.2Mbps〜4.0Mbps:D1
    3.8Mbps〜3.0Mbps:1/2D1 ★←ここだけ解像度が強制変更される。
    2.8Mbps〜2.0Mbps:1/2D1

 ※6:DVD-VR規格では、解像度が D1,2/3D1[3/4D1],1/2D1などが許容されているが、DVD-Video規格では
    D1,1/2D1のみしか許容されていない。(※5も参照)

 ※7:東芝RDシリーズ 二ヶ国語放送を録音する場合の設定 を参照

 ※8:レート変換ダビング、或いは ラインUダビング を行なうときにDVD互換(R互換)を"入"にして
    行なうと、ダビングしたものは、DVD-Videoモードのディスクに収録可能になる。
    (=高速ダビングが可能)
    レート変換ダビング と ラインUダビング のどちらを使用したほうが良いかは、
    二ヶ国語の場合に関連して、目的により異なる。前述※7にあるリンク先の*8に説明がある。

 ※11:東芝RDシリーズ 二ヶ国語放送を録音する場合の設定の*6 を参照

 ※12:市販のDVDビデオソフトが言語切り替えができるのは、副音声付放送の様に同一音声トラック内の
    チャンネルを切り替えているのではなく、複数の別な音声トラックにそれぞれの言語音声を入れて
    そのトラックを切り替えている。(チャンネルとトラックは別物。)
    また、一部のPC用DVDオーサリングソフトで、言語切り替えできるDVD-Videoディスクを作成できるのも
    これと同じ原理で作成している。
    (VRモードでも規格上は複数の音声トラックが利用できることになっているが、現状そこまでのニーズが
     ないので商品化されていないだけ。)



●参考リンク集
・東芝RDシリーズ(HDD&DVDレコーダー)簡易FAQ(Q&A)東芝RDシリーズ ハードディスク&DVDレコーダーでの録画番組の編集分割に関して東芝RDシリーズ 二ヶ国語放送を録音する場合の設定東芝RDシリーズ GOPシフトモードについて
・東芝DVDレコーダー公式HP:http://www3.toshiba.co.jp/dvd/j/
・価格.com 東芝DVDレコーダー:http://www.kakaku.com/sku/Price/202780.htm
・2ch AV機器板:http://hobby5.2ch.net/av/
・はじめてのRD:http://ww2.tiki.ne.jp/~props/rdx1b.html
・RD研究:http://ww2.tiki.ne.jp/~props/rdx1.html
・RD-Style FAQ:http://rd-style.s16.xrea.com/用語集

〜以上〜