淀長フォーエバー3

さて、淀長フォーエバーの第3回です。
前回、日曜洋画劇場では「トゥルー・ライズ」は派手すぎて似合わないみたいなことを書いたら、早速先週やってましたね。あれれ…。
今回の「デッドゾーン」こそはまさしく「日曜」の映画ですね。この雰囲気なんです。(「木曜」という線もあるけどね)

 

第3回作品 デッドゾーン(1989年11月26日放送)

はい、みなさんこんばんは。今日の映画はコワイですよ。「デッドゾーン」。デッドゾーンって何でしょう。空白のことなんです。人間の神経のちょっと空白。怖くて恐ろしい映画。けど、おばけの映画じゃありませんよ。この映画は精神の空白ですね。人間の神経作用です。ある人がある事で、自動車事故、事故に遭いました。この人も、あの時そうしなかったならば、そうならなかったのに、というちょっとヒントがあります。何かのヒントで人間は怖い怖い目にあうことがあるんですね。で、その人はその事故で眠っちゃいました。どのくらい眠ったか。わかりませんよ、ご覧なさい、びっくりしますよ。そして気がついて目が覚めた。するとその人に妙な妙なことが起こったんです。それは超能力。その人は何かしらないけど、人と手を握ったら、その相手の将来、未来がわかっちゃったりするんですね。怖い、怖い。そんな神経持ったらどうなるでしょうね。未来がわかったら人間どうなるでしょうね。そら幸せだなあと思うのは大間違いで、おそろしく不幸になりますよ。というわけでこの映画は、原作はスティーブン・キング。スティーブン・キングといいますと、「スタンド・バイ・ミー」それから「ペット・セメタリー」がありますね。もう今の若い人は、スティーブン・キングいうと慌てて読みますね。怖い怖い題材、それからひじょうにモダーンですね。しかも監督はクローネンバーグですね。クローネンバーグいいますと、みなさん、ハエ。あの小さなハエがありますね、あの飛び回る。あのハエに人間がどんどんどんどん変わっていく、怖い怖い映画ありましたね。あの監督なんです。で、このスティーブン・キング原作でクローネンバーグ監督いうと、もうこの映画、ご想像になれますね、どんな怖い作品か。それでこの映画は、そうですね、クリストファー・ウォーケンが主演しますね。この人は「戦争の犬たち」出ましたね。それからもう一人、マーティン・シーンがありますね。マーティン・シーンは「地獄の黙示録」ありましたね、「地獄の黙示録」。こういう注目の二人がこの映画、主演してます。さあこの映画、1983(いっせんきゅうひゃくはちじゅうさん)年度の映画。怖いですよ。じっくりご覧なさい。後でまた会いましょうね。

はい、デッド・ゾーン。これ最初申しました、空白ですね。人間が何かの拍子に、神経の間にちょっと空白がある、それですね。この空白、これ何でしょう。人間が夢見るとき、あの夢みなさんご覧になりますね、どうしてあんな夢見たんだろう。あれひょっとしたら、そういう作用かもしれませんね。さあ、そういうわけでこの映画は、ある人がある時に「ここにいらっしゃいよ」「いや僕帰ります」ちょっとしたこと、そのときに居ればいいのに、ちょっとその時に動いたためにえらい目にあうことも、これもちょっと怖いことですね。私はみなさんがこれご覧になってる時に「ちょっとこのテレビやめて行こか」、その時に行ったがためにえらいことが起こることもないこともないこともないから、みなさん気をつけなさいよ。それから今日の映画、原作者スティーブン・キング、見事な作家ですね。それから監督も見事ですね。そのプロデューサーがディノ・デ・ラウレンティスなんですね。まあこんな人がこんな作品選んだんですね。この人は「フェリーニの道」「カビリアの夜」このプロデューサー。そして後には「戦争と平和」あの大作もやりましたね。それから「キングコング」もこのプロデューサーですね。さあこのプロデューサーが、こんなモダーンな、こんな神経な映画を撮ったところに、今日の映画の新鮮味がありましたね。さあもう時間きました。それでは次週の作品ご紹介いたしましょう。

それでは次週をお楽しみください。

サヨナラ、サヨナラ、サ・ヨ・ナ・ラ

(2000年10月8日)

第2回へ 淀長ラインナップへ

トップページへ