淀長フォーエバー20 日曜洋画劇場の名物ともいえるのが、劇場未公開作品のオンエアですね。かつてはそれらに胸ときめかしていたものですが、ビデオ時代に突入してからは、先にビデオが出てしまって本邦初公開でなくなってしまっているケースもしばしばでした。この「地獄のマッドコップ」もそのパターン。しかし、オンエア版とビデオ版ではラストが少し違っていたりして、日曜洋画劇場あなどれず、というのを再認識したのでありました。 第20回作品 地獄のマッドコップ

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はい、みなさんこんばんは。今日の映画は「地獄のマッドコップ」。原名は“MANIAC COP”。何でしょう。変質者、変質者警官ですね。何でしょう。はい、これはニューヨークの話です。ニューヨークの夜に、犯されそうになった女が逃げて逃げて逃げてきた。そして向こう側に警官がいた。その警官に、助けてくれー、と飛びついたら、実はその警官が変質者で、殺人犯で、惨殺したんですね。こわいね。警官が逃げてきた女を、男を、惨殺するんですね。さあまた車の中でデートしてる二人、男女、それもまた警官が覗きにきて、何だろうと思ってると、その警官がその二人を惨殺したんですね。さあ、警察の制服着た警官が殺人鬼。これがえらい評判になって、ニューヨーク中大騒ぎするんですね。一番これにこたえ、びっくりして困ったのが、ニューヨークの警察ですね。警察の制服着た男が犯人だいうので、これは躍起になって躍起になって犯人捜すんですね。さあところが、こわいですね、この事件が。というわけで、この映画は1988(いっせんきゅうひゃくはちじゅうはち)年、ひじょうに新しい映画です。しかも1988(いっせんきゅうひゃくはちじゅうはち)年、去年、パリでファンタスティック作品、こわい異様な作品の、この映画は最優秀監督賞とったんですね。で、この監督はウィリアム・ラスティグというんですね。あまり私知らない。けどこの人は、「マニアック」いうの撮りましたけど、この映画の天才ですね。この映画のシナリオライター、この人は知ってます。屋根の上の赤ちゃん、「悪魔の赤ちゃん」のシナリオライターですね。こわーい映画が好きです。でこの映画の出演者、主演の三人、これはそうですね、トム・アトキンス。これは「フォッグ」出てました、「フォッグ」。こわい映画ですね。それからもう一人いますね、ブルース・キャンベル。ブルース・キャンベルは「死霊のはらわた」、これもいやらしい、こわい映画でしたね。もう一人いますね。そう、ローレン・ランドンが出ますね。ローレン・ランドン、この人は「カリフォルニア・ドールズ」、「カリフォルニア・ドールズ」の出演者ですね。というこの若手三人、それにこの監督、しかもこれが去年パリで優秀監督賞とったいうところに、今日の映画の見どころがございます。これは1988(いっせんきゅうひゃくはちじゅうはち)年度の、パリパリの新しい映画です。じっくりご覧なさい。後でまた会いましょうね。
はい、いかがでしたか。こわいですね。ニューヨーク行きますと、こういうような事件はわりに多いんですけど、こんなひどいのはあんまり見たことない。けれどもお昼間はいいけど、夜の2時や3時頃、フラフラフラフラ歩いてたらこわいですよ。私はあの地下鉄、乗り間違って、いっぺん夜中の、夜中いいましても11時半頃、ハーレム着きました。出たらハーレム。びっくり仰天しまして、見渡すかぎり黒人で、はぁーこわいなーと思いました。けれども通り道にいたおばさんが、黒人のおばさんが、親切に親切に私に行程路教えてくれましたが、こわかった。けれども意外に親切だった。そんなこともありますけど、この頃、警官の映画が多いですね。なんだかマッドコップだとか、「ビバリーヒルズ・コップ」ありますね。“コップ”いうのが、わりにみなさんに、ああ警官だ、お巡りだということがおわかりでしょうけど、昔、サイレントの頃、私たちは“キーストン・コップ”いうのを頭に入れて、名前が出てました。ああこの映画はキーストン・コップが出るんだいうので、はじめは何のことかわからなかった。ところがキーストン・コップいうのは、キーストン・コメディ、キーストンのドタバタ喜劇に出てくる、必ず五人組の警官なんですね。お巡りなんですね。それが全部ヘマして、バナナの皮でひっくりかえったり、いろんなことする警官がいるんですね。この警官の中からも有名なスターが出ましたけれども、この警官のことをコップといいまして、キーストンの喜劇のコップ、キーストン・コップ。これで私は早くから、サイレントの頃から、コップがお巡りさんだいうことを知ってましたよ。活動写真というのはいろんなことを教えてくれますよ。今日の映画はこわかったですね。はい、もう時間来ました。 それでは次週をご期待ください。 サヨナラ、サヨナラ、サ・ヨ・ナ・ラ |
声の出演:ブルース・キャンベル…池田秀一
ローレン・ランドン……小山茉美
トム・アトキンス………石田太郎
(2007年5月20日)
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