淀長フォーエバー14

今回の作品は「クリスティーン」です。淀長さん、なぜか子育てについて熱く語ってますよ〜。

 

第14回作品 クリスティーン(1990年9月16日放送)

 

はい、みなさんこんばんは。今日の映画は「クリスティーン」。何でしょうね、クリスティーン、原名もそうですね。これは女の名前ですね。けど今日の作品の車の名前なんですね。この車が問題なんです。怖い車なんですね。さぁこの車のことは、じっくりご覧なさい、おわかりになるでしょ。なんか人間の感覚持ってるんですね。しかも、女の名前ですから、女の感覚持ってるんですね。すごい復讐、あるいは嫉妬、そういうものもこの車は持ってるんですね。で、この映画の原作者、スティーブン・キングなんですね。スティーブン・キングいいますと、こういう作品のベストワン作家ですね。さぁあの「シャイニング」、怖かったね、アレもこの原作者の作品ですね。それからまだあったね、そうですね「キャリー」、あの「キャリー」もコワイでしたね。アレもこの原作者の小説の映画化ですね。そういうわけで、この原作者の作品は、どこかゾーッとする、精神的にあるいは心の内にグーッとくる、怖いものを持ってる作家ですね。さぁこの作品、この小説、このベストセラー小説の映画化をやっているのが、ジョン・カーペンターという監督です。ジョン・カーペンター、お聞きになりましたか、どっかで。はい、ついこないだ「ゼイリブ」という怖い映画ありましたね。なんか宇宙の人間が、人間に化けてやってくる映画ありましたね。あの監督ですね。「ハロウィン」もそうですね。「ザ・フォッグ」、これもこの監督ですね。怖い怖い映画の監督ですね。それが得意ですね。その監督とこの原作者。そしてこの映画、キース・ゴードンが主演してます。キース・ゴードンは「殺しのドレス」の若者ですね。さぁこの映画、実は、この原作者の何ともしれん内面、人間の内面に入りこんだ、こわーい恐怖、ただのスリル・サスペンス、追っかけ、そんなもんじゃないんですね。もっとこわーいものを持っている内容の作家ですから、今日ご覧になったら、ゾーッとなさいますね。いったいどんなゾーッとするか、それは車がだんだんだんだん人間を惹きつける、この女のこわーい心をじわじわ見せますね。不思議な作品ですよ。じっくりご覧なさい。これは1983(いっせんきゅうひゃくはちじゅうさん)年度の、自慢のアメリカ映画です。あとでまた会いましょうね。

はい、いかがでしたか。この映画に、刑事になって、ハリー・ディーン・スタントンが出ておりました。懐かしいですね。この人は「パリ、テキサス」、アレに出てましたね。面白い役者が出てきましたね。それからこの映画のキース・ゴードン、若者ですね、このキース・ゴードンは数年前にブロードウェイの舞台で、アル・パチーノといっしょに「リチャード三世」、アレに出ておりました。だからしっかりした俳優ですね。それから今日の映画、あの車がいろんないろんなカタチで怖がらせますね。火の車になって、火の中走りますね。人追っかけますね。あのあたりの撮影、どうしたんでしょうね。あの人、車、車がパーッと燃えたら、どうでしょうね、という怖さもありました。まぁ何ともしれん怖い映画でしたけれども、一番怖かったのは、親が子供を自分の型通りに育てようと思って、なにかジッと子供をそういうふうに縛りつける、精神的に。これがどんなに子供に影響を与えるか、子供が萎縮して、どんな弱い子になるか。今日の映画ご覧になったら、そういう方面でも、親と子の結びつき、子供が親の影響でどんなに萎縮していくか、それがわかって、もっともっと子供をよく見て、のびのびのびのびと、子供の好きなような、子供の趣味をよく見て、子供を大らかに見守ってやりたいと思いますね。今日の映画から、そんなことまで考えましたよ。

それでは次週をご期待ください。

サヨナラ、サヨナラ、サ・ヨ・ナ・ラ

声の出演:キース・ゴードン……………塩屋 翼
ジョン・ストックウェル……堀内賢雄
アレクサンドラ・ポール……高島雅羅

 

(2001年10月16日)

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