淀長フォーエバー11

今回の映画はちょっとマイナーですが、「レモ 第1の挑戦」です。こういうあまり話題にならなかった、でも面白い作品を紹介してくれるのも、「日曜洋画劇場」のいいところでした。ビデオ屋さんで見かけたら、ぜひ借りてみてくださいね。面白いですよ〜。

 

第11回作品 レモ 第1の挑戦(1989年6月4日放送)

 

はい、みなさんこんばんは。今夜はホントの娯楽映画、じっくり楽しんで、無責任によろこんでくださいよ。今夜の映画「レモ」、これ実は「レモ第1の挑戦」という名前になってますけども、原作は三千万部、三千万部売れたベストセラーの映画化ですね。いかによろこばれたかわかりますね。この映画ご覧になってると、まぁ最初、監督がガイ・ハミルトン、これでびっくりなさるでしょう。ガイ・ハミルトンいいますと、「007(ゼロゼロナナ)ダイヤモンドは永遠に」「007(ゼロゼロナナ)ゴールドフィンガー」、あの監督ですね。あの第一級監督がこれにあたっています。だから面白い面白い、全て連続大活劇の、もうハラハラハラハラすることばっかりが出てきますよ。さぁこれで私がホントに感心したのは、自由の女神、ロケしてるんですね。ホントにロケして、自由の女神を自由奔放に使って、アクションの背景にしてるんですね。このあたり、この映画の痛快さ、面白さ、やっぱりガイ・ハミルトンだけあって、こんな撮影ができるんですね。それからこの映画で、元警官だった男、その男がいろいろあるんですけど、それが韓国の老人の武術の達人にいろいろ教えてもらうんです。で、この警官、さぁどんなことするか。この警官、向こうからパンパンパンパン弾撃ってきたら、その弾を体でよけるんですね。そんなことできますか? 体でよけちゃうんです。というあたりがいかにも面白い。それにね、まだ怖いことに、怖い怖いドーベルマン、あの犬が3頭ですか、3匹ですか出てきて、それが怖いんですよ、また。というわけで、この映画ご覧になってると、ハラハラハラハラ、画面から目を離されませんよ。で、この映画の主役がフレッド・ウォードですね。フレッド・ウォードいいますと、「サイゴン」ありましたね。それからこれに共演してるのが、面白い人出てきますよ、ジョエル・グレイ。これはあの「キャバレー」で“マネマネマネマネ…”と歌った、あの小男ですね。あの人は舞台では有名なんです。それがこの映画ではちょっと老人になって、その武術の達人になって出てまいりまして、みなさんをびっくりさせると思います。というわけでこの映画は、1985(いっせんきゅうひゃくはちじゅうご)年度の、自慢の自慢のアメリカ映画です。アクションものです。じっくりご覧なさい。ホントに楽しい映画とはコレですよ。また後で会いましょうね。

はい、いかがでしたか? もう私のように映画をずーっと昔から見てる人間は、この映画であの自由の女神をあんなに自由に背景に使ったシャシン見たことない。ずっと前にヒッチコックの映画で自由の女神を相当撮ったんがありましたが、アレは半分はセットでやったんですね。見事にセットで、女神の腕のところ、顔のところ作っただけで、このようにホンマモンを使ったことないんです。で、ヒッチコックの面白かったことは、あの松明持ってるところへダーっと上がっていって、そしてぶら下がっていると、足でその手を蹴るところあるんですね。自由の女神の上で自由でないところが面白かったですね。ところが今度はもっと自由に自由に使っているところが、自由の女神のバックいうところでまた皮肉に面白ございましたが、どうしてこんなにアメリカが許可したんでしょう? それを感心して見てましたら、あっ、そうだとわかったんです。ちょうど私がこの頃アメリカおりまして、ニューヨークでおりまして、ちょうどアメリカの何百年祭か知りませんが、その時に自由の女神をいっぺん掃除しようというので、ペンキ塗り直す、いろいろ化粧直すいうところで、ずーっと囲んだんですね。だから観光客は自由の女神を撮影できなくて困ったことあるんです。その時にその囲いの中で自由に、ほんとに自由絢爛と撮影できたんですね。このあたりに今日の映画の一番の見所がありましたよ。まぁこんなに女神使ったこと、はじめてですよ。はい、もう時間きました。

それでは次週をご期待ください。

サヨナラ、サヨナラ、サ・ヨ・ナ・ラ

声の出演:フレッド・ウォード…草野大悟
ジョエル・グレイ……田村錦人

 

(2001年7月15日)

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