お便りが届きましたので、紹介します。

 

    与野市のアズマさん(1968年生まれ)からのお便りです。

(カリキュラマシーンのビデオを見て)ギニョさんなる人は,たしかにいた記憶があるのだけれど,あんなにさえない人だったとは,子どものころの印象とはずいぶん違うもんです。今見ると,台本や流れだけを作って,あわてて番組作ってたことがよくわかります。それにしても出演者はあんなことを当然のようにやっていたのだから,なかなかすごいです。今やろうとしても,みんな動けないんじゃないのかな。最もシュールだったのは,「5の家出」。あんな物を子どもに見せていたとは,なんと強引なことか。しかし,おおかたのギャグは結構オーソドックスで,「トムとジェリー」と並んで,僕らのギャグセンスがこの番組で全国統一されたといってもいいのではないでしょうか。僕は個人的には岡崎由紀よりも,名もないコーラスのメンバーの,ちょっと丸顔のお姉ちゃんが,当時からお気に入りでした。今見てもあの太ももはエッチだ。ところで,カリキュラマシーンの功罪として,「5の固まり」と「10の束」があるように思いますがどうでしょうか。僕は,小学校の時,算数の時間で,先生が「5の固まり」と「10の束」を使って話してくれないので気持ち悪い思いをしました。いまでも,20までの計算では,あのタイルや固まりが頭に浮かぶのです。
(1999年12月20日着)

   

    東京都のK.S.さん(30歳)からのお便り

 小生も幼稚園から小学生にかけて、この番組にひらがなと簡単な計算を教わった世代で、コーラスグループの丸顔のお姉さんに幼ながら心引かれ、いまだにあれは誰だったのだろうと思っています。また小生の小学校の先生はこの番組の存在を知っていたか知りませんが、「10のかんづめ」「10のびんづめ」という教え方をしてくれました。
 子供番組にしては不謹慎なギャグは、紹介されたビデオ以外でもけっこうあったと思います。幼かったのでそんな意識は全然ありませんでしたが。おまわりさんや白衣のお医者さんの死体がごろごろ転がっていて、それで仲間分けの勉強を教えたり、そういえば老人が海苔ではなをかみ、それを家族がとろろ汁だと思ってしまい飲むというギャグがあり、真似して海苔で鼻をかんで怒られました。「に」の回で「つよいヤツ、よわいヤツ、あたらしいヤツ、ふるいヤツ・・・」という「にんげん」なるフィルムと歌があり、その中で男の子と女の子が裸で野原をかけるシーンがあったと思ったのですが、こういうのも約十年前の物騒な事件以来テレビでは流せないのではと思います。
 子供にこんなパロディを見せたところでわからないのでは、というギャグも今になってあああれかと思い出させるものが多く、喰始氏の解説にあったカフカの「変身」のパロディの回も覚えていて、随分後になってから懐かしく思い出されました。出演者では当時のお気に入りは藤村俊二氏で、白髪のおじいちゃんになった今でもテレビに出てくるとうれしく思います。また今思うとナイスキャラなのが常田富士男氏で、彼が主役の回で、度忘れしたか記憶喪失でその日のテーマの文字のものを探すというのがあったと思います。「つ」の回か何かが全編「かぐや姫」のパロディになっていて、ごく普通の背広を着た常田氏が月からの使者というのもあったはずです。
 ギニョさん(このビデオが出るまでそういうキャラクター名だということを知りませんでした)こと演出家の斎藤太朗氏の近著「ディレクターにズームイン」(日本テレビ刊)にこの番組の思い出話を少し触れています。もう既にご承知かもしれませんが。演出等の作業が終わった後に自分の出演シーンやナレーションを収録していたそうで、あの疲れきった表情はそこからきているようにも思えます。その覚めたナレーションが番組のシュールなイメージにあっていたので怪我の功名にも思えますが。
 ギャクセンスはこの番組にはぐくまれたせいか、今回のビデオをみた感想は、面白い以前に、半分近いシーンを覚えていたのでうれしいというものでした。発売元のVAPにも購入した翌日に長い感想を送らせていただいたのですが、何の音沙汰もありません。次のアイテムの発売も切に望んでいるのですが、あるのでしょうか。また他人事ながら売上のことも気にかかります。
(2000年7月30日着)

 

   アズマさん、K.S.さん、どうもありがとう。