マイ・トラウマ劇場 第7話 第3の選択 1978年ころ、たしか日テレの木曜スペシャルの枠で放送されたと思う。“第3の選択”という当時話題になった、アメリカとソ連が極秘裏に共同で火星開発をすすめているという噂を題材に作られた、イギリス製のフェイク・ドキュメンタリー。しかし僕が記憶するかぎり、オンエア時にはこの番組が作り物であるということは一切説明されなかったように思う。当時よくやっていたUFO特集の一環のようなかんじで紹介されていた。当時小学生でしたが、この番組で明らかにされる地球滅亡の可能性、選ばれた人間のみによる火星移住計画、そして何よりインパクトのあった火星の地下を這う謎の生物の映像などに、まだ純朴だった僕はたいへんなショックを受けたものです。お先真っ暗、生きる希望を失いそうになりました。今見ると、いかにもイギリスらしい風情の、良く出来た偽ドキュメンタリーでしたが(笑)。 あらすじ
| イギリスのドキュメンタリー番組「サイエンス・レポート」の制作スタッフは、“英国人科学者の海外流失”をテーマに調査をすすめていたところ、ここ1年半の間に20人以上の科学者が行方不明になっていることを知る。同じ頃、著名な科学者バランタイン博士が原因不明の交通事故で死亡。博士は死の直前、友人の新聞記者に秘密の隠されたテープを預けていた。しかし、そのテープを再生しても何の映像も得ることは出来なかった。あるアメリカ人男性から博士の死についての情報提供の申し入れがあり、約束の場所へ向かったが、何者かに狙われている恐怖からか、彼はすでに狂乱状態に陥っており、結局有力な手がかりを得ることはできなかった。気象学の権威バーンシュタイン博士は、1950年代に、地球温暖化による異常気象により、近い将来に地球が滅亡する可能性を主張。当時、先進国の首脳の間で、人類存続のために3つの選択が検討されたという。1つめは、地球を覆う二酸化炭素層を核兵器で破壊するという案。2つめは、地下都市を建設するという案。この2つの案は却下されたが、3番目の案は承認され、実行されることとなった。その3番目の選択とは、選ばれた人間のみが火星に移住するという案だった。スタッフは60年代のアポロ計画に参加した元宇宙飛行士グローディンと接触。彼が月に着陸した際には、月面はすでに米ソによって火星開発の前線基地として開発されていて、アポロ計画は民衆を欺くためのカモフラージュでしかなかったという事実を知る。同じ頃スタッフは、米人男性が提供しようとしていたバランタインのテープの再生法を入手。さっそくテープを再生したところ、そこに映っていたのは、火星の地表を捉えた驚愕の映像だった…。 |
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「サイエンス・レポート 1977年4月1日」、エンドタイトルはこのようにクレジットされていました。4月1日…つまりエイプリル・フール。さすがイギリス、ユーモアの国ですね!
あなたのトラウマエピソード、ぜひ教えてください。
(2002年6月20日) 第6話へ トラウマ目次へ トップページへ