タイトルが素晴らしい。「ザンゴリラ」。意味不明。もちろん勝手につけた邦題ですが、こういうカタカナ5文字のタイトルって、いかにもホラー映画らしくって、いいですね。「サスペリア」とか「サンゲリア」とか「デアボリカ」とか…いろいろありました。というわけで今回は「ザンゴリラ」。とある大学の実験室で、ヒヒの脳細胞の再生についての研究がなされておりました。動物虐待の疑いを感じた勇敢な大学新聞の記者が、深夜に研究室に潜入、突撃取材を敢行します。しかしその記者君、実験の副作用で狂犬病状態になったヒヒに噛まれてしまいます。噛まれた記者君は体調を崩し、ついには狂犬病状態になって、ガールフレンドに噛みついたのでした。そしてそのガールフレンドはナンパしてきたワルガキ3人組みに噛みつき…と狂犬病は次々と伝染し、恒例行事“ハロウィン仮装大会”の最中、学内のパニックは頂点を迎えるのでした…とまぁ、クローネンバーグ監督の「ラビッド」を思いっきりスケール小さくしたような作品なのですが、もうみなさん気づかれていると思いますが、この狂犬病の元になったのは、パッケージにもあるように1匹のヒヒ。ゴリラなんかどこにも出てこないんですね〜(笑)。「ザンヒヒ」では語呂が悪いので「ザンゴリラ」にした命名者に拍手を送りたいですね。
(1989年 ビットリオ・ランバルディ監督 大映ビデオ)

 (2002年7月23日)

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