
|
なんだか賑やかなイラストですな。話の内容はというと、雪深い山奥にビデオクリップの撮影に出かけたビジュアル系ロックグループ御一行が、廃工場に潜む謎の殺人鬼一家に襲われるという、絵に描いたようなB級ホラー。途中、ビデオクリップの撮影をするそれらしいシーンがちらっとはあるのですが、それを除けばただ殺されるだけの彼らがロックグループである必要はまったくないという…(しかも主人公は山岳救助隊員。パッケージ中央のライフル持った人)、まるで遅れてきた亜流「サランドラ」。これで「血のロックン・ロール」とは泣かせます。アヴァン・タイトルだけはなぜか雰囲気たっぷりで、酒乱の夫に悩まされる気の毒な奥さんと子供たちが登場するのですが、傍若無人な夫のふるまいについに切れてしまった奥さんが、勢いで夫を刺し殺してしまいます。そしてこの可哀想な奥さんは、子供たちを連れて、山奥に身を隠してしまったのでありました…。その後この家族がどうなったかは全然説明されません。想像力をめいっぱい働かせて、製作者の意図を好意的に解釈すれば、どうやらロックグループを襲った殺人鬼一家は、この家族のなれの果てだったようです。あのような不憫な親子が、山奥に潜んでいただけで、なぜ怪物化してしまったのかは、よくわかりませんでしたが…。もともとはまともなホラーを撮っていたのものの、ネタにいき詰まり、テコ入れにロックグループを投入したのでしょうか?(全然テコ入れになっていませんが) |
(2002年6月11日) 次のページへ プログラムへ トップページへ