迫力あるイラストです。巨大な怪魚が街を飲みこもうとしています。当然のことながら、このような怪獣は劇中には登場しません。実際はオオサンショウウオ程度の大きさの怪物です。舞台は紙幣がまったく価値を失った核戦争後の近未来(しかし、どう見てもテキサスあたりの田舎町にしか見えません)。研究中の生物兵器を持って逃走中の博士がこの町に迷い込んできます。しかし早速、町のゴロツキたちにケースの蓋を開けられ、寄生虫を逃がしてしまいました。この寄生虫、人間にくっつくことにより養分を摂取、くっつかれた人間はひからびて死んでしまいます。そんな寄生虫騒動を、博士を追ってきた政府の役人や、博士を助ける健気な女性などを交えつつ、盛り上がらない話は進行していきます。登場人物も少ない、正真正銘のB級映画ですが、それなりに見所はあります。今や巨匠のスタン・ウィンストンが特殊効果を担当しています。オバチャンの顔を突き破って寄生虫が飛び出してくる場面など意外性があって面白く、限られた予算内でそこそこの仕事をしています。そして、なんといっても注目は、あのデミ・ムーアが博士を助ける女性(事実上のヒロイン)役で出演していることでしょうか。80年代的なクッキリとした眉毛が印象的でありました。(1981年 チャールズ・バンド監督 東映ビデオ)

 (2002年3月17日)

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