大石静脚本、藤田明二演出、小岩井宏悦P&高橋萬彦P
リュータン:嶺野白雪(藤原紀香)
タッチー:橘伊吹(木村佳乃)
トモ:星風鈴子(中谷美紀)
エリ:室町エリ(米倉涼子)
ベニ:紅花ほのか(春花)
影山航(椎名桔平)
辻清志(ユースケサンタマリア)
速水悠介(仲村トオル)
雪組男役トップのリュータンこと嶺野白雪(藤原紀香)の圧倒的な存在感の
ある公演が続けられていた。そこに、汚い靴を投げる少女...
彼女は、まずしく苦しんでいる人たちが居る中で、輝いているリュータンが
許せなかったのだ。もちろん、少女は追い出されるのだが、逃げている最中に
劇団の入団テストの場所に紛れ込んでしまうのですね。
すると、少女は踊り始めたのだった。それは華麗なのですね。
影山(椎名桔平)はその姿に彼女にチャンスを上げることにする。
時は流れて...少女はあの輝いている宝塚歌劇の舞台に立とうとしていた。
少女はタッチー(木村佳乃)。同級生のトモ(中谷美紀)、エリ(米倉涼子)、
ベニ(春花)たちと緊張気味である。ところが、些細なことからケンカしてしまい、
顔に傷を作ってしまう。タカラジェンヌが顔に怪我をするなどプロ意識が足りない!と
リュータンは激怒!しかし、そのあと、リュータンはみんなをすき焼きに連れて
行ってくれるのですね。厳しいけどやさしい人でもある。
しかし、タッチーを入団させた影山は厳しい...
タッチーのことを何かと怒るのですね。
それは、ミスの一つ一つを怒るというよりも、タッチーのやる気のなさを
怒っているのだった。タッチーは食べ物に困り、行くところもなくて、
しかたなく...ココに居るのではないか?他のみんなのように夢を
感じてここに来ているのではない。それが、舞台に出ているのだと。
タッチーはそのつもりはないのだが、影山にはお見通しだった。
そんな中、雪組の娘役トップの突然退団によりパートナーを失った。
リュータンの相手を決めなければならない。本来なら、娘役の中から
えらぶはずなのだが、リュータンはトモを新パートナーに指名。
そして、公には練習しているはずのない娘役をトモは見事にやってのける。
そう、彼女は男役だけでなく娘役も練習していたのだ。
とにかく、空いた娘役のトップにトモは近づくことになる。
逆に、チャンスを与えられるはずだったベニはがっかり...
エリは男役のライバルが一人減りうれしそうだった。
最初は嫌がっていた絵描きのファンも・清志(ユースケサンタマリア)とも
仲がいいようである。ちなみに、この絵描きの友達に少年が居るのだが、
彼の名を手塚治といい、有名なあの手塚治虫氏となるのだ。
(これって、のちのちに何かあるのかな?)
タッチーはライバルが減っても関係なしという感じで、月日が流れていく。
ベニはすっかり立ち直り、エリもそこそこがんばっている。
でも、やっぱりトモが一番輝いているのですね。
しかし、彼女はどこか影を感じさせる...それは鬼気迫る勢いで
練習を重ねて疲れているからなのだろうか?いや、彼女はどこか
わずらっているようだった。死への恐怖が彼女をあせらせていたのだ。
リュータンは相変わらずなのだが、月日は残酷で彼女の評価も
落ち始めたのですね。そこで、初舞台の芝居を演じたいとわがままを
言い出した。影山は断るのだが、結局は彼女の意見を聞き入れるのですね。
ところが、これが誤解を招くことになる。なんと、リュータンは影山が
自分のことを好きであると錯覚してしまうのですね。錯覚...
そう、錯覚なのだ...
そのころ、日本は第二次世界大戦に向かっていた。
軍のためにいろいろ制約させられて、リュータンの家も軍に借り出されて
しまったのですね。そこで、リュータンはタッチーたちがすむ寮に住み
はじめたのだが、影山への恋でボーっとしている。まー元々変わった
人だったが、さらに変になっている感じ。
それでも、舞台はきっちり勤め上げているので誰も文句は言えない。
影山も真実は語らないで居るようだった。
そんな中、エリの彼である清志に赤紙がきてしまった。
徴兵されると知り、エリは居ても発っても居られず見送るのですね。
そして、当時では禁句とも言える「死なないといって」ですって。
すると、清志は死なない!と。エリは彼が帰ってくるまで待ちつづけよう
そう思うのですね。
時代はどんどん戦争の真っ只中に入ってきて、とうとう宝塚歌劇も
閉鎖されるのでは?という状況になってきた。
その話にリュータンが倒れてしまうのですね。
そのリュータンの代わりに抜擢されたのが、タッチーだった。
タッチーはなんとか最後まで演じようとがんばる...
しかし、彼女は気が付いているのだろうか?
その舞台のセリフに影山がこめたタッチーへの愛情を...
タッチーは気が付かなかったかもしれない。
だが、リュータンは気が付いてしまうのですね。はー。がっかり(TT)
そのとき、速水悠介(仲村トオル)が現われた。
そして、宝塚歌劇の閉鎖を言い渡すのですね。はー。
タッチーは行き場所をなくしてしまった。
とうとう、宝塚大劇場が閉鎖されることとなった。
リュータン、タッチー、トモ、エリ、ベニたち歌劇団は、解散せずに
影山と共に満州などに慰問に回る日々を過ごしていた。
そのある場所で、トモが抜け出して、軍人さんとキスをするところ
ベニが見つけたのだ。清く正しく美しくがもっとうの宝塚歌劇団。
それなのに、キスをするとは...と大問題になる。
しかし、トモはそのことを謝ろうとはしなかった。
男と女としてキスをしたのではない。そんな不純な気持ちはなかった。
トモは死を覚悟しながらも、死への恐怖から泣いていた兵隊さんの
気持ちがよくわかったのだ。そう、トモも同じ恐怖を感じていた。
彼女の場合敵は敵国ではなく病気なのだが、同じ恐怖を持つ人として
少しでも気持ちを和らげさせてあげたかった。いや、それは一方的な
ものではなく、トモもその兵隊さんに癒されたのだろう。
トモが頭にしこりがあり、ほとんど余命がないとしりショックを受ける。
だが、トモが舞台で死にたいという望みはかなえてあげようと
みんな思うのですね。
その満州の帰りにタッチーは速水と再会する。
そのひと時、彼女はとても心が安らいだ。
そう、タッチーは速水に心を寄せ始めていたのだった。
日本に船が着くと、あの養父・佐原(生瀬勝久)が待ち構えていた。
彼はタッチーを売り飛ばそうというのだ。しかし、そこに速水がやって
くるのですね。そして、速水もタッチーに思いを寄せていることに気が付く。
この戦争が終わり、生き残ったら結婚しよう...そう、誓い合ったのだ。
歌劇団が宝塚にたどり着くと、悲しい知らせが待っていた。
エリの恋しい人である清志が戦死したというのだ。はー。
彼は亡くなってしまったのか...エリは悲しみにくれる。
いや、悲しみをごまかそうとしていた。
そんエリの姿にタッチーたちも悲しみをはぐらかそうとしている...
だが、リュータンは悲しいときには悲しめばいいと。(TT)
さて、宝塚歌劇団は閉鎖された映画館を利用して公演をはじめた。
その舞台にトモは立ちつづける。日増しに弱っていくのだが、
トモの意思をみんな...特に、リュータンが尊重して舞台に
立たせつづけたのだった。しかし、とうとうそれも最後の日がきた。
もう、たっていられないのだ。とうとう舞台で倒れてしまい...
トモは短い生涯を終えることになる。(TT)
そして...戦況はどんどん悪くなる一方だった。
だが、影山はリュータンと一緒になる決心をする。
そう、一時はタッチーのことが好きだったかもしれませんが、
今はリュータンのことが好きなのだ。
リュータンは幸せをつかんだかのように思えたのだが...
リュータンは見つけてしまうのですね。
影山の過去の思いをつづったノートを...
リュータンはショックのあまり影山と話をしなくなる。(−−;
影山はそれを機に宝塚歌劇団を離れて国のために働き始めるのですね。
そのとき、タッチーには昔は好きだったが、今は他に好きな人がいることを
告げていく....
タッチーにだって好きなひとはいる。そう、速水なのだ。
だが、速水は特攻に志願していってしまうのですね。
そして...彼の戦死を知らされてしまう。(TT)
タッチーは自暴自棄になり飛び出してしまう。
そこに、米軍の爆撃機が飛来する...
リュータンはタッチーを心配して外に飛び出すのだが、タッチーをかばって...
リュータンは顔に大怪我を負ってしまった。(−−;
そうなれば、もちろん舞台に立つことはできない。
リュータンは大阪に帰ることにするのですね。
その怪我をさせたのはタッチーだった。だから...
いや、タッチーが謝っても死んでもリュータンさんのケガは治らない。
タッチーができることは、宝塚の舞台を続けることなのですね。
よぉゆーた!リュータンは最後まで輝いて去っていった。
でも、独りぼっちになるとやっぱり悲しくなるのですね。
そこに、影山が戻ってきた。リュータンのことを心配して帰ってきたのだ。
そして、結婚しよう...と。え?リュータンはビックリするが、
影山が好きなのリュータンなんですもんね。
戦後、タッチー、エリ、ベニはリュータンと影山夫婦を尋ねていた。
すると、どこにも姿がない。いや、リュータンが死ぬわけがない。
元気な姿を見せて、私達はタカラジェンヌでしょ?と言い放つ。
そして、リュータンを中心に歌い踊り始めるのですね。
回りは廃墟。人の心もすさみがちなときに、ぱっと花が咲いたようだった。
そして、宝塚歌劇団は戦後の幕が上がったとともに、舞台の幕も
あげることになる。うん。よかったね。
八千草薫 (役名:ナレーター)
鳳 八千代 (役名:遥 陽炎)
朝丘雪路 (役名:紫貴彩華)
久世星佳 (役名:奈良井根子)
瑠菜まり (役名:穂高 昇)
森ほさち 【現役名:千ほさち】 (役名:姿 八重)
宮本えりか【現役名:美椰エリカ】 (役名:ミドリ)
長尾まや 【現役名:蘭香レア】 (役名:鏡京子)
西田久美子【現役名:妃里梨江】 (役名:六条朝美)
和田有由 【現役名:鮎奈さえ】 (役名:オケイ)
海峡ひろき (藤原紀香)
鷹月笙 (米倉涼子)
詩乃優花 (中谷美紀)
雅 景 (春 花)
夏城 令 (木村佳乃)
<専科>2名
朝 みち子(役名:日舞講師)
千雅てる子(役名:バレエ講師)
<花組>23名
舞城のどか、隼 颯希、桐生園加、貴 怜良、桜 一花、七星きら、嶺輝あやと、華形ひかる、華桐わかな、音瀬朱夏、望月理世、紫峰七海、珠まゆら、舞名里音、花野じゅりあ、夏空李光、月路
奏、瑠音舞佳、華城季帆、星紀はんな、初姫さあや、日向 燦、姿央みやび
<雪組>8名
沙央くらま、晴華みどり、白帆 凛、花緒このみ、鞠輝とわ、衣咲真音、彩みづ希、岬
麗
<宙組>18名
織花なるみ、真木 薫、高遠 梓、麻生あくら、潮 和歌、音乃いづみ、天翔ゆうり、大海亜呼、十輝いりす、純あいら、綾花ちか、聖野花珠、鮎瀬美都、草凪
萌、天河佑斗、八雲美佳、早霧せいな、華凛もゆる
吉田優子(役名:声楽指導、ピアノ演奏者)