原作:飯島愛『プラトニック・セックス』
脚本:龍居由佳里
演出:永山耕三(17歳の青春編)
中江功(20歳の純愛編)
プロデュース:永山耕三、東海林秀文
音楽:小室哲哉
| ひつとの部屋 |
| +-スペシャルドラマ |
飯島愛さん原作のベストセラーのドラマ化。
この10月には映画が放映されるはずなんですが、
この時期にドラマを放送してもいいんですかね?
だって、内容がわかっちゃうじゃん!
それとも、内容が違うのだろうか...
とにかく、2部構成のドラマの前編は15歳から19歳までの
須川加奈(星野真里)=愛を描いていく...
15歳のころの加奈(星野真里)はいわゆる思春期の反抗期で、
学校にも行かず恋人・吉村卓(渋谷すばる)、親友の千佳(浜丘麻矢)らとつるんで、
悪いことばかりしていた。まー。そういった子達は少なくはないでしょう。
でも、周りで見ているほど簡単でもないんでしょうね。
両親は普通?の家の両親っぽかったのですが、
カウンセリングに通わせているのですね。
アメリカでこそ、カウンセリングは当たり前ですが、日本ではめずらしいですよね。
もしかしたら、両親の中に、自分たちの責任はカウンセリングをつけていることで
果たしていると思ってはいないだろうか?
もちろん、父・淳一(永島敏行)、母・雪枝(田中好子)も加奈を愛しているだろうが
それが子供に伝わっているのだろうか?愛されている...そう感じるのは子供で、
いくら愛しているといっても感じてくれなければ、愛していないのと同じなのですね。
これは親にはすごくつらい言葉なのかもしれないけど、子供にとって親とは
それぐらい大切な人であるはずなのですね。
それが...
両親とも疲れていたのかもしれないけど...
母親は誕生日の日に娘を留置場に置いてきてしまった。
父親は娘の髪を切ってしまったのですね。
彼女にとって大切な日だったのにね。
後にわかることなのだが、愛はケーキが好きだった。
だから、母親は手作りケーキを作ってくれたのだが、
それは普通のスポンジケーキ。
愛が好きなのは、スポンジに生クリームがたくさんのっていて、
ろうそくを立てて...ハッピーバースデーと書かれたケーキなのですね。
気持ちのすれ違い。愛のすれ違い。
親はわかっているつもりでもわかっていない。
そして、子供に伝わっているつもりでも伝わっていない。
とうとう、愛は家を出るのですね。
そして、恋人との同棲生活が始まった。
それは楽しい日々だったが、そのうち恋人が父親をケガさせて少年院に
送られてしまう。
ひとりぼっちになった加奈は、恋人の友達に頼りにするが、
かれらにレイプされてしまうのですね。信じていた仲間なのに...
加奈は両親も仲間も失い、信じるものがなくなってしまった。
加奈はすっかりほうけてしまっていると...
石川さん(佐野史郎)という男に拾われるのですね。
彼は加奈に体を強要するわけでもない。何が目的か?わからないが、
加奈のような女の子をたくさんキャバクラで働かせているようだった。
加奈も愛と名乗り、キャバクラで働き始める。
その後...
辻本峻(妻夫木聡)と出会い、彼と恋人関係になる。
彼との生活は楽しかったが、最近彼の様子がおかしい。
どうして?すると、彼は体を売って借金を返していたのだ。
どうやら、そのお客さんに病気をうつされて、愛と距離をおいていたと
言うのだ。それを聞いたら、愛は彼のために何とかしてあげようと思い、
体を売ってがんばった。だが、彼は愛を利用しただけだったのですね。
そして、彼は姿を消してしまう。
人を信じられなくなり、本当の愛だけのために生きようと思っていた。
でも、そう思った相手は自分を裏切ったのですね。
愛は裏切る。でも、お金は裏切らない。
愛は誰かを愛さず、ただ楽しく生きることを続けていた。
でも、時々寂しくなる。周りの恋人たちを見ていると寂しくなるのですね。
そんなとき、愛は男を買うのだ。は〜。何やってんだか...
そんなある日、愛はニューヨークに行く。
夢だったニューヨーク取っ手の楽しい。
そして、そこでUKこと森岡祐介(柏原崇)と出会うのですね。
彼はかっこよくって、愛は一気に恋に落ちる。
だが、彼は自分のことをなんとも思っていない。
どうして?それなら抱くの?
彼は愛は体だけではない。本当の愛を知らないのだ。
彼に本当の愛は何なのか?みせつけられ、愛は自分の愛が幼稚で
あることを思い知らされる。
そのころ、母親は愛の親友だった千佳と偶然出会う。
彼女はすっかりマジメに大学に通っているようだった。
そうだ。友達が悪いのだ。環境が悪いのだ。と言っていたが、
彼女たちはマジメな道を歩んでいる。こんなことなら...と、
いまさら言っても仕方ないのはわかっているのだろうが...
そして、父親が倒れた。ぎりぎりの工場経営で無理がたたったのだろう。
予断を許さない状況だった。ん〜このまま父親がなくなったら...
さて、これからの愛だが
AV女優の如水みく(網浜直子)が、AVにでてみないかと誘ってきている。
これにのることになるのだろうか...
それとも、別の道を見つけられるのだろうか?
別の道?今のとこ彼女にそれを見つけられるような出来事は起きていない。
ただ、気になるのがいつのまにか?石川さんへの借金が500万円に
なっていることである。豪遊したりして金銭感覚がなくなっているからなのか
わからないけど、これは返さなくていいお金じゃないでしょうしね。
そうすると、AVの道に行くことになるのだろうか...
ニューヨークから帰ってきた愛は、本当の愛に目覚めるか?と
思っていたけど...愛のために売春婦として成り下がったと
悲しんだのにね〜。
愛は帰国して、AVの道に進みそうです。
しかし、3ヶ月の間に1000万円さらには200万円に指輪...
お金には目がくらむけど...
いったんは断ったAVの仕事だけどお金ほしさに
愛はAVの道に走ってしまうのですね。
それは、AV女優の如水みくが予想したとおり、
お金とSEXが好きな女の子ということなのかもしれない。
愛がそんな右から左に出てきた1000万円の小切手に心躍らせているころ、
愛の実家はとうとう工場を手放すことになっていた。
しかし、家とかは残るようである。ん〜。
それは愛こと加奈が帰って来れる場所を残してあげるためなのだろうか...
さて、愛はAVへの道を歩き始めた。
どうやら、今はお金に目がくらんで先のことが見えていないようだ。
キャバクラもやめることになり、常連さんへの挨拶して、
AV一筋!やりますか〜。って、その常連さんの一人にレイプされ
そうになるのですね。そのとき、ダチにレイプされた悲しい思いがよみがえる。
愛はやっとのことで逃げ出す。
愛が歩いていると、花屋から歌声が聞こえる。
そのどうやら店員・克己(藤木直人)が暇にまかせて、
ギター片手に歌っているようだ。愛はその歌にとても感動する。
心にぐっとしみこむ歌声...そして、歌詞。
愛はレイプの恐怖から抜け出して、彼の歌声で安心して気絶してしまう。
ぐ〜。目覚めてみると、そこは克己の部屋だった。
愛は克己の人柄に惹かれるのですね。
でも、なんかコレ!といって何か付き合うきっかけなんかない
感じなんだけど...いやいや、そこであきらめてしまうのは
愛じゃないですね。
UKが言っていた...そばにいたいと思うことが愛。
その言葉を思い出した。えーい!朝飯からスタートだ!
まずはAVやってます!あちゃ〜。だめじゃん!
そのあとも、映画見たり〜。しゃべりまくりの愛です。
そして、結局、友達かい?いいや。友達はムリっス。じゃあ〜
って、立ち去ろうとしたら...克己が引き止めてくれました。
ふふふ。ひっかかった...なんて不純な気持ちはありません。
愛の愛に変化球はないのですね。とにかく、克己も愛のことを
気に入ってくれたようです。お互いの気持ちが通じ合いよかったね。
気持ちは通じ合うが...
それは永遠なのだろうか...
永遠の愛。それは、誰もが夢見て、誰もが願うのですね。
でも、それは夢のまま終わるのか?
いや、そんなことはない。愛は永遠だ。
でも、愛じゃなければ...それはわからない。
愛はAV界から売れっ子タレントになりつつあった。
ラジオ、テレビ...毎日が忙しくって...
克己も顔を合わせている時間よりも、テレビで見る時間のほうが
長くなってきたのだろうか...
そして、マスコミに露出度が高くなれば高くなるほど、
家族に知れる可能性も高くなるのですね。
まずは、思春期の弟が見つけ...両親は今の愛をみようと
AVビデオをレンタルする...はー。そんなことでしか娘の今を
知ることができないのですね。
こんなことをさせるためにこの子を産んだんじゃない!
でも、こんなことをする子に育てたのはあんたですよ。お母さん。
でも、でも...そんなお母さんも久々に娘の元気な姿を見れて
うれしかったのでしょう。
さて、愛のほうは妊娠してしまった。
でも、克己は自分の子供ではないように思ってしまうのですね。
でも、愛は克己に会ってから、AVでも本番はしていなかった。
だが、このときに崩れかけていた2人の関係が、
大きく崩れ去っていく音がお互いの心の中に響いていた。
そして、そのころ愛の友達のマイも夫婦仲がうまくいっていなく、
愛のところに相談に来ていた。克己の心がさびしいといっていた。
そして、マイの心も...2人は超えてはならない一線を超えてしまう
のですね。愛は親友と恋人を同時に失うことになる。
さらには、信頼していた石川さんがお金を返せ!と言い出した。
750万円。確かに、それぐらい借りたかもしれないけど、どうして?
え?なんだか、キャラが違うじゃない!どうなんてんの?
私には愛を見つけられないって?いままで励ましてくれたのはウソ?
さらには、体を要求される。石川さんまで...は〜。
だが、それは石川さんの本心ではなかったのですね。
彼は死を覚悟したのか?愛に手紙を残して亡くなってしまう。
もう一度生まれなさい...石川さんは、落ちに落ちた愛に
再スタートをきらせようとしているのかもしれない。
消しゴムで消してぐらいじゃ生ぬるいのですね。
そして、母親から留守番電話が入っていた。
その懐かしい声を何度も何度もリピートした。
そして...愛は誕生日の日に帰ってきた。
誕生日の日に飛び出した家に戻ってきたのだ。
もちろん、両親はこれまでの心配の大きさから、簡単には許すことは
できないですね。でも...許す許さないの言葉じゃない。
そこには、いつものバースデーケーキがあるのですね。
そして、それを祝う家族がいる。
愛はこのただのスポンジケーキのバースデーケーキが嫌いだった。
愛は家を出てから、たくさんの高いおいしい食べ物を食べてきただろう。
だが、久々に食べた母の味こそが一番であることがわかるのですね。
そう、愛...いや、加奈が捜し求めていた愛はココにあったのですね。
愛を捜し求めた加奈。実は、最初から持っていたのですね。
ただ、気がついていなかっただけなのだ。
そして、その思い出がつまった家がココに残っているのですね。
父親が資金繰りに困りながらも家を手放さなかったのは
父としての加奈への愛情を手放さない気持ちだったのかもしれない。
そして...加奈も家族も新しい出発をきることができるかな。
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