あれから2年...
「白線流し・二十五歳」から2年が経ちました。
とうとう、これがラストということ、ん〜なんだかさびしい気もしますが、
それぞれの人生が決まり始めているんだから仕方がないのかもしれない。
そう、もう二十台後半に入り。それぞれが大人になり始めていた。
園子(酒井美紀)は夢がかなって高校の先生になった。
3年生の副担任をやっているようである。
その園子の生徒が問題を起こしてしまう。
それは優等生の女の子・加奈(西原亜希)とスポーツマンの彼・豊(小出恵介)。
彼と彼女はバイクに乗っているときに、バイク泥棒と間違われて、
パトカーに静止されるのですね。
でも、運転する彼は止まらなかった。
なぜなら、彼女が飲酒していたからなのですね。
まあ〜。厳重注意で済みそうなものだが、冷静な判断ができるとは
限らないのですね。
結局、男の子と女の子はケガをしてしまうのだった。
女の子の父親は当然カンカンに怒って裁判沙汰も言い出すのだが、
たまたま優介(柏原崇)がいて、父親を黙らせるのだった。
その追いかけたパトカーには、真司(中村竜)が乗っていて、
そのことで責任を感じてしまうのだった。
自分がやりたかったことはこいうことなのだろうか?
それよりも、真司には大きな悩みを抱えていた。
それは、妻・まどか(京野ことみ)が疲れているようだった。
子育ても、仕事も、家事もまともにできていない自分に
苛立ち、お酒に走っていたのですね。(−−;
ん〜。どうしたらいいのか...
一人で悩んでいた真司だが、昔の親友達と会うことでひとつの
結論を出せたようです。そう、それは自分が警官をやめること。
誰かを助けたくてなった警官だけど、まずは家族をすくわなくては...
真司はまどかの実家の神主になることを決めたようですね。
ん〜。どうしたらいいのか?
それは、冬美(馬渕英理何)も同じだった。同棲している彼はまったく働く気がない。
かといって、自分のほうは生きるためにやっているバイト生活に
追われている状態なのですね。本当にこれでいいの?
その言葉に冬美もひとつの答えを出す。
彼と別れよう。だらだらな彼といることはお互いのプラスにはならない。
そして、茅野(遊井亮子)も思い悩んでいた。
せっかく独立したのだが、どんどん人が離れていくのですね。
ん〜。やっぱ、ダメなのか?ケンカばかりしている自分に戻ってしまう?
いや...そうじゃない。友達と会うことで、またがんばる力をもらうのですね。
それじゃあ〜優介はどうなんだろう?
弁護士になって、お金も稼いでいる。
でも、やっぱり園子のことが気になるのですね。
彼はそのことともう一度付き合うことにした。
もちろん、それは園子もOKを出したのですね。
でも、何かが違う...そう、園子の中には昔から渉がいたのですね。
でも、人は変わる変わるはず...でも、変わらないものもある。
変わらない何かを大切にしている人がいる。
園子から振られたとき、優介ももう一度考え直すのだった。
お金儲けでステータスを求めて弁護士になったのではない。
誰かのために何かをやりたかった。
だから...優介は小さな弁護事務所で働くことになった。
それもこれも、親友...いつまでもかわらない親友のおかげ。
大人になり始めて、何度もぶれかけたけど、中心の2人の心が
まわりをぶれさせないのですね。それは、月と太陽。
渉と園子なのですね。
って、渉は別の女性と結婚してしまったじゃない?
いや、結婚していなかった。美里は渉との婚姻届をださないままだったのですね。
それは、渉の中に変わらない思い出...変わらない園子がいるのを
よくわかっていたからなのですね。うん、うん。
それじゃあ〜自分の立ち入る場所はない...
いや、渉さんの夢のひとつはかなえられる。家族を作ろう!
でも...美里はそれもかなえられなくなってしまった。
そう、彼女は病気を患ってしまったのですね(−−;
それも、重病...彼女の中に自分では渉を幸せにはできないことを
確信するのだった。
そして、美里はそれができる人も知っていた。
それは、園子...彼女ならできる。
きっと、変わらずあの人を幸せにしてあげることができる。
美里は園子とあって、自分の思いを告げるのですね。
でも、園子は受け止めることができない。
もう、自分には優介がいて...今の自分に満足はしていないが、
変えようとは思っていないのだ。踏み込むことはできない。
ん?それって、過去の自分のままだった。
そこには、勇気がなくて、渉を怖いと思った自分がそこにいた。
そして、その自分がそのうち渉への思いを寄せていったことを
思い出す。踏み出せないのではなくて、踏み出さないのだ。
できないのではなくて、やらないままあきらめていた。
園子は渉への思いをめぐらせて、あの思い出の天文台が
消え行くことを見逃してはいられなかった。
だから...だから、小川天文台を救おう。
もしかしたら、できないかもしれないけど、やるだけのことは
やってみようとするのですね。
そして、それは成功を収める。
まあ、ちょっと自分達の思いが乗りすぎているような気もするけど、
やはり7人の親友達の思いがあったからこそ、伝わるものがあるのかもしれない。
それは成功を収めたが...
そこには渉の姿はなかった。渉は自分と園子のことを考えていた。
そして、それを感じながら美里があの世へ旅立っていったこと。
本当の夫婦にはなれなかったのか?本当の家族にはなれなかったのか?
いや、そんなことはない。美里は自分のことを思ってくれたし、
自分も思っていた...でも、家族を守れなかった。
その思いが、彼を園子にあわせないでいたのですね。
でも、違う...園子によって成長した自分を美里は好きでいてくれた。
そして、このぽっかりあいた穴も園子なら埋めてくれるだろう。
渉は園子に会うことにしたのですね。
もちろん、園子は美里の死によってぽっかりあいた心の穴を埋めてくれるのだ。
そう、いつも園子はそうやって自分の心癒してくれる。
渉と園子はこれからまた新しい物語が始まるのかもしれない。
どうやら、渉は天文台に就職できたようですしね。
長い間見てきた白線流しもこれでおしまい...