あれから2年と半年...
「白線流し・二十歳の風」から2年と半年が経ちました。
それぞれの夢が現実に...いや、夢を見る年頃から現実を見つめる年頃に
変わりつつあるのかもしれない。夢がかなったと思っても、それは傍目から
見ていたからこそ夢に感じていたわけで、その世界に入ってみれば、
それは現実になるんですもんね。
渉(長瀬智也)の現実...彼は一番夢に近くて、一番夢がかなったと
思っていた。でも、この不況のあおりを食って、渉は北海道の
天文台を辞めなければならなかった。
そうなってみると、渉は大学を出ていないから、他に天文台の仕事は
なかったのですね。いや、それでも、ハローワークに通い、
星の仕事に近づこうと努力はしているが、このご時世なかなかうまくいきません。
定時制のころ見につけた、溶接の仕事とかはあるようなのですが...
その渉は今は園子(酒井美紀)と同棲中。
おいおい!あのマジメなお2人さんが同棲とはびっくりしました。
まー。そうなってもおかしくないのですが、渉と園子ですよ!(^^;
さて、その園子の現実。
なんと、彼女は出版社の編集部でバイトをしています。
あれ?教師になる夢はどうしたの?どうやら、空きがなくて
あきらめてしまったようです。それでも、生活していくためにバイトを
しているようなのですが、あまり身が入っているとはいえないですよね。
ん〜。失敗もしてしまって、豊橋編集長(小日向文世)も
金井(星野有香)も、あまりいい印象はもっていないようです。
なんだか、夢に向かってまい進しているかのように思えた2人ですが、
一番遠ざかっているのかもしれない。
そして、夢から遠ざかったイライラからか?二人とも疲れ始めていた。
さて、ほかのメンバーは?というと...
まどか(京野ことみ)は専門学校を卒業して、ナースとして長野で働いていた。
慎司(中村竜)は警察官になり、山岳救助隊員として活躍していた。
まー。このお2人さんの場合、仕事よりも恋の行方のほうが心配かもしれません。
特に、ナースとして自信をつけ始めたまどかにとって、慎司と落ち着くことは
あまり考えていないようです。
仕事になれて、死にもなれてしまっているようですしね。
最後のカップル?
優介(柏原崇)と茅乃(遊井亮子)はというと...
どうやら、自然消滅したようですね。しかし、夢のほうは?というと、
優介は新聞記者もありかな?と思っていましたが、
司法試験に合格して、司法修習生の道を歩みだしたようです。
茅乃はというと、服飾の仕事をしたいと言っていた通り?
スタイリストの仕事についていますね。男=優介を追いかけて京都まで
行ったけど、男より夢かな?
さて、最後にひとりもの...(^^;
冬美(馬渕英里何)は女優をがんばっていたようだった。
苦しい舞台女優から、テレビにも出るようになって、なかなかいい感じ。
と、思っていたら、やはり彼女にも現実があるのですね。
冬実は自分が演じることから、自分が作ることへ興味が移りつつあった。
もらった役に徹するよりも、自分でこの役を生かしたいと思い始めていた
のですね。劇で脚本や演出をしていた経験が彼女に新しい夢を持たせた
のかもしれない。
それぞれの2年をすごして、卒業から5年と言う時間が流れた。
さて、渉はハローワークで新見(ダンカン)と出会うのですね。
彼はホストクラブを経営しているのだが、渉をスカウトしたのだ。
え?渉がホスト?にあわね〜。
渉はどこにもない自分の居場所を見つけるためにホストクラブに
身を投じるのですね。少なくとも、ココには自分の話を聞いてくれる人がいて
そして、その人を癒すことができる。
園子も自分を必要としてくれるが、彼女には何かを押し付けられているような
気分になるのですね。そこがちがうのだ。
しかし、園子は渉がこんな仕事をしているのは理解できないだろう。
渉は嘘をつくのだがばれてしまい、茅乃の部屋に転がり込むのですね。
オイオイ!それはないんじゃない?渉!
そのころ、園子は実家に帰っていた。
それは、父・克彦(山本圭)は体調を崩し入院していたからなのだ。
退院は無事できてほっとしていたのだが...
なんと突然亡くなってしまう(−−;
悲しみの中、園子は渉にすがりたい気分だっただろう。
でも、渉は来ない、茅乃は探してくれたようなのだが、
見つからなかったようだった。ん〜。どうして...
実は優介と慎司はその直前に渉とあっていた。
いろいろあった3人だ。特に、高校時代は園子を。大学時代は茅乃を。
好きだった優介は、両方につらい思いをさせている渉に腹をたてていた。
もう、二度と園子と会うんじゃない!とまで言ってしまう。
しかし、そのとき、何もないと思っていた渉に何かを感じさせたようだった。
慎司はお前とあえて色々会ってよかった。そして...おもしろかった。
優介は意味のないものなどない。言葉も行動も人も...
その言葉はそれぞれいろんな思いをしてきた友達に明かす2人の
言葉だった。だからこそ、渉は何かを感じたのだろう。
渉は園子の父親の葬式には来なかった。
でも、フラフラとなにもしていなかったわけではないのだ。
渉は以前、青年海外協力隊のポスターを見たことがあった。
日本から天文台が送られていたのだが、自分はそこで働けないか?
そう感じて電話をしたのだが、そのときは「ない」と断られたのだ。
もちろん、今もないだろう。だが、自分にもできることはあるのでは
ないだろうか?誰かのためになることはあるのではないか?
そう感じて、青年海外協力隊の仕事をすることにしたのですね。
あの定時制のころ働いていた溶接の仕事が役に立った。
そう、あのときの時間も意味のないものではなかったのですね。
渉が新しい出発をしようとしているときに、
園子は立ち止まったままだった。
園子の父親の死で、まどかは慎司との結婚を決めた。
苦しいとき悲しいときにそばにいて欲しい人はこの人なのだ。
そうやって、ひとつの壁を乗り越えた2人。
でも、園子は...何も見つけられないでいるのか...
いや、何も見つけられないでいるのではなく、
渉しか見ていなかったのかもしれない。
もっと、周りに目を配れば、自分の夢が見えてくるかもしれない。
やる気のないバイトの仕事も、本当に真剣にやっているだろうか?
そうだ、やってみよう!やるだけやってみれば、また何かが
見えてくるかもしれない。
園子は渉から飛び立つために、渉に会いに行くのですね。
そして、渉も飛び立とうとしている。
そう、2人ともお互いを見つめてばかりで空を見ていなかったのかも
しれない。空を見つめてみれば、飛ぶ方向が違うかもしれない。
でも、それを悲しいことではないんですね。
そして、渉はスリランカに旅立っていった。
園子は編集部で企画をたくさん書いている。
それぞれの旅立ちのときである。
個人的にはスリランカの子供たちを教える園子ってのも
想像しましたが、園子の夢は先生だけではないですもんね。
そうそう、冬実は自分たちのことを本にするようだ。
そのタイトルも...「白線流し」
さて、ベストセラーになるかな?
終わったばかりなのになんですが...
その後が気になるところですね。
次回作に期待です!ってあるよね?>フジテレビさん!