〜悲劇の天才料理人
胸が膨らむ病気で政治家・鳩中幸一郎(大林丈史)は苦しんでいた。
そこに、ドクターキリコ(森本レオ)が現れた。
彼は、安楽死専門の医者で、同じ病気で死んだ鳩中の父親から、
「もし、自分の病気が遺伝して苦しんでいたら、苦しまないように殺してほしい」と
頼んでいたのですね。もう、これ以上は苦しめたくないと思った家族も同意する。
そこに、ブラック・ジャック(本木雅弘)が現れた。
そして、あきらめるのは早すぎると。どうやら、彼なら治せるようだった。
ブラックジャックはドクターキリコのことを「死神」と軽蔑する。
しかし、キリコも戦場で多くの人を幸せの中で死を迎えさせてあげたという
自信を持っているのですね。
とにかく、患者は生きることを望んでいる。
彼はキリコではなくブラックジャックを選んだ。
もちろん、ブラック・ジャックの手術は高価であるが生きるためにはしかたない。
しかし、胸を開いてみてもどこにも異常はない。まさに、奇病だった。
これまで3度にわたり終日を受けてきたのに、何も治療していないのは
そのためだった。だが、ブラックジャックはその奇病の正体を突き止める。
水は通さないが空気は通す。そんな繊維があるように、彼の肺の一部も
そういった状態になっているのだ。ブラックジャックは手術に成功した。
その後、ブラック・ジャックはピノコ(中山紗央里、詩央里)を連れて、
高級レストラン、マ・フィーユにやってきた。
この前、救った鳩中代議士がお礼にご馳走をしてくれるというのだ。
だが、天才とうたわれているオーナーシェフの赤石誠一郎(蟹江敬三)は
絶対的な自信を持っており、高い料金で料理を出していた。
まるで、ブラックジャックのような料理人だが、
それも腕の裏づけがあるからなのですね。
しかし、どうも料理の味が落ちている。
しかし、赤石の料理の質が落ちてしまったのは、彼の年のせいではない。
ブラック・ジャックは赤石の味が落ちているのは、脳の病気による可能性が
あるときづくが、本人はまったく気がついていないようだった。
ブラックジャックは、お腹のすいたピノコのために小さな洋食食堂、
モン・ペールにやってきた。そこには、赤石の娘・みゆき(須藤理彩)と、
その恋人で赤石の弟子である河合健(池内博之)の店だ。
そこの料理は赤石のものとは比べ物にならないほどおいしかった。
そのことを、河合に話すと...
彼は、赤石の味覚の変化に気付き、それを指摘すると、店を解雇されたのだという。
だが、河合は今でも赤石を師匠と慕っているのですね。
そんな中、赤石はフランス首相参加の食事会の料理を任されることになる。
これで成功すれば、マ・フィーユの名前は世界に広がっていくのですね。
だが、赤石は突然倒れてしまう。
やはり、彼は病気だった。脳には腫瘍がありそれが味覚を奪っていたのだ。
しかし、その腫瘍の位置が悪く、どの病院も摘出は不可能だと言う。
そこで、赤石はブラックジャックに望みをかける。
「長生きはしなくていい。会食のために、味覚を完璧に治して欲しい」と。
そのころ、ブラックジャックは悩んでいた。
ドクターキリコが残した1枚の絵。その絵は、ブラックジャックが5年前に
手術した絵描きの絵だった。だが、彼の絵はこんなタッチではない。
どうして...彼はブラックジャックの手術で一命は取り留めたが、
両手の自由を失ってしまい口で筆をもって絵を書いていたはずだった。
だが、彼は自殺してしまった。
ブラックジャックは悩みに悩んで、今度は自分のプライドをかけて、
赤石シェフには味覚を取り戻すことを約束する。
そのために用意した手術機材も特別なもので、ブラックジャックにとっては
赤字だった。しかし、今回はプライドをかけているのだ。
手術が始まり、成功を収めると思っていたが...なんと、手術中に停電。
ほんの数分間のロスが微妙な結果を残すことになる。
赤石は命にかかわることはなかった。
だが...味覚の一部が破壊されてしまったのですね。
そして...さらに味覚を失っていく...
さらには、弟子の何人かが辞めてしまい、食材を買い占めてしまうのだ。
どうやら、彼らは独立してマ・フィーユに取って代わろうとしているのだ。
は〜もうだめだ...そう思い、赤石は自殺してしまうのですね。
でも、そこに現れたのが、河合だった。彼はシェフのために命を差し出すのですね。
そして、そこには河合が集めた食材もあった。
そう、赤石シェフのために全国を駆け巡って集めてきたのだ。
ん〜。これには、赤石シェフも感動する。
だが、オレにはもう舌が...
その様子を見ていたブラックジャックが赤石シェフには技術が、
河合には舌があると、大事なソースの味付けまでには
河合をよみがえらせる役をするのですね。
そして、大事な会食が始まった。
シェフは前菜、スープをなんとかクリアしていく。
ブラックジャックも厨房の隣で河合の手術を行うのですね。
そして、大事な肉料理のソースのときになっても河合が目を覚まさない。
しばらく、客たちにも待ってもらうのだが、客たちはこれ以上は待てないと
帰ってしまう。いや、娘のみゆきが止めに言ったのですね。
愛すべき、父と恋人のために自分のできることをやってのける。
そして、その気持ちが通じたのかお客たちが戻ってきた。
そして、河合も目を覚まして...よかった〜。
何とか間に合いましたね。これで、マ・フィーユもさらに有名になります。
あ、でも、赤石シェフと河合の治療費をブラックジャックに払わなければ
ならないのですね。1億以下の治療はしないのですから、2人分を
払うためにはマ・フィーユを売り払うしかありません。
ところが、ブラックジャックはマ・フィーユの権利書をもらわなかった。
かわりに、自分とピノコの3人分の料理で手をうつですって。
いいところあるじゃん!ピノコにしかられそうな気もするけど、
おいしい料理が食べれたから許してくれるかな?
〜天才女医のウエディングドレス
さて、いきなり10億円の荒稼ぎ!いや〜。相変わらずブラックジャックは
すごいですね。つ〜か、昨年度に比べて3億円少ないからって、飢え死に
するんじゃありません。ピノコちゃん。つーか、それぐらいお金があったら、
車にエアコンつければいいじゃない?
源三(いかりや長介)はスリをして金を稼いでいた。とはいっても、この不景気。
それほどの収入も見込めません。しかし、スリはスリ。警察に追いかけられること
にはかわりなないのですね。源三は警察から逃げると急にブラックジャックと
再会する。そう、再会なのだ。昔、源三はブラックジャックの患者だったのですね。
その道中、渋滞にまきこまれた。その道中に鉄骨を満載したトラックの鉄骨が
崩れ落ちた。そこには運悪く少年が...崩れ落ちた鉄骨の中で、少年は
一命を取り留める。しかし、少年の手足は押しつぶされて、引き出すことが
できない。鉄骨をどけようにもバランスを崩して、少年が下敷きになってしまう
かもしれない。それじゃあ〜。鉄骨をバーナーで焼ききれば...いや、そんな
時間はないのですね。そこで、ブラックジャックが現れる。1億円の報酬を
要求するのですね。建設会社としては子供が死ぬとそれ以上のお金が
かかると思い、承諾するのですね。そのあとのブラックジャックの手さばきは
流石です。ところが、子供を助け出したあとに、鉄骨が崩れてしまうのですね。
あちゃ〜。ブラックジャックも重症を負ってしまう。
それじゃあ〜。子供とブラックジャックを助けるのは誰なの?それは美人であり
優秀な医者である高野綾子(松雪泰子)ですね。彼女は2人の手術を同時に
行って成功させる。腕はいい。そして、ブラックジャックのように法外な
お金なんて要求しない。うむ〜。ほんと、医者の鏡です。
ブラックジャックのケガは次第に治っていくのですね。彼の手は神経を一度切断
しているので、リハビリには時間がかかりそうです。ブラックジャックはあせるが
はしさえも満足につかえません。こんなことで、昔のようにメスを使うことができる
のだろうか?
ブラックジャックは回復して退院することができた。これから、リハビリをして
昔のようにメスを使えるようにがんばるのですね。
さて、そんな中、事故にあった少年の事故のことで建設会社が弁護士を
立ててきた。建設会社は後ろから軽トラにぶつけられたために事故がおきて
しまったというのだ。うむ〜。挙句の果てには、少年のために慰謝料を
払わないといいだすのですね。あら...
少年の母親がブラックジャックを尋ねてきたが、相手は狸オヤジです。
ブラックジャックもその場は立ち去るのですね。だが、「あなた顔色が
悪いですね」と少し脅してみました(^^:
脅しではなく顔色が悪いのが源三です。彼はブラックジャックを助けた高野
先生の父親だったのですね。飲んだくれて警察のご厄介になるまでに
なった源三は娘と縁を切られていた。
その高野先生だが結婚を控えていた。父親のことは内緒にしていたのだが、
どーやら相手にばれてしまったようですね。結婚するのは父親じゃあなくて
自分なんだからいいでしょ?でも、そーとは言い切れないのが結婚ですね。
そして、源三は自分がスリであり、高野の娘であることでゆすられていた。
ん〜。1000万円。そのお金を作るために源三はやくざのお金に手を出して
しまうのですね。もちろん、やくざ達は血眼になって、源三を探します。
その源三の体はやばい状態だったのですね。やくざにはボコボコにされた
のですが、源三の体は限界にきていました。
ブラックジャックは高野先生のところに源三を連れて行く。源三にはすでに
腎臓がひとつしかなく、その腎臓もガンに蝕まれていました。ブラックジャックは
自分の手が不完全であると感じ、高野先生に頼むのですね。高野先生は
父親に恨みを感じながらも医者としての義務を果たそうとするのですね。
だが、途中で、やはり死んでいった母親のことを思って、手術をやめて
しまう。ブラックジャックはその高野先生にどーして父親の腎臓が一つしか
ないのか?言うのですね。それは、高野先生に移植したからなのですね。
その後、体の弱かった源三は仕事を少なくすればいいのに、がむしゃらに
働いた。その結果、源三は体を壊してしまうのですね。働けなくなって、
源三は酒におぼれてしまった。そのいきさつを知って、高野先生は再びメスを
振るうのですね。源三が娘・高野先生のためにつくったオルゴールの音色を
聞きながら...そのオルゴールの音色は母親の好きだった曲なのですね。
そんな中、ブラックジャックは交通事故に遭った少年のために、建設会社の
社長をはめることにした。健康そのものの体だが、あちこにがん細胞が
あり助からないと...もちろん、社長は生きたいからブラックジャックに
なきついてくるのですね。そーすると、とーぜん、お金をふっかけますね。
はい。いい気味です!
そして...源三は無事退院。ブラックジャックは源三をある場所に連れて
行く...そこは、源三の娘高野先生の結婚式だったのですね。招待状の
ない源三は追い出されそうになりますが、そこで高野先生が呼び止める
のですね。うん。すべてを知ったら、源三が父親じゃないなんて知らん顔
できないですね。そして、源三は娘のウエディング姿をみて涙するのですね。
ん〜。なんだかよかった。そして、源三は仕事をはじめたようです。
手始めにブラックジャックの館を改装...って、だめじゃん!(^^;
ブラックジャックのドラマというと、加山雄三のドラマを思い出してしまうの
ですが、あれから20年ほど経って、今度は、本木雅弘のブラックジャックで
すね。クールな役はモックンにぴったりという感じで、機械に弱いというとこ
ろで天然ボケも見せてくれていいですね。
さて、話のほうですが...日本で脳死による臓器移植が認められ、何例か行
われています。しかし、海外に比べては明らかに少ないですね。その臓器移植
にかかわる話なのですね。
松崎(吹石満)は裏取引の現場にいた。取引は成功したかのように見えたが、
彼は仲間を拳銃で撃ってしまう。どうやら、取引相手の白木(白竜)と手を組
んだようだが、結局、松田自身も白木に撃たれてしまう。
病院に向かうのだが、もう手遅れ状態。
そこで、奇跡の起きる教会に行き、命を助けてくれるように頼むのですね。
と、そこに、双子の姉妹が現れる。そう、彼女達はピノコ。
ブラックジャックの...え〜と。なんだっけ?仮に助手とでもしておきまし
ょうか?そして、ブラックジャックが現れる。命を救う代りに2億の報酬を要
求するのですね。うむ〜。それなら、払える...と思ったら、1億5千万円
しかない。「それじゃあ、だめだ」というブラックジャック。彼女は彼のため
にすべてをかけて5千万円を用意すると約束する。
しかし、それだけのお金を要求するだけの技術は持っている。無免許では有る
けどね。あ、彼の言葉で言えば、もぐりの医者。とにかく、彼は助かった。し
かし、それは、ほんの少し、生き伸びただけだったのですけどね。そう、彼は
結局、組織に殺されてしまう。
その組織を追っていた刑事・礼子(永作博美)がいた。彼女はブラックジャッ
クが助けた松崎が撃たれる場面に出くわしていた。そして、彼女は夫の殉職を
機に何かにとりつかれたかのように手柄を上げようとあせっていた。それは、
息子の病気が思わしくなく、あと少しの命だったからだ。その息子は礼子に対
して父親に対していい印象をもっていない。彼には父親が家にいないさびしい
思いでしかないのだろう。だから、死ぬ前に礼子のこと、父親のことを認めて
欲しかったのですね。
さて、ブラックジャックはその努と少なからず因縁がある。彼がラジコンヘ
リでハトを傷つけるところに出くわしたからなのだ。彼は病気からの苦しみか
ら死を覚悟し、そして、望んでいた。だからといって、動物を殺してもいいこ
とにはならない。ブラックジャックは努の傷つけたハトを救ってあげる。そ
して、努に死ぬということを教えようとするのですね。と、まあ〜この辺は
カッコいいんだけど、乗っていた車の故障を努に直してもらったりして...
生命には強いが、メカには弱いのね〜。
その努だが、ブラックジャックとあったあとでも、死ぬことを望んでいた。
彼は巷で有名な「幽霊バス」に乗って、あの世に行きたかったのだ。
そのころ、母親の礼子は行方不明者に奇妙な共通点を見つけていた。いなくな
った日が同じ人が何人も報告されている。ん?どう言うことなのか?単なる偶
然?組織に殺された松崎。松崎を殺した男。そして、病院。幽霊バス。
すべてをつなげる一本の糸が見えた。そう、同じ日に幽霊バスによって集めら
れた人たちの肉体を売買する。それに松崎はかかわっていたのだ。
主犯は病院の医院長(--;医院長は自分のみの危険を感じ、海外逃亡を図ろうと
する。しかし、その前にやっておくことがあった。それは自分の心臓移植。彼
は心臓をわずらっていたのだ。そこで、ブラックジャックが指名される。もぐ
りの医者でも腕がたつほうがいいからだ。手術が始まるとそこに、礼子が現れ
る。その礼子に医院長は息子の命を救う代りに見逃して欲しいと...母親と
して息子を助けたい気持ちもある。しかし、彼女は礼子である。それは...
彼女が躊躇している間に医院長の部下が現れ、礼子を殺してしまうのですね。
は〜。(--;しかし、死ぬ間際にブラックジャックと約束をする。自分の心臓を
使って助けて欲しいと。
ブラックジャックは医院長の手術を成し遂げ、多額の報酬をもらって去ってい
った。ただ、医院長に移植したのは彼の指定した心臓ではなく、彼に裏切られ
た男の心臓だった。心臓に意思があるか?どうか?は私にはわからない。そし
て、それが心臓の意思によるものだったのか?どうかもわからない。とにかく、
医院長の心臓は突然停止した。
その後、ブラックジャックは掲示との約束を守り、息子に彼女の心臓を移植す
る。何も知らない努はありがたみも感じないでいた。ブラックジャックはそ
んな彼の首に手をかける。苦しむ彼が意識を失う直前で手を止めるのですね。
努を殺すことはなんとも思わない。しかし、努の中に生きているもうひと
つの命は殺せないと...そこで、ブラックジャックは努に彼の中に母親が
生きていることを話すのですね。それから、努がどうなったかはわからない。
しかし、母親の分もいっしょに生きているであろう。