2001.05.19改定


ここを見てるってことは、ちいさなプレコに興味があるんですね?
プレコって、体色はどちらかと言えば地味なものが多いし、夜行性で、昼間は隠れてることが多いから、飼っててもいるのかいないのか分かりません。水槽を掃除する時、あ、いたいた、なんて確認することもしばしば。

でもね、一旦飼い始めると、こいつらには、普通のさかなに無い魅力があることに気がつくと思います。

ただ、最初はコケ取り職人として導入されることが多いようで、この場合は、値段も安く見栄えのするセルフィン・プレコかサッカー・プレコでしょうから、あっという間に30センチを越えて、もてあましちゃう、てことも少なくないようです。大抵の人は、90センチクラスの水槽なんて置けませんからね。

大きなプレコには、思わずカッコイイとつぶやきたくなる迫力がありますし、大きな分、頭も良いようです。でも、糞の量も並大抵ではありませんし、飼うには、それなりの設備と手間がかかります。

プレコにも、いろんな種類がいますから、コレクション性もありますし、ここはひとつ、小さなプレコを何種類か飼ってみるのも、いいですね。
じゃあ、どんな種類が大きくならないのか。始めさせていただきます。でも、その前に・・

プレコの飼い方

レイアウト

・底砂と流木
最初に、プレコについて説明させてください。
ロリカリア科に分類されるナマズの中でも、ヒポストムズ亜科、アンシストルス亜科に属する種類がプレコストムス、通称プレコと呼ばれています。飼育には、流木が必須アイテムです。底砂は無くても良いし、大きくなる種類ですと、逆に、掃除の手間から、底砂無しで飼われる場合が多いようですが、小型種の場合、底砂はあったほうが、見栄えも良いと思います。ただ、厚さ1,2センチに薄く敷いたほうが良いです。プレコを飼ってみると分かりますが、流木の削られた粉と大量の糞が底に溜まりますので、底砂を厚くすると、砂にそれらが埋もれてしまい、水質悪化や病気発生の原因になるからです。

暗色の砂を入れたほうが落ち着くと思います。流木は1匹、1本、くらいが目安でしょう。刺さりそうな枝があったり、角がやたらとある流木は使わないほうが賢明です。使うときは、あらかじめ紙ヤスリなどで磨いて角を取るくらいで良いものを選びましょう。一番良いのは、棒状になった小さなもの、SSサイズ、Sサイズなどと書かれたものを、複数組み合わせて使うことですが、レイアウト上、かっちょ悪いと思うので、まあ、そこそこ、無難なものを選んでおきましょう。必要なのは、それらが組み上がった時の姿を頭に思い浮かべておくことです。お店の売り場で、実際に組み合わせてみると良いです。

流木は、まず軽くタワシでこすって汚れを取り、水に漬けておいたり、煮出したりして、アク抜きをします。なので、無謀に大きなものを買うと、苦労します。煮込む場合は1日程度、水に漬ける場合は1週間程度で良いでしょう。きりがないので、それくらいで良いです。水に漬けた場合は、アクが抜けきれないので、水槽内の水がブラック・ウォーターになります。これはこれで調子良いですから、水槽が暗くなって平気な人は、天然ブラックウォーターを手に入れたと思って下さい。どこまでがアクで、どこまでが色のついた水なんだって疑問はあるのですが、PHが上昇して来たらアクが抜けたということで。それでも茶色い水がイヤな人は、活性炭で色抜きしましょう。まる1日、煮込み続けると、ほとんどアクは抜けますが、流木の質にもよるので一概には言えません。重曹を入れるとアクが良く抜けます。その後の水質に対する影響までは分かりませんが、わたしは、煮込む時、必ずひとつまみ入れてます。重曹を入れると、水の硬度は上がりますが、直接水槽に入れるわけじゃないので、問題ないと思います。

アクアプラント・サンドやソイル系と言われる砂のように、アクを吸着する砂もありますので、そのような場合、煮たり漬けたりする必要はありません。流木は、プレコの隠れ家になり、食物にもなり、レイアウト上の効果もありますので、プレコを飼う際は、必ず用意しましょう。流木無しにプレコを飼うのは無謀です。

出来れば、石などもあると隠れ家になりますし、レイアウトも更にかっちょ良くなりますが、単品に留めておきましょう。いろんな色の石を置くと、見苦しいです。石も流木も市販のものを使用するほうが無難です。天然ものを使う場合、1ケ月くらい水に漬けてようすを見ましょう。PHが安定していて、変な虫が生まれたりしてなければ大丈夫(かな?)。:-)

・水槽とろ過
、照明
アクリル水槽ですと、一部の種類で歯形が残るくらいの傷を付けるものがいますので、ガラス水槽の方が無難でしょう。60cm水槽が最適です。もっと小さな水槽でも良いのですが、小型プレコの場合コレクション性があるので、飼い始めると1匹では済まないでしょうから。
ろ過に外部フィルターを使っている人も多いのですが、上部フィルターで充分です。とにかく汚れますから、メンテの楽なフィルターを選んだほうが良いと思います。外部フィルターを使うなら、ストレーナーにスポンジを付けることを忘れないで下さい。頻繁なメンテが必要になりますが、ストレーナー部分の揉み洗いで済みます。上部フィルターではろ過不足だとご心配でしたら、スポンジフィルター、水中フィルターなどを併用してください。

一般に小型プレコには、水流を好む種類が多いので、パワーヘッドをサブフィルターとして使用すると完璧ですね。水流が強い環境で育ったさかなは、残留酸素の多い水を好みますので、エアレーションもしたほうが良いです。わたしは外部フィルター+上部フィルター+エアレーションという環境で小型プレコ4匹を飼っています。外部、上部ともストレーナー部分にはスポンジを付けています。
照明は1灯式でOK。水温は種類にもよりますが25度前後で良いです。
水質については、普通の水(弱酸性〜弱アルカリ)なら特に問題はありません。一部の種類を除き中性が良いと言われていますが、それほど敏感なのかどうか、プレコ全般に詳しいわけでもないので知りません。極端なペーハー、硬度で無ければ適応すると思います。

水草は、あまり無いほうが良いと思います。と言っても、適度にあるほうが良いです。水草水槽でプレコを飼うようなことは止めましょう。コケコケになります。流木があることから、アヌビアス・ナナやミクロソリューム、ウィローモスなどを活着させると見栄えがします。やり過ぎると、何のために流木を入れてるのかわかんなくなりますから、ほどほどに。

・餌
餌は、市販の、プレコ用タブレットでいいですが、キュウリ、冷凍アカムシ、孵化したブラインシュリンプ、クロレラやスピルリナの錠剤なども与えましょう。出来ればプレコ用タブレットの他に、コリドラス用タブレット、なまず用タブレット、沈下する鯉の餌なども用意すると良いですね。雑食なプレコですが、肉食嗜好の強いものと草食嗜好の強いものがいます。わたしはヒカリプレコ、ヒカリキャット、ヒカリ胚芽、スピルリナ錠剤をプレコ用に常用しています。冷凍アカムシは月に2回くらい、ブラインシュリンプは毎日与えていますが、混泳水槽のため、プレコまで行き渡っているかあやしいです。

基本的に縄張り意識のあるさかなですので、2匹で飼育すると、結構ケンカします。単独飼育か、3匹以上での飼育が良いと思います。2匹で飼うのなら、流木、石など、隠れ家を多く取って下さい。

写真は、わたしの小型プレコ水槽です。
流木4本を組合わせて、なるべく立体的になるようレイアウトしました。底砂は大磯砂を1cmほど敷いてあります。照明は暗めで、PH6.8くらいです。上部フィルターのエルボーと外部フィルターのシャワーパイプで水流を作り、エアレーションもしています。外部フィルターのストレーナにはブリーディンブフィルターのスポンジを、、上部フィルターのストレーナにP1フィルターを付けてます。
この水槽で小型プレコ4匹、オトシン5匹、コリドラス11匹、グッピー(ジャパンブルーソード)50匹ほどを飼育。可変温度式のオートヒーターを使用し、水温24度に設定しています。オートヒーターはヤケドをするので良くないとも聞きますが、わたしの経験ではまだプレコやオトシンがヤケドしたことはありません。むしろヒーター+ヒーターカバーだとゴミや残餌が溜まって具合悪いです。夏場対策は特にしていませんが、いつでも使用できるよう、アクアファンは用意してあります。日中30度を越える場合、氷を入れたり、冷やしたペットボトルを入れるなどの工夫も必要かと思います。

・トリートメント
ワイルド(天然もの)が多いプレコですから、導入にはトリートメントが必要です。既にプレコを飼っている水槽へ購入したプレコを入れる場合は特に必要性があります。プレコに限らず、なまず類は薬品に弱く、丈夫な反面、一旦病気になると回復が難しいのです。ですから導入した個体に病気があると、以前から飼育しているプレコにまで被害が及んでしまい、下手をすると全滅の恐れがあるからです。
プレコの場合、トリートメントとは、自宅の水に慣らすと同時に、普段与えている人工飼料を食べるよう餌付けを行い、その間に病気の有無を観察する行為を言います。ずっとショップの水槽で飼われており人工飼料にも慣らされたものであれば必要は無いと思うのですが、意外と客足が早く入荷と同時に引かれてしまう種類も多いので、欲しいプレコを見つけたらしばらくショップに通って観察するよりも、その場で引いて来るほうが良いと思います。
一般に、落ち際2,3日前のプレコは美しいと言います。他の個体と比較して、輝くばかりに鮮やかなものは引かないほうが無難でしょう。音や気配に敏感ですから、店員さんに掬って貰う時、簡単に捕まえられるような個体もキャンセルしましょう。
さて、トリートメントのやりかたです。わたしはトリートメント水槽を維持しているので良いですが、さかなの入っていない水槽に常時水を回し、保温して維持するというのもなんだか虚しいです。なので、プレコを引く前に、簡易トリートメント水槽を設置しましょう。水槽のセッティングは「底砂の掃除屋とはなんだ!ざけるなコリドラス入門」を参照して下さい。ただ、プレコの場合、コリドラスと違い、トリートメントには、病気の観察の他、前述のように、餌付け、という行為が求められる場合があります。下で紹介する種類では、ブロンズプレコがそれに当たります。ショップで餌付けされていない場合、最初はガラス面に生えたコケ以外、口にしないことが多いです。最初はキュウリを切って与えましょう。キュウリであれば食べるでしょう。他の種類で人工飼料を食べない場合、冷凍アカムシ、生ブラインシュリンプもよく食べますが、ブロンズプレコはほぼ草食性なのでキュウリが1番です。2,3センチの輪切りにしたキュウリを更に縦切りし、水草用の鉛をつけて、水底に沈めるかキスゴムでガラス面に張り付けましょう。水が汚れるので、食べても食べなくても、夜入れて翌朝には出して下さい。一般に身を食べますが、パナクエ属は皮のみを食べます。
プラスチック片などを水の入った桶などに入れておき、直射日光に当ててコケを生えさせ、いくつかをローテーションさせる方法もあります。
そうやって体力を付けさせた後、1日餌を切ってから、スピルリナ錠剤を与えます。2,3日様子を見て、それでも食べなかったら、またキュウリを与え、同じことを繰り返して下さい。根気勝負ですね。スピルリナ錠剤が手に入らない場合、クロレラ錠剤、市販のプレコフードでもOKです。
そうして餌付けに成功し、病気も無いようでしたら本水槽へ入れます。ところでトリートメント水槽ですが、わたしはプレコをトリートメントする場合、必ず流木を1本入れておきます。観察はしづらくなりますが、トリートメント期間といえ、プレコに流木は必要だと思っています。流水も必要ですから、スポンジフィルターでろ過をします。

さて、プレコを飼う準備は整いました。では、小型プレコの種類には、どんなものがあるでしょう?とりあえず、10センチサイズのプレコをご紹介します。プレコは基本的に丈夫なさかななのですが、中には水質の悪化に弱い種類もいます。

小型プレコの種類

インペリアルゼブラ・プレコ Hypancistrus zebra 平均10センチ

 やっぱり、これを外すわけにはいかないでしょう。純白なボディに、黒いゼブラ模様がとても綺麗なプレコです。外見に反して、性格はきついようです。丈夫ですが、縄張り意識は結構高いと聞きます。バブル崩壊後は値崩れしてましたが、最近は安定しています。と言って特売などで売られてるものは状態が良くないこともありますので注意しましょう。熱帯魚を買う場合、「安物買いの銭失い」は鉄則に近いです。プレコは繁殖の難しいさかなですが、比較的、水槽の中でも、繁殖例があるようです。コリドラスの雌雄が判別出来る人なら、見分けられるはずです。たぶん・・

どちらかと言うと、植物性の餌は食べないようです。唯一水草を食害しないプレコとして水草水槽でも飼育されるようです。普段はプレコ用のタブレットで良いのではないかと思いますが、冷凍アカムシ、肉食なまず用のタブレットなども嗜好が高いでしょう。ショップでは、良く石と石の間に隠れていたりしますが、天然の環境下でも、浅瀬の岩場に生息しているらしいです。もちろん見たことないので知らないですが、シングー川の急流で育つそうですので、水槽内に水流を作り、石を中心としてレイアウトを組むと良いのかもしれません。水質は、エアの豊富な弱アルカリを好むと言われています。

ブッシー・プレコ Ancistrus sp. 平均10センチ

 口に、ヒゲのような突起があります。この突起は、コリドラスのヒゲのように、触覚のような役割が有るわけでもありません。なぜあるのか、謎なんです。でも、このヒゲが、ブッシー・プレコの特徴です。ヒゲは、雄のほうが、よく発達するようです。ということは、外見から雌雄の判断がつきやすい、ということで、そのせいか、最も水槽内での繁殖例があります。ヒゲのせいで、大変愛嬌が有り、丈夫で温和なプレコです。ブッシープレコの仲間でも、マツブッシーと名のつくプレコは多少大きくなります。(15〜20センチ)

丈夫だし、特に餌や環境に気を使う必要もないと思います(マツブッシーは水流を作ったほうが良い)。ブッシープレコも、コケ取り要員にはほど遠い働きしかしませんが、器具などについたコケは綺麗に食べてくれます。

インボイス名にsp.が付くのも変ですが、単にブッシープレコと言った場合、どれを指すのか良く分からないので付けてみました。

タイガー・プレコ Pekoltia vittata 平均10センチ

 こげ茶色の体色に、黄色いバンドの入った、わりと見栄えのするプレコです。安価なためか、ホームセンターなどでも、目にすることがあります。こちらも丈夫で飼い易い種類です。仲間同士での小競り合いはするようですが、インペほどではありません。このペコルティアの仲間に属する種は、大変沢山いて、どれも、体長10〜15センチ前後です。ほとんどの種類は丈夫だと思いますし、特に水流が必要でもないでしょう(バタフライ除く)。

美しく人気のある種類としては、クイーンインペリアルタイガー、キングロイヤルペコルティア、ダップルドクイーンインペリアルタイガーの3種でしょう。わたし個人としては、ブロードバンドタイガーやブラックタイガーが好きです。

 水草を根こそぎ食べる、などと書いてある本がよくありますが、実際、そういうことがあったとは寡聞にして、知りません。また、こいつらが、ガラス面にくっついてる姿、というのも想像出来にくいので、コケ取りなどとは思わないで下さい。ただ、こちらも電線などについたコケは食べます。流木はかなり齧るので掃除が大変です。また、餌食いが良いらしく、油断するとみっともないくらい太ります。

餌は、プレコ用タブレットと、たまにクロレラ、スピルリナ錠剤を与えるだけで充分だと思います。ペコルティア属のプレコは白点病にかかりやすいそうですが、経験がないので分かりません。


ブロンズ・プレコ Chaetotoma wucheri 平均5センチ

 スプーンのようにも、カバのようにも見える顔が特徴。これぞ元祖コケ取り職人。とにかく、ヒーターカバーのコケから、電線のコケに至るまで、全部綺麗にしちゃいます。大きくなる心配が無いので、小型水槽でも安心して飼えます。

反面、ほぼ完全に植物性の餌しか食べないので、餌の工夫が難しく、水質にも敏感で、水槽内では、あまり長生きさせられないようです。ブロンズ・プレコのみを水流のある水槽で飼い、頻繁に水替え出来て、毎日、キュウリなど植物性の餌のみ(クロレラやスピルリナ錠剤でも食べれば可)を与え続けられる人であれば、うまく飼って行けると思います。最初は餌付きにくいですね。混泳水槽でもうまく飼っていらっしゃる人はたくさんいますけどね。

繁殖も絶望的だと思いますが、国内でも水槽内での繁殖例は有ります。スプーンヘッドやスパングル・ブロンズ、スポッテド・ブロンズなどの仲間がいますが、わたしは見たことがありません。

初めてプレコを飼う人が手を出す種類では無いと思います。ただ、水槽が5,6本あって、コケに悩まされている人なら、ローテーションさせる手もありますね。:−)

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ということで、4種類の紹介で終わってしまいましたが、最も求め易い、どこの熱帯魚屋さんでもいそうな種類、というと、この4種ではないでしょうか。ブロンズは給餌に問題ありですが、後の種類は比較的餌付き易いです。

値段的には、タイガー、ブッシーあたりが入門としては手頃ですが、欲しいと思った種類を飼ったほうが良いですね。ただ、どんなに大きくなる種類でも、稚魚で売られていれば小さなものです。よく知らないプレコを買う時は、どれくらいの大きさになるか下調べする、またはショップの店員さんに聞きましょう。成長速度によっては、多少大きな種類の稚魚を飼うてのもいいかもしれませんね。

とにかく、飼ってみると、動きがユーモラスで楽しいですよ。うちのタイガーくんなんて、あとずさりばっかりしてるし、ガラスのコケを食べようと取り付いたのはいいけど、自分の重みでズルズル落ちたりなんかもしてる。滅多に姿を見かけないのが難ですけれどぉ・・しくしく。
それにプレコは個体差が大きく、同じ種類でも、体の模様が全然違っていたりしますから、あちこち見て回るのも楽しいですよ。ここまで読んでちょっとでも興味をお持ちになられましたら、一度、熱帯魚屋さんで観察してみてね。
買うときは、すぐ逃げるやつ、隠れるやつを選びましょう。それが正常なプレコです。(泣)

てことで、水草は入れないほうが良いって書きましたけど、良く考えてみたら、入れたっていいんじゃないかと思えて来ました。

もちろん、入れる種類や大きさによるんですが、プレコはどうやって水草を食べるのでしょう?
本や雑誌には「アマゾンソードさえ食べてしまう」という記述が頻繁にあります。確かにアマゾンソードなら葉の上に乗っかって食べられますよね。底面に近いところで葉が開いてますしね。じゃあアマゾン・ソード以外なら?アヌビアス・ナナに乗ったタイガープレコがそのまま葉を食べちゃったなんて経験ありますか?言わせて貰えば、「アマゾンソードさえ」じゃなく「アマゾンソードなら」ではないんでしょうか?小さなセルフィンやブロンズならあり得ることでしょうが、7〜10センチサイズのプレコがどうやって水草を食害するのか、その光景が浮かばないんです。それに必ず「アマゾンソードでさえ」という常套句が使われるのも気に入りません。
なので、現在はあえて水草を多用しています。今のところ、オトシンによる食害は確認出来ますが、プレコによるものはありません。スポンジフィルターは明らかにプレコのものと思われる食害?がありますけどね。


あまり知らないんですけど、最後に、下に並べたプレコなら7〜15センチくらいにしかならないという簡単なリストを載せておきます。

成魚でも10cm以下、または10〜15cm平均のプレコ
ヒパンキストルス属
インペリアルダップルド ニューインペリアルダップルド
アンキストルス属
パールスポットブッシー オレンジスポットブッシー
ホワイトエッジブッシー ブラックグローボ
ペコルティア属
ブロードバンド(太バンド)タイガー ニュータイガー
レオパードタイガー エンペラーペコルティア
スポットタイガー(ペルー、ベレン、ヴェネズエラ) オレンジフィンタイガー
クイーンインペリアルタイガー レオパードペコルティア
ブラックタイガー バタフライ
オトシンプレコ ダップルドクイーンインペリアルタイガー
カエトストマ属
スパングルブロンズ スポッテッドブロンズ
ジャイアントブロンズ ビッグリップブロンズ
成魚で15〜20cm平均のプレコ
スタースパングル マツブッシー、スターライトマツブッシー
ブルーフィン キングロイヤルペコルティア
スターダストペコルティア アンジェリクスバットマン
この他に最近では、30cmオーバーになるプレコの稚魚も、あちこちで頻繁に見られるようになりました。そういうものを購入して、大きくなるまで可愛がるていう手もありますね。大きくなったらショップに売る、その頃は広い家に住んで大きな水槽を持っている予定、その頃は誰かに全部上げて、熱帯魚飼ってないはず、将来展望はいろいろあるでしょうが、飼育者として飼ったさかなの責任が取れる人なら、例え今45cm規格水槽しか無くたって問題無いでしょう。

下記リストは、稚魚を見て、これなら飼ってもいいかなあと勝手に思っただけなのですが、急速に大きくなることは無いはずです。ただ、中には餌付け、飼育が難しい種類もいますね。
成魚で30cmオーバーになるけど、個人的に10cm以下の稚魚を購入したいプレコ
オレンジフィンカイザー ロイヤル、グリーンロイヤル
ゴールドエッジマグナム ルビースポットマグナム

下記は、2,3cmの稚魚を購入してもあっという間に大きくなっちゃうやつらです。

セルフィン・プレコ Glyptoperichthys gibbiceps 平均40センチ

 どこのホームセンターでも売ってるセルフィンくん。かっこいいです。ちっこいです。コケ取り要員としても、申し分のない働きをします。でも、すぐに30センチくらいになります。買った時は、小指1本の大きさも無かったのに。
 そして、性格も荒くなって行き、やがては50センチくらいに成長して・・・・
 て、ことで、売るほうにもかなり問題があると思いますが、90センチ水槽を将来用意出来るのでなければ、手を出してはいけません。でも、買ったところで引き取ってくれるなら、話は別です。安心して買いましょう。
 最初に聞いてみるといいですね。大きくなったら引き取ってくれるかどうか。大きなセルフィンというのも、それはそれで需要があるのですし、ホームセンターだって、大きくなったセルフィンは業者に引き取って貰ってる筈だし。無謀な衝動買いは、環境破壊に繋がる恐れもあります。絶対やめましょう。

サッカー・プレコ Jyposarcus multiradiatus 平均40センチ

 セルフィンと並んで、そこらのホームセンターでお目にかかるのがサッカー・キャットですね。こちらも、セルフィンくん同様、東南アジアからの養殖物がほとんどです。ただ「プレコ」とか「ブレコストムス」「ヒポプレコ」とかの名で売られているのも、これだと思えば間違いないでしょう。本当はヒポ・プレコではなくて、パイレーツ・プレコの養殖ものです。途中で養殖対象が変わったため、混乱があるようです。こちらも、ホームセンターなんかで売ってるのは小さいですが、よく育ちます。気も荒くなります。セルフィンより荒くれらしいです。