関係者名簿
年表
2001事件の経過
2001.05.19
時代錯誤なるブランド農業論
※ SPAコラムの最新号
<
「田崎真也、玉村豊男の二巨頭が長野県農業を実力主義に変革!」
たとえば
<
「売り込みを図るための広告塔、だと捉えて揶揄するのは簡単です」
と胸張ってるけれども、問題はそういうことじゃないってことが全然わかっていない。
<
野菜や果物の等級は、大きさで決定します。
われわれが求めているのは、見栄えではなく、味わいなのです。
日本では、未だサイズ至上主義な判定です。
この人、農業を何か勘違いしていると思う。ワインと他の農産品を同列に扱っていると思う。農業の現場に、自分のスノッブを強制していると思う。
言ってみりゃ、ネットーク戦争の時代に、中国軍が、30年前の人民戦争論を持ち出して、こういう発想こそ素晴らしい! と自画自賛しているようなもの。
たとえば、車座集会でも農民からの質問に晒されましたが、日本農業が抱えている最大の問題は、中国の攻勢にどう立ち向かうかということなわけ。国内競争の話じゃない。
そこで当然、われわれは味で勝負するという非常に分かり易い解答を明示する人々がいるけれども、はっきり言います。
消費者にとって、椎茸の味などどうでも良い、牛肉が霜降りか否か、日本人にとっては大きな問題だけど、そんなもの技術はすぐに模倣される。
<
ヨーロッパでは、曲がっているけどおいしいズッキーニが市場に出るのに、日本ではサイズや形で市場に制約がある。
当然じゃないか!? 日本では、まっすぐでおいしいキュウリを作れるの!
曲がったキュウリを捨てて(そもそも作らないんだが)も儲けが出るよう徹底したコスト管理と生産の向上に成功したの。
それでもなお、日本の農業は、中国と競争できないという深刻な問題に直面しているんです。
原産地呼称管理制度がどれだけ抜け穴だらけで虚しいしろものか。
神戸牛を見てみなさい。はたまたわが郷里が築き上げた黒豚の市場を。
どれだけ偽ブランドを駆逐しようとがんばっても、実際の生産量の数倍の黒豚が流通している。
ブランドを確立した後ですら、そのブランドを守るのは至難なのです。
田中康夫のブランド信仰を長野の農業に持ち込んだら、痛い目に遭いますよ。
そうなる前に、誰か、がつんと言ってやりなさい。
しかしこの最新号、どこぞの改革モデムに関して紹介するんじゃなかったの?
ところで、ここ数日気になっているんですが、産経ダイアリーを読む限りにおいては、どうも言っていることが支離滅裂に陥って、そもそも文章としての体すら為していない発言が多すぎる。
言語不明意味不明瞭な状況で、これはわざとやっているのか、それとも疲れのせいなのか?
http://www.ne.jp/asahi/eiji/home/main/yasuo-chan_2001_05.htm#20010519
田中康夫がテレビにご出演なさって、「ボクはブランドのプロです」「ボクはグルメです」「ボクなら長野県の農産品をブランド化できます」などと自賛を繰り返しました。
■2001/06/24 (日) 「サンデー・プロジェクト」、不登校ネット総会 ほか
○今日放送の「サンデー・プロジェクト」に田中知事が出演。数多いテレビ出演の中でも出色の内容だったと思う。
こういった、県民に勇気・誇りを与えるようなアピールは「県民益」にかなうし、どんどん行っていただきたい。
最近、各種の媒体で行っている田中真紀子外相へのエールも聞かれたが(国民が「おかしい」と思っていることの代弁者。正しいことを言っているのだから勇気と自身を持って、堂々と。発言を軽々しく撤回しないように、等々)、基本的には長野で行われていること、それにどういう意味があるのか、自ら力強く語ってくれた。
田原総一朗氏と「トーク・ボクシング」を行っているかの様は、迫力ありました。
主なものとして
K嬢の田中康夫ウォッチング日記<
・信州産の農産品は、全国一のシェアを持つものも多いが、知名度の点では今ひとつの感もあった。信州ブランドの積極的なPRにつとめる。
そして、これまで形や大きさ、色など見た目にこだわったランク付けがされがちだった農産物に「味」という指標を設け、見た目は今ひとつでも真に味の良い作物をアピールしていく
「K嬢」とは、田中康夫を熱烈に支持する「ヤスオシスターズ」のひとりで、ネット上では「田中康夫の代弁者」として有名な中年女性です。
彼女のサイトは事実上の田中公式ウェブサイトとして機能していました。
作家先生の公式ページというわりには日本語としておかしい部分が目立つ稚拙な文章の連発でしたが、あまり気にせず読んでください。
当時の長野県内では、田中政権を翼賛する「ピョンヤン放送」として理解されていました。
知事「特別顧問」に8人の名 県会一般質問
六月県会は二十七日から一般質問が始まり、田中康夫知事は「特別顧問」の就任予定者として作家の瀬戸内寂聴氏ら八人の名前を挙げた。
最大会派、県政会の下崎保団長は「知事と県職員が信頼関係を回復するのが先だ」と制度新設に否定的な見方を示した。
柳田清二氏(県民クラブ、佐久市)の質問に、知事が特別顧問予定者に挙げたのは瀬戸内氏のほか、作家の井出孫六氏、京大助教授の浅田彰氏、建築家の安藤忠雄氏、法政大教授の五十嵐敬喜氏、慶応大教授の加藤秀樹氏、ソムリエの田崎真也氏、京都女子大教授の野田正彰氏。
一般質問で下崎氏は
<
「知事は県の実状をまず学ぶべきなのに、有名人や友人に頼っているとしか思えない」
と批判。
本会議後、関連予算案を削除する修正案を提出するかどうか
「これから検討するが、会派内はおおむね(修正案提出で)一致していると思う」
とした。
また、佐藤良男氏(県政会、小県郡)は、県民の病歴などの情報をカード化して県内の各医療機関で適切な診療を受けられる「疾患ICカード」の導入を知事が公約していたことについて質問。
小林文宗衛生部長が
「病名に関するプライバシー保護や費用をだれが負担するかといった課題があり、導入は困難な状況」
との見方を示した。
このほか、小林伸陽氏(共産党、上伊那郡)、牛山好子氏(県民ク、松本市)、佐野功武氏(同、長野市)が質問した。
2001年6月28日
信濃毎日新聞掲載
田中知事が左翼仲間のお友達を県の役員にする、と発表したわけですが、ソムリエの田崎真也をメンバーに加えているのは「ボクなら農産品のブランド化政策を実現できる」という発言あたりが関係しているようです。
そして、唐突に「しなの牛」なる「田中ブランド」が一方的に発表されます。
知事会見 6月定例議会閉会
平成13年 7月6日(金)15:10〜16:00 県庁5F「仮設 表現道場」
長野県知事 田中康夫また明日、7月7日でございますけれども、長野県産牛肉が現在複数の銘柄がございますが、これは農政部の方で相談をいたしまして、新たに「しなの牛」。
「しなの」はひらがなでございます。で、「牛」と。
「しなの牛」という総称を設けることにいたしております。
とりわけ県産牛肉の県外における消費割合が一番高い京阪神地区において、しなの牛および県産農産物のピーアール活動を実施いたします。
「特急しなの」という列車があることからも、これは、京阪神地区の方々にも広く受け入れられるものと思っております。
これは詳細につきましては政策秘書室の小林、小林は既に明日のために長野を離れておりますが、畜産課の担当の鈴木も恐らく離れているとは思いますが、農政部あるいは政策秘書室の方でこの件に関しても、既に、このあと配布を、資料をいたします。
頒布をいたしますので、ご質問があれば更にお寄せください。
■2001年7月06日 (金)
県議会最終日、定例会見
6月県議会は本日、採決を行い、知事が提出した6月補正予算案から「特別顧問」と「表現道場等の『表現空間』整備」に関する費用を削除した修正予算案、知事の北朝鮮に関する発言の撤回と謝罪を求める決議、知事の発言と行動に対して反省を求める決議などを、賛成多数により可決した。
関連URL
- http://www.pref.nagano.jp/soumu/zaisei/H1306/ichiran1306.htm (修正後の6月補正予算)
- http://www.pref.nagano.jp/gikai/tyousa/gian1306.htm (議員提出議案一覧表、第9号と第11号に注目)
- http://www.shinmai.co.jp/news/2001/07/06/005.htm (発言の撤回と謝罪を求める決議、に関して)
- http://www.shinmai.co.jp/news/2001/07/06/002.htm (特別顧問と表現空間に関する予算削除に関して)
○県議会閉会後、知事の定例会見開かれる。
http://www.pref.nagano.jp/hisyo/press/press_h.htm
知事側からは
<
- ・6月からスタートした「県民のこえホットライン」の運用状況について
- ・県産牛肉は、これまで複数のブランド名で呼ばれていたが「しなの
牛 」に統一し、牛肉の大消費地である関西地方でキャンペーンを開始する(関連:7月7日朝八時〜、毎日放送製作全国ネット「いい朝八時」に田中知事出演、田中知事連載コラム「愛の大目玉」http://spa.fusosha.co.jp/oomedama/main.html にも記載)- ・6月県議会に関する感想
などが述べられ、質問者からは
<
- ・削除された予算案は9月県会にも提出するか
- ・謝罪と撤回を求められた件に関して、その意志はあるか
- ・副知事の選任に関しての考え方は以前と同様か
などの質問がなされた。
知事24時(7月7日)
三重で「私の脱ダム論」講演
7日午前8時
大阪で民放テレビの生放送番組に出演。
県産牛肉「しなの牛」のステーキを焼き、野菜やワインなど県産食材をPR。
参院選について
<
「小泉さんは改革するといっているが中身は隠されている。
(自民党に投票することは)ある意味でいうと守旧派を支持することになるので、市民は迷っているのでは」。
11時
大阪市内の焼肉店で、河内音頭の河内家菊水丸さんと「しなの牛」宣伝用ポスターを撮影。
午後6時40分
三重県長島町で「公共事業チェックを求めるNGOの会」主催の野外イベントに出席。
「私の脱ダム論」と題する講演で、
<
「治水・利水ダム等検討委員会をつくれというので設けたら、今度は人選が偏っていると言われた」。
この後、同検討委の委員でもある五十嵐敬喜・法政大教授と対談。
2001年7月8日掲載
信濃毎日新聞
【7月7日】産経ダイアリー
【7日】
8時、知事が「特急しなの」などをヒントに名づけたという信州牛改め“しなの牛”PRのため、大阪市此花区のユニバーサルスタジオジャパン内スタジオで、毎日放送テレビ「いい朝8時」に生出演。
番組内では質問攻めにあい、県議は嫌い?に
<
「県会議員は県民が選んだんですから。県民の意見と思いたいですねー?」。
また、本県出身の峰竜太氏から
<
「知事は周辺と仲が悪い。もっとうまくやる方法はないんですかね?」
に
<
「今まで私の前の知事のとき、県議は親愛なる知事さま、と言ってたんだよねー」
と話をそらす。
峰さんも輪をかけて
<
「どうしてだと思います?」
と聞くが
<
「議会の議決を経て、出てきた答えは私たち(の思い)と違う。それを直そうと思うんだけど…」
とそらし、相変わらず“得意技”を発揮。
支持率は?には
<
「1、2カ月前は8割台ですが、一寸先はヤミ。私の支持率が落ちるのを望んでいる新聞記者もわんさかいるから」。
田中真紀子外相については
<
「いじめられても(発言を)撤回しないで。支えるのは市民」
とエールを送る一方、石原都知事は嫌い?に
<
「手法が全然違うよね」
と元石原軍団の峰氏を気にしつつ
<
「たとえば、レストランで(店員が水をこぼしたりしたら)『君、失敬だな』とか、言いそうでしょ?」。
共演者から
<
「見たわけじゃないでしょ」
とツッこまれるが
<
「いや、(石原氏は)言うよ。いくつもの証言がある」
と述べ、そうした伝聞から
<
「(石原氏は)繊細、気が小さい方かもしれないな」
とカワード発言の根拠が実にあいまいなことが浮き彫りに。
W嬢との結婚は
<
「付き合ってますが、結婚となると精神的に変わるんじゃないか」
と否定し、W嬢との交際で
<
「私は日本全国の遠距離恋愛をなさっている方の星になろう、と思う」
とも。
番組の最後では、しなの牛のサイコロステーキを焼きながら
<
「今の農業はS、M、Lとサイズなんですよ。大事なのは味でしょ?」
と県の農業施策をPR。
しなの牛は
<
「関西地区にガンガン、キャンペーンを。
8月18日には阪急百貨店で一日中…。
まぁ、軽い知事ですわ」。
番組終了後は、報道向けの会見を設定。
11時ごろ、大阪市中央区のYUZAN南船場店で、菊水丸氏としなの牛PRポスター用の写真撮影。
13時、大阪・毎日放送ラジオで菊水丸氏の番組に生出演。
補足説明=8日付本欄 「【7日】8時…信州牛改め“しなの牛”PRのため…」の表記
- (1)「信州牛→しなの牛」というブランド名の変更
- (2)「信州牛」という名称が今後使用されない
−という意味ではありません。
県畜産課によると、「信州牛」は県産牛肉の商標名(ブランド)のひとつ、「しなの牛」は信州牛などを含めた県産牛肉の総称、と定義付けられています。
関係者の方々には誤解を招く表現で、おわび申し上げます。
信州牛というのは、どのような生産方法なのかきちんとした定義がなされ管理された「ブランド」です。
何の根拠も無い、ただ長野県産だというだけのインチキブランド「しなの牛」とは全く別物です。
7月7日
▼ 今日は朝から康夫ちゃんの顔を見てしまった。
「信州の農産物のアピール」という割には、「これは○○さんのところで…」という個人名を挙げての紹介が多かったような気もするけど。ま、いいか。
8日は大阪の阪急デパートで売り子だって? そんなの、康夫ちゃんじゃなくたってできるじゃん。
売り子は県職員にやらせればいいし、広告塔はあぐり指南役の2人を送り込めば問題無し。
こと食い物に関しては、康夫ちゃんあたりが出張るより、田崎さんの方がアピール度が強いはずだ。
それよか、康夫ちゃんはホットラインでの知事宛の質問に返事を書く方が先。売り子や広告塔の代わりはいても、こっちの代わりはいないんだから。
康夫ちゃん関連で書き忘れてたことがあったのを思い出した。
ダム関連の話になると、康夫ちゃんはいつも「現場を見て判断」と言っているけど、これは嘘です。
脱ダム代替案が緑のダムであったり河川改修であるなら、ダム予定地だけじゃなく、流域にある山や川も視察すべき。
大阪行ってる暇なんかないんだよ、康夫ちゃん。
■2001年7月08日 (日)
週末も盛りだくさん
○土曜日は、田中知事は大阪・毎日放送の「いい朝八時」に出演、県産品の農産物・牛肉・ワイン・乳製品のみでつくった朝食の紹介。
その後、河内屋菊水丸氏との「しなの牛」キャンペーンのためのポスター撮影など行なう。
関西方面にはキャンペーンに力を入れており、8月18日には阪急百貨店(店舗は不明)で、知事が一日中県産品のPRに立つとのこと。
関西方面の方、楽しみにお待ちください。
7月8日
▼ 昨日の康夫ちゃん出演番組は途中からの視聴だったのだが、産経ダイアリーで前半部を補完してみたら、あらららら…
【7日】
また、本県出身の峰竜太氏から
<
「知事は周辺と仲が悪い。もっとうまくやる方法はないんですかね?」
に
<
「今まで私の前の知事のとき、県議は親愛なる知事さま、と言ってたんだよねー」
と話をそらす。
なんだ、「親愛なる知事さま」って言って欲しかったのか。そんならそうと言えばいいのに。
とまぁ冗談はさておき。
議員に対しても、そして県職員に対してもそうなんだが、「俺の言うことを聞け!」というのは、前知事がやってたことと同じことだということが、まだ分かんないのかね。
<
石原都知事は嫌い?
に
<
「手法が全然違うよね」
と元石原軍団の峰氏を気にしつつ
<
「たとえば、レストランで(店員が水をこぼしたりしたら)『君、失敬だな』とか、言いそうでしょ?」
。
共演者から
<
「見たわけじゃないでしょ」
とツッこまれるが
<
「いや、(石原氏は)言うよ。いくつもの証言がある」
と述べ、そうした伝聞から
<
「(石原氏は)繊細、気が小さい方かもしれないな」
とカワード発言の根拠が実にあいまいなことが浮き彫りに。
またこの妄想エピソードを出してんのね。しかも共演者にも突っ込まれてる(笑)
そりゃ、石原さんは言うと思いますよ。でも、それって当たり前のことじゃないの。
しなの牛は
<
「関西地区にガンガン、キャンペーンを。8月18日には阪急百貨店で一日中…。まぁ、軽い知事ですわ」
あ、昨日の日記に書いた日付は間違ってますね。康夫ちゃんに見習って撤回とか修正はしませんが、あれは8月18日です。
まぁ、日付が違ってても内容には何ら影響はしないので。
◇補足説明=8日付本欄「【7日】8時…信州牛改め“しなの牛”PRのため…」の表記
良く解らない一件ですね。
2チャンでも突っ込まれていたけれど、これはいわゆる屋上屋を架すの典型ですね。
すでにブランド名があるにもかかわらず、自分の命名に拘った。
ブランド化というのは、とりもなおさず差別化という意味になるんだけれど、じゃあ、信州牛に対してどういう差別化を計るのか?
差別化するには、新たなコスト増を畜産業者に強いるわけで(そうでなければブランド化は無理)、その辺りの合意を畜産業界と計ったのか?
そうは思えないんだよね。
だとするとこの件は、一部の、良く解らない基準で「しなの牛」を名乗れる業者だけが特権を享受できることになる。
いやそんなことはなくて、誰でも「しなの牛」を名乗って良いんですよという話になるなら、これはブランドという看板に偽りありという話になる。
羊頭狗肉の見本のような話。
でも畜産業界が知事に抗議したというニュースは伝わってこないから、地元業界としては、知事の命名や発想自体、真に受けて無いということでしょうね。
『ここが変だよ康夫ちゃん』http://www.ne.jp/asahi/eiji/home/main/yasuo-chan_2001_07.htm#20010712
週刊 WebSPA! 田中康夫の愛の大目玉 7月11日号 (7月4日売)
日本一の農家戸数と農業生産を誇る長野県産牛肉を“しなの牛”として関西地区でキャンペーン。
河内家菊水丸師匠と2人で登場の“こてこてポスター”を武器に、市「外」で飼育されても神戸牛なる謎の“銘柄品”に対抗
7月18日
▼ 信濃毎日から
採録・知事会見(17日)
<
田中知事十八日深夜に成田をたち、三十日に帰国する夏休みを取らせていただく。
ストックホルム(スウェーデン)に二泊。ほかにコペンハーゲン(デンマーク)、ミラノ(イタリア)などを回る。
スウェーデンではバリアフリー住宅や、官公庁で女性が責任ある形を取っているところも学んできたい。ミラノでは洋服を買う。
ははは、やっぱりミラノで服を買うんだね。 …ん、ちょっと待てよ。時差や機中泊なんかを考えても、現地では10泊くらいはするよな。
でも、スウェーデンにはたったの2泊。
ま、私費での夏休み旅行だから止めはしません。
県職員も、下手に何かしようものなら「俺のいない間にこんな企てを…」と言われちゃうから、いい骨休めができそうだしね。
―県産牛肉を「しなの牛」としてPRを始めた。これまで県産牛肉のブランドイメージが薄かったのはなぜか。
<
知事県民がきまじめで、宣伝とかPRとかが不向きだったのかも。県全体の牛肉というイメージが拡散していた。
それならば、今すでにある「信州牛」ブランドを宣伝すればよいこと。
改めて「しなの牛」というブランドをつけて、生産者から消費者までを混乱させる必要もない。
だいたいこの人、「大事なのは味」とか言っておきながら、美味いものも不味いものも関係なく、一律に「しなの牛」というブランドを付けるという精神が理解できんよ。
「田崎さんが『うまい』と言ったものだけが『しなの牛』です」
というんなら理解できるがね。
―「五輪帳簿」焼却問題の調査はいつやるのか。
<
知事究明せねばならない問題で、県民も待っている。
他方、就任来、解明の手がかりを探す努力をしてきたが、現時点では入り口を見つけられずにいる。
素直に「やる気がない」と言えばいいじゃないか。
入口くらいなら、日垣さんの「偽善系II」でも読めば済むだろうに。
それこそ、お友達の勝谷さんあたりは何か情報を掴んでないのかい?
産経ダイアリーから
【17日】
新幹線で長野へ。
9時4分、登庁。
16−36分、林新一郎・岡谷市長が芝浦工大誘致のアンケート結果を報告に。
「県教育のグランドデザインを」
と迫る市長に、
<
「私の言うことが抽象的と批判する声があるが、議会の方に愛好いただく県民益、グランドデザイン…といった言葉こそ抽象的」
とし、
おいおい、何でもかんでも「県民益」で済ませてしまうのは康夫ちゃんの方だろうが。
知事会見 政策検討会議の設置他
平成13年7月17日(火)
11:00〜12:30
県庁5F「仮設表現道場」
テレビ信州 三石剛史氏先日も、知事が大阪でPRしたしなの牛の関係なんですが、これまで市場において県産牛肉のブランド力というのが大変低かったということなんですが、その理由といいますか、知事なりの分析と、今後生産者ですとか流通関係者を含めて、どのような取り組みをしていったら効果的か、そのへんのお考えがあったら聞かせてください。
長野県知事 田中康夫これはアグリ指南役の方々と議論する中で、最初はワインから始めますけれど、原産地呼称管理制度と……、つまり信州、信濃、長野、これはみんな長野県ですが、たとえば極端な話を言いますと、神戸牛というのは神戸市内で作られて生産されていなくても神戸牛と名乗っているわけでございますから、これは原産地呼称管理制度というようなフランス型のものがあれば神戸牛と本来名乗れるのだろうかと、兵庫県で生産されているのなら兵庫牛と名乗るべき筋合いのものでして、これを一つ県としては「しなの牛」、「しなの」はひらがなで、牛と、いう形でブランドイメージをまず作ろうということであります。
幸いにして先般、「いい朝8時」という番組は、おそらく県政の内容も含めて30分とか、さらには長い時間、放送をさせていただけまして、これはもちろん県からいわゆるテレビ局の側に何かお金をお支払いしたわけではございません。
大変に毎日放送が、これは番組の価値があるということで、つまり県の側の費用負担としては無料で、職員がそのあとポスターの撮影等で同行していますから、それは職員の交通費は公費から出ております。
私は番組は厳密な意味での公務ではないと思っておりますので、私は公費からではなくて移動いたしておりますけれども、幸いにしてあの番組の上半期でコーナーは平均して一番よい視聴率を取ったということで、全国の多くの方々に「しなの牛」というものを少なくとも幾ばくかご認識いただけたと思っておりますし、その他ヨーグルトドリンクやフレッシュのハーブティーやレタス等、長野県に数多くの素晴らしい農作物があるということもお伝えできたと思っております。
河内家菊水丸氏も無償でポスターに出演してくれるわけでございまして、これらの費用を通常広告代理店と称するようなところを通しましたならばおそらく何千万という単位になってくるわけでありまして、それだけ長野県が注目していただけてるということで、テレビ局の方々もそれが番組として成立しうると誤認識いただいたわけで、大変私は嬉しく思っております。これらのポスターはいま鋭意作成中でありまして、関西地区において8月から焼肉店、ステーキ店、あるいは牛肉の販売網において掲示させていただけるようになっております。
8月の18日には梅田の阪急百貨店のほうで「しなの牛」のキャンペーンをさせていただけるということで、私もまた今度は犬ではなくて牛の格好をするかどうかはまだ未定でありますが、売り場に立ちます。「しなの牛」だけではもったいないので長野県のその他の農産物や特産物も一緒に売りたいという嬉しいお申し入れも阪急百貨店のほうからいただいておりますので、ある意味でいうと牛肉だけでなくて、さらに広いキャンペーンが県費を使わぬことなくできるという有り難いことだと思っております。
もちろんこうしたキャンペーンだけでなく、農政部とともに、またアグリ指南役とともに、いかなる牛肉販売の構築をするかということはさらに検討していきますし、それは確定し次第その都度お伝えしていく予定であります。
よろしいでしょうか。
ちなみに、サンデープロジェクトも私が出ましたときには、決して自慢じゃなくて、上半期で一番サンデープロジェクトとしてよい視聴率を頂戴できたそうで、やはり長野県の改革というのは全国の多くの方々から非常によい意味で期待感を持って見ていただけていると思います。
ですから、それは支持率ではなくて期待率というものをまさに一つ一つでティールから着実に改革を行うことによって期待率が、本当に長野県の改革に対しての支持率へと結実していくようにしたいと思っております。
まだ続きですか。どうぞ。
テレビ信州 三石剛史氏県産の牛肉は、これまでほかの産地に比べて市場において若干後れをとっていたそのへんの理由といいますか、知事なりの分析というか、おありですか?
長野県知事 田中康夫牛肉だけではなくて、長野県一位のものってご存じのようにレタスもありますし、セロリもありますし、トルコギキョウもあるし、ワサビもあるし、プルーンもプラムもあるし、ニジマスもそうでございますし、一杯あるのにブランドのイメージとしてはもう一つ……。
よく例に挙げますが、太田の花卉市場でも長野県産の花よりもですね、隣県の花のほうが市場価格がえてして高い傾向にあったりすると、これは県民が非常に生真面目で、やっぱりそういう宣伝とかPRというものにちょっと不向きだったのかも知れませんね。よい意味で県民が生真面目で真っ当に商売をしてきたからじゃないかと思っております。
他方で多くの広告というのは、自治体が大変な巨額なお金を、自治体や三セクが巨額なお金を広告代理店さまにお支払い申し上げて、いったいどのくらいの効果測定があるのかわからないという状況が他の都道府県、ま、都は違いますか、道府県にはあられるわけですけど、それは長野県が改革において注目され続ける限り、そうした費用を使わずともですね、訴求する数多(あまた)の方法があらわれると思っております。まだ一つに統一できたわけじゃございません。
ま、いろんな歴史もありますし。とりわけ村沢牛のように、個人の村沢さんという方が本当に大変なご努力をなさって関西で非常に高いブランドイメージを確立している牛肉も阿智村にあるわけでございますから、それらをすべて「しなの牛」というわけにはいきませんが、まずイメージの総体としての「しなの牛」として作っていくということだと思います。
やはり、生産に関して、まさに真っ当に生産に関してエネルギーを傾注していく生真面目な県民性だったので、PRにまで余裕が回らなかったと、またそれぞれがある意味でいうと、県内に20紙以上も日刊紙があることからもわかるように、ぞれぞれ創意工夫を凝らして販売網やPRもなさってきているわけですから、それは私は非常に自立しているということでよいことだと思います。
ただ、県全体の牛肉としてのイメージというものは拡散しちゃっていたわけですから、それに関してはやはり一緒に「しなの牛」という名称のもとにブランドの再構築を図れればと思っています。
意欲を持って良質の牛肉を提供してきた阿智村の村沢さんは、田中退場後の2008年2月21日に腰原副知事から「信州食肉マイスター」に認定されています。
【7月31日】産経ダイアリー
13時11−50分、下伊那合同庁舎内あいさつ回り。
4階農政課では
「(しなの牛PRで出た大阪・毎日放送テレビの)『いい朝8時』で上半期で一番視聴率が良かったもんで『もう1回出てくれ』と。
今度(8月11日)は“しなの牛丼”を(番組内で)作らせていただく
…(中略)…
私はセーフガードが抜本的な(国内農業の)解決策とは思わない。
(やるべきことは)良い意味で(県農産物の)ブランド化を図ることでございます」
と持論。
また、各課で
「名刺は明日の対話集会に参加いただけるなら、もれなく差し上げます」
と名刺を“えさ”に出席を促す。
55分、3階仮設知事室で打ち合わせ。
14時12分、飯田合庁発。管内視察(豊丘村の知的障害者授産施設『こぶし園』、喬木村の復旧治山事業で先送り個所の鞍馬沢)を行い、夕方は喬木村防災センターで下伊那郡北部の首長と懇談会。
夜は同村立喬木中学校体育館で住民対象の車座集会。
8月3日
▼ 久しぶりに産経ダイアリーから
【1日(続き)】 (18時)45分、質疑へ。
(中略)
県農産物施策で重要なのは
<
「ブランド化を図ること。(中略)…(原稿を待つ)編集者にお茶を出すとき、(日本の紅茶を混ぜたが)イギリスのお茶といって出すと、
『うわー、田中さん。おいしいですね』
と。
裸の王様でもあるわけです。ブランドとはそういうものなんです」。
おいおい。これから新たなブランド「しなの牛」を立ち上げようとしてる人が、ブランドのあり方を「裸の王様」なんて言葉で否定しちゃっていいの?
知事24時(8月18日)大阪で「しなの牛」PR
2001年8月19日
信濃毎日新聞18日午前10時50分 「しなの牛」をはじめ県産農畜産物の販売・宣伝をするため、大阪市の阪急百貨店うめだ本店に到着、打ち合わせ。
11時11分 地下一階の食品催事場で「しなの牛」を販売。
午後0時10分 休憩
1時34分 再び食品催事場でPR。
2時30分 売り場を離れ地元テレビ局の取材。
2時52分 地元ラジオに電話で出演。
3時4分 8階特別食堂で「田中知事を囲む会」。
4時5分 大阪のラジオ番組に出演している知事が、「まじめ過ぎる県職員に本当のユーモアを教えて」と落語家桂米朝さんに落語会開催を要請するメッセージを送ったところ、前日の番組収録にゲスト出演した米朝さんが快諾したとの話について、地元記者から感想を聞かれ、「高座をやっていただけるということで、うれしい限り。県の職員が頭を柔軟にし、県民の方を向いて仕事をしてもらえればありがたい。県民にも聞いてほしい」。
4時15分 もう一度売り場に。
4時42分 PR活動を終え退出。
日本記者クラブ 田中知事講演
(日時:2001年8月20日)
長野県においてはもう一つ現在農業に関して、田崎真也氏と玉村豊男氏を、玉村さんは長野県に住んで17年で、現在東部町でワイナリーも営んでらっしゃいます。
この二人を「アグリカルチャー」の訳で「アグリ指南役」という形にしました。長野県はご存じのように、レタスだけでなくアスパラガスも、あるいはセロリも、あるいはブナシメジもまた花もトルコキキョウやカーネーション、ウメやブルーベリーと数多くが全国で1位の生産高であります。そして農業人口は全国で1位であります。けれども緩やかにリクラインをしていると。私は例えばセーフガードというものは、これは問題の先送りにしかなっていないと思います。で、価格競争力で言えばニュージーランドからもカボチャが入ってくる。中国からも椎茸が入ってくるときに、価格競争力でまともには戦えないはずです。けれども私たちのこの狭い列島の自給率は高めねばならないはずです。とするならば長野県が採りうる選択は、私は農作物の良い意味でのブランド化ということです。まず今年はキノコと、それから乳製品、それから肉類、牛肉ですね。現在関西地区においては「しなの牛」という名称でキャンペーンを張っております。1兆6千億円借金を抱えている県でございますので、広告代理店に多くの費用を払うような余裕は全くございませんので、私の友人でもあります河内屋菊水丸師匠に無償でポスターに私と登場していただきまして、私は私自らが広告塔であるということで、一昨日、梅田の阪急百貨店で「しなの牛」の販売をしてまいりました。そしてこの「しなの牛」のポスターを焼肉店やステーキ店や、また肉販売店に張っていただいているわけですが、同時に彼らにツアーを組んで長野県の農業を見に来ていただく計画も立てておりますが。先ほど言いました乳製品、キノコ類、それからワイン、それから牛肉、そして花であります。先ほど言いましたように、花もトルコキキョウ、カーネーション等多く、アリストロメリア等多くございますが、非常にきまじめな長野県民の県民性ということがありまして、例えば大田の花卉市場でも市場価格というのは新潟県や富山県の後塵を拝しております。私はもともとの素材が良くなくて広告だけで売るのは、これはフェイク(偽物)であります。けれども実体のある物をブランド化をするということを図るということです。まず最初に行うことはワインに関しての原産地管理呼称制度を確立するということです。原産地管理呼称制度というのはどういうことかと言いますと、例えば灘の生一本という言葉がございますが、これは必ずしもすべて神戸市の東灘区や灘区で造られたとは限らないわけでございます。あるいは山田錦を使ってますと言いますが、どこの山田錦なのかまでは表示されていないわけであります。で、ワインに関してはご存じのようにフランスですと、Appellation
Bordeaux Controleeとボルドー地区の品質管理です。そしてその小さな村のAppellation Medoc Controleeと。あるいはchateauと。シャトー元締めであると。
(以下延々とブランド物についての空疎な話)
週刊 WebSPA! 田中康夫の愛の大目玉 9月5日号(8月29日売)
梅田の阪急百貨店で開催した長野県産品フェアで「しなの牛」を販売。
有り難くも河内家菊水丸師匠が無料出演のポスターも大公開。
だけど、神戸市内で牧畜の光景に遭遇した記憶は絶えて無いのに、神戸牛とは此如何
神戸市西区にはちゃんと畜産農家がいるんだが、康夫ちゃんのいう「神戸市」とは、どこのことだ?
※ PRとパブリシティは、同じパブリック相手なれど…‥。
知事は、本人がPRの場に立つことで
<
「広告代理店を通すような事態になったときに支払わなくてはならない貴重な税金が節約できる」
と繰り返し述べて来た。
持ち前のパワーとバイタリティで一日中、宣伝活動に力を注いだ様子。
この辺、いままで地方の人間、とりわけ我が県の人間にはすこし欠けていたものかもしれない。
K嬢サイトより行為目的という観点からすると、ちょっと歪んでいるような気がするんですよ。
まずこれは、代理店に代替させたら、これだけの宣伝効果が得られるかと言えば、たぶん無理でしょう。
なぜなら、比較できないから。代理店の広告効果と、この手の個人的なパブリシティを同列に検証しても意味が無い。
メディアへの露出度をして、効果を検証するのか?
その日その時のスポット的な売り上げをして検証するのか?
はたまた継続的な、その瞬間には定量化不可能な効果をもって検証するのか?
それに、ここでちょっと考えなければならないのは、ここにいる知事さんは、知事である前に、タレントとして振る舞っているわけですよ。
長野県知事という看板も持っているタレント田中康夫を見に、客が集まるわけですね。
たとえば余所の県知事がこんなことやっても客は来ないし、マスコミがおもしろがって取材することもない。
という視点に立つと、K嬢さんみたいな発想は無理があると思う。
ここには、田中康夫は、電通より広告効果があるという自惚れがあるだけで、県民は別に、広告塔たることを望んで田中康夫を知事に戴いたわけでは無い。
その半日、デパートで過ごさず、県内に留まり、他の問題解決に当たっていたことの逸失利益はやはりあるわけですよ。
彼は本当にしなの牛のPRをしていたと言えるのか? 定義もなしにこんなことをやっても、継続的にそれが売れるわけではない。
言ってみれば、しなの牛というありもしないブランドに名を借りて個人的なPRをデパートでやっていたに過ぎない。
http://www.ne.jp/asahi/eiji/home/main/yasuo-chan_2001_08b.htm
8月20日
▼ K嬢の日記から
■2001年8月19日 (日)
「しなの牛」PR、長野市長選立候補情報など
○先般からこの「日記」でも伝えて来たが、昨日、知事はじめ長野県職員が大阪・梅田の阪急百貨店本店にて、「しなの牛」はじめ県産農産品のPRを行なった。
中略
知事は、本人がPRの場に立つことで
「広告代理店を通すような事態になったときに支払わなくてはならない貴重な税金が節約できる」
と繰り返し述べて来た。
こんなのは費用対効果の問題であって、金を掛けなかったから良いというわけではない。
幾ばくかの金を払って広告代理店に頼んだ方が、よりPR効果が上がって県民益になるというなら、その方がよいに決まっている。
今の康夫ちゃんには、別に知事自らが出向かなくてもいい(前にも書いたように、あぐり指南役の2人で十分)「しなの牛」のPRより優先すべきことはたくさんあるわけで(ハンセン病患者の施設訪問はいつやるんだ?)、そういう意味では、税金の無駄使いよりも時間の無駄使いの方がイタいのではないのかな。
【9月29日】産経ダイアリー
果樹試験場視察で女性がブドウ差し出す「もらったら県議会で問題に」
【29日】
12時、須坂市の農業総合試験場、農事試験場、果樹試験場を視察。
一緒に記念撮影した女性がお礼にブドウを差し出すと
<
「もらったら県議会で問題になるからな…」。
場長室で板倉充明農業総合試験場長などと、同場で育成中の米「ゆめしなの」やブドウ「ナガノパープル」などを試食しながら懇談。
<
「(しなの牛と統一する意味で)『しなのパープル』の方がいいんじゃないの…」
と名称変更を訴える。
果樹試ほ場に向かい、育成中のリンゴ「シナノスィート」を試食。
中村武文農政部長も一緒に試食すると、
<
「あなたは『若者にこびた味だ』とか言いそうですね」
とチクリ。
続いて集まった大勢の人との名刺交換タイムに。
13時30分、同場を出る。
知事県政レポート第一号
平成13年10月26日
市町村長 様
市町村議会議長 様
長野県知事 田中康夫私は、生来、牛肉が大好物で、常々、県産牛肉を味わっておりますが、その品質の高さにはいつも感心しております。
今年度からは、現在、複数の銘柄がある県産牛肉に、新たに「しなの牛」という総称を設け、さらなる知名度アップ・消費拡大を目指して、PR活動に取り組んでおります。
夏には、県産牛肉の県外の消費割合が最も高い関西に出かけ、河内家菊水丸師匠のご協力のもと「しなの牛」のポスターも作成し、味にうるさい関西人に「しなの牛」を売り込んで参りました。
読売新聞 連載:“変革”は進んだか 田中県政1年
(3)情報発信、優先される都合、好み
「自分のPR]と批判も
標高1000メートル。
山ノ内町の北志賀高原の一角に立ち並ぶ牛舎の中で牛たちがのんびりとえさをはんでいる。
えさは、とうもろこしなど一般の飼料に、りんごジュースの搾りかすをまぜた特製品。
<
「これを食べていれば、松阪牛よりうまい肉ができるよ」。
飼育する月岡昭二さん(40)は胸を張る。
月岡さんが育てた牛は「りんごで育った信州牛」のブランドで出荷され、「おいしい」と評価は高い。
今年七月、そんな月岡さんを驚かせることがあった。
田中知事が、
<
「県産牛肉の総称を『しなの牛』とする」
と発表したことだ。
知事自ら登場するポスターまで作り、全国放送のテレビ番組に出演して「しなの牛」を売り込む知事を見て、月岡さんは
<
「またパフォーマンスか」
と思った。
それぞれのブランドを売り込んできた畜産関係者の多くも戸惑いを覚えた。
県は
<
「あくまでも総称であり、ブランドではない」
と理解を求めているが、
<
「消費者を混乱させるだけで、これまで独自ブランドを売り込んできた努力を無駄にするものだ」
との怒りの声も上がっている。
◇ ◇ ◇
昨年の知事選の時から、「長野からの情報発信」を訴え、「長野県の広告塔になる」と言い続けてきた田中知事。
多くのメディアに登場し、自らも雑誌などに長野県のことを執筆するなど、確かに情報発信には意欲的だ。
しかし、
<
「自分のためのPRであって、長野県のためにはなっていない」
との批判が絶えず付きまとう。
「脱ダム宣言」など自分の政策はPRし、批判的な県議会やメディアはこき下ろすなど、知事自身の都合や好みを優先した場合が多いからだ。
「しなの牛」問題をめぐっても、県農政部のある職員は
と話す。
県産牛肉を統一名称でPRするというアイデア自体は一概に否定できないが、自らのパフォーマンス優先と、情報発信に至る拙速さが際立つ。
批判を浴びた
も雑誌で長野県PRのための公務とのことだった。
◇ ◇ ◇
作家活動などを通じて養われた田中知事の情報発信力は、他県の知事にはない魅力だ。
しかし、それが知事の都合や好み次第というのでは県民の理解は到底得られない。
農作物のブランド化を目指す知事の「信州農産物マーケティング戦略推進プロジェクト」について、ある稲作農家は
<
「ワインやチーズなど、知事の関心のあるものしか取り上げていない。
コメが見捨てられている」
と嘆いている。
写真:月岡さんの牛舎ではリンゴの香りがただよう
(石川 純)
2001年10/26
* しなの牛、空中分解す。「情報発信、優先される都合、好み」より
いわゆる「しなの牛」に関して、ネット上で生産者の声がニュースとして報じられるのは初めてですね。
うちの田舎にも、黒豚というブランドがありまして、これは長年定義が無いということで、だいぶ偽物が流通しました。
今は、農水省が定めた「バークシャー純粋種を黒豚と言う」という定義が存在します。
鹿児島産黒豚となると、明確な定義は未だありません。
ただ、美味い黒豚は、配合飼料ではなく、信州牛の「りんご」と似たように、「サツマイモ」で育てられます。
ただサツマイモと言っても、鹿児島産ブランドのサツマイモは、飼料としては高価なので、だいたい県外産が使われるみたいですが。
皮肉なことに、「りんごで育った信州牛」というブランドは、「肉骨粉の共食いで育った日本の肉牛」という状況下に、大きなアドバンテージを持っていた。
このブランド名が今でも生きていたなら、全国レベルでの肉牛の下落の中でも、まだしも「信州牛」は生き残れる可能性があった。
もちろん、りんごで育ったからと言って、肉骨粉の配合飼料を食べていないわけではないだろうけれども。
田中康夫の「しなの牛」ブランドには、信州で育ったという以外、何の定義も無かった。
ゆえに、ブランドの定義としては、信州牛より間口を広げてしまったがために、それまで築いたブランドの価値自体を著しく下げてしまったと言える。
はっきり言えば、長年の労苦をチャラにした。
言ってみれば、ヴィトンやエルメスを、はたまたヴェルサーチを、単に「ヨーロッパ」というブランド名で一括りにしてしまったような暴挙だった。
生産者の皆様には、お気の毒と言う他はありません。
康夫ちゃん、この頃、全くしなの牛の話をしないが、本音は「無かった」ことにしたいんでしょうな。
http://www.ne.jp/asahi/eiji/home/main/yasuo-chan_2001_10b.htm#20011026
読売新聞<田中県政>
「しなの牛」名称、再考求める声
11月2日
田中知事が一日、中野市内で行った地元市町村長との昼食懇談会で、県が県産牛肉の総称を「しなの牛」としていることを巡り、出席者からやんわり再考を求められる場面があった。
発言したのは、綿貫隆夫中野市長。
弁理士でもある綿貫市長は、「信州牛」などの呼称が既に普及してることを指摘した上で、
<
「一本化しないと混同が起きるのではないか」
などと述べ、新呼称を暗に批判した。
これに対し、知事は
<
「混乱があったことはおわびします」
と陳謝。
ただ、今年六月末に知事のもとで呼称を決めた経緯については
<
「信州牛はすでに使われていて、『リンゴで育ったもの』といった条件があるようで、農政部が(キャンペーン用の総称としては)使えないという考えだった
と、事務方に責任転嫁するような発言も出たため、市長が
<
「それは違う。
(信州牛という)名称はだれでも使えるものだ」
と反論し、再考を促した。
結局、知事が
<
「来年以降はきちんと検討したい」
と述べ、その場を切り抜けた。
「しなの牛」名付け経緯で知事 「信州牛」反対で決定(11月3日)
田中知事は二日、中野市で行った地元県議らとの懇談会で、県産牛肉の総称を「しなの牛」としたことについて、
<
「当初は『信州牛』を全体の呼称として用いられないかと考えたが、異なる名称を使っている農協側から『それはまかりならん』ときつい意見があり、『しなの牛』にした」
と述べ、呼称決定の経緯を明かした。
小林実県議(県政会)が
<
「『信州牛』で統一できないか」
とただしたのに答えた。
知事は、
<
「最終的に、(県産牛肉の)キャンペーンを張るには名称が必要だった。
『しなの牛』という形で一回始めているが、大変残念なことだ」
とも語り、呼称の再検討に含みを持たせた。
※ 噂の真相11月号 東京ペログリ日記
読む必要なし。
(
ところで、このコーナーのタイトルが「東京ペログリ日記」から「長野ペログリ日記」へと変わらない理由はなぜだろう?
- 1.「長野」でペログリは拙いから。
- 2、どうせ長野は出張感覚に過ぎないから
)
冒頭部分、8.18日のしなの牛の下りに関して、
が、今となっては笑わせる。
そりゃ、当事者抜きで勝手にブランド名を構築して「信州牛」ブランドを轢き殺す結果となっては、JAとしては謝罪してもらいこそすれ、感謝する筋合いは無いだろう。
http://www.ne.jp/asahi/eiji/home/main/yasuo-chan_2001_11.htm#20011105
※ しなの牛呼称問題
小林実県議(県政会)が
<
「『信州牛』で統一できないか」
とただしたのに答えた。
知事は、
<
「最終的に、(県産牛肉の)キャンペーンを張るには名称が必要だった。
『しなの牛』という形で一回始めているが、大変残念なことだ」
とも語り、呼称の再検討に含みを持たせた。
読売読売のサイトに、この問題に関する記事が載っているんですけれど、これは無茶な話だと思うなぁ。
康夫ちゃんには、たぶん信州産の肉牛にもいろいろあるという自覚が全く無かったんだな。
そういうことを一切調べずに、まずはじめにブランド名ありきで、「しなの牛」という名前を思いつき、これをブランドにするとアクセルを踏んでしまった。
ところが現実には、これは信州牛ブランドの解体。
脱ブランド化に他ならなかったわけです。
で、彼がやりたかったことは、「俺が名付け親」といういつもの、そしてただのあまりにもありふれた政治家の俗な名誉欲に過ぎなかった、というだけのことですよ。
http://www.ne.jp/asahi/eiji/home/main/yasuo-chan_2001_11.htm#20011112
【11月18日】産経ダイアリー
「しなの牛」名称撤回 「私も意外と気が弱い」
【18日】
10時50分、中野市の大信畜産着。県産牛肉表彰の場「信州牛生産販売協議会」に出席。
仁科恵敏・マルイチ産商社長、綿貫隆夫・中野市長も同席。
知事は、知事表彰を受けた牛を競り落とした業者に思わず駆け寄って握手するなど、多数の牛肉を前に興奮気味。
また、あいさつでは、河内家菊水丸氏との「しなの牛」キャンペーンに触れ、県産牛肉の呼び名を
<
「(当初は)一番定着している『信州牛』と思いまして
…(中略)…
ちょっと似つかわしい名前を考えていただけねぇーか、というお話もあったもんですから、ちょっと私も意外と気が弱いもんでして…。
やはり、私はぜひもう一度気を引き締めて、捲土重来、『信州牛』という漢字三文字の形で、ぜひ来年度は早めにキャンペーンを…」
と、あっさり総称「しなの牛」の使用は撤回したい意向を表明。
11時30分、表彰式は終了。
その後、何のキャンペーンも行われていません。
11月19日
▼ 「しなやかな長野県をはぐくむ会」の ウィークリーボイス 11/12分、ありゃ何だい?
新橋駅前辺りで酔っ払ってる親父にインタビューしたのかと思ったぞ。
<
編集部解説:
「田中さん、酔っ払ってるの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、このような感じで公務をこなしているんですね。だから「圧力に屈しない」「建前ではない」県政の運営ができるのではないでしょうか。
こんな酔っ払いに未来を託して悦にいっている支持者って、ホントにお気楽だね。
産経Web「田中知事ダイアリー」から。
【11月18日】
「しなの牛」名称撤回 「私も意外と気が弱い」
【18日】 10時50分、中野市の大信畜産着。
県産牛肉表彰の場「信州牛生産販売協議会」に出席。
仁科恵敏・マルイチ産商社長、綿貫隆夫・中野市長も同席。
知事は、知事表彰を受けた牛を競り落とした業者に思わず駆け寄って握手するなど、多数の牛肉を前に興奮気味。
また、あいさつでは、河内家菊水丸氏との「しなの牛」キャンペーンに触れ、県産牛肉の呼び名を
「(当初は)一番定着している『信州牛』と思いまして
…(中略)…
ちょっと似つかわしい名前を考えていただけねぇーか、というお話もあったもんですから、ちょっと私も意外と気が弱いもんでして…。
やはり、私はぜひもう一度気を引き締めて、捲土重来、『信州牛』という漢字三文字の形で、ぜひ来年度は早めにキャンペーンを…」
と、あっさり総称「しなの牛」の使用は撤回したい意向を表明。
11時30分、表彰式は終了。
税金つかってポスター作って、デパートのスペースを借りて、テレビで大々的に放送してもらって、結局あぼ〜んかい。
まぁ、所詮はポスター撮影ありきで一晩で考えたネーミングだからな。
2001/11/21
※ しなの牛は何処へ行く?
「しなの牛」キャンペーンに触れ、県産牛肉の呼び名を
<
「(当初は)一番定着している『信州牛』と思いまして
…(中略)…
ちょっと似つかわしい名前を考えていただけねぇーか、というお話もあったもんですから、ちょっと私も意外と気が弱いもんでして…。
やはり、私はぜひもう一度気を引き締めて、捲土重来、『信州牛』という漢字三文字の形で、ぜひ来年度は早めにキャンペーンを…」
と、あっさり総称「しなの牛」の使用は撤回したい意向を表明。
18日産経のダイアリーより信毎の記事では、「しなの牛」を止めるということは書いてないんですが、この辺り、真相はどうなんでしょう。
県の施策として「しなの牛」というブランドに引導を渡すのかどうかはっきりさせるべきだと思いますね。
とても大事なことだと思うのですが。
http://www.ne.jp/asahi/eiji/home/main/yasuo-chan_2001_11b.htm#20011121
県民のこえホットライン・しなの牛と信州牛の違いについて(長野市在住の方から)
ご意見(13年11月22日受付:Eメール)
先日、ある駅の校内で、田中知事と河内屋なんとかと言う人が焼肉を囲んで写っている ポスターを見ました。
私の第一印象としては、大変品が無く、お世辞にもお肉がおいしそうには見えなくて、というより肉が「汚く」さえ見えて、われながら気持ち悪くなりました。
あんなポスターでは、却って長野県のイメージを悪くしてしまうのではないかと思い大変憤慨する思いです。
ただでさえ、田中知事の自己満足な振るまいのせいで長野県のイメージは悪くなっていると言うのに…。
そのポスターには、「しなの牛」という文字がありましたが、私は「信州牛」という文字はスーパーなどでも見たことがありますが、「しなの牛」は初めてです。
そこで、農政部長にお伺いしたいのですが、
- 「信州牛」と「しなの牛」の違いは何ですか?素人(消費者)にも違いが分かるように具体的に説明して下さい。
- 「しなの牛」という名称は誰が決めたんですか。
- 私の記憶では、「信州牛」は、特定私企業が排他独占的に使用できる名称ではないと思われますが、何故そのような一般にまぁまぁ浸透している名前を使わないで、わざわざなじみのない「しなの牛」という名前を使ったですか。
- 「しなの牛」という名前の使用をはじめる前に、「信州牛」という名前の浸透度やイメージに関する調査は行われたのでしょうか。それとも「信州牛」という名前に対して一般消費者(県内、県外を問わず)が、どのようなイメージを持っているか、についての調査など行わずに、いきなり使うことを決めたんでしょうか?(私には、市場調査も行わずに決める事など信じられませんが)
- あのポスターは、いったい何枚印刷され、そして、どこに張られたのでしょうか。
- ポスターの為に掛かった経費はいくらですか?(印刷経費だけじゃなくて、企画料、交通費、写真家代なども全部含めて)
- あのポスターのデザインは誰がいつ決めたんですか?
- 河内屋なんとかという、旬も過ぎた芸人を使うことを決めたのは誰ですか。
以上、お答え頂けることを切に願います。
回答(13年11月30日回答)
【PRポスター作製にいたる経過】
農政部まず、長野県産牛肉PRポスター作製にいたる経過をご説明いたします。
田中知事は就任直後から県産農産物のブランド化の必要性を強調しており、牛肉についても、平成12年度の段階からポスターを活用したPRの提案をしておりました。
長野県の牛肉については、農協系や複数の商系(非農協系)のグループがそれぞれの系列の生産者や卸売業者等で構成される協議会を設け、農協系は「信州肉牛」、商系は「信州牛」、「りんごで育った信州牛」などの登録商標を牛肉のパッケージに貼って販売しており、それぞれの銘柄は、いわばライバル関係にあります。
県では、春先に農協系、商系の主要な牛肉の販売促進協議会の関係者と検討会を持ち、個別銘柄にこだわらずに「長野県産牛肉」全体としてのPR活動を連携して実施することを提案いたしました。
検討の結果、県産牛肉ポスターの作製や、知事の出席を得ての牛肉消費拡大イベントの開催等に賛同が得られ、具体的な内容の詰めを順次行ってまいりました。
今回の牛肉ポスターについても、これ以後、数度の検討会を持つ中で作成されたものです。
【質問項目別調査結果】
「信州牛」と「しなの牛」の違い
農政部「信州牛」は、商系のグループ(信州牛販売促進協議会)が用いている登録商標名であり、県産牛肉の銘柄の1つです。
これに対し、「しなの牛」は、今回のポスターに用いた長野県産牛肉の『総称』であり、「信州肉牛」、「信州牛」、「りんごで育った信州牛」などの銘柄や、「信州高原牛」等スーパーマーケットのプライベートブランドも含めた、いわば県産牛肉全体を示す「愛称」的なものです。
したがいまして、小売店の店頭で、「しなの牛」の牛肉パックは売っておりません。県内外で販売されている県産牛肉は、「信州肉牛」、「信州牛」等のそれぞれの名称で販売されています。
また、「しなの牛」は商標登録された銘柄ではありませんし、既存の各銘柄を「しなの牛」に統一しようとするものでもありません。
このように「しなの牛」が県産牛肉全体の『総称』であることは、表現道場における報道機関への発表の際に説明するとともに、県のホームページに掲載し、ポスターにも明記してございます。また、田中知事も、様々な機会(テレビ番組出演時など)にその旨を発言しております。
「しなの牛」の名称を決めた経緯
農政部ポスターのキャッチフレーズに用いる名称については、当初から関係する協議会等との検討の中で、「長野県産牛肉」では堅苦しいことから愛称的なものを使用することで合意されていました。
(長野牛、信濃牛、信州牛、信州産牛肉等が候補としてあがりました。)
一方、一時懸念された商標上の制約については、「信州牛」及び「信濃ビーフ」を代表例として全農長野で弁理士を通じて調べていただいた結果、「商標登録された名称であっても一般名称として用いる場合の制約はない」ことが確認されました。
このため、田中知事の内諾を得た上で、6月下旬の打合会議において、「ポスターに用いる県産牛肉の総称を『信州牛』としたい」旨を関係する各協議会に提案しました。
しかしながら、この会議において、農協系、商系、双方の協議会から、
<
「『信州牛』という名称は法的な問題はないとしても、都合が悪い」
との指摘がなされました。
具体的には、商系の協議会からは、
<
現在和牛に限って『信州牛』との名称を使用しているため、ホルスタイン等も含めた長野県産牛肉の総称として『信州牛』を用いることは、誤解を招く
との意見
農協系の協議会からは、
<
ライバルである商系協議会が使用している『信州牛』という名称を総称として使うことに抵抗がある
との意見が出されました。
「しなの牛」の名称を決めた経緯
農政部ポスターは県や関係する協議会それぞれが経費を負担し、共同で作成することとしていたため、県としても、農協系、商系、双方から異論の出された「信州牛」を県産牛肉の総称として用いることは困難と判断せざるを得ませんでした。
田中知事には、「このような農協系、商系、双方の意向から『信州牛』を断念せざるを得ない」旨を報告した上で、腹案の「NAGANO牛」、「信濃牛」等の中から、最終的に「しなの牛」を選定していただきました。
つまり、お話のとおり一般的に「信州牛」を使用することは可能ですが、今回のポスターについては「信州牛」の名称で関係する協議会の合意を得ることができなかったために使用できませんでした。
イメージ調査について
ポスターは何枚印刷され、どこに貼られたのか。
農政部ポスターは、各銘柄の協議会や牛肉消費拡大を進める団体等による経費の持ち寄りで作成されました。
具体的には、A2版とA3版の2種類を作ることや、総経費を各協議会の注文枚数で除して1枚あたりの単価を決めることなどを打合会議で決め、農協系、商系の各協議会等の注文をまとめて印刷しました。
全部で1,000部ほど印刷されましたが、県が購入したのはこのうちの100部です。これを地方事務所、県外事務所等の現地機関やしなの鉄道の主要駅で掲示したほか、大阪市や長野市で開催された牛肉の消費拡大イベントでも掲示しています。
ポスターにかかった経費
ポスターのデザインは誰がいつ決めたのか。
農政部ポスターのデザインについては、6月中旬の打合会議で、
<
農政部「デザインコンペで知事に選定していただくこと」
について各協議会等の了承を得た上で、6月25日にデザイン会社7社によるコンペを実施し、見積価格やイメージコンテのデザインを考慮した上で、最終的には田中知事に選定していただきました。
河内家氏の起用を決めたのは誰か。
農政部県産牛肉のうち、高級とされる和牛の7割が県外に出荷されており、このうち、半数以上が大阪、京都に出荷されています。
河内家氏の起用は、このような県産牛肉の出荷状況も踏まえて、田中知事が決めました。なお、河内家氏には無償で御協力いただいております。
【問い合わせ先:農政部畜産課畜産流通係 電話026-235-7233 メールtikusan@pref.nagano.jp】
県民のこえホットライン・しなの牛と信州牛の違いについて(再質問)
ご意見(13年12月4日受付:Eメール)
先般は不躾な質問にも関わらず御丁寧な御回答をいただき恐縮しております。
「しなの牛」のポスターについての大まかな経緯が分かりました。
正直申しますと県のホームページに載っているとか(今はリニューアルして少しは良くなったようですが、前のものでは見る気がおきませんでした。)色々報道されている、と言うことでしたが、一消費者である私には何も伝わってこなかった、と言うのが実状です(私自身はスーパーやデパートの食品売り場もよく行く普通の消費者だと思っております。)
色々な御回答をいただいてありがたかったのですが、一点、再度質問させてください。
それは、今後色々な方々からの意見やお金を戴いて進めてきた「しなの牛」という名前のプロモーションというか宣伝活動、あるいはイメージ戦略を、どのように進めていく予定か、お聞かせ願えれば幸いです。
田中知事の発言というと、「しなの牛」という呼び方はあきらめて「信州牛」に統一する、云々という記事を見た記憶があります。(正確ではありませんが。)
私が見かけたポスターも、先日見たらもうありませんでした。
恐らく県が貼ったポスターだったと思うのですが、もう剥いでしまったのですか?なぜ?
以下は意見ですが、 個人的には、色々な呼称が乱立するのはよした方がいいと思います。
ただし、商業系や農協系といったそれぞれ実際に肉を扱っているところが、それぞれの呼び方でプロモーションを行っていくと言うことは、自己責任というか、当然のことなのでいいと思います。
それに対し、県という直接は肉の販売に関与しない組織が、上からふたを被せるようなやり方をするのはどうかな?と思います。
実際に流通していない名前をプロモーションされても、買う側は混乱するだけだと思います。
どうせなら、「しなの牛」とかいう変な名前にしないで、単純に「長野の牛肉」という特定のブランドをイメージさせない名前の方がよっぽどよかったのではないのかな、と思います。
「一生懸命育てた長野の牛肉」とか「自然が育んだ長野の牛肉」とか言った消費者がイメージしやすい名前の方がしたしみやすかったのではないのかな、と思います(それは「ベタ」な名前かもしれませんが。)
加えて言うと、あのポスターは返って長野県(の牛)のイメージを損ねたと思います。
家人も
<
気持ち悪い
と申しておりますし、家人の友人も、同じような感想を漏らしていたそうです。
というわけで、「しなの牛」の将来はどうなるのか、お聞かせ下さい。
余談ですが、戴いた御回答の中で、
<
農政部「(知事に)選定していただきました。」
という表現がありますが、農政部長が上司である知事の行動を表現するときの表現としては可笑しいのではありませんが?
可笑しい、というより間違っている。
国語のテストなら×ですよね?
社長の言動を部下に伝える時になら○です。でも外部の方に使ったら×。
私の部下がこんな表現を使っていたら小突きます。例え新卒のおぼっちゃんでも。
「単純なミス」と言ってしまえばそれですむのかもしません。
しかし、なんというか、一度ならず現れるこの表現を見て、私は深く失望しました。
果たして県職員の目はどっちをむいているのかなー、県民じゃなくて、知事の方ばかり向いているのではないのかな?と思いました。
別に私に敬語を使え、と申しているのではありません。
しかしながら、外部の者に対して内部の者に敬語を使う感覚が信じられません。
単なるミスにしても、それをミスと気づかない感覚でお仕事されているのでしょう。
単純なミスかもしれませんが、「普通」の感覚(外と内との区分)があれば、無意識に使い分けることが出来る程度のものですから。
それとも、皆さん方は昔のように相変わらず知事を崇め奉っているのでしょうか?
余談が長くなりましたが、ついでに質問させてください。
- (お客さんに対して)「ご飯をお食べになりますか?」
- (来客に対して)「うちの社長がもうじきいらっしゃいます」
これを世間的な常識に直してみていただけませんか?
1はちょっとポイントが違いますが、常識の範疇ということで。
回答(13年12月11日回答)
農政部先のメールでも御説明いたしましたが、県では、本年度、農協系や商系の販売促進協議会の皆様と連携して、県産牛肉全体のPR活動に取り組んでまいりました。
しかしながら、9月に我が国初めての牛海綿状脳症(BSE、いわゆる狂牛病)が発生して以来、牛肉に係る生産者団体や卸売業者は、牛肉の消費減退と価格低迷への対応に追われております。特に、北海道、群馬県での2頭目、3頭目のBSE感染牛の発生で、11月上・中旬に一時回復の兆しが見られた市況も現在は更に悪化する状況となっております。
落ち込んでいる牛肉の消費回復と県産牛肉のPRを図るためには、消費者の皆様の牛肉に対する信頼感を取り戻すことが緊急の重要な課題であることから、現在、生産者の顔の見える牛肉を消費者の皆様へ供給できるよう、食肉卸売業者や小売業者、消費者団体等で構成される協議会が、「県内で育ち、県内でと畜された牛」について、店頭で県産牛肉の生産情報を表示して販売するシステムづくりに取り組んでおります。
これは、牛肉パックに貼られたシールの番号をもとに、消費者の皆様が店頭で、牛の生年月日や品種、生産者名、と畜年月日、BSE検査結果等の履歴を確認できるようにするものであり、11月中旬から県内の小売店の一部で実施されております。県ではこのような取り組みを支援するとともに、関係する皆様と相談しながら、今後、表示店の拡大や表示項目の充実を図ってまいりたいと考えております。
牛肉をめぐる情勢がこのような状況にあることから、今後の県産牛肉全体の具体的なPR活動の手法につきましては、BSEによる消費減退や価格低迷の回復状況、県産牛肉の生産情報表示販売制度の実施状況を勘案しつつ、改めて、関係する皆様と検討する予定としております。この中で、「しなの牛」につきましても、様々な御意見を踏まえて、再度、時間をかけて検討して参りたいと考えております。
なお、駅のポスターは当初から3ヶ月程度の掲示を前提に、しなの鉄道にお願いしたものですので、汚れたものから順次撤去されると思われます。(予備のポスターも数枚送付してありますので、駅によっては張り替えていただけるところもあると思われます。)
また、敬語使用につきましても、御注意をいただきありがとうございました。反省の上、今後は、十分留意してまいります。
なお、設問に対しては、次のとおりと考えておりますが、非常識な部分がございましたならば、再度御指導をお願い申し上げます。
【問い合わせ先:農政部畜産課畜産流通係 電話026-235-7233 メールtikusan@pref.nagano.jp】
- 「ご飯を召し上がりますか」
- 「うちの社長がまもなくまいります」
※ 県民の声ホットラインから。「しなの牛と信州牛」
長らく、県民の声ホットラインに関して触れることがありませんでしたが、少ない件数ではあれど、しつこく追求する人々がいらっしゃるのは結構なことです。
所で「しなの牛」という名称がどういう経緯で生まれたかに関して、県庁側からの返事が届いていますが、なかなか興味深いですね。
でも、私は、おおよそにおいてこれは嘘だと思っています。
嘘ではないにせよ、担当部局と、康夫ちゃんの間に全く意思の疎通が無かったことの証明にしかなっていない。
というのも、「しなの牛」の定義を巡って、県の担当部局の言い分は二転三転したでしょう。
(産経のダイアリーは、本件を巡ってわざわざ訂正記事まで出した)。
しかも康夫ちゃんから、ただの一度として経過説明も定義の説明も無かった。
挙げ句に、散々今日まで定義に関してホットラインで質問があったのに、県はことごとく無視し続けた。
ろくな返事は出来なかった。
それを空中分解した後になって、「実はこういう事情でした」と言われても、信じる気にはならない。
http://www.ne.jp/asahi/eiji/home/main/yasuo-chan_2001_12.htm#20011210
99.狂牛病問題 名前:DORA 日付:10月19日(金) 22時25分
何処も大変な問題になっていますね。
東京での練習段階での騒ぎは、せっかくの練習に乗れなかった市場の問題で、きちんとナンバリングをしていれば1次陽性で発表する事が、消費者の信頼も得る事になると思います。
なぜなら1次で陽性の出やすい事はこれだけニュースで騒げば気になる人には周知された訳ですから、「検査中」で隔離しておけば良い訳です。安全なら出せば良いしダメなら廃棄すれば良いのですから。
幸い牛肉はブランド化されていますから、きちんと情報公開をした所から信頼が回復していくと思っています。
長野県も畜産県なので、割り込みで書かせて頂きました。
102.Re: 狂牛病問題 名前:K嬢 日付:10月21日(日) 20時48分
DORAさん、書き込みありがとうございました。
一昨日も東京と愛知で計三件「擬陽性」が出たわけですが、その後精密検査で全てシロと出たわけで、このあたりの経過/結果の公表は、私的には良いことだったと思っています。もし隠してたとしても、取材力のある報道陣によってどこの何が擬陽性と出たなどと明らかにされた場合には混乱は必至ですから。
明らかにして、そのうえでどういう対策をとりました、と言うことをはっきりさせてもらえば消費者としては納得がいくように思います。
狂牛病にかぎらず、今後の流れとしてそういった方向に向かうことを望みます。
http://members.goo.ne.jp/home/lady-k
120.Re: 狂牛病問題 名前:長野の人 日付:11月4日(日) 12時18分
そういえば、盛んに宣伝していた「しなの牛」はどうなったんでしょう?
「しなの牛」と言うブランドは、どのような飼育方法を用い、どのような内部基準を満たせば与えられるブランドなのか、ご存じの方いらっしゃいますか?
そしてそれは、今回の狂牛病騒ぎにたいして、一定の安全性やら市場優位性を確保できる基準だったのでしょうか??
そして、知事就任後に定められた「しなの牛」というブランドに対して、県はどのような指導を行い、市場確保への努力を行っているのでしょう?
長野にはたしか「リンゴで育てた信州牛」と言うブランドがあり、肉質やら飼育方法やらに一定の市場評価が確立していた様な記憶があります。
「信州牛」の飼育で問題の肉骨粉を使っていたのか否か今のところ定かでは有りませんが、「内部の飼育基準が有る程度明確」であり、「リンゴという農産物が飼料」、しかも「長年の研究実績」が存在している「信州牛」の方が、飼育方法の調査等が行いやすく、「安全宣言」等も出しやすかったのではないのでしょうか?
今回の騒動を振り返ってみると、畜産業者が長年かけて開発した「信州牛」と言うブランドを無視し、新たに「しなの牛」と言う定義の曖昧なブランドを制定した政策は、県の畜産業者に対してよいことだだったのか否か、理解に苦しんでしまいますね。
124.Re: 狂牛病問題 名前:zenkoG 日付:11月6日(火) 16時21分
牛肉というのは、元々1頭1頭ごとに、等級審査があります。
「信州牛」というブランドは、「A4・B4以上の黒毛和牛でりんごを与えて肥育したもの」ということになっています。
こういった、肉質、肥育方法などを限定した呼称で差別化を図るやり方はかなり一般的なものです。
三重県で育った牛がすべて松阪牛ではないように、また、長野で育った牛もすべてが信州牛と名乗れるわけではありません。
そして、こういったブランド牛は、長い期間を掛けて消費者に対してPRした結果、少しずつようやく受け入れられてきたものです。
「しなの牛」については、それとは別に、県産牛肉の総称として導入された名称です。
つまり、信州牛も、蓼科牛(こちらはホルスタインのみ)も、「しなの牛」なのです。
で、実は県産牛肉の総称は、実は既にありました。
「信州肉牛」というもので、和牛であれば4等級以上、乳牛であれば、3等級以上のもので、信州肉牛販売促進対策協議会というところが元締めになっています。
これも等級的なしばりはありますから、
しなの牛>信州肉牛>信州牛(アップルビーフ)
ということになります。
でも、実際のところ、他県にまで出荷されるのは、ある程度付加価値の高いものだけです。
安い牛肉は、産地指定されて売られたりはしません。
そのため、実質的には、県外では「信州牛=しなの牛」に近い状況になったはずです。
そもそも、しなの牛というブランドの投入は、なにも準備が行われた形跡がありません。
突然の通告と、2、3日後のポスター撮り。
そして、すぐに続くテレビ出演。
知事と秘書サイドで進められて、信州牛他、高付加価値牛肉のブランド化を進めてきた生産者にとっては、寝耳に水的な話しと聞いています。
当然、既存ブランドとの整合性をうまく取る準備も『全く』行われていません。
どんな銘柄牛を知っているかという神戸での調査を見たことがあるのですが、信州牛は、20位以下という、なかなか微妙なランクにありました。
こういう扱いの微妙なブランドに対しての、「しなの牛」騒ぎは、正直言って、非常に迷惑なものだったと思います。
今回のBSE絡みの顛末で、「しなの牛」というブランドは、ほとんど「なかったこと」になっている感があります。
県も、「しなの牛は安全だ」という声明を出してPRするための方法を模索している姿が見えません。
ブランド展開を無策で行ったという失策が、BSE騒動で結果的に大きく墓穴を掘ったということですね。
BSE騒動以降の逃げは、ただ無責任さだけが際だちますが、そもそも、既存ブランドがあり、総称であれば「長野県産牛肉」で良かった、その状況において、必然性のないブランドたちあげを、しかも無策で行ったという、夏の一連の動きそのものが、かなり大きな失政だったと認識するべきだろうなと私は思っています。
125.Re: 狂牛病問題 名前:長野の人 日付:11月6日(火) 22時59分
この文体と掘り下げ方は‥本物のzenkoGさんですね。
いつもながら丁寧で的を得た解説ありがとう御座います。
長野県産の牛肉で有れば、すべからく「しなの牛」という名称が与えられ、その品質については全く不問とされていた・と言うより、”考えてなかった”わけだったんですね。
「しなの牛」に関わる政策が、一定の評価を築き上げてきた「信州牛」等との差別化を図りつつ、長野県産牛肉全体についてのイメージ及び市場での流通性を高めるためなのであれば、一定の評価を与えても良さそうですね。
ですが、実際は「しなの牛」があたかも一定の基準を満たしたブランドのごとく、知事自ら先頭に立って宣伝活動を繰り返してきたようです。その結果、確立してきたブランド商品もかすんでしまったようですが…
畜産農家の方から直接聞いた話では、ホルスタインでも乳が出なくなった時点で食肉に加工されるらしいのですが、食肉用に改良された牛に比べると味の面で遜色があり、高値で取り引きされない代物だとか。
産地以外に定義方法が定められていない「しなの牛」キャンペーンでは、お茶の間でも話題のつきることのない長野県知事自らが精力的に売りさばいてくれ、絶大なる広告効果が見込めますので、このキャンペーンが続けば、このような質の劣る品物でも「しなの牛」という名称を与えて、売りさばこうとする方も出てきたかもしれませんね。産地以外に定義がないのですから、詐欺にもならないし…。
結果として長野県産牛肉全体の評価が落ちても、このような計算高い人たちは次の手を考えればいいだけの話であって、特に問題にはならないでしょうし。
今回の狂牛病騒ぎで、県が自ら制定した「しなの牛」という産品に対し、有効な手当をしていなかった、逆に言うと出来ない理由がよく分かりました。ただ、何故あのような盛大なキャンペーンを張ったのか、張る必要があったのか、理解に苦しむようになりましたけど。。。
126.Re: 狂牛病問題 名前:zenkoG 日付:11月6日(火) 23時15分
お返事ありがとうございます。
ただ、知事が「長野県産牛肉」をPRすることの意義自体は、わかるんですよ。
行政は、特定ブランドにだけ肩入れするのは好ましくないですもんね。
たとえば、諏訪には多くの精密機械メーカーがありますが、セイコーエプソンだけのPRを知事が行うのは、やはり問題がありますし。
だから、「しなの牛」という名前を打ち出したという、この名前の取り扱い方があまりにも配慮が足りなかったと、そういうことなのだと思います。
BSE騒動以降の知事については、言いたいことはいくらでもあります。
BSE騒動は、当初は感染牛が発見された千葉と、その牛が生産された北海道だけの問題で、全国的問題としてとらえられ始めるまで、それなりの時間的余裕がありました。
この間に「危険な肉を食卓にあげたくない」ということなら、結果的にすることになった全頭検査態勢をいち早く採ることだってできたはずです。
いわば「長野県で出荷される牛肉は、他県のものより安全です」といった形。
決断が、わずか1週間早ければ、こういう展開もあった。
もちろん、こういった決断ができなかったことは、責められることではありません。
他の知事もそうだったし、なにより国のお役所たちがそうだった。田中康夫だけができなくても、なにも恥じることはない。
でも、批判はいち早くしてましたよね、知事は。
それに、危機管理に関しては、オレはエキスパートだ。他のヤツとは違うという自己主張を繰り返してもおられたはず。
結局、またもうまい危機管理をし損ない、県産牛肉のPRの機会も逃してしまった。
なにも、自慢するようなことじゃなかったということなのです。
なによりも、国をいち早く批判するだけの情報収集ができていて、それに対する対策をなにも打たずに結果的に他県と同じになったというところに「批判するネタがあるなら、なんで動かないんだ?」っていう失望がまた重なってしまうのです。
127.Re: 狂牛病問題 名前:長野の人日 付:11月7日(水) 1時2分
県として、「しなの牛」をPRする必要性については理解しました。ご指摘の通り、やはりその後が問題ですね。
私が当初勘違いしていたように、「しなの牛」は一定のブランドだと思っている方が、未だに県内外に案外多数いらっしゃるのではないのでしょうか?
なにせ聞き慣れない固有名詞を用い、県知事自らが精力的に宣伝に回っていたのですからね。
長野県産牛肉を宣伝するための一つの方策としては、話題性の面からよかったのでしょうが、狂牛病以降「しなの牛」と言う名称を用いなくなったことで長野県の畜産業者に対してどのような結果を与えるのか、非常に不安です。
騒動以前の精力的な宣伝活動と騒動以降の(消費者にとって)不気味な沈黙…
長野県の畜産業者全体に対して、狂牛病騒動+αの悪いイメージが与えられないことを祈るのみです。
週刊 WebSPA! 田中康夫の愛の大目玉 12月5日号(11月28日売)
良質な「信州牛」に県知事賞を授与するべく中野市へ。
今夏、河内家菊水丸師匠とのキャンペーンが「しなの牛」なる呼称の下に行われたのは、「信州和牛」で販売のJAが「信州牛」統一呼称化に難色を示したのも一因
2001年11/30
※ 週刊SPA12/05日号コラム「知事会見延長を要望するも2時間無言だった讀賣新聞の謎」
<
異なる商品のみを配達しても恬として恥じず。異なる商品のみが配達されても杳として怒らず。
この程度の覚悟の送り手には、その程度の意識の受け手。と捉えるべきなのでしょうか。
オヒオヒ、購読者に当たってどうするよ?讀賣憎けりゃ読者まで憎しか?
この問題は、第一に、全国紙の購読者は、地元ニュースにさして重きは置いていないというだけの単純なことですよ。
でまあ、苦情がなかったというのが本当かどうかは怪しいと思っていますけれど、読者としては、いつか当日の長野版が届くだろうくらいに思ってずるずる日数が経過したというのが本音でしょう。
私個人は、讀賣には、後日で構わないから、県版だけでも別刷りして届ける義務があると思います。
あと何? 一周年会見で2時間無言だった? そりゃあんたがダラダラと喋り続けたせいで讀賣を含めて他の記者も質問する暇がなかっただけのことだろう。他人のせいにしないの。
そして、今号の写真の醜悪なるキャプション↓
<
良質な「信州牛」に県知事賞を授与するべく中野市へ。
今夏、河内家菊水丸師匠とのキャンペーンが「しなの牛」なる呼称の下に行われたのは、「信州和牛」で販売のJAが「信州牛」統一呼称化に難色を示したのも一因
何ですか? これ。
あんたの「しなの牛」が空中分解せざるを得なかったのは、JAの責任かい?
言葉に拘る商売している人間が、自分の造語を引っ込めざるを得なくなったが、その責任は、あんたが固有名詞を使わせてくれなかったから失敗したんだと……。
少しは恥ってものを学びなさい。この世は貴方を中心に回っているわけではない。
会議録抜粋
森田 恒雄(一般質問)平成13年12月12日森田恒雄
次に、牛海綿状脳症にかかわって知事にお伺いいたします。
全く予期せぬ事件、3頭の真症牛の発生は、衝撃とともに、畜産農家はもとより、商業者、消費者に甚大な影響を及ぼしました。
心よりお見舞い申し上げます。重大な失策は農水省、政府であったことは論をまちません。
その後、農業団体、生産者の要請のもと、県としても国への要請や県内対応を進められておりますが、細かくは他の議員からもあるようですし、委員会に譲りますが、ここでは3点につきましてお尋ねをいたします。
一つに、まず、安心、安全の信州牛肉ブランドづくりの推進と消費拡大、安全性PRについてであります。
本県からBSE真症牛の発生は見ておりません。そして、出荷牛は全頭検査が義務づけられて、健牛のみが出荷されるわけでありますから、安全宣言とともに一層のPRが必要と思います。どう取り組まれますか。
知事が信州農産品の消費宣伝に取り組まれておられますことは大変結構でありますが、河内家菊水丸氏とともに顔入り宣伝ポスターをつくっての宣伝、何と、しなの牛の称号でありました。
私は、人から、信州牛としなの牛とどう違うのですかと問われて困惑いたしました。
知事の自己表現ではないですかと言うより仕方なかったわけであります。
信州牛の呼称は、経済連、もちろん県も一緒に、生産者とともに長年にわたって築き上げてきたとうといものなのであります。
それほど簡単に変えられてはならないと思いますが、しなの牛とした根拠、現在はまた信州牛に戻ったといいますが、その真意を教えていただきたいと思います。
信州ブランドは一つ、知事が進めるマーケティング戦略推進プロジェクト、全農が進める信州こだわりの味戦略と、二つの戦略にも私は疑念を抱きます。
知事が推薦する田崎真也氏、玉村豊男氏も疑義に思ったと報道されましたが、知事の新たな発想があるならば、永年にわたり築き上げてきた信州ブランドにその発想を埋め加えて、全農とともに信州ブランドのPRをやること、これに努めてほしいと心から思うのでありますが、いかがでありましょうか。
田中康夫
田中康夫続きまして、しなの牛に関してでございます。
県産牛肉の消費宣伝のため、PRポスターの作成やイベント開催などを今年度も行ってまいりました。
とりわけ、このポスターに用いる県産牛肉の総称につきまして、関係団体との打ち合わせを重ねる中で、私ども長野県は、農政部から、6月下旬に、今回のPRを信州牛という名称のもとに行いたい旨を関係団体に提案をいたしました。
しかしながら、いわゆる商系、そして農協系双方の販売促進協議会から異論が出されましたために、長野県としては、信州牛を県産牛肉の総称として用いることは困難と判断せざるを得ず、次善の候補でもありましたしなの牛をポスターに用いたものでございます。
具体的に御説明申し上げますと、商系というふうに呼ばれております信州牛生産販売協議会の方々からは、現在、黒毛の和牛に限って、牛の顔をデザインした商標登録、信州牛の名称を商系の協議会では使用しているため、ホルスタイン種等も含めた長野県産牛肉の総称として信州牛を用いることは誤解を招くという御意見がございました。
また、農協系の協議会であります信州肉牛販売促進対策協議会からは、ライバルであります商系協議会が使用している信州牛という名称を県産牛肉の総称として使うことには抵抗があるとの御意見が出されまして、農政部と協議の上、信州牛を県産牛肉総称として用いることを断念し、しなの牛をポスターとして用いたものでございます。
今後の県産牛肉の総称につきましては、現在取り組んでおりますいわゆる安心シールの普及状況や牛肉の原産地管理呼称制度の検討状況等を踏まえつつ、検討してまいりたいというふうに考えております。
そして、信州ブランドに関しての御質問でございます。
信州農産物マーケティング戦略推進プロジェクトは、一人一人の生産者が意欲を持てるような環境を整えることを目的として、さまざまに検討を進めているところでございます。この具体的施策の一つとして、原産地管理呼称制度長野モデルの導入をワインや日本酒などから順次始めていきたいと考えております。原産地管理呼称制度長野モデルは、消費者の皆様の信頼を得てブランドを確立していく上で、実質的な生産情報を客観的に提供していこうとするものでございまして、これは、従来の大きさや形といった規格ではなく、品目別、生産地別に原料や栽培方法、製造方法、あるいは味覚といった農産物の安全性を含む属性を明らかにする表示基準を策定し、それに適合したものに対して原産地の呼び名を認定するものであります。
生産方法、原料及び製造方法などに特色ある商品を認定する、従来からございます信州こだわりの味、いわゆる全農が進めていらっしゃいます信州こだわりの味は、この制度と似通って見える部分もございますが、認定商品製造者から入会金、年会費、PR費を徴収するなど、いわゆる商業ベースの商品宣伝でございます。しかも、すべての品目を一律の基準で認定されるなど、その趣旨は理解はできますものの、私どもが進めております原産地管理呼称制度長野モデルとは別の種類のものでございまして、すなわち、信州農産物マーケティング戦略推進プロジェクトと信州こだわりの味の連携は難しいのではないかと考えております。
本県農業の振興について長野県経済連が従来から果たしてきた役割は十分評価しているところであります。今後も、農業生産者団体と連携をしながら、まさに足腰の強い産地形成や農産物のPRなど、効果的な施策に取り組んでまいります。
※ 噂の真相2月号 ペログリ日記
<
信州牛に関して 11月18日、
――中略――
安心シールの普及率は開始後一ヶ月を経過しても僅か20%台。
取り分け、卸売り市場の半分強を占める農協系は「低調」の極み。
巷間伝わるに、黒毛和牛、交雑種、乳用種と、包み隠さず品種も牛肉履歴書に記されるのが「抵抗」の理由とか。
即ち狂牛病発覚以前、交雑種を「安価」な黒毛和牛なる表示の下、買い求め(させられ)ていたやも知れぬ消費者に、無用の不安を与えかねない、との親心か。
いやはや、農畜産品の「原産地管理呼称制度」導入が急務、と僕が唱える理由がここにも。
しなの牛キャンペーン時、長野産レタスを僕が丸かじりする写真をPOP広告として飾りたい、との申し出を快諾し、京阪神地区の小売店舗にお目見えするも、泣く子も黙る強固なる組織力を誇るJA幹部からは、電話の一本すら受けた記憶はなし。
実はこのあとにも長々とねちねち農協への嫌みが続くんだが、まず後段部分から、この人は、自分が県知事として協力した事業に関して、逐一お礼を貰わないと気が済まない人物らしい。
さっさとお辞め頂いた方が良いんじゃないの?
某かの謝礼や報酬を求めるとしたら、それは単純な贈収賄。
知事としての業務の範囲内での行為で、某かのお礼を求めるとしたら何だろう?
精神的な贈賄行為、強要と言えないだろうか?
この安全シールの話。事実関係はこんな所でしょう。
しかし彼は、昨年の記者会見で、シールが普及しない理由を問われても、こんなことは一言も言わなかった。
この一件ほど、田中康夫という人物のいい加減さを物語るエピソードは無いと、私は考えています。
田中康夫が「しなの牛」に込めたものは、単にブランドという記号でしかなかった。
そのブランド・イメージを作るには、それなりの基準、スタンダードが必要であるという肝心要の部分がすっぽり抜け落ちていた。
だからあっけなくこけた。
私は、日本の農業のおおよその問題点は、農協に集約されると思っています。
日本の農業をこれほどまでに展望の無い姿にした責任は、ひとり農協にあると言っても過言ではない。
所が、田中康夫は、「原産地管理呼称制度」が必要だと説きつつも、そのためには具体的に何が必要かを全く、驚くほど何ひとつ語っていない。
この安全シールに関しても、農協の人間など絶対読みはしないアングラ誌でこっそり書くだけ。
問題点が何処にあるかを知らないわけではない。認識していないわけでもない。それは百も承知している。
そのためには、農協と衝突し、農協の意識改革を進めなければ何一つ改善できないことは自明のこと。
でも田中康夫には、そんなつもりは毛頭無いんだな。影でこそこそ陰湿な悪口言うだけで、農協と正面から向き合おうという覚悟は全く無い。
それはなぜかと言えば、農協票を失うのが怖いんですよ。
農協が握っている郡部の、ジッちゃんバアちゃんの無垢な支持を失うのが怖いから、何も言えない、言う気はない。
土建土建と世間の時流には乗れるが、田中康夫もまた、旧来型の政治家と全く変わりなく、農協だけは敵に回せないというジレンマから抜け出せない。
農協を変えるには、地方からボトムアップで変えていくしかない。いいチャンスなのに、極めて、悲しむべき状況だと思う。
http://www.ne.jp/asahi/eiji/home/main/yasuo-chan_2002_01b.htm#20020123
※ 産経のダイアリーより
一方、金子氏からは知事の政策に絡む発言がこれまで二転三転した例を挙げて質問。
知事は
<
「しなの牛は、何か撤退したという発言があったが、撤退などということを一度も申したことはございません」
8日
そうは言いつつ、その後どうしたかの発言は一切無い。ここ数ヶ月田中康夫が触れたことは、唯一名称問題に関するJAへの恨み節のみだったことは県民全員が知っていること。
金子氏から
<
「知事がいったん決めたことを変更するのは信用を失う。クルクル変わるのは…」
と知事発言の“重さ”を指摘され、
<
「私はクルクル変えているわけではございません。まさにパソコンにもバージョンアップがございます
…(中略)…
(金子氏の)ご発言は大変、私にとって心外な思い」
の答弁。
議場はどよめき、
<
「おい、おい」
の声も。
8日
はっきり言って、企業も個人も、くるくる OS のバージョンアップに飛びつきはしない。
新しいがバグだらけのOSを始終入れ替えていた日には仕事になんぞならないもん。
こういうのは、バグだらけのOSを売りつけても屁とも思わないMSKKの会長とご友人ならでの立場の発言だな。
この所のMSのOSの酷さは、リリース時に、そのファィル容量の10パーセントにも匹敵するような修正ファイルのダウンロードを強いられる所からも明か。
ラジオでの発言は
<
「一市民としてか?」
に
<
「放送での発言は公務における発言ではない。ただし、田中康夫という人間の発言でありますし、その田中康夫というものは長野県知事であるわけです」
。
9日
アホな話を。
公人は何処まで行っても公人。こんなレトリックで誤魔化すな。
http://www.ne.jp/asahi/eiji/home/main/yasuo-chan_2002_03.htm
※ あぐり指南役とブランド化の論議開始
時々、やっている連中は真面目、企画自体別に問題は無かった。
参加者もそこそこ満足して帰った、そこで某かのパーティ経済が発生したことも事実。
んがしかし、そのイベントの目的とする結果なり道程なり、ヒントなりが得られたのか? となると、そんなものは何も無かったという事例が、この世の中には山ほどありますね。
これもそのケースに該当するでしょう。
なぜか? 目的があまりに遠過ぎる。
神戸牛に打ち勝ち、山梨ワインに打ち勝ち、青森林檎に打ち勝ち、中国産椎茸に打ち勝つという、途方もない目標を設定されているわりに、歪んだブランド化談義で横道に逸れていくからですね。
これは、くだらんブランド病に取り憑かれた男の、間違いなく自己満足で終わります。
すでにスタートからしてそうだった。
定義無きしなの牛ブランドがその証拠。
私みたいな小姑が出かけて、この二人に突っ込んだら、この手のイベントは5分で瓦解します。
K嬢サイトの報告を読んでいて、実はアメリカの保守主義をリードするブキャナンの顔が浮かんできまして、合い言葉はもちろん、アメリカーズ・ファーストですね。
アメリカ優先主義。バイ・アメリカン運動とかありますけれど、あの手の愛国心、郷土愛に訴えるビジネスというのは、まず地元民は踊らないんですね。
たとえば、鹿児島県民は地鶏を食べます。でもスーパーでは滅多に買いません。大きめのスーパーですら、置いていない所が多い。
黒豚は食べます。さすがにこちらはスーパーで売っています。でも、安いですよ。安くないと地元民は買いません。なぜかというと、郡部へ行くと、この手の食材は隣近所の農家から融通できるからですね。
地元民が地元のブランド(たとえブランド化に成功しても)を買わないんですよ。
で、しつこく書きます。嗜好品は、ブランド化できます。でも、野菜類はブランド化は無理です。
そりゃ田中康夫が、野菜は大きさや形でなく味だと馬鹿なお題目に拘ってソムリエに一蹴されているのと同じこと。
このおバカさんは、日本の野菜は、誰が作ってもそこそこの味を持っているという事実を知らない。
林檎はブランド化できても、椎茸のブランド化は無理なんです。
そんなもの消費者にとっては安けりゃ何でも良い。長野産だろうが中国産だろうが、そんなのは関係無い。
このレベルで、長野ファースト、長野優先主義なんてことを声高に叫んでも、県民は、消費者というシビアな顔も持ち合わせているんですから、踊るわけは無い。
田原総一朗とのマンセー集会でも自慢していたけれど、全く、このブランド化のお祭りは、田中康夫演出の真夏の夜の悪夢ですな。
生産者の皆さんの面従腹背が手に取るように見えて来る。
参加した一部の農家からは
「外国産との価格競争に苦戦する中で、ブランド化より生産者の保護が急務」
との声も聞かれた。
NBSま、これが現実の中で暮らす生産者の率直な所でしょう。こんなのは一過性のイベントだと割り切るしかありませんな。
所で、最初の命題に戻りますが、長野県産の林檎は一定のシェアを持っている。
肉牛にしても葡萄にしても同様。売れていないわけではない。いったいこれ以上、何を必要としているんでしょう?
何もナンバー1、オンリー1を目指して不毛な努力をする必要はない。
そんなことより、押し寄せる中国産農産物に対抗する手だてを考えるべきではありませんか?
それがブランド化だというのが田中康夫の論理だけど、ブランド化できるものと出来ないものがある。
そしてそのブランド化自体にも限界があるという現実を無視してバラ色を夢をばらまいちゃ駄目ですよ。
この人の妄執は放っておいて、中国産作物にいかに対抗すべきかを、生産者の実務者レベルで考えるべきでしょう。
ブランドはかくあるべしと、毒にも薬にもならない言葉遊びで時間を費やしている間に、一人長野だけが、知事の世迷い言に付き合わされて、浪費した挙げ句に、気が付いたら国内競争力も失っているという状況になりかねない。
http://www.ne.jp/asahi/eiji/home/main/yasuo-chan_2001_08.htm#20010808
1月31日
▼ 産経Web「田中知事ダイアリー」から。
【1月30日】
「野菜の格付け」は長野のアイデア?! 「知的所有権を、ほんとに…」
【28日(続き)】
(中略)
(12時)6分、「あぐり指南役」の玉村豊男(エッセイスト)、田崎真也(ソムリエ)両氏が来室。
両氏が、同指南役の報酬(計150万円)を県の森林整備のために、と寄付。
その“感謝”の気持ちとして、知事からは両氏へ、カラマツの木材を使用した表彰状、イスを贈呈する。
懇談となり、
<
「なんか、京都市が色や大きさでなく、京都の野菜の格付けを始めるということで。
(職員に向かって)ちょっと、農政部は私たちが考えたアイデアを実行するのが大事でございます。
慎重に、熟慮しているのか…、形が出なくては。成果の責任が私たちには課されています」
と説教を開始。
田崎氏が
<
「でも、長野県が発信し、全国へ広がるのはそれでいい」
と話すと、知事は
<
「いや、その他のこと(政策)も、みんな長野県が出したアイデア。中央も地方もみんな。知的所有権をほんとに…」
と、悔しそうな口調でぼやく。
知事、それは長野県のアイデアではなく「あなたのお考えです」。
京都での野菜の格付けについて調べているうちに、面白い記事を見つけた。
http://www.toukei.maff.go.jp/genti/1998_02/98_026_10.html
これは農林水産省統計情報部のページにあるのだが、従来は外観で行われていた海苔の格付けを、食味による格付けに変更して出品したという記事だ。
康夫ちゃんの放言に先駆けること3年である。
康夫ちゃんが野菜や果物の格付けについて発言したのは、サンプロに出演した時と、この日本記者クラブでの講演くらいだったかな。
「アクセス」あたりでも喋ってそうだけど。
それにしても、知事の出ているメディアを逐一チェックして、何か「新しいアイデア」とやらを喋ったら、すぐさま実現に向けて動き出さねばならないなんて、長野県の職員は本当に大変だね。
しかし、この日本記者クラブでの講演、最初読んだときには気づかなかったんだが、
長野県においては下伊那郡の阿智村に村沢さんという牛肉の生産者がいて、非常に彼は意欲を持って、彼の同じ飼育法を多くの方が取り入れて、村沢牛という名前で、これは銀閣寺大西さんという関西の肉の業者が非常に良く思って売ってくださって、村沢牛という名前がある種、関西のステーキ屋では確立しております。
こうした自分で川上から川下までmerchandise(マーチャンダイズ)をなさっていた方はこのマークがつくことで、さらに市場価格においてその努力が報われるということです。
こういう、意欲を持って良質の牛肉を提供してきた人の努力を無視して「しなの牛」というブランドを勝手に立ち上げてたんだなぁ。
ちなみにこの講演は、「しなの牛」という名称を使用しないと決めた後に行われている。
意欲を持って良質の牛肉を提供してきた阿智村の村沢さんは、田中退場後の2008年2月21日に腰原副知事から「信州食肉マイスター」に認定されています。
5月6日 月曜日 晴れ
昨晩は、セリエAの優勝争いやらを追いかけているうちに朝の5時になっていた。
そのくせ、肝心なインテルの試合は、スターウォーズにかまけて、見落としてしまった。まったく何をやっているんだか。
結局、午前5時過ぎから寝て、起きたのは午後の3時過ぎ。
起きてからは何もしなかった。
ただ、ぼんやりとしていた。
こういうヒマな時には、たとえば本でも読んだら良いのだろうが、どういうものなのか、差し迫った用事が無いと本を読む気になれない。
ってことは、本を読むためには、本を読むヒマも無い状況が必要だということになる。
ううむ。
<
「ブレンディーはどうして焦げ臭いのか」
という質問を受ける。
<
「焦げてるから」
と答える。
いや、事実なのだよこれは。私はブレンディーを作っている会社にいたのだから。そして、工場研修で(たったの3日間だけど)ブレンディーを作っていたんだから。
でも、まあ「焦げている」というのは少々言い過ぎだ。「焙煎が強い」と言いなおしてあげよう。実感として焦げ臭いのが事実ではあるにしても。
コーヒー豆からコーヒーを作る方法は、インスタントの場合でもまったく同じだ。
まず生のコーヒー豆を焙煎(炒るわけです)して、それをお湯で抽出する。それだけだ。
ブレンディーのような廉価なインスタントコーヒーの場合は、抽出率(一定量の豆からどれだけのコーヒー成分を煮出すことができるのかということ)を上げるために
- * 焙煎を強めにする(つまり、焦がす)
- * 抽出温度を上げる(要するに、お湯に圧力をかけて200℃にする)
ことになる。
だからどうしても焦げ臭くなる。
ちなみに、粉コーヒーは、抽出したコーヒー液を煮詰めた後、スプレードライ(霧状に噴霧したコーヒー液を温風で乾燥させる)という手法でパウダー状にする。問題は、この時(煮詰める時と温風乾燥する時)、高温の影響でコーヒーの香りが逃げてしまうところにある。で、この香り成分を再収集したりするのだが、それはまた別の話だ。
とにかく、こうしたわけでブレンディーには独特の苦味とスモーキーなフレーバー(←「焦げ臭い」ということの業界風な表現法)が宿る。
「じゃあ、インチキなわけだ」
違う。
インスタントコーヒーは、加工食品の中では例外的にマジメな商品だ。
なにしろ原料はコーヒー豆100パーセント、混ぜものは一切はいっていないんだから。
奇跡的にマジメだと思う。
美味いか不味いかについては言わない。
しょせんは個人の好みの問題だから。
「でも、少なくとも本物のコーヒーの味とは違うわけだろ?」
本物のコーヒー?
そんなものが存在するとあんたはマジで思ってるのか?
で、その本物がキミのお好みだと?
けっ! と、言わせてもらいたいな。
できれば唾も飛ばしたいところだ。
だって、諸君が自分で自分の好みだと信じこんでいるものの正体は、どうせ序列化されたブルジョア趣味に過ぎないんだから。
お前はどうなのかって?
何度も書いたことだが、私はものの味がよくわからない。少なくとも嗜好品の味については錯覚に過ぎないとさえ考えている。
「わからないんなら批評するなよ」
キミはまだわかっていないようだ。
私は批評などしていない。私は味を批評する君たちの態度を批判している。つまり「わかりようのないことを批評するのはやめようぜ」と言っているのだ。わからないものについてはわからないと言うべきだ。
いいかい? 私は味の識別ができないのではない。識別能については、むしろ自信を持っている。識別は、感覚体験を体系化して整理する訓練さえ積めば誰にでもできることだ。
私が「わからない」と言っているのは、味のようなものに優劣を付けて得意になっているキミのような連中の了見だ。
たとえばの話、君には赤と青を比べてどっちが優れた色だか判断がつくかね?
ドの音とレの音ではどっちが上品だ?
雲と空のうち、どちらがより芳醇だと思う?
わからないだろ?
つまり、感覚が感受するものについて、好き嫌い以上の評価をするのは傲慢だということだよ。特に味は、味わう側の人間の体調や気分でどうにでも変わってしまう至極曖昧な感覚だ。こういうものについて劣っているとか優れているとかいった調子の序列をつけたがるのは、悪趣味だ。
腕の良い料理人、高級な食材、絶妙なレシピ、適性な塩分濃度……そういうものは確かにある。
が、味そのものに優劣はない。個々人の好悪と値段の高低があるだけの話だ。
優れた味を知っている人間が優れた人間だということも無い。味覚についての識別能力が高いことはそれはそれで評価できることだが、識別能力に過ぎないものを「文化」だと思っているのだとしたら、その人間は度し難い俗物だ。というよりも、不味い物を我慢できない人間は、単に思いあがっているのだ。
酒をやめてからしばらくの間、飲むものに困って紅茶に凝ったことがある。
近所のお茶の専門店に半年ほど通い詰めて(この店の店主はその世界ではちょっとした有名人で、最近ではTVにも出ている)、そこにある二十種類ほどの紅茶を一通り飲んだ。中国茶も主だったものは飲んでみた。
面白かった。
でも、どれが最高だったのかと言われると、ちょっと困る。
たとえば、キーマンという紅茶には、独特の煙くさいような風味があって私は好きだ。
が、ほかにも色々と特徴のあるお茶があるし、ヌアラエリヤなんかもヘンな癖があって、あれはあれで面白いからだ。
結局、私がお茶に凝ったのは、識別するのが面白かったからで、美味いお茶を探していたわけではないのだ。識別能力はアップしたが、趣味が良くなったわけではない。食通になったわけでもない。
コーヒーも一通り研究した。
具体的に言うと、毎回200gずつ三十種類ほどの豆を買って、丸一年ほどかけて、仔細に検討しながら飲み比べてみたのだ。
これも面白かった。
コーヒーは、豆によって、焙煎によって、また淹れ方によってもかなり味が違ってくるということがわかった。
さてしかし、では、そうやって飲んだ数百種類のコーヒーのうちでどのコーヒーが美味しかったのかと問われても、私としては特定の銘柄を名指しする気持にはなれない。
気分や体調しだいで好みのコーヒーは変わるものだからだ。それに、私は現在、インスタントコーヒーを飲んでいる。美味いから? どうなんだろう。たぶん、手軽だからだと思う。
自慢ついでに言えば、私は日本茶にもちょっとうるさい。
母方の実家が静岡県なので、新茶の時期には製茶農家をやっている親戚から一番茶が送られてきたりもする。だから、最高級の日本茶がどういうものなのかということは大体わかっている。
もちろん300円のお茶と1500円のお茶は、飲んでみるまでもなく一目で見分けがつく。
香り、水色、葉の状態。まるで違うからだ。
しかしながら、「区別がつく」ということと「味の評価ができる」ということはまた別の問題だ。
人々は1500円のお茶を高級だということにしている。
それはそれでかまわない。
が、1500円のお茶を好む人間の好みが高級なわけではない。
彼はおそらく
「1500円のお茶をよしとする感性が上品ということだ」
というふうに無批判に価格序列を受け入れているだけのつまらない男だ。
いずれにしろ、お茶を飲むという習慣自体、ブルジョア趣味なわけだし。
ムキになっていてバカみたいだが、もう少しだけ続けよう。
数の子が高価なのは、それが稀少だからだ。稀少なものに高い価格がつくのは、経済の必然なのであるからして、そのこと自体は何ら不思議なことではないし、私もそのこと自体に文句をつけようとは思っていない。
しかしながら、高価だから美味いということを簡単に信じてしまうどん百の皆さんに対しては、
「ばか」
といっておきたい。
キャビアにしてもそうだが、ああいうものは、はじめて食べた人間にとっては奇妙な感じがするだけだ。
で、田吾作の中には
「なるほど、こういう味を美味と感じる感受性のありかたが食通ということなのだな」
みたいな態度を学習する阿呆がいる。
ばか。
しょせん嗜好品じゃないか。
いがらっぽいお茶だって飲めないことはない。場合によっては、300円の玄米茶が一番フィットする場面だってある。
それどころか、最も美味い飲み物は、のどが乾いた時の水だったりする。
寝よう。
どうしてオレは食い物や飲み物になるとムキになるんだろう。
ちょっとでも気取った言いぐさを聞くと、ついつい反論の大演説をぶってしまう。
困った傾向だ。
そもそも私がアルコール依存に陥った裏には、
「酒を飲む人間が味わいだの風味だのとくだらないことを言うなよ」
「要するにアルコールを摂取するってことだろ? 違うのか?」
「問題はアルコール度数と量。それに純粋アルコール単価だよ」
「ほほう、のど越しの良いワインですか? さぞや尿道越しの良い尿になるんでしょうね? ねえ、お嬢さん」
といった調子の行き過ぎた実質主義があずかっていたはずだ。
困った傾向だ。
ペニス越しの良いしょんべん。
撤回したい形容だ。
忘れてくれ、お嬢さん。私はくだらない酔っ払いだった。
ともかく、食卓での気取りについて、私は、もう少し寛大になるべきだろう。
気取らない食卓は、エサ場に過ぎないのかもしれないわけだし。
寝よう。
http://www.wanet.ne.jp/~odajima/diary/020505.html
小田嶋隆氏の日記
5月7日
▼
<
「とりわけ味というものをきちんとしたマトリックスを作って、味によって野菜や果物が評価される尺度を作りたいと考えております」
とか抜かしているどこぞの知事は 5月6日分の小田嶋隆氏の日記 でも読んでおいてほしい。
そりゃ、計測によって「甘味+1、酸味+3、苦味-1、…」のような形でマトリックスを作ることは可能だ。
だけど、「甘味+1」のリンゴと「甘味-3」のリンゴがあったとして、この2つのリンゴに味の優劣を付けることなどできるだろうか。
「甘味のパラメータの数値が大きい方が甘い」ということは言えるだろうが、甘いリンゴが美味いリンゴだというわけでもないのだし。
5月23日
▼ 産経Web「田中知事ダイアリー」から
【5月22日】
神戸牛の商標「ウソだ」と攻撃
【21日(続き)】
12時10分、松本市・ホテルブエナビスタの内外情勢調査会松本支部懇談会で講演。
(中略)
田中県政のお題目「福祉(健康)・環境・教育」をホワイトボードに記し、教育行政については
「教育というのは県教委もあって市町村教委もあって、 (知事の)私が思っている、言っていることが県民からも理解され、支持されたとしても、なかなかそのままダイレクト(直接的)に実施するわけにはいかない…、大変民主的な、私の暴走を防ぐプロテクション(防御策)が最も良くできた社会」
と皮肉る。
民主主義ってのはそういうもんだろう。たとえ人民が支持していても、王様がなんでも決める社会は民主主義とは言わない。
また、第2のお題目「優しさ・確かさ・美しさ」を記し、話は軽井沢町の脱“3階建て”宣言から原産地管理呼称制度に及び、神戸牛への疑問がわいた理由として
<
「神戸に女の子を送っていって、独りでさびしく帰るとき、六甲山の裏側から中国自動車道通ったりすると…。
どこに牛がそんなに住んでいるのか?神戸牛って百貨店に行けば売ってますけど…(中略)… (牛は)多分ほとんどいない…(中略)…兵庫牛といえばよいのに。ウソだ」
としつこく攻撃。
嘘も何も、「神戸牛(神戸ビーフ)」というブランド名は、兵庫県産牛の大量消費地が神戸だったことに由来するのであって、もともと産地を表す名前ではなかった。
それだけでは美味い牛肉も不味い牛肉も一緒にされてしまってよくないから、一定の条件を満たしたものだけが「神戸牛」を名乗れるようにしただけのこと。
7月7日
▼「わしがわしがの“が”を捨てて、おかげおかげの“げ”で暮らす」
中島らも氏のエッセイに何度か出てくる言葉なのだが、知事就任以来の康夫ちゃんは、まさにこの「わしがわしが」であった。
田中康夫は「県民益」という言葉をよく使う。
だが、田中康夫が「県民益」と主張する大半のことは、「これが我々の利益となる」という県民の声を元にしたのではなく、本人が明言している通り「俺がやることが県民益に繋がる」という考えからスタートしている。
また、田中康夫が長野県のアピールを県外に対して行うとき、そこに知事や県職員以外の県民の姿はあっただろうか?
「しなの牛」キャンペーンでは、そこに生産者の姿はなかった。
なるほど、生産者サイドだけでは、あれだけ大々的にキャンペーンを張るのは難しかったのかも知れない。
ならば、なぜその現場に生産者たちを連れて行かなかったのか。
せっかくのキャンペーンも、そのノウハウを生産者に伝えられなければ、田中康夫が知事でいる期間だけの一過性のイベントに終わってしまう。
一昨年の選挙で田中康夫を支持した人たちは、そういうお上依存の体質から抜け出したかったのではないのか?
知事が右を向いたら、理由はどうあれ、県民も一緒に右を向かなければいけないものなのか?
9 状況をきちんと把握していたのか
昨年夏にあった騒ぎのひとつに「しなの牛さわぎ」というものがあります。
知事は、牛肉に限らず、長野県産品を高付加価値化し、ブランドを確立させることによって、差別化を図ろうということを、常々主張していました。
ワインなどの原産地呼称制度を取り入れようという話もよく出ていました。
その中で、昨年夏に突然振って湧いたようにスタートしたのが、長野県産牛肉の積極的PR。
これは、県産牛肉に「しなの牛」という愛称をつけ、統一キャンペーンをしようというものでした。
「やるやん、長野県」
そんなコピーとともに、知事と河内家菊水丸さんが焼き肉のコンロを囲んでいるポスターが、あちこちに張り出されたのは、ご覧になったかたもおられるのではないでしょうか。
しかし、ブランドの確立というのは、なかなか難しいもの。
ただ決めて「こうです」といっただけで定着するようなものではありません。
長野県には、既に「りんごで育った信州牛」という、一大ブランドが存在していました。
「信州牛」と呼ばれるためには、長野県産であるだけではなく、品種や等級をクリアしたものである必要があった。
だからこそ、名前には価値があるし、付加価値のあるものとして、取引されます。
この「信州牛」というブランド、全国の銘柄牛知名度の調査では、ベスト20 に入れるかどうかという、微妙な知名度のものでした。
もっと無名な牛肉産地もあれば、有名なところもある。この位置まで来たというのは、地道な信州牛生産者の人たちの努力の積み重ねによるものだし、さらに高い知名度のために、彼らは努力していた。
そこに、突然投入されたのが「しなの牛」という新総称でした。
このブランドが導入されるにあたり、きちんとした戦略がもたれた形跡はありません。
単に、農協系などに「信州牛肉」といった名前でのキャンペーンを打診して、断られたという経緯があるだけ。
「信州牛」「アップルビーフ」「蓼科牛」他、県内にあるブランドとの整合性を図る話し合いは、持たれなかったわけです。
さらに、総称としての「しなの牛」の発表とともに、どれくらいインパクトのある宣伝攻勢をかけるかという戦略もなかった。
伝え聞く話では、突然
<
「牛肉キャンペーンをやろう」
という話になり、友人である河内家菊水丸さんとポスター撮りをやり、あちこちに張り出して大阪のデパートでPR に至るまで、わずか2週間ほどだと聞きます。
そして、知事は、県内の牛肉生産者が思ったより協力的ではないことを、あちこちでぼやきながら、「しなの牛」のPR をするようになりました。
既存のブランド「信州牛」他との整合性のことになど、なんの言及もせずに。
結果として、長野県産牛肉のブランドが混乱しかねない、そんな状況をもたらしました。
なにせ、黒毛和牛の上級品のみしか名乗れない「信州牛」に対し、廃用乳牛肉でも「しなの牛」は名乗れるわけですから。
そこに、直撃したのは、昨年秋のBSE 騒動。国民全体が、牛肉を忌み嫌うようになりました。
この時、県産牛肉のPRの旗手であろうとした知事はどう振る舞ったか。
無策を重ねる国よりも先行して、全頭チェック体制を行い、一足先に「長野県産牛肉は安全です」というPRを行うこともできた。
実際、翌年(今年ですね) 3月からは、全頭検査に移行することが決まっていたこともあり、どれくらいの人と金が必要なのかは、既にわかっていたはず。
あとは、補正予算を付けるという、政治的決断だけだったのに、です。
その間、彼は国の無策をかなり積極的に批判し続けましたが、その一方で、長野県ならではの有効な施策は打ち出せずじまいでした。
さらに、です。
彼は、BSE 騒動を境に、「しなの牛」について、言及しなくなります。
「信州牛」なら、すべて黒毛和牛。肉骨粉なども浸かって肥育していない。
さらに、途中からは全頭検査になった。にもかかわらず、「安全につとめていますから、ぜひ食べてください」というPRは、まったくしなくなった。
そして、今ひとつうまくPRできなかったからということで、「しなの牛」という呼称自体を、早々とあきらめてしまうのです。
ブランドの確立には、長い時間と地道な努力が必要なのだとすれば、わずか2,3ヶ月であきらめる程度の取り組みは是か非か。
考えるまでもありません。
さらに、今年度は、既に確立している高級長野県産牛肉呼称「信州牛」を、長野県産牛肉の総称として、再度PRしようと何度かコメントしています。
彼は、まったくブランド確立の苦しみや、パブリシティ効果をあげるための施策のことがわかっていないとしか思えません。
SPA!のコラム「愛の大目玉」では、「しなの牛」がうまくいかなかったことについて、
<
「牛肉生産者たちのためを思っていろいろしてあげたのに、みんな文句を言うばかり」
と、揶揄しています。
仕事の邪魔を勝手に、しかも公権力を使ってしてくる人を、歓迎する人はいないでしょう。
一事が万事、この通り。
そして、それに振り回される人たちは、そのたびに数多く出るわけです。
この手のことがニュースになるのは、ほんのひとときだけ。
他の人にとっては、その後ブランドがどうなろうが、知る由もない…のかもしれませんが。
zenkoG2002 年7 月26 日
「どこでも農声部 」北信地域開催状況
- 開催日時 平成14年 9月6日(金)14:00〜16:30
- 開催場所 長野県 北信合同庁舎講堂(中野市)
- 参集者数 約 60名
- 発言者数 15名(男性 6名、女性9名)
参集者からの主な発言内容及び回答要旨
栄村 女性長野県産牛の銘柄化を望んでいるが、現状はどうなっているか伺いたい。
県産と枝肉成績が同じでも松坂牛、飛騨牛が高値で取り引きされている、名前にかなり影響しており、生産者としてもつらい。
消費者の人との話し合いをしたところ地元の牛肉を食べたいとの声が多かった。
農政部長
- 県では平成10年頃から県産牛肉の銘柄化を検討してきたが、信州肉牛、信州牛、りんごで育った信州牛等それぞれ商標登録され歴史も長く、統一銘柄化ができなかった。
- 平成13年に知事とともに県産牛肉の総称を「しなの牛」としてPRのためのポスターの作成や、大阪で消費拡大イベントを実施してきた。
- 銘柄化については県内の多くの皆さんの声を聞き、話し合いをしなが今ある総称のあり方を考えていきたい。
- 地元産の牛肉消費に対してはBSEの発生を契機に、消費者の皆様に安全な県内産牛肉を安心して食べていただくために全国に先駆けて牛肉の「安心シールシステム」を制度化し、消費拡大のための支援をしっかりやっている。
木島平村 男性原産地呼称管理制度はワイン・日本酒・乳製品・食肉から始めて農産物全てを対象にすると知事が言っている。
知事の言うとおりワインであれば桔梗ヶ原のブドウ、東部町のブドウだからおいしいと言えるが、野菜・キノコ・米・りんごは長野県どこでも作っているので長野県産というエリアで対象にするのであればよいが、○○産と具体的な産地名まで表示された場合、一体長野県産とどこが違うのかと言った心配が生まれる。
長野県産の代表ブランドには全農長野の三ツ山印があるので、原産地呼称制度は必要ないのではないか。
牛肉では、知事は長野県の牛肉のことをしなの牛と言っているが、農協系統の信州肉牛とはどこが違うのか。確立された系統販売と系統外とを長野県1本のブランドにすることについて県としてどう考えているか。
侃諤プラザで田崎真也氏は、アスパラガスは今の長さより短い方がおいしいと言ったが、今の長さは農家の収益性と柔らかさ等の食感を確保することを十分勘案して長野県の規格として決めた。
指南役の人選は農家のことが理解している人ととして決められたたのか不明だが、もっと現場の状況を勉強してもらいたい。
原産地呼称管理制度の原産地とは、一般的に白菜は中国、トマトはアンデスと解釈してしまう。
原産地と生産地のはっきりした定義が明確でなく、わかりにくいのではないか。
農政部長
- 原産地呼称管理制度は、これまでの規格や色、形にとらわれず、味覚などの品質の基準を多くの皆様とともに検討し決めていく制度で、農協系統の出荷規格とは異なるものである。当面、日本酒・ワインを対象に10月上旬に制度を創設し、認定品を来年4月頃にしていく予定。
- 対象のエリアは、最初は長野県全体を対象として、地域的な絞り込みはこれから歩き出しながら考えたい。
- これまでの多くのアドバイザーは、生産中心の視点から農業を捉えていただいたが、あぐり指南役2人は利用者の立場の中でアドバイズを受けながら次の展開に向けて示唆いただくために委嘱している。
- 原産地呼称管理制度の原産地とは、認定基準をクリアした農産物にのみ生産地名が表示できる、生産地表示である
2004年6.28
産経新聞ワイン、日本酒の県認定
「生産者の努力、評価されていない」県議会で中止求める
「農業者が的確に評価される社会に」知事、淘汰やむなし
一定の水準を満たした県産のワイン、日本酒などを県が認定するため、一昨年に創設した原産地呼称管理制度をめぐり、田中康夫知事はこのほど、
<
「制度は自由参加。
価格競争力を高めるための制度であり、評価をされることが苦手な方々は独自の農法、販売方法をお選びいただけば、いい。
制度は強制ではない」
などと述べ、制度にのれない県内の生産者らが自然
淘汰 されたとしてもやむを得ない、との考えを示した。六月県会本会議の一般質問で、県内きってのブドウの産地、塩尻市区選出である小松千万蔵議員(県民クラブ)がこの問題を取り上げ、
<
「認定率を上げるため、生産者は収穫量を減らすなど努力をしてきたが、(ブドウの)単価は安くなり、生産者は努力しても結果に表れず、農家の栽培意欲は大幅に減退している。
『世界に通用するワインとして認定する』というが、制度の趣旨とかけ離れていると疑わざるを得ない。
信州ブランド戦略が総合的に構築されるまで、制度の運用を一時中止すべきではないか」
との県側の考えをただした。
田中知事は
<
「フランスやイタリアなど世界的な市場でスタンダードを作っている物と対等に争える基準として、評価を得ている」
と反論。
主に県産ブドウを山梨県で醸造していたサントリー(東京)が今秋から、塩尻市内でブドウの生産からワインの醸造、瓶詰まで一貫生産に乗り出すことを引き合いに出し、
<
「これはまさに一つの経済効果であり、本県のブランドを高めること」
と話した。
小松議員は納得せず、なおも
<
「自由参加の制度に税金(公費)を使う必要はないのではないか」
と、県の姿勢をただしたが、田中知事は
<
「世界的スタンダードは、すべて目利きによって認定される。人によって作られたものが、人によって評価されるわけです。
市場原理の社会では、消費者によって評価されない目利きであれば、その目利き人は淘汰される。
この点を理解いただくことが、新しい個人の意欲のある農業者が的確に評価される社会につながる」
などと持論を展開した。
2004.07.25
涙は詐欺師の七つ道具
※ 白骨温泉、被害拡大
少なくとも、国はもとより長野県においても、温泉の水質管理という問題に関しては、さしたるガイドラインを設けてこなかった。
せいぜい衛生上の問題を保健所が管理して来ただけ。
(そういえばブランド・イメージの構築では、信州牛なんてのもあったような気がするが、結局、宣伝で県費を無駄遣いしただけに終わった。
この人には何かを成し遂げるという目的意識は無いらしい)
「信州牛」ではありません。「しなの牛」ですよ。
投稿 とおりすがり2004.07.25 13:32
そうでしたね。
でもこっちが「しなの牛」なのに、なんで県名は「しなの県」にしなかったのでしょうね。
投稿 大石2004.07.26 10:28
それは多分、「しなの」は懲りたからでしょう。(笑)
投稿 とおりすがり2004.07.26 10:36
2005年07月28日
ブランド、について
先頃、米ニューズウィーク誌が企業のブランド価値ランキングを発表した。首位は相変わらずコカコーラで、2位がマイクロソフトと続く。ソニーがサムスンに抜かれたことが日本国内では話題になった。
ブランドの語源をご存知の方は多いと思う。
牧場主が牛が逃げ出しても誰のものか分かるように、焼きごてで牛のお尻にロゴを焼きつけたことをブランディングといい、その行為そのものをブランドとよぶ。
このことから、消費者の心の中に、心理的な焼きごてを充てることをブランド、ブランディングと呼ぶようになった。
ブランドには製品ブランドと企業ブランドがあるが、後者はブランドは日本で言うところの「のれん」に近い。
企業のブランド価値は、その「のれん」でどれだけ商売できるか、ということになる。
企業価値は、発行株式数 x 一株あたりの時価総額、で決まるが、企業ブランド価値はそれとは別のところに指標がある。
(逆に、ブランド価値が高い企業は、収益以上の期待値が株価に乗ってくる)
このブランドが有効であるかどうかを示す最もシンプルな方法は、
ブランド名 = カテゴリー、カテゴリー = ブランド名
の公式を使うことだ。
例えば企業ブランドであるならば、
ソニー = AVメーカー
としたときに、
AVメーカー= ソニー、が成り立つかどうかをはかればいい。
ニューズウィークの調査結果が正確であれば、AVメーカー = ( )の中に入る企業名が、ソニーよりサムスンと回答するヒトが多くなった、ということに他ならない。
例えば、サイボウズといえば?と聞けば、グループウェア、と答えてくれるヒトは多い。
そして、グループウェアといえば?と問いかけると、サイボウズ、と回答するかノーツ、と回答するか、あるいはそれ以外の商品なり企業名を挙げるヒトの割合は明確には分からない。
ただし、例えばWeb型グループウェアといえば?と、さらにセグメントを限定したときには、
Web型グループウェア = サイボウズ
と回答してくれる割合はグッと上がるはずだ。
つまり、ブランディングとは、カテゴリーとセグメントを絞り込むことから始まり、そこに関心を持つヒトの心の中に真っ先に浮かんでくる言葉を奪い取ることなのである。
小川浩
2005年08月22日
ブランド、について-2
先日僕はブランドの価値を図るには、
ブランド名=カテゴリー、カテゴリー=ブランド名
の公式に、自分のブランド(商品名、会社名、なんでもいい)を当てはめてみればすぐに分かる、と書いた(7月28日エントリー)。
ブランディングの基本に真っ向から反抗するようなネーミングをする人たちが、政治家にはまだまだ多いのに、本当に驚いたので、ここで短めに書く。
それは田中康夫長野県知事率いる、新党「日本」である。
「日本」と聞いて、皆さんは政党をすぐにイメージできるようになるだろうか?
<
「(新党)日本を応援してください」
<
「は?」
<
「日本の田中さん」
<
「どこの?」
<
「日本の政策は・・・だ」
<
「誰の政策?」
と、とんちんかんな会話がすぐに頭に浮かんでしまうほど、このネーミングはおかしい。
例えば頭痛薬のブランドを「頭痛薬」と名付けたりするようなものだ。
一般名詞を固有の団体の名称にするのは、混乱の元である。
例えば民主党にしたところで、そもそも自由民主党、である自民党と、主義主張の何が違うのか非常に分かりづらい。
だから、選挙で自民党が自分たちを自由民主党、と音読した場合、民主党は結構ツラくなると思う。
米国であれば、民主党と共和党(もちろん元は英語だから、この例も良くはない)であれば、はっきりとその違いが分かるし、支持基盤も政治思想の違いも明確であるのに。
新党日本は、10年経っても 新党、と呼んでほしいのだろうか?
それとも、この選挙後には無くなっていると分かっているから、こういう名前にしたのだろうか?
(注)このエントリーは政治の話ではなく、ブランディングの話です。
自分の考えでちゃんと候補者を選んで投票に行きましょう。
小川浩
2005年9.17
長野ブランド向上へ正念場 原産地呼称管理制度発足から3年
県の原産地呼称管理制度が発足し、まもなく丸三年を迎える。
ワインや日本酒などを中心に、県内で生産・製造された高品質の農産物や加工品であることを保証するこの制度だが、商品力の一つの要素になるとの評価の一方、全体にメリットが出ていないとの指摘も、制度の効果についての見方は相半ばする。
果たしてその行く末は−。
原産地呼称管理制度は、エッセイストの玉村豊男氏、ソムリエの田崎真也氏を指南役に県が推進する「信州農産物マーケティング戦略推進プロジェクト」の一環として、田中康夫知事の肝いりで平成十四年十月に発足。
農産物やその加工品に“長野県生まれ”の高品質さを保証することによってそのブランド力を高めるのが狙いだ。
認定数は、これまでに累計で日本酒が五百八十五品、ワインが百三十三品、焼酎四品、米九品。
県ではホームページ上でも制度の趣旨や認定品を紹介しているが、主要マーケットである県外でこのせっかくの制度が浸透しているかといえば、
「残念ながら」
という状態ではある。
先月、県議会会派の県民クラブ・公明が県に対して制度の改善を申し入れたが、この際に同会派が独自に行ったアンケート調査の結果によると、
日本酒とワインメーカーのおよそ八割が、認定を利点にして商品価格が上がったか、との質問に「いいえ」と回答したという。
例えば、県産ワイン。
ワイン通の評価は極めて高いものの、制度がもたらす恩恵はあまり聞こえてこない。
一時のワインブームが去って消費に陰りが出ているだけに、高い品質のワインにお墨付きを与え、消費拡大と価格維持を図ろうとする狙いが奏功するかどうか、これからが本当の正念場となりそうだ。
七月に長野市内で行われた制度に基づく「ワイン官能審査会」。
田崎真也審査委員長らに加えて、ワイン通として知られる俳優の辰巳琢郎さんも審査に参加。
真剣な表情でテイスティングする姿があった。
ワインの審査は、平成十四年の醸造分を皮切りに四回行われ、十六年度までに九十七品が認定されている。
今年度最初の、この審査会で“ふるい”にかけられた県産ワインは、事前審査を通った四十八点。
辰巳さんら七人の審査委員は、対象となった四十八品のワインすべてを実際に口に含み、「色調」「香り」などを厳しくチェックした結果、県産ブランドのワインとして三十六点を新たに認定した。
審査にあたった辰巳さんは
「長野のワインは普段から飲んでいる」
と厳密にチェック。
また、田崎委員長は
「長野は一日の気温の差が大きいため、酸味のバランスが取れたワインができるのが特徴。
会を重ねるごとに県産ワインの知名度や信頼性は高まっている」
と、手応えを話した。
本県と同じく全国有数のワイン産地として知られる山梨県でも、固有品種の「甲州」を使ったワインの味覚改良への取り組みが懸命に行われている。
ブランド力だけにこだわることなく、品質向上への官民を上げた取り組みが必要だ。
産経新聞
SBC信越放送丸水長野県水が豪産牛肉を長野県産と偽って販売
2005年12月17日18時45分
食品卸売り業の丸水長野県水が、オーストラリア産の牛肉を長野県産と偽って販売していたことが明らかになりました。
この問題は丸水長野県水の伊那営業所で、職員がオーストラリア産の牛肉に長野県産を示すシールをパックに貼って偽装し上伊那地方の小売店に出荷していたというものです。
職員は5月頃から偽装していたと話していて、少なくとも500キロ以上の牛肉が産地を偽って出荷され小売店の店頭で販売されました。
県農政部では来週、長野市の本社を立ち入り検査する予定です。
社丸水長野県水では職員が長期間に渡り偽装していたことを社内でチェックでできなかったことから、体制を再検討する方針で、既に伊那営業所を閉鎖し、偽装した職員を出勤停止処分としています。
2005年12.17
※ 偽装の不正1年近く防げず 信頼揺らぐ「信州牛」
http://www.shinmai.co.jp/news/20051217/mm051217sha5022.htm
花火をぶち上げるだけで、後々のケアなんかこれっぽっちも考えていないから、こういうことになる。
>信頼揺らぐ「信州牛」
これ、信濃毎日新聞もお粗末だと思うのは、
>2001年に〜県が独自の取り組みで確立してきたのは「信州牛ブランド」のイメージを、大きく損なう事態に〜<
って、言ってるけど、
信州の将軍様がブランド化に取り組んだ(で、こけた)のは「しなの牛」であって「信州牛」っては別物。
BSE問題よりはるか以前に「リンゴで育った信州牛」ってキャッチコピーで商標登録されてるのがあり、「信州産の牛肉」だからといって「信州牛」が名乗れる訳ではないのだが…。
名前: ya-mana2005年12月17日 午前 10時53分
>ya-mana 様
>信州の将軍様がブランド化に取り組んだ(で、こけた)
ってのは2001年のBSE騒動以前の、というかこいつに引導渡された話で2001年以降はそんときの「しなの牛」は無かったことにして、以降は以前からあった「信州牛」のブランド化というかPRを将軍様はやっとったはずですけど。
ってことを思うと信毎の記事をお粗末と言うのはどうかなと…。
名前:2005年12月17日 午後 04時11分
2005年12月17日 午後 04時11分 の方へ
申し訳ない、
>以前からあった「信州牛」のブランド化というかPRを将軍様はやっとったはず
これがろくに印象に残ってないのですが…。
県のhp見ても、米とかワイン、日本酒の原産地呼称管理制度は目立つけど。
只、どちらにしても信毎の記事は、特定の製品である「信州牛」と、信州産(長野県産)の一般の牛肉を混同している時点で駄目じゃないですか?
名前: ya-mana2005年12月19日 午前 12時55分
12月18日(日)
「県産牛全体に影響」懸念 丸水長野県水偽装表示
食品卸の丸水長野県水(長野市)の畜産事業部伊那営業所(伊那市)が、オーストラリア産牛肉を県内産と偽り上伊那地方で卸売りしていたことに、県内の肉牛生産者は17日、
「県産牛全体の評価に影響する」
と懸念の声を上げた。
「畜産農家は、牛海綿状脳症(BSE)発生以降、安心・安全の問題とずっと闘ってきたんだ」。
駒ケ根市で約140頭の肉牛を飼育している男性(56)は、今回の問題に
「やっと信頼を取り戻してきたのに、県内大手の卸業者が表示を偽装していたとは腹立たしい」
と憤った。
飼料供給業者や生産者、加工・流通業者らで構成し「信州牛」ブランドを商標登録している「信州牛生産販売協議会」加盟の北信地方のある生産者も
「今回の偽装表示で、県産牛肉全体がダメージを受けかねない」
と、危機感を募らせた。
協議会は早速、取引先を直接訪ねたり資料をファクスで送り、生産過程などを説明している。
消費者と直接向き合う小売店にも波紋が広がった。
伊那市内の食肉卸・販売業の男性経営者(43)は
<
「一生懸命やっている店のイメージまで悪くなる」
とやり切れない様子。
自社でパック詰めをしているアップルランド(松本市)は17日、自社の食肉加工工場で従業員に注意を促した。
全48店舗にはメールで偽装表示問題を通知し、社員に法令順守を呼び掛けたという。
信濃毎日新聞
12月17日(土)
取引先への謝罪に追われる 牛肉偽装の丸水長野県水
食品卸の丸水長野県水(長野市)の畜産事業部伊那営業所(伊那市)が、オーストラリア産牛肉を県内産と偽って上伊那地方の小売店や飲食店などに卸売りしていた問題で、同社は17日、取引先への経過説明と謝罪に追われた。県は来週にも同社の本社などへの立ち入り調査を行う。
同社幹部らは朝から、上伊那地方の販売先や県内にある同社の大口取引先に出向いて謝罪した。同社によると、取引先での牛肉の回収や表示の変更はほぼ終えたという。北川正一取締役総務部長は「(偽装表示した牛肉の)販売先への対応は補償も含めて検討している」としている。
県農政部の調べでは、偽装表示した牛肉は合計約570キロ。今年1月ごろから、営業所の担当者(副長)が県産牛の個体識別番号が印刷されたシールを、オーストラリア産が入ったパックに張り付け、小売店や飲食店などに販売していた。
同社は、引き続き担当者からの聞き取りなど社内調査を継続。出勤停止処分となっている担当者は同日までに、退職の意向を示したという。
伊那市西春近の伊那営業所では同日午前、白衣姿の従業員数人が、未発送商品の処理のために肉をパック詰めしていた。作業を終え次第、営業所は閉鎖するが、実際の発送や伝票整理は年末までかかる見通しという。
12月18日(日)
社説=牛肉偽装 なぜ教訓が生きないか
消費が持ち直してきている牛肉の流通で、産地表示を偽る問題がまた起きた。それも県内を基盤とする食品卸でのことだ。過去の食品偽装事件の教訓がなぜ生きないのか、残念である。
偽装は丸水長野県水の畜産事業部伊那営業所で行われた。やり方は単純で、オーストラリア産牛肉の入ったパックに県産牛2頭の個体識別番号のシールを張っていた。1月以来、合計約570キロという。
偽装が分かったのは、牛1頭ごとを台帳で管理する牛肉トレーサビリティー法に基づく調査による。店頭から抜き打ちで選んだ牛肉をDNA鑑定したところ、元の牛と一致しなかった。伝票でも県産牛のつじつまが合わなかった。
会社側は偽装を謝罪し、担当者が独断でやったと話している。理由については、小売店から「脂身の少ない肉」を要求され、オーストラリア産を提供したという。
食品偽装事件では一般に、国産が外国産より高い価格差に目を付け、利益を狙う構図が多い。
今回は二つの牛肉の値段にそれほど差はなかった。卸として多様な注文に応える責任を感じていたにせよ、どんな事情があったのか。偽装が1年近く続き、会社が見抜けなかったのはなぜか。全体像の速やかな解明と消費者への説明が必要だ。
今度の問題は食品の安全を支える表示制度を揺るがしている。牛海綿状脳症(BSE)の発生と雪印食品などによる牛肉偽装事件を受け、日本は国産牛が生まれてから食肉になって売られるまで、各段階で履歴をたどれる仕組みを整えた。
消費者はその表示を頼りに買い物で役立てている。生産者にしても消費者との距離を近づけ、輸入品に負けないよう飼育の工夫と品質向上に努めている。
それが簡単に操作され、不正の余地を防げないとしたら、制度の根幹が崩れてしまう。
米国産牛肉の輸入が再開されたばかりである。世論調査では米国のBSE対策への不安から、食べたくないという人が目立つ。国産牛の信頼を高める好機なのに、問題が尾を引かないか心配だ。
今回はトレーサビリティーの調査がぎりぎりの局面で役割を果たした。消費者が安心して食品を口にできるようにするには、生産、加工、流通に携わるすべての人や部署で法令順守を徹底することが基本である。漏れがあってはならない。
丸水長野県水の牛肉産地偽装問題 社長らが県に経緯を説明
19日12時00分
食品卸売会社の丸水長野県水がオーストラリア産牛肉を長野県産と偽って販売していた問題で、社長が県庁を訪れ謝罪しました。
県庁を訪れたのは丸水長野県水の小池守社長ら4人で、対応した県の農政部長らにこれまでの社内での調査について謝罪した上で経緯を説明しました。
県などによりますと丸水長野県水では、伊那営業所の職員が去年12月と今年6月以降2回に渡って、オーストラリア産の牛肉少なくとも500キロ余りを長野県産と偽り、上伊那地方の小売店などに出荷していました。
きょうの説明で会社側は、商品のチェック体制がなく、現場の担当者が偽装できるようになっていたシステム上の問題点などを報告しました。
県では午後から長野と松本の営業所に調査に入り、組織的な関与が無かったかなどについて調べることにしています。
SBC
2006年2月16日
新しい農業
今年は異常とも言える大雪で大変な年明けでしたが、ここに来て春は確実にやってきているようで、ここ数日春らしい陽気になってきました。
春になり春の足音が聞こえればこの地域では果樹の剪定の作業が始まります。
いよいよまた忙しい季節がやって来ます。
先日上伊那の農業経営者の皆さんと意見交換をする機会を得ました。
私は最近政府も力を入れ、長野県でも特に台湾に向けて力を入れている、農業産物の輸出の話をしました。
私のような農業を理屈でしか知らないものが、プロの皆さんに生意気を言うのもおこがましいので私の知っている範囲の話をしました。
そういった中、生産者の方から農業改良普及所と農業試験場の話が出ました。
普及所は新しい生産技術の普及と幅広い農業振興を行う県の部署です。その役割は今後より大きくなるという趣旨のお話でした。
また農業試験所は新たな品種の開発や農業生産の安定化のための新しい技術の開発などを行っている所です。
特に技術開発について、私の話した輸出の話と相まって、新たな品種の開発が長野ブランドの大きな力になるというお話を頂きました。
というのは長野県で海外も含めた県外に販売に行くとき、県外で開発された品種の作物ではインパクトが少ないというのです。
私も大学を卒業して家業が衣料品の卸屋でしたので、名古屋の商社に就職し主に大手のスーパーを相手に商品を売り込む仕事をしていました。
その時の経験から言うと、モノを売りに行った経験がある人なら解りますが、お客さんが求めるのは
<
「何か新しいモノはありますか?」
とか
<
「お客さんが目を引くモノはないか?」
とか言うセリフでした。
要は売り場はいつも同じモノを並べていても新鮮みもないしお客さんは飽きてしまいます、いつもお客さんを刺激する新らしいモノが売り場構成から言って、まは販売戦略から言っても欲しいのです。
しかるに農業製品でも同じで何か特徴のある、長野県ならではの製品が欲しいのです。
例えばコシヒカリは長野県産も十分美味しいのですが、どうしてイメージとしては新潟魚沼産となります。
サクランボはいくら長野県産が美味しくても山形産というイメージがあります。
そういった既成のイメージを超える長野県発の品種でのブランドイメージで攻勢をかけたいというのです。
そのための品種の開発を農業試験場にお願いしたいというのです。
花卉、果樹等の生産をされている方々から多くの意見を頂きました。
確かに長野県では農産品にてついては原産地呼称制度などの取り組みもしています、それも良いのですが何かあれは知事好みの、農産品で言えばかなり限定されたモノですし、そして生産者に対して多くのメリットがあるようには思えません。
それよりも例えばワインなら多少時間は掛かりますが、なにか県内で開発した新品種によるワインづくりは出来ないか、米も風味も味もコシヒカリやあきたこまちを超える品種が出来ないか、そういった地味だけど長野県の将来の華になる品種を生み育てていく事も肝心ではないかと思います。
私の知らない所でおそらく試験場のみなさんも十分仕事はしていると思うのですが、より一層の成果の上がる仕事をお願いしたいと思います。
長野県農業の将来の浮沈が掛かっているというぐらいの気概を持って仕事をして欲しいものです。
ご多分に漏れず長野県では今農業試験場の見直しをしています。
見直し自体はともかく、何のための試験場か「そもそも」の所を考えて県には取り組んで欲しいものです。
改めて農業経営者のみなさんの思いと意識の高さに感心した一日でした。
2006年4月6日(木)
社説=地域ブランド 地場産業もっと元気に
地域の特産品などをブランドとして後押しする改正商標法が4月から施行された。
地域名と商品名を組み合わせた商標が、いままでより登録しやすくなる。地場産業を盛んにするきっかけとしてとらえ、積極的に活用を探りたい。
商標とは、事業者が自分で取り扱う商品やサービスを、他人のものと区別するために使用する標識(マーク)のことだ。
文字、立体、図形、記号などがある。特許庁に出願し、認められれば登録される。商標が侵害された場合には、差し止めや損害賠償などが請求できる。
ただ、従来の商標法は、地域名と商品名(サービス名)がセットになった「信州味噌」や「夕張メロン」などの商標は、なかなか認められないという難点があった。
全国的な知名度を獲得していることなど、厳しい条件があったためだ。
そのため、品質が異なったり、劣ったりする類似の商品が出てきても、地域独自のブランドを守ることが難しかった。
改正商標法は、こうした点を改め、地域の名称と商品名からなる商標登録について、ハードルを大幅に下げた。
具体的には、事業協同組合や農業協同組合などの法人が出願すれば、全国的でなくとも一定程度の範囲で知られていれば、地域ブランドの登録ができる。
農林水産や食品、工業など地域特産の商品をブランドとして保護し、産業の活性化につなげるには、意義のある改正といえる。
4月から施行となったことから、全国各地で登録に向けた動きが盛んになっている。
長野県内でも、上水内郡信濃町の「信州鎌」、諏訪地方の「信州諏訪みそ」、国の伝統的工芸品にも指定されている「飯山仏壇」、飯田下伊那地方の「市田柿」などが、地域ブランドの登録を目指している。
地域産業に活を入れる改正だが、課題もある。
生産者や関連業者の協力態勢をどうつくっていくか、品質向上に向けた工夫やチェックの仕組みをどうするか、などである。
地域が一体となった取り組みがなければ、信頼されるブランドの確立は難しい。
一定の知名度にあぐらをかくことなく、これまで以上の創意工夫が求められる。
景気が回復基調にあるとはいえ、大都市と地方都市、農山村との格差は依然として大きい。
地域ブランドをてこに、地域の魅力を見つめ直し、経済活性化を確かにしたい。
2006年4月11日(火)
脱ダムや農業に辛口評価 「長野県政の検証」発刊
自治労県本部や県内自治体、個人らでつくる県地方自治研究センター(三上孝一郎理事長)は10日、同センターの月刊誌「信州自治研」の増刊号「長野県政の検証」を発刊した。
「脱ダム」宣言に伴う治水対策の現状や廃棄物対策など8つのテーマごとに田中県政の政策や行政手法を分析。
田中知事の県政運営にはいずれも厳しい評価を下している。
「脱ダム」の章は県治水・利水ダム等検討委員も務めた竹内久幸県議らがまとめた。
県営ダム計画を中止した9河川のうち、浅川(長野市―上高井郡小布施町)、砥川(諏訪郡下諏訪町)など6河川で
<
「治水・利水の代替案が確立していない」
と指摘。
宣言は
<
「理念的な面から制度を見直し提言することは評価できるが、流域の治水・利水条件の違いを認識せず画一的に行った」
とした。
「農業と観光」の章では、2004年の県内農業総合生産額が、知事が初当選した2000年に比べ9%減となった点に触れ
<
「国全体の減少幅を上回っている」
と指摘。
<
農家戸数の減少率も全国より高い
―とし
<
「県独自の農業施策に乏しい」
と結論づけた。
センターは
<
「県の広報や県議会の論議だけでは県政の実態が分かりにくい」
(鈴木長治副理事長)として、昨年8月に検証委員会をつくり議論してきたという。
A4判、150ページ。700円。
問い合わせは同センター(電話026・234・7744)へ。
信州黒豚 まちおこし活用へ
地元農家飼育種使い…大町中央飲食店組合
まちおこしの切り札として期待されている黒豚(大町市常盤で)
大町市の飲食店など35店で作る大町中央飲食店組合(渡辺徳久組合長)が、食を通じて地域づくりに貢献しようと、地元の農家が飼育する「信州黒豚」を使った料理によるまちおこしに取り組んでいる。
30日には、地元団体の代表のほか、抽選で選ばれた一般の参加者10人を招いた試食会を開く予定。
さらに、市民を対象にした料理教室の開催やシンボルマークの公募などを企画している。
同組合では、8年ほど前から有志が地元産の山菜やキノコ、卵など様々な食材を使って全国に大町市をアピール出来る料理を開発しようと研究を続けてきたが、なかなか「これだ」という食材に出合えず、企画自体が消滅しかかったこともあった。
2005年5月の組合総会で組合員から、同市の農業飯島楯雄さん(68)が飼育している黒豚が紹介され、有志で研究するようになった。
飯島さんは23年前から飼育を始め、現在、約300頭を飼育している。
他の種と比べ、成育が遅いため、ひと月ほど長く育てるなど手間がかかる。
しかし、地元の農家が作る野菜や豆などで育て、北アルプスのきれいな水と空気の影響もあってか、肉の軟らかさと脂身のうまさは格別という。
現在、10店がトンカツやソテーといった定番メニューに黒豚を活用し、客からの評判も上々。
組合では今後、のぼり旗やポスターを作るなどして、信州黒豚をアピールしていく。
渡辺組合長は
「料理人の心を奮い立たせる食材。お客さんにも満足していただけるはず」
と語る。
2006年5月17日
読売新聞
南信州とは?
2006年7月16日 10時15分16秒
このごろ「南信州牛」を売り込もうといって、飯田市や南信州農協などが「南信州」を冠とした牛肉をブランド化しようと企んでいるようだ。
前にもなぜ「南信州」なのか、ということについて触れたことがあったが、最近この名称が盛んに使われるようになった。
その昔は飯田下伊那を略して「飯伊」といっていたが、いまいちどこをイメージしているかはよそのものにはわからなかった。
その代わりとして使うようになった「南信州」なのだ。たまたま農協の合併が進んで、この名前が農協名になったのもきっかけにはなっている。
地域ブランドを認識してもらうには、確かに地域が限定できるイメージがあって、それでいて印象も良く、馴染みやすいなんていうのは、商品価値としては高まるだろう。
そんな意味では田中康夫長野県知事が盛んに長野県ではなく「信州」にしよう、なんていっているところからも、「信州」という名前は、よそ者には受けがよいのかもしれない。
田中知事が「長野」市が嫌いだから長野は止めちゃおう、なんて思っているかどうかは知らないが、長野市に普段住んでいると、そう思えてくる。
まあそれは余談であるが、いずれにしても、「南信州」の冠は今の名が県にあっては、整合した名称なのかもしれない。
しかしである。やはり「南信州」というと「信州」がついているから、基本的に信州である。
その「南」になるから、必ずしも飯田下伊那とは限らない。
であるのなら、やはり以前からわたしが言っているように、飯田下伊那にこだわらず、広域的な展開ができないものなのか、そう思えてくる。
しかし、そこが採算的に厳しくなってきている農協が関わっているという現実なのである。
伊那谷には二つの農協しかないから、その両者が相互に協力できる状況ではない。行政のかかわる仕事のまずいところだ。
そんな枠を越えた広域的なブランド化を企ててもおかしくないのに、どうしても枠にはまっている。
もちろんその枠の背景というものもある。飯田の人々には「伊那」という名前はいまいち納得できないかもしれない。
「伊那じゃない、飯田なのだ」と。でも伊那谷であることには違いがない。同じことは伊那の人にも言えるのだろう。
しかし、伊那の人たちには「飯田」はまったく地域名には整合しない。まったく別世界だ。
こうした二極化がある以上、両者が協力するなんていうことはありえない、といってしまえばそれまでで、そんな発想が相変わらずできないこの谷の人々は“狭いせまい”という感じである。
このごろは「○○学」なんていう○○に地域名を入れて、格好よく地域学をみせている地域が多い。
伊那谷学なんていう言葉もちらほらしている。でも必ずしも伊那谷を集約した取り組みにしていこうという意図は見えない。
「南信州」も「伊那谷」もよそからみれば伊那谷あたりのことに違いない。
このまとまりのない悲しい住民が、この悲しい長野県の現実を作り出しているのだろう。
そんな「南信州」のことを妻に話したら、やはり「下伊那」の話になった。
わたしは上伊那生まれ、妻は下伊那生まれ、そして現在は上下伊那境に住んでいる。
わたしが
「下の伊那というのがきっと嫌なんだろう」
というと、妻は
「このあたり人たちって、喬木村とか豊丘村のことを
「しもの方
って言うんだよね。まるで馬鹿にしたように…」
という。これが地域の意識なのである。
「しも」という位置情報が、人々にとっては「下」を意識させ、結局上下関係になってしまうのである。
以前上下伊那の境あたりに住む人たちにとっては、
「飯田という地域の捉え方に微妙なものがあって、そんな地域性のなかで葛藤している」
と飯田市に生まれ、飯田市の職員として偉くなった人に言ったら、そんな気持ちは少しもわかっていないようだった。
同じようなことが、たとえば長野市と飯田市という対比でもあるだろう。
同じ「信州」なんていっても、それぞれにとっては、みんなよそ者なのだ。
http://blog.goo.ne.jp/trx_45/e/072b6ebbdda3f028bbc37dee77e848df
「南信州牛」をブランドに 生産者らが推協議
県内の主要な牛肉産地ながら認知度が低い飯伊地方産の牛のブランド化を図ろうと、飯田市、みなみ信州農協や地域の生産者、販売関係者が「南信州牛ブランド推進協議会」を設立し、PR活動を行っている。
来月から1月にかけては「南信州牛フェア−2006冬の陣」と銘打ち、キャッチコピーの募集や料理講習会を通して地元での認知度アップを目指す。
同協議会によると、飯田下伊那地域の肉牛生産は松本地域に次いで県内2番目に多い。
大半は京都・大阪方面へ出荷され、品質に高い評価を受けているという。しかし地元では消費量は少なく、優良産地としての認知度が低い。
こうした現状を変えようと、今年7月に同推進協議会を設立。
生産、流通、販売、飲食にかかわる事業者と行政が一体となって「南信州牛」のブランド化を進めている。
今夏には市内の飲食店にのぼり旗やポスターを置き“南信州牛”をアピールするなどのキャンペーンを実施。
22日には飯田市のみなみ信州農協生産部で、地域内の飲食店や精肉店関係者を集めて「冬の陣」の説明会を開催。
古田仁志副会長が
「ひとつのブランドを作るというのは並大抵のことではないが、飯田に行けばおいしい牛があるといわれるようにがんばりたい」
とあいさつした。
フェアでは、南信州牛のキャッチコピーやロゴマークを市民に募集▽南信州牛のロゴを入れたポケットティッシュを配布するほか、帰省客をターゲットに高速バス内にパンフレットを置いたり料理講習会を行うなどさまざまなPR作戦を展開する。
来年度以降は「南信州牛」の中に厳選ブランドとして「南信州和牛」を設定したり、南信州牛を地域の名物として売り出すなどの活用法を検討しており、古田副会長は
「生産者の間では後継者不足も深刻。地域の生産者が誇りを持って肉牛を生産できるようブランド化を図れば、後継者問題の解決にもつながる」
としている。
11月24日 08:17)
産経新聞
SBC信越放送信州牛の見本市が中野市で開催
(2006/11/26日16時33分)
県独自のブランドとして売り出している牛肉「信州牛」の見本市が中野市で開かれました。
信州牛はリンゴを餌に混ぜるなど長野県独自の生育方法で育てられた牛で、全国の小売業者に牛の品質をPRしようと年2回見本市が行われています。
今回は106頭分の枝肉が並び、首都圏や北陸地方から集まった60の小売業者が1頭1頭の肉の断面を見ながら肉の色や霜降り具合などで品質を見極めていきます。
購入業者は抽選で決まる他、品物によってはセリで落札業者を決めます。
今年はアメリカ産の牛肉の輸入が再開されましたが、輸入量は依然少なく、全国的に生産農家も減ってきていることから牛肉の値段は高めの傾向が続いているということです。
「そのまんまブランド」窮地に、商標登録すでに51件
「そのまんまブランド」として宮崎県の特産品を売り出すとした東国原(ひがしこくばる)英夫(そのまんま東)知事の公約実現が、早くも危ぶまれている。
「そのまんま」の商標がすでに51件あり、商標登録できない可能性が高いためだ。
「みやざきブランド」の普及を図ってきた県も変更に消極的で、知事は窮地に立たされている。
知事は選挙にあたり、マニフェストに「『みやざきブランド』向上」と記載。
「県産品を『そのまんまブランド』で売り出したい」
と訴え、宮崎牛を「そのまんま牛」として売り出すアイデアなどを示していた。
ところが、特許庁には「米そのまんま」「そのまんま果実」「そのまんまヨーグルト」などの商標が登録済み。
類似の名称は商標侵害になる恐れがあるという。
また、県名を入れた特産品をPRしてきた県庁には
<
「宮崎牛などは定着している」
(農政水産部)といった困惑の声も。
東国原知事は
「商標登録のことは初めて知った。対策を考えたい」
と話している。
2007年1月25日21時0分
読売新聞
※ 「そのまんまブランド」窮地に、商標登録すでに51件
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070125it13.htm?from=top
【「県産品を『そのまんまブランド』で売り出したい」と訴え、宮崎牛を「そのまんま牛」として売り出すアイデア】
うわぁ……。
>そのまんま牛
それにしてもなぜいつも「牛」?
しかし、「宮崎牛」はしっかり浸透しているブランドのに……と疑問に思いましたよ。
もしかして、「これであなたもタレント知事!」なんていうハウツー本があって、その通りに実行してるんじゃないかという程、似たり寄ったり(笑
投稿 ぷー2007.01.26 11:48
>そのまんま牛
田中悪政のせいで、未だに「信州牛」か「しなの牛」かどちらが正しいのか錯乱していますよ。
東久邇張るさんは、他県のマネと切り貼りばかりで独創的なものはなさそうですね。
そのマネも上っ面ばかりで彼は裏側を見ようとしているのか。
それともネット社会とは無縁なんですかね。
投稿2007.01.26 12:32
県が「メイド・イン・ナガノ」戦略プラン
2007年4月6日(金)
「メイド・イン・ナガノ」を世界市場へ売り出そうと、県が「産業振興戦略プラン」を策定しました。
県が策定した県産業振興戦略プランは「産業集積」「マーケティング」「企業サポート」「人材育成」の4つの基本戦略で構成されています。
村井知事が就任直後から取り組んできた事業の1つで、行政と産業、学校が一体となって取り組むための指針になります。
具体的なプロジェクトとして「ナノテク・材料活用支援センター」や「マーケティング支援センター」などの組織を立ち上げるほか、事業規模の拡大を図る企業のために、県が調整役となって投資型ファンドを組むプロジェクトなどを展開します。
戦略プランは今年度から5年間かけて実施されます。
ABN長野朝日放送
SBC信越放送JAが農産物の市場拡大に協力求める
(2007/5/29日19時37分)
JA全農長野は、今日東京や大阪、名古屋など県の内外の卸売会社31社のトップを招いて、長野市内で懇談会を開きました。
茂木守会長は挨拶で、
「安全安心な信州ブランドの確立と生産コストに見合う価格確保にご尽力をいただきたい」
と述べ、県内産の農産物の市場拡大に協力を求めました。
卸売会社のトップからは
「大手量販店が売りやすい商品をいかに早く売り込むかがポイント」
、
「花の産地と観光を結びつけてPRすることも欠かせない」
との提言が出されました。
JA全農長野では、果物や野菜、花などの今年度の販売目標を1600億円以上に設定、このうち、果物ではリンゴのシナノスイートやシナノゴールドといった長野県オリジナル品種の販売強化に取り組む方針です。
おいしい信州農産物ネット 県HPに来月開設
旬の作物で一目で 料理レシピも紹介
県産農産物の直売所や素材として使っている飲食店などの情報を発信するホームページ(HP)「おいしい信州農産物ネット」が6月1日、県公式HPの中に登場する。
「どこで購入できるかわからない」
という買い手側の要望に応えるのが狙い。
旬の農作物の写真と一口紹介メモ、購入できる直売所などの問い合わせ先を毎週更新するほか、飲食店の情報も随時増やし、消費者の関心をつなぎ止めていく作戦だ。
HP内に県の担当者の携帯電話番号などを掲載し、県産農作物を取り入れたいと考えている飲食店や宿泊施設などの問い合わせに応じる。
必要としている農作物を探したり、生産者と引き合わせたりして、取引成立までサポートするという。
また、手料理が趣味という村井知事の提案で、「たけのこ汁」や「きのこ汁」など、県産農作物を使った料理のレシピを紹介するコーナーも設けられた。
HPを運用する県農業政策課は
「大量生産されていない珍しいものも紹介したい」
と話している。
県公式HPのアドレスはhttp://www.pref.nagano.jp/
2007年5月30日
読売新聞
地ビールも伊那谷−木曽谷交流 メーカー相互提供
5月30日(水)
木曽路ビールの「ペールエール」(右)と南信州ビールの「駒ケ岳エール」=駒ケ根市の味わい工房
地ビールでも伊那谷、木曽谷交流を−。
上伊那郡宮田村の南信州ビールが、駒ケ根市の駒ケ根高原で経営するレストランのメニューに、木曽郡南木曽町の木曽路ビールが製造する「ペールエール」が登場した。
権兵衛トンネル開通で両地方の結び付きが強まったため、6月13日までの期間限定で販売。
木曽路ビールのレストランでも、1日から約1カ月間、南信州ビールの「駒ケ岳エール」を提供する予定だ。
地ビールはたるごと交換し、グラスで提供する。
駒ケ根のレストランでは、ペールエールは1杯500円から、駒ケ岳エールは1杯420円から。
両社は「伊那、木曽両地方の味を飲み比べてほしい」。
県が放牧牛の借り入れを仲介 遊休農地の対策に
2007/6月27日(水)
県農政部は7月から、遊休農地に牛を放牧して農地の保全などを目指す地域を対象に、牛の借り入れを仲介する「牛の舌草(したくさ)刈り郷(さと)耕し事業」を始める。
山林などに隣接した農地の獣害防止や畜産農家の経営負担軽減にもつながると見込んでおり、希望する集落や農業者団体を7月6日まで募集している。
遊休地を放置することは生産力の弱体化につながるほか、雑草が生い茂ると農地を荒らすイノシシや熊の通り道になり、農業被害が深刻化する。
対策として遊休地への牛の放牧が有効なことは知られていたが、畜産農家との接点がないために実現できない地域も多かった。
牛は放牧に向いた妊娠中の黒毛和牛で、県は各地の農協を通じて73頭を放牧向けに確保した。
孤独によるストレス軽減などを考慮し、2頭1組で仲介する。借り入れは無料で、輸送費は借り手の実費負担とする。
放牧に必要な電気柵は、アセラ(千曲市)など県内外の3社が無償提供する。
放牧中は、県の現地機関が牛の管理方法をアドバイスする計画。
放牧中の餌は遊休地の草だけで足りるほか、20年ほど前から同様の事業に取り組んでいる山口県や島根県で問題が発生した事例がほとんどないため、県畜産課は
「放牧の知識がない地域や団体も積極的に考えてほしい」
としている。
副知事がそば打ちで信州PR 高島屋で
2007年08月19日
写真 慣れた包丁さばきでそばを切る板倉敏和副知事。見物客の目がくぎ付けになった=東京都中央区の日本橋高島屋で
素人ながら、自他ともに認める「そば打ち名人」の板倉敏和副知事(57)が18日、東京都中央区の日本橋高島屋で、約60人の買い物客を前にそば打ちの腕を披露した。
観光案内や物産展の「素敵な信州の田舎体験 長野フェア」(県、県観光協会など主催)の一幕で登場。
宮崎県の注目度を一気にアップさせた東国原英夫知事に負けじとばかりに、自ら「広告塔」となって積極的にPRした。
(長谷川美怜)
午前と午後の2回あった「そば打ち体験入門道場」。
前掛け姿で登場した板倉副知事は
「コツさえつかめば簡単。ぜひ挑戦してください」
と言いながら実演を開始。
そば粉に安曇野の水を含ませてこね、めん棒で手際よくのばすと、リズム良く包丁で切っていった。
「木曽の漆の木鉢はいいですよ。地元の道の駅で売ってます」
と、信州物産の宣伝も余念がない。
「年末はいつも知人や近所から頼まれて300食を打ち、疲れ果てて正月は寝っぱなしなんです」
など軽妙なトークも織り交ぜ、「客席」から何度も笑いを誘った。
そば打ち歴は十数年。
「素人そば打ち段位認定制度(全麺(めん)協主催)」では、全国に約80人しかいないという最高段位の4段だ。
「板倉庵」と題するホームページも開設し、そば打ちを解説するほどの凝りよう。
それを見てそば店を開いた「弟子」までいるそうだ。
兵庫県出身の元自治省官僚。約15年前、福島県の民宿で食べたそばとの出会いがきっかけになった。
それまでは生粋の「うどん党」。
「今までそばをばかにして申し訳ない」という「贖罪(しょく・ざい)」の気持ちもあり、いつか理想のそばを打とうと、そば打ちにはまった。
消防庁長官を退任後、昨年9月に村井仁知事に請われて副知事に就任し、初めて長野に赴任した。
得意分野ゆえ、「信州そば」への思い入れは強い。
「どこでも食べられるそばなら、わざわざ客は来ない。特徴ある『信州そば』を打ち出して、ブランド力を高められたら」
と意気込む。
高島屋で熱心に見ていた世田谷区の山本和代さん(55)。
「見事でした。トークも面白いし、長野のイメージが良くなった」
と好評だった。
朝日新聞
SBC信越放送東京の市場で長野県産農産物をアピール、県とJAが協力
(2007年08月28日11時54分)
果物やキノコなどの出荷が最盛期を迎えるのを前に、県とJAが東京の大田市場で販売促進会を開きました。
販売促進会はけさ6時半から行われ、りんごやぶどうなどの果物のほか、きのこを使った料理の試食が行われました。
会場には果物を入れた氷や長野県をかたどったぶどうなども展示され、長野県産の農産物をアピールしました。
イベントに参加した腰原副知事は
「東京地域の卸売市場は大切なお得意様。
今後とも関係を密にしたい」
とあいさつしました。
きょうは卸売業者との懇談会も開かれ、県産の農産物に対する期待や要望などが話し合われました。
県では意見を参考にしながら県産の農産物の販売促進を図りたいとしています。
県産牛肉のブランド力強化へ子牛の供給体制の充実へ
9月14日(金)
木曽農協が宮崎県から新たに導入した黒毛和牛の子牛=木曽郡木曽町
県農政部は、県産牛肉のブランド力を高めて肉牛農家の経営を支援するため、肉用子牛の生産体制を強化する事業に乗り出した。
遺伝的に体重が増加しやすく肉質がよい繁殖雌牛の購入に対して補助を導入。
さらに良質の肉を多く付ける素質を持った子牛の育成マニュアルの作成にも取り組む。
木曽農協(木曽郡木曽町)が12日、この事業の補助を初めて受け、九州から子牛を仕入れた。
雌牛は、県内で主流の兵庫県内発祥の「但馬系」から、体重増加能力の高い九州地方の系統へシフトを図る。
県が補助事業の対象となる系統を指定。1頭の購入価格を80万円程度と想定し、牛を仕入れる農協に1頭当たり15万円を助成する。
本年度は45頭の導入を見込み、受精卵採取による普及も図る。
木曽農協は、宮崎県串間市の市場から8頭を仕入れ、管内の繁殖農家が購入した。
丸山幸一畜産課長は
「体重増が期待でき肉質も良い。導入を機に繁殖農家のレベルアップを図りたい」
と話す。
子牛の成育マニュアルでは飼料の量や種類などを定め、胃や骨格の大きな牛の育成を目指す。
今後3年をめどに検証を重ね、繁殖農家や酪農家に普及を図る。
県内の繁殖農家は約600戸。中山間地の農家が雌牛を数頭飼うなど小規模に営むケースが多く、生産者の高齢化も進んでいる。
2005年2月までの5年間に県内農家が肥育した黒毛和牛約9000頭を対象に同部が行った調査によると、県内産子牛は県外産子牛に比べ、肉重量で3・1%(去勢の雄)、1頭当たり販売額で5・6%(同)劣っていた。
同部によると、肥育農家は県内で十分な質の子牛を調達できず、九州など県外から約七割を調達している。
このため、同部は
「県内で良質の子牛を確保できれば、繁殖と肥育両方の収益増につながる」
(畜産課)と判断、新たな事業に乗り出した。
素人そば打ち最高位に 板倉副知事「5段」合格
9月29日(土)
8月に都内で開いた観光物産PRの催しで、そば打ちを実演した板倉敏和副知事
富山県で今月中旬に開かれた「素人そば打ち段位認定会」に出場した副知事の板倉敏和さん(57)=長野市=が、最高位の「5段」に合格した。
そば打ち講師のボランティアも務める板倉さんは
「そばは切れやすいものだが、人と人とをつないでくれる力がある」。
そば打ちは地域と触れ合うツールにもなると団塊世代などに勧めている。
認定会は「全国麺(めん)類文化地域間交流推進協議会」(事務局・北海道)が主催。
そば打ちによる収入が年間所得の1割以下などを「素人」と定義している。
初の5段の認定会には書類審査と筆記試験を通過した18人が挑戦。
そば粉1・5キロをつなぎを一切使わずに40分以内に打つ腕を競った。
面接などにより地域づくりのリーダーとしての資質も問われた。
板倉さんは認定会の10日ほど前から朝6時に起きては出勤前に練習を重ねた。こうして8人の合格者の1人となった。
兵庫県出身の板倉さんはうどんを好んで食べてきたといい、
「そばとは無縁の生活だった」。
ところが、40歳を過ぎて福島県内の旅館で食べた名物の「たちそば」に感動。
「そばってこんなにうまいものなのか」
と思ったという。
45歳ごろにそば打ちを始める。当時の勤め先の自治省(現総務省)の上司に教わってからは、ほぼ独学で腕を磨いてきた。
1995年に助役として赴任した北九州市では、市民向けの講習会を開催した。
「役所勤めでは知り合えない市民と付き合うことができた。長野県内でも希望があれば講師を引き受けたい」
と話す。
98年に2段、99年に3段、2003年に当時の最高位の4段を取得。
今回の認定会には村井仁知事からも激励を受けて臨んだ。
「落ちたら長野県に帰れない」
と思い頑張ったという。
ふるさとNAGANO応援団:長野市が設立−−市にゆかりの著名人で作る /長野
長野市は、同市にゆかりのある著名人で作る「ふるさとNAGANO応援団」を設立、29日東京都内で初会合を開いた。
メンバーは市政への提言などを行っていく。
応援団のメンバーは同市出身の作家で都副知事の猪瀬直樹氏や弁護士の北村晴男氏、大手企業の幹部ら首都圏で活躍する27人。
任期は3年間でボランティアで活動し、企業誘致に関する情報提供や長野市のPRなどを行っていくという。
同市東京事務所は
「高度な専門知識や広い人脈で産業振興など市政全般を応援してもらいたい」
としている。
【藤原章博】 毎日新聞2007年10月30日
「売り込め地域ブランド」 長野市ゆかりの著名人連ね、売り込み強化
2007.11.5 02:25
大都市での知名度アップに自治体が力を入れている。
長野県内では、法律バラエティー番組で人気の北村晴男弁護士ら首都圏で活躍する長野市ゆかりの著名人が名を連ねた「ふるさとNAGANO応援団」を同市が組織し、“口コミ効果”を強化。
今月、県が東京などで開く観光キャンペーンの情報交換会には、「そば打ち5段」の技を持つ板倉敏和副知事(元消防庁長官)が出向き、信州のそばの魅力を訴える予定だ。
取り組みの背景には、都市部を舞台にした「地域ブランド」の個性化競争がある。
(比嘉一隆)10月下旬、都道府県会館(東京都千代田区)で行われた「ふるさとNAGANO応援団」の初の意見交換会には、キヤノンや信越化学工業など上場企業の役員や大学病院の医師、作家ら約20人が出席した。
応援団といっても、誰でも入れる公募ではなく、市側が選んだ各界の著名人ばかりというのがミソ。
会合には欠席したが、作家の猪瀬直樹・東京都副知事も加わった。
席上、鷲沢正一市長は
「冬季長野五輪で知名度は上昇したが、もう一段のブランド力をつけたい。多方面への情報発信をお願いしたい」
と懇願。
メンバーに配布した「ご支援のお願い」とした文書には、
- 著作や映画の舞台、登場人物として長野市出身者の起用
- ▽講演中に長野市の話題挿入
- ▽学生ゼミ合宿の候補地への推薦
−など、さまざまな陳情が盛り込まれていた。
長野県中部のブドウ産地の塩尻市は世界的コンクールで賞を受けるワインが自慢品の一つだが、「甲州ワイン」に比べると知名度は低い。
市は「塩尻」のブランドイメージの確立が課題とみている。そこで、10月1日、総務部付「地域ブランド担当」の肩書の専任者を配置した。
観光、農業、商工などで縦割りになりがちな組織を調整し、総合的にブランド戦略を進めるのが狙いだ。
赤羽修・地域ブランド担当は
「来年は、市民と一体となって、大都市への活動を含めた実践に移したい」
と意気込む。
◇
長野県は、芸能人御用達の飲食店も多いといわれる東京・麻布十番で5月から毎月「信州の旬」をテーマに特産品を売る農産物祭りを開催。
さらに今月、東京都千代田区、大阪市、名古屋市で旅行代理店や雑誌関係者らを対象に開く観光の情報交換会には、市町村の首長クラスの参加が予定され、板倉副知事は東京と大阪で、そば打ちの腕前を披露する。
こうした動きは、いずれも、巨大マーケットを標的にした宣伝の一環だ。
ただ、ライバルは多く、コンサルティング会社「ブランド総合研究所」の田中章雄社長は
「都道府県の中で、地域の魅力に付加価値をつける施策に取り組んでいないところはなくなった。
一時、さびれていた地方のアンテナショップはどこも人気」
と指摘する。
東京・表参道にある新潟県のショップ「表参道・新潟館ネスパス」は、昨年12月に食品スペースを倍増。
年間売り上げ目標3億円を1カ月前倒しで達成した。
都市部で評価を高めた先に、自治体が一様に描くシナリオは、市場競争力の強化→産業振興→交流人口の増加→ヒト・モノ・カネの流入ーといった好循環だ。
地域ブランドは、人口減少に伴う活力低下に歯止めをかける最初のテコにほかならない。
もはや、
「ブランドを作らなければ(衰退して)合併されたり、過疎化が進んでしまう可能性がある。生き残りのための策」
(田中社長)
とさえいわれ、その重みは増している。
産経新聞
長野市で原産地呼称管理制度の全国大会
[2月8日(金)]
農産物や商品のブランド化を進める原産地呼称管理制度の全国大会が長野市で始まりました。
原産地呼称管理制度は品質の高い地元産の農産物や商品を県が認定し、独自のブランド化を図る制度です。
田中前知事時代の2002年に創設され、県内ではこれまでにワインや日本酒、米などおよそ1500が認定されています。
同様の制度を佐賀県が去年導入していますが、全国的にはまだ知られていない面も多く、県などが主催した全国大会は、制度の先進県として広く普及させる事などを目的にしています。
研究会では制度の意義や仕組み、運営課題などが話しあわれます。
ABN長野朝日放送
「原産地呼称」長野で全国大会 研究会やトークショー
2008/2月9日(土)
玉村豊男さんと田崎真也さんによるトークショーがあった原産地呼称管理制度全国大会=長野市
農産物と加工品の原産地や品質を認定し、ブランド化を進める「原産地呼称管理制度」の意義や課題を考える全国大会が8日、長野市内で2日間の日程で始まった。
県農政部や信濃毎日新聞社でつくる実行委員会(玉村豊男委員長)の主催。
初日は研究会やトークショーが開かれ、参加者は認定による食品の信頼性確保や農業振興について意見を交わした。
研究会には県内外の約100人が参加。日本酒、焼酎、ワインの味や香りをみる「官能審査会」を見学したほか、認定品をつくるメーカーや農家が現状報告。
「食の安全が問題化する中で、きちんとした『お墨付き』が出る制度の意義は高まっている」
などの意見が出た。
2004年度に制度を導入した佐賀県の担当者は会場から発言し、
「導入を機に流通業者の間で工夫が広がった」
と成果を報告。
塩尻市のブドウ農家、臼井喜子さん(56)は官能審査会を見学後、
「認定されると農家の励みになる」
と話した。
トークショーには約500人が来場。エッセイストの玉村委員長とソムリエの田崎真也さんが制度導入の経緯を振り返り、田崎さんは
「地元の食べ物に誇りを持ってほしい」
と語りかけた。
長野県は02年度から制度を導入。県によると、同様の制度は佐賀県のほか北海道や山形県などに広がっている。
9日は、俳優の辰巳琢郎さんと一緒に酒蔵やワイナリーを巡るツアーがある。
http://2.csx.jp/users/shinshuu/yasuo.files/yasuoichiran.htm
http://2.csx.jp/users/shinshuu/yasuo.files/yasuoidou2.htm
県の食肉マイスター制度・11人を認定
2008/2月21日(木)
高い技術を持った畜産農家を認定する信州食肉マイスター制度で、初めてとなるマイスター11人が認定されました。
信州食肉マイスターは県内の畜産業界に高い技術を普及させようと県が今年度始めた制度で、育てた畜産が高値で売れたり多くの肉が取れるよう飼育する技術などが審査されます。
初のマイスター認定者は肉用牛の繁殖や飼育などを手がける11人で、生産した肉に「食肉マイスター」の名称を表示して販売できます。
県内の畜産農家はおよそ1600戸ありますがエサの高騰や輸入肉の影響で厳しい経営が続いていて、マイスター制度によって活性化が期待されています。
ABN長野朝日放送
信州食肉マイスターに11人認定 県が本年度スタート
2008/2月22日(金)
腰原副知事(右)から認定証とマイスターキャップを受け取る畜産農家
県は21日、本年度から設けた制度「信州食肉マイスター」に、県内の畜産農家11人を初めて認定した。
優れた飼養技術を普及し、県内の畜産業の技術向上や高品質な食肉の生産を進める狙い。
マイスターは県の研修会などで講師を務めるほか、生産物に知事認定のマイスターであることを表示できるようになる。
県農業改良普及センターが推薦した農家12人の技術や肉質、平均販売価格などを、食肉の生産、流通関係者らでつくる認定委員会(委員長・県畜産試験場長)が審査。
「肉用牛(繁殖)」「同(肥育)」「豚」「鶏」の4畜種に分け、それぞれ飼料生産・給餌、繁殖、衛生、環境などの区分で技術水準を判断した。
認定された11人は肉用牛(繁殖)3人、同(肥育)7人、鶏1人。
肉用牛(肥育)の部の村沢勲さん(68)=下伊那郡阿智村=が唯一、すべての技術水準を満たし、「総合飼養技術の匠(たくみ)」に、ほかは「飼料生産・給餌の匠」「繁殖の匠」など技術区分に応じた認定を受けた。
県庁で開いた認定証授与式で、腰原愛正副知事から認定証とマイスターキャップを受け取った村沢さんは
「飼料高騰で畜産は成り立たないような状況だが、高品質な食肉を生産する以外に乗り越える道はない。
県全体のレベル向上のための一翼を担いたい」
と話した。
ほかの認定者は次の通り(敬称略)。
- ▽肉用牛(繁殖)
- 篠原勝人(南佐久郡小海町)
- 福沢昭文(下伊那郡下条村)
- 林司農夫(木曽郡南木曽町)
- ▽同(肥育)
- 植松幸衛(諏訪郡富士見町)
- 竹渕浩(塩尻市)
- 飯沼頼久(松本市)
- 浅岡久志(上高井郡小布施町)
- 高橋敏雄(上水内郡飯綱町)
- 池田寛信(中野市)
- ▽鶏
- 滝沢栄喜(佐久市)
おいしい牛肉、県が認定制度 不飽和脂肪酸の割合も基準に
2008/3月12日(水)
スーパーの精肉売り場。県は不飽和脂肪酸の割合を調べ「おいしさ」を認定、小売店のほか旅館・ホテルなどで県産牛肉のブランド力強化を狙う=長野市内
県農政部は来年度、牛肉に含まれる不飽和脂肪酸の割合を主な基準とする、独自の「おいしい牛肉」認定制度を県産牛肉に導入する方針を決めた。
不飽和脂肪酸は近年、肉質を判断する要素として食肉関係者の注目を集めており、認定制度で県産牛肉のブランド化を後押しする。
畜産課によると、オレイン酸やパルミトレイン酸などの不飽和脂肪酸は、飽和脂肪酸と比べて口溶けが良く食べやすい特長があり、風味も良いとされる。
現行の牛肉の格付け制度は、枝肉の歩留まりや霜降りの度合いを基準としており、不飽和脂肪酸の種類や割合は基準になっていない。
計画では、北海道の試験場と民間企業が開発し2006年から販売されている、肉質画像判定装置を1台約250万円で購入。
初年度は牛肉の処理頭数が多い県食肉公社の松本市の食肉処理場に設置する。
流通業者の申請に応じ、今後定める基準に沿って県の担当者が画像を見て判定する仕組みだ。
09年度は中野市の北信食肉センターの処理場にも導入を予定している。
新制度では、不飽和脂肪酸以外に霜降りの状態についてもさらに詳しい評価基準を導入する。
基準策定のため、県は専門家らでつくる委員会を設置する方針で、実際に認定が始まるのは秋以降になりそうだ。
名古屋事務所を現地調査
環境商工観光委員会で今日から2日間の予定で県外現地調査を実施し、本日は県名古屋事務所の調査を行った。
飛沢所長から概況説明を受けた後質疑が行われた。
この事務所は田中知事の際閉鎖となっていたが、一昨年村井知事になり復活されたものでる。
従って、現在はまず最初から企業訪問をし、開拓からはじめなければならない。
企業訪問は一度で成果が上がるものでもなく、何回か訪問して顔を覚えてもらい、その上で人間的つながりを持てて、はじめて本来の企業誘致なり観光案内の具体的な話が出来る。
言ってみれば、村井知事が言っていたように、今は種まきまで行かず土壌づくりといっていいかもしれない。
いずれにしても、焦らずに将来の長野県のために、堅実な基礎固めのためのネットワーク作りに頑張って欲しいものである。
中京圏も経済的環境はやや下降気味とのことであり、下請け企業の集約化を始めているとのことであり、なおさら現地職員として厳しいものがあろう。
しかし、そのような環境の中にあって、しっかり現在に置かれている情況のなかで努力している姿が見えた。
少人数のスタッフではあるが今後に期待したい。その後中部国際空港の視察もした。
高見沢としみつ(2008年7月14日 20:41)
頑張っている長野県大阪事務所
15 日 名古屋から大阪に移動し、長野県大阪事務所と長野県大阪観光情報センターの現地調査を行った。
やはり、ここでも4年間のブランクを埋めるのに職員の苦労がされていた。
大阪に来ている長野県人は皆営業マンになっていただくために、県関係の企業や県人会にまず訪問したという。
観光面では観光情報センターが継続していたから、ある面では良かったが、メディア関係は顔と顔がつながらず、メディア懇話会を重ねながら順次顔がつながっていった。
その為には自腹を切って飲む機会に参加してきたと実態を話してくれた。
大手ツーリストの企画した長野県の特産品のパンフを作るなど、少ないスタッフながら積極的に長野県のPRに努めていた。
その他にも九州のホテルの信州・夏グルメ紀行の企画冊子を作っていたが、その中で食材として採用された信州黄金シャモも、相手の希望価額と大きな差があったという。
例えば宮崎産の地鶏に対しても1000円高いなど、りんごで育った信州牛・信州高原レタス・信州サーモンなど、信州のこだわり食材全体の中でカバーしてもらったと説明がされた。
信州黄金シャモも信州の新しい地鶏としても、ある程度価格も他の地鶏と競争できる価格設定が出来るよう、今後飼育生産や処理施設、流通など更に工夫が必要であることが痛感した。
高見沢としみつ(2008年7月15日 23:06)
「信州そば」基準作ろう 原産地店頭表示の仕組みも
2008/7月17日(木)
食品偽装事件が相次ぐ中、「信州そば」の基準を作ろうと、県内のそば店主らが「信州蕎麦(そば)県産地表示推進協議会」を立ち上げた。
県産そば粉だけでは、各地で売られる信州そばのそば粉消費量を賄えていない事実を正直に伝え、使っているそば粉の原産地を店頭表示する仕組みをつくる。
一方で信州そばの土台を固めるため、県内のソバの作付面積を広げる活動も始める。
県や同協議会によると、信州そばには産地や成分、製法について基準がない。
県農政部のまとめだと、県内のそば粉消費量は、工場製品の乾めん向け、自家消費向けを含め推計で年1万5000トン。
これに対しソバ生産量は2090トンで、製粉すると3割減の1500トン程度。不足分のほとんどを中国産で補っている。
こうした状況を踏まえ、協議会は小諸、松本、飯山、茅野市などのそば店主ら6人で6月に設立。
ソバを自家栽培して100%県内産を提供する店が多いメンバーの中にも、
「地元産だけでは安定的な仕入れができず、メニューによって北海道産や中国産を使っている」
とする店主もおり、16日から始めた話し合いでは、信州そばの定義が最大の論点に。
「県産そば粉100%で手打ちしたのが信州そばだ」
「いや、信州の水を使えば、県産そば粉の割合にかかわらず信州そばだ」
と意見が割れた。
このため、今後も基準作りに取り組みながら、そば粉の原産地を店頭表示する制度づくりも同時に進めることを決定。
新たな会員を募りながら、今秋の制度スタートを目指すことにした。
ソバを自家栽培しているメンバーによる栽培方法の指導、食味検査でそば店の質を認定する制度も検討する。
協議会代表で東北信地方に6店舗を展開する中村利勝さん(75)=小諸市=は
「正直にお客さんと接することを心掛けることから始め、県産のそば粉と水を使う本来の信州そばを提供する店を増やしていきたい」
と話している。
信州そばをスペインでPR 現地祭り参加、ツアー企画
08年7月17日(木)掲載
県内のそば愛好家グループ「信州そばアカデミー」(赤羽章司代表)の会員らが10月下旬、スペイン北部カンタブリア州で信州産ソバの普及に協力している活動の一環で現地のイベント「食の祭典」に参加する。
祭典では、そば打ちの実演披露や試食会などを行う予定で、一緒に現地を訪ねる参加者を募集している。
そばを通じた国際交流は昨夏、メンバーでホテル玉之湯社長の山崎良弘さん(53)=松本市=や赤羽代表(59)=塩尻市=ら4人がスペインで試験的にソバの種をまいたことがきっかけ。
昨秋には収穫したソバで手打ちそばを現地の人たちに振る舞った。州政府もソバに注目し、今年から専門部署を設けて試験栽培を始めている。
グループは州政府などから「食の祭典」に招待されたのを機に、
「せっかくの機会なので大勢で交流を楽しみたい」
とツアーを企画した。
「現地ではソバへの関心が高まっている。スペインを窓口に信州そばを世界に広めたい」
と山崎さん。
10月には、松本市で開く「信州・松本そば祭り」に州政府幹部らが視察に訪れる予定という。
ツアーは10月27日から11月5日の間で、7日間と10日間の2コースを予定。旅行費用はコースや参加人数によって変わるが、25万円−38万円余ほど(空港諸税など除く)。現地の世界遺産なども見学する。問い合わせは山崎さん(電話0263・46・0573)へ。
県産農作物を外食産業に売り込み
[7月17日(木)]
長野県産の農作物をレストランなど外食産業で多く使ってほしいと、業者の担当者に直接売り込む産地の見学会が開かれました。
バスで到着した一行は、大手外食チェーンなど、各社で食材の調達を担当しているおよそ30人です。
まず軽井沢町でキャベツやレタス畑を見て回りました。
低農薬栽培を実践するための方法など、特徴を説明してもらったほか、実際に採れたての野菜を試食してその出来を確かめました。
参加した担当者は「今は別の産地のキャベツを使っている、ここのキャベツはどう違うのかまだ判断がつかない」などと感想をもらしていました。
見学会は、外食産業の担当者に県産農作物を売り込もうと県が初めて開催しました。
買い手にとっても安定した供給地の開拓は、自然災害などのリスクを分散するためにも欠かせないといいます。
信州で生まれた農作物は果たして魅力的に映ったのでしょうか。
ABN 長野朝日放送
SBCニュース都内で県産野菜をPR・価格低迷で
(02日14時32分)
価格が低迷しているレタスやハクサイを売り込もうと、県内の農協が都内のスーパーで即売会を開きました。
即売会は、東京・足立区の大型店で全農長野県本部が開いたもので、「今が旬です」などと夏野菜のレタスやハクサイを買い物客にPRしていました。
県内産の夏野菜は、価格が低迷しているほか、原油高の影響で生産や流通コストも上昇しています。
このため県内の産地では、出荷調整のためにハクサイを処分するなど厳しい対応が迫れていて、農協側では多くの消費者に食べてもらうことで危機を乗り切りたいとしています。
即売会は、今月6日まで首都圏のほか中京や関西など合わせておよそ200店舗で行う計画です。
SBCニュースビール会社が県の地産地消を応援するポスター
(08/09/18日13時26分)
大手ビール会社が県の地産池消を応援するポスターを制作し、村井知事に届けました。
ポスターのキャッチフレーズは「信州のうまいにカンパイ」。
作ったのはキリンビールの長野統括支社で、完成したポスターを村井知事に届けました。
ポスターには村井知事も登場し、県の地産地消の取り組みをPRしています。
キリンビールではこれまでにも県と共催で信州サーモンの料理を紹介するイベントを行うなどしています。
県は
「今後も民間と力を合わせて地産地消の運動を広げていきたい」
としています。
ポスターは県内の飲食店や量販店を中心に3000枚配られる予定です。
SBCニュース信濃町で地元ブランド化目指す料理の発表会
(2008/9/25日17時28分)
上水内郡信濃町で、新たな食のブランドを目指して地域の食材を活かした料理の発表会が行われました。
このイベントは、あまり知られていない地元の食材や、ここしか手に入らない貴重な食材を使った料理で、地域のブランド化を進めようと町などが初めて開いたものです。
レシピはジビエ料理などで知られるシェフの藤木徳彦さんと、信州大学の中嶋聞多教授が考えたもので、市場にほとんど出回らないという野尻湖でとれた天然のウナギをはじめ、小振りのかぼちゃ、サーモンなど地元産にこだわった料理が並びました。
きょうは関係者などおよそ50人が参加して試食会が開かれ、見事なフランス料理に生まれ変わった数々の食材に驚きの声が上がりました。
町などでつくる協議会では、今回つくったレシピを地域の飲食店などで使うことを検討していて、食材のブランド化を今後も進めていきたいとしています。
信濃町:ブランド化で町おこし! 「食」は地元産にこだわり−−試食会 /長野
信濃町がブランド化を通じて町おこしにつなげる活動に乗り出している。
今春、地域ブランド構築推進協議会を設立、信州大人文学部の中嶋聞多(もんた)教授と地域ブランドの共同研究を推進。
まずは「食」のブランド化を取っ掛かりにしようと、同町野尻の黒姫童話館で25日、地元食材を使った料理の試食会「しなのまちキュッフェ」が開かれた。
試食会には、食材生産者や町内の観光業関係者、マスコミなど約60人が集まった。
メニューを考案したのは茅野市北山のフランス料理のシェフ、藤木徳彦さん(37)。
藤木さんは7、8月に町内の農場や畑などを訪ね歩いて食材を吟味。
「どれも味が想像以上で、自分がきちんと料理できるか不安になったほど」
食材に感動したという。
そのままの味を生かそうと考案された「ふるさとレシピ」は全8品のフルコース。
リンゴジャムをのせたシカ肉のサラミの前菜、農薬量を半減した「特別栽培米」の地元産ライスサラダを信州サーモンで包んだ一皿、野尻湖産ウナギの塩焼きのブルーベリーソースなど、地元食材をふんだんに使っている。
包丁も地元製の信州打刃物で調理するなど、地元ブランドにこだわった。
信州サーモンを提供した北川遊魚の北川倍巳さんは
「水温などに気を付けながら5年かけて育てている。他の地域にはあまりない品種」
と胸を張った。
中嶋教授は
「町の景観がドイツの田園風景に似ており『キュッフェ(独語で台所)』と名付けた。
町内の宿泊施設やレストランで広めていくことが大切だ」
と語り、今後も他の取り組みと連動して展開していくという。
一般向け試食会は、10月12日開催。定員50人。問い合わせは同町役場商工観光課026・255・3114。
【大島英吾】 毎日新聞2008年9月26日
長野・村井知事が名誉ソムリエに
2008.11.9 02:32
ワインの普及活動に貢献したとして、日本ソムリエ協会は、長野県の村井仁知事を名誉ソムリエに認定し、授与式が県庁で行われた。
名誉ソムリエの称号は、県産農産物のブランド化を目指す原産地呼称管理制度を創設した田中康夫前知事と制度普及に努めた村井知事の2人に対し贈られたもので、ワイン文化に貢献した点が高く評価された。
すでに田中知事には都内で授与式が行われ、2人一緒の式典とはならなかったが、村井知事は
「田中さんの対抗馬で(私が当選したので)この制度が『つぶされるのでないか』と不安がられたが、良いことはつなげていかないと」
と笑顔をのぞかせた。
同制度は平成元年に始まり、村井知事は128人目の認定。
産経新聞
ソムリエ・ドヌール:知事にソムリエの称号 県産ワイン普及に貢献 /長野
村井仁知事に7日、社団法人日本ソムリエ協会からソムリエ・ドヌール(名誉ソムリエ)の称号が授与された。
県産ワインの味などを審査する「県原産地呼称管理制度」を普及させ、ワインの品質向上に貢献したことが評価された。
同協会の荒井基之副会長らが同日、県庁を訪れ、記念のメダルや賞状を授与した。
知事は
「光栄な称号を頂いて恐縮している」
と笑顔。
「5000円ぐらいまでの値段なら、県産ワインは値段に対して非常に質がよい」
と持論を展開していた。
授与は128人目。
同制度を創設した田中康夫前知事にも先月授与された。
知事は
「私が就任して、制度がつぶされると思った関係者も多いはず。良いことはやり続けないといけない。
2、3年で終わらせてはいけない」
と述べ、田中前知事の功績を評価していた。
【神崎修一】 毎日新聞2008年11月8日
「信州そば切りの店」認証制度を立ち上げ
2008年11月08日
県内のそば生産者や製粉業者、そば店の有志でつくる「信州そば産地表示推進協議会」が、県産そばを使った手打ちそばの店を食味審査のうえ「信州そば切りの店」と認定する制度を立ち上げる。
産地偽装など食の信頼と安全が揺らぐ中で、「信州そば」のイメージと品質向上を目指す。
(杉浦幹治)認定の基準はまず、店で使うそば粉の総量が50%以上県産、つなぎは30%以下であることで、書類審査にあたってそばの生産者か製粉業者から納入している証明書の提示を求める。
その後、外部の審査員3人が食味を審査し、合格点に達したら協議会に認定料(3万円)を支払ってもらい、認定を受ける。
有志が協議会を立ち上げたのは6月。
メンバーに共通するのは、信州そばの現状に対する危機感だ。
メンバーの1人、松本市でホテルを経営する山崎良弘さん(53)が今年4〜5月、宿泊者ら763人に「信州そば」に対するイメージをアンケートしたところ、「使用するそば粉が信州産」との回答が84・5%、「手打ち」が71・7%だった。
しかし、多くの店が中国産のそば粉や乾めんを使って「信州そば」ののれんを出しているのが現状だという。
県農業技術課によると、05年に国内で消費されたそば粉は4万8392トンだが、県内で収穫されたそばは2080トンに過ぎない。
県内消費量に占める県産そばの割合も、同協議会によると04年で約18%で、信州そばのイメージとかけ離れている。
02年度から始まった県の原産地呼称管理制度でも、ワインなどとともに「信州そば」の認定が検討された。
しかし、
「味を見るなら、原料だけでなくそば職人の腕をみなければならない」
「県産そばの生産量が少なく、とうてい需要を満たせない」
などの理由から、導入が見送られた経緯がある。
このため、協議会は認定を希望者のみに限定。
天候によって県産そば粉が十分確保できない場合でも、その旨を明示すれば認めることにしている。
30人程度とする外部審査員は今月から公募しており、年内の初認定を目指す。
数年後には100以上の認定店を出すのが目標だ。
小諸市でそば店を経営する中村利勝・協議会長(76)は
「おいしいそばを安心して食べてもらえるよう、生産者や製粉業者とも協力してやっていきたい。
ひいては信州そばのイメージや品質向上につながれば」
と意気込む。
問い合わせは松本あさま温泉ホテル玉之湯の山崎良弘事務局長(0263・46・0573)まで。
朝日新聞
信州サーモン柱に特産品料理 安曇野
安曇野市商工会は22日、市内の飲食店や宿泊施設が信州サーモンを柱に安曇野の特産品を使った料理を提供する統一イベントを始める。
計32の店舗・施設が参加し、うち飲食店8店は新たに考案した「信州サーモン丼」を一斉にメニュー化。
市商工会は
「市内のどこでも食べられる名物料理にしたい」
と意気込んでいる。
11月12日(水)
東御市がワイン特区に
2008年11月30日
東御市が国に申請していた「とうみSunライズワイン・リキュール特区」の計画が、構造改革特別区域法に基づく特区に認定された。
内閣府構造改革特区担当室から、11日付で認定したと通知があった。
市内では、ワイン用ブドウを栽培している新規就農者らがワインづくりに意欲を示しており、今回の認定で小規模ワイナリーの設立計画が動き出すことになりそうだ。
同市は巨峰の産地として知られる一方で、新規就農者らによるワイン用ブドウの生産が広がっている。
酒税法では、ワインなどの果実酒の製造免許を取得するには、1年に6キロリットル以上の生産量がなければならない。
これまで、多くの栽培農家は収穫したワイン用ブドウを酒類製造免許を持つワイナリーに持ち込んでワインの製造を依頼するなどしていた。
今回の特区認定で、数量基準が2キロリットル以上に緩和されるため、小規模なワイナリーの開設が可能になった。
ワイン用ブドウを栽培する新規就農者らでつくる「東御ワインクラブ」(蓮見喜昭会長)は認定を受けて、ワイナリー建設に向けた準備を始めた。
蓮見会長は
「早ければ来年、遅くとも再来年にはワイナリーをオープンさせたい」
という。
栽培種はシャルドネやメルローなどで、地域全体で8〜9ヘクタールの作付けがあるという。
蓮見会長は
「新規就農者が増えれば荒廃地対策につながる。
ワインづくりが広がって小さなワイナリーがたくさんできれば、魅力ある観光地になるのでは」
と話している。
(鈴木基顕) 朝日新聞
長野商議所:おやき文化を 「全国区の郷土食に」出店や広報−−方針 /長野
長野商工会議所は12日、来年度の活動として県内や首都圏で、おやき文化を伝える出店や広報活動などを強化していく方針を明らかにした。
「信州おやきブランド化委員会」を設置し、おやきブランドを確立させ、「全国区の郷土食にしよう」と意気込んでいる。
具体的には、
- ▽地粉・地元野菜などを使った地域色の強い新商品開発
- ▽そば屋で、おやきを提供するなど他業種と連携したPR活動
- ▽善光寺御開帳に合わせて、おやき店を掲載した地図の作製や、善光寺近くに出店
−−などに取り組む。
ブランド委の北村正博委員長は
「『信州=そば』のように『信州=おやき』と言ってもらえるように、全国津々浦々に信州おやきを知らしめ、口にしてもらいたい」
と話した。
【福田智沙】 毎日新聞2009年2月13日
おやきフェア:郷土食を全国発信へ−−長野で始まる /長野
おやきを選ぶ買い物客。売り切れになった味も=長野市権堂町のイトーヨーカドー長野店で
長野市権堂町のイトーヨーカドー長野店で18日、おやきフェアが始まった。
長野商工会議所が進める「信州おやきブランド化事業」の一環。信州の郷土食を全国発信するために、まずは地元で食べ比べてもらおうと企画したという。
22日まで。
初日のこの日は、市内10店舗が出店。
チーズなどさまざまな材料が入った約100種類のおやきを選ぶ買い物客でにぎわった。
同店によると、昼過ぎには売り切れる店が続出、工場で再生産するなど「予想売り上げの2倍ペース」と好調だったという。
計10個買った長野市の主婦、伊藤幸子さん(72)は
「家だとおいしく作れないからうれしい」
と話していた。
【大平明日香】 毎日新聞2009年2月19日
しらかば帳:信州と言えば… /長野
おやきを全国区にしようと、長野商工会議所がブランド化委員会をつくり、取り組みを始めている。
信州に行くまで、おやきを知らなかった。思い浮かべたのは「そば」「リンゴ」。
逆に、初対面の人に出身地を聞かれて「群馬」と答えると言われるのは「かかあ天下」「空っ風」。
地域のイメージが固定化されているのを感じてきた。
「『信州=そば』だけでなく『信州=おやき』と言ってもらいたい」
と委員会。
固定化されたイメージからの脱却を目指し、信州の新たな魅力づくりと地域振興に結びつけてほしい。
(智) 毎日新聞2009年2月25日
SBCニュース県内産の畜産・酪農製品の消費拡大をPR
(2009/2/25日16時34分)
えさの高騰などで厳しい経営を迫られている県内の畜産・酪農農家が、松本市で地元産の消費を呼びかける街頭活動を行いました。
けさは中南信地方の畜産・酪農農家やJAグループの職員などおよそ30人が、松本駅前で牛乳やパンフレットなどを配り、県内産の肉や乳製品を消費するよう呼びかけました。
JAによりますと豚や牛などのえさになる配合飼料はおととしは1トン4万円でしたが、燃料の「バイオエタノール」に穀類が使われるようになった影響などで高騰し、去年秋には1トン6万7000円に値上がりしました。
しかし肉の値段は景気の悪化もあってむしろ下がるなど農家は苦しい経営を強いられているということです。
東信の7店を「信州そば切りの店」に認定
2009/3月1日(日)
依田さん(左)に「信州そば切りの店」の認定看板を手渡す中村会長
県内のそば店経営者らでつくる「信州そば産地表示推進協議会」は、上田市や小諸市など東信地域のそば店7店を「信州そば切りの店」に認定し、28日、各店に認定を証明する看板を贈った。
東信地方での認定は今回の7店が初めて。
同協議会の中村利勝会長(77)が各店を訪れ、「信州そば切りの店」と記した看板を手渡した。
最初に受け取った上田市内のそば店の社長、依田元男さん(72)は
「上田は新幹線が通っているので東京の客も多い。2度、3度と来てもらえるように頑張りたい」
と話していた。
看板は店の入り口付近に掲示する。
認定制度は昨年、相次ぐ食品の産地偽装を受けて、信州そばへの信頼を高める狙いで始めた。
県内産そば粉のみを使用すること、小麦などのつなぎは30%以下、全工程が手作業−の3点が認定の条件。
県産のそば粉が手に入らず、やむを得ず県外産のそば粉を使う場合、店内に表示しなければならない。
東信地方の7店を含め、全県では16店が認定されている。
「信州プレミアム牛肉」の展示即売会 [7月12日(日)] 県がおいしい牛肉として認定した「信州プレミアム牛肉」の展示即売会が開かれ、県内外の小売業者が200キロ以上の立派な牛肉を品定めしました。 中野市で開かれた信州牛の展示即売会には、「信州プレミアム牛肉」に認定された信州牛などおよそ50頭が出品されました。 「信州プレミアム牛肉」は、脂肪に含まれるオレイン酸の含有率が多く、香りが高いもので、県が定めたおいしさの基準に達している最高級の牛肉です。 きょうは認定制度がスタートしてから初めての展示即売会で、会場に1頭200キロを超える信州牛がずらりと並ぶ中、県内外の小売業者が、赤身と脂のバランスなど見比べていました。 「信州プレミアム牛肉」は、最高級のサーロインで、100グラムおよそ2500円で店頭販売されるということです。 anm
