関係者名簿
年表
事件の経過
2005年9.02
「元後援会幹部に確認を」 文書問題で知事がメール
田中康夫知事の元後援会幹部が、下水道事業の入札制度変更を県に働きかけたとされる問題の解明などを目的とする、県議会の調査特別委員会(百条委員会)が一日、開かれた。
元幹部の県政働きかけに関する文書が、公文書公開請求で非公開とされた問題で、宮津雅則元県経営戦略局職員は、県側が非公開を決めた後、元幹部から了解を得るよう、田中知事から指示を受けていたことを明らかにした。
宮津氏は私的文書として非公開を決めたことについて、知事から
<
「それでいいのか、元幹部に確認してほしい」
という内容のメールを受けたと証言。
その後、元幹部に連絡したという。
知事の意向については
「判断しかねる」
としたが、小池清委員は
<
「(意見統一を図るための)口裏合わせのようだ」
と指摘した。
また、昨年三月、県下水道公社による施設管理委託業務の入札が突然中止された問題では、県土木課に中止を直接指示した野崎真元県経営戦略局職員が、
<
「自分一人の判断で中止を伝えた」
と知事の関与を否定。
<
「知事の意向でやむを得ず中止した」
とする三十一日の小市正英元県土木部長と相反する証言をした。
野崎氏は
<
「事前に知事に相談はしたが、知事の指示とは言っていない。
だが、(知事に近い役職なので)知事が言っているのかな、という思いを抱かせたかもしれない」
と証言。
宮沢敏文副委員長は
<
「不可解な証言」
と述べた。
百条委員会、違和感を感じる「元主査」
2005年9-04 00:33:23
衆院選真っ盛りの中、長野県庁では百条委員会が開催されている。
現在の最大のテーマは、下水道公社の入札を巡って、知事の私設秘書と見なされていた業者が業者選定やら人事異動やら等々に深く関与しており、そこに知事の意向も働いていたのではないかというものだ。
つまり簡単に言ってしまえば談合疑惑。
当時の関係者、といっても県職員ばかりであるが、次々と証言を求められる。まずは働きかけを受けた側である下水道公社や土木部の当時の幹部が次々と証言、貴重な発言も飛び出した。
そして9月に入った頃から、今度はその仲介の労をとったとされる経営戦略局関係者などが百条委員会で証言を求められている。
経営戦略局の元幹部であり、重要な証言をした岡部英則氏は、本名よりもヤフー掲示板の戸隠山というハンドルネームで知られている。
gooでサイトを開いており、証言内容の概要もそこに記載されている。
http://02.members.goo.ne.jp/home/togakusiyama/
その中で経営戦略局企画員である野崎真氏の発言が、経営戦略局という組織の性格を現しているように感じた。
野崎真氏は東京都出身、東大卒の土木部技術職員で松本市在住、奈良井川改良事務所時代に女鳥羽川の改修工事で知事と面識を持ち、自ら手を挙げて経営戦略局へと異動したという経歴の持ち主。
経営戦略局では知事と土木部とのパイプ役をしており、この4月に主査から企画員(係長)へと年齢相応の昇進を果たしている。
酒が原因でアレルギー持ちになったことがあるが、人づきあいは非常に良く、聡明かつ温和な人柄で、知己も多い。
土木部の幹部候補生だとする人もいる。
切れ者の野崎真氏が、そうした揺らぎのある発言をしたのはなぜか。
経営戦略局という存在が、というよりもそこの職員が、ただのイエスマンなのか調整を行いクッション役を果たしているのかの相違がそこにある。
野崎真氏は、クッション役として十分すぎるほど働いてきたのだろうと推察する。
対するに岡部英則氏は、クッションになりきれなかった。
そこに県民と接する現場の経験の場数の違いを見るのは酷だろうか。
余談。信濃毎日新聞記事
http://www.shinmai.co.jp/news/20050901/KT050901ASI000001000022.htm
で野崎真氏のことを「元経営戦略局」「元主査」と標記しているが、信濃毎日新聞社は「元」という言葉の使い方を知らないと見える。
野崎真氏は現在も引き続き経営戦略局勤務であり、主査から企画員に出世をしただけであるのに、なぜ「元」なのか。
http://blog.goo.ne.jp/sonatinet/e/3884271a4dde939a7558c692ed9ff3d7
野崎「元主査」の不自然な10月1日付け人事異動
2005年10-02 16:40:21
前に話題になった野崎「元主査」だが、この10月1日に課長補佐級の「主任企画員」になるという人事異動内示が出された。
彼はこの4月に係長級の企画員になったばかりであるので、わずか半年での出世ということになる。
田中康夫県政ではこうした前例のない人事異動が相次いでいるが、この異動はそれまでのものと様子が異なる。
係長級になったのが今年4月であるから、経験や年数を踏まえての昇進昇格ではない。
昇進昇格は内部異動を含めて所属の異動が伴うことが一般的であるが、今度の人事は所属の異動に伴うものでもなく、同じ席に着いたまま、仕事内容も基本的に従前のままである。
もちろんそうした昇進昇格は今までにもごくたまに生じていたが、それはあくまで経験や年数を踏まえてのものである。
つまり今度の昇進昇格はある意思により取り計らわれたものであり、今の長野県庁の組織を見る限りでは田中康夫知事の強い意向が働いているのだと容易に推察できる。
普段であればそれも、能力の高いものを抜擢したと評価することができるかもしれない。
実際に彼は能吏であり、田中康夫知事のお気に入り職員の一人でもある。
しかし問題なのは、現在百条委員会が進められており、彼はその疑惑の渦中にいる重要な当事者の一人であるということだ。
実際彼は百条委員会の中で長時間の証言を求められている。
この人事異動の内示が出されたのは9月の末、彼が百条委員会で証言台に立った後のことである。
「李下に冠を正さず」という言葉は、田中康夫県政ではほぼ死語になっている。
この内示を彼が受けたかどうか、まだ聞き及んでいない。
あるいは彼は内示を辞退したかもしれない。
それを受けても辞退しても通常の人事異動とは違って他の職員誰にも迷惑がかからないし、彼の仕事内容が変わるわけでもない。
結果は月曜日には明らかになる。
しかし結果とは別に県庁組織内では、経営戦略局政策促進チーム企画員野崎真を10月1日付けで経営戦略局政策促進チーム主任企画員にとする内示メモが出回っており、その背後に田中康夫知事の意思が見え隠れする。
http://blog.goo.ne.jp/sonatinet/e/3c9c27e229fc11e84caabe7cf9f21691
≪せいじの政治≫【100条委員会報告】
下水道行政への知事後援会幹部働きかけ問題について
情報公開のあり方について〜知事は情報公開の本質を理解していない〜
-2006年1月27日-
1月26日に、100条委員会は、大詰めを向かえ委員会報告書作成のための事実認定及び違法行為の精査を行った。
下水道行政への知事後援会幹部の働きかけ問題について私は、以下の26項目の事実認定と田附下水道課長の偽証を申し入れた。
知事後援会幹部は、自らの利益のために働きかけを行ったと私は、感じている。そして、それらは、列挙したような根拠に基づく。
私は、このような事が発生しないように、公職(県議・国会議員・それらの秘書や後援会幹部、親族も含む)からの働きかけを行った場合は、全て公表するべき事を。
加えて、情報公開対称にするという意味ではなく、目次を作成し、県民に公職にあるものがどういった働きかけを行っているかを県民に公表することを昨年の代表質問で知事に迫った。
知事は、行うことを約束したが現在まで行われていない。
私は、働きかけを行わない県議会議員は、ある意味職務怠慢であると考えている。
私自身も教員採用試験の年齢制限について、や教員不祥事多発に関する事、予算策定過程の公表、その他地域陳情など数え切れない働きかけを行ってきている。
また、成果を上げた政策もある。一方で、交通違反のもみ消しや就職斡旋、入札への関与などを行っている公職者もいるであろう。
そういったものを全て公表する事が重要であり、その公表もより県民の目に触れるように、働きかけを行った公職者の氏名を目次のようにしてHP で公表すること。
この公職者をクリックすれば、その人物の働きかけの一覧が出てくるよう環境整備を整えるように知事に迫ると、実行を約束しながら今をもって行われていない。
しかし、現状において、これら公職者の働きかけは、知事には全て報告されるシステムとなっている。
私は、声高に主張したのは
「情報公開は、知事に向かうべきものではない。知事にも情報公開されてもかまわないが、重要な事は、主権者である県民に開かれる事である。」
という事だ。
知事は、県民益という美名の元に自らへの情報を集中させ、県民に開かれた情報公開の意識が極めて薄い。
これは、情報公開の重要性が全く理解できていない証拠なのである。
100条委員会における事実認定申し入れ結果
委員会報告事実認定への申し入れー1 事実認定可決
事実:
小林氏による「後援会幹部」という地位を利用した最も早い段階での県下水道事業への働き掛けは、平成12年11月8日である。という事実の認定を願い出る。
根拠:
本委員会での当時の土木部下水道課技術専門幹田中利喜夫証人の証言
委員会報告事実認定への申し入れー2 事実認定可決
事実:
小林誠一氏は、平成13年12月28日、文書で自分自身の意見を提出している。
- 1 下水道公社技術援助業務費の値上げ要求
- 2 北佐久広域事業所での下水道公社とN社(日本ヘルス工業)の問題
- 3 平成13年度下水道公社見直し作業
この行為は、働き掛けであったという事実の認定を願い出る。
根拠:
本委員会での当時の土木部下水道課技術専門幹田中利喜夫証人の証言
委員会報告事実認定への申し入れー3 事実認定可決
事実:
平成14年2月5日に小林誠一氏は、下水道公社笠原専務と面会しており、この模様を笠原専務理事は、雑談形式のものであったと証言しているが、事実は、知事後援会幹部という地位を利用した働き掛けであったという事実の認定を願い出る。
根拠:
笠原氏の証言によると名刺交換をし、小林誠一氏は、知事後援会幹部である事も伝えている。
下水道公社の本委員会へ提出された記録によるとこの面会時間は、2時間45分に及んでおり、その中で
『地元業者に発注するとした転換を図れないか』
『大手を排除できないか』
『広域下水道を割って出す事ができないか』
『JVの考えを来年に延ばせないか』
など雑談ではなく、明らかに働き掛けを行なっている。
委員会報告事実認定への申し入れー4 事実認定可決
事実:
平成14年11月28日。松本合同庁舎においてある下水道関係の会合が開催されているが、この会合は、小林誠一氏の主導によって開催された。という事実の認定を願い出る。
根拠:
- 1この席に同席した大月氏が、知事や県職員に下水道に関わる問題意識を認識させるために企画したものであるという印象を受けた。
- 2この席で、小林氏から「下水道あり方検討委員会」の資料が配布された。
- 3下水道課及び下水道公社関係者は、出席もせず会合開催の事実も伝えられていない。
委員会報告事実認定への申し入れー5 事実認定可決
事実:
11月25日の小林誠一氏が作成した「下水道公社改革案」が、元になり、12月25日の知事方針「下水道公社改革の方向」が作成されているという事実の認定を願い出る。
根拠:
小林誠一氏の証言によると平成14年11月25日に小林誠一氏によって「下水道公社改革案」という文書が作成されている。
また、12月25日の知事方針「下水道公社改革の方向」が、「下水道公社改革案」と酷似している点。
委員会報告事実認定への申し入れー6 事実認定可決
事実:
平成15年1月21日下水道公社は、「下水道公社改革の方向についての検討結果」を提出するが、当該文書の冒頭に「はじめに」と題して、下水道公社の沿革が記されているが、その文記述は、田中邦治下水道公社専務理事の指示によって加えられた文章であり、その動機は、知事は、下水道についてあまり理解していないのではないかという思いであったという事実の認定を願い出る。
根拠:
田中邦治証人の証言
委員会報告事実認定への申し入れー7 持ち帰り検討
事実:
平成15年1月21日に下水道公社が作成した「下水道公社改革の方向についての検討結果」を踏まえて1月29日の「知事決裁文書」に至るまでの作業の中で、経営戦略局近藤眞証人は、経常JVに疑問を呈したり、県内本社企業の優遇策、具体的には、入札参加企業を多くさせるためにランクの撤廃なども主張している。
これは、小林誠一氏の主張の影響を受けていると考えられる事実の認定を願い出る。
根拠:
- 1近藤証人の証言によると、近藤証人は、当時、頻繁に政策秘書室に出入りをしていた小林誠一氏に複数回面会している。
- 2近藤証人の証言によると、当時下水道課と行っていた調整についてペーパーを提示して意見を求めることはなかったが、婉曲に意見を求めた事はあった。
- 3近藤証人の証言によると、平成14年11月28日。松本合同庁舎においてある下水道関係の会合に出席し、専門的な話題ばかりで理解が出来ず、メモすら取ることができなかったとしており、約2ヶ月の間に専門分野について大きな決定事項に加わるまでの知識を持ちえたとは考えにくいこと。
- 4田中利喜夫証人は、証言の中で技術専門幹という立場で、近藤氏の主張に対して入札参加資格要件は、技術者の数と考えており、下水道は24時間動くものであるため技術者が少なくてはいけない事や、一括管理の内容といった初歩的な説明も行っている。
委員会報告事実認定への申し入れー8 事実認定可決
事実:
平成15年1月29日。政策秘書室の近藤主査により知事決裁事項が配布されたが、この知事決裁文書は、近藤氏によってまとめられたとされているが、小林誠一氏の意志が反映されたと考えられる事実の認定を願い出る。
根拠:
委員会報告事実認定への申し入れ【7】同様、近藤証人は、下水道行政及び下水道公社について専門的知識を有していない
委員会報告事実認定への申し入れー9 持ち帰り検討
事実:
平成15年1月29日。政策秘書室の近藤主査により知事決裁事項が配布されたが、この知事決裁文書は、知事決裁は、行われなかった事実の認定を願い出る。
根拠:
- 1近藤氏は、この知事決裁は、大月氏が行ったと証言している
- 2大月良則証人によれば、土木部との調整は近藤氏によって行われており、自分自身には口頭での報告程度のものであった。同行した可能性もあるが、その場合においても近藤氏が報告を行ったと思う。
- 3土木部との折衝、調整は、土木部関係者の証言からも近藤氏が行った事実は明確であり、知事に対して説明を行える人物は、近藤氏のみである。
委員会報告事実認定への申し入れー10 事実認定可決
事実:
平成15年2月14日。田中知事が
<
「小林誠一氏を悪く言う人がいるが、いい人だと思うので、土木部長が小林誠一さんと会って対応を決めるように」
と発言をした。事実の認定を願い出る。
根拠:
- 1この知事の発言を小市土木部長と田中専務理事から矢澤下水道課長が聞いている。
- 2経営戦略局の下水道課の軋轢が広がる中で、知事の判断について重大な関心を寄せていた矢澤課長の証言には、信憑性がある。
- 3小市証人は、このときの様子を克明に記憶していないが、矢澤証人の証言を是認している。
委員会報告事実認定への申し入れー11 持ち帰り検討
事実:
平成15年2月上旬、近藤証人は、上司である大月証人が感知しないところで意思疎通を図っていたという事実の認定を願い出る。
根拠:
平成15年2月14日午後1時に小林誠一氏、小市土木部長、近藤主査が県庁3F政策秘書室応接室で会談。
近藤主査から1枚のペーパーが示された。このペーパーは、2月8日若しくは9日に近藤主査によって作成されたものである。
その後、日付は不明ながら、近藤主査から大月企画員に渡され、知事に渡された。
大月証人によるとその際、近藤主査は、
<
「渡すだけで知事はわかるから、これでいいか確認してくれ。」
と大月証人に依頼している。
委員会報告事実認定への申し入れー12 事実認定可決
事実:
平成15年2月14日午後1時に行われた小林誠一氏、小市土木部長、近藤主査が県庁3F政策秘書室応接室で会談は、小林誠一氏に平成15年度の方向性を示すための機会であったと考えられるという事実の認定を願い出る。
委員会報告事実認定への申し入れー13 事実認定可決
事実:
小林誠一氏の了解を得た事によって平成15年度の方向が決定したと考えられるという事実の認定を願い出る。
上記2点の根拠:
小市証人の証言によると近藤氏から提示されたペーパーを見て、小林誠一氏は、
<
「いろいろやってきたけれど、いろいろ問題もあるようだから、15年度はとりあえず継続でいい。そのかわり15年度の早い時期にそういう方向でもう一度市町村も含めてきちんと了解を取って、検討していくように」
と話し、小市土木部長もそのように検討することを伝え、そのペーパーを持って下水道課に指示を出した。
委員会報告事実認定への申し入れー14 持ち帰り検討
事実:
平成15年2月14日午後1時に行われた小林誠一氏、小市土木部長、近藤主査が県庁3F政策秘書室応接室で会談において、近藤証人から1 枚のペーパーが示されたが、近藤証人の行った行為は、地方公務員の持つ守秘義務違反にあたる可能性があるという事実の認定を願い出る。
根拠:
- 1近藤証人自身が不用意であったと述べている。
- 2地方公務員法第34条『職員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も、また、同様とする。
委員会報告事実認定への申し入れー15 持ち帰り検討
事実:
平成15年2月17日、下水道課では、問題が生じていた。
千曲川下流処理場の業者が指名停止になっており、平成15年度に向けては、入札を行わなくてはならない事と公共下水道の佐久南部が3年に1度の入札時期を迎えることについては、どういった対応をすればいいのかという問題である。
これは、2月14日に出された方針では、対応できない事から矢澤下水道課長が小市土木部長に小林誠一氏に確認するように依頼をした。
土木部長は、近藤主査にその旨を伝えた。
その土木部からの問いに対する回答は、近藤証人が作成したというものの小林誠一氏や田中知事に確認を取ったのかについては、誰の記憶にもなく、不可解な政策決定がなされたという事実の認定を願い出る。
根拠:
- 1近藤証人は、土木部の意思を小林誠一証人に伝えたかどうかについては記憶が定かではなく、知事に決裁を取った大月証人としている。
- 2大月証人は、知事決裁をとった記憶がない。
委員会報告事実認定への申し入れー16 事実認定可決
事実:
平成15年2月17日の土木部からの問いに対する回答は、近藤証人が作成したとされているが、近藤証人が主体的に作成したものではないと考えられる事実の認定を願い出る。
根拠:
- 1下請要件について、下水道課を含む土木部では、既に1月29日の「30%以上・複数」という条件が出されている事から、敢えて問い合わせを行っていないにも拘らず「2社・1社10%以上」と変更している。
- 2その理由として『今まで、随意契約でやってきた企業が2月の半ばに4月からということであり、30は、きついのではないか』と近藤証人は、証言しているが、直前まで、受注希望型入札で行おうと考えていた事からすると矛盾した行動となる。
- 3「4流域については、県内業者2社(1社10%以上)の下請を入札条件とする。」と表記されているが、これは、千曲川下流処理場だけを意味するものであり、表記に誤りがある。
委員会報告事実認定への申し入れー17 事実認定可決
事実:
以前から知事の下水道に関する指示は、小林誠一氏の意志によって行われているという認識を下水道行政に関わりを持つ職員は、感じていたという事実の認定を願い出る。
根拠:
1 2月14日の朝に知事が
<
「小林誠一氏を悪く言う人がいるが、いい人だと思うので、土木部長が小林誠一さんと会って対応を決めるように」
と告げたことに関して当時下水道課課長補佐であった早川守証人は、
<
「噂の方がようやく登場してきた。」
と感じたと証言している。
- 2 2月17日、矢澤課長が、入札の詳細について小林誠一氏に確認して欲しいと小市土木部長に依頼したのは、2月14日の朝の知事発言とその午後に小林誠一氏と小市土木部長、近藤主査の会談によって平成15年度の発注方法が決定した事により、決定権は、知事ではなく小林誠一氏にあったと認識していた事に他ならない。
委員会報告事実認定への申し入れー18 事実認定可決
事実:
田附氏は、ポストチャレンジに応募し、自らの意志によって課長職を望んで就任しているという事実の認定を願い出る。
根拠:
田附証人の証言。
委員会報告事実認定への申し入れー19 事実認定可決
事実:
平成15年10月10日に終了した9月定例議会のあと、当時の土木部会議室(土木部長室)で、小市土木部長は、当時の下水道課長田附保行氏と小林誠一氏に面会した。
土木部長室での話し合いの後、田附課長と小林誠一氏は、下水道公社に行った。田附氏は、この訪問は、小林誠一氏からの申し出であり、断ることが出来なかった。断ることによって知事から人事等何らかの不利な待遇を与えられる可能性を危惧していたという事実の認定を願い出る。
根拠:
田附証人の証言
委員会報告事実認定への申し入れー20 事実認定可決
事実:
結果的に平成16年度の流域下水道管理業務の3施設が、県内業者への発注が、小林誠一氏の意志によって決定され、その過程において、1施設が従来どおりの発注となったが、その決定も小林誠一氏の了解によって決定しているという事実の認定を願い出る。
根拠:
田中邦治証人の高い信憑性の以下の証言に基づいている。
平成15年10月10日に終了した9月定例議会のあと、下水道公社で、小林誠一氏、田附下水道課長、田中下水道公社理事長によって会談が行われた。事前の電話でこの訪問を拒絶した田中理事長は、言葉を発する事もなく二人の話を聞くだけであった。小林誠一氏は、田附氏に流域下水道の管理業務を県内業者で行うよう要請すると、田附氏は、承諾をした。そして、諏訪は、管理が難しい施設であるが、諏訪も県内で行いたいと小林氏が要望すると、諏訪も県内で行う事を承諾した。
田附氏は、下水道課に戻ってから『田中理事長が、4流域下水道管理業務を県内業者でも行えると言ったので、流域下水道管理業務の委託先は、県内にする』と言っている事を当時の松野賢衛下水道課課長補佐らに伝えた。松野氏は、流域下水道のうち諏訪は、溶融炉もあり、難易度の高い管理業務となることから諏訪は、県内業者ではなく今まで通りとしたいこと小林誠一氏に了解してもらいたい旨を田中理事長に申し出た。田中理事長は、自分自身が一切発言していない事実を田附氏が下水道課で発言したことに激怒したが、状況を鑑みて、小林誠一氏に連絡をし、了解を得た。
委員会報告事実認定への申し入れー21 事実認定可決
事実:
平成16年度の流域下水道管理業務の入札は、中止されるが、中止を求める野崎氏の行動は、野崎氏の一個人の意志として扱われたのではなく、土木部においては、知事の指示によるものであると認識されていたという事実の認定を願い出る。
根拠:
松野課長補佐が作成した口頭電話記録においても知事の指示命令であった事が明記されている。
委員会報告事実認定への申し入れー22 事実認定可決
事実:
野崎証人が中止を行うべきであると判断した背景には、小林誠一氏の発言の影響があるという事実の認定を願い出る。
根拠:
野崎証人は、証言の中で、中止にするべきであるという心境に至る経過の中で、小林誠一氏に連絡を取り業界の状況を聞き、小林氏から「同業者から2,3同じような声を聞いている。」と返答されたとしている。
委員会報告事実認定への申し入れー23 事実認定可決
事実:
平成16年度の流域下水道管理業務の入札は、中止されるが、その中止は、正当な理由のないものであったという事実の認定を願い出る。
根拠:
- 1小市正英証人の高い信憑性の以下の証言に基づいている。:2月24日以降、度重なる野崎氏の中止を求める発言が繰り返された。それを受け、下水道課では、牛越管理課長や小市土木部長も検討に加わり検討が繰り返され、知事からの指示であるのでこのまま入札を続行すれば、様々な問題が生じるであろう事から、入札は中止し、もう一度時間を取ってやり直す方向に課内の議論は進んでいった。3月1日。小市土木部長は、下水道公社専務理事、下水道課長、同課長補佐を呼び、下水道公社に入札を中止する事をこれまでの経過も含めて伝え、入札中止理由は、後日詰める事とした。
- 2中止の理由は、3月26日入札、4月1日業務開始であり、5日間で技術者を確保しなければならず、県内の企業にあっては、この困難さから入札参加者が少なかった事が推測され、入札の公正な競争と適正な運転管理業務の遂行が困難である、というものであった。確かに、技術者の名簿提出は、3月31日であり、入札日から5日という短期間であることは事実であるものの、技術者要件は、入札参加資格であり、技術者を確保しなくてはならない期間は、2月6日の広告日から3月26日の入札時には確保していなくてはならないことが原則である。約2ヶ月という時間は、決して短期間とは言えない。
委員会報告事実認定への申し入れー24 持ち帰り検討
事実:
平成16年度の流域下水道管理委託業務を巡る入札の方法の決定と入札の中止は、何れも小林誠一氏の深く関わりを持ったトーヨークリエイトにとって利益を生み出す状況を導き出す方法であったと考えられるという事実の認定を願い出る。
根拠:
- 1入札広告を行った事で、応募の意志を持っていた企業は6社あったが、業務委託先を長野県に限定するだけで、業者は、極めて少ない状況が生まれ、トーヨークリエイトの利益を生み出す極めて大きな鍵となっている。
- 2この入札に関わる平成16年3月には、同社が下水道管理業務を行うことに必要な求人広告を出している。これは、同社が、この時点で技術者を確保出来ていなかった事を証明するものである。下水道管理委託業務は、1回の入札で、1年間の契約を行うが、その後の2年間は、随意契約が結ばれる事となっている。結果的に1回の入札での落札は、3年間の契約を意味する。つまり、平成16年度の入札は、平成18年度までの委託先を決定するもので、この入札が通常通り、中止されずに実行された場合、小林誠一氏の深く関わりを持ったトーヨークリエイトにとって極めて不利な状況が生まれる可能性があった。
委員会報告事実認定への申し入れー25 事実認定可決
事実:
平成17年度の入札結果は、入札方法の変更を行うことで長野県が行う入札改革とは、相反する結果となった。また、この結果は、予測可能なことであったという事実の認定を願い出る。
根拠:
- 1平成17年度の流域下水道管理委託業務委託は、諏訪は溶融路を分離発注し、その他の3施設は、県内企業と県外企業のJVを入札参加資格とした。
- 2落札率は、91.0%〜99.7%と極めて高く、長野県が入札改革を行った際の談合を行っている入札として疑問視した水準である。
委員会報告事実認定への申し入れー26 事実認定可決
事実:
小林誠一氏は、田中知事就任以来、年々下水道行政に深く関わりを持ちまた、影響力も強めながら、平成15年度及び平成16年度には、自らの関係会社が下請け業務を行ない、平成17年度には、元請業者となった。これは、知事後援会幹部でなければ行い得ない事であり、知事後援会幹部の地位を利用し、関係企業の利益を導いた事に他ならないという事実の認定を願い出る。
根拠:
委員会報告事実認定1〜24までを総合的判断を行った結果。
100条委員会における偽証認定申し入れ結果
平成16年度流域下水道業務の委託先についての証言における田附保行氏の偽証認定提案理由を申し述べます
平成15年度9月定例会に於いて、長野県議会は、下水道管理業務の委託を長野県内の業者で行えるよう求める陳情書を採択しました。
これを受け、小林誠一氏は、これまでも再三に渡って県に同様の主旨の働きかけを行って来ましたが、この時期にも強力に働きかけを行いました。
平成17年8月31日第9回当委員会における小市正英氏の証言によると、平成15年10月10日に終了した9月定例議会のあと、当時の土木部会議室(土木部長室)で、当時の下水道課長田附保行氏と小林誠一氏に面会しました。
その席で小市氏は、陳情が採択された事、また、同趣旨の質問も成された事から県内業者優先で検討する事を回答しました。
そういった状況の中で、小林誠一氏は、県内業者優先で検討するよう要請すると共に、下水道公社の技術支援等についても話をしましたが、この点については、田附氏が対応したところです。(議事録第9回−P4)
この小市氏の証言とは別に平成17年8月19日第8回当委員会において田附氏も同様の証言しているところです。
田附氏は、加えて、
<
土木部長室での話し合いの後、下水道公社に行き、技術支援について話をした
と証言しています。(議事録第8回−P77)
この場面について、訪問された側の当時の下水道公社理事長田中邦治氏は、平成17年9月1日の第10回当委員会において以下の証言をしています。
『小林誠一氏と田附氏が下水道公社に来た事は、確かである。自分が対応をした。その訪問の直前に田附氏から電話があった。
内容は、
<
「ちょっと部屋を貸してくれないか。」
というものであった。
用件を聞くと、田附氏は、小林氏と訪問する事と
<
「流域を県内業者でやらせたい問題。」
である事を伝えた。
「その問題は、よく課の職員と相談してからやったほうがいいんじゃないですか。」
と応答すると田附氏は、
<
「そんなものはいいんだ。」
と発言。田中氏は、憤慨し一方的に電話を切った。
その電話の直後、田附氏は、小林氏と共に下水道公社に現れた。
理事長室に入ったが、田中氏は、憮然としていた。
小林氏は、田附氏に流域下水道の管理業務を県内業者で行うよう要請すると、田附氏は、承諾をする。
そして、
諏訪は、管理が難しい施設であるが、諏訪も県内で行いたい
と小林氏が要望すると、諏訪も県内で行う事を承諾した。』
(議事録第10回−P101〜P102)
一方で、同日の委員会で、田附氏は、以下の証言を行っています。
<
『(下水道公社での話の内容の中で)技術支援が一番の話であった。
下水道公社の技術支援という協力をしてもらわなくては、県内企業優先の入札には取り組めないという説明をした。
田中氏は、その際、やむを得ないという回答をした記憶である。
公社の方で、協力してくれるのであれば、県内企業優先の入札に問題ないと話をした記憶がある。』
(議事録第10回−P142)
この田附氏の証言は、本委員会において田中氏も同席の中で行われたものです。
田中氏は、この日、下水道公社では、技術協力の話はなかった事を証言(議事録第10回−P102)していましたが、田附氏のこの証言を受け、改めて技術支援の話は、一切行っていない事を明言しています。(議事録第10回−P142)
また、同日の委員会において、田中氏は、下水道公社は、技術支援を行うための組織であり、技術支援を田附氏に確認される立場にはない事。
また、求められるような技術支援を行うには、現状の下水道公社の人員では無理である事。
加えて、自分自身は、技術職ではない事から即決し得ない事を証言しています。(議事録第10回−P142)
そして、同日の委員会において、当時の下水道公社主任専門技術員であった松沢克典氏は、技術支援に関する田附氏の主張を解説しています。
田附氏は、以前から下水道公社でマニュアルを作成するように主張していた。
しかし、維持管理のために操作する機械は、1500点〜2000点あり、一つの機械について10ケースくらいの動かし方がある。
例えば、1,000点に対して10ケースだとすれば、1万ケースとなり、その組み合わせを考えれば何千倍ものケースを想定しなければならない。
マニュアルでは対応しきれるものではないという事が、一般的な維持管理の考え方である事を松沢氏は、証言しています。
(議事録第10回−P102 議事録第10回−P100〜P102類似発言)
この松沢氏の証言は、田附氏が以前から求めていたマニュアルは、下水道公社としては、作成し得ない事を意味しています。
また、田中証人は、同日の委員会で以下の証言を行っています。
「田附証人が、下水道課に戻ってから
<
『田中証人が、4流域下水道管理業務を県内業者でも行えると言ったので、流域下水道管理業務の委託先は、県内にする』
と言っている事を当時の下水道課課長補佐であった松野賢衛証人から聞き、ものすごく怒った。
そんな権限は、自分にはない。もし、県で県内業者に限定するような事があれば、技術者を増やすように言う。
県内業者にするかどうかの権限は、下水道課で決める事である。みんなの前でとんでもない事だと発言をした。」
(議事録第10回−P103)
証言を照合してみると、下水道公社での話し合いにおいて田附氏は、下水道公社の代表者である田中氏が技術支援について是認したとしていますが、技術的・人員的かつ権限の範囲から田中氏が是認でき得ない状況であった事から田附証人は、偽証していると判断せざるを得ません。
この場面は、平成16年度流域下水道業務の委託先について県内に限定する決定的な場面と言えます。そして、利害関係者であり、その後入札も行っている小林誠一氏が、入札用件に深く介入し、下水道行政をコントロールしている事に他なりません。
その場面において、田附証人の偽証は、重大な意味を持つことから偽証である事を当委員会として認定するように願い出るものであります。
知事会見
平成18年(2006年)8月25日(金)11:00〜12:30
県庁:表現センター
4 職員への内示について
<
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏わかりました。
それから、昨日の時点でですね、経営戦略局の政策チームの方、お二人に昇進の内示があったというお話があるんですが、これは事実でしょうか。
<
信州・長野県知事 田中康夫人事に関しては、それぞれ手続きを踏んで行っていることはあります。
はい、他のご質問。
<
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏差し支えなければ、現時点で、その、なぜ退任間際にですね、昇進させたか理由を、もしお伺いできればお伺いしたいんですが。
<
信州・長野県知事 田中康夫あぁ、じゃぁ、今日は誰でも、誰にも質問していいということで、じゃあ宮坂…名前なんだっけ。
かつゆきさんじゃなくて、宮坂先生…。
<
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏重幸です。
<
信州・長野県知事 田中康夫あっ、重幸さん。
あの、私、前からすごい謎なんだけれど、ジャーナリズムの場合にもですね、突如人事がころころ変わるっつうのはあるんだけど、信濃毎日新聞におかれてはどのくらい、あの、皆さんからご覧になられて、大変に透明性を担保された人事というのは行われてきてるんでしょうか。
ご自身のお感懐があれば、ぜひ教えてちょ。
<
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏あの恐らく質問されたと思ってますが、今日は知事会見ですので、あくまでも。
私の質問にも、ぜひお答えいただいて、31日まで任期をお持ちですのでね、これは知事のまぁ、お気持ちもわからんでもありませんが、この場は記者会見だというふうに我々位置づけてますので。
<
信州・長野県知事 田中康夫いやだって、あの、ですから…
<
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏答えないと出て行けと言うんであれば、施設管理者という立場で出て行きますけれども。
<
信州・長野県知事 田中康夫いえ、出て行けなんて物騒な言葉使ってないよ。
ご自身がそういうふうに先入観をお持ちなんでね。
<
信濃毎日新聞 宮坂重幸 氏私はぜひ知事にお答えいただきたいということで質問しているのですが。
<
信州・長野県知事 田中康夫ですから私は人事権…じゃぁ、お答えをすると、私は現在、長野県の知事でありますし、私に付与された権限というものの中に人事権もあります。
ただそれに対して、恐らく私が知事になってからですね、これは人事に留まらず、様々なことに関して、こんなに、あの多くですね、うわさ話や酒屋の飲み話でなく、公然とネット上に書いたり、自分で食堂で語ったりですね、部署で語ったりできるようになったという県も、恐らくまた、空前絶後であろうと思いますから、そのことと比較されると宮坂重幸さんが帰属される組織ではいかがなのかなというご質問をしたんですが。
で、あともう一つは、この会見は前回申し上げたように、主催を形としてさせて頂いているのは私どもです。ただ、それは全国の都道府県警本部長の会見というものも警察本部が警視庁も含めて主催をされてると思いますから、そしてそのことは慣例として多くのプロフェッショナルを自認される表現者の方々も皆、組織としてもお認めになって戦後の歴史がある訳です。
えっと他に…まぁ、あんまり答えたくねぇってことでいいのかにゃ。
答えたくねぇ、答えると辛い。
はい、じゃあ、はいどうぞ、どっちでもいいですよ。
<
北山早苗 氏すいません、先に聞かせて頂きます。「さわやか早苗日記」という日記を公開している北山早苗と申します。
以下、
北山など田中熱烈支援者たちが次々に「質問」をして話題そらし。
- 北山が「記者クラブについて信毎さんはどう思われますか」と「知事会見」なのに唐突に「信毎」に対して質問
- 北山&田中が信毎記者へ「返答しろ」と要求
- 信毎記者が「ここは権力者・田中知事へ質問をぶつける場です」と冷静に対応
- 北山&田中がふたりがかりで信毎記者に対してなおも「返答しろ」と要求(注:「知事会見」です)
- 信毎記者が「知事へ追求の質問を投げかけるのが知事会見です。質問時間が無くなってしまいますから返答は別の場で」と冷静に対応
- 北山&田中がふたりがかりで信毎記者に対してしつこく「返答しろ」と要求(注:これは「知事会見」の1シーンです)
- 信毎記者が「北山議員と私の個人的なお話は別の場で。ここは知事会見の場です。知事へ質問をぶつけたい記者が他にもいます。」と冷静に対応
- 田中知事追っかけガングロコギャルの小比賀志帆が登場しセイコーエプソンを批判、知事がファンサービス
- 田中康夫を選挙支援した団体「コモンズ佐久」の井出佳代子が登場し「田中批判記事をする新聞」を批判、団体所属の仲間たちが拍手
- 田中知事の熱烈ファンである熊谷浩司が「田中批判記事を掲載する新聞はおかしい」と叫び、田中知事が同調
- 田中知事の熱烈ファンである麻生卓郎がセイコーエプソンを批判、知事がファンサービス
- 名古屋タイムズの記者が愛知県知事選挙についてどうでもいい質問をして、知事が雑談
- のちの2007年県議選で田中チルドレンとして出馬し大差で落選することとなる田幸さよ子が信毎批判、支持者が拍手
- 田中康夫を選挙支援する「信州勝手連ネットワーク」事務局の武居博明・塩尻市議(2007年に落選)が信毎批判
最後に田中康夫が長々と漫談を続け、他の質問をシャットアウトしたまま「知事会見」終了。
すっごい知事会見です。
知事退任直前の、知事側近幹部である野崎の不自然な昇進についての質問にはまるで答えず。
その後知事を支持する支援者たちが次々と「質問者」に指名され(指名するのは知事本人)、野崎昇進の疑惑について質問した新聞社に対して一斉に攻撃。
そのまま会見終了。
大本営発表もびっくりだ。
脱記者クラブ宣言の集大成をここに見た、という感じです。
これはぜひ全文を読んでいただきたい。
信毎記者以外の質問者は、全員田中康夫の支持者です。
もはや知事会見でもなんでもない、公共のスペースと公共の予算を使った田中康夫支援集会です。
http://yassy.system-a.org/hisyo/press/20060825.htm
田中批判した人間をつるしあげる糾弾会と化しています。
これはぜひ全文を読んでいただきたい。
田中知事最後の日、8月31日の長野県公式サイトには、以下のような記事が大々的に掲載されました。
フォトダイアリー 知事の一日
8月31日(木)
辞令交付(1階知事室)
退職する石川春乃企画幹、着任する野崎真技術幹に辞令交付を行いました。 いよいよガラス張りの知事室も本日がファイナルです。 http://yassy.system-a.org/keiei/kouhout/chijiphoto/chijiday.htm
記者から「野崎真が不自然な昇進をする事」について質問されても何も答えずにいる田中康夫のどこがガラス張りなのかと言いたくなりますが。
バカな支持者たちはこういう言葉遊びでだまされるんでしょう。バカだから。
露出趣味の王子様が「ボクの服はガラスの服だぞ、どうだ、透明性が高いだろう」と言って、フルチンで町中を練り歩いています。
あなたはどう反応しますか。
- ああ、王子様の政治は透明性が高いなあ。
- どうみてもフルチンです。でも王子様の権力には近づきたい。とりあえず褒めておこう。
- 政治の透明性と服の透明性は関係ないじゃん。とっとと辞めろ。
(3)を選択した国民が多かったらしく、国民の怒りを買ったフルチン王子は追放されました。
残されたのは、悪趣味なガラスの衣装。
県職労:昇格人事めぐり抗議 /長野
県職員労働組合(高橋精一委員長)は31日までに、同日付で発令された県職員人事の昇格人事に関し、
<
「人事権の乱用」
などと口頭で、小林資典・人財活用チームリーダーに抗議した。
同チームでは
<
「公平、適正な人事異動だと考えている」
と話している。
県が同日付で発令した人事は、政策促進チームの主任企画員(課長補佐級)を課長級へ、技師から主任への2件の昇格人事。
県職労の塩川和彦書記長は
<
「知事の退任に合わせて人事異動するのは、極めて遺憾である」
と話している。
一方、県は同日付で任期付き職員1人の退職を発表した。退職するのは、チームER企画幹兼統計チーム企画幹(課長級)の石川春乃氏(38)。
田中知事が、03年2月から導入した「特定任期付き職員」の任期途中での退職者はこれで11人目(死亡退職を含む)。
現職職員は16人になった。
【川口健史】 毎日新聞2006年9月1日
退場前夜の人事異動でにじみ出る田中県政の問題点
2006年8-26 16:11:07
今月いっぱいをもって田中康夫知事は県政の舞台を去る。しかし、その間際になって人事で妙な動きが出ている。
一つが長野県の公共事業評価監視委員会の委員に金子勝氏らを任命しようとする動きがある点であり、もう一つは8月31日付け人事で以前に触れた野崎真氏らが昇格という内示が発令された点である。
今回、田中康夫知事関連で注目を浴びている人事昇格は2人。
野崎真氏の場合は昨年4月から3度目の昇格であり、もう一人の職員Y氏は平成12年度採用の土木技術系の若手であり、どちらも切れ者であり田中康夫知事のお気に入りであるが、こうした人事昇格は従来の人事昇格の基準から逸脱したものである。
政策を後任知事にほぼ丸投げしておきながら、こうした人事異動を行うことの道理が無いうえに、当の職員達にとっても何かと“逆風”になりがちなものだ。
いや、それ以上の問題がこの人事の陰にある。野崎氏の場合はとりわけ田中政権の後期において県政中枢を支えた功労者の一人であろうし、長年停滞していた女鳥羽川の改修計画を地元の意見を取り入れながら実施に移した点などでも功績があるが、一方で野崎氏は以前にも取り上げたように、百条委員会で取り上げられた騒動の当事者の一人である。
そしてもう一人のY氏のほうも以前に紹介したが、平成12年に伊那建設事務所計画調査係で新規職員となり、1年間とはいえ後にパソコン問題で逮捕されることになる太田多久治氏の直属の部下であった。伊那建設事務所にパソコン問題で警察の手が入るたった2日前に伊那建設事務所から県庁の地球環境課へと異動し、その後は切れ者ぶりを遺憾なく発揮して田中康夫知事に気に入られている一方、県組織内の禁煙施策推進担当として若手の割には県職員の間でも比較的名が知られている。田中康夫知事のメル友ともいわれ、太田氏がパソコン問題で逮捕、そして懲戒免職、道路建設課勤務時代に太田氏にパソコン購入を依頼したとされる経営戦略局Y主任企画員(当時)も処分を受ける中で、この職員には何の咎めも無かった。直属の上司(係長)であった太田氏がY氏を庇ったとする声もある。
そしてこれは偶然であろうが、先日の災害応急復旧現場で木製ガードレールが設置された辰野町徳本水、あの場所にはバイパス計画があったことは前述したが、その計画を担当して地元説明を行っていたのが他ならぬY氏であった。
平成14年、パソコン問題が発覚して570台を超す県機関のパソコンが“不正入手”であった事が明らかになった時、土木部では職員全員に銀行の振込用紙を配布してカンパを募ったことがある。これは太田氏が逮捕されるより前のことだが、この時はパソコン問題に関わったか関わっていないかに関係なく、土木部全職員が一人数万円から多い人で100万円近くともされる寄付を行い、“不正入手”相当額の千万円単位の金額を県費に納入する形で謝罪を行った。私物化したような不心得者も中にはいたであろうが、その調査はなぜか途中で中断されたまま、逮捕された太田氏に全責任をなすりつける形で幕引きが図られた。少なくても職場で公用として使われていた“不正入手”のパソコンについては、当時の土木部職員はそうしてケジメをつけたのだ。
全体の責任を一部特定の者に全て負わせて済ませてしまおうという、昨今注目を浴びる靖国問題と共通する日本人の悪い体質。2000年知事選での公職選挙法違反と同様に土木部以外でもあったのに土木部だけが狙い打ちされたこと。なぜ土木部ほかがパソコンを“不正入手”しようとしたのか、業務上パソコンが必要であったのに導入を渋って怠ってきた側の責任が全く問われていない点。土木部がとりわけ抵抗した様子もないのに、県当局による調査が中すぼみで終わった点。
長野県土木部を舞台にして起こったパソコン問題は、実は県庁体質の負の部分が出た事件でもあった。
この人事情報は昨日から、県庁周辺から漏れ出しているが、それを語るものは一様に口止め人事だと評している。あるいは論功行賞かもしれない。しかしそれもおかしなもので、権力者たる知事が交代する中で、口止めも何もない。村井新知事が彼らに口止めされた内容を明かすよう求めたとき、彼らはどうするのだろうか。逆らえば処分の対象になるであろうし、降格人事もあり得るかもしれぬ。
村井知事には県政の課題が山のようにある。それを承知の上で敢えて希望することは、こうした田中県政時代の枠外的人事異動の検証を行うべきであり、それなくして県職員の意識改革などと述べてもアドバルーンだけになってしまうだろう。野崎氏等には村井新知事就任の前に人事発令が一端出されることになるのだが、村井新知事においては、彼らに意向確認を行って、肩書きだけが大きくなるというものでなく、格相当の責任を持つ職務へと改めて異動させてもよいのではないか。
また、改めてパソコン問題やはるさめ問題等、特定職員に不当に重い刑罰、処罰が課せられた案件の全容解明を行うべきである。
http://blog.goo.ne.jp/sonatinet/e/525c4b2c56d5475feaf07127e9eba7b7
人事異動内示にみる村井県政
2006年10-26 00:08:20
長野県庁と県組織では、10月18日に係長級以下職員、25日に課長補佐級以上職員の人事異動内示が出された。
18日の係長級以下の内示は、その殆どが組織改編とチーム・ユニット制度廃止に伴うものであり、実質的な異動はごく僅かであったが、25日の課長補佐級以上内示は4月1日の定例人事異動ほどではないにせよ、ある程度の実質的な異動があった。
前日から新聞報道のあったものもあれば、やや驚きをもって迎えられたものもある。
このたび衛生部長に内定した渡辺氏は女性初の部長であり、今だからこその話として、先の知事選で田中康夫知事(当時)が三選するようであれば辞職すると主張していたと噂される女傑である。
企画局長に内定した元人事課長の和田氏の登用など、人事の傾向として吉村県政時代の3階筋の人達がおおむね復権したという印象が少なからず見受けられ、一方で田中県政時代に幅を利かせていた幹部の多くは閑職へと追いやられた。
県職員の間で噂が出ているように、村井知事は人事に当たって県職員OBらの意見を相当に参考にしているのだろう。
個人的に注目していた土木部長・河川課長人事は、土木部長が留任で、河川チームリーダーであった北原技監が飯田建設事務所長へ異動となり、後任の河川課長にはオリンピック招致前に土木部で活躍を見せた木曽建設事務所長の北沢陽二郎氏が内定した。
ここにも村井知事による人事の特徴が見えている。
土木部長が留任したのは浅川治水の問題がこれから本格化するためとされているが、実際には2002年の田中康夫知事再選以降、土木部長職は立場上はともかく実務面では本格的に浅川治水に関わっていない。
であるのに浅川治水を理由にしているのは、恐らく村井知事ら首脳は、これまでの土木部の混乱の責任を現在の河川チームリーダーである北原技監に取らせ、今の原土木部長には生半可には進まない今後の浅川治水の全責任を取らせ、場合によってはトカゲのしっぽ切りにするつもりなのだろうか。
明確な懲罰人事ではないが、田中県政で知事に媚を売って不当に抜擢された者や自己保身に走った者に対しては、顔をニコニコとしていながら相応の重いものを背負わせるというのが村井流人事のようだ。
そして別の意味で土木部内で注目されていた野崎技術幹であるが、東信会計センターへの異動が内定した。
会計センターでは県が発注する工事等の検査を行っており、東信地区における筆頭検査担当となる。
野崎氏はこれまで、勤務先が長野にしろ諏訪にしろ住居のある松本から通っていたが、有料区間のある国道254号を使っての上田通いはさすがに厳しいだろう。
もう一人の注目人物で、例外措置で30歳で主任になったY氏は災害で混乱を極めているとされる諏訪建設事務所への異動が決まっている。
なお、代表監査委員だった丸山氏が、県が与えた公用携帯電話を私物化していたことが県議会で発覚し、辞任に追い込まれた。
その際に丸山氏は、
田中色の排除だ
というようなことを述べていたが、この丸山氏の言葉じたいが代表監査委員を勤めていた丸山氏の勤務実態を示している。
政権交代が起こったのだから田中色の排除は当然起こりうるものだろうが、丸山氏が排除されたのはそれ以前の監査委員としての質や適性の問題であり、いわば公費盗人の分際でありながら、公職辞任の理由に政治闘争をこじつけるのは文字通り盗人猛々しいとしか言いようが無い。
http://blog.goo.ne.jp/sonatinet/e/b44adbdf81cdf7ce9347cda4148244e1
12月4日朝の市民タイムス記事http://www.shimintimes.co.jp/
■12月4日(月)
松本の野崎さん一家 3世代で施設慰問4年目
松本市出川町の県職員・野崎真さん(44)一家は三世代六人そろって福祉施設への慰問を続けて4年目になる。
ピアノ、歌、詩吟などの得意分野を生かしてお年寄りたちと一緒に歌ったり、おしゃべりしたりする自然体の交流が好評だ。
仕事柄、単身赴任が多い野崎さんは
「家族で一つのことに取り組む貴重な時間をいただいている」
と謙虚な気持ちで、今後も奉仕を続ける考えだ。
2006年12月4日
県職員事情聴取後、逮捕! 元経営戦略局、田中前知事側近の東大卒
業者から現金受け取った疑いで県職員を任意聴取
この職員は先ほど逮捕された。
のちほど、詳報を─。
逮捕されたのは 野崎真容疑者(44)
田中前知事が退任直前に昇格させていた職員でもある。
広島ホームテレビ より収賄容疑で長野県職員逮捕 入札価格教え現金もらう
http://www.home-tv.co.jp/news/genre.php?j=%BC%D2%B2%F1&news_id=161204031
01年9月 土木部奈良井川改良事務所勤務時代に松本市内の業者に河川の護岸工事の積算価格を教える見返りに、220万円を受け取っていた疑い。
野崎容疑者は容疑を認めている。
ただし、これは百条委員会で告発されているものではない。いわば別件。
野崎容疑者は、これまでも警察の事情聴取に呼ばれていたが、ほとんどしゃべらなかったり、呼び出しにも応じないなど捜査に非協力的だったらしい。
数日前から、別件で職員の誰かが逮捕されるのではないかという噂が一部にあった。
しかし、その噂を聞いた人もそのときは、希望的観測がこめられたものではないか─と聞き流していたという。
今になってみれば噂は当たっていたことになる。
野崎容疑者は東大工学部卒で、今は解体されてない、経営戦略局に勤務し、田中前知事に重用されていた。
これまで公開していない、野崎容疑者が田中前知事とやりとりしたメールがあるのでこの後アップしたい。
意味深なのはこの記事だ。野崎容疑者がちょうど逮捕されるその日にこんな記事が松本地方のローカル紙に載っている。
はたしてこの新聞は逮捕を知っていたのだろうか、それともたまたまなのだろうか?
■12月4日(月)
松本の野崎さん一家 3世代で施設慰問4年目
http://www.shimintimes.co.jp/today.html
松本市出川町の県職員・野崎真さん(44)一家は三世代六人そろって福祉施設への慰問を続けて4年目になる。
ピアノ、歌、詩吟などの得意分野を生かしてお年寄りたちと一緒に歌ったり、おしゃべりしたりする自然体の交流が好評だ。
仕事柄、単身赴任が多い野崎さんは
「家族で一つのことに取り組む貴重な時間をいただいている」
と謙虚な気持ちで、今後も奉仕を続ける考えだ。
マスコミというのは逮捕されそうな人物がいると、あらかじめその人物を別件で取材することがある。
あなたは逮捕されそうだから写真を撮らせてください─というわけにはいかないので、別の口実をもうけて取材するわけだ。
よくあるのが政治家の場合。
逮捕が近いと分かると、「先生のこれまでの業績について教えてください」などと言いながら取材するのだ。
こういわれて断る政治家はいない。
自慢話ができると思って喜んで応じるが、取材するほうはそんな話はどっちでもい。
逮捕後、その政治家が得々と自慢話をしているところを写真入で書きたいだけ。
田中知事側近職員二人が、知事任期切れの日に昇格人事!
「口止め昇格人事」
2006年8月25日
Posted by tuigeki県職員、収賄容疑で聴取 県発注工事で業者から現金
http://www.shinmai.co.jp/news/20061204/KT061203FTI090015000022.htm
県の40代の課長級男性職員が、中信地方の土木部現地機関にいた2002年、県発注工事を受けた松本市内の業者から現金を受け取っていた疑いが強まり、県警捜査二課は4日朝、この職員に任意同行を求め、収賄容疑で事情聴取を始めた。
調べによると、業者は、この職員が土木部現地機関にいた01年ごろ、現地機関が発注した河川改修工事を受注。職員は翌年に、この工事に関連して業者から多額の現金を受け取った疑惑が持たれている。
業者は現在、営業していないという。
贈賄の容疑は既に時効(3年)が成立している。
県警は、授受されたとされる現金の趣旨に不正な点はなかったか、この前後に不自然な発注がなかったか、職員に職務権限があったかなどを調べているもようだ。
職員は、この現地機関から県経営戦略局(10月末で廃止)に異動し、11月から別の現地機関に移っている。
県会7会派の議員有志12人が3月、田中前県政時代に県会が設けた議会調査特別委員会(百条委員会)に関連し、前知事後援会元幹部の「働き掛け」記録文書をめぐって、田中前知事や県幹部職員2人を公用文書
毀棄 容疑で告発。県警はこれを受けた捜査の中で、別の県職員の収賄容疑に関する情報を得たとみられる。
at 20:44
野崎真氏逮捕
投稿者:伊那投稿日:2006/12/04(Mon) 22:41 No.113
とかく色々言われていた方でしたが、先ほど逮捕されたそうです。
清水保幸県議の日記でも何度か登場していた名前でした。
こんどの疑惑の真偽は分かりません。
ただ、百条委員会で追求された件については改めて本当のことを話していただきたいものです。
すでにのど奥につっかえている物(前知事)は権力者じゃないのですから。
Re: 野崎真氏逮捕
清水保幸2006/12/04(Mon) 23:42 No.114
捜査中の内容ですので、余計な事や想像では書けませんが、百条委員会から出た疑惑の捜査中にひょうたんからこまが出たという事ではないでしょうか。
まったく別件の野崎氏の個人的な犯罪だと受け止めています。
実は、夏ごろそんな噂を聞きましたが、私達には捜査権も証拠を集める能力もありませんので、何時の間にか忘れておりました。
最近、別件の話も耳に入っておりますので、ひょっとしたらそれも事実かも知れませんから、捜査の行くへを見守りたいと思っています。
改めて、伊那さんの言われる様に事実を語って頂ければと思います。
人間、心に隙を作ってはいけないと改めて自分自身を諌めております。
どんなに綺麗事を並べても、お金の誘惑に負けてはいけません。
この問題とは別に公文書毀棄では、別の逮捕者が出る可能性も有ると思っています。
本人が悪かったのか、トップに立つ人間が悪かったのか、あまりの出鱈目さに驚いています。
丸山代表監査委員といい、今回の野崎氏といい、更には公文書毀棄に絡んだ職員にしろ、こんな事が有って良いのだろうか。
証拠が無いだけで、疑惑は他にも有ります。
このことに触れ始めると、又、田中前知事の事を書かなくてはならないのでこのくらいにして置きます。
只、納得行かないのは、こういう人間を田中康夫氏は落選後の8月31日に、無理やり押し込みで昇格させているという事です。
任期最終日に、職員の昇格人事を発令する事も異常ですが、こういうことが明るみに出れば、この昇格人事が何を意味し何のご褒美なのか、疑いたく成ってしまいます。
更に、野崎氏は田中県政下に於いて、経営戦略局の土木政策担当として、土木・住宅・農政・林務、すべての公共事業を握っていたのです。
こういう人間に、権限を握らしていたという事が恐ろしくなる。
他に、ぞろぞろ出てこなければ良いのだが。
やはり、田中前知事の目は節穴だったという事が明らかに成ったという事ではないでしょうか。
Re: 野崎真氏逮捕
30代2006/12/07(Thu) 17:59 No.115
「最近、別件の話も耳に入っておりますので、…」
女子高生の色恋沙汰の噂話とは異なり,こういうことは本当に「火の無いところに煙はたたず」で実際にはまだまだあるのでしょう.
県民のひとりとしては一件でも多く明らかになって逮捕してほしいものです.
野崎氏逮捕
2006年12-04 22:27:46
野崎氏は今晩、積算価格を漏らした見返りに賄賂200万円超を受け取ったとする疑惑で逮捕された。
報道によると野崎氏は疑惑をおおむね認めているとのことだが、正直なところ未だに信じがたいうえ、細かな事情もまだ明らかにされていない。
そう思わざるを得ないのは、くどくなるが今回の疑惑の構成が太田多久治氏の冤罪の時と似ている所があるからだ。
ただ、それが事実であるならば、私腹を肥やしたものであれば勿論のこと、そうと疑われても已む無きものであったにしても、野崎氏には潔く法罰に服していただくと共に、県民へのせめての償いとして、百条委員会での野崎氏の証言がもたらしたモヤモヤな部分をすっきりとさせていただきたい。
http://blog.goo.ne.jp/sonatinet/e/20502f1fc02394f9174443b6c2e109a0
2006年12.04
遂に長野県も県職員が逮捕へ
4日 志昂会では12月定例会に向けて勉強会を始めた。今日は教育委員会・こども支援課から「認定こども園」について、危機管理局・消防課から「消防の広域化」について説明を受けた。それぞれ国の制度見直しにより、実情にあった課題整理に向けての制度改革であり事業推進は必要と思える課題だ。しかし今後のもって行き方には慎重な対応も必要であると感じた。
勉強会の後、志昂会総会を開催して地方自治法の改正に伴う会議規則等の改正について検討をした。議長の臨時会招集請求権など、今まで議会から要求してきた懸案事項を、全国都道府県議長会で議論され集約されてきた内容である。それぞれ詳細について再度個々で検討し意見を持ち寄る事とした。
総会最中にビッグニュースが飛び込んできた。「県職員収賄容疑で聴取・県発注工事で業者から現金」とのことであった。前から多少煙が出ていたが、ついに長野県も県職員が逮捕となり、100条委員会等で前県政の巧妙かつ欺瞞的な県政を質してきたが、ようやく火元に辿りついたのかなと思った。
詳しい事は次第に明らかになると思うが、田中県政時代に指摘されていても、曖昧な態度を示していた事が今表面に出ようとしている。
中途半端で終結させないで、しっかり最後まで納得できる結果を期待したいものである。
明日(5日)は島根県益田市へ行き、全国初の「穴あきダム」を調査視察をしてくる予定である。県下でも淺川など各地で検討されているので、しっかり調査をし現況調査をしてくるつもりである。
投稿日 2006.12.04
http://tosimitu.blog.ocn.ne.jp/katsudo/2006/12/post_8ed0.html
収賄容疑県職員逮捕 落札後にも便宜
県警前知事告発捜査が端緒
県職員の逮捕について陳謝する腰原副知事(左)、原土木部長(4日夜、県庁で)
県発注の河川改良工事をめぐり、受注業者から現金二百数十万円を受け取ったとして、東信会計センター工事検査幹(課長級)の野崎真容疑者(44)(佐久市野沢)が収賄容疑で逮捕された事件で、県警捜査2課と長野中央署は4日夜、県庁総務部や土木部を同容疑で捜索した。
県職員の汚職事件摘発と、県庁内の捜索は2002年の伊那建設事務所の贈収賄事件以来4年ぶりで、県庁内には再び大きな衝撃が走った。
県議有志が今年3月、田中康夫前知事を公文書
毀棄 容疑で告発したのを受け、県警が捜査する中で今回の端緒を入手したという。調べによると、野崎容疑者が贈賄側の土木建設会社(松本市)に積算価格を教えた工事は女鳥羽川の護岸工事。
11社が入札したこの工事で、この会社は4244万円の予定価格に対し、4200万円で落札。落札率は予定価格の98・9%という高率だった。
県警によると、野崎容疑者は予定価格を推測できる積算価格を業者に教えた上、落札後も、工期の延長などの便宜を図っていたという。
また、野崎容疑者に渡された現金が二百数十万円と、工事の規模に比して多いため、県警はほかにも便宜を図った工事がないかどうかを調べている。
県警は4日、閉庁後の午後8時前後に県庁や松本建設事務所(松本市)などを捜索した。
県庁では、捜査員は土木部河川課や総務部人事課に入り、関係書類を押収した。
■公共工事関連の政策調整を担当■
野崎容疑者は東大大学院工学系研究科を修了後、1987年に県庁に入った。
松本建設事務所などを経て2003年3月まで奈良井川改良事務所に勤務した後、当時の経営戦略局に異動し、公共工事関連の政策調整などを担当。
同局の廃止に伴い、今年11月に東信会計センター(佐久市)へ異動するまで、ダム計画が中止された浅川(長野市など)などの治水対策を調整する役目を担っていた。
野崎容疑者を知る県職員は「仕事ぶりはまじめだった」と話している。
野崎容疑者は福祉施設を慰問するボランティアを行ない、温厚な人柄で知られていた。
安曇野市の特別養護老人ホームには、2年以上前から月に1回、休日を使って慰問。ピアノを演奏し昔の歌を披露するなど、入居者を楽しませていた。
施設の責任者(76)は
「入居者は慰問をとても喜んでいた。信じられない。本当なら、非常に残念です」
と驚きを隠せない様子だった。
■「心からおわび」知事コメント■
腰原
愛正 副知事が4日、県庁で会見し、「県職員が収賄容疑で逮捕されたことは誠に遺憾であり、県民の皆さんには心からおわびを申し上げます」
と村井知事のコメントを代読した。
2006年12月5日
読売新聞
県職員を収賄で逮捕 県土木部など捜索
県発注工事の受注業者から現金を受け取ったとして、県警捜査2課と長野中央署に収賄の疑いで逮捕された、県東信会計センター工事検査幹、野崎真容疑者(44)=佐久市野沢。県によると、職員が収賄で摘発されたのは、入札予定価格に近い額を流す見返りに、業者からパソコンなどの提供を受けていた県係長が同罪に問われた平成14年12月以来。
二百数十万円という多額なわいろをベテラン職員が受けていたという衝撃的なニュースは、師走の県庁を揺らした。
同課などは同日夜、県庁の県土木部、松本土木事務所など9カ所を捜索した。
問題の入札は女鳥羽川の護岸工事に関するもので、4244万円の最低入札価格だったが、11社が応札。
贈賄側の業者が4200万円で落札していた。
わいろは現金で、奈良井川改良事務所で「1回払い」で受け取っていたという。
野崎容疑者は田中前県政時代に、県経営戦略局政策促進チームなどで浅川の治水問題などに取り組み、田中前知事が退任する8月31日、課長補佐級の主任企画員から課長級の技術幹に昇進。
異例の人事として話題になった。
11月からは、東信会計センター(佐久市)の工事検査幹を務めている。
今回の問題は、百条委員会の調査を経て行われた、田中前知事らに対する公文書毀棄罪での刑事告発を受け、関係者を調べている最中に浮上したという。
野崎容疑者はこの日、有給休暇を取っていた。
原悟志県土木部長は4日午後の取材に、
「詳しい状況が分からず、情報収集に努めている」
と答えた。
野崎容疑者を知る男性県職員は
「まじめな人で、疑惑を持たれること自体、信じられない気持ちだ」
と話している。
2006年12月5日 10:05
産経新聞
12月5日(火)
県職員、収賄容疑で逮捕 護岸工事で業者から250万円
県警捜査二課と長野中央署は4日、県松本建設事務所奈良井川改良事務所(松本市)発注の河川改修工事を受注した会社から2002年に現金約250万円を受け取ったとして収賄の疑いで、同日朝から任意で事情を聴いていた佐久市野沢、県会計局東信会計センターの工事検査幹、野崎真容疑者(44)を逮捕した。
容疑をおおむね認めているという。県警は同日夜、同事務所や長野市の県庁河川課など9カ所を家宅捜索、関係資料を押収した。
現金を提供した会社は現在、営業しておらず、贈賄容疑は時効(3年)が成立している。
調べによると、野崎容疑者は奈良井川改良事務所建設係主査だった2002年4月中旬、同事務所が01年9月に発注した「平成13年度国補住宅宅地基盤(広域基幹)工事」を指名競争入札で落札した松本市内の土木建設会社の幹部社員から、同事務所内で現金を受け取った疑い。
野崎容疑者は入札予定価格を推測させる積算価格を教え、業者側は落札後の工期延長などの便宜を受けたり、その後も同様に便宜を受けたりしたいとの趣旨で現金を渡した疑いがあるという。
任意の調べに、業者側の幹部社員は容疑を認めているという。
工事は女鳥羽川の護岸を整備する内容。
予定価格は4244万円で11社が応札し、この会社が4200万円(落札率98・96%)で落札した。
野崎容疑者は、同事務所を経て03年から今年10月末に廃止されるまで、県経営戦略局に在籍していた。県警は4日朝、出勤途中の野崎容疑者に任意同行を求め、事情を聴いていた。
収賄容疑で県職員が逮捕されたのは、入札予定価格に近い額を漏らした見返りに業者からパソコンなどを受け取ったとして土木部職員が逮捕された2002年12月のパソコン汚職事件以来。
12月5日(火)
現金授受前に設計変更 収賄容疑の県職員逮捕
県会計局東信会計センターの工事検査幹、野崎真容疑者(44)が、県松本建設事務所奈良井川改良事務所に勤務していた2002年に受注業者から現金を受けたとされる収賄容疑事件。
任意同行を求めた4日に逮捕となり、5日未明まで家宅捜索が続いた。
受注業者の関係者は、取材に対し、現金を渡したことを認めた。
県職員の間では「まじめな仕事ぶり」で知られる容疑者に、何があったのか。
収賄容疑に関連しているとみられる、県松本建設事務所奈良井川改良事務所が2001年度に発注した河川改修工事では、現金授受があったとされる02年4月の前月、工事の設計が変更され、事業費が約460万円増額されていた。県警は、この増額が贈収賄に関係しているか調べる。
松本建設事務所の工事調書などによると、工事は松本市の女鳥羽川改修の一環で、約140メートル区間で護岸を築造する内容。贈賄の業者は01年9月に4200万円でこの工事を落札した。02年3月に変更があり、完成期限が同月10日から同29日に延長。さらに同25日には2回目の変更で事業費が上積みされた。
02年度当時の同事務所職員などによると、野崎容疑者は女鳥羽川の改修工事を担当。設計や工事監督、事業費積算などを行っていたという。
当時の職員らによると、土木工事を変更する際、担当者が起案する例が多く、比較的小規模なものは事務所内での協議を経て行っているという。ただ、変更の際は事務所の監査担当者らがチェックし、完成検査も行うため、01年度の同事務所長は「いいかげんな設計変更はできないはずだった」とする。
野崎容疑者は大学院を修了し、1987年に県職員(技師)に採用された。
田中前知事時代の経営戦略局(廃止)では公共事業を担当。
前知事が退任した今年8月31日付で、課長級の「技術幹」に上がった。
02年度の同事務所長は野崎容疑者について「まじめに仕事に取り組んでいた」とし、「業者との関係が厳しく見られる中、現金授受があったとは信じられない」と話した。
2006年12月5日
【逮捕の職員】 百条委告発のキーマン 田中前知事の知恵袋 治水について新説展開も
10月末まで経営戦略局にいた、田中前知事の側近職員だった野崎真容疑者が逮捕された。
誰が書いてもたいしてかわらない、事件の概要はマスコミ記事で読んでいただくとして、私はマスコミが書かないことを書きたいと思う。
野崎容疑者の逮捕は突然だったし、意外でもあった。彼が百条委員会が告発していた一連の問題のキーマンであることは間違いないことだが、この時点で別件の逮捕というのは予想外だ。
今回の逮捕容疑は01年9月のもので、野崎容疑者がまだ経営戦略局に異動する、はるか前のものだった。野崎容疑者は大筋で容疑を認めている。そんなころから、そんなことをやっていたのか─と驚いた。
野崎容疑者は03年4月に奈良井川改良事務所の建設係主査から、経営戦略局に異動になった。これは当時メル友人事ではないかと話題になったもので、私は真相を探るべく異動してきたばかりの野崎職員にさっそく取材に行った。注目されている異動だったことは本人も自覚していて、「俺は何もしてない、メールなんか打っていない」と答えていたものだ。しかし、今にして思えば、怪しいものだった。いや、怪しいどころか、嘘をついていた可能性が高いと思わざるを得ない。
彼は野心があって、自ら志願して経営戦略局に異動するような手を打ったのではないだろうか。
彼は私の取材に積極的に答えてくれていた。土木部の技術系職員だったので、経営戦略局と土木部のつなぎ役のようなことをしていた。田中前知事が打ち出したダム構想の理論付けを彼がやっていたようだ。田中前知事の周りで、そういうことができるのは彼しかいなかった。
ダム問題について質問すると丁寧に答えてくれた。これからの治水のあり方について新しい考え方をレクチャーしてくれた。だがそれは、田中知事が会見やマスコミでしゃべっていることと酷似していた。その点をついて、田中康夫が言っていることはあんたが入れ知恵したことじゃないのか?と言うと、一拍おいて、そんなことはない、田中知事の考えだ─と言っていた。
庇っていたようにも思えるが、田中知事とふたりでダムについて語り合っているうちに一緒くたになった可能性はある。田中知事が思いつきで言ったことの裏づけを彼がしていたように思う。
問題はこの逮捕がさらに広がるかだが、それについては後ほど─。
*この記事は12/5 05:30ごろメルマガで配信したものです。
Posted by tuigekiat 10:13
※ 収賄容疑県職員逮捕 落札後にも便宜
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news001.htm
長野県警は選挙直後からずっと県庁の職員を引っ張って捜査の網を広げていまして、この職員は、田中に近かったという情報もあるのですが、これを端緒にして、もっと上に行きたいというのが、県警の目論見でしょうね。
宮崎の場合は、捜査を主導しているのは地検ではなく珍しく県警ですから、県警でもトップを引っ張れるという気概を長野県警にも見せて欲しいですよね。
県職員収賄:逮捕で県庁など家宅捜索 前知事告発で情報入手−−県警 /長野
県発注工事に絡み、受注業者に便宜を図る見返りに現金を受け取ったとして県職員、野崎真容疑者(44)が逮捕された事件で、県警は4日夜、県庁内など9カ所に家宅捜索に入った。
捜査の端緒は今年3月、県議会有志による公用文書等き棄容疑での田中康夫前知事の告発で、その過程で贈収賄の情報を入手していた。
野崎容疑者は87年に土木職で県職員に採用。松本建設事務所に配属され、00年に奈良井川改良事務所に異動した。
田中前知事の信頼は厚かったようで、03年4月には経営戦略局の政策促進チームに異動。
04年5月には企画員(係長級)に、05年10月には主任企画員(課長補佐級)に次々と昇任した。
さらに田中前知事は自身の退任が決まっているにもかかわらず、任期最終日の今年8月31日付で野崎容疑者を技術幹(課長級)に昇格させた。
県職労からは
<
「不信を招く行為」
などと批判されたが、田中前知事は
<
「公正明朗な人事」
と反論している。
県職員の一人は
<
「野崎容疑者は『田中派』と目され当分昇任が望めないので、田中前知事が配慮したのだろう」
と人事の裏側を推し量る。
野崎容疑者は村井知事の組織改変にあわせ、11月1日付で東信会計センターで工事検査幹に異動した。
同センターでは、佐久と上小地区管内の竣工検査や指導監査を担当。
同センター職員は、
「赴任したばかりで勤務状態は特別変わったところはない。きょうは家の事情ということで年休を取っていた。何があったかまったく分からない」
と困惑の様子。
県職員は
「誰からも好かれるいい人だった。あの人がこんな事件を起こすなんて誰も想像できなかっただろう」
。
【江連能弘、川崎桂吾、藤澤正和】◇知事コメント「厳正な処分を」
県職員の逮捕を受け、腰原愛正副知事が4日夜、休暇中の村井仁知事のコメントを発表。
「職員が収賄容疑で逮捕されたことは誠に遺憾。県民のみなさんには心からおわびを申し上げます。事実確認のうえ、厳正な処分をしていきたい」
と謝罪した。
毎日新聞2006年12月5日
野崎氏逮捕の翌日に思うこと
2006年12-05 22:09:32
野崎氏が逮捕されたことに関連して、報道などを通じて幾つかの情報が入っている。
野崎氏にお金を渡したとされる土建業者の名前は既に倒産したこともあるのか公表されていないが、松本市東部に会社を構えて今年の夏に倒産した所の名前が挙げられている。
その会社は他の業者に号令をかけることができるような地元の大手ではなく、いわゆる同和関係者として知られた会社であった。
野崎氏と受注業者との間に金銭の授受があったとされるのは、野崎氏が当時知事だった田中康夫氏の知遇を得てはいたものの、後の権力の座とはまだ無縁な頃だった。
野崎氏は奈良井川改良事務所勤務時代に自ら手を挙げて知事側近に加わったが、田中康夫氏と波長が合っているとの認識に基づいて、単純に肩書きや昇格目的でなく意欲で異動希望を出したのだと聞いている。
以前http://blog.goo.ne.jp/sonatinet/e/3c9c27e229fc11e84caabe7cf9f21691に触れたように、野崎氏が人事面で常識外の昇進をするようになったのは百条委員会開催以降のことであり、それまでは嫉妬の目で見るものはいても、猜疑の目で彼を見る人はいなかっただろう。
また当時、土木部出身で田中康夫氏のそばに仕えていた猿田氏が知事の小間使いと組織間の調整に苦労していたのを見て知っていた土木部職員はその職務を忌避していた面があり、一方で当時の野崎氏はそれを見ながら、仲間内の席で自分ならこうやるのにと意欲的に語っていたという。
知事の側近となってからの野崎氏の調整の巧みさは定評があったが、その頃の思いが開花したものかもしれない。
それらの状況から見るに、野崎氏が奈良井川改良事務所勤務時代に受注業者から200万円以上のお金を賄賂として職場で現金で受け取り、しかも今日の信濃毎日新聞夕刊で報じたような名前入りの領収書を残していたとすることに、突拍子のような不可解さ、不自然さを感じざるを得ない。
それはあたかも、昨日まで元気溌剌でピンピンとして数ヶ月後の遊びのスケジュールまで立てていた人が今日になって突然自殺したというような不可解さである。
かつての橋本元首相の一億円領収書問題を見ても分かるように、企業が賄賂として領収書を残すような経理をすることは考えづらく、おまけに衆目のある中で賄賂の現金を収受というのも考えづらい。
因みに野崎氏が所属していた奈良井川改良事務所の建設係は、松本合同庁舎4階のエレベーターホールから丸見えのところに座席がある。
田中県政後期の野崎氏であればまだしも、まだ出先機関の一主査でしかなかった野崎氏に業者が取り入ったところで、得られるものはたかが知れている。
出先機関の一主査で出来ることは、それこそ積算価格の漏洩程度でしかなく、入札業者の選定会議にすら加われないのだ。
価格の漏洩は大きな罪だが、漏洩したから即受注できるわけでもなく、増してその業者だと比定される会社は他の会社を仕切るようなところでもない。
報道でも出ているように、その情報を得るためだけに200万超の賄賂を贈るのは全く割に合わないのだ。
落札額が高いという話も出ている。一部の自称市民派弁護士が
「落札率が90%を超える落札は談合だ」
と吹聴するなどして、落札額と談合とを安直に結びつける風潮を一時煽っていた。
その弁護士は知事である田中康夫氏と親しく、知事周辺の公用車入札あるいは下水道公社入札が100%近い落札率であったことに関しては口を噤んでしまったのだが、それは別の話。
長野県入札においては採算度外視と批判されるほどに落札額が低下したダンピング横行後にも談合が発覚している。
その主張に感覚的に頷きたくなるのは分かるが、落札額の高低と談合との因果関係が明確に示されているわけでもない。
別の角度から見てみる。
公表された内容によると、野崎氏はその業者との仕事で当初契約額から約400万円を増やす変更契約を結んでいるとされ、あたかもそれが金銭収受と相関性があるように報じられているが、4000万円を超えるような国庫補助工事の設計変更は一担当の権限だけでできるものではない。
工事の設計変更を行うには、途中で設計書審査があり、変更理由の妥当性に始まって、使用積算単価が適正かどうかなど、細部にわたり監査担当・上司・工事事務・出納のチェックを経なければならない。
そして当然のことながら、発注内容に合致しているかどうかの竣工検査があり、金額が大きいために工事の途中では指導監査・中間検査も行われているはずである。
もし設計変更に問題があったとするならば、設計積算をした野崎氏だけでなく、直属上司の係長、次長、そして松本建設事務所長、技術管理室付けの検査担当専門員、松本地方事務所の出納員の最低5人も同罪に問われて然るべきものである。
一職員の私利私欲のためにそれらの監視をすべて逃れてくぐり抜けることは年度末等のドタバタでもない限り不可能といってよい。
増して、その工事は知事であった田中康夫氏にも賞賛された工事であるから、注目度はひとしおであったはずだ。
報道の取材に対して、その業者は金銭授受は認めたものの賄賂ではないと主張しているようだが、もしそれが賄賂であったとするならば、切れ者であり気配りと調整能力に優れた手腕を発揮した野崎氏の采配にしてはあまりにも稚拙に過ぎる。
5日現在で公表されている情報だけで集約する限り、それを賄賂だと認定するのは無理筋なところがある。
とはいえ、野崎氏も業者も金銭の授受じたいはほぼ認めているとのことであり、賄賂じゃなければ何なのかというと、こればかりは野崎氏本人あるいは報道取材に対して賄賂性を否定した業者の証言を待つしかない。
野崎氏逮捕に関する現在の報道の多くは長野県警の大本営発表と関係者の感想ばかりであり、新たな事実はまだこれから出てくるであろう。
今後百条委員会関連の捜査も残っていることであるし、県警におかれてはくれぐれも、事件解明への捜査を慎重に進めていただきたいと思う。
また県内報道機関も無闇に煽るのでなく、事実解明につながる報道をしてもらいたい。
http://blog.goo.ne.jp/sonatinet/e/a993f7ae6e6e03b27097fc3cb816e16b
2006年12月6日
※ 現金授受前に設計変更 収賄容疑の県職員逮捕
http://www.shinmai.co.jp/news/20061205/KT061204FTI090034000022.htm
この事件は、まだほんの端緒ですよね。
この人は、田中が県庁を去る時に、批判を浴びながらも昇進させた二人の職員のうちの一人らしいけれど。
当時は体の良い口封じだと言われた。
長野県警はいきなりそのひとりを引っ張ったわけで、これは田中康夫というピラミッドの頂点に辿りつくために、底辺からじゃなく、いきなり七合目辺りに手を付けたようなものですよ。
県警が何処までやる気なのか見物ですね。
>田中康夫側近逮捕
逮捕されたのは田中康夫の第二期で重用された土木技術職員で、田中と個人的にも親しく、百条委員会で田中康夫に有利な証言をしてその見返りに昇格し、田中康夫退任の日付で更に昇格をしたことで叩かれていた人物。
ただ、この逮捕も何かおかしいという点が出ていて、金に困っての犯行だというマスゴミ論調つか県警の公表内容もどうも怪しいらしい。
同じような手口で長野県警は過去に、河野義行氏やパソコン問題など冤罪を引き起こしているから、今の時点でこの職員が罪を犯したのかどうかは判断しがたい。
Posted by 時をかける名無しさんat 2006年12月6日 23:00
2006年12.04
県職員収賄容疑で取り調べ
奈良井川の改良事務所に勤務していた課長級職員が収賄容疑で取り調べられています。
田中前知事が脱ダム、公共事業の透明性を高めるため入札制度の改革を進めた中で行われた収賄事件ですから、大変興味をもって成り行きを注目しています。
田中知事が公共事業を軒並み切り捨て、縮小している中 奈良井川での改修工事事務所に派遣された容疑者はこの功績を評価されたのでしょう…
その後経営戦略局へ異動し、課長級職員となります。
40歳ほどでの昇進ですから、なにか特別な功績があったと考えられます。
それが、今回の贈収賄事件と関連しているとしたら‥‥
改めて、田中県政がいかに悪政だったか つまびらか(田中知事がよく言っていたフレーズ)にしてほしいです。
最終更新日 2006.12.06 18:34:57
野崎氏逮捕に関する報道
2006年12-07 00:00:29
野崎氏の存在が特別なものであったこともあり、また県職員の贈収賄疑惑による逮捕という大きなニュースでもあり、連日で報道を賑わしている。
ただ、今日の報道を見ていて疑問だったのは、実は問題でもなんでもないことを、さも問題であったかのように印象付けて報じる姿勢であった。
一つ例を挙げる。
県職員収賄:契約後、工期2度延長 設計額引き上げも−−容疑者送検 /長野
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061206-00000001-mailo-l20
◇容疑者送検、動機追及へ
県発注工事に絡み、受注業者に便宜を図る見返りに現金を受け取ったとして県職員が逮捕された事件で、贈賄側の業者が落札した護岸工事は、契約後に2度にわたって、工期の延長や設計額の増額が行われていたことが、5日までに分かった。
県警捜査2課と長野中央署は同日、逮捕された県会計局東信会計センター工事検査幹、野崎真容疑者(44)を収賄容疑で送検。動機などを追及する。
◆463万円増額
県松本建設事務所によると、松本市内の護岸工事の指名競争入札には11社が参加。
2回目の入札で、予定価格約4456万円に対し、職員に現金を贈った業者が落札率約99%の4410万円で落札し、01年9月に契約した。
県警の調べで、業者が職員に現金を渡したのは02年4月中旬とされるが、当初、166日間だった工期が02年3月初めには19日間延長され、同月末には事業費が約463万円増額され、工期もさらに42日間延長されていた。
野崎容疑者はこの工事の監督員だった。
同事務所奈良井川改良事務所によると、設計変更は必要に応じて行うことがあるが、設計書は県警の家宅捜索で押収され、確認が出来ないという。
県警は4日夜から、県庁や佐久市内の官舎などを家宅捜索を開始。5日は松本市出川にある野崎容疑者の自宅も捜索した。
◆家宅捜索5時間
野崎容疑者が勤務していた県松本建設事務所の捜索は4日午後8時15分ごろから始まった。
松本市島立の県松本合同庁舎に約15人の県警捜査員が到着すると、同事務所総務課や奈良井川改良事務所、古い資料が保管されている地下1階の倉庫まで捜索。
約5時間にわたって段ボール約20箱分の資料を押収した。
◇「脱ダム」を推進
◆厚かった信頼
野崎容疑者は、田中康夫前県政時代に土木関係のブレーンとして土木部と知事との調整を一手に引き受けていた。
当時の同僚は
<
「親分の意に沿う堅実な人で、田中さんからの信頼は厚かった」
と語る。
野崎容疑者は政策促進チームで公共事業を担当。
田中前知事の議会答弁の原稿や住民説明会などのあさつ文などを作成していたという。
現在、県が導入している「受注希望型競争入札制度」の作成にも参画。
「脱ダム」宣言後、ダム計画を中止した浅川などの治水対策を検討していた「治水・利水推進チーム」も兼務し、脱ダムの実現に奮闘していたという。
住民の一人は
「県職員の中でも脱ダムをよく理解していた。田中知事も技術的なよりどころにしていたのではないか」
と話す。
一方で05年9月には、下水道工事に関する知事後援会幹部への働きかけ問題に端を発した県議会百条委員会に証人として出席。
野崎容疑者に質問した倉田竜彦県議は
<
「頭は切れるし、ソツのない答弁をしていた」
と振り返る。
当時、経営戦略局にいた県職員は
「これが氷山の一角でなければいいが……」
と表情を曇らせた。
◆4年ぶりの逮捕
県警が01年以降に摘発した贈収賄事件は今回で5件目。同容疑での県職員の逮捕は02年12月以来となる。
01年1月には、し尿処理会社に便宜を図る見返りに現金を受け取ったとして、松本市職員を収賄容疑で逮捕。
同年6月には、県信濃美術館と委託契約を結んでいた会社役員から契約継続の便宜を図る見返りに現金を受け取ったとして、元副館長を収賄容疑で逮捕した。
02年12月には、県伊那建設事務所の指名競争入札に絡み、入札予定価格漏えいの見返りにコンサルタント会社からパソコンなどを受け取ったとして同事務所の職員を逮捕。
03年8月には、松川村の廃棄物処理をめぐり、業者の事
業拡大などに便宜を図る見返りに現金を受けたとして前村議会議長を収賄容疑で逮捕している。
◆再発防止を指示
事件を受けて、県土木部は5日、県庁内で緊急の課長会議を開いた。原悟志土木部長は
「あってはならないことが起きた。
もう一度原点に立ち戻ってもらいたい」
と再発防止を指示した。
県は、これまで参加業者を指名せず、希望業者が郵送で参加する「受注希望型競争入札」や過度な価格競争に歯止めをかける「総合評価落札方式」などの入札改革を推進してきた。
しかし、今回の事件の発生の時期と前後するため、不正防止策とはならなかった。
土木政策課の小出五郎課長は
「もっと早くから改革に着手していれば、このような事態を防げたかもしれない」
と話していた。
上記は毎日新聞長野支局の記事であるが、タイトルの「契約後、工期2度延長、設計額引き上げも」とあるのがいかにもな表現になっている。
しかしこれは工事事務の実情を知る者にすれば事務手続き上頻繁に起こっている事柄である。
県に限らず官公庁の予算執行は年度単位となっていて、年度を跨ぐ執行の場合は一般に繰越と呼ばれる手続きが行われる。
県単独事業では年度繰越執行は滅多に行われないが、国庫補助事業の工事の場合は規模が大きくなるため、繰越は頻繁に行われている。
工事発注の場合、普通は年末頃に繰越の手続きを申請し、県の財政及び国の財務省に対しての繰越承認手続きを行う必要がある。
しかし予算配当等々様々な事情で発注が遅くなることがあり、その時には繰越承認も年明けへずれ込む。
そうした場合、最初の繰越承認を取っていないために年度を跨ぐ工事発注ができないことがあり、そういう時にはひとまず3月上旬までの工期設定で発注を行い、続いて3月末まで工期を延ばし、繰越承認が得られたのを確認した後、3月末に本来必要な時期まで工期を一気に延ばすという手続きが踏まれる。
また工事発注では必ずといっていいほど内容変更が生じるものだが、そうした変更も繰越で年度を跨いだ後では金額変更ができなくなり、それらを踏まえての金額変更手続きは工期変更とセットで行われる。
一見いかにも怪しそうなニュースタイトルも、実は平常で起こっている事柄であり、しかもこれは工事事務担当、出納業務関係者あるいは県庁土木政策課へ問い合わせれば分かることである。
尤もらしく印象操作を行うような真似を報道がすることは厳に慎むべきだ。
また野崎氏は10年以上前に県庁河川課勤務の経験があり、河川計画全般を担当していた。
また、その頃に現在の家に住まいを構えている。
田中康夫氏という知事のもとで彼なりの脱ダムの具体化を考えていたことは想像に難くないが、田中政権の中で出てきた愚策ともいえるいくつかの浅川代替案が野崎氏によって編み出されたというのは正直考え難い。
浅川の脱ダムについては改めて考慮したいと思う。
そして、一部で野崎氏が住宅ローンでお金に困っていたとの報道があったが、今更になって住宅ローンの話が出てくるのも実に奇怪である。
土木政策課長の
「もっと早くから改革に着手していれば」
との弁は、今回の疑惑になっている事柄に対する答えになっていない。
よしんば現在の疑惑が事実だったとしても、ここで問題なのは入札制度ではないのだ。
何が問題なのか、土木政策課長ともあろう立場でありながら全く理解していないのではないだろうか。
あるいはパソコン問題その他と同じで例のごとく、野崎氏という職員個人に全てを背負わせて問題の幕引きを図ろうとする魂胆なのか。
http://blog.goo.ne.jp/sonatinet/e/79dea8a2926c7f3350bb22f0af299673
2006年12月6日
12月県議会
先日の教育基本法の日記以来多くのみなさに書き込みを頂き誠にありがとうございました。
幾度もアップしようとしたのですが、考えがまとまらず書けませんでした。
この問題は重い問題なのですが、かといって政治家としての立場はきちっとしなければならない問題であり、順次書いていこうと思っています。
ともかく明日から12月県議会が始まります、任期4年の内最後から2番目の議会となります、補正の予算で大きな争点は無いのですが、知事の元秘書の雇用問題や土木部職員の不正問題などが取り上げられる事となると思います。
それはともかく今回の土木部職員の事件は100条委員会に関わっていた職員なのでよく知ってますが、「えっ」という感じで、驚きました。まあ驚愕の事実 と言う思いです。
というのは本人は至ってまじめな人物であり、ああいう事件を起こすような人物にはとうてい思えなかった、と言うのが率直な感想です。
しかしながら、100条委員会の場でもかなり突っ込んだ質問をしたのですが何かあるかな という気はしたのですが、やはりあったんですね。
この事件がこれだけで終わると思っている関係者は少ないようで、今後の展開が注目されます。
http://www.21styles.jp/adiary/diary1.cgi?id=next1&action=view&year=2006&month=12&day=6
2006年12月13日
田中前知事側近職員逮捕のウラ側を、独自情報で読み解く
田中前知事にもっとも信頼され、重用されていた野崎真職員の逮捕はあまりに意外で、わからないことが多い。
捜査はまだ緒についたばかりで今の時点で言えることは少ないのだが、それではこの追撃コラム読者はもの足りないだろうから、マスコミに先行していくつかの独自情報をお伝えする。
◆なぜ、田中知事をかばう証言をしたのか?
野崎職員は05年9月1日の百条委員会で田中前知事をかばう内容の証言をしている。
問題となっている県下水道公社が発注する工事の入札を、野崎は直前になって県下水道課に中止するよう指示しているのだが、これを
<
「自分の判断で入札を中止した方がいいと考え伝えた」
<
「中止しろという知事の指示はなかった」
と証言している。この証言が田中前知事の防波堤となっている。
このため野崎は警察にマークされ、結果的に逮捕につながったともいえる。
野崎は任意の事情聴取でも、素直にしゃべっていなかったようだ。
さっさと白状して、悪いのはあいつです─と言ってしまえば自分の身に災いが降りかかることもなかったかもしれないのに、なぜ野崎は誰かをかばうようなことをしたのだろうか。
二つのことが考えられる。
- 1−しらばっくれとおせると思った。
- 2−もっと悪いことをしていたので白状できなかった。
1について考えてみた。
田中前知事は結果的に落選したが、野崎が百条委で証言した当時、「田中落選」を予期した人はほとんどいなかった。
これは意外な盲点で、事件の渦中いる人からのサジェスチョンで私はこれに気づいた。
百条委が行われていた時点では田中康夫絶対有利で、対抗馬さえなかなか決まらない状況だった。
こういう状況の中で、証人たちはどんな証言をするのか考えてみることは真実追求に有意義だろう。
野崎はしらばっくれとおした方が得だと考えたのか?
2の可能性について考えてみる。
野崎は奈良井川改良事務所時代に250万円を建設業者から受け取っていたことが明らかになっている。
多額の借金があり、家のローンにも困っていたということだが、どうもそれだけではなくサラ金にも手を出していたのではないか─という話もある。
4200万円の工事に対して250万円を要求していたということだが、この額の意味するところはなにか。
収賄の相場というのも変だが、関係者に聞くとこの額は大きすぎるという。それだけ切羽詰まっていたことか?
いまのところ表ざたになっているのは一回だけだが、もっとあるかもしれない。
だとすると、なかなか警察の事情聴取でもうまく説明することができず、沈黙することが多くなったのではないだろうか。
==================
県庁に来てからはどうしていたのだろう。必要なものは必要だったのだろう。
入ってくるものがなくなったら困るのではないか。
代わりにどっかから得ていたということか?
入札を中止して得をするのは誰か?と考えると、知事後援会幹部の下水道業者が頭に思い浮かぶ。
この下水道業者は、県の下水道事業へ県内業者を参加させることを提案していた。それは実現した。
ところが、いざ入札という段になって、自分の会社に技術者が集まらなくて仕事を請けられない状態だった。
入札が行われれば、別の会社が落札してしまう。
そのとき入札が野崎の指示によって中止になった。
誰からの指示も受けていないと野崎は言っている。
中止にした理由は、談合があるという匿名の電話かメールがあった─という曖昧なものだ。
さあ、あなたはどう考える?
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
◆領収書に野崎がサインしたのはなぜ?
松本の並柳にあったT崎組(すでに倒産)という中堅の建設会社が野崎に金を渡したとされている。
この際、野崎が領収書にサインしていると報じられている。
そんな証拠になるようなことをなぜしたのか?と多くの人が首をかしげている。
これは金を持っていったのは社員なので、途中でねこばばされないためにしたことらしい。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
◆メールに見られる野崎と田中前知事の濃密な関係
「ダム無しでも金が掛かるんだ」と田中知事 メールで本音漏らす
2005年11月20日
ここに書いた記事で取り上げているメールは、この時点では一職員なので名前は伏せてあるが、実は野崎が田中知事(当時)に出したものだ。
これを見ると、野崎がいかに田中知事の近くにいて、田中県政に影響を与えていたかが分かろうというものだ。
◆逮捕当日、野崎家族記事が市民タイムスに載ったのは偶然
当ブログで12月4日に書いた下の記事だが、これはその後、偶然この日に掲載されたものであることがわかった。
田中前知事側近逮捕! 知事退職日に異例の昇進した職員
2006年12月4日
ペーパー版では、野崎家三代6人のカラー写真が名刺大で載っていたという。
書いたのは女性記者らしく、逮捕の日と重なったことで頭を抱えているらしい。
同紙には野崎家についての同様の記事がこれまでにも何度か載っているという。
ちなみに、同紙04年正月元旦号では田中知事が提唱した長野県の呼称を「信州」とする特ダネを書いている。
これは同社の社主が、当時膀胱炎の手術で入院中の田中知事に特別に病室に招かれて取材して書いたものだという。
同紙は松本市周辺で多くの人に読まれている。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
意味深なのはこの記事だ。野崎容疑者がちょうど逮捕されるその日にこんな記事が松本地方のローカル紙に載っている。
はたしてこの新聞は逮捕を知っていたのだろうか、それともたまたまなのだろうか?
Posted by tuigeki■12月4日(月)
松本の野崎さん一家 3世代で施設慰問4年目
http://www.shimintimes.co.jp/today.html
松本市出川町の県職員・野崎真さん(44)一家は三世代六人そろって福祉施設への慰問を続けて4年目になる。
ピアノ、歌、詩吟などの得意分野を生かしてお年寄りたちと一緒に歌ったり、おしゃべりしたりする自然体の交流が好評だ。
仕事柄、単身赴任が多い野崎さんは
「家族で一つのことに取り組む貴重な時間をいただいている」
と謙虚な気持ちで、今後も奉仕を続ける考えだ。
at 00:44
県職員を収賄で逮捕 県土木部など捜索
県発注工事の受注業者から現金を受け取ったとして、県警捜査2課と長野中央署に収賄の疑いで逮捕された、県東信会計センター工事検査幹、野崎真容疑者(44)=佐久市野沢。県によると、職員が収賄で摘発されたのは、入札予定価格に近い額を流す見返りに、業者からパソコンなどの提供を受けていた県係長が同罪に問われた平成14年12月以来。二百数十万円という多額なわいろをベテラン職員が受けていたという衝撃的なニュースは、師走の県庁を揺らした。
同課などは同日夜、県庁の県土木部、松本土木事務所など9カ所を捜索した。
問題の入札は女鳥羽川の護岸工事に関するもので、4244万円の最低入札価格だったが、11社が応札。贈賄側の業者が4200万円で落札していた。わいろは現金で、奈良井川改良事務所で「1回払い」で受け取っていたという。
野崎容疑者は田中前県政時代に、県経営戦略局政策促進チームなどで浅川の治水問題などに取り組み、田中前知事が退任する8月31日、課長補佐級の主任企画員から課長級の技術幹に昇進。異例の人事として話題になった。11月からは、東信会計センター(佐久市)の工事検査幹を務めている。
今回の問題は、百条委員会の調査を経て行われた、田中前知事らに対する公文書毀棄罪での刑事告発を受け、関係者を調べている最中に浮上したという。
野崎容疑者はこの日、有給休暇を取っていた。原悟志県土木部長は4日午後の取材に、「詳しい状況が分からず、情報収集に努めている」と答えた。野崎容疑者を知る男性県職員は「まじめな人で、疑惑を持たれること自体、信じられない気持ちだ」と話している。
2006年12月5日 10:05)
産経新聞
県職員逮捕 わいろ直前、事業費増額
県東信会計センターの工事検査幹、野崎真容疑者(44)=佐久市野沢=をめぐる収賄事件で、県松本建設事務所発注の護岸工事を落札した松本市内の業者から、野崎容疑者が現金を受け取る直前に、同工事の事業費が約460万円増額されていたことが5日、明らかになった。
当時行われた工事の資料によると、業者の契約額は4200万円、落札率は約98.96%で県が設定した予定価格にきわめて近かった。完成期限は平成14年3月10日だったが、期限9日前の同月1日になって、期限が同29日に延長された。さらに同25日になると、工事自体の設計が変更され、事業費が約460万円増額された。逮捕容疑となったわいろの受け渡しは、この直後の4月中旬に行われたとされる。
野崎容疑者は当時、松本建設事務所奈良井川改良事務所(松本市)の建設係主査で、この工事では監督員を務めていた。同建設事務所などによると、監督員は現場監督をする立場で、入札の積算価格を知る立場にあり、工期延長する場合には自ら書類を作成して上司の決裁を得るという。
県警捜査2課と長野中央署は、こうした増額が、わいろの支払いに関係していないかを調べている。
また、野崎容疑者に業者側から払われたわいろは、約250万円だったことが分かった。工事の規模と比較して多額に上っていることから、業者側が支払いを行った詳しい背景を調べている。
2006年12月6日 10:46)
産経新聞
県職員収賄事件 県庁で建設事務所長会議
県発注の公共工事をめぐり収賄容疑で県東信会計センター工事検査幹、野崎真容疑者(44)=佐久市野沢=が県警に逮捕されたことを受け、県は6日、緊急の建設事務所長会議を県庁で開き、再発防止への対応を協議した。
会議は非公開で行われたが、職員の倫理意識を高める研修の強化や、業者と県職員が密室で会うような環境を職場内でつくらないようにすることの重要性を指摘する声が相次いだという。
原悟志土木部長は冒頭のあいさつで、「県民の信用を著しく失うことになり残念だ。公務員倫理を根底からゆるがす問題。土木部全体が襟を正して職務を遂行し、県民の信頼回復できるように努めたい」と述べた。
◆ ◆
野崎真容疑者をめぐる収賄事件で、野崎容疑者が県警捜査2課などの調べに対し、
<
「自分から業者にわいろを要求した」
と供述していることが6日、分かった。
野崎容疑者は住宅ローンを抱えており、金に困っていたことが中心的な犯行動機となっているとみて、調べを進めている。
2006年12月7日 10:03)
産経新聞
奈良井川護岸工事収賄事件 8割超が「高落札率」
野崎容疑者が奈良井川改良事務所の建設係主査だった平成13年1月から15年3月までの2年余りに、同容疑者が監督員を務めた松本建設事務所発注工事の指名競争入札では、9割以上の工事の落札率が95%を超え、県があらかじめ設定した入札予定価格に極めて近い高落札率となっていたことが7日、分かった。
本紙の調べによると、県資料などで確認できた入札は31件で、当初の入札予定価格と契約額を税抜きベースで比較すると、28件が落札率95%を超えていた。98%を超える契約も9件あった。
積算価格がもらされるなど、収賄事件に関係したとされる護岸工事の入札日(13年9月21日)付近では、同日入札の護岸工事で落札率が97・65%となっているほか、同28日入札の奈良井川堰堤(えんてい)修繕工事が99・13%▽10月12日入札の三間沢川河川工事が97・80%▽10月19日入札の鎖川改修工事が98・06%−などとなっている。
2006年12月8日 05:05)
産経新聞
護岸工事で収賄 契約日に別の高落札工事
県松本建設事務所発注の護岸工事をめぐり、県東信会計センターの工事検査幹、野崎真容疑者(44)=佐久市野沢=が逮捕された収賄事件で、野崎容疑者が積算価格をもらしたとされる工事の入札日に、同容疑者が監督員を務める護岸工事の入札がもう1件行われ、97・65%の落札率で別の業者が落札していたことが7日、分かった。
同容疑者が監督員を務めた工事はほとんどが極めて高い落札率となっており、県警捜査2課と長野中央署は、こうした入札の実施にあたって不適切な経緯がなかったかを調べている。
当時の県の資料などによると、この工事は松本建設事務所が発注した女鳥羽川の護岸工事で、平成13年9月21日、指名競争入札方式で業者が選定され、同25日に契約された。応札業者は収賄事件に関係しているとされる工事と同じ11社で、別の業者が4000万円で落札。予定価格は4096万円だった。
この工事でも設計が途中で変更され、工期が最終的に3カ月以上延長されるとともに、契約額が408万円増額されていた。
野崎容疑者は、松本建設事務所奈良井川改良事務所で建設係主査を務めていた14年4月中旬、松本建設事務所が13年9月に発注した女鳥羽川の護岸工事を落札した松本市の業者から、入札予定価格が推測できる積算価格をもらしたり、工期延長などの計らいを受けた礼などの趣旨で、250万円を受け取った容疑で逮捕された。
この工事の落札率は98・96%。途中で工期が約2カ月延長され、契約額も441万円増額されていた。
2006年12月8日 05:05)
産経新聞
1000万円の借金…収賄の県職員を起訴
[12月25日(月)]
公共工事の入札にからんで業者から賄賂を受け取ったとして、収賄の疑いで逮捕された県職員が起訴されました。
収賄の罪で起訴されたのは県会計局東信会計センターの工事検査幹野崎・真被告(44)です。
起訴状などによりますと野崎被告は、松本建設事務所奈良井川改良事務所に勤務していた2002年4月、県発注の工事に関して請け負い業者に前もって入札価格の情報などを漏らすなど便宜を図りました。
そしてその見返りとして現金250万円を自ら要求し、受け取ったとされています。
野崎被告は起訴事実を認めているということです。
野崎被告は消費者金融や住宅ローンなどあわせて1000万円を超える借金があり、受け取った現金は主に消費者金融の返済にあてていたということです。
ABN長野朝日放送
2006年12月25日
田中前知事側近職員が逮捕前に気にしたナゾの匿名ブログ
県職員か?内部事情に詳しすぎる
信州ななめよみ
これは12月4日に逮捕された田中前知事の側近、野崎真職員が
「俺のことが書いてある。誰が書いているのだろう」
と気にしていたブログだ。
消される可能性があるので、必要な方はとりあえず保存したほうがいい。
匿名ブログだが、内容から土木部系技術職員が書いたものらしいことがわかる。
職員でなければわからない県庁内の人事や昇進の話などが細かく書かれている。
このブログを野崎が気にしていて、私に二度、上のように聞いたことがある。
一度目は一年ぐらい前だったと思う。
私はこのブログを数度見たことがある程度だった。誰が書いているかなど知らなかった。
匿名で、どこの誰とも分からないものが書いているものを気にする必要はない─と思ってそう野崎にも言った。
その後一応のぞいてみたが、確かに野崎のことが書いてあったが、そうたいしたことではなかった。
県庁内の事情に詳しそうなので、県職員かOBかと思った。ブログにメールアドレスが表示してあったので、メールを出したが返事はなかった。
ということは怪しい奴─と思ってそのまま忘れていた。
数ヵ月後のぞいたら、メールアドレスはいつの間にかなくなっていた。
私がメールしたので削除したのか?
二度目は今年の10月中ごろ、私が県庁内を歩いているとき、野崎が私を追いかけるようにしてきて、再びこのブログについて聞いた。
県職員への事情聴取が盛んに行われているころだ。前のときより切迫感があった。
「あのブログだけど、誰が書いているのだろう」
困惑と怒りが入り混じっていた。
無意味な同じ質問を、間は空いていたが二度繰り返すのは賢いことではない。
野崎らしくないな、と思った。
それでもしなくてはいられなかったのだろうか。奇妙な出来事として私の記憶に残った。
──で、そのまま忘れていたが、野崎が逮捕されてから考えてみるに、このブログに逮捕にかかわる旧悪のようなことが何か書かれているのではないか。そのため気にしていたのではないか─と思って見てみたのだが、どうもそれらしいことは書かれていない。
このブログにはこんな記述もあり、内部事情に詳しいことがわかる。
<因みに野崎氏が所属していた奈良井川改良事務所の建設係は、松本合同庁舎4階のエレベーターホールから丸見えのところに座席がある。>
ほかに野崎に関して、こんなことも書かれている。真偽のほどは不明だ。
<酒が原因でアレルギー持ちになったことがあるが、人づきあいは非常に良く、聡明かつ温和な人柄で、知己も多い。土木部の幹部候補生だとする人もいる。>
野崎についてこんなことも書いているので、まったく知らない仲でもなさそうだ。
<どこかで一緒に飲む機会があれば彼に今度の人事に関する思いを聞いてみたい。>
上の記述がどこに書いてあるかいちいちURLをつけなかった。
上の部分を同ブログ上に見つけるのは簡単で、同ブログ左側サイドバーの一番下にある[SEARCH]欄に、検索したい任意の言葉を入れればすぐに表示される。
─ブログ主の人物像─
野崎についてもしばしば書いているが、私が見る限りでは、今回の収賄逮捕に関係があるようなことは書かれていないようだ。
ただし、書いていないだけで知っている可能性はある。
ブログ主は野崎が気にしていたなんてことは知らないでいる。
メールアドレスでもあればわかったかも知れないが─。
野崎は、内部事情に詳しい人物がブログでいろいろ書いてるので、そのうち自分にとって都合が悪いことが書かれるのではないか─と危惧していたのかもしれない。
これだけ詳しく書いていれば、周囲のものには誰が書いているかわかるのではないか。歴史ものに興味があるようだ。天皇の皇位継承問題に関連して詳しい記述がある。
漫画やコミックについての造詣もあるようだ。
弘兼憲史の『加治隆介の議』なんてものについても書いてある。私もコミックはよく読むが、私の年代では弘兼憲史といえば『課長島耕作』であり『加治隆介の議』なんてのは聞いたことがない。『加治隆介の議』は『課長島耕作』の後に書かれたものであるようなので、私よりちょっと若い年代、50歳ぐらいか?
文章はなかなか達者だ。県職員でこれだけ書けるものはそうはいないはずだ。最初、ご同業かと思ったくらいだが、しばらく読んでそうではないとわかった。ご同業特有の用字でないところが何ヵ所かあったからだ。
何人かの職員にこのブログのことを聞いてみたが、知っているものはほとんどいなかった。知っているものでも、何度か見たことがある─というぐらいでそれほど関心を持ってなかった。
だが、収賄で逮捕された田中前知事側近職員が気にしていたブログとなれば多くの人の注目を浴びるはずだ。今ごろ、このブログへのアクセスはかつてないほど多くなっているだろう。
多分、県職員のブログ主は今ごろ焦っているに違いない。だが、あわててブログを消さない方がいい。このブログは証拠物件でもある。逮捕された職員が気にしていたのだから。へたに消すと証拠隠滅ということになって厄介だ。関係者でなければわからないことがここには書かれているかもしれない。
何か心あたりがある方はご一報を─。
Posted by tuigekiat 08:20
1000万円の借金…収賄の県職員を起訴
12月25日(月)
公共工事の入札にからんで業者から賄賂を受け取ったとして、収賄の疑いで逮捕された県職員が起訴されました。
収賄の罪で起訴されたのは県会計局東信会計センターの工事検査幹野崎・真被告(44)です。
起訴状などによりますと野崎被告は、松本建設事務所奈良井川改良事務所に勤務していた2002年4月、県発注の工事に関して請け負い業者に前もって入札価格の情報などを漏らすなど便宜を図りました。
そしてその見返りとして現金250万円を自ら要求し、受け取ったとされています。
野崎被告は起訴事実を認めているということです。
野崎被告は消費者金融や住宅ローンなどあわせて1000万円を超える借金があり、受け取った現金は主に消費者金融の返済にあてていたということです。
ABN長野朝日放送
県職員収賄:地検、県職員を起訴 消費者金融の返済に /長野
県発注工事に絡む収賄事件で、長野地検は25日、県会計局東信会計センター工事検査幹、野崎真容疑者(44)を収賄罪で起訴した。
起訴状などによると、野崎被告は県松本建設事務所の出先機関「県奈良井川改良事務所」の建設係主査として工事の設計や監督などをしていた02年4月16日、松本建設事務所発注の女鳥羽川護岸整備工事を受注した松本市内の建設会社の幹部から、積算価格などを教えるなどした見返りに250万円を受け取った。
これまでの調べで、野崎被告は1000万円を超す借金があり、受け取った金のほとんどを消費者金融への返済に充てたという。積算価格は入札前の01年9月、業者の求めに対して教えたと説明。金は被告から要求し、奈良井川建設事務所内で勤務中、封筒に入れた現金を受け取り、領収書を渡していたという。業者側(時効成立)はこの入札だけでなく、その後も同事務所発注工事で有利な取り計らいを受けようとして現金を渡したと話しているという。
【江連能弘】 毎日新聞2006年12月26日
汚職の県職員を起訴
2006年12月26日
県発注の公共事業に絡む収賄事件で、長野地検は25日、佐久市野沢、県東信会計センター工事検査幹の野崎真容疑者(44)を収賄罪で起訴した。
起訴事実について認めているという。地検によると、業者から受け取った現金250万円は、野崎容疑者自身が要求した額だった。
起訴状などによると、野崎容疑者は奈良井川改良事務所の建設係主査だったころ、01年9月に指名競争入札が行われた女鳥羽川護岸工事の積算価格などを松本市の業者に教え、その見返りなどと知りながら02年4月16日、事務所で勤務時間中に250万円を受け取ったとされる。
調べによると、01年9月の入札前、参加業者間の「調整」で事前に受注が決まっていたこの業者が野崎容疑者と接触。積算価格などの教示を受けた。野崎容疑者は02年3月ごろ、この業者に250万円を要求したという。住宅ローンや交際費のため、複数の消費者金融に計1千万円以上の借金があり、受け取った金はその返済や生活費に充てていたという。
朝日新聞
収賄の県職員 公金詐欺で再逮捕 虚偽の設計書を作成
県松本建設事務所が発注した河川公共工事にからみ、架空の工事を盛り込んだ虚偽の設計書を作成して、県から約180万円をだまし取ったとして、県警捜査二課と長野中央署は24日、県会計局付職員、野崎真被告(44)=収賄の罪で起訴済み=を再逮捕した。
調べによると、野崎容疑者は、平成14年11月末に行われた松本市の田川の川底の土砂を取り除く河川維持工事の入札で、川岸付近に階段を設置するとした架空の工事を上乗せした設計書を作成。
指名競争入札で工事を落札した松本市内の建設会社A社に工事請負代金の前払金として、県から二百数十万円を支払わせた。
その上で15年1月下旬、A社が受け取った前払い金のうち約180万円を、別の建設会社B社の役員に仲介させて、だまし取った疑い。
野崎容疑者は、A社に対して、工事の設計書にB社が行った工事の代金が入っているなどと説明し、その分を
<
「B社に渡してほしい」
と指示。
一方、B社に対しては、
<
「A社に連絡して、自分のところに(金を)持ってきてほしい」
と指示し、金をだまし取ったという。
県警は、両社は野崎容疑者と共犯関係になく、利用されただけとみている。
当時、野崎容疑者は、同建設事務所の奈良井川改良事務所建設係主査で、河川事業の調査設計、監督などを担当。
虚偽の設計書に基づいて発注された工事の落札率は約97%で、落札価格は約600万円だったという。
野崎容疑者は、県発注の別の河川改修工事をめぐり、松本市内の土木建設会社から現金250万円をわいろとして受け取ったとして、収賄の罪で起訴されている。
(2007/01/25 03:56)
産経新聞
県職員汚職の野崎被告 架空工事で180万還流容疑で再逮捕
贈賄業者らをだまし利用
詐欺事件の舞台となった松本市庄内の田川
県発注工事を巡り、県会計局付職員(課長級)の野崎真被告(44)(収賄罪で起訴、休職中)が、架空の工事を含む実施設計書を作成し、工事代金の水増し分約180万円を業者2社を通じて還流させた疑いが強まり、県警捜査2課などは24日、野崎被告を詐欺容疑で再逮捕した。
業者のうち1社は、収賄事件で時効のため立件されなかった贈賄側業者だった。
県警は、両業者とも詐欺事件の共犯ではなく、野崎被告が癒着関係にあった贈賄業者もだまして利用したとみている。
調べによると、野崎被告は県奈良井川改良事務所(松本市)に勤務していた2002年11月末、松本市を流れる田川の土砂を除去する工事の入札の際に、架空の階段取り付け工事を盛り込んだ虚偽の実施設計書を作成。
落札業者(同市)に、
<
「別の業者(同市内の贈賄業者)が終えた階段工事の代金が未払いなので、その分を盛り込む。この業者に渡して欲しい」
などと虚偽の説明をした上、贈賄業者を通じて水増し分を県からだまし取った疑い。
調べに対し、容疑をおおむね認めているという。
落札業者から現金を受け取った贈賄業者に対しては
<
「別の予算にあてる」
などと、やはり虚偽の説明をして自分に還流させた。
県警に対し、両業者は
「県の役人の言うことを断れば、不利になると思った」
などと話しているという。
落札業者は、読売新聞の取材に対し、
「『(贈賄業者に)渡してくれ』と野崎被告に言われたから渡しただけ。(詐欺と)分かっていれば引き受けなかった。自分たちも被害者」
と語った。
県警は昨年12月、業者から約250万円のわいろを受け取ったとして、野崎被告を収賄容疑で逮捕。
その後の捜査で、今回の詐欺容疑も浮上した。
野崎被告が職権を利用して得た不正利益は、合わせて約430万円に上る。
2007年1月25日
読売新聞
県職員収賄:詐欺容疑で再逮捕 県工事、架空内容で180万円 /長野
県発注工事に絡む収賄事件で逮捕、起訴された県職員が、別の工事で架空内容を盛り込んだ設計書を作って発注し、上乗せした公金を受注業者を通じてだまし取ったとして、県警捜査2課と長野中央署は24日、佐久市野沢、県課長級職員、野崎真容疑者(44)=休職中、収賄罪で既に起訴=を詐欺容疑で再逮捕した。
調べでは、野崎容疑者は県奈良井川改良事務所の建設係主査だった03年1月下旬、架空内容が盛り込まれて代金が上乗せされた工事をめぐり、県が前払い金として受注業者に支出した金から、現金約180万円をだまし取った疑い。容疑は大筋で認めているという。
工事は、松本市内の田川から土砂を除去するもので、県松本建設事務所が発注。
事業を監督する立場だった野崎容疑者は、河川に階段を設けるという架空の内容を設計書に盛り込み、本来の価格より百数十万円を上乗せした。
02年11月末の指名競争入札には9社が参加し、松本市内の業者が落札率約97%の約600万円で落札した。
野崎容疑者は受注業者に
<
「設計書には、すでに別業者が行った工事代金の一部が入っている。その分をその業者に払ってほしい」
と依頼。
架空工事を行ったことにした業者には
「受注業者には話をしている。金を受け取り私のところに持ってきてほしい」
と頼んだ。
同容疑者は県が受注業者に振り込んだ工事代金の前金約二百数十万円のうち約180万円を、受注業者の役員から別業者の役員を通じ、現金で受け取ったらしい。
現金受け渡しの仲介役となった業者は工事とは無関係だった。
この業者は
「県の役人の言うことを聞かないと、この先、不利な扱いを受けると思った」
と話しているという。
架空工事で盛り込まれた階段は、野崎容疑者が03年2月ごろ、請負契約を変更し、設計書から除いていた。
【江連能弘】 毎日新聞2007年1月25日
2007年01月28日
田中前知事 側近職員再逮捕【悪質な手口】──複雑だがお粗末
”架空”鉄製階段工事発注⇒業者挿み⇒県から180万円だまし取る
田中前知事の側近職員だった野崎真容疑者(44)=収賄罪で起訴、休職中=が再逮捕された。
容疑は、180万円の架空工事を発注し、県から工事代金をだました取った詐欺。
その手口は悪質で一見複雑だが、実はお粗末なものでもあった。
これを報じるマスコミ記事をざっと見たが、実にわかりにくい。よーく読まないと何のことかわからない。
そう思った人が多いと思うが、それはあなただけではないから安心していい。
こういったことに詳しい何人かの関係者に聞いたが、彼らも何度も記事を読み返し、首をかしげていた。
手間を省くため、マスコミ記事を読んでもらった前提での解説をここでは書く。
(その記事は下に別掲)
だまし取ったとされる「工事代金180万円」とは金額や、手口などから考えると、どうも河川の護岸に取り付けられる鉄製階段のことらしい。
マスコミ記事では階段とだけ書かれている。安易に警察発表を垂れ流すだけのマスコミの姿勢がここに表れている。
自ら事実を取材、発掘しようなどという気はサラサラないのだ。
野崎容疑者は、これを最初は取り付けるよう設計書に書き、その後つけなくてもいいと工事業者に言い、浮いた工事代金を本来なら県に返すべきところを、自分によこせと業者2社を使って詐取したということのようだ。
このうちの一社は、先の収賄事件で野崎に250万円を渡した容疑を持たれているT島組と思われる。
河川の護岸に取り付けられる階段には鉄製とコンクリート製のものがある。
コンクリート製は大掛かりになりがちで、簡単に取り止めたりするのは難しい。鉄製のものなら、もともと後から付けるものなので簡単だという。
金額的にもコンクリート製は高くつくが、鉄製ならこれぐらいの値段らしい。
この階段は親水階段といって河川の護岸に設置され、河川を巡回視察・整備したりする時などに使われる。
設計段階にはあっても、後で近隣住民などから
「子どもが河川に簡単に入り込めるようになるのは危険」
などの理由で付けられなくなることはあるという。
そもそも工事の変更はよくあることで、ないことの方が珍しい。そこに付け込んだともいえる。
前払い金制度を悪用したものではないかという見方がある。県の工事代金は工事が完成する前に、前払い金として約2〜4割の金が業者に払われる。
この金を野崎容疑者は、取り止めになった工事があるのだからその分は県に返せといって、間に気脈を通じた業者をカマせてだまし取ったようなのだ。
野崎容疑者が金を受け取った相手は業者だが、その金は県に返さなければならないものだから、返さないでいれば公金を詐取したことになる。
悪質といえば悪質だが、幼稚といえば幼稚だ。
間に入った業者は不審に思ったはずで、どうしてこんなことがまかり通って、いままでバレなかったのが不思議─というのが事情通の見方。
手口も複雑で、はっきり犯意が読み取れる。よっぽど金に困って、バレたときのことなど考えていなかったのではないだろうか。
野崎は業者に痛いところを掴まれていたわけで、そんな職員が知事の側近として副知事ばりの働きをしていたことに驚く。
野崎の弱みを握った業者はそれを使わなかったのだろうか。
NBS ニュースhttp://www.nbs-tv.co.jp/index.html
01月25日(木)
収賄の県職員を公金の詐欺容疑で再逮捕
上は再逮捕時の野崎容疑者の映像だが、不思議なことに12月5日の映像よりさらに明るい表情のように見える。
私が知っている野崎はいつも暗かったが、元々そういう性格だと思っていたのだが、こういう表情を見せることもあるのか─。
(この映像は元のホームページに掲載されてから一週間ほどで削除されるようだ)
逮捕されてホッとした表情の田中前知事側近職員
2006年12月28日
◆関連新聞記事◆↓ ←ここをクリック
公金詐欺の疑いで県職員を再逮捕 架空工事盛り発注
信毎1月24日(水)
http://www.shinmai.co.jp/news/20070124/KT070124FTI090001000022.htm
県警捜査2課と長野中央署は24日、県松本建設事務所発注の河川改修工事に絡んで、架空工事を設計書に盛りこんで県の公金約180万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで佐久市野沢、県会計局付、野崎真容疑者(44)=収賄罪で起訴済み=を再逮捕した。
容疑を認めているという。
県警などの調べによると、野崎容疑者は同建設事務所奈良井川改良事務所建設係主査だった2002年11月末、松本市田川の土砂を取り除く県単河川維持工事で、架空の階段工事を盛りこんだ設計書を作成。03年1月下旬ごろ、指名競争入札で落札した松本市内のA社に県が前払いした代金233万円のうち、約180万円を別の松本市内のB社役員に仲介させる形でだまし取った疑い。
野崎容疑者は代金前払い後、A社役員に対し
「既にB社が終えた工事代金が設計書に入っていた。その分はB社に払ってほしい」
と指示。
B社役員には
「A社役員と連絡をとって、私の所に持ってきてほしい」
と指示したという。
県警は野崎容疑者に利用されただけで、共犯関係にはないとみている。
工事は、松本市内の田川の土砂を取り除く河床整理工事で、実際には階段は設置されなかった。
入札には9社が応じ、落札額は580万円余(落札率97・5%)。B社は指名されなかった。
県土木部によると、野崎容疑者はその後、階段工事を取りやめ、河床の土砂を取り除く工事を増やすことを提案。
階段工事分を差し引いたうえで追加代金を業者側に支払ったため、
「野崎容疑者への還流は確認できなかった」
(土木政策課)
としている。
当時の松本建設事務所長(63)は
「完成検査は野崎容疑者と別の部署の職員が行い、設計書通りの完成を確認していた。詐欺を見抜くことは難しかった」
としている。
野崎容疑者は、県が発注した市内の女鳥羽川の護岸工事に絡んで業者から現金250万円をわいろとして受け取ったとして、収賄罪で逮捕、起訴されている。
同容疑者には多額の借金があったことが分かっており、県警は動機や使途を追及する。
県職員収賄:詐欺容疑で再逮捕 県工事、架空内容で180万円 /長野
毎日http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagano/archive/news/2007/01/25/20070125ddlk20040162000c.html
Posted by tuigeki公金詐欺容疑で再逮捕 収賄事件の県職員
朝日2007年01月25日
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000000701250003
at 11:39
河川改修工事汚職の県職員 初公判で起訴事実認める
1月29日(月)
県松本建設事務所(松本市)発注の河川改修工事を受注した土木建設会社からわいろとして現金250万円を受け取ったとして収賄罪に問われた佐久市野沢、県会計局付、野崎真被告(44)の初公判が29日午後、長野地裁(土屋靖之裁判官)であった。
野崎被告は
<
「まったく間違いはありません」
と起訴事実を認めた。
さらに、県民や県職員へのおわびの言葉を述べた後、傍聴席に向かって頭を下げた。
起訴状によると、野崎被告は県松本建設事務所奈良井川改良事務所建設係主査だった2002年4月16日、当時松本市内で営業していた土木建設会社の取締役から、同改良事務所内で現金250万円をわいろとして受け取った。
会社の贈賄罪は時効(3年)が成立している。
この土木建設会社は、松本建設事務所が01年9月に発注した女鳥羽川の護岸を整備する「平成13年度国補住宅宅地基盤(広域基幹)工事」を指名競争入札により4200万円(落札率98・96%)で落札。
この工事の設計、監督を担当した野崎被告は、わいろが積算価格教示などの便宜供与への謝礼であり、将来も便宜を受けたい趣旨と知っていた。
これとは別に野崎被告は24日、松本建設事務所が02年11月末に発注した田川(松本市)の河川維持工事で、架空の階段工事を設計書に盛りこみ、03年1月下旬ごろ、業者を介して還流させる方法で県の公金約180万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで再逮捕されている。
県職員収賄:単価上乗せし業者に便宜 起訴事実認める−−地裁初公判 /長野
県発注工事に絡み、受注業者から現金を受け取ったとして収賄罪に問われた佐久市野沢、県課長級職員、野崎真被告(44)=休職中=の初公判が29日、長野地裁(土屋靖之裁判官)であった。
野崎被告は
<
「全く間違いありません」
と起訴事実を認めた。
検察側は野崎被告は入札前の01年9月、受注業者幹部に階段の単価を教えたほか、工事費を割り出す手掛かりとなる積算価格などを教えたと指摘。
落札後の同12月に工事の進ちょく率を実際よりも上げた工事代金積算書を作り、業者の年末の運転資金を援助したほか、02年3月には材料の単価を水増しして数十万円分を上乗せした変更設計書を作るなど、業者に便宜を図ったと指摘した。
組織的な関与の有無について、弁護人の今泉良隆弁護士は
「被告は個人的なことだと話している」
と述べた。
起訴状などによると、野崎被告は「県奈良井川改良事務所」の建設係主査として工事の設計や監督などをしていた02年4月16日、県松本建設事務所発注の女鳥羽川護岸整備工事を受注した松本市内の建設会社の幹部から、積算価格などを教えるなどした見返りに250万円を受け取った。
野崎被告は別の工事を巡り、架空内容を盛り込んだ設計書を作って発注し、上乗せした公金を受注業者を通じてだまし取ったとして詐欺容疑で再逮捕、送検されている。
【江連能弘、光田宗義、谷多由】◇「現金を要求しやすくて、口外されない業者選ぶ」−−冒頭陳述
検察側は冒頭陳述で
<
「野崎被告は現金を要求しやすく、口外されにくい業者を選んでいた」
と犯行状況を指摘した。
検察側は
<
「被告は複数の消費者金融の返済に追われていた」
とし、工事を受注した松本市の建設会社については、入札前に積算価格を教えたり、落札後は材料の単価を水増しした設計書を作るなど便宜を図っていたことから、
「現金を要求しやすいと考えた。業者幹部の人柄に照らして、口外されることもないだろうと計算した」
と述べた。
その上で02年4月上旬、同社幹部に
<
「国に陳情に行く金を作らないといけない。250万ほど何とかなりませんか」
と現金を要求したと指摘。
幹部は同社の上司に
「野崎さんは東大卒で将来偉くなる人だから、言われた通りにした方がいい」
と相談して現金を渡したと経緯を説明した。
また、幹部は社内で横領などを疑われないよう野崎被告に領収証を求め、発行してもらったと述べた。
野崎被告は4月16日に現金250万円を受け取ると、237万円を数カ所の消費者金融に対して借り入れの返済に充て、残りを生活費などに使ったと指摘した。
◇「パフォーマンスはやめなさい」−−裁判官が一喝
田中康夫前知事の信頼が厚かった野崎被告は初公判で
<
「県政改革で培われた信頼関係に亀裂を生じさせた」
と謝罪した。
傍聴席側に頭を下げたところ、裁判官に
<
「パフォーマンスはやめなさい」
と一喝される一幕もあった。
罪状認否の後、土屋靖之裁判官に
<
「何か言っておくことは」
と聞かれた野崎被告。
<
「公務員、人間として絶対にしてはいけないことをした。
6年間の県政改革を経て、県民のために働こうとしていた県職員と、県民の間に培われた信頼関係に、私の行為で少なからず亀裂が生じた。
信頼の心に対する心の傷害罪を含め、厳しく裁かれなければならない」
と述べた。
さらに
<
「すべての県民、県職員におわびしたい」
と言って傍聴席側を振り向き、
<
「本当に申し訳ありません」
と深々と頭を下げた。
毎日新聞2007年1月30日
石材単価など水増し、業者に便宜
県職員汚職初公判、起訴事実認める
県発注の河川改良工事をめぐる収賄事件で、収賄罪に問われた県職員(課長級)の野崎真被告(44)(休職中)に対する初公判が29日、長野地裁(土屋靖之裁判官)で開かれた。
検察側は冒頭陳述で、野崎被告が問題工事の契約変更の際、石材の単価を水増しするなど贈賄業者に便宜を図っていたことを明らかにした。
これに先立つ罪状認否で、野崎被告は
<
「全く間違いありません」
と起訴事実を認めた。
検察側の冒頭陳述によると、野崎被告は、問題工事の入札で贈賄業者に積算価格を教えただけでなく、入札後の2001年12月には、工事途中で業者に支払われる代金に反映する「出来形(できがた)率」(いわゆる工事完成率)を水増しした書類を作成し、贈賄業者に支払われる金額を多くした。
さらに、翌02年3月下旬に行われた同工事の契約変更では、石材単価も数十万円水増しした。
野崎被告は、こうした便宜を図ってきた贈賄業者であれば現金を要求しやすいと考え、翌4月上旬、贈賄業者側に、
「国に陳情に行く時に必要なお金を作らないといけない」
などと、現金250万円を自ら要求。
県奈良井川改良事務所で受け取り、ほとんどを消費者金融からの借金返済に使った。
問題の工事は、贈賄業者が4200万円で落札。落札率は予定価格の98・9%だった。その後、契約額が440万円増額されていた。
石材単価について、野崎被告は、完工後に行われた会計検査院の検査で怪しまれないよう、変更設計書を差し替えていた。
「石材単価の変更は異例で、会計検査院に説明できないと思った」
と供述しているという。
県によると、通常の資材は県が定める単価表に従って積算するが、特殊資材の場合、納入業者に見積書を提出させる方式を取り、その場合でも別の職員が見積書をチェックしているというが、実際には不正は発覚しなかった。
「県警に押収された資料が戻った後に、事実関係を調べ、対応を考えたい」
(土木政策課)としている。
■同僚・県民へ謝罪■
収賄事件の初公判で、野崎被告は、はっきりした声で起訴事実を認めた後、
<
「公務員として犯してはならないことを犯した」
と、県職員や県民に対して謝罪した。
土屋裁判官から
<
「この時点で言っておきたいことはあるか」
と促され、田中康夫前知事時代に抜てきされた野崎被告は、
<
「6年間の県政改革を経て県職員と県民との間に培われた信頼関係に亀裂を生じさせた」
と反省の言葉を述べた。
また、
<
「私個人を信頼してくれた人に、深い傷を負わせた『心の傷害罪』も含めて、厳しく裁かれるべきだ」
と話した。
その後、傍聴席を振り返って
<
「申し訳ありませんでした」
と頭を下げたが、その際、土屋裁判官から
<
「パフォーマンスはやめなさい」
と一喝された。
2007年1月30日
読売新聞
護岸工事収賄 県職員、初公判で認める
県松本建設事務所発注の護岸工事をめぐり、収賄の罪に問われた県会計局付職員、野崎真被告(44)=佐久市野沢=に対する初公判が29日、長野地裁(土屋靖之裁判官)で開かれ、野崎被告は
<
「まったく間違いがありません」
と起訴事実を全面的に認めた。
検察側は冒頭陳述で、野崎被告が収賄を行った契機になったとされる女鳥羽川の護岸工事に関して、平成14年3月下旬ごろ、贈賄側の松本市の会社=時効成立=に便宜を図るため、工事の素材として使われている、山辺石の単価を水増しした設計書を作るなどしたと明らかにした。
水増し分は数十万円に及ぶとみられている。
さらに犯行に至る経緯については、消費者金融からの借金に追われていた野崎被告が、それまで工事で便宜を図っていた同社に目をつけ、14年4月8日ごろ、この護岸工事の現場で同社幹部に対し、
<
「国に陳情に行くのに必要なお金を作らないといけない。250万円ほど何とかなりませんか」
と要求した、と述べた。
この幹部が社内の別の幹部に対応を相談すると、
「野崎さんは東大(卒業)で偉くなる人だから、会社の将来を考えると、言われた通りにしたほうがいいですよ」
と返答があったことから、同月16日ごろに奈良井川改良事務所の野崎被告の自席付近で250万円を渡した。
野崎被告は直後の同月17、18の両日に、このうちの237万円を消費者金融の借金返済に充てたという。
起訴状によると、野崎被告は松本建設事務所奈良井川改良事務所で建設係主査を務めていた14年4月中旬、松本建設事務所が13年9月に発注した女鳥羽川の護岸工事を落札した松本市の会社から、入札予定価格が推測できる積算価格をもらした礼などの趣旨で250万円のわいろを受け取った。
◇
昭和62年に県職員に採用され、今回の逮捕までに19年余りのキャリアがあった野崎被告。
だが、法廷では
<
「6年間の県政改革を経て、県民のために働こうとしていた多くの県職員と県民の信頼関係が、私の行為により少なからぬ亀裂が生じてしまった」
とする表現を使い、約6年間にわたった田中康夫前県政に特別な思い入れがあったことを示した。
野崎被告は、田中前県政の中枢とされた経営戦略局での仕事が認められ、田中前知事が退任する平成18年8月31日、課長補佐級から課長級に昇進。
異例の人事として話題を集めていた。
野崎被告はこの日、落ち着いた様子で前を向いて入廷。
罪状認否で罪を認めた後、土屋裁判官から発言を許されると、
<
「私は公務員、人間として絶対してはいけないことをしてしまった」
と切り出し、
<
「私に信頼を寄せた人を裏切り、心の傷を負わせてしまった。信頼の心への傷害罪も加え、私は厳しく裁かれなければならない」
と、県民や県職員への謝罪と反省の言葉をはっきりとした口調で述べた。
最後には後方の傍聴席に向かって深々と頭を下げたが、
<
「そんなパフォーマンスはしないで下さい」
と土屋裁判官が制止した。
(2007/01/30 04:01)
産経新聞
県職員収賄:野崎被告を詐欺で追起訴 架空の設計書作成、公金だましとる /長野
県発注工事で架空内容を盛り込んだ設計書を作成し、上乗せした公金を受注業者を通じてだまし取ったとして、長野地検は13日、佐久市野沢、県課長級職員、野崎真被告(44)=休職中、収賄罪で公判中=を詐欺罪で長野地裁に追起訴した。
起訴状などによると、野崎被告は県奈良井川改良事務所の建設係主査だった03年1月、河川に階段を設けるという架空内容を設計書に盛り込み、代金を上乗せした県松本建設事務所発注の工事を巡り、県が前払い金として受注業者に支出した金から180万円をだまし取った。受注業者の役員に対し、別業者の役員に180万円を渡すよう伝え、別業者の役員から現金で受け取った。
【江連能弘】 毎日新聞2007年2月14日
SBC信越放送収賄事件で起訴された県職員を懲戒免職処分
16日16時06分)
県は、県発注の公共工事を巡る収賄事件などで逮捕起訴された県職員を、きょう、懲戒免職処分にしました。
懲戒免職になったのは、県の会計局付きで課長級職員の野崎真被告44歳です。
野崎被告は、県の奈良井川改良事務所に勤務していた2002年4月に、公共工事の入札に絡んで250万円の現金を建設業者から受け取ったとして、逮捕起訴されました。
また、架空の工事を上乗せしたうその設計書を作成し、工事代金180万円をだまし取った罪でも追起訴されています。
県では、野崎被告と接見して、本人が起訴事実を直接認めたことから、処分しました。
接見の際、野崎被告は、
<
「県民や職員に対して誠に申し訳ない」
などと話したということです。
県職員収賄:逮捕、起訴の職員を懲戒免職−−県が処分 /長野
県は16日、収賄容疑などで逮捕、起訴された会計局職員、野崎真被告(44)=佐久市野沢=を懲戒免職処分とした。
野崎被告は現在公判中だが、先月29日の初公判で起訴事実を認め、今月14日の接見でも罪を認めたため処分を決めたという。
処分理由によると、野崎被告は奈良井川工事改良事務所に勤務していた02年4月、建設会社から250万円のわいろを受け取った。
また03年1月には、別の工事をめぐり公金180万円をだまし取った。
【川崎桂吾】 毎日新聞2007年2月17日
田中時代の後遺症
2007-03-01 21:35:43
暫く日が開いてしまいました。
2月、収賄罪で起訴されていた野崎氏は罪状を認め、県職員を懲戒免職になった。未だ信じがたく、非常に残念なことであるが、野崎氏が認めている以上は事実であろう。社会的立場や退職金を失うことになったが、野崎氏はまだ若い。しっかりと罪を償い、また社会の別の場に復活をしていただきたいと思う。
野崎氏の今度の事件に関して不審に思ったのは2点。銀行や労働金庫からいくらでも誘いの声がありそうなものを、どうして消費者金融から借金をするようになったのかという点と、設計書の内部審査がそこまで甘いのかという点である。これらはいずれも今の公務員が抱えがちな問題であり、専門機関において公務員が陥りがちな落とし穴として事例研究をしてもらいたいと思う。それは公務員個人のためというよりも、税金を扱っている公務員が落とし穴に落ちないようにすることが必要であるためだ。彼らの知識技術技能の育成は職務を通じて培われ、いわば公務員は国や地方の財産でもある。
今日の新聞で、奇しくも野崎氏と共に百条委員会等で名を知られるようになった岡部英則氏が、百条委員会での証言が嘘であったと自白したと伝えられた。
岡部氏については百条委員会開催当時にここで触れたことがある。当時から、その証言については信憑性が怪しいという話が出ており、岡部氏本人が自分のgooブログにその主張を一時掲載していたものの後になってブログごと閉じてしまったことで、岡部氏の主張への信頼感は低下しており、百条委員会の席でも偽証への対応の難しさが話題にのぼった。
なお百条委員会当時、岡部氏がgooブログに記載していた文面は、ヤフー掲示板に転記されているものを見かけたことがある。ここではそれを紹介しないが、興味のある方はそれぞれ探していただきたい。
その岡部氏の偽証を早速も自身のブログに取り上げて百条委員会の告発を疑問視しているのが青山貞一氏である。青山氏は所沢ダイオキシン問題でその名を知られるようになった。田中康夫前知事と親しく、田中氏の要請で当時の衛生部現地機関の所長になり、非常勤ながら部長待遇を受けていた。後にそれを県議会で咎められ、その座を去ってからは親田中の立場で自身のブログに投稿を続けている。
その青山貞一氏には、県庁内で別の疑惑が持ち上がっている。
以前に触れたように、田中氏が知事に在任中の頃から、長野県職労はいわゆる「はるさめ問題」についての調査を進めていた。その調査結果がほぼまとまったらしく、永田弁護士立会いのもと県議会の主要会派に長野県職労から報告がされたという情報が流れている。
その報告によると、はるさめ問題が起こった時に青山氏の所属下にあった一研究員と、職務上は直接の責任が無い当時の県庁課長が、それぞれ上司に恐喝まがいの脅しをされて罪を被ることを強要されたとし、冤罪なすりつけを直接に強要した人物として、青山貞一氏や当時の衛生部長など数人の名前が挙げられているという。そこに名前が挙げられた人物はいずれも田中康夫前知事によって重用された幹部ばかりである。はるさめ問題で責任を負わされた当時一研究員と県庁課長の2職員はそれぞれ停職等の厳罰が下されていたが、強要による自白で罪を被されていたとするならば、これは大きな問題になる。
県議選を控える中、今開催されている県議会でこの話題が出るかどうかは微妙であるが、いずれ表に出ることになろう。
2007年03月06日
エール
百条委員会関連の続きです。
百条委員会の告発の出発点が、田中康夫知事さんの側近であった岡部さんという職員の発言であり、その岡部さんが一部発言を事実でなかったと告白したことで、田中康夫さんのシンパの人達が百条委員会への攻撃をしています。
今日の読売新聞長野ローカルには、内山卓郎さんという市民活動家と塩原俊弁護士さんの2人が、百条委員会告発に関わった県議会議長ら3人の県議に対して辞職するよう求めたという記事がありました。
はっきり言って、この2人、馬鹿じゃないんですか。
いや、この2人だけじゃありません。当時田中与党を自認していた、共産党を含めた県議達がこれと同じことを言っています。
この人達、百条委員会の報告書を読んでいませんよ、きっと。
報告書を読んでいれば、こんな恥ずかしいことはできませんから。
ただ最近は、柳沢大臣の発言でどこかの弁護士さんが喝破したように、民主党や共産党やマスコミの人達、国語力が些か欠けているというのが専らの噂ですから、案外真面目に報告書を読んだ上での発言かもしれません。
これもきっと、ゆとり教育が悪いのでしょう。
それはそれとして、内山さんと塩原さん、この2人とも、何かと名が出てくる人です。とりわけ内山さんは、浅川ダム反対活動で知られていて、週刊ポスト他のメジャーな週刊誌にも出たことがあり、一時はあの週刊金曜日の常連投稿者であり、そして今度の県議選への出馬を表明しています。
現職県議に辞めろと迫るなんて、つまりは事実上の選挙の事前活動ですか。便利なものです。
ところで、この内山さんが県議選に出馬という展開、実は大いに賛成です。
建前だけで言えば、選択肢が増えることは県民にとっていいことですから。
本音で言えば、内山さんが出馬することで、定員が10人になった長野市選挙区で得票2万票、2位の実力を持つ共産党現職の石坂千穂さんが、大きく票を食われることになります。
長野市において2万票というのは、共産党の固定票です。長野市長選でも共産党候補の得票は常にほぼ2万票。
石坂さんの場合は党員以外のシンパもいるので、少々の誤差はあるにしても3万には達しないかなという程度です。
共産党県議の石坂さんは、田中県政時代に迷走した共産党の最高権力者でした。いわば敗軍の将です。
その敗軍の将が、田中県政時代を総括も反省もしないまま、今まで同様に居座っています。
浅川ダム問題では、地元やマスコミに対してダム計画地が地すべり危険区域で危ないのだとずっと嘘をついていた人です。
内山さんには是非是非頑張ってもらい、市民の味方を偽っていた石坂さんの票田をどんどん食ってもらいたいものです。
ここでプロの意地を見せずに、どこで見せようというのですか。
大丈夫です。
<
浅川が氾濫しそうになったらポンプで水をくみ出せ
と内山さんが主張した時に、
<
どこへ水をくみ出すのだ
と失笑されて返事に詰まったことなど、長野市民はきっと覚えていませんから。
定数が1増えて現職ほぼ安泰かと見られていた長野市選挙区も、内山さんの参戦で見所が増えました。
ひょっとしたらあの石坂さんが当落線上を彷徨うかもしれないと思うと、内山さんに喝采を送りたくなります。
でも内山さん、貴方は石坂さんと同じ選挙区、同じ地盤で県議選に出馬するという一点だけで、非常に価値がある人です。
くれぐれも自分を見失わずにいれば、きっと内山さんにとって、ではなく県民にとって、一つの民意がそこに現れることでしょう。
県民として、それを期待しています。
naganoniaat 22:43
2007年03月07日
類は友を呼ぶ
以前に紹介した、収賄で逮捕された元県職員に余罪が見つかりました。
今日の読売新聞長野ローカル記事です。
県職員詐欺さらに450万詐取疑い
調べによると、野崎被告は県奈良井川改良事務所に勤務していた02年11月、県発注の河川改修工事を落札した業者(松本市)から、収賄事件の贈賄側業者(同)を通じて約450万円をだまし取った疑い。
調べに対し、野崎被告は容疑を認めているという。
だましの手口は、贈賄業者に対し、後日返却すると約束して約400万円を受け取り、あとで
「別の河川工事での(贈賄業者への)未精算分を工事代金に加算してある」
などと落札業者にうそを言って、贈賄業者の口座に約450万円を振り込ませるというもの。約50万円は手数料という。
野崎被告の第2回公判が6日、長野地裁(土屋靖之裁判官)で開かれ、県発注工事を利用して公金180万円をだまし取ったという詐欺事件の起訴事実を認めた。
2007年3月7日
読売新聞野崎真さんは40代半ば、田中康夫さんが知事だった頃に抜擢され、田中県政の後半では側近秘書のような役割をしていました。
元が県土木部の職員だったことから、県の公共事業関係を担当することが多かったようです。
この野崎さん、長野県下水道公社談合疑惑に端を発した例の百条委員会で一躍有名になりました。
田中さんの元側近であった岡部さんが虚実交えての告発をした時、この野崎さんは田中知事さん寄りの主張をずっと続けていました。
野崎さんの証言があった時が2005年の9月上旬で、翌10月には野崎さんは人事異動で昇進を果たしています。
野崎さんはその半年前に昇進を果たしたばかりで不自然なことから、これは田中知事さんによる百条委員会での証言に対する論功行賞人事ではないのかとして話題になりました。
論功行賞人事といえば、偽証を告白した岡部さんもまた、かつて田中知事さんに手をモミモミしていた頃、田中知事さんによって論功行賞人事の恩恵を蒙っています。
この野崎さんは、百条委員会証言等で目立った存在になり、田中知事さんが知事を去る2006年8月末にまた、昇進人事が行われています。
今度は口封じ人事だと揶揄されました。
百条委員会の告発を受けて長野県警が捜査を行い、その線上に出てきたのが、この野崎さんの旧悪でした。
2006年12月、県庁から佐久へと異動していた野崎さんは県警に電撃逮捕されます。
野崎さんが県庁へ転勤になる前の職場、松本市の奈良井川改良事務所で2002年に工事担当をしていた頃、工事発注をめぐって土建業者と贈収賄の関係にあり、200万円ほどを受け取って工事発注情報を漏らしていたことが発覚しました。
野崎さんは家の借金で消費者金融に手を出していたそうです。そして先月、裁判で事実を認め、県職員を懲戒免職になりました。
野崎さんは地裁で判決が出た時、傍聴席に向かって
「県民のみなさんごめんなさい」
的なことを言い謝罪します。
しかし、それを見た裁判官が呆れて
「パフォーマンスは止めなさい」
としてそれを窘めました。
そして発覚したのが、同じ2002年の野崎さんの別件での収賄です。
しかも収賄した金額は前回よりも多い450万円。パフォーマンスまでした野崎さんのイメージはまた地に堕ちました。
長野県警に何らかの思惑があって小出しにしたのかもしれません。
しかし裁判の席でごめんなさいと本心で言うくらいであれば、余罪についても自ら白状するでしょう。
つまりバレなければいいという気持ちが野崎さんの中のどこかにあったのだと思います。
やはりあの
「県民のみなさんごめんなさい」
という野崎さんの謝罪は、裁判官が言うようにただのパフォーマンスでした。
このパフォーマンスの行動精神、いや性根は、田中康夫さん譲りのように見えます。
そして疑問。
野崎さんは本当に、自分の家の借金のために消費者金融に手を出したのでしょうか?
地方公務員は友好団体である労働金庫や組合などを通じて、上手に借金をすることができます。
増して、野崎さんは婿養子でその夫人は松本市役所勤務であることも明らかになっていて、家を建てたのは野崎さんではなく夫人の親であるとする説も出ていました。
野崎さんという職員は、かなりの切れ者だったと言われています。
人付き合いという点ではかなり難物の田中康夫さんが3年以上も側近として重用したくらいです。
しかも悪名高い当時の経営戦略局長がただの防波堤の役割だったのに対して、野崎さんは田中県政初期の杉原特別秘書並の実務秘書だったようです。
この知事にしてこの側近、としか言いようがありません。
岡部さんの偽証騒動を事前に想定していて、百条委員会関連で長野県警が野崎さんのネタを小出しにしていたとするのなら、長野県警グッジョブです。
でも、岡部さんの偽証をもとに百条委員会を批判する人達、普段は公共事業がどうのこうのと言っているくせに、この野崎さんの問題はなぜかスルー、見てみぬ振りをするんです。
不思議でなりません。
naganoniaat 22:10
県職員収賄:地検、野崎被告を詐欺罪で追起訴 /長野
長野地検は19日、県発注工事をめぐり、収賄罪などで公判中の元県課長級職員、野崎真被告(44)を詐欺罪で追起訴した。
起訴状などによると、野崎被告は県奈良井川改良事務所建設係主査だった02年10月、県松本建設事務所発注の河川改修工事を受注した松本市の建設会社に「別業者への未精算金を上乗せしてあるので、その分を業者に払ってほしい」
などと、うその内容を伝え、同年11月、受注業者に約450万円を振り込ませた。
【江連能弘】 毎日新聞2007年3月20日
県職員収賄:元職員に懲役4年など求刑 /長野
県発注工事に絡み、収賄罪と詐欺罪に問われた佐久市野沢、元県課長級職員、野崎真被告(44)の論告求刑公判が16日、長野地裁(土屋靖之裁判官)であった。
検察側は懲役4年、追徴金250万円を求刑した。
検察側は
「借金返済のためで動機に酌量の余地はない。設計書の細工など、職務で得たノウハウを最大限に悪用し悪質極まりない」
と指摘。
さらに
「公務執行に対する県民の信頼を著しく損なった」
と述べた。
被告人質問では
「(収賄などは)談合が行われていないとできないのでは」
と質問。
野崎被告は
<
「当時、暗黙の、周知の認識だった」
と述べた。
弁護側は詐欺事件の被害が弁済されていることなどに触れ、
「反省しており再犯の恐れはない」
とし、執行猶予判決を求めた。
野崎被告は
<
「あらためて深くおわびします。二度と違法なことをせず、多くの人のために尽くす生き方をしていきたい」
と述べた。
起訴状などによると、野崎被告は
【江連能弘】 毎日新聞
- ▽02年4月、積算価格を教えるなどした見返りに250万円を業者から受け取った
- ▽03年1月、架空内容を盛り込んだ設計書を作成し受注させ、上乗せした公金180万円をだまし取った
- ▽02年10月、受注業者に別業者への代金を上乗せしたと告げ、約450万円をだまし取った。
2007年4月17日
河川工事汚職 野崎被告に懲役4年、追徴金250万円を求刑
県松本建設事務所発注の河川工事をめぐり、収賄と詐欺の罪に問われた元県職員、野崎真被告(44)=懲戒免職=に対する論告求刑公判が16日、長野地裁(土屋靖之裁判官)で開かれた。
野崎被告は検察側の被告人質問で、
<
「当時、談合が広く行われていることは暗黙の周知の認識」
と述べた。
公正取引委員会が平成15年11月に県発注事業で談合を繰り返していたと認定し、独占禁止法違反で測量・設計業者ら四十数社に排除勧告(行政処分)を行っており、野崎被告はさまざまな公共事業に談合が行われていたことを改めて証言した形だ。
検察側は
「いずれの動機も、無計画で自堕落な生活の結果発生した消費者金融の借入金を返済するためで、酌量の余地はない。
規範意識の
麻痺 に甚だしいものがある」として、懲役4年、追徴金250万円を求刑した。
これに対し、弁護側は執行猶予つきの判決を求めて結審した。
判決は今月26日。
野崎被告は、当時談合があったとする認識を明らかにした後、検察側から
「(犯行により受け取った金が)談合の利得から出ているとは思わないか」
と問われると、
<
「そういう見方もある」
と述べた。
把握していた具体的な「談合」の内容については、公判では明らかにならなかった。
起訴状によると、野崎被告は松本建設事務所奈良井川改良事務所で建設係主査を務めていた14年4月中旬、松本建設事務所が13年9月に発注した女鳥羽川の護岸工事を落札した松本市の会社から、入札予定価格が推測できる積算価格をもらした礼などの趣旨で250万円のわいろを受け取った。
この収賄罪のほか、14年11月〜15年1月に別の工事受注業者らから計約630万円をだまし取ったとして、2件の詐欺罪にも問われている。
また、この日は冒頭で、2件の詐欺罪のうち、450万円を建設業者からだまし取ったとする3月の起訴分について罪状認否が行われた。
野崎被告はほか2件の起訴事実と同様に、
<
「間違いありません」
と認めた。
産経新聞(2007/04/17 03:48)
野崎被告に猶予つき判決
県松本建設事務所発注の河川工事をめぐり、収賄と2件の詐欺の罪に問われた元県職員、野崎真被告(44)=懲戒免職=に対する判決公判が26日、長野地裁で開かれた。
土屋靖之裁判官は
「職務上の立場を利用して積極的にわいろを要求するなど、公務員の職責を忘れた極めて悪質な犯行だが、社会的制裁を受け反省している」
として懲役3年、執行猶予5年、追徴金250万円(求刑懲役4年、追徴金250万円)を言い渡した。
土屋裁判官は判決を読み上げた後、
「裁判所としては、ギリギリの線での執行猶予です。そのあたりをよく考えてください」
と、実刑の選択肢も考慮したことを示唆して諭すと、野崎被告は
<
「わかりました」
と小声で述べ、頭を下げた。
判決によると、野崎被告は松本建設事務所奈良井川改良事務所で建設係主査を務めていた平成14年4月16日、松本建設事務所が13年9月に発注した女鳥羽川の護岸工事を落札した松本市の会社から、入札予定価格が推測できる積算価格を教えた礼などの趣旨で250万円のわいろを受け取った。
また、14年11月11日には、別の工事を受注した業者に対し、
<
「契約金にはほかの会社への未清算分が入っている」
と偽って約450万円をだまし取った。
さらに15年1月には、架空工事を盛り込んだ設計書を作成し、松本建設事務所から業者に過大な工事代金を支払わせ、還流させる手口で180万円をだまし取った。
村井仁知事は
「有罪判決を厳粛に受け止め、県民の皆様に心よりおわび申し上げます。
綱紀粛正を徹底するとともに、職員1人ひとりが職務に精励することで、信頼回復に努めてまいります」
とするコメントを発表した。
(2007/04/27 03:31)
産経新聞
汚職の県職員に執行猶予判決
2007年04月27日
県発注の公共工事を巡る汚職事件で、収賄罪と詐欺罪に問われた元県松本建設事務所・奈良井川改良事務所の建設係主査、野崎真被告(44)=懲戒免職=の判決公判が26日、長野地裁であった。
土屋靖之裁判官は
「消費者金融の借金返済などのために各犯行に及んだもので、身勝手かつ利欲的な動機に酌量の余地は全くない」
と述べる一方、
「被害弁償している」
などとして、懲役3年執行猶予5年、追徴金250万円(求刑懲役4年、追徴金250万円)を言い渡した。
判決などによると、野崎被告は、01年9月に指名競争入札された女鳥羽川護岸工事の積算価格などを松本市内の業者に教え、見返りと知りながら、02年4月に同改良事務所で250万円を受け取った。
同年11月には別の工事を受注した同市内の別の業者から450万円を詐取するなど、収賄と詐欺により計約880万円を手にした。
土屋裁判官は収賄について
「積極的にわいろを要求するなど、公務員の立場やその職責を忘れた極めて悪質なもの」
と厳しく指摘。
詐欺に対しても
「容易に発覚しないよう設計書等を細工した巧妙なもの」
とし、
「県職員の職務執行に対する信頼を著しく失わせた」
と述べた。
背筋を伸ばして判決を聞いた野崎被告に、土屋裁判官は
「ぎりぎりの線での執行猶予です」
と語りかけた。
判決を受けて、村井仁知事は
「厳粛に受け止め、県民の皆様に心よりおわび申し上げます。
綱紀粛正を徹底するとともに、職員一人ひとりが職務に精励することで信頼の回復に努めます」
とのコメントを出した。
(岩尾真宏) 朝日新聞
収賄と詐欺の罪で元県職員に有罪判決
4月27日(金)
県松本建設事務所発注の河川改修工事をめぐり、受注業者からわいろを受け取ったり、公金をだまし取ったりしたとして収賄と詐欺の罪に問われた、元県課長級職員の野崎真被告(44)=懲戒免職=に対し、長野地裁の土屋靖之裁判官は26日、懲役3年、執行猶予5年、追徴金250万円(求刑懲役4年、追徴金250万円)の判決を言い渡した。
弁護側は、控訴しない方針。
土屋裁判官は
<
「消費者金融の借金返済などに充てるための犯行で酌量の余地は全くない」
と指摘。
<
「県職員に対する県民の信頼を著しく失わせたことも明らかで、刑事責任は重い」
と述べた。
一方、だまし取った約630万円を弁償し、懲戒免職処分を受けたことなどから
<
「実刑はいささか酷」
とした。
野崎被告はこの日、白いワイシャツに濃紺のスーツ姿で入廷。
立ったまま前を見据え、判決を聞いた。
閉廷後、地裁裏の長野拘置支所を出る際、集まった報道陣に
<
「いずれお話しすることがある」
と一言。
家族や弁護人とともにワゴン車に乗り込んだ。
判決などによると、野崎被告は同建設事務所奈良井川改良事務所主査だった2002年4月から03年1月、女鳥羽川や田川(ともに松本市)の工事に絡み、業者から現金250万円のわいろを受け取ったほか、別の業者から約450万円を詐取。
また、架空工事の発注で公金180万円をだまし取った。
元県職員収賄事件工事で談合と賠償求めるよう県を提訴 2008/2月22日(金) 県松本建設事務所発注工事をめぐり元県職員(45)=懲戒免職=が収賄と詐欺罪で有罪判決を受けた事件に絡み、談合があったとして、信州市民オンブズマンの4人が21日までに、県を相手に、工事を落札した3社に1800万円余を損害賠償させるよう求める訴えを長野地裁に起こした。 訴状によると、原告側は、確定した公判記録の供述調書を基に、3社が2001、02年度に同事務所が発注した女鳥羽川や田川の河川改修工事の指名競争入札で、元職員から予定価格に関する情報を聞いた上で、他の応札業者と談合した−と主張。 3社が不当に高額で落札し県に重大な損害を与えたのに、県が損失補てんしないのは財産管理を怠っているとした。 県が3社に求める損害賠償額は、3件の予定価格の20%。県の入札制度改革で平均落札率が下がったことを考慮し、算定したという。 代理人の松葉謙三弁護士は 「入札改革は進んだが、失格基準価格の引き上げなど、建設業界に有利な動きも出始めており、過去の話だが、提訴は警告の意味がある」 としている。 3社のうち1社は 「お話は控えたい」 と話し、県土木部は 「訴状が届いておらず、コメントできない」 としている。 オンブズマンは昨年末に同趣旨の住民監査請求をしたが、県監査委員は今月7日、 「公判記録だけで談合を認定できない」 と棄却していた。
信州市民オンブズマン=松葉謙三が代表幹事を務める田中康夫支援団体です。

SBCニュース 県発注河川工事の談合訴訟、業者に賠償求めるよう県に命じる判決 (12日19時38分) 県発注の河川改修工事で談合があったとして、建設業者3社に損害賠償を支払わせるよう市民が県を訴えていた裁判で、長野地方裁判所は、業者に890万円余りを請求するよう県に命じる判決を言い渡しました。 この裁判は、松本建設事務所が発注した河川改修工事で、建設業者3社が事前に予定価格を聞いた上で、不当に高い価格で落札したとして、市民団体のメンバー4人が県を相手取り、およそ1800万円の損害賠償を3社に請求するよう求めていたものです。 落札予定価格を教えたとされる元県職員の男性は、収賄などの罪で懲役3年執行猶予5年の判決を受けています。 長野地裁で開かれた判決公判で近藤ルミ子裁判長は、 「元県職員が逮捕された際の3社の幹部の供述などから、談合が行われたことが認められる」 として、業者に890万円余りを請求するよう県に命じる判決を言い渡しました。
長野県知事に賠償請求命じる 河川工事談合で地裁判決 2008.9.14 02:42 長野県が発注した河川工事に談合があったとして、工事を落札した県内の建設会社3社に公正価格との差額計約1800万円の損害賠償を請求するよう村井仁県知事に求めた住民訴訟の判決で、長野地裁は3社に計約900万円を請求するよう県知事に命じた。 近藤ルミ子裁判長は判決理由で 「建設会社の幹部の供述は具体的」 として談合があったと認定。 その上で 「当時の経済情勢など複雑な要因が絡み合うため、公正な落札価格を推定することは極めて困難で、損害額は請負金額(約9000万円)の10%が相当」 と指摘した。 判決によると、3社は平成13年度、14年度に長野県が発注した3件の河川工事で、予定価格の97−99%で落札した。 この工事をめぐっては業者に積算価格を漏らし約250万円を受け取ったなどとして、当時の長野県職員が19年、有罪判決を受けた。 建設会社の幹部らは公訴時効(贈賄)で立件されなかった。 長野県の村井知事は 「談合は許されない行為。損害の早期回復のため、損害賠償を請求する」 とのコメントを発表した。

