県立こども病院

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概要

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このページでは、県立こども病院について紹介していきます。

ここに書かれていることに関して、何が正しく、何が間違っているのか?何が本当で、何がウソか?判断は皆様にお任せします。



関係者名簿


年表


事件の経過

3月3日(金)

一般の産科小児科診療 知事「こども病院でも」

田中知事は2日、県会定例会の代表質問で、県立こども病院(安曇野市)について

田中康夫

「時代の変化に対応した新しい医療提供態勢の整備が必要だ」

と述べ、現在の小児高度専門医療だけでなく、医師不足が深刻な一般の小児科や産科の診療も行う態勢を整える考えを示した。

宮沢宗弘氏(県民協働・無所属ネット)の質問に答えた。

知事は、一般の分娩(ぶんべん)受け入れについて

田中康夫

「こども病院には産科医が6人いる。病院の受け入れ態勢も考慮して具体化を進める」

と説明。

小児診療についても

田中康夫

「小児科、小児外科の医師が全県下で不足する中、一般の診療に門戸を開くことは県の小児医療態勢の一層の充実に資する」

と述べた。

一方、県営ダム計画を中止した浅川(長野市−上高井郡小布施町)について知事は、鷲沢正一長野市長らがダム建設計画と同じ「100年に1度の確率で降る大雨」に対応する治水対策を求めている点について、

「あえて市長指摘の水準に到達するには、放水路を組み合わせる方法がきちんとある」

と述べた。

放水路案は、流域住民でつくる浅川流域協議会が2003年12月、県への治水対策の提言書などに盛った。

だが、県河川課は「検討のタイミングを計っていた」とし、放水路の位置や規模、事業費などの具体的な検討はしていないと説明している。

代表質問はこの日で終わり、3日から計6日間の一般質問に入る。


3月21日(火)

県立こども病院長 一般診療受け入れに反発し退職届

県立こども病院(安曇野市)の石曽根新八院長(60)は20日、「一身上の都合」として31日付の退職届を高山一郎県衛生部長に提出した。

田中知事は今県会の議案説明で、同病院で小児高度専門医療だけでなく一般的な小児科、産科診療も受け入れる意向を表明、「首脳部の一新」も示唆していた。

石曽根院長はこうした動きに反発、県衛生部への異動を拒む形で退職を決めた。

石曽根院長は取材に対し

石曽根新八医師

「院長の任命権者は知事。知事が新しい人にすると決めた以上、辞めざるを得ない」

と説明。

同病院で一般的な小児科、産科診療を受け入れることについて

石曽根新八医師

「県全体で確立してきた小児高度医療の供給態勢が崩れることを危惧(きぐ)している」

と批判した。

沢田祐介副知事は取材に対し

康夫派

「少子対策にかかわる(県の)仕事を引き続きやってほしいと要請していたが、ご自身の決断であり尊重したい。今後も県の小児医療を支援してほしい」

と述べた。

後任は、県内出身の国立成育医療センター(東京都)部長が有力視されている。

石曽根院長は信大医学部第一外科を経て、93年のこども病院開院当初より外科部長。副院長を経て2002年から現職。


803

名前:名無しさん

投稿日:2006年3/21(火) 17:41:52 ID:Fqi1wI8s

○ こども病院 石曽根院長退職へ

野郎の独断・パフォーマンスのために、優秀な医師が一人去っていく。

人の意見を聞かず、現場の実情も把握不十分のまま、目立てばいいという、イキナリの発表。

代わりの医師を連れてくるまで、休んでよし。

(院内の混乱はこれから始まる。職員を奴隷と思っている)

【医療】県立こども病院長 田中知事の一般診療受け入れに反発し退職届 長野・安曇野市[03/22]

http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1142968187/


2006年03月21日

長野県立こども病院長一般診療受け入れに反発し退職届

トラックバックをいただいた方のブログからの情報です。

長野県立こども病院の病院長が、長野県の田中知事の一般診療受入の方針に反発をし、退職をすることになった。

どう見ても良い辞め方ではない。

長野こども病院は大丈夫であろうか。

信濃毎日新聞

3月21日

http://www.shinmai.co.jp/news/20060321/KT060320ATI090001000022.htm

県立こども病院(安曇野市)の石曽根新八院長(60)は20日、「一身上の都合」として31日付の退職届を高山一郎県衛生部長に提出した。

田中知事は今県会の議案説明で、同病院で小児高度専門医療だけでなく一般的な小児科、産科診療も受け入れる意向を表明、「首脳部の一新」も示唆していた。

石曽根院長はこうした動きに反発、県衛生部への異動を拒む形で退職を決めた。

石曽根院長は取材に対し

石曽根新八医師

「院長の任命権者は知事。知事が新しい人にすると決めた以上、辞めざるを得ない」

と説明。

同病院で一般的な小児科、産科診療を受け入れることについて

石曽根新八医師

「県全体で確立してきた小児高度医療の供給態勢が崩れることを危惧(きぐ)している」

と批判した。

沢田祐介副知事は取材に対し

康夫派

「少子対策にかかわる(県の)仕事を引き続きやってほしいと要請していたが、ご自身の決断であり尊重したい。今後も県の小児医療を支援してほしい」

と述べた。

後任は、県内出身の国立成育医療センター(東京都)部長が有力視されている。

石曽根院長は信大医学部第一外科を経て、93年のこども病院開院当初より外科部長。副院長を経て2002年から現職。

この情報を教えてくれたssdさんのブログ(面白いし、参考になります)

http://ssd.dyndns.info/Diary/archives/cat3/

投稿者 伊関友伸

2006年03月21日 07:33

http://www.pm-forum.org/iseki/archives/2006/03/post_265.html

県立こども病院院長が辞表…県方針に反発

3月22日(水)

安曇野市の県立こども病院の石曽根新八院長が今月31日付けでの退職届けを県に提出していたことがわかりました。

石曽根院長によりますと今月20日、県の高山衛生部長に退職届を直接手渡したということです。

突然の院長辞任のきっかけとなったのは田中知事の県議会での議案説明でした。

田中知事は

田中康夫

「こども病院は、小児高度医療だけでなく一般的な小児科、産科医療を進め首脳部の一新も考慮している」

という考えを示しました。

石曽根院長はこの方針に反発して退職を決めたといい、

石曽根新八医師

「一般診療の受け入れもわかるが、病院の理念でもある質の高い医療というコンセプトが変わってしまう」

と高度医療体制の存続を主張しています。

県は石曽根院長に少子化対策の関わる仕事に要請しましたが、院長はこの要請を断っています。

ABN長野朝日放送

2006年3月22日

長野県立こども病院

下は、長野県立こども病院の経営指標である。

ベッドが空いていて、医師が50人いる。

確かに、一般診療もできそうな感じもする。

しかし、50人の医師は、ほとんどが小児科とは言っても専門科の医師と産科の医師であり、実は子どもの一般医療ができる医師は少ない。

長野県立こども病院のHP

http://www.pref.nagano.jp/xeisei/kodomo/sinryo.htm

長野こども病院のHPでは総合診療科の医師は3人にしか過ぎない。

3人で、一般医療とやらをするのは無理だ。

埼玉県立小児医療センターで、小児救急医療を行ったときは、たしか8人近くの一般診療のできる医師を新たに増員した。

工事費を予算計上して、個室を新たに作ったし、救急のための診療室を新たに確保した。

確か2億円以上の予算の増額を伴っている。

目的も、あくまで2次救急医療体制のできていない地区を補完するという目的に絞っている。

2次輪番のできている地域は、その地域の2次輪番病院で診察してもらうという原則を堅守している。

このことは、小児科医である武弘道管理者が、埼玉県内の小児医療の状況を考えての決断であった。

当時の小児医療センターの病院長さんは、院内の意見をまとめるのにとても苦労されていたのを覚えている。

長野の場合、産科には医師が6人いるが、長野県内の厳しいお産を受け持っていて、一般のお産まで受けるには数が不足している。

おそらく、一般の産科診療開始すれば、お産希望の妊婦が殺到するであろう。

それでは、医師がパンクする。

長野の場合、人的リソースの増加なしに、「一般医療」をやるみたいだ。

しかも、反対した病院長を県庁に異動させる(事務をやらせるつもりか?)という、いかにも政治家や事務が考えそうなやり方で医師集団の感情を逆撫でしている。

医師の大量退職が何時出てもおかしくない、レベルの低いやり方だ。

今、舞鶴市立病院が、医師への対応を間違えて医師がほとんどいなくなり、膨大な赤字を垂れ流すという事態を招いているが、同じ事態にならないことを願う。

****************************************

長野こども病院経営状況 H15公営企業年鑑より
病床数 200床
1日平均入院者数 119人
病床利用率 59.5%
1日平均入院単価 64000円
1日平均外来患者数 179人
1日平均外来 8984円
医業収益 32億円
医業費用 49億円
他会計繰入金 23億
医業収支比率 66.5%
医師 50人
投稿者 iseki

2006年3月22日 00:01

長野県立こども病院

コメント

県民

大勢いる専門医に何で一般医療をやらせないのか、病院長の怠慢ではないか、という疑問もあるかも知れません。

私が徒然に書いているHPに、「Specialist(専門医)とgeneralist(一般医)」という項目があります。

読みにくくて申し訳ないですが、参照してみて下さい。

http://www11.ocn.ne.jp/~enigma/sub2.html

投稿者 ぶんぶん

2006年3月22日 09:40


県民

ぶんぶんさん、コメントありがとうございます。

HPの論文読まさせていただきました。

確かに、小児循環器の専門家に、風邪の子どもの診察をしてもらうのはもったいないですし、危ないですね。

投稿者 伊関友伸

2006年3月22日 21:39


県民

>今、舞鶴市立病院が、医師への対応を間違えて医師が

>ほとんどいなくなり、膨大な赤字を垂れ流すという事態を

>招いているが、同じ事態にならないことを願う。

いや、鉄板でそうなるでしょう。

投稿者 ssd

2006年3月28日 16:14

県人事 農政部長に柳沢氏起用

大幅な幹部異動は見送りへ

県は23日、農政部長に柳沢直樹・下伊那地方事務所長を充てることなどを柱とする人事異動を行う方針を固めた。発令は4月1日付。

田山重晴・農政部長は下伊那地方事務所長に就く。

林務部長に加藤英郎・松本地方事務所林務課長を、住宅部長には井沢一夫・住宅課長をそれぞれ昇格させる。

その他の本庁部長は留任となる。

田中知事の任期が8月末で切れることから、幹部の大幅な異動は見送り、現体制をほぼ踏襲して残りの任期を乗り切る方針と見られる。

県教委では、教育次長に吉江速人・高校教育課長を、県短大事務局長には竹松政博・環境保全研究所長をそれぞれ充てる。

本庁以外では、こども病院長は、沢田祐介副知事が兼務することとした。

環境保全研究所長には荒井英彦・土木部監理課長を起用する。

2006年3月24日

読売新聞

県議会:金井範夫氏の人事、議会参事で決着−−県と協議 /長野

県が内示した金井範夫・議会事務局長を総合教育センター所長へ異動させる人事案を、県議会が拒否していた問題で30日、県と県議会が協議した結果、金井氏が同事務局の議会参事として残留することで決着した。

議会事務局長には野池明登・県教委義務教育課長がつく。

また、こども病院長の石曽根新八氏の退職に伴い、澤田祐介副知事が同職を兼務する。

発令は来月1日付。

【川崎桂吾】
毎日新聞

2006年3月31日


4月1日(土)

こども病院 一般診療受け入れ 知事と新院長 時期協議

田中知事は31日の記者会見で、県立こども病院(安曇野市)の石曽根新八院長が同日付で退職したことに伴う後任院長の就任は5月になると明らかにした。

同病院で小児科、産科の一般診療を受け入れる時期について、

田中康夫

「(新院長と)態勢をどう組んでいくかを協議する中で決める」

と述べた。

石曽根院長は

県民

こども病院で一般診療を受け入れると小児高度専門医療の水準が低下する

と懸念を示して反対し、県から打診された異動を拒む形で退職を決めた。

県は1日付で沢田祐介副知事を同病院長事務取扱とする。

知事は、石曽根院長について

田中康夫

「大変尽力をいただいたことには感謝している。他方で、開かれた小児医療という考えには残念ながら同意いただけなかった」

と述べた。

一方、石曽根院長は同日、退職を前にこども病院で記者会見し、

県民

「この病院でなければ治療できない患者が受け入れられなくなることを懸念している」

とあらためて表明。

同病院の産科医が3日以降、6人から5人に減ることを明らかにし、

県民

「一般のお産を受け入れれば、本来の使命である胎児異常のお産に影響が出る」

との認識を示した。

県が同病院に救急医療の充実を求めている点には

県民

「この病院のかかりつけの患者に関しては一切、救急を断ったことはない」

と反論。

知事に対して

県民

「もう少し病院の状況を見てほしかった。実績を理解した上で、方針転換が正しいか検証し直してほしい」

と述べた。


SBC信越放送

県立こども病院の一般診療受け入れに患者らが知事に撤回を要請

04日17時18分

県立こども病院に、小児科や産科の高度医療に加え一般の診療を受け入れるとした田中知事に、患者と家族が方針の撤回を求めました。

県庁を訪れたのは、県立こども病院に通院している子どもたちとその家族です。

家族らは、

県民

現在のスタッフで小児科や産科の一般診療を受け入れることは到底無理な上に、通院している子どもたちが一般患者との接触で感染症などの危険にさらされる

などとして、知事に方針の撤回を求めました。

これに対して知事は、患者・家族に対してサービスのレベルを低下させることは考えていないとしながらも、一般の小児科・産科の受け入れは県立病院としての使命だとして、従来の考え方を繰り返して示しました。

家族らは、今月中にも一般診療受け入れの方針撤回を求め、署名活動などを行なっていく方針です。


県立こども病院の一般診療開設反対

患者保護者が請願書

田中知事が、県立こども病院(安曇野市)で、高度専門医療に加えて一般的な産科・小児科診療を行う方針を示した問題で、同病院の患者の保護者らが4日、方針の見直しを求める請願書を知事に提出した。

知事は

田中康夫

「(一般診療の導入で)サービスが低下することは無い」

と述べ、見直す考えがないことを明言した。

提出したのは、2001年4月にアメリカで心臓移植手術を受けた後、同病院に通院している長野市の小学2年生三井田琢磨君(7)の母・なおみさん(37)ら。

なおみさんは

県民

「こども病院は重い病気の子どもたちの最後のとりで」

と訴え、

県民

「生死を争って予断を許さず、手術は3か月待ちが当然という状況で一般診療を行うのか」

とただしたが、知事は「開かれた医療」を理由に、診療拡大方針を変更しない考えを示した。

2006年4月5日

読売新聞

4月5日(水)

「一般診療」撤回を こども病院の保護者ら 県に請願

県立こども病院(安曇野市)で診療を受けている子どもの保護者ら約10人は4日、同病院で小児科や産科の一般診療を受け入れる−との方針を撤回するよう求める請願書を、県庁で田中知事に手渡した。

知事は

田中康夫

「さらに開かれた小児、産科の医療でなければならない」

と述べ、「門戸開放」に理解を求めた。

米国で心臓移植手術を受けた長男を通院させている三井田なおみさん(37)=長野市=が請願書を渡し、

県民

「こども病院は、ここでしか診てもらえない患者であふれ、医師や看護師は診察に追われている。

小児科でも産科でも患者は生死を争う状況で、新たに患者を受け入れれば、子どもたちの命を脅かすことになる」

と訴えた。

知事は、急病の子どもや事故に遭遇した妊婦といった救急患者について

田中康夫

「人道的見地から、県立の医療機関が率先して受け入れなければならない」

とした上で

田中康夫

「現有スタッフで対応は可能。(高度専門医療の)サービスのレベルは低下させない」

と述べた。

一方、知事は救急を除く一般診療の受け入れについては言及しなかった。

同病院は現在でも小児科、産科の救急患者は受け入れており、三井田さんらは面談後、

県民

「救急の受け入れは理解している。知事は保護者の心配に答えていない」

と話した。

県の黒柳利平・県立病院チームリーダーは同日、取材に対して

康夫派

「どの程度、診療の一般化を図るのかは、新院長が決まった後、検討する」

と話した。

保護者らは萩原清・県会議長にも同様の請願書を提出。今後は署名活動も展開していくという。


4月5日(水)

社説=こども病院 高度医療を損なわぬよう

県立こども病院(安曇野市)が揺れている。

田中知事が2月県会で、高度医療だけでなく、一般の小児科や産科の診療も行う方針を表明したのが発端だ。

安易な方針転換で、重い病気の子どもたちの受け入れが難しくなるようでは本末転倒だ。

県民

「この病院は難病を抱える子どもたちの最後のとりでです。命にかかわる問題です」

と4日、病院に通う子どもや親が一般診療開設中止を田中知事に訴えた。

田中康夫

「サービスを低下させることはない」

と知事は回答したものの、子どもや妊婦の救急を受け入れることで「門戸を広げる」と、一般診療の問題には触れないままだった。

具体的な方向が見えず、親に動揺が広がるのは当然だ。

県が「改革」を打ち出す背景には、小児科医・産科医不足、経営赤字の問題などがある。

年間400件余のお産を扱ってきた安曇野赤十字病院(安曇野市)が医師不足で今春から産科を休止するため、近くのこども病院で正常産も受け入れる案が浮上した。

産科医同様、小児科医も労働環境が厳しく、病院勤務医が足りない。

専門医が多数いるこども病院で、より多くの子どもに対応するのが小児医療の充実になると県は主張する。

小児医療は人手も時間もかかる半面、保険点数が低い。

こども病院も経常経費で23億円余り(04年度)を一般会計から繰り入れる。県財政が厳しい中、赤字削減の狙いもあるとみられる。

こども病院には生まれつきの病気や重い障害のある子どもたちが通っている。

147のベッドは満床に近い状態で、診察や手術が数カ月待ちという患者も珍しくない。

余裕のない中で患者を増やせば、ここでしか治療を受けられない子が、必要な時に受け入れてもらえなくなるのでは−。そんな不安が生じている。

心臓病など先天的な障害のある子や小さく生まれた赤ちゃんの救命に力を入れ、乳児死亡率の改善などの成果を挙げている。

県内医療機関と連携し、役割分担をしながら、赤ちゃんに病気があっても安心して出産できるような体制を作ってきた。

全国的にも誇れる体制であり、これからも維持すべきだ。

その上で、どうすれば門戸を広げられるかの論議は可能だろう。

閉ざされたままの第4病棟の稼働、看護師らの増員など課題はたくさんある。

現場の状況や利用する側の声を踏まえ、在り方を慎重に見極める姿勢を、県に求める。

県民

さきほどテレビ信州の番組に諏訪マタニティの根津医師が登場しました。

田中知事が進める県立こども病院での一般診療の受け入れについて、

「採算面から受け入れをするというなら、反対」

と初めて田中知事の政策に異論を唱えました。

条件つきながら、諏訪の根津さんが知事に反対したことは大きな変化だと思いました。

投稿 斉藤久典

2006年4月04日 18:31:18


大石英司

※ 「一般診療」撤回を こども病院の保護者ら 県に請願

http://www.shinmai.co.jp/news/20060405/KT060404ATI090009000022.htm

珍しく、田中の財布役の諏訪のドクターが反対してらっしゃるんですよね。初めてじゃないですか。彼が田中の政策に反意を示したのは。

私は、これは無茶だと思います。田中は子育ての経験が無いせいでしょうか。小児医療の現場を知らなさすぎる。

たとえば神奈川は、この手の小児高度医療が良く整備された地域なのですが、それでも、命に関わりのない状態、たとえば学習障害等の診断だと、半年待ちだったりするんですよ。それほど混んでいる。

患者家族が、一般外来の子供から流行病が感染すると心配しているのももっともなことで、先週末、次男に発疹が出た時に、隣の親戚にお世話になったんですが、そこの孫はうちより半年遅れの誕生なのですが、年間のうち半分は何らかの熱を出して病院通いしているとかで、原因は保育園らしいんですよ。そこで始終何かの病気を貰う。

命の境界線上にいる病気の子供たちを流行病の子供たちと接触出来る環境に置くのはリスキーです。

http://eiji.txt-nifty.com/diary/2006/04/post_9c3f.html


県民

我が家の近所に国立の子ども専門の病院があります。ここも一般外来はやっておらず、急患の受付で夜間や休日に診てもらうことができます。

数年前、娘が休日に水疱瘡を発症した際には大変助かりました(4000円以上かかりますが…)。

最近は、近くにかかりつけの小児病院があるのでほとんど行くことはありませんが、仮に救急車を呼ぶような事態になっても、ここに運ばれるので非常にありがたい存在です。

さて、ここには産婦人科もあり異常分娩等の方が出産をされていますが、一方ここで出産することはステータスとなっており、ちょっとした裏技で大きな問題のない方もここに入院・出産されています。

(ちなみに私自身はこの病院のあったところで生まれています)

まあ、長野とは規模が違うので比較にならないと思いますが‥。

投稿 禿鷲

2006年4月05日 13:18:25

2006年4月 05日 (水)

こども病院

10:14

長野県には安曇野市というところに県立のこども病院がある。

難しい病気の子供を受け入れている。

ドラマ「電池がきれるまで」の舞台にもなった病院だ。

先日、知事が「県立こども病院」の小児科産科の一般診療を受け入れるという方針を打ち出した。

確かに小児科も産科も不足しているという話をよく聞くし、県立である以上広く門戸を開けるべき、という考え方も分からないではないが広くたくさんの病院に受け入れてもらえないような病気になってしまう子供が、たくさんいるのも事実だと思う。

「こども病院」には県の内外から患者さんが集まっていると聞く。

私も小さな子供を持つ親だ。

子供が通院や入院する病院は家から近い方がいいに決まっている。

でも家から遠くても「こども病院」なのには「こども病院」でなくてはならない理由があるからだ。

そこでなくては救えない、そういう病気を持っている子が救いを求めて行くのが「こども病院」なのだ。

私も気をつけたいと思っているが小児科には急いで病院に来る必要のない症状でも緊急で連れてくる親が多いと聞く。

そんな患者を診ることが小児科医の負担になっていると。

子供はさっきまで元気でも急に高熱を出すことがある。

自分の子がそうなったらテンパってしまう気持ちも分かるが大したことでないのがほとんどらしい。

緊急で病院に行くのか朝まで待っても大丈夫なのか決断するのは親として怖いと私も思う。

でも、それを見極めるのも親の責任なのだと思う。

一般診療を受け入れたら、何もその病院でなくてもいい患者さんも診ることになる。

それで「どうしてもその病院じゃなくてはダメ」な患者さんの治療が遅れたりするんじゃないかと心配する親御さんの気持ちがすごくよく分かる。

「県立こども病院」は他の病院では救えない子供を守る最後の砦でいいんじゃないかと思う。

いや、そうあり続けるべきだと思う。

重い病気で苦しんでいる子供の一人でも多くに本当の笑顔が戻ることを切に切に願っている。

http://dolphineye.blog34.fc2.com/blog-entry-50.html


SBC信越放送

こども病院方針転換に菅谷松本市長が苦言

05日14時59分

県が安曇野市の県立こども病院に小児科や産科の一般診療を受け入れる方針を示していることについて、松本市の菅谷昭市長は、

現状では体制が十分ではない

などとして疑問を示しました。

これはきょう開かれた会見で述べたものです。

外科の医師でもある菅谷市長はこども病院を

県民

「日本でも有数の素晴らしい病院」

と評価した上で、

県民

「小児科や産科の医師の確保が難しくなっている中で一般診療まで診るとなると、現状ではスタッフなどの確保ができていない」

と県の方針に懸念を示しました。

また

県民

「方針を変えるのであれば、県は地元や県の医師会などに協力を要請するべきだ」

として、県の姿勢を批判しました。

こども病院は93年に開院して以来、一貫して難病の子どもや難しいお産を中心に高度医療を行ってきましたが、県が一般診療を受け入れる方針を示したことに対し、医療関係者や患者の家族などからは反発の声も上がっています。


4月7日(金)

こども病院のあり方考える 16日に意見交換会

県立こども病院(安曇野市)の患者の保護者らでつくる「ひだまりの会」(田口誠会長)は、県が同病院で小児科と産科の一般診療を始める方針を示したのを受け、16日午後2時から、同病院で「地域とこども病院のあり方を考える意見交換会」を開く。

県民や医療関係者らに参加を呼び掛けている。

会は、県の方針に反対ありきではなく、地域住民や県民、小児科や産科を中心とする医療関係者から幅広く意見を聞き、今後の活動方針を決めていきたい―としている。

田口会長は

県民

「こども病院がどういう機能を持った病院なのか、理解を広げてもらう機会にもしたい」

と話している。

当日は、小児高度専門医療の水準が低下するとの懸念から一般診療開始に反対し、3月末に退職した石曽根新八前院長も出席し、同病院の役割などを説明。

参加者による意見交換を行う。

参加無料。

託児を希望する人のみ、事前に田口会長(電話080・3500・9356)に申し込む。


SBC信越放送

県立こども病院一般診療受け入れで知事が事実上の軌道修正

07日17時50分

県立こども病院の一般診療受け入れ問題で田中知事は、一連の発言を救急性の高い患者を受け入れる意味だとして、これまでの方針を事実上、軌道修正しました。

田中知事は、きょうの会見で、県立こども病院で受け入れるとした一般診療について

県民

「救急性のある患者の受け入れを指すのか」

との問いに対して、

田中康夫

「当初からそうした文脈で話している、どちらの側で受け止められるかは歴史が判断すること、そう受け止められていないとすれば大変残念」

と述べました。

この問題は、田中知事が2月県会で県立こども病院について、

田中康夫

「より一般的な小児、産科診療に門戸を開く」

との方針を示し、その後、院長が辞職するなど波紋が広がっています。

きょうの発言は、これまで受け入れるとしていた一般診療を緊急性のあるものと置き換えたもので、患者や家族らの反発もあって事実上、軌道修正したものと見られます。

知事はまた、院長の後任に国立成育医療センターの部長をあてる考えを示し、人事委員会の承認を得た上で来月起用するとしました。


2006年4.08

【田中知事ピックアップダイアリー】県立こども病院問題

【7日】

午前11時、県庁表現センターで会見。

高度医療に特化し、難病の子供たちの駆け込み寺的な存在となっている安曇野市の県立こども病院が「一般診療」を開始する方針に批判が相次いでいることについて

田中康夫

「私たちは、えー、県立こども病院が、子供に関しては二十四時間、いつでもだれでも拒むことなく受け入れられる、開かれた病院にしていく、ということでございます」

と説明。

だが、

田中康夫

「地域医療の担い手という中心は、これはもう、改めて申し上げるまでもなく、コモンズに根ざした一般の開業医の方々であり、市中病院であります」

さらに、救急患者に重要な問題がなければ、

田中康夫

「かかりつけの医師に紹介する、という形になります」

との意向を示す。

「一般診療」という言葉が、風邪などの軽微な通院患者を診療するという意味にとられていると指摘されると、

田中康夫

「あのー、そのことは当初からですね、そうした文脈(救急性の高い患者のみを診察)の中でお話しはしてきてるかと思います。

それがどういう、どちら側の認識の問題であったか、あの、言葉の問題であったかは、今後歴史が検証するところであろうかと思いますけれども、あの、そうでないかのようにあの、お取りいただいてる方々がいらっしゃるのは大変残念です」

自分の真意を、みんな勝手に勘違いしていると主張する。

それでは、勘違いして受け止めている保護者らに直接説明するのかと詰められると、

田中康夫

「あの、会見の場での私の発言あるいは担当者の発言、あるいは議会における発言ってのは議場の方、あるいはここにご参集の表現者(記者たち)の方々にのみ行っていることではありません。

(中略)

お伝えいただくということに関して深いご理解をいただけることによって、そうした方々にもお分かりいただけると思っています」

と、

田中康夫

「伝えるのはマスコミの役目」

というメッセージを返す。

辞職した石曽根新八・前院長も、知事が今話した方針を受け入れなかったのかと問われると、

田中康夫

「あの、大変残念ですけども、そのように私たちは認識してます」

と述べる。


4月8日(土)

こども病院「救急診療から始める」 田中知事

田中知事は7日の記者会見で、県立こども病院(安曇野市)で小児科と産科の一般診療を開始するとの方針について、

田中康夫

「いつでも、誰をも拒まない小児の開かれた医療機関にしていく。救急診療中心の診療から始める」

との考えを示した。

知事は2月県会で、高度専門医療を担ってきた同病院について

田中康夫

「一般の診療に門戸を開く」

と説明。

ただこの日は、緊急性がない一般の通院患者は診療対象としない考えを明らかにした。

救急診療については、同病院は現在も救急搬送されてくる患者を受け入れているが、知事は

田中康夫

「(救急搬送されなくとも)家族が、子どもが重症だと感じた場合も受け入れて適切な処置を行うのが医療従事者の役目」

とし、軽症の場合はその後、患者のかかりつけの医師らに診療を委ねる考えを示した。

知事は、こうした考え方について、こども病院の次期院長に内定し、5月に赴任予定の国立成育医療センター(東京都)部長の就任が正式に決まった後、患者の家族や県民らへの説明会を開くことも検討するとした。

知事が県会で、こども病院での一般診療開始方針を示したことについては、患者の保護者らが

県民

「高度専門医療の水準が低下する」

との懸念から反対。

長野市内の保護者らが方針撤回を求める請願書を知事に提出するなど波紋が広がっている。

同病院の患者の保護者らでつくる「ひだまりの会」の田口誠会長は、

県民

「親にすれば、子どもの高熱も『緊急事態』。あらゆる症状の患者を救急で受け入れると、結局は一般外来と同じだ。

今も予約でいっぱいの高度専門医療が必要な患者の診療に支障が出る懸念は残る」

と話している。


こども病院問題で県医師会が反対

2006年4月15日

県立こども病院(安曇野市)への一般診療受け入れを田中知事が打ち出したことを受けて、県医師会(大西雄太郎会長)は15日、長野市内のホテルで記者会見し、

医者

「方針に反対」

を表明した。

大西会長は、同病院の

―などと反対理由を説明した。

この日開いた県郡市医師会長連絡協議会で出席者から田中知事の方針に疑問の声が相次ぎ、全会一致で反対表明をまとめたという。

大西会長は県の説明を正式に受けたうえで方針の撤回を求めたいとしている。

朝日新聞

4月16日(日)

こども病院専門医療「維持できぬ」県方針に医師会反論

県医師会の大西雄太郎会長らは15日、長野市内で会見し、県が、

田中康夫

県立こども病院(安曇野市)で、小児科と産科の一般診療を開始する

との方針を示したことに反対する考えを表明した。

大西会長は

医者

「一般診療を始めれば、こども病院の高度専門医療の水準は維持できず、県民や国民のためにならない」

と述べた。

田中知事は7日の会見で、同病院について

田中康夫

「いつでも、誰をも拒まない小児の開かれた医療機関にしていく。救急診療中心の診療から始める」

と発言。

救急搬送でなくても、子どもが重症だと家族が感じた場合は同病院で受け入れ、軽症の場合はその後、患者のかかりつけ医師らに診療を委ねる考えを示した。

知事の方針に対し、大西会長は

医者

「こども病院は設備、医療とも全国トップクラスで、県外からも難病の子どもたちがたくさん来る。一般診療を始めれば、医師の負担は増える」

とした。

同席した松本市医師会の須沢博一会長は、中信地区では初期、二次救急の小児患者の24時間受け入れ体制が既に整っているとし

医者

「こども病院は(生命の危機にある救急患者の)3次医療機関の役割を維持してほしい」

とした。

県小児科医会の松浦敏雄会長は

医者

「現在のこども病院の体制を維持するべきとの見解で一致している」

と話した。

医師会は同日開いた、県内21の郡市医師会長連絡協議会で、県方針に反対することを決定。

県の高山一郎衛生部長は2月県会代表質問の答弁で、一般診療開始の方針について

康夫派

「医師会ともよく話をしている」

と述べたが、大西会長はこの日、

医者

「何の説明も相談もない」

と否定した。

si

県立こども病院の一般診療化 県医師会会長が反対

県立こども病院(安曇野市)を巡り、高度専門医療に加えて救急性のある産科・小児科の一般診療を行う方針を田中知事が示した問題で、大西雄太郎・県医師会長は15日、長野市内で会見し

医者

「一般診療を導入すると、現状の水準維持が困難になる。高度医療に特化するべきだ」

と述べ、知事の方針に反対した。

県医師会は今後、県に対して見解を伝える予定だ。

同席した須沢博一・松本市医師会長は、同病院がある中信地区では、初期症状から入院が必要な患者まで対応する病院は完備されているとし、

医者

「重篤な患者の救命に携わるこども病院に風邪などの救急患者が来ると、感染の危険が高まるうえ、逆に人件費もかかる」

と指摘した。

さらに、大西会長は

医者

「医療については、専門家団体の医師会に相談すべきだ」

と述べ、県が独自に方針転換したことにも反発した。

2006年4月16日

読売新聞

SBC信越放送

こども病院「一般診療受け入れ」で患者の会が集会

16日17時32分

県立こども病院で県が小児科と産科の一般診療を始めるとした問題について患者の会が集会を開き、

医者

高度医療を専門に担う現在の体制を維持すべき

との意見が相次ぎました。

集会には患者の保護者や医療関係者などおよそ150人が出席しました。

県の方針に反発して先月こども病院の院長を退いた石曽根新八医師は講演で

石曽根新八医師

「一般診療の受け入れはこども病院でなければ治療できない患者に対する診療の支障になる恐れがある」

と改めて懸念を示しました。

また、長男が通院する長野市の三井田なおみさんは

県民

「現状でもスタッフは手一杯で一般診療を行うのなら体制の充実が不可欠だ」

と指摘、会場からも高度医療を担う現在の体制を維持すべきとの意見が相次ぎました。

患者の会では今後署名活動などを行って県に方針の撤回を求めていくことにしています。


医者

2006年4月16日 (日)

それぞれの病院の役割

4月16日の毎日新聞で以下の内容の記事が出されていました。

県立こども病院(安曇野市)を巡り、高度専門医療に加えて救急性のある産科・小児科の一般診療を行う方針を田中知事が示した問題で、大西雄太郎・県医師会長は15日、長野市内で会見し

医者

「一般診療を導入すると、現状の水準維持が困難になる。高度医療に特化するべきだ」

と述べ、知事の方針に反対した。

県医師会は今後、県に対して見解を伝える予定だ。

同席した須沢博一・松本市医師会長は、

医者

同病院がある中信地区では、初期症状から入院が必要な患者まで対応する病院は完備されている

とし、

医者

「重篤な患者の救命に携わるこども病院に風邪などの救急患者が来ると、感染の危険が高まるうえ、逆に人件費もかかる」

と指摘した。

さらに、大西会長は

医者

「医療については、専門家団体の医師会に相談すべきだ」

と述べ、県が独自に方針転換したことにも反発した。」

私は、片田舎の公立病院で一人小児科医長です。

数年前の経験からですが、数日前より発熱がみられ、徐々に眠り込むようになってきた児が来院されました。

グッタリしており全身状態はやや不良で、意識は傾眠と障害されていました。

まずは点滴を確保して血液検査したところ、肝臓の酵素であるGOT/GPT がどちらも1万を超えるような凄い数値でした。

(正常値はどちらも40程度です)

意識障害+肝酵素著明高値から劇症肝炎を疑い、頼りにしている3次施設に搬送しました。

搬送先でPT(プロトロンビン時間;肝臓の予備力を反映)の異常低値を確認され診断は確定。

その後、2ヶ月程度かかりましたが、血漿交換という血液の中の一部を交換する治療法や持続的血液濾過透析という透析治療の一種を施行され奇跡的に救命できたということがありました。

血漿交換や持続的血液濾過透析などという治療法は、スタッフの揃った集中治療室でなければ行う事が難しく、一人医長の私のところではとても行う事はできません。

私のところで治療していたならば、まず助かる事はなかったと思います。

私も過労のため倒れているでしょうし、診療もストップしていたでしょう。

このことは、それぞれの病院でそれぞれの役割があることを示しているものと思います。

つまり、私が勤めている、いなかの病院の小児科は診療の入り口を担当し、重症で手におえない患者さんは適切に後方病院へ搬送する。

患者さんは多いのですが重症患者さんを抱え込まないようにすれば、何とかやっていけます。

後方病院は紹介された重症患者さんに出来うる限りの濃厚な医療を行う。

熟練した多くのスタッフが必要です。

しかし、この状態で感冒等の一般診療を引き受けると、患者数が増えて濃厚な医療は出来なくなります。

長野県では小児医療の3次施設は長野県立こども病院であると思いますが、そこで一般の救急医療を受け入れるとなると、いままで培って来た高次医療を提供する機能に少なからず影響がでることが考えられます。場合によっては、いままで助けられた生命が助けられなくなる可能性まででてくると思います。

県の宝である県立こども病院の機能を崩壊させないためには、田中知事に方針転換の撤回をお願いするしかありません。

参考になるHPです。

ある産婦人科医のひとりごと。

投稿者 befubefu

時刻 22時43分

http://swedenhouse-oita.cocolog-nifty.com/pediatrics/2006/04/post_98fa.html

コメント

医者

神戸にもこども病院はあります。

私の勤務時代はまったく一般患者は受け入れず、玄関まで来ても事務が他院を案内して通さなかったぐらいです。

その徹底ぶりは、震災の時ですら被災者があえて来なかったというぐらいのものです。

ただし現在は違います。

私が退職してからの事なので詳しい経緯は知りませんが、三次という建前はありますが、24時間の救急を受け入れています。

この方向になったのは、県議会からの「小児救急対策」の突き上げに対する、県当局の議会対策の産物である事だけは元上司のボヤキで聞かされています。

少し前に成人の救急体制で一次、二次、三次をアメリカのように一体化すれば、救急たらい回しを防げるとかの記事がありました。

日本とアメリカでは違います。

アメリカは拠点病院の極度の集約化が歴史的経緯から起こり、たしかに1ヵ所で救急を受け入れているかもしれませんが、良く見ればどんなに遠くても1ヵ所しかないのです。

本来からすれば一次、二次、三次と分業すべきところが集約されて1ヶ所になったという事です。

日本での体制は、基本的にアメリカに較べると中小規模の病院が医療を分担するように構築されている前提が無視されています。

田中知事も素人考えから、県最高の医療水準のこども病院に、小児救急患者を受け入れさせたら政治的功績と思い込んでいるようですが、その行為が金の卵を産む雌鶏を絞め殺す事になるのに気づかないようです。たぶん気がつくのは絞め殺した雌鶏を見て初めてわかるのでしょうし、分かった頃には彼は知事ではないでしょう。

投稿 Yosyan

2006年4月17日 13:24:42


県民

こんばんは

Yosyan先生

>アメリカは拠点病院の極度の集約化が歴史的経緯から起こり、たしかに1ヵ所で救急を受け入れているかもしれませんが、良く見ればどんなに遠くても1ヵ所しかないのです。

これは、例えば心筋梗塞急性期の治療方針の違いなどにも表れているのではないかと思います。

アメリカでは心筋梗塞の治療ができる病院は結構限られていて、到着するまでに時間がかかります。

だから、到着するまでに出来ることをやっておこう、そうしなければ治療成績をあげる事はできない。ということで、一般の方でも使用できるAED(自動式電気除細動器)や、救急車の中でも治療できる、tPA(組織プラスミノーゲンアクチベータ;血栓溶解剤)が開発されてきたのだと思います。

(日本でも徐々にそういった、prehospital careは浸透して来ていますが...)

日本では、PTCAができる施設はかなりの数があり、よほどのへき地でない限り、1時間程度では到達できるようになって来ています。

よって、こういったprehospital careは重要度が低いと思われます。

これは、今の日本の医療事情の中でアメリカに比べて幸せな部分であると思います。

また、3次施設に救急対応を取り入れる場合は、それ相応の人員と部署を別に作っていれる必要があると思います。

でも多分、そんなことは考えてなくて、

田中康夫

「今の人員でやれ」

ということでしょうね...

投稿 befu

2006年4月17日 22:22:41


医者

>「今の人員でやれ」ということでしょうね...

たぶんそうでしょう。せいぜい少し色をつけて1人か2人か「増強」してくれたら御の字ではないでしょうか。

間違っても救急用の別施設と24時間対応の人員を用意するとは思えません。

そもそも別棟の施設的なものと十分な人員を用意するのであれば、こども病院が兼務する必要が無いからです。

田中知事のご意向は「ついでにやれば良い」ぐらいにしかないかと考えます。

算盤上で言えば「今までの診療数の上に一般患者が増えれば赤字減らしにつながる」以上の考えではないと思います。

そんな算盤勘定であるなら、わずかな増員ですら思いっきり渋るのは当然の成り行きでしょう。

言ったら悪いですが、難病の子供の治療と感冒などの軽症の子供の治療の差などは、田中知事には区分が理解できない代物だと考えます。

べつに田中知事だけではなくほとんどの一般の方も同様かと思います。

おそらく難病とは風邪がこじれて肺炎になった程度と同様に見なしていると考えます。

長野もこども病院ができたときに、その存在意義について理念と目的を高らかに謳いあげたはずです。

ところが時代が下れば単に難病の子供もいる普通の病院としか見えなくなったようです。

普通の病院であれば普通の患者も見ないのは不思議で仕方が無いというところでしょう。

これが国立がんセンターに食あたりで受診するぐらい不自然なものである事には、相手が子供である限りまったく矛盾を感じていない事に、田中知事の小児救急、少子化対策の姿勢がよくわかります。

投稿 Yosyan

2006年4月18日 11:20:05


県民

こんばんは

Yosyan先生

長野もこども病院ができたときに、その存在意義について理念と目的を高らかに謳いあげたはずです。ところが時代が下れば単に難病の子供もいる普通の病院としか見えなくなったようです。

時代とともに当初の目的は忘れ去られるのですね...悲しい事ですが....

投稿 befu

2006年4月19日 1:29:00

http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1142968187/

県立こども病院一般診療受け入れに批判

住民や医療関係者が意見交換

県立こども病院(安曇野市)のあり方を考える意見交換会が16日、同病院内で開かれ、田中知事が高度専門医療に加えて一般の産科・小児科診療を行うとの方針を示したことに批判が相次いだ。

地域住民、医療関係者ら約150人が参加した意見交換会は、患者の家族らでつくる「ひだまりの会」が主催。

冒頭、知事の方針に反対して3月末で院長を辞職した石曽根新八さんが講演し、

医者

「高度専門医療のために労働過多になっており、これ以上の負担はリスクが増える」

と主張した。

患者の親たちも

県民

「こども病院が最後のとりで。病院の本来あるべき姿と子どもの生命を守りたい」

などと訴えた。

続いて自由討論では、

県民

「一般患者の多くは感染症で、免疫力の落ちた(入院)患者への感染が心配」

などの声が出た。

同会では、5月以降にも意見交換会を開く予定。

2006年4月17日

読売新聞

SBC信越放送

こども病院の「一般診療」問題で県医師会が反対の考えを説明

17日18時43分

県が示した県立こども病院で産科と小児科の一般診療を始めるとの方針について、県医師会は

医者

「機能の低下につながる恐れがある」

として反対する考えを示しました。

これは県議会の衛生委員会との意見交換の中で説明したものです。

県医師会の大西雄太郎会長は、

医者

県立こども病院で一般診療を始めると、通院している子どもたちが一般患者との接触で感染症などにさらされる危険があるほか、各大学から派遣されている医師の引き上げも危惧される

などと指摘しました。

その上で、

医者

「機能低下につながる恐れがある」

とし、県の医師会として県の方針に反対する考えを説明しました。


しらかば帳:県が打ち出した「県立こども病院」… /長野

◆県が打ち出した「県立こども病院」(安曇野市)の門戸開放の方針。

その解釈をめぐり動揺が広がっている。

関係者は当初、門戸開放を「一般診療の受け入れ」と理解していた。

田中康夫知事は7日の会見で、方針が緊急診療の拡大を意味すると説明。“誤解”を指摘した。

その指摘が正しいかどうかは疑問だが、依然として「一般診療の受け入れ」と理解している患者の家族は多く、不安は解消されていない。

県には“誤解”を解くために、説明する責任があるのではないか。

(桂)
毎日新聞

2006年4月19日


March 21, 2006

金の卵を産むガチョウを殺す

Me262という戦闘機があります。

第二次世界大戦中に参戦した、史上初の実用的なジェット戦闘機です。

出現はヨーロッパ戦線の末期で、趨勢を左右するほどの戦力とはならず徒花で終わってしまった機体です。

しかし、B-17などの戦略爆撃機載りには悪魔のように恐れられ、その出現はショックをもって迎えられました。

結局、戦略爆撃のために生産ラインがボロボロの状態で、次第に稼働率も落ち、終戦を迎えることになります。

レシプロ機に対して1:4のkill ratioを持っていましたが、全機が四倍の敵機を落としても連合軍機は山ほど残存している状況だったといいます。

この機体の原型機は1943年にはすでに完成していたのですが、実戦配備はそれからかなり後になってからになります。

その理由は初期のジェットエンジンの信頼性の低さが最大の原因であるとされていますが、見逃せない要素として、「偉大なる伍長閣下」があります。

試運転で、Me262の革新的な性能に大いに感銘を受けた伍長閣下は、Me262を爆撃機として開発することを命じます。

開発者たちはさぞかし頭を抱えたことでしょう。

よほど、スツーカの成功体験が、訂正不能な観念にまでなっていたと見えます。

紆余曲折の末、第三帝国本土に高々度爆撃機による戦略爆撃が始まると、日本と同様にまともな迎撃機がないことから、Me262はやっと本来の高速戦闘機として活躍を始めたのですが時すでに遅しだったわけです。

さて、

県立こども病院長 一般診療受け入れに反発し退職届

県立こども病院(安曇野市)の石曽根新八院長(60)は20日、「一身上の都合」として31日付の退職届を高山一郎県衛生部長に提出した。

田中知事は今県会の議案説明で、同病院で小児高度専門医療だけでなく一般的な小児科、産科診療も受け入れる意向を表明、「首脳部の一新」も示唆していた。

石曽根院長はこうした動きに反発、県衛生部への異動を拒む形で退職を決めた。

石曽根院長は取材に対し

「院長の任命権者は知事。知事が新しい人にすると決めた以上、辞めざるを得ない」

と説明。

同病院で一般的な小児科、産科診療を受け入れることについて

「県全体で確立してきた小児高度医療の供給態勢が崩れることを危惧(きぐ)している」

と批判した。

沢田祐介副知事は取材に対し

康夫派

「少子対策にかかわる(県の)仕事を引き続きやってほしいと要請していたが、ご自身の決断であり尊重したい。

今後も県の小児医療を支援してほしい」

と述べた。

後任は、県内出身の国立成育医療センター(東京都)部長が有力視されている。

石曽根院長は信大医学部第一外科を経て、93年のこども病院開院当初より外科部長。

副院長を経て2002年から現職。

長野県のこども病院に関しては、こちらの記事を参考にしてください。

県立こども病院が10周年 第5病棟供用へ

安心のカルテ@埼玉 第2部 小児救急 《5》 小児ICU(2005年10月18日)

長野県の死産率・乳児死亡率の低さは、日本一です。

すなわちそれはシステムとして世界一であることを意味します。

その実績を実現するためには周産期に関わる多くの人々の不断の努力があったと思います。

1-3次のそれぞれがそれぞれの役目を果たして連携したシステムの勝利と言っていいでしょう。

しかるに、

田中知事は今県会の議案説明で、同病院で小児高度専門医療だけでなく一般的な小児科、産科診療も受け入れる意向を表明

です。もうアフォかと。

田中康夫をヒトラーに喩えるのは不謹慎だと言われる方もいるかもしれません。

(たしかに田中康夫がワイマール共和国に生まれついたとしても、ヒトラーの様な「偉業」を成し遂げることなどできはしないのは確かです)

しかし、高度小児救命センターを1次診療に使おうなんて馬鹿な発想はヒトラー級の妄想と言って過言ではありません。

長野県も医師不足で大変だとは聞きます。

しかし貧すれば鈍するというか、このアフォさ加減では医師不足は拍車がかかることはあっても改善されることはないでしょう。

「僻地は心の中にある」

長野県出身で、国立成育医療センターの部長先生、考え直した方がいいですよ。

あなたがどんなにすばらしい医者だとしても、こういう経緯で院長になったら、部下の医者の離反は不可避ですよ。

東京あたりと違って、兵隊の補充は不可能です。

何ヶ月後に安月給でも成育医療センターの方がマシだったと思うこと間違いなしです。

投稿者 ssd

05:17 PM

http://ssd.dyndns.info/Diary/archives/2006/03/post_71.html


県民

長野県知事 田中康夫殿に 意見申す

2006年4月23日 16時55分31秒

長野県知事 田中康夫 様

長野県立こども病院においての一般診療及び産科診療の新規開設廃止の請願書

私の1歳になる息子は先天性の心臓疾患・手や手首の奇形があります。

産後まもなくNICUのある総合病院へ搬送されました。

しかし、搬送された病院では治療することができず、こども病院を紹介されました。

こども病院は高度専門病院です。

総合病院では最初、息子の心臓の孔は二つという診断でしたが、実際のところは沢山孔があいているこということがこども病院でわかりました。

そのくらいこども病院はハイレベルな治療ができる病院なのです。

私達家族は、行きたくてこども病院へ通院しているわけではありません。

長野県には息子の病気を治せる病院がありません。

ですから、高いガソリン代や高速代を払い毎月何回も豊科にあるこども病院へ通院しています。

知事をはじめ多くの県民の皆さんはこども病院の現状をあまりご存知ではないと思います。

それは、こども病院へ通院しなければならない子供は何万人に一人という稀有な病気だからです。

正直、私も息子が生まれるまではこども病院の存在を知りませんでした。

こども病院にかからないということはとても幸せなことなのです。

こども病院の現状は、常にこの病院でしか診てもらえない子供達でいつも混雑しています。

手術さえ三ヶ月待ちはあたりまえ、診察の予約をする電話もいつもつながらない事もしばしばあります。

外来でも病棟でも看護師さんは走り回り、医師は次から次へとくる患者に追われています。

いつ寝ているのだろうとこちらが心配になるくらい、先生方は病棟につめていらしています。

それだけ重症な子供が入院し、24時間生死の狭間でスタッフの皆さんはご自分の体を犠牲にしてまで治療にあたっています。

産科も同様です。

確かに、医師やスタッフの数からみればもっと患者を受け入れても当たり前のように思われますが、現状では今ですらスタッフが足りないのです。

その証拠に第四病棟が未だに使われていないのです。

ベッドや機材があるにもかかわらず、スタッフが足りず患者を受け入れられずにいるのです。

こども病院は小児科のプロフェッショナルですから、親としてはできるならば診療して欲しいと思うのが当然だと思います。

しかしながら、重度の病気の患者にはこども病院しかないのです。

松本市にある小児・内科夜間緊急センターの様な施設を各地に配置するなどの根本的な改革こそ、今必要としているのではないでしょうか?

私の息子もそうですが、こども病院に通院してるからといって救急(たとえば、風邪・下痢・湿疹など)で診てもらえるとは限りません。

まず、こども病院の主治医や当直の医師に状態を説明し、判断を仰ぎます。

息子は近くにかかりつけの病院があるのでまずはそこで診てもらうことが多いです。

救急の場合において親や家族が子供の状態を判断するのは難しい事です。

素人判断よりも、近所のかかりつけの医師に相談してからでも遅くはないのではないでしょうか?

仮に、一般診療を始めるとすれば現在の施設・スタッフではとても無理です。

感染症の一般患者と重度の患者を一緒の施設で治療するということは、重症患者にとってはただでさえ免疫が低下してる上に感染症の危険にさえさらされるという命に関わる問題になってきます。

知事は医師会さえ反対している一般診療の開始を可能とするその根拠はなんでしょうか?

未来のために今の高度専門医療を維持する必要があるのではないでしょうか?

今、こども病院に通院している子供達は現在の医療水準が保たれなければ別の病院を探さねばなりませんし、もし病院がみつからなければ死を待つしかないのです。

東京や神奈川、岡山、静岡へ行くとなると親の負担は増すばかりです。

少子化が問題になっている昨今、安心して育児をしていくためにそして、これから生まれてくる子供達のために今のこども病院の医療水準を下げてはならないのです。

未来のある子供達に20億円のお金さえ無駄だと知事はおっしゃるのですか?

子供を増やすためにはまず安心して子育てをできる環境づくりに税金を使うことに対して反対される方はいらっしゃるでしょうか?

知事も一日こども病院の病棟にぜひ付き添いの体験をしてみてください。

つらい治療に耐えながら、明日への希望に満ち溢れたかわいい笑顔を見て下さい。

そして、スタッフの方々がどれだけ苦労されているかを実感してください。

私は生まれたばかりの息子が保育器に入ったまま、救急車に搬送されるのを見送った時、生きた息子を抱くことはないと思いました。

しかし、息子は私の元に帰ってきてくれました。

こども病院があるから安心して病気と闘えるのです!

息子を失うかもしれないという恐怖とも向き合い、勇気が持てるのです。

どうか、どうか、こども病院を今の高度専門医療をできる素晴らしい病院のままにしておいてください。

未来の子供を守れない行政など必要ないと思います。

もし、長野県立こども病院について意見をお持ちの方、ぜひコメントをお待ちしております。

http://blog.goo.ne.jp/kawasakirota/e/c7ff9fbec268cdef2b8e564c6b416917

県立こども病院の新院長候補者 宮坂 勝之さんの会見内容

康夫派
小林資典参事兼人財活用チームリーダー

ただいまからこども病院の関係の本日記者会見をさせていただきます。

私、本日の進行役というか、努めさせていただきます県の経営戦略局人財活用チームリーダーの小林資典と申します。

なぜ、私がこの場で進行役を努めさせていただくかと申しますと、既にご承知をいただいているかと思いますが、ただいまこちらに後ほど詳しくご紹介をいたします。新たに5月からこの病院の院長先生をお願いする予定でございます宮坂先生でございますが、現在知事のほうから人事委員会の方へ新院長の候補者として手続きを進めさせていただいているところでございます。

これについては、人事委員会の定める規則の中で人事委員会へのこういった選考採用にあたっては協議が必要になっておりまして、そういったことから候補者選考請求書という形で現在人事委員会の方へ協議を出しているところで、これが4月の13日付けで協議をしてございます。今後の日程でございますが、お聞きしているところでございますが、4月の27日に長野県の人事委員会が開催されるといる具合にはお伺いしておりますので、今週の木曜日でございますが、その委員会にお諮りをいただく中で、正式に選考が決定されるということで、あくまで現在候補者という立場でいらっしゃる、この段階でのご紹介についてでございますが、先生現在、国の方の病院で現実も診療行為をなさっておられます。そういったことで多分に患者様を抱えられてお忙しい中、今日はこちらへ病院関係みていただくということでおいでいただいたわけで、そういった中でですね、候補者という微妙なお立場ではありますけれども、私どもとしては人事委員会の委員3人いらっしゃいます。が3人の委員さんに予めこういった形で宮坂先生にお願いしたいと考えている、ということはお話をし、候補者としてそう言った形の中で、是非現場を見ていただきたい、ということも考えている旨お話をする中で、本日こういう形で現場を見ていただき、記者の皆さんにご紹介をさせていただくという形でございます。

簡単に宮坂先生のご経歴を申し上げたいと思います。口頭で申し上げますので、もし、お聞き取りにくい点、またもっと詳しくということであれば、私どもの担当が残りますので、また後ほどご確認をしていただければと思いますが。

宮坂勝之先生のご紹介をいたします。勝之の勝は勝負勝ち負けの勝、之はこれという字でございますが、宮坂勝之をご紹介いたします。宮坂というご名字、大変長野県内でも多い名字でございますけれども、先生は1944年昭和19年岡谷市のお生まれだそうでございます。その後1963年昭和38年になりますが、長野県立諏訪清陵高校をご卒業、その後1969年昭和44年には信州大学医学部を卒業されたということで、生粋の長野県の中でお生まれになって長野県でご教育を受けられているという状況でございまして、その後ですね、ご卒業後は県立木曽病院で県立木曽病院木曽福島町にございますが、こちらの方で研修医としてもご勤務をいただいた経験がございます。特に1970年昭和45年6月からは国立小児病院に麻酔科医として勤務され、それ以降1973年以降になりますが、トロント大学医学部麻酔科、トロント小児病院研修医、ペンシルバニア大学医学部麻酔科、フィラデルフィア小児病院研修医、等々海外の臨床を通じたご勤務も大変豊富にお持ちになっているという先生でいらっしゃいます。

また、海外等の活動が一段落した1977年昭和52年10月以降につきましては、国立小児病院に勤務され、小児医療研究センター、病態生理研究室長、麻酔科医長、国立成育医療センター医療情報準備室長等々を歴任され、2002年3月から平成14年3月から国立成育医療センター手術・集中治療部長をなさっておられます。この間、独立行政法人医薬品医療機器総合機構専門委員さん等数々のご公職もなされ、また、平成4年1992年には科学技術庁の方からですね、りっぱな表彰等もなされているとの、具体的なご活躍、ご経歴の様子につきまして枚挙数々ありましてですね、詳しくはまた、ご確認いただければと思いますが、こういった長野県岡谷市生まれの先生を5月1日から、こども病院の方へお迎えしたいと考えております。

先ほど申し上げましたとおり、4月の先生のご予定ですと4月の末までは国の方にご在籍という形のようでございますので、そんな立場でございますけれども、本日皆様、ご質問等おありになればですね、そういった立場でお答えいただくことを予め、私の方から皆様方にお断りをさせていただきたいなと思っております。それでは宮坂先生ご紹介いたします。よろしくお願いします。


康夫派
新院長候補者 宮坂勝之さん

皆さんこんにちは。ご紹介いただいた宮坂と申します。長野県では、宮坂勝之と終わりまで言わないと、多分大勢いるのかと思いますので、一応、フルネームで言っときます。

今日、本当にこのようにたくさんの方々がいらして、小児医療、こども病院にすごい関心があるということで、私たち非常にありがたいことです。

私、今、ご紹介がありましたけども、麻酔科の医者ですけども、小児科の医者でもあります。スタートは産科医、今、世の中で少ないと言われている三つの職種を一人で背負っておりますけども、なかなかこういうふうにサーチライトを浴びるということはないんですけども、本当に皆さん来ていただいてありがとうございます。

このたび、澤田院長の職を継いでですね、5月1日からこちらに来てみることになると思います。まだ正式に確認しておりませんので、この病院自体、先ほど副院長の里見先生と三輪総看護師長さんの2人に中を案内していただいて、改めて、すばらしい設備、すばらしいスタッフの中で仕事をさせていただく機会を与えていただきまして、非常にありがたく思っています。

私は、先ほども紹介ありましたが、長野県に生まれまして、岡谷に生まれたんですけども、塩尻峠にトンネルができたら長野県はいいやとかということを作文に書いた覚えがありますし、諏訪湖は世界で2番目に大きな湖だと思って育ちました。

それで、諏訪清陵高校から信州大学、しかも卒業して1年間は木曽の県立病院で婦人科ではなく産科医として研修していたので、それ以来、大学を卒業して以来30数年間、ずっと周産期医療、小児医療一筋に国の中の施設もそうですけど、外国の施設、例えば、当時のトロント小児病院というのは、770床世界最大のこども病院と言われていたんですけども、そこに留学し、その後、アメリカのフィアデルフィアの小児病院、よく全米の小児病院のランキング一位にランクされる病院ですが、そこでも研修をさせていただき、さらにはその関係で世界の各地のこども病院によらせていただき、国の病院にもいたことありまして、多くの地方自治体が14〜15あると思うんですが、実際にこども病院の中で働いたことはないですけども、いろいろないい点悪い点を勉強させていただきました。

そのような背景がありまして、このたびこちらの病院に勤務させていただくことになりまして、私の今までの経験をいろんな意味でお役に立てるんじゃないか、しかも、生まれ故郷の長野県で役に立てるということで、凄くうれしく思っています。

私自身は、海外に数年間いたんですけれども、それ以外は毎年、盆暮れは必ず長野県岡谷に帰ってきていましたし、この10年間ほどは小児の在宅人工呼吸の患者さんを連れて、毎年、夏にサマーキャンプで下諏訪温泉に連れてきております。バス三台くらい連ねて、東京から来ていたんですけど、そのこともありまして、皆さん方のいる新聞に取り上げていただいたこともありますし、そんなことでずうっと小児医療一筋にやってきています。

私は夢がありまして、長野のこども病院を世界一のこども病院にしたいなと思ってます。先ほど中の先生方、看護師さんの前でもお話させて頂きましたが、皆さんも同じ思いだということで非常に心強く思いました。

「医療の原点」ということなんですけど、医療の原点は、本来、具合が悪いからすぐ診てほしいという患者さんへ対して対応するというのが、医療の原点だと思っています。時には癒し、しばしば患者さんをサポートし、そして基本的には患者を常に慰めるということです。そこに私、医療の原点だと思っています。

こども病院というのは、地域社会の必要度に合わせて、地域社会に開かれて、地域社会に育てられる病院であるべきだというふうに思っています。医者や看護師がこういうことしたいからではなく、地域に根ざした医療をすべきだと思っています。ですから、入院している患者さん、あるいは目の前の患者さんに全力を尽くすということは十分必要なことなんですけども、それだけで満足するような社会になっていませんで、病院にたどり着けない方々、それから社会で実際に病院からの恩恵を蒙らない方々、そういう方々にも目を向ける病院であるべきだと思います。それが開かれた病院である一つだというふうに思います。

実は、病院にいまして目の前に重症の患者さん診て毎日いますと、本当に私たち一生懸命治療しているつもりなんですけれども、ちょっと外に目を転じますと、病院の中で亡くなるかたの何倍もの方が、病院の外で亡くなっています。例えば事故もそうですし、虐待もそうですし、乳児突然死症候群とか、たくさんそういうものがあります。もっとそういうものを全部含めて、長野県民のためになるような病院にこれからしていきたいな、というふに思っております。そういう意味で、県立こども病院は、皆さんが一般的にすぐ思う小児科の病院ではなくて、小児総合医療を行う病院という理解が非常に大事だと思います。非常に幸いなことに、中の先生方、看護婦さん、これを理解されてますけれど、なかなか日本ではですね、小児科医療と小児総合医療の区別がなかなかついておりません。こども病院は、小児総合医療のできる病院ですので、小児総合医療の恩恵に被れる患者さんに仕えると、そういう形にもっとこれから機能が広がっていくというふうに思っております。

ですからその意味で、お子さんを持つ親が、とにかく不安だと思ったら、「24時間いつでも誰でも訪れることができる」、そういう病院にしたい。もちろんこれは、一つの病院、一つの医師、それだけでできることではありませんで、地域全体でこれを支えるということが、重要だと思われます。市中病院の小児科の先生方や開業の先生方、大学、皆さんの協力を得て、とにかく長野県の病めるこどもに優しい環境にする、その中心にこども病院が置かれればいい、そういう医療が展開できれば長野県の中での、例えばお子さんを持つご家族の育児不安、社会不安、そういうことも解消され、少子化の解消にも役に立つんじゃないかというふうに思っています。ですからこの辺は、多分、一般の方々が病院というのは、病気になったら行くところで、難しい病気を治していただく、というところから、こども病院は小児総合医療を行うところで、もっと社会の中で医療を行う、地域にサポートされる病院だ、そういうことをもっと強調したい。もちろん、一人ひとりの先生、看護婦さん、皆さんこういう考えを持っていらっしゃいます。こども病院は素晴らしい人材がそろっていますので、それをより全体として一つのチームでやっていくということが、非常に大事だと思っています。

今の時代、医療はですね高度成長期のように一人の優秀な医者が、自分の技能を発揮して難しい病気を治すのではなくて、例えば病院全体として感染に対してどうするのか、医療の安全をどうするのか、心の問題をどうするのか、ひとつの診療科だけでなく、病院全体を一つのチームとして医療をしなければいけない時代になっています。医者だけでなく、看護婦さんすべてがチームでやらなくちゃいけない時代です。そういうことで、社会に尽くすと言う考えがなければ、何もないわけで、そういうことを考えて私たちはこれからの医療をやっていきたいなというふうに思っています。

基本的に皆さん方にお話ししたいことは、以上なんですけど、一応、今のことをまとめますと、地域に開かれ地域に育てられる病院、24時間いつでもだれでも受け入れられる病院、そういう病院であること、それからさらに、病気のこどもさんが通っていますけれど、明るくていつも思いやりに満ちた病院にしていきたいというふうに考えています。ですから、総合医療を目指し、全人的な治療をするそんなこども病院にしてきたいなというふうに思っています。

どうぞよろしくお願いします。


康夫派
小林資典参事兼人財活用チームリーダー

どうもありがとうございました。

これからあとの日程等がございまして、約15分程度でございますが、皆様からご質問等を承りたいと思います。冒頭、ご説明したとおり、今日初めて先生にはこちらの方にお越しをいただき、先生のほうは前からこちらの病院にとりあえず講演会の際にお入りいただいたなどのご経験が、経過があるようでございますけれども、しっかり中の様子を見ていただいたり、職員の皆さんとお話しをしていただいたのは、今日が初めてでございますので、そういったことも踏まえてご質問等もいただければと思います。

なお、はじめに社名とお名前をご質問に当たってはお願いをしたいと思います。よろしくどうぞ。それではどうぞ。


記者
信濃毎日新聞 中野弘之 氏

ご就任、まあ正式なご就任前なので、お答えいただけないで結構なんですが、今、先生の口からご説明にあった24時間誰でも受け入れていくという、これは田中康夫知事も2月の県議会で方針を示されているんですが、先週の日曜日この病院で16日に開かれた意見交換会でも患者の保護者さんからですね、そう言うそのまあ初期あるいは2次の救急医療患者さんを受け入れていくことになる場合に、現行のスタッフではですね、その今の高度医療の水準というのを維持できないのではないかという不安と、それと院内感染この危険が高まるんじゃないかというこの2つ不安の指摘があったのですが、この辺についてお考えをもうちょっとお聞かせください。


康夫派
新院長候補者 宮坂勝之さん

はい。まず2つのポイントがあったと思いますけども、24時間何時でも誰でも受け入れてく、これを希望しない親はいないと思うんですね、ですからそういう患者さんがいるということ、そういう方々がいるということを私たちは認めて、いかにそれを受け入れるようにするのかというふうに考えるべきだと思うんです。そういう方がいるからこども病院を引き受けないのではなくて、そういう方がいることを認めた病院にすべきです。

先ほど言いましたように、それは一こども病院だけですべてやれるとは思いません。欧米にはすべてやってる病院もあります。でもこの規模の病院ですべてあのそれをですね一つの病院に長野県中の発熱の患者さんを一か所に集めてなんてことはとてもできると思いませんし、これはやっぱりネットワークを作ってやること。地元に関しては、まあおそらく来れる距離の方々は診るにしても、そうでない方々はネットワークを使ってやる既存の例えば1個人の診療所もたくさんありますので、そういうところを使ってやることになるんだと思います。

ただしポイントはですね、こどもの病気に一次、二次、三次なんてことはない訳ですから、来た結果「お前は簡単な病気だったじゃないか、どうして来たのか。」とそういうことが積み重なると患者さんは来なくなるわけで、基本的に病院ってやっぱり開けているところだと、例えば長野県に一か所でも、いつでも誰でも子どもだったら、こと子どもに関しては断らないという場所があるということは、これは県民にとってものすごく大きなプラスですよ。長野県は既にですね、全国の中でまあ40何県ある中でたった14しかないこども専門の病院を持っている県なんですね。そういうことだけでも素晴らしい。それに加えて、本当にこどもが困ったら、とにかく連れてきて文句を言わない場所がある、そういうのを作ることが第一である。というふうに思います。

それから二番目の、それでその前提でですね、今のままできるのかと、私は今のままできるとは思いません。これは人員だけのことではないです。医者の意識もありますし、医者の技能もあります。例えば皆さんのこどもさんが頭に怪我をした時に小児科の先生に行ったとします。小児科の先生は「私はこの患者さんは診ますけど、頭の怪我は外科に行ってください。」これでは良くないと思うんですね。初期対応はやっぱり小児病院またはこどもの施設ですね、そこで一括して終わるというのが本来なんですね。私ができないからではなくて、いかにそこでできるようにするかこれがこどもの総合医療っていう考えなんですね。そういう考えにやっぱり変わっていくべきだという風に思います。

2番目の感染のことなんですけど、これははっきり言って全く科学的には説明できない。何故かといいますと、世界的に救急医療をやっている一流の病院なんていっぱいあります。感染のお子さんを受け入れなかったら、感染のお子さんが来たら中の子が感染になるというのは、それは医療者として僕は正しくないと思います。そういう患者さんと中にいる患者さんとをいかに分けて治療するのかと、そういうふうに考えてでも必要のある人に場所を作るというのが私たちの考えであって、そういう患者さんがいるから、だから私は診ないということではない。で、どの患者さんも私たちも皆さんもそうですけど、皆さん何の感染を持っているかわかりません。病院に来たら基本的にはどんな人でも感染を与えるんだという前提で必ず診ているんですね。それがまあ医学というものなんです。そういう前提でやります。それが無かったら、高度医療は成り立ちませんので、高度医療をやるというからにはどんな方が来ても、もちろんそれはね例えばSRSAの様な患者さんを心臓の手術をした患者さんのすぐ隣に据えるとかね、そういったことは皆さんだってしないと思いますよ。私たちもしませんので。あの一次医療または救急医療をやるから高度な医療の方の院内感染が増えるというのは、風邪と桶屋の関係以上に全く関係のないことで、もしそうだとしたら、それは防ぐような措置をしてでも必要なこどもに尽くすというのが医療関係者の立場だというふうに思います。


記者
信濃毎日新聞 中野弘之 氏

あの、そうすると今、今日一度御覧になられた範囲で結構ですが、今、先生が見た限りではそれなりの医療の増員とかですね、病院の多少の改築なりの必要性というのは感じられましたか。


康夫派
新院長候補者 宮坂勝之さん

そういう視点で全く見てませんので、あのそれにはお答えできませんけれども、そういうことよりは考え方の方がはるかに大きいと思います。あのもちろん必要になるというふうには、多分なると思いますけれども、今はそういうことよりは、まず病院を開かれたものにして、受け入れてく。幸いなことに先ほど病院の皆さんとお話しまして、基本的には皆さん同じ考えで、ただし、各論をどういうふうにしていくのかというのはこれはですね、例えば、同じ「開かれた」という言葉も多分私と先生方、現場の方々とお話することと、それからまあ県の方々が言うことと言葉が違うかもしれませんし、私は言葉は同じだと思いますけど、マスメディアの方々も取る方によって違いますので、あくまで現場で何が患者さんのためになるのか、何が地域の患者さん、長野県民のこどものためになるのかと言うことは話し合ってそれを具体的に県の方にお伝えし、具体化するとそういうプロセスを経ていきたいな、という風に思います。

多分ご質問があると思いますので、もう一つお話しておきますと、一般診療という言葉がよくでてきます。小児救急は一般診療そのものです。ただし、この言葉をですね、同じ言葉を使いながら、理解する人はまあ勝手にという言い方はおかしいですかね、違う視点で理解します。つまりこのこども病院に普通の総合病院の子どもさんみたいな人が一杯になってしまうという、そういうふうに考える。それを一般診療と考えるそういう人もいるかもしれません。確かにそれは理想ですし、将来それができる良い形にすべきだとそう思いますけど、今はこの病院、この規模、このお金の中ではですね、多分そういうことをするよりは先ほど言いましたように救急医療に特化した一般診療、ですからたとえ風邪ひき発熱だけでも来たらおかしいなんていう、そう言うことを言われないような心のバリアをとるということから始める、病院に来る前に診断をつけたりとかですね、あのしてからでないと来られないとかですね、これが皆さんの立場に立っても正しいことではないと思います。

この病院は特に私が、見て思うのは、看護師さんやスタッフが非常に素晴らしいのですので、何でもかんでも医者がやるってことじゃなくて、ほんとにチームでですね、患者さんを分担して、患者さんのお世話をするという形にしたら、たくさんの患者さんを診られるようになるんじゃないかなと思います。


康夫派
小林資典参事兼人財活用チームリーダー

他にございますか。はい、どうぞ。


記者
読売新聞 柳沢譲 氏

まずは1点で、今の先生のお言葉の中で、小児救急、救急医療に特化したものといった表現がございましたけど、これは、ちょっと誤解のないように…


康夫派
新院長候補者 宮坂勝之さん

そうですね、「特化した」といった言い方は、「まずは」という言葉を初めに言ったかと思うんですけども、「小児救急」という言葉はですね、これも、なかなか同じ言葉の中で、わかりにくいと思うんですね、私思うのに、三つに分けられると思います。あの、例えばですね、重症の病気をもった、あらかじめ病気を持ったお子さんが、それが風邪を引いたりしたりするという、そういう小児救急。これは長野県こども病院、例えば、心臓外科の手術したお子さんがですね、急に具合が悪くなったと、これも救急ですよね。これはもう、もちろん24時間今でも診てますし、ここでしかしてないと皆さん使命に感じてやっていると思います。それから、もう一つは、本当にいわゆる救命救急センターなりに、多発外傷で頭に外傷があったり、骨折したり、ものすごく複雑な大きな外傷、そういう救命救急センターそれにもいろいろ幅がありますけども、その中でもですね、こどもに関しては、例えば交通外傷以外のことで、ほんとに生きるか死ぬかという状態の救命救急の方、これを皆さんよく3次というふうに表現をしますけれども、そういう患者さんもおそらくここでは受け入れていると思うの。

それから、もう一つがですね、いわゆる一般の救急医療と言われてるので、これは内科的な疾患が主になりますけど、この一見、内科的な疾患、例えば、風邪症状でお腹がちょっと痛いというようなこういう患者さんも、その100人の中に1人か2人ですね、先程の高度救命医療をやるような患者さんが混ざってるわけです。そういう患者さんを「そうなったら来てくださいよ」とするんじゃなくて、そういう患者さんも初めから診るような形にすべきだなということですね。だから、救急だけ診ますとか、これだけ診ますというふうに門戸を閉じるんじゃなくて、基本的にはオープンなんです。で、それを地域で支える形をこれからですね、まだ、私、着任はしてませんけれども、これから、地域の医師会の方々とかですね、皆さんとお話をして、結果的に長野県のこどものために何がいいかとその中心に長野こども病院があるべきで、全ての患者さんを長野こども病院で全部診るというそういうことを今、私は考えているわけではありません。これは、今の段階でそう思っているということです。


記者
読売新聞 柳沢譲 氏

すいません。確認ですけども、その例えば風邪症状がでて高熱があるというこども、救急車で運ぶ程ではないなと、そういうお子さんをね、連れてきた場合ってのも診ていただけるという…


康夫派
新院長候補者 宮坂勝之さん

今、私は基本的にそういうお子さんだから、いちゃいけないということにすべきじゃないというふうに思います。これはですね、私は国立成育医療センターていうとこにいまして、国立成育医療センターで、救急をやるときも、まったく同じ議論がありました。もうできあがった複雑な難しい病気だけ診てればいいんだ。しかもナショナルセンターですから、当然そういう議論があったんですね。ていうのは救急のほとんどが世田谷区から来るわけで、国のセンターなのに九州からの発熱の患者も来れないじゃないかということで、実は厚生省も賛成してません。2千、よく覚えているんですけども、2005年の5月20日に読売新聞が初めてですね、成育医療センターは小児救急をやるというふうに書いてそれで非常に大きく変わったんですが、今は、成育医療センターが小児救急をやらないなんてことは、誰も信じないと思うんですね。で、実は小児救急というふうに、とにかく24時間、親が救急だと思ったら連れてくる。そういう前提で患者を引き受けました。じゃあ、その引き受けたとき何が問題になのかというと、病院中の1千万人の患者が入って成育医療センターがいっぱいになるんじゃないかというふうに思うと思うんですけども、これはそうじゃないんですね。やはり病院に来たときに、私たちは患者さんの緊急度に応じて診ますというフィロソフィーを非常に明確にしました。緊急度の判断は例えば看護師さんがやります。これはもちろん看護師さんはここの病院ではお話しもしてもいませんので、看護師さんがやると言って、やらないからといった議論に是非ならないようしていただきたいんですけども、そういうふうにしますと、場合によったら患者さんは、もちろんすぐにやっていかないといけない患者さんはわかりますけども、中には2時間待たなきゃいけない患者さんももちろんいるわけです。

そういうことを社会の方々が、知ってですね、先着優先ではないですよ、重症度に基づいて診てますよということを社会が理解すれば、おのずと患者さんは自然に淘汰されるし、自然に分配されてきますので、今、東京の街のまん真ん中にありながら、年間に5万人くらいの救急の患者さんを診ています。国立小児病院自体は、ここと全く基本的に同じポリシーで、それでも、年間2千人ぐらい、それでも、救急やっていると思っていますけども、全く私たちは社会のニーズを十分に吸収していなかったなと非常に強く感じてましたので、長野県にはぜひそういう形で、医療をやりたいなと思います。


記者
読売新聞 柳沢譲 氏

そうすると基本的には、その来るお子さんは受け入れると。ただし、その重症度に応じて、違いますよと…


康夫派
新院長候補者 宮坂勝之さん

ということを私は考えております。ま、これは具体的にどうするかは着任してから皆さんとまたお話して、それすらも例えばですね、すでに長野県内にすでにできてるということだったらやる必要はないかも知れませんし、これはあくまでほんとに地域地域によって違うことですので、それは、地域の皆さんと医師会の皆さんとお話してですね、一番いい形をたてたいなと政治的な答えですけども、それしか答えられないと思うんで。


記者
読売新聞 柳沢譲 氏

すいません、あと1件だけごめんなさい。まさに医師会がですね、県医師会長などが、田中知事が示した今回の方針に関して、反対表明したりしておりますが、それについて今後どのような。


康夫派
新院長候補者 宮坂勝之さん

えっと、私実際それをよく知りませんけども、24時間いつでも誰でも引き受けるということについて、救急をやることについて、医師会は反対するとは医者ですから僕は思いません。おそらく、その正しく理解されていないんじゃないかというふうに思います。わかりません。あの、非常に皆さんに申し訳ありませんが、新聞の見出しだけで、判断して、間違えることも私自身もありますし、やっぱりお互い顔を合わせて話しをしたら、日本全国どこでも皆さんに期待されていることですので、長野県だけでいくということは多分ないんだと思います。何かの誤解かも知れない。


県民
信濃毎日新聞 井上裕子 氏

一点お聞きしたいのですが、田中知事がですね、産科についても受け入れるという方向を示していますけどそれについてのお考えを。それから、医療体制、一番心配なのは、先生がおっしゃるような救急を入れた場合に、そこから入院患者が増えてくる。ベッドが満床になったとき、ほぼ今も万章の状態が続いているんですけれど、他にここに通っている方とか、三次救急が必要な場合とか、万が一のとき、受け入れられなくなってしまうのではないか。いわゆる三次医療が崩壊するのではないかということを、利用されている方も医師会も心配していると思っているのですが。例えば、第4病棟のオープンとか、ハードの面になると答えにくいかと思うのですが、そういうことをお聞きしたいと思います。


康夫派
新院長候補者 宮坂勝之さん

ハードの部分が全く答えにくいというのか、私、よくわかりません。それで、いろいろ考え方があると思うのですが、基本的に必要な患者さんがいて、それをこうだからやらないのではなくて、どうしたらできるかという議論にぜひしたいな、というふうに思うんですね。今すでに、この病院は一杯かもしれません。わかりません。一杯だとしたら、新しく病棟を増やさなければいけないんだけれど、見た目で一杯でも、一杯でないのかもしれない。それから、日本自体、こども病院だけの問題ではなく、日本全体、国自体が経営危機に陥ってますよね。医療費自体も、もちろん非常に大きな問題となっています。ですから、病院自体、効率を上げると。医療の質を落とさないで、効率を上げるというのは、与えられたもので私たちやるのではなくて、私たち、看護婦さんや医者が考えて、いかによりたくさんの患者さんに仕えることができるか。視点を変えてやるべき時代になったのではないかと思っています。

ですから、今までおっしゃるとおり、今のままで、突然とこの病院に患者さんがわぁっと来たら、一杯になる。先ほどの感染症の話しもそうですけれど、世の中みんなあるわけですから、それと私たちが受け入れられるように、私たちが変わらなければいけない。それについてどうしたらよいか。むしろ県の方にお願いをしていきたいと思います。産科の医療もまったく同じなのですが、産科の医療というのはですね、私も産科医をやったことがあるのでわかるのですが、小児医療とは違う点があります。小児医療では、親がおかしいと思えば、すぐに連れてきます。産科の場合には、ほとんど産科の先生がいるわけですね。いわゆる救急、交通事故のにあわれた方は少なくて、いわゆる産科の救急というのは、常に産科医を介してから来てますので、これは今すぐに、基本的な路線はまったく一緒ですけども、その産科のために何をするかは、すぐには、私は考えていません。まず、次のステップでやることだと思っています。産科は今のままやりますよと言っているわけではなくて、産科も同じですけれど、子どもの医療だけでもやることはたくさんありますので、それを片付けて、そのステップの中で産科のことも展開されていくものだと思っています。


県民
信濃毎日新聞 井上裕子 氏

産科については、救急の部分ですか、それとも一般の産科の部分ですか。


康夫派
新院長候補者 宮坂勝之さん

両方含めてです。産科も、おそらく一般の産科をやるというふうにはかたちにはなっていないと思います。今日は、産科病棟をあまり見ていないので、わかりませんけれども、病棟自体が一般の産科を受けるという形になっているかどうか、よくわかりません。


県民
信濃毎日新聞 井上裕子 氏

それは、今後、小児の次の検討ということですか。


康夫派
新院長候補者 宮坂勝之さん

はい、それはそうです。産科の救急には、いろいろな救急があります。お母さんの救急なのか、赤ちゃんが救急なのかということで、お母さんが本当に大変だったら、この病院は、内科もないですから、対応できませんから、赤ちゃんだけの救急ということですね。その赤ちゃんだけの救急の対応は、今、例えば、双子だったら来ます、三つ子だったらすぐに来ます、何ヶ月だったらどうというもっと具体的な細かな事例がありますので、それが今まで徹底していたレベルよりは、上がったり下がったりということは、いつもあることですので、そういう意味で大きな構築を変えるのではなくて、よりたくさんの患者さんを診れるという形だけで、具体的には小児の次に構える、今すぐに内容を変えようというふうには考えておりません。

それから、もうひとつ、こういう機会ですから今の段階で、うちは少なくとも今の段階でこの病院に係っている高度医療をやっていらっしゃると思っています。また、この病院を本当に頼りにしていらっしゃる方々、その方々への医療は変わらない。変えるつもりは、私は知事じゃないですけれども、私はそういうふうに思っていますので、そういう形でむしろ、院長は先ほどより、もっとうちの病院に来なかったら、総合病院の恩恵を被らなかったら、恩恵を被っていないじゃないかという方々に門戸を広げると、そういう形もむしろ考えていただきたいというふうに思います。


康夫派
小林資典参事兼人財活用チームリーダー

時間がないので、質問だけとりあえずいただいて、お答えをもって終わらせていただきたいと思います。どうぞ。


記者
朝日新聞 久保智 氏

お答えにくいところもあるかと思いますが、応えられる範囲でお願いします。こちらの病院に就任されるまでの、まだ就任ではないですけれど、いつごろお話があったかとか、いつごろお決めになられたかという、そういう具体的な経緯を少しお話いただきたい。


康夫派
小林資典参事兼人財活用チームリーダー

ほかにご質問はございますか。よろしいですか。それではこの質問で、はい。


康夫派
新院長候補者 宮坂勝之さん

何か、質問の意味がよくわかりませんけれども、答えなければいけないかもよくわかりませんけれど、こちらに私自身がこども病院を開かなければいけない、小児救急をもっと積極的にやろうということを、医者になってずっと言っておりますので、皆さん、小児医療に関係する方々は皆さんご存知であると思います。

事務手続き上は、3月でしたっけ。


康夫派
小林資典参事兼人財活用チームリーダー

それは私のほうでお答えいたしますが、3月29日に厚生労働省のほうへ、具体的に宮坂先生を長野県の職員としてお迎えしたいという申請をさせていただいております。それ以降の経過については、4月4日に厚生労働省の方から、それに対するお答え、承認という形でお答えをいただき、4月7日に知事の会見で一定の内容等も発表させていただいた上で、今回の流れになっております。


記者
読売新聞 柳沢譲 氏

今、おっしゃったことは、5月1日からの就任では、実質的に、現実的に無理ということですね。先ほどおっしゃった考え方、いわゆる啓蒙の部分で、まだ足りないところがあるとおっしゃいましたけれども。


康夫派
新院長候補者 宮坂勝之さん

現実的ということは、どういうことですか。教育を始めたりとかそういうことは、5月1日からやりたいと思っています。


記者
読売新聞 柳沢譲 氏

受入れの関係ですが。


康夫派
新院長候補者 宮坂勝之さん

できる部分もあるのではないでしょうか。


記者
読売新聞 柳沢譲 氏

それは、やっていくということですか。


康夫派
新院長候補者 宮坂勝之さん

できる部分は、あると思います。今のままで、別に何も変えなくて、考え方を変えるだけでできる部分は、あるかもしれませんし、その程度だと思いますけれども、一般的な考えで、5月1日から大々的に何とかできるという、そういう意味では、すぐにできるということではないと思います。


康夫派
小林資典参事兼人財活用チームリーダー

それでは、以上をもちまして、これで閉じさせていただきます。

経歴等、詳しいことは事務局で答えさせていただきます。


SBC信越放送

県立こども病院の新院長に宮坂氏・小児科の一般診療開始に前向き

24日18時27分

小児科と産科の一般診療を受け入れるとの県の方針に反発し院長が辞任した安曇野市の県立こども病院の新しい院長が決まりました。

新院長は、東京都の国立成育医療センターの部長・宮坂勝之さんで、宮坂さんは、焦点になっている小児科の一般診療開始に前向きな考えを示しました。

宮坂さんは岡谷市出身の61歳で、信州大学医学部を卒業し、東京の国立成育医療センターで手術・集中治療部長を務めています。

こども病院はこれまで高度医療を専門に行ってきましたが、県が一般診療も受け入れる方針を示し、患者の家族や医師会などが

県民

「高度医療の水準を保てなくなる」

と反対しています。

宮坂さんはきょうの会見で、小児科の一般診療開始に前向きな姿勢を示し、

康夫派

「親が不安に思うのであれば、24時間いつでも訪れることができる病院にしたい」

と述べました。

宮坂さんは来月1日付けで着任する予定です。


康夫派

こどもの生命に軽重はあるのか?

名前: あおぞら・宮川

[2006/04/24,21:26:52] No.196

親にとって、殊に母親にとってこどもの生命は何事にも変え難いものだ。が、今、「県立こども病院」では、こどもの生命の軽重を計るような議論がされている。

現在の小児医療は、一般診療100人の患者の中に混じった1人の重症患者を見つけ出すことが必要と言われ、また、24時間いつでも誰でも拒まない病院を作ることが急務と言われている中で、田中知事が

田中康夫

「こども病院を地域に開放された病院にするため、小児科と産科で一般外来を受け入れたい」

と表明したことは、高く評価されるものだ。

その後、田中知事は、

田中康夫

「小児科は救急に限る」

と発言を訂正したが、入院しているこどもの母親や一部の医者、看護師が

県民

「こども病院は、重症患者の病院に特化すべきで、それこそがこども病院の役割だ」

と反対している。

県医師会も反対の意向を示している。

確かに、こども病院は、先天的に心臓や消化器などに障害をもつこども達、白血病や悪性腫瘍などの重症のこども達、或いは、出産にともなうリスクの高い妊婦が入院・治療している。

だからこそ、県は毎年26億円もの県税を投入し維持している。

しかし、一方では、公的な病院として地域に開かれた病院にして欲しいという意見もあることも事実だ。

母親にとってこどもは、何事にも変え難い存在だ。

ちょっとした発熱や下痢、或いは、発疹であっても、それが深夜や早朝であれば、生命に関わるかも知れないと心配するのは当たり前だ。

そして、近くに24時間診察する病院があれば安心して子育てができる。

こども病院に入院している重症患者の母親が、おたふく風邪やインフルエンザなど感染性の救急患者が運ばれてきた場合の感染を心配することは分からないわけではないが、それは医者や看護師の責務として行われるべき筋合いのものだ。

石曽根新八前院長は、読売新聞のインタビューに

石曽根新八医師

「高度な医療を担う病院として救急医療は避けて通れない」

と応えているが、先日の会議では、

石曽根新八医師

「(救急医療は)高度医療が必要な患者に支障が出る。院内感染の危険が生じる」

などと、重症患者の母親と同じ発言をしている。

これが、現在の小児医療に携わる医者の言葉とは、到底思えない。

現在の小児科医は、一般診療を基本にした上で、ひとりの人間として重症の患者に接することが求められている。専門馬鹿であってはならないのだ。

現在、こども病院でも、救急患者を受け入れている。しかし、それは病院のシステムとしてではなく、医者と看護師が有志でしかしていない。

つまり、救急に携わらない医師や看護師がいるとすれば、こうした変則的な救急体制こそ改めるべきではないか。

田中知事は、「救急患者に限る」と訂正発言をしたが、それさえも否定することは、自らがこどもの生命に軽重を付けることに他ならず、到底県民を納得させることはできない。

松本医師会の会長は、

医者

「松本に夜間急病センター」があり、初期対応に問題ない」

と発言しているが、同施設は、年中無休であるものの午後7時から11時までで、深夜・早朝には対応していない。

こども病院の救急体制が整備されることによって、一般開業医は、深夜・早朝の診療から開放されることになるが、それでも「医師会」は反対まのだろうか。


県立こども病院の一般診療問題:院長内定の宮坂勝之氏「急患は受け入れる」 /長野

県立こども病院(安曇野市)の院長に就任が内定している宮坂勝之・国立成育医療センター手術・集中治療部長(61)が24日、同病院で会見し、抱負や方針を語った。

宮坂氏は、こども病院のあり方について

康夫派

「24時間、いつでも誰でも訪れることができる病院にしたい。地域に開かれ、育てられる病院にしたい」

と強調。

田中康夫知事が示した一般救急患者受け入れに全面的に同調する考えを示し

康夫派

「子供の場合は1次(救急)も2次もない。基本的に急患は受け入れるべきだ」

と述べた。

宮坂氏は岡谷市出身で信州大医学部卒。

県立木曽病院や国立小児病院のほか、米ペンシルベニア大医学部など海外勤務の経験もある。

院長就任は5月1日付で、今月27日の県人事委員会で正式決定するという。

【武田博仁】
毎日新聞

2006年4月25日


4月25日(火)

次期院長に宮坂氏を発表 県立こども病院

県は24日、県立こども病院(安曇野市)の次期院長に国立成育医療センター(東京都)手術・集中治療部長、宮坂勝之氏(61)が就任する予定だと発表した。

27日に県人事委員会の承認を経て決定する。

宮坂氏は同日、同病院を視察後に記者会見し、

「24時間いつでも誰でも訪れることができる、地域に開かれた病院にしたい」

と語った。

県は、同病院で軽症の小児救急患者も受け入れる一般診療開始の方針を示しているが、前院長が反対して退職。

県医師会や同病院の患者の保護者らも

「高度医療の水準が保てない」

などとして反対している。

宮坂氏は会見で

「子どもに関しては(急患を)断らない病院があるのは県民にとってプラス。いかに受け入れるようにするかを考えたい」

と述べた

。一方で、スタッフの人数や技能からみて「今の(体制の)ままできるとは思えない」とも指摘、必要な対策を県に求める考えを示した。

「県内のほかの医療機関や大学、地域住民とのネットワークも必要」

として、現場や県医師会、保護者らと話し合いながら具体化するとした。

産科は当面、高度医療中心の現在の診療を維持し、小児科の一般診療体制が整った後、一般診療の受け入れも検討するとしている。

宮坂氏は岡谷市出身。

信大医学部卒業後、カナダ・トロント小児病院などでの研修と勤務を経て1977年から国立小児病院に勤務。

2002年から国立成育医療センターの手術・集中治療部長を務めている。


新型救命救急センター:県、南信3地域に設置−−今年度中に /長野

県は27日、今年度中に南信地域の「諏訪」「伊那」「飯田」の3地域にそれぞれ新型救命救急センターを設置する計画を明らかにした。

設置を求める諏訪地域の6市町村長の要望に対し、田中康夫知事が応える形で表明した。

設置予定の新型救命救急センターは、10床程度の3次救急医療を行う施設。3地域内にある医療機関に設置を働きかけていく予定。

県内の救命救急センターは信大医学部を含む5カ所ある。

南信地域は駒ケ根市の昭和伊南病院が指定されているが、専任の医師がいないことなどを理由に、県は昨年8月に指定返上を求めている。

県はこの返上を受けることで、三つの新型救命救急センターを設置する。

これについて、県では

「南信地域はより広域で1カ所に置くよりも、複数設置することでよりきめ細かい救急医療体制を整えられる」

と話している。

【仲村隆】
毎日新聞

2006年4月28日


清水保幸議員

田中県政の功罪 No.185

本日、諏訪市に於いて『知事研究会諏訪』が開かれました。

松本サリン事件の前長野県公安委員の河野さん、前出納長の花岡さん、前子供病院長の石曽根さんを招いての『田中県政の功罪』についてという講演を聞いて参りました。

参加者は400人くらいで驚きました。

まさに会場一杯という感じでした。

御三方とも、田中知事の部下もしくは田中知事に任命されて仕事をして来た訳ですから、お話の内容が現実味のある話でした。

私共議員がいくら訴えても、簡単に反田中だからと言われてしまうのですが、一緒に仕事をして来た方々の話ですので、説得力を感じました。

どなたも言われていた事は『言っている事とやっている事が違う』という事でした。

それとやはり『ひとりよがり』という言葉が聞かれました。

私自身の感じているものとまったく同様で、妙に納得しながら聞かせて頂きました。

もっと各地で聞いて欲しい話でした。

一番聞いて欲しいのは『何で議員は反対ばかりするんだ』と言うような方々です。

そうすれば、我々が言ったり反対している事が、議員として当然だとお解り頂けるのですが。

後は、各団体・政党・住民グループが、妥協という言葉は好きではないですが、納得する中で候補を出してきて欲しいと願うばかりです。

議論は結構なのですが、くれぐれも意見主張のぶつかり合いに成って、分裂などする事の無いように願うものです。

2006年5月11

http://www.yanbo.jp/cgi/se3_diary/se3_diary/185.html


似たもの同志?

2006年5月13日 Sat

県立こども病院で意見交換会 一般診療に批判続出

(産経)

田中康夫の口から

田中康夫

「県立こども病院での一般診療受け入れ」

という方針が示されてからすでに1ヶ月半が経過します。

前院長がこれに異議を唱えて辞職し、5月1日付で就任した新院長の宮坂氏は就任を伝えられた1ヶ月ほど前から変わらず、

康夫派

「今までの高度専門医療はゆるぎなく続けるので安心してほしい」

「こども病院は子供の総合病院。現体制と一般診療を並行させる方法はある」

などと繰り返しますが、一向にその具体策は県民の前に示されず

県民

「ここが我が子のための最後の砦」

という思いの家族達の不安を煽るばかりです。

彼らの言う

康夫派

「患者の病気の度合によって診療を制限すべきでない」

というのはある意味「正論」です。

誰だって「本当にそれが可能なら是非にも実行して欲しい。」と思う医療の理想(理念)と言っても良いでしょう。

口先で理念、理想を唱えるばかりで一向に示されない具体案。

まさに「脱ダム宣言」と同じ図式になってきているように感じます。

こども病院にかからないということはとても幸せなことなのです。

(kawasakirotaさん)

場合によっては、いままで助けられた生命が助けられなくなる可能性まででてくると思います。

(いなか小児科医さん)

「県立こども病院」は他の病院では救えない子供を守る最後の砦でいいんじゃないかと思う。いや、そうあり続けるべきだと思う。

(Author:dolphin-eyeさん)

今、舞鶴市立病院が、医師への対応を間違えて医師がほとんどいなくなり、膨大な赤字を垂れ流すという事態を招いているが、同じ事態にならないことを願う。

(伊関友伸さん)

他にもたくさんの方がこのことで意見を述べられています。

様々な方面からの様々な意見。

新院長にはこういう意見が多数あることをふまえて、この問題が脱ダムのような結末にならないよう頑張っていただきたいものです。

by 信州ヒグマ

2006年5月13日 12:46

http://sinshuuhiguma.fruitblog.net/?44653cfc93238


2006年5.13

県立こども病院で意見交換会 一般診療に批判続出

小児高度専門医療の限定的運営から、新たに小児科と産科の一般診療の運営も始めることが決まった県立こども病院(安曇野市)で十二日、院長に一日付で就任した宮坂勝之氏と、患者の家族らによる意見交換会が行われた。

出席者からは、軽症も含む一般診療患者受け入れへの必要性に異議を唱える声が続出。

これに対し宮坂院長は

康夫派

「患者の病気の度合によって診療を制限すべきでない」

と述べ、診療方針変更に対する理解を求めた。

意見交換会には約七十人が出席。

家族側からは

県民

「この病院は、重症の先天性の病気を持った子どもを診療できる数少ない重要な施設。一般診療にまで手を広げる必要はないのではないか」


県民

「こども病院でしか救えない命がある。病院を利用する人の声に耳を傾けてほしい」

などと、県の方針に批判的な声が相次いだ。

一般診療受け入れについての県の方針に同意する宮坂院長は、

康夫派

「今までの高度専門医療はゆるぎなく続けるので安心してほしい」

とした上で、

康夫派

「こども病院は子供の総合病院。現体制と一般診療を並行させる方法はある」

と述べた。

産経新聞


石曽根新八医師

私はなぜ県立こども病院院長を去る決意をしたのか

安曇野市 石曾根新八 前県立こども病院長

長野県の小児医療・周産期医療は、それらに従事している医療関係者の方々の努力によって全国にも類を見ない医療システムを構築し、優秀な治療成績を上げてきました。

今日、全国的に小児科医や産科医不足が心配されている状況の中でも、長野県は「最も安心して子どもを産み育てられる県」となっております。

このネットワークは、患者さんを中心に家庭医・診療所・病院、地域の基幹病院、信大・こども病院がお互いの機能を有効に活用し、無理なく無駄なくその患者さんに合った医療が提供できるように作られ運用されております。


本年2月の県議会定例会における知事の平成18年度議案説明の中で

田中康夫

「こども病院は、小児高度専門病院としてのみならず、より一般的な小児科や産科診療に門戸を開き、県の小児科診療の要の役割を果たすよう、大きく改革を進めてまいります。」

と発言しました。

このことは、事前にシステムの実態を調査したり、その成績を評価したりすることもなく、ネットワークを維持しているスタッフの誰に相談することもなく、現場をまったく無視した提案でありました。

発表以来ネットワーク関係者に、また胎児を心配しているお母さんや重い病気を持った子供たちの家族の皆さんは、突然の思いつき発表に驚きや不安を隠せず、今後を憂える声が多くあがっております。


田中知事は、脱ダム宣言以来、既存のシステムを壊すことから新しいものが生まれるという持論で壊し続けていますが、このシステムの破壊は、決して良い結果になってきていません。

今回、医師を副知事に任命したにも係わらず、貧しい情報を基に小児医療および周産期医療の提供体制を壊そうとしています。

長野県で唯一システム化されている小児医療および周産期医療分野を混乱させたことは、全くの方向違いとしか言いようがありません。

医師である副知事や衛生部長が側にいながら、適切なアドバイスが出来ないのか、専門家として認められていないのか、または知事自身が専門家の意見を聞く耳を持たないのか、いずれにしても「安全・安心の子育ての出来る県」の将来が危惧される事態であります。

この愚行に抗議して私は県職を去ることと致しました。


長野県立こども病院も県民税を毎年20億円以上使っておりますから、県下33万人の子供たちに平等に高度専門医療を受けられる権利を保障してはじめて、すべての県民から認めていただける病院として尊属できるものと考えております。


今回の知事の発言は、患者の家族会の方々の陳情や、一部の支援者(後援会関係者)の圧力によって、2転3転しており事前に十分な検討がされた議案とも思えません。

結果的に宮坂新院長も当分の間、現状を維持し経営改善のみ進めると表明しておりますが、この間の、ネットワークへの影響と病院職員のモチベーションの低下が最も心配であります。


長野県民は偽善者(ぎぜんしゃ)に多くを期待しメスを持たせ、贅肉を切らせてきましたが、あちこちで出血多量を起こし、もはや県全体が瀕死の状態です。


これからの長野県に必要なものは、国や地方との関係を重視し、専門家集団と協議しながら、鋤・鍬や工具をもって、全権民を引っ張って長野県の再建に精力的に活動できる人であり、その人を県民がそろって支援し続ける熱意が長野県の再建への唯一の道のように考えています。

2006年07月06日

http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/50999406.html


2006年08月06日

長野知事選 村井仁氏の当選確実に 田中康夫氏敗れる

長野知事選挙で現職の田中康夫氏が敗れた。

以前ブログで書いた、長野こども病院の一般診療受け入れの問題も選挙民の判断の一つになったようだ。

伊関友伸のブログ

2006年03月21日

長野県立こども病院長一般診療受け入れに反発し退職届

http://www.pm-forum.org/iseki/archives/2006/03/post_265.html

長野県の広報(全ての「こどもと親」に開かれたこども病院を目指します!)

http://www.pref.nagano.jp/hisyo/kouhousi/tokushu53.pdf

村井新知事の下で、方針の見直しが行われると思われるが、現場の意見をよく聞いて、混乱のないような形で問題を収束させてほしい。

朝日新聞

2006年08月06日22時06分

村井仁氏の当選確実に 田中康夫氏敗れる 長野知事選

http://www.asahi.com/politics/update/0806/005.html

朝日新聞

2006年08月06日22時06分

村井仁氏の当選確実に 田中康夫氏敗れる 長野知事選

長野県知事選は6日投開票され、前自民党衆院議員の村井仁氏(69)が、現職の田中康夫氏(50)=いずれも無所属=を破って、初当選を確実にした。

「脱ダム」宣言をめぐり県議会から不信任されて02年の出直し選で圧勝した田中氏が、県議会や市町村長と対立し続ける中での選挙戦。

反田中勢力の受け皿となった村井氏が、県政の停滞を招いたなどとする批判票を集めて、支持を広げた。

調整型政治を否定し、県民の声を直接施策に反映させることから「長野革命」とも言われた田中県政は、2期約6年で幕を閉じることになった。

事前調整なしに政策を打ち上げる強引さで一定の成果をあげてきた田中氏に対し、村井氏は

「すべてが知事の意向でしか進まない」

などと批判、田中県政の手法そのものが大きな争点となった。

元国家公安委員長の村井氏は昨年、郵政民営化法案に反対し、いったんは政界を引退。6月末に同党有力県議らの要請を受けて出馬を表明した。

自民、公明の県組織に加え、自主投票に回った民主の支持母体である連合長野の推薦を得たほか、ほとんどの市町村長や県経済界の支援を受けて組織票を手堅くまとめた。

一方の田中氏は、県政運営での強引な手法が、00年の初当選に尽力した経済人らの離反を招き、逆風選挙を余儀なくされた。

投稿者 伊関友伸

2006年08月06日 22:36

http://www.pm-forum.org/iseki/archives/2006/08/post_507.html

感染制御室など新設 県立こども病院

来年5月めどに一般受け入れも

県立こども病院(安曇野市)は、小児科の高度専門医療に加えて一般の小児救急診療を行うための病院改革素案をまとめた。

宮坂勝之院長は

「来年5月をめどに受け入れ体制を整備したい」

と話している。

素案には、一般の患者が持ち込むウイルスなどから入院患者を守るための専門部署「感染制御室」や一般救急診療用病棟の新設、小児科の医師不足にも対応できる研修医制度の充実などが含まれている。

宮坂院長は、一般の小児救急診療の受け入れを表明した田中知事の方針に反対し、今年3月末に退職した前院長の後任。

国立成育医療センターの手術・集中治療部長から、5月1日付で同院長に就任した。

就任後、院内に「病院改革推進室」を設け、職員対象のアンケートをしたり、入院患者の保護者らからヒヤリングをしたりして改革内容を検討してきた。

8月の知事選では、同病院の一般救急受け入れについて具体的な論争はなかったが、宮坂院長は取材に対し

「海外の小児専門病院では、一般の小児救急患者も受け入れるのが常識。知事が交代したから方針転換するという次元のものではない」

と述べた。

9月17日には、同病院で「公開フォーラム」が開かれ、病院の将来構想が説明される。

2006年9月6日

読売新聞

産科・小児科集約化検討 県が対策検討会を設置へ

県地域医療対策協議会が11日、長野市内で開かれ、産科や小児科の医師減少に伴う受信窓口の減少などが各地で深刻な問題となる中、県内における対応を協議し、産科や小児科の受け入れ体制が十分に整わない地域の診療機能集約の適否を検討する「県産科・小児科医療対策検討会」(仮称)を設置することを確認した。

政府は昨年8月「医師確保総合対策」を策定し、少人数での診療を余儀なくされている地域の診療機能の集約・重点化の推進を掲げた。各都道府県には、公立病院を中心にした集約の適否の検討を促し、来年3月までに結論を出すように求めている。

検討会では、県内の医療体制の実態把握を行うとともに、地域の実情などを十分に踏まえながら、最も望ましい診療態勢のあり方を協議し、県に対する提言書をまとめる方針。

しかし診療機能の集約を行う場合は、その対象となる地域を選考した上で、高齢出産などのハイリスク分娩(ぶんべん)を中心した産科医療や、専門的な小児医療を担う「連携強化病院」を決める必要がある。

こうした検討は、事実上の医療機関の再編につながることから、現時点で該当する診療科がありながら医師を吸い上げられる地域があった場合には反発の声が上がるのは必至とみられ、結論には紆余(うよ)曲折も予想されそうだ。

09月12日 09:33)

産経新聞

田中人事はダメ

11日に開かれた県地域医療対策協議会では、県が提示した「県産科・小児科医療対策検討会」(仮称)の委員の人選案に田中康夫前知事を支援していた委員が入っていることなどをめぐり、県医師会のメンバーらが強く反発、案が撤回される異例の事態となった。

人選案には、田中前知事の熱烈な支援者として知られる諏訪郡下諏訪町の産婦人科医が入っていたが、県医師会は

県民

「委員としてふさわしくない」

と名指しで反対の意見書を提出。

県民

「誰がどういう、根拠で委員を選んだのか」

と事務局である県衛生部に詰め寄る一幕があった。

事務局側は、

康夫派

「それぞれ、それなりの理由があって適任ということ…」

などと、はぐらかしていたが、大西雄太郎県医師会長に詰め寄られ、田中知事を支えた沢田祐介前副知事の意向を反映させたことを明らかにした。

協議会では、

県民

「人選の決定過程が不透明」

として、

県民

「新しい知事、副知事に任せたほうがよい」

との意見で一致し、事務局は人選案を取り下げた。

今後は、委員に県医師会が推薦する人物を入れたり、小児科の医師を増やすといった対応を行う見通しだ。

09月12日 09:33)

産経新聞

県産科・小児科対策検討会委員、根津氏が候補辞退へ

県内の産科、小児科の集約を検討する「県産科・小児科医療対策検討会(仮称)」の委員候補に、田中康夫・前知事の後援会副会長を務めた諏訪マタニティークリニック院長の根津八紘氏が入っていることに県医師会などが反発している問題で、根津氏は13日、読売新聞の取材に対し

康夫派

「他の適任者にお任せしたい」

と話し、辞退する考えを明らかにした。

根津氏は

康夫派

「県民のお役に立てるならやりたいが、ご不満の方も多いようだし、どうしてもということではない」

と話した。

県によると、委員案は衛生部が前副知事と話し合って決め、8月の知事選後、田中前知事の決裁を受けたという。

2006年9月14日

読売新聞

10月6日(金)

こども病院の役割検討 知事、患者家族らで組織新設

9月県会は5日、一般質問が始まり、6人が質問に立った。

村井知事は、田中前知事が小児科・産科で一般診療を開始する方針を示した県立こども病院(安曇野市)について

「(同病院に)どういう役割が期待されているのか。院外の関係者の意見もよく聞き、しっかり病院の将来を考える必要がある」

と述べ、医療関係者や同病院の患者の家族らによる検討会を新設する考えを明らかにした。

宮沢宗弘氏(県民協働・無所属ネット)の質問に答えた。

前知事は2月県会で、高度専門医療を担ってきた同病院で一般診療を行う方針を表明。

患者の家族や医療関係者らは強く反対したが、前知事の要請で5月に就任した宮坂勝之院長は、院内に病院改革推進室を設け、患者の家族らの一定の理解も得ながら、一般の小児救急患者受け入れの体制づくりを進めている。

村井知事は、本会議後の取材に

「(一般診療を開始して)いいのか、悪いのか。医師の間でも意見が分かれている。院内だけでどんどん(検討を)進めるのはおかしい」

と述べた。

また、産業廃棄物の処理施設の整備方針について知事は、産業界や市町村の意見を聞き、本年度から策定作業に入る県廃棄物処理計画の中で方向性を示すとした上で

「ただ、公共が(施設整備に)関与することに対する期待は、大きなものがあると考えている」

と述べた。

7月豪雨災害の際、諏訪地方で県が住民から家電製品などの廃棄物を無料収集したことについて、宮沢氏は

議員

「関係自治体を混乱させた」

と指摘。

木曽茂・県生活環境部長は

「市町村に事前に十分な説明をせず、混乱を招いた。深く反省する」

と陳謝した。

県立こども病院の一般診療問題:あり方を考える会「経営状況を改善すべきだ」 /長野

県立こども病院(安曇野市)の診療方針などを協議する「県立こども病院のあり方を考える会」(座長、坂井昭彦・全国自治体病院協議会県支部長)が1日、松本市の県松本合同庁舎で会合を開いた。

同病院の赤字経営について、各委員から

「経営状況を改善すべきだ」

という声が相次いだ。

こども病院の経営状況は医業費用が収益を大幅に上回る赤字経営が続き、05年度は約20億円の赤字になっている。

病院側は

「成人と比べ、子どもは人手と時間がかかるため、不採算部門が多くなってしまう」

と説明した。

一方、県医師会の大西雄太郎会長は

「民間では考えられない状況」

と指摘。

信州大医学部付属病院の勝山努院長も

「こども病院は夢のような環境で仕事をしている」

と話した。

こども病院の宮坂勝之院長は

「他の病院との違いなどを検討していきたい」

と話した。

また、こども病院の一般診療開始について、患者家族会「ひだまりの会」の田口誠会長は

「門戸開放は時期尚早。地域医療体制の充実を図るべきだ」

と主張。

他の委員からも懸念する声が大勢を占めた。

宮坂院長は

「検討したいが、現在の態勢では難しい。まずは地域医療の後方支援態勢を作りたい」

と話した。

【藤原章博】
毎日新聞

2007年2月2日

県立こども病院の一般診療問題:院内も経営努力を 診療方針など提言へ /長野

◇あり方考える会

県立こども病院(安曇野市)の診療方針などを協議する「県立こども病院のあり方を考える会」(座長、坂井昭彦・全国自治体病院協議会県支部長)が15日、同病院で会合を開いた。

問題視されていた同病院の赤字経営については、

「県に責任がある一方で、院内でも収支バランスを図るべきだ」

とした。

同病院の救急医療や総合診療体制の充実など今後の方針とともに、村井県知事に提言する。

また、田中康夫前知事が打ち出した一般診療への開放について、坂井座長は

「今回の会合では一言も出ていないので提言には触れないが、こども病院に一般診療はなじまない」

と否定的な見解を示した。

【藤原章博】
毎日新聞

2007年3月16日

こども病院高度専門医療継続へ

http://sbc21.co.jp/news/

安曇野市の県立こども病院は田中前知事が打ち出した一般患者を広く受け入れる方針はとらず、当面はこれまで通り高度専門医療を続けることになりました。

これはきのう開かれたこども病院のあり方を考える会の会合でまとまったものです。

完全紹介制の、高度専門医療にあたってきたこども病院については去年2月に田中前知事が産科と小児科の一般診療を始める方針を表明し、患者の家族や医師などから

県民

「現在の役割を担うべき」

といった意見が出されていました。

3回にわたって開かれた会合では一般診療の受け入れについて議論は行われずこれまでどおり他の病院で対応できない高度専門医療を行っていくことを確認しました。

一方、患者の病状を全体的に診る「小児総合診療」の医師を育てていく役割を担う方針も示され、将来は幅広く患者を受け入れる病院に方向転換する可能性もあります。

また、こども病院の際立って大きい赤字について、高度専門医療に経費がかかることに理解は示しながらも、経費の見直しや説明責任を果たすべきだとしています。

2007/03/17 00:51

県立こども病院のあり方…村井知事に提言

3月28日(水)

県立こども病院のあり方を検討してきた県の委員会は、高度専門医療を基本に救急患者も今より広く受け入れるべきという提言書をまとめ、村井知事に提出しました。

県立こども病院については去年2月、田中前知事が一般診療を開始する方針を示し、医療関係者や患者の家族などでつくる検討会が議論を重ねてきました。

提言書では

「こども病院は、医療機関から紹介された患者の診療を基本にする」

としています。

そのうえで

救急医療についてはほかの医療機関で対応できない場合の後方支援病院として機能させ、重症の患者を診療すべき

としています。

これに対し村井知事は

「高度な診療体制と経営問題を両立することが県の課題」

と述べ、今後も会合を開いて医療体制を検討していく考えを示しました。

ABN長野朝日放送

闘病の子 ロボットが応援 県立こども病院に寄贈

ロボットはお友だち、病気と闘う勇気をあげる−。

安曇野市の県立こども病院(宮坂勝之院長)に、人間と簡単な会話を楽しむことができるロボット「よりそいイフボット」が贈られた。

闘病生活を送る子供たちの話し相手になれば−との願いが込められたコミュニケーションロボット。

宮坂院長は「多くの子供たちがロボットと触れ合い、癒されるような環境を整えたい」と期待を膨らませている。

(植木裕香子)

ロボットをプレゼントしたのは、埼玉県朝霞市の市民団体「はばたく夢ロボット(通称・翔ちゃん基金)」(木田美恵子代表)。

イフボットは5歳児程度の会話ができ、喜怒哀楽などさまざまな表情をつくる。

簡単な計算、なぞなぞ、昔のニュース、マナー、献立などのテーマについて質問するとさまざまな答えを返してくれ、「故郷」や「赤とんぼ」「さくら」など童謡を中心に計49曲の歌を歌って楽しませてくれる。

木田代表の息子の翔太君は白血病と闘った末、14歳の若さで亡くなった。

病院での生活は面会時間などさまざまな制約から、家族ともなかなか一緒にいられず、寂しい気持ちでいっぱいになるときもあったという。

そんなとき、いつも一緒にいて勇気を与え続けていたのがコミュニケーションロボット。

翔太君の経験から、実姉の朱香さんらが

「弟と同じように苦しむ子供たちにイフボットを贈りたい」

と立ち上がった。

翔太君が亡くなった後、購入費用を集めるための寄付活動を始めた。

1台50万円もするイフボット購入のため、夏休みなどを利用して駅前などで街頭募金活動を続けてきた。

これまでに大阪府などの病院に贈呈したロボットは計3台。

4台目が今回、同こども病院に贈られ、木田代表は

「ロボットとの会話を通じて、息子と同じように多くの子供たちの心が癒されれば一番うれしい」

と話す。

ロボットの活用について、宮坂院長は

「重い病気と闘う子供たちは常に孤独感を抱えている。このロボットはそんな子供たちの大きな心の支えになると思う」

と目を細めていた。

(2007/04/01 03:45)

産経新聞

県立こども病院の一般診療問題:必要あれば急患受け入れも 考える会が提言書 /長野

◇知事に提言書

「県立こども病院のあり方を考える会」はこのほど、これまでの議論をまとめた提言書を村井仁知事に提出した。

一般診療の開始には消極的な姿勢で、従来通り高度小児医療を担う一方、「必要があれば急患の受け入れを行っていくべきだ」とした。

提言書では一般診療については触れられておらず、「医療機関から紹介された患者の診療を行うこと」を基本方針に掲げた。

他病院で対応できない患者を診療する「後方支援病院」としての役割を重視する一方、医師確保と育成を目指し、高度専門医療体制を横断的に結合した「総合診療体制」を整備する必要性を指摘した。

村井知事は「提言書を尊重したい」と話した。

【川崎桂吾】
毎日新聞

2007年4月9日

県民

長野県立こども病院:前院長のことば

2007年4月8日 晴れ

長野県立こども病院の件に関して、もう少しフォローしたいと思います。

もう、ずいぶん前のあるブログのエントリーに長野県立こども病院:前院長の石曾根新八先生のことばが記されていました。

私はなぜ県立こども病院を去る決意をしたのか

この中で、

県民

『田中知事は、脱ダム宣言以来、既存のシステムを壊すことから新しいものが生まれるという持論で壊し続けていますが、このシステムの破壊は、決して良い結果になってきていません。

今回、医師を副知事に任命したにも係わらず、貧しい情報を基に小児医療および周産期医療の供給体制を壊そうとしています。

長野県で唯一システム化されている小児医療および周産期医療分野を混乱させたことは全くの方向違いしか言いようがありません。

医師である副知事や衛生部長が側にいながら、適切なアドバイスが出来ないのか、専門家として認められていないのか、または知事自身が専門家の意見を聞く耳を持たないのか、いずれにしても「安全・安心の子育ての出来る県」の将来が危惧される事態であります。

この愚考に抗議して私は兼職を去ることと致しました。』

と前院長は述べられており、田中前知事の強権的な介入により導入されることとなった、長野県立こども病院の一般診療開始に抗議するカタチで辞職を決められたのがわかります。

この記事が載っている冊子は大きな圧力により、発刊禁止という「憂き目」にあっており、一般の読者の目に触れていません...。

以上のことから考えると...今回の長野県立こども病院の一般診療開始について、その話のスタートから問題が多いものであったと感じられます。

これまで培ってきた高度医療の提供について、影響の出ないカタチでの運用が期待されますが....

今の体制ではそれも望めそうにないのではないかと....。

参考にさせていただいたブログです。→=追撃コラム&取材メモ=:事実上の”発禁処分”茅野氏が配布しようとした冊子

2007年4月 8日 (日)

http://swedenhouse-oita.cocolog-nifty.com/pediatrics/2007/04/post_6bb5.html

皇太子ご夫妻が来県 雅子さま7カ月ぶり地方公務

6月2日(土)

「第18回全国『みどりの愛護』のつどい」出席のため県内を訪れ、松本駅頭で集まった市民らに手を振られる皇太子ご夫妻=1日午後1時59分

皇太子ご夫妻は1日午後1時半すぎ、JR中央東線で松本駅に到着された。

安曇野市で2日に開く「第18回全国『みどりの愛護』のつどい」に出席の予定。

療養中の雅子さまが公務で地方を訪問するのは昨年10月の奈良市以来、7カ月ぶりとなる。

松本駅では市民ら約900人が集まり、日の丸の小旗を振るなどして出迎え。白いスーツ姿の雅子さまはにこやかな表情で手を振った。

ご夫妻は村井仁知事らとともに宿泊先の安曇野市内のホテルへ。その後、皇太子さまは市内にある飲料メーカー「ゴールドパックあずみ野工場」を視察。

その間、雅子さまはホテルの庭を40分ほど散策したという。

ご夫妻は宮内庁を通じて

「2人そろって長野県を訪れることができ、うれしく思います。

雪を頂いた北アルプスの峰々を眺めながら初夏の安曇野の美しい田園風景を楽しみました」

と感想を発表した。

2日は「つどい」に出席後、同市内の県立こども病院を訪問する予定。帰京は同日夜。

皇太子ご夫妻病院訪問 「おやつは?」と雅子さま

(共同通信)

長野県立こども病院を訪問された皇太子ご夫妻=2日午後、長野県安曇野市

皇太子ご夫妻は2日、長野県安曇野市の県立こども病院を訪れ、入院している子どもや、医師、看護師ら病院スタッフを励まされた。

雅子さまは子どもの両親に

「どんな状態ですか」

と尋ね、病棟のプレイルームでは、しゃがんで子どもに

「今日のおやつは何だったの」

と話し掛けた。

病院は93年、専門的な小児の高度治療が可能な病院として設立。

療養中の雅子さまの公務による地方訪問は3年7カ月ぶり。

[ 2007年6月2日17時52分 ]

皇太子ご夫妻迎え安曇野市で「全国みどりの愛護のつどい」開催

長野県を訪れている皇太子ご夫妻はきょう安曇野市を訪れサクラを記念植樹されました。

皇太子さまと雅子さまは安曇野市の国営アルプスあづみの公園で開かれた「全国みどりの愛護のつどい」に出席されました。

皇太子さまは

「皆さんの心と活動を通じて緑豊かで快適な生活環境づくりが一層発展することを願います」

などとあいさつされました。

皇太子ご夫妻はこのあと常念岳を望む公園内でエドヒガンザクラを記念植樹されました。

またご夫妻はこどもの高度専門医療を行っている安曇野市の県立こども病院を訪問し闘病生活を送るこどもたちに励ましの言葉をかけられました。

療養中の雅子さまが地方で公務に出席されるのは去年10月以来7か月ぶりのことです。

[2日18時50分更新]

SBC信越放送

皇太子ご夫妻、こども病院訪問・長野県安曇野市

皇太子ご夫妻は2日、長野県安曇野市で開かれた第18回全国「みどりの愛護」のつどい式典に出席された後、小児高度治療を専門とする同市の県立こども病院を訪問された。

雅子さまは入院中の子供たちに

「おいくつですか」

「元気になってね」

などと声を掛けられていた。

雅子さまが地方での式典に出席されたのは 2003年11月に静岡で開かれた全国障害者スポーツ大会開会式以来。

ご夫妻は同日夜帰京された。

(22:00)

日経新聞

皇太子ご夫妻 県立こども病院を訪問

写真:新生児病棟のGCU(継続保育室)で説明を受けられる皇太子ご夫妻(県立こども病院で、代表撮影)

信州入りしていた皇太子さま、雅子さまは2日、安曇野市の国営アルプスあづみの公園で開かれた「全国みどりの愛護のつどい」に出席し、同市にある県立こども病院を訪問した後、帰京された。

(2007年6月3日)

(読売新聞)
SBC信越放送

県立こども病院に図書館、交流の場として開設

20日12時13分

安曇野市にある県立こども病院に図書館が作られ、患者や家族の交流の場としても期待されています。

図書館はこども病院1階の売店として使われていた20平方メートルあまりのスペースに設けられ400冊の図書でスタートしました。

開館式では宮坂院長が

「利用する患者や家族が情報交換したりくつろげる場になれば」

とあいさつし趣向を凝らしたテープカットをしました。

図書館にはこども向けの絵本のほか一般図書や医学書も置かれていて病院ボランティアが管理と運営にあたります。

こども病院にはこれまでも図書コーナーがありましたが患者の家族や病院職員の寄付で内容を充実し図書館の開設にこぎつけたということです。

こども病院の医療事故 県が賠償6850万円予算化

9月28日(金)

県は27日開会した9月定例県会に、県立こども病院(安曇野市)で昨年1月に起きた医療事故の被害者に6850万円の損害賠償を支払う議案を提出した。

県は当初、宮坂勝之院長が28日に会見を開き詳細を説明するとしていたが、

「相手側から強い要請があった」

(県立病院課)

として中止した。

同課によると、同病院で昨年1月、腹腔(ふくこう)鏡を使って消化器の手術を受けた県内在住の女子高校生(17)の脚などに障害が残った。

県側は、手術時間が予定より大幅に延びたが方式を切り替えなかったり、手術後の管理が不十分だったため障害が残ったと認め、代理人弁護士を通じ示談交渉を進めていた。

会見中止について、村井知事は同日の記者会見で

「県民への説明責任は果たさなければならないが、本人が置かれている状況を考え、プライバシー保護の観点から希望に沿うことが大切だと判断した」

と述べた。

宮坂院長も同日、

「障害が残り不自由な思いをされていることにおわびを申し上げる」

と被害者に謝罪し

「信頼回復に向け、今後も医療の質の維持・向上に努める」

とのコメントを発表した。

県立こども病院に励ましのカリヨン贈る

2007年11月01日

松本市のNPO法人が、清新なメロディーを響かせる「カリヨン」(組み鐘)を県立こども病院(安曇野市)に寄贈する。

特注の16個の鐘はすでに完成。先月下旬に設置工事をし、2日に除幕される。

「病と闘う小さないのちの応援になれば」。関係者は、そう願っている。

(久保智)

寄贈するのは、「生きた証しを記念樹として地球に残そう」と、松本市の森で植樹活動を進める「いのちと平和の森」(横内祐一郎会長)。

同NPOは当初、北アルプスを一望できる同市島内の植樹予定地の森に、モニュメントとして鐘一つを設置する予定だった。

だが、そこから見えるこども病院の時計台(高さ約38メートル)のてっぺんに、県の財政難から鐘がないことを知り、

「病と闘うこどもたちに鐘の音を聞いてほしい」

と、鐘を寄贈する計画に切り替えた。

さらに「せっかくなら」と、鐘の数を増やしてカリヨンにすることにした。

カリヨンは、複数の鐘を組み合わせてメロディーを奏でる。多様な曲を演奏できるよう、重さ約20キロのオランダ製の鐘16個を用意した。

毎朝夕の定期的な演奏のほか、毎日正午に、童謡を中心に季節に合わせたメロディーを響かせる予定という。

同NPO事務局長で、切り絵作家の柳沢京子さんは

「安曇野の空に鳴る鐘の音を聞くことは、きっと病と闘うこどもたちの励みになる」

と期待を寄せる。

ただ、問題は費用。1個約30万円する鐘16個の製作・設置費用は約500万円。

半分以上は集まったが、あと鐘三つ分の約100万円が必要といい、寄付を募っている。

寄付の口座は、八十二銀行松本営業部(普)1253624「NPO法人いのちと平和の森」まで。

問い合わせは柳沢さん(026・239・7555)。

朝日新聞
横内祐一郎 「ギターのグレコ」フジゲン経営者
柳沢京子 切り絵作家

「在宅医療支援病棟」開設へ 県立こども病院

12月10日(水)

「在宅医療支援病棟(仮称)」を本年度中に設置する県立こども病院=安曇野市

県立こども病院(安曇野市)は9日、長期入院患者が自宅療養に円滑に移行できるよう支援する「在宅医療支援病棟(仮称)」を年度内に設ける方針を明らかにした。

同病棟での入院期間に、人工呼吸器の管理など必要な知識を患者や家族に伝えるとともに、退院後も医師らが相談に応じる態勢を取る。

県医療政策課は、同様の病棟は県内では「聞いたことがない」としている。

対象は、入院が半年以上になるなど長期に及び、安定期の患者を想定。

病床数は14−15床を予定し、第2病棟の空きスペースを活用する。

病院は、近く麻酔・集中治療科の医師らを中心に、看護師や医療ソーシャルワーカーが加わった同病棟の専門チームを発足。

家族らに対し、担当の医師らが人工呼吸器の知識や、たんが詰まった場合の吸引器の扱い方、栄養管理などを教える。

退院後も患者の相談窓口となり、容体が急変した場合は迅速に対応するとしている。

同病院の入院患者数は昨年度延べ4万9000人余で、平均在院日数は18・0日。年間の病床稼働率は平均85%程度だった。

病院側は、90%を超えると救急の重症患者を常時受け入れる態勢に支障が生じる可能性があるとしており、症状が安定した患者をできるだけ早く在宅に移行させることで、将来的な病床不足を回避する狙いもある。

一方で、家族側には在宅移行への不安や、家族にかかる負担の重さを懸念する声もある。

病院は今後、患者が住む地域の開業医や病院の医師らを対象に、小児の在宅医療に関する学習会などを開いていく方針で、宮坂勝之院長は

「こども病院を核に、地域で患者をみるシステムづくりに取り組みたい」

としている。

ドクターカー、出動年270回 こども病院

2008年12月23日

信大病院から運んだ心疾患の赤ちゃんを保育器ごとドクターカーから降ろす廣間医師(右)ら=こども病院

こども病院では93年の開院当初から、「ドクターカー」が活躍している。

医師と看護師が同乗し、新生児を温める保育器が備わった救急車だ。出動は年間約270回。

中村センター長は

「ドクターカーなしに、長野の周産期医療は機能しない」

と話す。

12月のある日の午前9時。ドクターカーが信大病院に向かった。

前日に同病院で生まれた男児に心疾患があることがわかり、受け入れの依頼があったのだ。

男児は1600グラム余り。低出生体重児は温めながらでないと運べない。

車内で男児の状態についての書類を確認しながら、廣間武彦・新生児科副部長は

「安定していると聞いている。信大の先生が処置をしてくれたからこそ」

と話す。

20分弱で信大病院に到着。台車で保育器を運びながら、4階のNICU(新生児集中治療室)へ向かった。

医師と看護師合わせて10人ほどが待ち構えていた。いくつもの管につながれた赤ちゃんが横たわっている。

「呼吸数は? 血圧は?」。

廣間医師が信大の医師らに矢継ぎ早に尋ねる。

「顔見知りだからこそ、スムーズに引き継ぎができる」

と周りの医師が教えてくれた。

保育器に移すため、看護師が管を抜き始めると赤ちゃんが消え入りそうな声で泣いた。

3人がかりで保育器に移しNICUを出た。

午前10時40分、こども病院に到着。3階のNICUには循環器科、放射線科の医師らが既に待機していた。

手際よくレントゲン撮影をした後、心臓の超音波検査をした。

この直前、塩尻市内のある病院から新生児の受け入れ依頼が入った。

ドクターカーを当初使う予定だった母親の搬送を急きょ通常の救急車に切り替えた。

臨機応変に対応することで、

「どんな状況でも基本的に受け入れる」

と廣間医師は話した。

朝日新聞

医師不足の病院に研修医派遣 県立こども病院

1月6日(火)

医師不足の病院に後期研修医を本格的に派遣する県立こども病院=安曇野市

県立こども病院(安曇野市)は、小児科医が不足している県内の病院に専門研修(後期研修)の研修医を派遣する事業を本格的に始める。

各病院と協力しながら、小児科医不足の緩和につなげるとともに、高度医療を専門とするこども病院では研修しにくい軽症患者の診察などを学ぶ狙いだ。

後期研修は、医師免許取得後に義務付けられた2年間の臨床研修を終えた後、さらに専門性を高めるために任意で3年ほど各病院で学ぶ制度。

同病院は集中治療など小児の高度専門医療が学べることなどから研修先として人気が高く、県内外から希望があるという。

後期研修医は現在6人いるが、来年度はこれに加え、定員いっぱいの8人を新規に受け入れる。

同病院は昨年11月から、小児科の常勤医が1人しかいない県立須坂病院(須坂市)に、複数の後期研修医を週2回派遣している。

さらに今月上旬以降、諏訪中央病院(茅野市)と県厚生連佐久総合病院(佐久市)にも複数を派遣する。

県医師確保対策室から情報提供を受け、今後も派遣先を増やしていく予定だ。

研修医は、こども病院で研修を続けながら週1、2回ほど派遣先の病院へ通い、指導医のもとで外来患者の診察などに当たる。

同病院は、研修医が地域医療の現状を知り、将来は県内の病院に勤務してくれることを期待。

田中哲郎副院長は

「県内の医療機関が手を取り合い、長野県で働く医師を育てていきたい」

と話している。

厚生労働省の調査によると、県内病院の勤務医は2007年度、人口10万人当たり134・9人で、全国平均を9・0人下回り、都道府県では31番目。

小児科医は産科、麻酔科などとともに不足が目立っている。

SBCニュース

県立病院の独立行政法人化を県が正式決定

(2009/1/23日11時46分)

県は5つの県立病院を県の行政機関から切り離し、別の法人の下で経営を進める独立行政法人とすることを正式に決定しました。

これはきょう開かれた県の部局長会議で決まったものです。

須坂、駒ヶ根、阿南など県立5病院の経営形態については、県の審議会の答申を受けて去年秋から、独立行政法人化に向け職員や住民に説明会などが行われてきました。

県は、独立行政法人化によって、医師や看護師の採用や給与の制度を病院独自に行うことができるなどのメリットがあり、医療サービスの充実につながると説明しています。

県側は来年4月の移行に向けて、来月開会する2月県議会に新たな組織の概要などを示した定款案などを提出しますが、議会内や職員組合には慎重な検討を求める意見もあります。

SBCニュース

県立病院の独立行政法人化・県職員の労働組合が「反対」を請願

(2009/2/23日15時28分)

県が計画している県立病院の独立行政法人化について、県職員でつくる労働組合が県議会に反対の請願を行いました。

県職員でつくる労働組合の代表は県議会の下崎議長を訪ね、県立病院を独立行政法人化しないよう求める請願書と、およそ4万8000人分の署名を手渡しました。

県は県内5つの県立病院を県が100%出資する独立法人に移行するための条例案を、開会中の2月県議会に提出しています。

請願で組合側は

「県立病院の運営は厳しく、改革は必要」

とした上で、

「独立行政法人化については検討が不十分で、慎重にすべき」

としています。

労働組合の代表は

「一度、独立行政法人にしてしまうと後戻りできない、不採算部門の廃止につながるという住民の不安も根強い」

と慎重審議を求めました。

2009年02月23日

県立病院の独立行政法人化・県職員の労働組合が「反対」を請願

http://sbc21.co.jp/news/index.cgi?page=seventop&date=20090223&id=0144370&action=details

前からの疑問ですが、県職員組合が唱える、独立行政法人化によってサービスが悪くなるとするロジックがよく分かりません。

単に「組合仲間の数を減らしたくない」ということを正当化するだけでなく、誰にも分かりやすいような説明をしてもらいたいものです。

http://blog.livedoor.jp/naganonia/archives/65154165.html


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