田中康夫長野県知事の危機管理 2006年7月全県豪雨災害

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田中康夫の危機管理について備忘禄です。

ここに書かれていることに関して、何が正しく、何が間違っているのか?何が本当で、何がウソか?判断は皆様にお任せします。


務台俊介

知事の危機管理能力について

まさに危機的状況です。。


年表

浅川千曲川

水系名 信濃川
河川名 千曲川
観測所名 立ヶ花
所在地 長野県中野市立ヶ花

天竜川

水系名 天竜川
河川名 天竜川
観測所名 北殿
所在地 長野県上伊那郡南箕輪村北殿

議員

2006.06.29

前後の見境もなくなった田中知事

一般質問三日目の29日、昨日までも含め多くの議員が知事の産業振興政策について質問がされていた。

田中知事になってから産業振興にかかわる数値が、知事就任前と現在と比してほとんど悪化していることを例に挙げ追及していた。

無策の知事は全く関係のない唯はぐらかし答弁の繰り返しであった。

田中清一議員は

議員

「テクノ財団へ派遣している県職員の企画力等を十分いかしていくべきだ」

と産学官の連携を進める上で官の役割を明確にし、強化していくべきと追求をしていた。

鈴木清議員は各数値の変化と全国の順位などを、商工部長や農政部長と総務部長から改めて報告をさせ、それらの現況を踏まえ長野県の商工業や農業の将来あるべき姿及び施策について質問した。

いずれも現在あげている内向きな施策のみを羅列しただけであった。「経済音痴」と知事に野次が飛んでいたが、まさにその通りである。

保科俶教志昂会会長の同様な質問に対し、知事は

田中康夫

「そもそも見方考え方が異なる」

と答弁し、数値も63年などオリンピック前後の県内景気ごろの数字を挙げていた。

オリンピックの関連事業を非難していたはずではなかったのか。

保科議員は

議員

「知事は産業振興の策がなさ過ぎる。数字に表れた経済落ち込みなど、自らの非を認めその非を改めることが知事の役目ではないか」

と自治体の長の経験から、知事の産業振興政策の失敗を厳しく追及した。

市町村合併を進めてこなかった知事に対しては、清内路村の例を挙げ人口728人で職員20名そこそこの上に、村総予算の歳入の約75%が交付税である実態を紹介して村民のサービスが出来るのかと質問した。

余りにも無責任な答弁の繰り返しに、

議員

「小規模町村など基礎的町村が、少なくとも他の町村より優れていると思われるような行政サービスが出来るよう努力をしている。

そのために県は将来を見据えたアドバイスをしていかなければならない。」

「ミスジャッジに早く気がつくべきである」

と指摘した。

青山出納長も長い県職員の経験からの答えを求められたが、熱弁した割に内容もなく、「従前の延長ではダメだ」ともっともらしい言い方をしていたが、この人も分かっていない。そんなことは誰も承知の上で県の指導と支援策をどう考えているのかを質問しているのである。村が崩壊してしまうのはそう遠くはないのだ。もっと県民を大切にしてもらいたいものである。

岳北クリーンセンターの廃棄物処理施設については、飯山市を含む岳北広域事務組合では地元の同意も得て県や国と協議を重ねた上で、まとめた処理施設建設計画を田中知事によって一年半も国に申請書類を進達しないでいる。

ちょうど山口村の越県合併のときと同じである。

保科議員は

議員

「いつ国へ進達するのか」

と追及した。

知事は

田中康夫

「施設規模が大きい、将来の人口予測が過大だ」

などといくつかの理由を述べていたが、いずれも本来、市町村事務であるこの問題でもあり、県の許認可事務でない。

したがって県は権力の乱用ではないかと重ねて追求した。

知事はそれに対し

田中康夫

「それでは県は市町村と会話をしてはいけないと言うことですか」

と、全く次元の違う言い訳じみた答弁をした。

議場が騒然としたことは当然のことである。

地域主権と言ってきた知事が地域の住民の要望も、自分の意見と合わなければ容赦なく切り捨てていく強権さは、県民にもその正体は暴かれているのである。

知事は更に、言うことにことを欠いて

田中康夫

「私に反旗を翻した市長会の皆さんなど…」

と、すでに前後の見境も無くなってしまったおり、とても長野県民の安心安全を守る長野県知事とはいえない情況を呈している。。

柳田清二議員は治山事業の予算が極端に減少している事実を、パネルを持って知事に質問した。

事実に基づいた数値を上げ、県の考え方を質したがやはり真っ向から誠意を持った答弁はなかった。

もう少し詳しく書こうと思ったが、長くなってしまったので書き込むことはやめるが、明日の朝刊を参考にしていただきたい。

ここでも確信からずれた内容を説明したに過ぎなかった。

柳田議員も産業振興の無策さにあわせ、しっかりした県政執行をするべきと厳しく追及した。

明日からの一般質問もこの繰り返しなのだろうか。困ったものである

投稿日 2006.06.29

http://tosimitu.blog.ocn.ne.jp/katsudo/2006/06/post_e5f1.html


社会 : 諏訪で33棟床下浸水 大雨なお警戒呼び掛け

更新:2006-7-18 6:01

活発な梅雨前線の影響で県内は17日、雷を伴い1時間に30ミリ前後の激しい雨が降り、諏訪地方では土砂崩落や路肩決壊、床下浸水などの被害が相次いだ。同日夜から18日にかけて再び雨が強まる見通しで、長野地方気象台は大雨・洪水警報を出し、厳重な警戒を呼び掛けている。

同気象台によると、降り始めから17日午後3時までの降水量は茅野市白樺湖で153ミリ、諏訪で147ミリに達した。

大雨の影響で、諏訪市内では側溝の水があふれるなどして、計33棟が床下浸水した。茅野市郊外の県道諏訪白樺湖小諸線は2カ所で路肩が決壊。下諏訪町では土砂崩落があり、職員らが対応に追われた。

17日午後6時からの24時間雨量は松本・諏訪地域で150ミリと予想され、その後も19日にかけて県内の広範囲で降り続く見込み。同気象台は「場所によっては記録的な大雨になる可能性もある」として、河川の増水や土砂災害などに注意を呼び掛けている。


SBC信越放送

速報・長野地域と中野飯山地域に大雨警報

19日00時41分)

長野地方気象台は午前0時37分に長野地域と中野飯山地域に大雨警報を出して十分な警戒を呼びかけています。


大雨の長野・伊那、5千人に自主避難要請 隣村でも指示

2006年7月19日00時53分

大雨の影響で、長野県内の天竜川が一部で危険水位を超えたため、同県南部の伊那市は19日午前0時すぎ、天竜川沿いに住む1976世帯、約5100人に避難勧告を出した。

対岸の同県南箕輪村も18日午後11時50分、241世帯、約970人に避難指示を出した。

住民は近くの公民館などに避難している。

同村によると、両市村付近の天竜川の水位は18日午後11時50分現在で7.56メートルに達し、氾濫(はんらん)の恐れが生じる危険水位(7.4メートル)を超えた。

asahi

石川・加賀で6千人に避難勧告、長野では天竜川警戒

浸水を防ぐため、土のうを作る石川県の職員と住民(18日夜、石川県加賀市で)

石川県加賀市は18日夜、大雨の影響で、片山津地区の湖「柴山潟」の水があふれ、同地区の2855世帯、6005人に避難勧告を出した。

同地区では17日早朝〜夕方にも避難勧告が出されており、2日連続の勧告となった。19日午前1時現在、民家3棟で床下浸水している。

長野県では天竜川が特別警戒水位を超えたため、同県南箕輪村は北殿、南殿両地区など計約240世帯約960人に避難命令を出した。村によると、19日午前0時現在、187人が公民館などに避難している。

また、同県伊那市は19日午前0零35分、約1970世帯、約5070人に避難勧告した。

2006年7月19日1時10分

読売新聞
SBC信越放送

記録的な大雨で全県に大雨・洪水警報交通機関にも乱れ

19日02時05分)

記録的な大雨が降り続いている長野県内では交通機関に影響が出ていて、気象台では全県に大雨・洪水警報を出して厳重な警戒を呼びかけています。

諏訪市四賀の国道20号線で道路が冠水し昨夜8時から一部通行止めになっているほか、塩尻市楢川の国道19号線では、昨夜7時半過ぎに斜面の土砂が幅10メートル長さ5メートルにわたって流出し、全面通行止めとなっています。

また、中央道の駒ヶ根ICと伊那ICの間は、雨のため昨夜10時半から通行止めとなっています。

また、JRの中央東線・中央西線・小海線で特急と普通列車合わせて78本が運休または部分運休となり、きょう始発からの運転の見込みはたっていません。

雨はきょうの明け方にかけて中部や南部で1時間に30ミリの激しい雨が降る見込みで過去数年間で最も土砂災害の危険が高まっています。

気象台では県の全域に大雨・洪水警報を出して厳重な警戒を呼びかけています。

SBC信越放送

記録的な大雨の影響で災害の危険が高まっている

19日06時21分)

記録的な大雨の影響で長野県内は広い範囲で土砂災害の危険が高まっていて気象台では全県に大雨洪水警報を出して警戒を呼びかています。

降り始めてからけさ5時までの各地の降水量は塩尻市木曽平沢で394ミリ辰野で378ミリ伊那で370ミリ松本市奈川で369ミリなどとなっています。

この大雨のため県内は広い範囲で過去数年間で最も土砂災害の発生し易い状態が続いている他河川の水位が高まり洪水の危険が高まっています。

梅雨前線は県内を南下していて強い雨は朝のうちに収まる見通しですが予想降水量は昼までに多いところで30ミリから60ミリに達する見込みで引き続き警戒が必要です。


SBC信越放送

岡谷市で鉄砲水や土石流・住宅流される被害・住人いたとの情報も

19日07時08分)

降り続く大雨の影響で岡谷市で鉄砲水や土石流が相次ぎ、少なくとも3世帯が流されました。

流された住宅の中には人がいたとの情報もあり、警察と消防で捜索しています。

岡谷警察署によりますと、きょう午前4時半過ぎ、岡谷市川岸東で幅およそ20メートルの鉄砲水が発生し、住宅が50メートル流されたほか、岡谷市湊では午前5時過ぎ土石流が発生し、少なくとも2世帯が流されたと通報がありました。

住宅には人がいたとの情報もあり、警察と消防で捜索しています。

また、県内各地で河川の水位が上がっていて、伊那市と南箕輪村であわせておよそ6000人に、強く避難を促す避難指示が出されたほか、長野市と塩尻市、諏訪市で避難勧告も相次いでいます。

県内の全域に引き続き大雨洪水警報が出ています。


行政・政治 : 大雨被害 諏訪・茅野市が対策本部

更新:2006-7-19 6:01

活発な梅雨前線の影響で、県内は18日、中南部を中心に激しい雨となった。諏訪地域では河川の氾濫や土砂崩落の恐れが高まり、一部住民が近くの公民館などに避難した。諏訪市では河川や水路の水があふれ、広い範囲で住宅に浸水したり、道路が冠水する被害が出た。同市や茅野市では同日、災害対策本部を設置し、夜を徹して警戒を続けた。

諏訪市が午後8時現在でまとめた被害状況によると、前日に続いて新川沿いの南真志野で床下浸水。新川周辺の9世帯17人が近くの公民館に自主避難した。

増水した新川ではポンプで水をくみ上げたり、土のうなどで堤防を補強、一部木橋を取り壊すことも検討された。宮川でも同日夕、特別警戒水位を超え、他の河川に水を誘導するなどの措置が取られた。

道路は上川沿いの通勤バイパスや新川沿いの新川バイパス、諏訪湖沿いの市道湖周線、国道20号などが冠水のため通行止め。茶臼山や赤羽根では斜面が崩れた。

また、諏訪湖流域下水道の処理能力がいっぱいになったため、水洗トイレや風呂などの水をなるべく流さないよう呼び掛けた。

茅野市では上川が江川橋で特別警戒水位を超えたため、同日午後9時15分、上原の民家やアパートなど38世帯に避難勧告を出した。緑区では住宅裏ののり面が崩れたため、1世帯2人が玉川地区コミュニティセンターに自主避難した。同市北山蓼科では約1000戸が一時停電した。

下諏訪町では北高木の裏山が土砂崩落の恐れが出てきたため、午後8時に5世帯が自主避難し、うち2世帯が高木公民館に身を寄せた。高木では水道管が破裂し、道路が陥没した。

長野日報

SBC信越放送

全県に大雨洪水警報・南箕輪などで住民の避難も

19日08時15分)

県内に降り続いている記録的な大雨で広い範囲で過去数年間で最も土砂災害の危険性が高まっているとして気象台は全県に大雨洪水警報を出して警戒を呼びかけています。

降り続く大雨の影響で県内各地で河川が増水し、伊那市でおよそ5000人に、また、上伊那郡南箕輪村で住民およそ1000人に避難指示が出されたほか、6つの市で避難勧告が出されています。

南箕輪村では天竜川が増水し、危険水位を超えたため、きょう午前0時前に241世帯970人に強く避難を促す避難指示を出しました。

村では危険な地区に立ち入らないよう消防団が見回っていて、既に450人余りが避難しています。

県内では諏訪湖の水が放流された影響もあり天竜川の水位が急激に上昇しているほか、千曲川や犀川などでも水位が上がっていて、警戒が続いています。

一方、この雨の影響で、茅野市や諏訪市、長野市など6つの市で避難勧告が出されています。

現在、県内全域に大雨洪水警報が出ており、厳重な警戒が必要です。

この大雨の影響で県内の道路や鉄道に乱れが出ています。

このうち塩尻市楢川の国道19号線では昨夜8時前山側の斜面から土砂が流れ出して道路にたい積し、全面通行止めになっています。

また諏訪市四賀の国道20号線では冠水のため昨夜8時から大型車を除いて通行止めになっています。

高速道路は中央自動車道の駒ヶ根インターから諏訪南インターの間、長野自動車道の岡谷ジャンクションから更埴ジャンクションまでの間、上信越自動車道の更埴ジャンクションから坂城インターの間がそれぞれ全面通行止めになっています。

一方、JRは▼中央西線と篠ノ井線の特急しなの、▼中央東線の特急あずさが始発から運転を見合わせています。

▼小海線も中込と小淵沢間で始発から運転を見合わせています。


SBC信越放送

災害の岡谷市に陸上自衛隊松本駐屯部隊が出動

19日08時36分)

岡谷市の土石流災害に対し長野県知事がけさ自衛隊の松本駐屯部隊に災害派遣要請を行い午前7時過ぎ31人の隊員が岡谷市に向かいました。


SBC信越放送

長野地方気象台が大雨に関する情報を出して注意を呼びかけている

19日09時44分)

長野県内の大雨はピークを過ぎましたがこれまで降った雨で過去数年間で最も土砂災害の危険が高い状態が続いていて長野地方気象台は全県に大雨洪水警報を出して警戒を呼びかけています。

降り始めてから午前8時までの各地の降水量は塩尻木曽平沢で430ミリ辰野で407ミリ伊那で404ミリ松本市奈川で383ミリなどとなっています。

県内の大雨はピークを過ぎ昼前後には止む見込みですがこれまで降った記録的な大雨により県内の広い範囲で過去数年間で最も土砂災害や洪水の危険性が高い状態が続いています。

このため気象台では引き続き県内全域に大雨洪水警報を出して警戒を呼びかけています。


SBC信越放送

◆大雨関連情報

19日09時56分)


長野県岡谷市で土石流や鉄砲水、3人が行方不明

長野県岡谷市で、19日早朝、2か所で土石流などが発生し、民家計4棟が流され、少なくとも3人が行方不明となっている。

田中康夫知事は同日午前6時15分、松本市内駐屯の陸上自衛隊に災害派遣出動を要請。陸自隊員約30人が、行方不明者の捜索などを行っている。

岡谷署によると、岡谷市川岸東で午前4時40分ごろ、鉄砲水で民家1棟が流され、2人が行方不明となっている。また、同市湊3丁目では同5時10分ごろ、土石流が発生。民家2棟が流された。うち1棟には2人が残っていたとの情報もあり、岡谷署などで確認を急いでいる。

2006年7月19日10時6分

読売新聞

各地で土石流や土砂崩れ、6府県で10人不明

18日から19日にかけて降り続いた大雨の影響で、長野県岡谷市で3人が行方不明になるなど、長野、福井、岐阜、京都、岡山、島根の6府県で計10人が土砂崩れなどに巻き込まれ、行方が分からなくなった。

岡谷市湊では19日午前5時すぎ、土石流が発生。花岡孝明さん(80)と妻、さと子さん(75)が行方不明となった。

同市の別の地域でも鉄砲水が発生し、林孝幸さん(75)の行方が分からなくなった。

福井市では同日午前0時10分ごろ、同市中野の新興住宅地で裏山が崩れ、大門達雄さん(78)方が土砂に完全にのみ込まれ、妻、チヨノさん(75)と長男、哲也さん(47)の2人が不明になった。

京都府京丹後市では同日午前4時10分ごろ、同市丹後町間人の増田義信さん(91)方の裏山が崩れ、増田さん方に土砂が流れ込み、増田さんと二女、恭子さん(62)が行方不明になった。

島根県美郷町では同日午前5時30分ごろ、杉谷芳之さん(67)方が土砂崩れで押し流され、妻、末子さん(69)が行方不明になった。

岡山県新見市でも同日午前3時45分ごろ、同市坂本、会社員、滝本亘さん(53)方の裏山が崩れ、滝本さんの義母、千年さん(80)の行方が分からなくなった。

これより前の18日午後8時40分ごろには、岐阜県各務原市で川に車が転落しているのを通行人が目撃。運転者は岐阜市内の男性会社員(26)とみられ、県警は流されたとみて捜索している。

07月19日 10:24)

sankei

長野・岡谷市で土石流、住宅3棟流され3人不明

2006年7月19日10時30分

記録的な大雨が続く長野県岡谷市で19日早朝、2カ所で土石流や鉄砲水が発生、住宅3棟が流され、県警によると3人が行方不明になった。7人不明の情報もあり、救助活動が続いている。

水位が上がり、激流となった天竜川=19日午前6時53分、長野県伊那市で

県警岡谷署の調べでは、午前4時40分ごろ、岡谷市川岸東2丁目の林孝幸さん方が、幅約20メートルの鉄砲水によって50メートルほど流された。林さんの妻(69)は救助されたが、同署は林さんの安否を確認している。

午前5時10分ごろには、約3キロ離れた諏訪湖西側の同市湊3丁目の花岡孝明さん方と、もう1世帯が土石流で押し流された。花岡さん方には2人がいたといい、確認を急いでいる。

岡谷消防署によると、2カ所の土石流で巻き込まれたのは7人との情報があるという。長野県は午前6時15分、陸上自衛隊に災害派遣要請をした。

長野地方気象台によると、降り始めの15日午前6時から19日午前5時までの降水量は、同県王滝村で577ミリ、諏訪市で356ミリとなっている。

岡谷市は午前6時半ごろ、湊、川岸地区の624世帯、約1200人に避難勧告を出した。

諏訪湖から流れ出す天竜川沿いの同県伊那市では、諏訪湖があふれないよう放水が続き、天竜川の水位が上昇。1976世帯5100人に出していた避難勧告を、避難指示に切り替えた。天竜川を挟んだ対岸の南箕輪村でも、241世帯970人に避難指示が出ている。

岡谷市では中学2校、小学校5校を休校とし、そのほかの学校は自宅待機としている。

朝日新聞

梅雨大雨 計129世帯避難勧告

御嶽山433ミリ、上高地398ミリ

大雨の中、土のうを作る地元消防団(18日午後8時55分、安曇野市明科で)

活発な梅雨前線による雨は18日も県内で降り続き、同日夕までに、降り始めからの降雨量は、王滝村御嶽山376ミリ、松本市上高地346ミリ、宮田高原302ミリを記録。塩尻市、木曽町、安曇野市、伊那市、茅野市、諏訪市、大桑村、阿智村で200ミリを超え、土砂崩落の危険などから、伊那市高遠町西高遠で2世帯4人、塩尻市奈良井で5世帯、南箕輪村で約115世帯に避難勧告が出された。

雨は19日明け方に強まるとみられる。19日夕までの24時間降水量は県南部で180ミリが見込まれ、長野地方気象台は、土砂災害や洪水に厳重な警戒を呼びかけている。

県によると、18日午後8時現在、天竜川(南箕輪村)、宮川(諏訪市)、薄川(松本市)、犀川(安曇野市、信州新町)、上川(茅野市)、木曽川(木曽町、上松町)が特別警戒水位に達し、諏訪市や木曽町で床下浸水となった。また、諏訪市で9世帯18人、下諏訪町で3世帯12人、飯島町で1世帯3人、上松町で1世帯2人、木曽町で1人が自主避難している。

土砂崩れも各地であり、伊那市高遠総合支所によると、午後8時ごろ、国道152号杖突峠付近の土砂崩れに軽乗用車1台が巻き込まれた。けが人はないが、同国道は通行止め。

一方、松本空港は全便が欠航。木曽町三岳で大雨に伴う断水があった影響で三岳小、中学校が休校、ほかに県内で定時制高校2校が休みとなった。また、茅野市で約1000戸、安曇野市で約960戸が停電した。県警によると、国道158号線の松本市・沢渡ゲート―安房トンネル間など一般国道や県道37路線が通行止め。JRは中央西線・贄川駅の雨量計が規制値に達し、日出塩―木曽平沢間で運転を見合わせ、同日夕まで特急しなのを含む上下14本が運休。小海線も小海―野辺山間で運転を見合わせた。

2006年7月19日

読売新聞

7月19日(水)

諏訪湖はんらんの恐れ 諏訪市が6千人に避難勧告

諏訪湖は午前10時37分現在、釜口水門付近の水位が危険水位の2・1メートルを上回る2・29メートル。県諏訪建設事務所は水門の上部ゲートを全開し、天竜川への放流量は過去最大で水門操作規則の上限の毎秒400トンに達した。流入河川も宮川、上川の下流地区で特別警戒水位を上回った。

諏訪湖がはんらんする恐れが出たため諏訪市は午前6時までに、諏訪湖周辺の高島、大手、湖柳などに避難勧告。このほかJR上諏訪駅周辺の湯の脇、大和などにも避難勧告を出し、対象は計2598世帯、5976人に上った。午前11時現在、153人が小学校体育館などに避難した。

宮川は茅野市の金沢橋付近で決壊の危険があるとして、地元消防団が警戒している。諏訪郡下諏訪町の砥川でも護岸の石積みが崩れた。


7月19日(水)

県内大雨直撃 濁流の天竜川「怖い」 深夜の避難緊迫

梅雨末期の大雨が18日、県内各地で県民の暮らしを直撃した。天竜川は上伊那で増水し、濁流が橋げたに迫った。「まさか自分が…」。避難指示や勧告を受けた住民は言葉を失い、不安が広がった。

19日午前零時半、伊那市中央区から双葉町の天竜川は、川幅いっぱいに濁流が音を立てて流れ、水位は目測で堤防まで約2メートルに迫っていた。地元消防団の車が川沿いをパトロールし、毛布や食糧を持って避難するようスピーカーからしきりに呼びかけていた。

避難指示が出された上伊那郡南箕輪村北殿区。公民館には布団や着替え、貴重品などを手にした約100人が避難。住民は床に毛布を敷いて横になったり、不安げな表情で話し込んでいた。

家族5人で避難したという高校2年生男子(17)は「学校帰りに濁流の天竜川を見て心配していたが、まさか自分が避難するとは思わなかった。いつ帰れるか分からないし、とても不安」。会社員男性(38)は「ひとごとだと思っていたが、避難するよう言われて驚いた。とにかく布団や貴重品を持って避難した」と話した。南殿公民館には約50人の住民が避難した。

伊那市の中央区公民館には午後10時50分、約60人が自主避難。区長代理の下島賢治さん(64)は自分のトラックにスピーカーを付け、地域を回って避難を呼びかけたという。息子と2人暮らしという女性(70)は「伊那に40年近く住んでいるが避難は初めて。天竜川が近いので怖くて」。

塩尻市楢川支所は、土砂崩れの危険性が高いとして、奈良井の国道19号土砂崩れ現場近くの5世帯に避難を勧め、1部住民が近くの奈良井公民館に避難した。百瀬忠久さん(77)は「山ぎわえん堤で土砂は止まっているが、水が大量に家の前まで流れ込んだ」と話していた。現場では市職員や地元の消防団員たちが警戒を続けた。

JRの運休も拡大。松本市のJR松本駅では、仕事で訪れた都内の会社員女性(22)が、長野市で1泊して新幹線で帰京するよう会社から指示を受け「これからホテルの手配をしなければならない」と困惑していた。

伊那市の中央区公民館に避難した人たち=18日午後11時


7月19日(水)

県内の国・県道 土砂災害 規制相次ぐ

県土木部によると、県内の国県道は19日午前零時現在、土砂災害などによる規制が17カ所、事前規制による通行止めが32カ所になった。

伊那市高遠町の国道152号杖突峠近くでは午後7時半ごろ、上部斜面が長さ約100メートル、幅約30メートルにわたって崩れ、通り掛かった伊那市伊那部、会社員男性(28)の軽自動車を押し出したが、男性は無事だった。伊那市では午後10時55分ごろ、西春近のJR飯田線沢渡−赤木間で土砂が崩れ、数メートルにわたり片方のレールが埋まった。

諏訪市では、県道諏訪箕輪線が同市湖南後山集落を挟むように2カ所で崩落、集落が孤立状態になった。

同市では湖南南真志野で午後7時半ごろ、新川が右岸であふれ、近隣の9世帯17人が南真志野公民館に自主避難。上諏訪尾玉、東榊町でもそれぞれ2世帯4人が自主避難した。市内では19日午前1時現在、床上浸水2戸、床下浸水3戸が確認された。

茅野市では上川が特別警戒水位を超えたため、上原地区の1部32世帯に避難勧告を出した。住民は近くの公民館に避難した。諏訪郡下諏訪町高木では、裏山の土砂が崩れるなどして、9世帯が近くの公民館などに自主避難した。

県諏訪建設事務所は19日午前零時半すぎ、諏訪湖釜口水門(岡谷市)の水門操作規則に基づき、天竜川への放流量を過去最高の毎秒300トンにした。諏訪市内を流れる宮川、上川と釜口水門直下の天竜川も特別警戒水位を超えた。

茅野市北山の別荘地では午後2時38分、約1000戸が停電した。中部電力諏訪営業所によると、4時間余りで順次復旧したが、原因は不明。

木曽郡木曽町では4世帯6人が避難、住居5棟と倉庫2棟が床下浸水。同郡上松町でも1世帯2人が避難した。


7月19日(水)

県内中南部で記録的降水量

長野地方気象台によると、15日朝降りだした今回の雨は、中南部の多くのアメダス観測点で降り始めからの総降水量が平年の7月1カ月分を上回る記録的な大雨となっている。

15日午前6時の降り始めから19日午前零時までの総降水量は、木曽郡王滝村御岳山486ミリ、松本市上高地419ミリ、上伊那郡宮田村宮田高原408ミリなど。各地で土砂崩落などの被害をもたらした2004年10月の台風23号の降水量を上回っている。

伊那市東春近では、18日の日降水量が173ミリとなり、1993年の観測開始以来で最多を記録した。


大雨:5府県で2人死亡、14人が行方不明

水害で周りを水で囲まれた住宅=島根県出雲市で19日午後0時16分、本社ヘリから北村隆夫写す

山陰から関東東海上に延びた梅雨前線の影響で19日も各地で大雨となり、長野、福井、京都、島根、岡山の5府県で土砂崩れなどで2人が死亡、14人が行方不明になった。長野県箕輪町で天竜川右岸が約60メートル決壊。同町と伊那市、南箕輪村は計3041世帯、8140人に避難指示を出した。

同県岡谷市では午前4時40分ごろ、土石流に林孝幸さん(75)宅が50メートル流され全壊。林さんが遺体で発見された。さらに午前5時10分ごろには花岡孝明さん(75)宅など数棟が土石流に流され、花岡さんと妻さと子さん(70)、近所の小口清晴さん(77)、息子の正孝さん(44)、花岡滋さん(75)の5人が行方不明。災害派遣で陸上自衛隊が出動した。

同県上田市手塚の川沿いの道は大雨の影響で陥没。約500メートル下流で同市新町の新聞配達員、小林正子さん(57)の軽自動車が見つかり、小林さんの行方を捜している。

天竜川の堤防決壊現場は支流との合流地点。近くの水田などが浸水し、町職員らが土のうを積む作業に追われていた。

島根県出雲市では避難所に向かった3人が乗った車1台が不明となり、このうち高校1年、三島清隆さん(15)が市内の神戸川下流で遺体で見つかった。同乗していた祖父母を捜している。

気象庁によると、降り始め(15日)から19日正午までの総雨量は▽長野県王滝村616ミリ▽長野県松本市503ミリ。3日間の降水量としては史上最多となった。

今後、梅雨前線はゆっくりと南下し、大雨の中心は九州、四国や近畿地方に移る見込み。関東甲信の大雨は次第に収まるが、来週まで曇りや雨の日が続く見通しという。

毎日新聞

2006年7月19日 11時16分 (最終更新時間 7月19日 13時27分)


SBC信越放送

岡谷市で土石流被害相次ぎ6人不明、県内各地で避難指示

19日11時31分

県内各地で大雨の被害が相次ぎ、岡谷市では鉄砲水や土石流で6人が行方不明となっています。

また、天竜川などで水位が上昇し、堤防が決壊するなどして3つの市町村の合わせて8000人余りに避難指示が出されています。

岡谷市ではけさから土砂災害が相次いでおり、湊地区と川岸東地区で住宅5棟が鉄砲水や土石流に押し流され、合わせて6人の行方が分からなくなっています。

被災地には、県から要請を受けて自衛隊員が出動し、行方不明者の捜索に当っています。

また、辰野町でも2世帯が土砂に埋まりました


SBC信越放送

箕輪町の天竜川で堤防が決壊、830世帯2100人に避難指示

19日12時06分

県内の河川は増水が続いており、天竜川はきょう午前9時半過ぎ、上伊那郡箕輪町中箕輪で堤防が30メートルにわたって決壊しました。

あふれ出た水が水田などに流れ込んでいて、今後、住宅地へ浸水するおそれがあり、箕輪町では、周辺の830世帯、およそ2100人に避難指示を出しました。

県内では、このほか犀川や千曲川でも水位が上昇しており、消防などが警戒を続けています。


SBC信越放送

岡谷・男性1人の遺体を発見、行方不明の男性と身元確認

19日13時12分

岡谷市川岸東の鉄砲水で、住宅が押し流された近くから男性1人の遺体が見つかり、正午過ぎに行方不明になっている林孝幸さん75歳と身元が確認されました。


豪雨で3人死傷15人不明 天竜川決壊7千人に避難指示

2006年7月19日13時48分

活発な梅雨前線の影響により、18日から19日にかけて全国的に強い雨が降り、各地で土砂崩れなどの被害が相次いだ。

19日正午現在、島根県と長野県で計2人が死亡、島根県で1人が意識不明の重体。

長野県の岡谷市と上田市、辰野町で土石流や鉄砲水などで7人が行方不明となったのをはじめ、福井や京都など6府県で計15人が行方不明となった。

長野県箕輪町で天竜川の堤防が決壊。県内で約7千人に避難指示が出された。気象庁は土砂災害や河川の増水に警戒を呼びかけている。

流された車のそばで、土石流が発生した現場を心配そうに見守る住民たち=19日午前10時9分、長野県岡谷市湊3丁目で

土石流で全壊した船魂神社(奥)の付近。交差点にあったカーブミラーもなぎ倒された=19日午前10時15分、長野県岡谷市湊3丁目で

坂道を泥水が流れ、住宅の一部が押し流されていた=19日午前10時16分、長野県岡谷市湊3丁目で

住宅地の坂道を激しく流れる泥水。右は全壊した船魂神社=19日午前10時21分、長野県岡谷市湊3丁目で


長野県警岡谷署の調べでは、19日午前4時40分ごろ、岡谷市川岸東2丁目の林孝幸さん(75)方が幅約20メートルの鉄砲水で50メートルほど流された。林さんの妻(69)は救助されたが、正午ごろ、林さんが遺体で発見された。

午前5時10分ごろには、約3キロ離れた諏訪湖西側の同市湊3丁目の花岡孝明さん(75)方など2世帯が土石流で押し流され、花岡さんと妻さと子さん(70)の2人が行方不明になっている。このほか、近くに住む花岡滋さん(75)、同市湊2丁目の小口清晴さん(77)と息子の正孝さん(44)の行方がわからなくなっている。

また、上田市内で軽自動車が陥没した道路から川に転落し、新聞販売所の従業員、小林正子さん(57)が行方不明となった。辰野町小野でも住宅が倒壊し、小沢矩子(のり・こ)さん(67)が行方不明になっている。

長野県は陸上自衛隊に災害派遣要請をした。県諏訪湖事務所によると、午前8時現在、諏訪湖は水が湖岸から外にあふれるまで約1メートルしかない状態になった。伊那市は1976世帯5100人に避難指示を出し、諏訪市が1800世帯に避難勧告を出した。

県警伊那署などによると、19日午前9時35分ごろ、同県箕輪町内の天竜川と深沢川の合流付近の堤防が30メートルにわたり決壊。町は午前9時、440世帯、1117人に避難指示を出したが、決壊後に避難指示の対象を830世帯、約2100人に拡大した。住民は町内のコミュニティーセンターなどに避難し、午前10時40分現在、けが人や家屋の浸水の報告はないという。

国交省天竜川上流河川事務所によると、天竜川の堤防が決壊したのは83年9月(長野県中川村)以来という。

気象庁によると、降り始めの15日から19日午前9時までの総雨量は長野県王滝村で613ミリを記録。18日からの24時間雨量は諏訪市で223ミリ、松本市で173ミリと観測史上最大の降水量となっている。

交通機関にも影響が出た。JR東日本によると、中央線が長野県内で始発から運転を見合わせ、中央線を走る特急「スーパーあずさ」「あずさ」は甲府―松本間などで運休した。中日本高速道路によると、中央自動車道は19日未明から、諏訪南IC―中津川ICと長野自動車道の岡谷JCT―更埴IC間の上下線で通行止めとなった。

また、東海道新幹線は、神奈川県小田原市の雨量計の観測値が規制基準を超えたため、正午過ぎから東京―熱海駅間で運転を見合わせた。

19日午前6時25分ごろ、島根県出雲市佐田町、三島秀次さん(43)から「車で避難所に向かった家族3人の行方が分からない」と同県警出雲署に届け出があった。当時、神戸(かん・ど)川がはんらんしていたとされ、同署は車が流された可能性もあるとみて捜索したところ、下流約20キロで秀次さんの次男で高校1年の清隆さん(15)の遺体を発見した。

秀次さんの父政治さん(76)と母のユリ子さん(74)の行方がわかっていない。

京都府京丹後市丹後町間人(たいざ)では午前4時10分ごろ、天理教竹都(ちく・と)分教会長、増田義信さん(91)方に隣接する斜面が高さ約50メートル、幅約80〜100メートルにわたって崩壊。2階建ての教会兼民家に土砂が入り込み、増田さんと次女の恭子さん(62)の行方がわからず、京丹後市消防本部が救出活動にあたっている。

このほか、島根県美郷町久保では斜面崩落で住宅1棟が押し流され、女性1人が意識不明の重体。岡山県新見市坂本では、裏山が崩れて住宅に土砂が流れ込み、農業女性(80)の行方が分からなくなっている。

一方、福井市中野1丁目で19日未明、崩れた斜面の土砂が民家に流入し、行方不明になっていた3人のうち1人は、同日朝までに1人の無事が確認された。会社員大門哲也さん(47)と母のチヨノさん(75)は依然として安否が不明で、自衛隊と県警が捜索を続けている。

岐阜県各務原市では18日夜、増水した新境川にワゴン車が転落しているのが見つかった。各務原署の調べで、岐阜市内の空調設備会社の社有車と判明。同市の男性社員(26)が1人で乗っていたとみて、消防などと19日朝から捜索を再開した。

朝日新聞

SBC信越放送

◆大雨関連情報

19日13時56分)

◇ 災害情報…岡谷市の土石流で男性1名を遺体で発見・5人が行方不明、辰野町で土砂崩落1人不明、箕輪町で天竜川が決壊、上田市で陥没した道路に車転落、◇ 避難情報…【避難指示】箕輪町830世帯・2099人、南箕輪村241世帯970人、【避難勧告】伊那市2400世帯・7130人、飯田市151世帯・535人、茅野市上原区38世帯、中野市上今井25世帯・86人、中野市替佐17世帯・56人、諏訪市中心部、岡谷市新倉区など数か所、安曇野市明科18世帯、長野市大岡7世帯・16人、塩尻市奈良井6世帯・12人、大町市6世帯・17人、生坂村5世帯16人、◇交通情報…【JR】中央西線・篠ノ井線…特急しなの・終日運休、普通列車(塩尻〜木曽福島)終日運休、中央東線…特急あずさ・スーパーあずさ・終日運休、普通列車(塩尻〜小淵沢、塩尻〜岡谷)終日運休、松本〜塩尻は折り返し運転、飯田線…平岡〜辰野・運転見合わせ、小海線…全線で運転見合わせ、飯山線…豊野以北で運転見合わせ、大糸線…信濃大町〜南小谷で運転見合わせ、長野新幹線…平常運転、【長野電鉄】須坂〜朝陽・運転見合わせ、【高速道路・通行止め】中央道…諏訪南IC〜松川IC、長野道…岡谷JCT〜松本IC、上信越道…坂城IC〜小諸IC(上り線のみ)、【国道20号線・通行止め】塩尻峠、富士見町富士見〜県境、諏訪市、下諏訪町、岡谷市内などで数か所、【国道19号線・通行止め】長野市大岡川口〜生坂村池沢、安曇野市南陸郷、塩尻市奈良井〜塩尻市木曽平沢、木祖村薮原、南木曽町吾妻ほか、◇気象情報…【大雨洪水警報】全県、【雷注意報】中部・南部、【予想降水量・正午〜午後6時】いずれも多いところで北部10ミリ、中部20ミリ、南部30ミリ……きょう昼過ぎから次第に雨は止むもののあす昼ごろから再び大雨の恐れ。


大雨で6府県2人死亡14人不明、長野では天竜川決壊

冠水した住宅街からボートで避難する住民たち(午前11時35分、長野県岡谷市湊で)

活発化した梅雨前線が山陰から関東の東海上までのびている影響で、日本列島では19日も各地で大雨が降り続いた。

記録的な雨量となっている長野県では、各地で土石流が発生し、住宅8棟が流されるなどし、7人が行方不明になっている。山梨、福井、京都、岡山、島根でも被害が出ており、6府県計で2人が死亡、1人が重体となり、14人が行方不明になっている。長野県箕輪町の天竜川は午前9時35分ごろ、約30メートルにわたって堤防が決壊し、周辺の住宅や田畑が浸水した。

気象庁によると、前線付近では1時間に40ミリ前後の激しい雨が降り、15日の降り始めからの総降雨量は、長野県王滝村で613ミリ、富山県立山町で562ミリ、長野県松本市安曇上高地で502ミリに達している。総務省消防庁によると、19日正午現在、全国で2271世帯6222人に避難指示が出ている。

長野県岡谷市川岸東では午前4時40分ごろ、土石流で住宅1棟が流され、林孝幸さん(75)が行方不明となった。

同市湊でも同5時10分ごろ、花岡孝明さん(75)方など住宅が流され、花岡さんと妻さと子さん(70)が行方不明となっている。

同市ではこのほか、住宅2棟が流され、小口清晴さん(77)、正孝さん(44)の親子と、花岡滋さん(75)の3人が不明となり、同県上田市でも新聞配達の女性が車ごと川に転落したとの情報がある。

天竜川は、箕輪町の深沢川合流地点付近で堤防が決壊し、近くの住民に避難指示が出された。

山梨県山梨市では午前6時過ぎ、男性(66)が用水路に転落して死亡した。

福井市では午前0時10分ごろ、会社員(47)方の裏山が崩れ、住宅と貯蔵庫が全壊し、2人が行方不明となった。

貯蔵庫からガスも漏れ、市消防局は周辺の約100戸に避難指示した。

京都府京丹後市や岡山県新見市では民家の裏山が崩れ、3人が行方不明。

島根県美郷(みさと)町でも農家が倒れ、女性(69)が土砂に埋まり、意識不明の重体。

同県出雲市では、家族3人の乗った軽乗用車の行方がわからなくなり、1人が死亡、2人が不明。

2006年7月19日13時56分

読売新聞

7月19日(水)

県内あすも大雨か 土砂災害に警戒必要

活発な梅雨前線の影響による大雨について、長野地方気象台は19日午前に出した大雨に関する情報で、県内では降水のピークを過ぎたとした。一方、全域で過去数年間で最も土砂災害の危険性が高い状態が続いている、とした。前線はいったん東海道沖まで南下するが、20日の昼前後に再び北上して県内に近づき大雨になる可能性がある。

15日午前6時の降り始めから19日正午までの降水量は、木曽郡王滝村御岳山616ミリ、松本市上高地503ミリ、上伊那郡辰野町辰野421ミリ、伊那市東春近417ミリなど。辰野や伊那などでは5日間の総降水量が、平年の年間降水量の約3割に達しており、その他の地域でも2割ほどになっている。

国土交通省天竜川上流河川事務所によると、天竜川の水位は19日正午現在、同郡南箕輪村の北殿観測所で出水の恐れがある計画高水位(8・04メートル)と同じ8・04メートルとなった。上流の諏訪湖からの放流量が多いため、水位が高い状態は当分続く見通しという。


7月19日(水)

箕輪で天竜川決壊、岡谷で死者・不明6人

梅雨前線の活発化による豪雨で、18日から19日午前にかけて岡谷市で土石流が発生し、上伊那郡箕輪町の天竜川右岸が決壊した。岡谷市などによると、同日正午現在、同市では土石流などで複数の住宅が倒壊して6人が行方不明になり、うち1人が遺体で見つかった。県警などによると、ほかに上田市で1人、上伊那郡辰野町で1人が行方不明になっている。

同郡箕輪町役場によると、同日午前、同町松島の天竜川右岸で堤防道路が幅100メートルにわたり決壊、同日午前10時現在、あふれた水が住宅地近くまで迫っている。

県によると、同日午前11時現在、同町、伊那市、同郡南箕輪村の合わせて1万人以上に避難指示と避難勧告が出され、2200人以上が公民館などの避難所に避難している。このほか、高速道や鉄道なども各地で寸断している。

岡谷市や岡谷署によると、同日午前5時すぎ、同市湊3で土石流が発生、相当数の住宅が被害を受けた。同日午前11時半現在、花岡孝明さん(75)と妻さと子さん(70)、花岡滋さん(75)、湊2の小口清晴さん(77)と息子の計5人が行方不明。また、同日午前4時40分ごろ、同市川岸東2で鉄砲水が発生、住宅4棟が巻き込まれ、林孝幸さん(75)の行方が分からなくなった。同日正午前に遺体が見つかり、岡谷市によると、林さんと確認された。

また、辰野町小野飯沼では午前10時10分ごろ、住宅地裏山が崩れ住宅2棟に流入、小沢矩子さん(67)が行方不明になった。

岡谷市では、土砂災害が発生した地域など市内5カ所で避難勧告を出し、自主避難を含め計603人が学校などに避難している。同市では、県から災害派遣要請を受けた陸上自衛隊が救助活動に当たっている。

諏訪市は同日午前、諏訪湖がはんらんする恐れがあるとして、高島、大手、湖柳などの約6000人に避難勧告を出した。

県警などによると、上田市手塚では同日午前、道路の陥没個所から産川に転落して流された軽乗用車が見つかり、運転していたとみられる新聞配達員の小林正子さん(57)が行方不明になっている。

濁流でえぐられ、決壊し始めた天竜川堤防=上伊那郡箕輪町松島


箕輪町の天竜川で堤防が決壊、周辺世帯に避難指示

19日15時12分

県内では河川の増水が続いており、きょう午前10時前、箕輪町の中箕輪の天竜川で堤防が30メートルにわたり決壊しました。

決壊したのは深沢川と合流する場所の近くで、川の水があふれ出して、水田が水に浸かり、箕輪町では、周辺の830世帯、およそ2100人に避難指示を出しました。

現在は水位は少しずつ下がっていますが、あす以降の雨で再び増水するおそれがあり、警戒が必要だということです。


奥秋

2006年7月19日

田中知事、豪雨被害をきょう午後防災ヘリで視察、地元県議は知らされず

長野県下は梅雨前線の活発化による豪雨で、各地で被害が出ているが、田中知事はきょう午後、防災ヘリで箕輪町・岡谷市の災害現地の調査を行い、避難場所の松島コミュニケーションセンター(箕輪町)を訪問する。

ところが現地の県議はこれについて知らされていない。

箕輪町在住の清水洋議員は

議員

「聞いていない」

としたうえで

議員

「もうこの辺は水が引いている。ただし、高速道路など、通行止めになっているところがあるので、陸の孤島状態。

きょうも県庁に行こうとしたのだが、行けないでいる」

と語っていた。

気になる浅川だが、千曲川との合流地点にあるポンプは毎秒44万トンのフル運転で、浅川の水をくみ上げて千曲川に放水している。これ以上の雨が降ると危険な状態に突入するわけだが、防災関係者は、天気の様子などから今のところそうはならない─と言っている。

だだし、局地的な大雨が浅川ダム予定地上流で降ると災害になる恐れがあるという。過去の災害のパターンはこのケース。

もし災害が起これば、あす7月20日告示、8月6日投開票の知事選に大きな影響を与えるものと思われている。

ほどほどなら、田中知事にとってパフォーマンスのタネになる。防災服に長靴姿でヘリに乗って飛び回る知事の姿をアピールできるわけだ。

ヘリは民間だと一時間飛ばすと約百万円かかるといわれている。

県の防災ヘリは通常は松本空港内にある基地に置いてあり、今回の場合は長野市の犀川にあるヘリポートまで田中知事を迎えに来た。ここから、被災地を一巡りして回っても所要時間は一時間はかからないという。ヘリの時速は約250キロ。夜間は飛べないことはないが基本的に飛ばない。

Posted by tuigeki

at 16:11

http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/51029232.html


SBC信越放送

辰野町で中学生が川に流され不明に

19日18時49分)

上伊那郡辰野町伊那富で、きょう午後5時ごろ、女子中学生が川に流され、行方がわからなくなっています。

消防などによりますと、父親と一緒に小横川の様子を見に行っていたところ鉄砲水に襲われ、流されたということです。


SBC信越放送

県の北部・大雨の影響で千曲川流域の被害状況

19日19時08分)

県の北部では午前中に雨がやみましたが、中野市の千曲川では危険水位に達したり、住宅が浸水する被害も出ました。

中野市立ヶ花の千曲川では午前8時に8.6メートルの危険水位を超えました。

その後も水位が上がり、午後4時20分には10.67メートルを観測しました。

近くの集落では排水路があふれ、住宅の一部や倉庫が水に浸かりました。

およそ3キロ下流の中野市上今井地区では千曲川に流れ込む川が増水し、床上と床下あわせて7棟が浸水しました。

市では上今井地区の25世帯86人に避難勧告を出し、お年寄りが地域の公民館に身を寄せました。

河川敷に果樹園が広がっている千曲川流域では、リンゴやモモの木は濁流からわずかに枝がのぞく程度で、流木やゴミが当たって木が傷む恐れもあるということで、農作物被害も大きくなりそうです。

SBC信越放送

大雨で県内は4人死亡不明が7人に

19日20時08分)

県の南部と中部を中心とした記録的な大雨で、これまでに岡谷市で4人が死亡したほか、岡谷市や上田市などで合わせて7人が行方不明になっています。

岡谷市では湊地区や川岸東地区で土砂災害が相次ぎ、川岸東地区では鉄砲水で林孝幸さん75歳の住宅1棟が流され、林さんが遺体で収容されました。

湊地区では住宅が流されるなどして、7人の行方がわからなくなっていましたが、救助活動にあたっていた小坂陽司さん45歳ら3人が遺体で見つかりました。

また、上伊那郡辰野町で、住宅など3棟が土石流で壊れ、1人が行方不明になっているほか、きょう午後5時ごろには女子中学生が川に流され、行方がわからなくなっています。

上田市でも陥没した道路に車が転落し、新聞配達の女性が行方不明になっています。

これまでに県内で合わせて4人が死亡、7人が行方不明となっています。

SBC信越放送

◆大雨関連情報(午後7時30分現在)

19日19時35分)

◇災害情報…

◇避難情報…

◇停電…

岡谷市約100戸、木曽町日義約20戸、

◇断水…

松本市梓川で2900戸、塩尻市小曽部で600戸など11市町村で少なくとも3600戸、

◇交通情報…

◇気象情報…

【大雨洪水警報】全県……あす昼頃から再び大雨の恐れがあり、気象台で河川の増水などに厳重な警戒呼びかけ


県民

天竜川の水位上昇で思う長野県の治水

2006年7月19日 1:29 [ No.380 / 403 ]

http://messages.yahoo.co.jp/bbs?action=m&board=2000570&tid=a1vca6a5c0a5e0a1wa4oa5za5fa5sa4aba1a9&sid=2000570&mid=380

投稿者 :mk1955ooizumi

現在、伊那地方は大雨が降っており、昨日の午後からずっと激しく降っていた雨も、この1時を回ってようやく小康化してきました

南箕輪には天竜川の北殿水位観測局があります。2年前の水害、そして今回も、天竜川の水位が異常に高くなっています。

大雨が降るのですから水位は当然高くなるのですが、水位が急に高くなったのは、諏訪湖の放流が原因とされています

天竜川の改修計画に則って放流を行っているので、放流する諏訪湖側を一方的に責めることはできませんが、諏訪地域の洪水を防ぐために天竜川へ放流された水によって上伊那が水害に遭うというのはどこか釈然としません

聞けば諏訪川の改修工事はほぼ終わっているのに伊那側の改修がなかなか捗っていないことが原因の一つにあるそうですが、もう一つの原因として、ダム建設の中止が響いているという話もあります。

諏訪湖の上流に造られる予定だったダム2つが完成していれば、そこへ洪水が貯留され、更に辰野町の駒沢ダムも併せて、上流の3ダムができていれば天竜川の水位上昇は今よりもずっと穏やかだだったろうという話が、一昨年の洪水の頃に南箕輪で出ていました

天竜川だけの問題ではありません。天竜川には小さい支流がたくさんあり、天竜川よりもむしろそうした支流の方が問題を起こします。

今日の昼間、天竜川の流れを見ましたが、土色に流れる大量の水はいつもの天竜川ではなく、両側から堤防で挟まれた空間を所狭しと流れていました。

こういう天竜川の姿を見ていると、一時期もてはやされた洪水を感受しろという意見の無責任さ、軽薄さを感じます

天竜川の河川管理者は県と国土交通省です。

改修工事には巨額が必要であり、着実に工事が進んでいるのを見て知ってはいますが、こうした洪水を目の当たりにすると、河川管理者は何を手をこまねいているのだろうという苛立ちも分かる気がします


県民

天竜川水系を襲った洪水被害

2006年7月19日 23:57 [ No.390 / 412 ]

投稿者 :mk1955ooizumi

上伊那の雨は収まりましたが、明日からまた降るそうで、もう勘弁していただきたいです。

この3日間の降雨は、諏訪と伊那に大きな爪あとを残しました。国道153号線が辰野町の徳音水で道路を全部川に削られて通行止め、善知鳥峠も通行止め、有賀峠、杖突峠、権兵衛峠が相次いで通行止めになり、高速道が通行止めのうえに国道もずたずたで、伊那谷から松本塩尻や木曽へ車で行くことができない事態に陥りました。伊那谷だけでなく、諏訪湖盆地も孤立して、陸の孤島となりました。

辰野町の徳音水のところでは、かつて県が道路をバイパスする計画を立てていたそうですが、地元の共産党の地主が道路計画に猛反対して計画が中断したままになってたそうで、その計画が進んでいれば今頃は川にかかる国道の橋が完成していて今回の被害は起こっていなかったそうです。ここでも昨日の、ダムが完成していればという話と同じ構図が見られます。

更には天竜川が箕輪町で決壊して氾濫し、今でも近くの国道箕輪バイパスは通行止めになっています。北殿でも危ないとされ、伊那市内でも堤防決壊だとされたのですが、これらは事なきを得ました。

私用で駒ヶ根へ行ったとき、西部広域農道が伊那市の諏訪形で通行止めになっていましたが、道路にかなり大量の土砂と泥水が押し出しているようです。その泥水は一時期は高速道も埋め尽くしたらしく、いまだに高速道はとまったままです。

岡谷や辰野では土砂災害で犠牲者が出ています。昨日といい今日といい、土砂災害の恐ろしさ、洪水の恐ろしさを感じずにいられない2日間でした。折しも明日からは知事選が始まりますが、ぜひ治水問題を主要テーマの一つにしてもらいたいと思います。

http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=2000570&tid=a1vca6a5c0a5e0a1wa4oa5za5fa5sa4aba1a9&sid=2000570&mid=390


2006.07.21

大雨災害 懸命の復旧続く 諏訪など3市町 災害救助法適用

県中南部を中心に深い爪(つめ)あとを残した大雨災害。行方不明者の捜索や寸断された交通網、決壊した堤防の復旧などの懸命の作業が続く一方、県のまとめでは、20日午後6時現在の避難人数(避難所、親戚宅など)は、いまだ953人に及んで、不安な生活を送っている。また、長野地方気象台によると、きょう21日は梅雨前線の北上に伴ってほぼ全県域で雨となりそうで、新たな災害の発生も心配される。通常の生活に戻るには相当の時間がかかりそうだ。

避難生活を余儀なくされている住民らのケアを図るため、県では20日、15カ所の全避難所に医師、看護師、カウンセラーや、「避難所お助けコンシェルジュ」(職員)を常駐させたほか、ミネラルウオーターや歯ブラシ、果物が被災者全員に届くよう手配するなどの対応を取った。

さらに、住宅に困っている被災者のために、119戸の県営住宅を無償で貸し出すとしている。

被害の早急な復旧に向け、県は諏訪市、岡谷市、諏訪郡下諏訪町の3市町に、災害救助法の適用を決定した。避難所の管理費や、被災者の救助費用の一部を国と県が負担するもので、豪雨による適用は平成7年7月の北安曇郡小谷村、旧上水内郡豊野町(現長野市)以来。豪雪では今年1月に飯山市などに適用されている。

◇  ◇

20日までの床上浸水は、諏訪市だけで830棟に及ぶなど、集計困難な岡谷市を除いても、県内全体で1102棟、床下浸水が977棟に及んでいる。小中高校は20日、計30校が休校となった。

大きなダメージを受けた交通の状況は、JRでは中央西線・篠ノ井線の特急「しなの」が20日の始発から全区間で運休。中央東線は特急「あずさ」「スーパーあずさ」の一部が夜には運転を再開。高速道路は、中央道の岡谷JCT−駒ケ根IC間が流れ込んだ土砂や流木の撤去作業のため、通行止めが続いた。


犠牲者は計7人に 行方不明の4人捜索全力

梅雨大雨

鉄塔が倒れないように、工事を行う作業員。左が中部電力、右が東京電力の鉄塔(20日午後4時9分、箕輪町で)

記録的な大雨から一夜明けた県内では20日、土石流が発生した岡谷市内の現場で新たに2人の遺体が発見され、県内の犠牲者は7人となった。同市や辰野町などの被災現場では、消防隊員らが夜を徹して計4人の行方不明者の捜索活動を続けている。長野地方気象台によると、県内は21日午後から夕方にかけて、諏訪・上伊那地域を含む広範囲で再び100ミリ前後の降雨が予想されており、同気象台は警戒を呼びかけている。

夜を徹して捜索が続けられた岡谷市湊では20日未明、主婦花岡さと子さん(70)の遺体が発見された。19日夜に発見された男性の遺体も、さと子さんの夫の無職花岡孝明さん(75)と確認。20日夜には男性の遺体が見つかった。捜索は同日夜も、計225人態勢で続けられた。

同市は20日午後3時30分、新たに市内2地区の約110世帯330人に避難勧告を出した。両地区を流れる河川の上流部に汚泥や流木が堆積(たいせき)していたため、大雨の場合に鉄砲水などの危険性があると判断。さらに市は防災無線や広報車などで全市に、大雨の可能性があると警戒を呼びかけた。

市と県諏訪建設事務所は、土石流の発生監視センサー設置の検討も始めた。小田井沢川上流部など、同市湊で土石流の発生源となった一帯を監視し、迅速な避難勧告につなげるためで、数日中にも必要な設置場所や台数などの調査を始める。

土砂や倒木がつもった同市湊の土石流被害現場では、今なお泥水が市道を川のように流れ落ちる状態。陸上自衛隊員や地元消防団員が雨を警戒しながら、シャベルで土砂をかき出し、救助活動を急いだ。

林義郎・岡谷市消防団長(65)は「雨になると、また土石流になるかもしれず、作業を中断せざるをえない。その前に何とか不明者を見つけたい」と話す。

一方、新たな避難勧告を受け、20日午後6時過ぎには大勢の住民が一様に不安そうな表情で公民館に集まった。会社役員有賀基文さん(54)は「近所であれだけの惨状を見せられては……。最悪、家が壊れることも覚悟しています」と話していた。

2006年7月21日

読売新聞

2陣営選挙初日の動き 知事選告示

立候補者 (届け出順)

村井 仁 69 無所属 新

県民

「田中氏は、車座集会などで、開かれた県政を目指したのはよかったが、生み出したものは何もなかった。

私は各市町村、地域、集落の声に謙虚に耳を傾け、対話を通じて改革をさらに進める。

観光、環境、福祉、少子化対策などはすべて大切だが、その基盤は経済力だ。

県の活力や経済力を維持するため、国の補助金も使いながら、公的サービスをハード、ソフト両面で整備しないといけない」

第一声のため、JR長野駅前に登場した村井氏は防災服に長靴姿。

県民

「豪雨被害に遭った方をお見舞いしたいが、着替える暇もない」

というのがその理由。

陣営関係者全員で犠牲者に黙とうを捧げた後、

県民

「(土石流被災地は)砂防が必要な場所だが、何も手だてが講じられなかった」

などと述べ、豪雨災害に関連し県の治山・治水対策を批判した。

駅前には、自民党県連会長の小坂憲次文科相、一本化のため出馬を断念した公認会計士の若林健太氏、田中候補の“生みの親”の元八十二銀行頭取・茅野実氏らが駆けつけ、応援演説を行った。

茅野氏は

「田中さんは自分にすり寄る人だけを大事にし、優秀な人材を生かせていない」

と現県政を痛烈に批判。

「村井さんは信頼できる有言実行の人」

などと人柄をアピールして支持を呼びかけた。

村井氏は午後、岡谷市湊の被災地を訪れ、住民や警察官らに

「お疲れさまです」

などと声をかけてねぎらった。

その後は地盤の松本市で集会に出席するなど、中信地方を重点的に回った。

田中 康夫 50 無所属 現《2》

田中康夫

「県の財政状況を救ったのは脱ダム宣言だ。真の意味で環境や経済、財政のためだけにとどまらず、21世紀を生きる者が真に幸せになれる形だ。美しく豊かな信州は、美しい山河を守り、地域や医療、福祉、環境、観光に重きを置いた暮らしをはぐくむことから始まる。220万県民とともに、人間性にあふれた信州長野県のために、これからも着実に歩ませて頂きたい」

職務代理者を置かずに選挙戦に挑む田中氏。災害対応のため午前中は選挙活動を行えず、防災服に長靴姿で県庁内で開かれた大雨対策本部会議に出席した。

第一声は、昼休みを活用して正午過ぎ、スーツに着替えて長野市内の選挙事務所前で行った。

災害対応のため予定を組めず、第一声の時間が決まったのは19日深夜。

康夫派

「急で動員がかけられなかった」

(選対幹部)

ことから、聴衆は約60人にとどまった。

後援会「しなやかな信州をはぐくむ会」の穂苅甲子男会長は、

康夫派

「(選挙中の災害で)困ったなと思ったが、死者も出ており、公務が優先。

今までに立てたスケジュールをご破算にして対応する。厳しい選挙になる」

と話した。

午後は急きょ、東信地域の災害現場を視察。上田市手塚の市道崩落現場では、自治会長らから説明を受け、報道陣に「通行できるよう市と協力する」と述べたあと、5分ほどで次の現場に向かった。夜には小布施町で、今回選初めての個人演説会を行った。

2006年7月21日

読売新聞

清水保幸議員

豪雨災害 No.193

19日に、豪雨による災害が諏訪地区一円で起きました。

道路が寸断され、私の選挙区である下諏訪町に行くのに、4時間30分、それも国道や一般道がストップしている為、霧が峰に一旦上ってから水害地を避けて下諏訪町に入りました。

あたりは一面、湖と化し民家は床上浸水の状況でした。

堤防は高く作って有るのですが、水路は諏訪湖の水面が上れば諏訪湖に流入せず、住宅地に溜まり水没してしまうという状況です。

原因は、諏訪湖の釜口水門は600トンの放流能力が有るのですが、天竜川が400トンまでしか対応できない為、放流する事が出来ません。

したがって、諏訪湖が溢れ出てしまうという事に成ってしまいます。

災害は忘れた頃にやってくるのかもしれないですが、日頃から、コツコツと災害対策を積み重ねなければこういう事に成ってしまうという事です。

この状況は、諏訪市でも起きておりました。

更に小河川も土砂がつまり大災害となっています。

ニュースでは、岡谷市と諏訪市ばかりが取り上げられていますが、下諏訪町も大変な状況です。

下諏訪町でも、山が少しずつ崩れている箇所が有り、今後の雨がとても心配です。

20日、21日と2日続けて岡谷市にも入りましたが、もう大変な状況です。

5箇所くずれ、更に山が動いているという状況です。

又、改めて災害状況については書きますが、本日、消防団員の方の説明を受けました。

その地区の分団長さんなのですが、土石流が起きる前の災害対策に動いていたそうです。

4人の消防団員が並んで土嚢を積んでいる所に土石流が来て、隣に居た仲間を土石流に持っていかれてしまったと、話していました。

私が『全員見つかったのですか』と質問した時、彼は『一人見つかって居りません。私の父です』と答えてくれました。

その瞬間、私は返す言葉も有りませんでした。

どう表現して良いのか解りませんが、悲しみを堪え、本当に頑張っている姿を見、消防団分団長としての責務を果たしている姿を見て、思わず涙が出てしまいました。

こんなに頑張っている人が居る事だけは、どうしても皆さんにお伝えしたかったです。

改めて、災害の報告は致します。

2006年7/21

http://www.yanbo.jp/cgi/se3_diary/se3_diary/193.html


2006.07.21

2006知事戦 田中康夫氏「財政改革で傾注投資可能に」

田中氏は午前9時、防災服で県庁の大雨対策本部会議に出席。終了間もない正午すぎ、昼休みを利用して公務を離れる形で、1キロ弱離れた長野市の選挙事務所にスーツ姿で登場し、

「県の財政状況を救ったのは、無駄な公共事業と決別した『脱ダム』宣言だ」

と第一声を切り出した。

支援者50人程度を前に、約30分にわたってマイクを握る姿を、穂苅甲子男後援会長や、支持派の県議数人らも見守ったが、応援演説や派手なパフォーマンスはなく、シンプルに選挙戦をスタートさせた。

田中氏は

「財政改革を行ったからこそ、教育、医療、福祉、環境に予算を傾注投資できるようになった」

と、全国で唯一、5年連続で県借金を減らした実績を強調。

入札制度改革や、木製ガードレール導入の効果についても熱弁をふるった。

大雨災害については職員派遣や物資輸送などの迅速な対応を取ったことを説明し、

「本来ならこれから遊説で各地を回るところだが、天候状況によっては会議を開くことになる」

と述べ、公務を優先する姿勢を示した。

終了後、告示と災害が重なったことについて報道陣に感想を問われると、

「県民を守り育むのが知事の仕事。その姿を県民に感じ取ってもらいたい」

と述べた。

その後は県庁に戻り、上田市の被災地を視察するなど、夜まで公務を続けた。


2006.07.20

土石流、神社のむ

7人の死者・行方不明者を出した岡谷市湊の土石流発生現場。山間で発生した土石流は、住宅や車をのみ込み、樹木をなぎ倒しながら、幅3メートルほどの道路に沿って諏訪湖までの1キロ近くを一気に下った。土石流の通った道路は中央自動車道の橋脚をくぐったあと2つに分岐。双方の道添いの多くの住宅が破壊され、建物内に泥が侵入した。

比較的被害が少なかった側に自宅がある無職、小口辰雄さん(74)は「車が3台、4台と流れていくのには驚いた」。土石流が流れた後も道には激流のような水が流れ、水が太ももまで上がってきた。「また大きな土石流が来るのではと恐ろしかったが、とても歩いて逃げる状態ではなかった」という。

流れ落ちた土砂は諏訪湖周遊道路に突き当たったところで道沿いに大きく広がり、周辺の民家や車などが泥に埋まるなどして、さらに損害を大きくした。

道路が2手に分かれているところには船魂神社があったが、押し流されて完全に消失。境内にあった鎮守の森も半分ほどもぎ取られた。巨木の1本は隣接する住宅に突き刺さっていた。「境内は木で覆われて、高速道路の橋脚が全く見えなかったのに今は丸見え。自然のすごい力に驚く」とすぐ近くに住む83歳の男性。枝垂れ桜だけが残った神社を見つめ、「本当にせつない」と悲しげだった。


諏訪湖放出量最高に

2006年7月20日

記録的な豪雨によって諏訪湖から天竜川へ放出される水量が19日、過去最高に達した。例のない放出量が、諏訪湖を源とする天竜川の堤防の一部決壊の要因になったとの見方もある。

諏訪市では83年の災害で湖から水があふれ、湖畔沿いが水につかっている。それを思い出した市民が多かったという。

市教委芸術文化課長の平林正孝さん(57)もその1人だ。18日夕方から諏訪湖の状況を徹夜で見守り、湖畔にある市立原田泰治美術館で警戒を続けた。

83年災害の時は災害復旧を担う建設課に在籍していた。「あのときは、温泉街のホテルや国道まで水につかり、ボートが行き来して人を救助した」という。

このあと、湖畔は護岸工事でかさ上げされたが、逆に水位が高くなり、流入河川に諏訪湖から逆流するようになった。今回も一部の地区が逆流で水につかったという。

同市末広の和菓子販売業の栗田勝さん(63)は水の被害は受けなかったが、近隣はひざの上までつかった。市議をしていた当時、天竜川改修にかかわる諏訪湖治水計画を論議した。

今回、下流の箕輪町で堤防が決壊したことについて、「上流の諏訪湖から改修するのは逆であり、天竜川の下流から上流へと整備して、最後に釜口水門、そして諏訪湖の改修をするよう主張した。天竜川への流出能力を増やすにはまず、下流対策が大切だ」と話した。

県諏訪建設事務所によると、天竜川の起点となる釜口水門は88年夏、天竜川下流域での83年の水害をきっかけに、最大放出量が1秒当たり400トンに引き上げられた。新しい水門でのこれまでの放出量の最大は04年10月、県内に大きな被害をもたらした台風23号の230トンだった。

今回の豪雨では17日昼に230トンに達し、19日早朝には300トン。同日10時40分からは、最大量となる400トンの放出を始めたという。

諏訪湖周辺では、長時間にわたって激しく雨が降り続き、湖に流れ込む水の量が放出量をオーバー。諏訪湖があふれるのを防ぐため、放出量も引き上げられた。

これに伴い天竜川の水位も上昇、各所で危険水域を超えた。箕輪町の下流の伊那市では決壊を免れたが、一時は全世帯の1割強の世帯に避難指示や勧告を出した。支流からの流入も、さらに拍車をかけたとみられる。

県が定めた水門の操作規則は、下流域への影響を考慮し、急激な水位の変化を生じさせないように努めるとされている。諏訪建設事務所は「一定の規則にのっとって放流した。初めて経験するような記録的な豪雨だった」と話している。

下流域での河川改修が進めば、釜口水門は能力的に1秒当たり600トンの放出が可能という。

朝日新聞

濁流 命奪う 住民不安の夜

2006年7月20日

県内を襲った記録的な豪雨。突然の土石流や鉄砲水が、民家を、人を押し流し、命をのみ込んだ。23年ぶりに堤防が決壊した天竜川。迫る濁流に、流域の人たちは不安を募らせた。行方不明者の懸命な捜索、救出作業が続く。

7人が土石流に巻き込まれた岡谷市湊地区。早朝から諏訪湖畔で湖の様子を見ていた近所の花岡克浩さん(54)は午前5時ごろ、「ゴーゴー」という轟音(ごう・おん)の後、「バリバリバリ」と、大木がなぎ倒されるような音を聞いた。坂の下に行ってみると、2メートルほどあるブロック塀とほぼ同じ高さの泥水がものすごい勢いで流れ、自動車や大木、岩などを巻き込んでいた。

船魂神社の上にある中央自動車道の柱に大木か岩のようなものが衝突し、「ドーン」という激しい音とともに、高さ4、5メートルほどの水しぶきが上がったという。「えらいことだ」と思い、自宅に逃げ込んだ。「子どものころ、泥流が流れた2本の坂道は危ないと聞かされていた。大昔に同じような災害があったのかもしれないが、今の住民は経験がない」と話した。

車で新聞配達を始めたばかりだった近くの男性(55)は船魂神社付近で奥の山から流れてくる土石流を見て、とっさに車から飛び降りた。高台にある久保寺を夢中で駆け上がり、下を見ると、勢いある泥水で住宅地がぐちゃぐちゃになっていた。住宅3軒、自動車数台、それに無数の大木……。「本当に間一髪だった。あれに巻き込まれていたらと思うと、ぞっとする」と話した。

岡谷市湊公民館によると、花岡孝明さん宅が土石流に流され完全に崩壊し、道路は場所によって太ももまで冠水した。

避難先の岡谷市立湊小学校。被害のなかった区や町内会が炊き出しなどをした。

諏訪湖畔の岡谷南部中学校の体育館にも住民が避難した。下起優教頭によると、付近の沢のほぼすべてが氾濫(はん・らん)、避難した住民の家も床上、床下浸水の被害にあった。諏訪湖へ流れる排水溝が逆流を始め、敷地内も水につかったという。

下起教頭は「山から沢を通じて流れる水と、湖からの水と両方から攻められた」と話した。

一方、天竜川の堤防が決壊した箕輪町の避難場所、松島コミュニティセンター。19日午後4時半ごろから、同町の小出嶋文雄総務課長らが決壊現場の写真を持ち、部屋にいた十数人の住民に現状を説明した。

決壊現場に立っている電力会社の二つの鉄塔が倒れると家屋に被害が出る可能性を町側が指摘すると、住民から「うわー」と驚くような声が漏れた。

「まだ危険なので、申し訳ないが避難を続けてほしい」

という職員。

住民の1人が

「どうせ帰っても、不安で眠れそうにない」

と訴えた。

朝日新聞

2006.07.20

ここ20年ない記録的大雨 各地に甚大な被害

活発な梅雨前線が県内にもたらした大雨は、「少なくともここ20年間、県内にはない記録的な大雨」(長野地方気象台)となり各地域に甚大な被害をもたらした。岡谷市と上伊那郡辰野町では19日、土石流などが相次ぎ、4人が死亡、6人が行方不明となったほか、上田市でも軽自動車が増水した川に転落し、1人が行方不明となった。天竜川も上伊那郡箕輪町など2カ所で決壊して懸命の復旧作業が行われた。交通網も各地で寸断され、ほぼ終日マヒ状態となった。

■天竜川決壊

天竜川では19日午前9時半過ぎに、上伊那郡箕輪町松島の右岸で幅約30メートルにわたって堤防が崩れているのが見つかった。決壊の範囲は徐々に拡大し、削れた堤防の幅は100メートル以上に及んだが、土(ど)嚢(のう)を積むなどして対応し、住宅地への水の流入被害などはないという。また、正午ごろには下流の伊那市西春近でも堤防が一部決壊し、伊那市や箕輪町の住民6000人余りに避難指示が出された。

■避難指示

避難指示・勧告(午後5時時点)は23市町村におよび、4000世帯以上、1万1000人を超える県民が対象となった。千曲川や木曽川、犀川、天竜川など主要河川が増水したほか、地盤が緩んで土砂崩れの危険性が高まったためだ。

上伊那郡箕輪町松島地区では、午前9時に避難指示が出た約30分後、近くの天竜川の決壊が確認された。住民は避難のため身を寄せた体育館などの施設で不安な時間を過ごした。このほか、19市町村の323世帯、597人が公民館や小学校などの公共施設に自主的に避難した。

住宅の床上・床下浸水は50戸を上回り、一時停電は1万3000戸以上に上っている。

また学校の休校も相次いだ。県教育委員会によると、小学校69校、中学35校、高校46校、養護学校4校の計154校が休校。授業開始の繰り下げも20校あった。

■交通マヒ

JRは、中央本線の特急「あずさ」「スーパーあずさ」、中央西線と篠ノ井線でも特急「しなの」が上下とも19日の始発から運転を見合わせたほか、普通列車も塩尻以東、以南で運休した。

小海線の全区間、大糸線の信濃大町−南小谷間は始発から運転を見合わせたが、夕方には運転を再開。黒姫−直江津間で運転を見送っていた信越線も、昼前には運転を再開した。飯山線の豊野−越後川口間は始発から運転を見合わせたまま。

このほか、始発から運転を見合わせていたしなの鉄道は昼過ぎにほぼ平常通りの運行に戻ったが、13本が全面または部分運休した。長野電鉄は千曲川の水位が警戒水位に達し、須坂−朝陽間の運転を見合わせた。

高速道路は18日深夜から19日早朝にかけて、各地で通行止め規制が敷かれた。このうち、中央道の松川IC−中津川IC間、長野道の松本IC−岡谷JCT間は昼過ぎ、解除されたが、中央道の諏訪南IC−松川IC間、長野道の松本IC−岡谷JCT間はその後も規制が続いた。

主要国道では19号線が木曽郡南木曽町などで、20号が諏訪市や塩尻峠などで一時通行止めとなった。その他の国道や県道も、中・南信地域を中心に地滑りや落石、路面冠水などで通行止めなどの規制が相次いだ。

■異常な降雨

長野地方気象台によると、降り始めの15日午前6時から19日正午現在までの降水量は、王滝村御嶽山616ミリ▽松本市上高地503ミリ▽塩尻市木曽平沢446ミリ▽辰野421ミリ▽伊那市東春近417ミリ▽諏訪391ミリ▽松本市奈川390ミリ▽大桑村須原389ミリ−などを観測。諏訪、辰野、松本などでは平年の年間降水量の約3割にあたる雨が、4日余りで降った異常ともいえる状況だった。

今後の天候について同気象台は、きょう20日の昼ごろから21日にかけて再び梅雨前線が北上するため、各地で再び大雨となる見込みだとして、土砂災害や河川の増水などに注意を呼びかけている。


清水洋議員

2006年7月20日

梅雨災害報告1

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マスコミですでに何度も放送されていますが、この梅雨災害で私の住む箕輪町をはじめとする上伊那北部に大きな災害がもたらされました。

今週初めから続いていた雨は一昨日の夜から一層激しくなり、ついに昨日の未明から各地に大きな災害を起こしました。

一昨日から天竜川の増水により南箕輪村北殿地区では堤防を越流するのではないかという危険水位に達していました。

天竜川上流工事事務所のサイトでリアルタイムで水位を知ることが出来ますから夜遅くまで見ていました。この時点で北殿地区のJR飯田線より東側の皆さんは避難勧告が出ていました。

そして、ウトウトしていた午前4時30分頃ケータイが鳴って、箕輪町の北小河内地区で土石流が発生したとの連絡に家を飛び出しました。左の写真はその時の様子です。

中村という区内の集落でその集落の中心部を真っ直ぐに土石流は流れてきたようです。一抱えもあるような木が数本ありました。まだ坂の上にはかなり多くの木で道が塞がれているような状態で大変危険な状況でした。

またもう少し北部では今年度砂防工事を予定していた沢で同じように土石流が起きていました。規模は多少小規模でしたが、流れ出る土砂は公民館のすぐ脇まで来ており、大変危険な状況でした。

しかし危険な状況はこの北小河内ばかりでなく箕輪町ほぼ全町にわたっていました。

それからほぼ一日箕輪町中の災害箇所の内解っているところは概ね回りました。

とにかく想像を絶する量の雨が降ったのが最大の原因ですが、しかし例えば河川も全て被害にあったわけでなく、近年改良した箇所は全く問題ないという場所が多々見られました。

また以前から住民の皆さんから問題を指摘されていた場所が今回災害にあったという箇所もいくつかありました。

そう考えると全く天災と言いきれるのか私には疑問に思えます。

県単砂防や県単治山などの予算を極端に切ってきた県政に問題はないのか?

この問題は絶対に我々県議会議員が看過してはならない問題だと思ってます。

それに以前から洪水受容説とも思える発言をしてる学者がいます、こういった災害に遭ったときに本当に受容できるのか、自らの家が家族が災害にあったとき本当に良いのか? 私は問いたいと思います。

世には公共事業を不要と切り捨ててしまう考え方の方がいますが、どうかここにおいで下さい。目の前で砂防事業が上手くいった沢と要求していても事業化されなかった沢の違いをその目でご覧下さい、それでもやはり無駄言うなら、荒れた沢の下に住まわれることをおすすめします。

治山にしても治水にしてもなにも一気に大きなお金をかけなくとも、計画的にかけていけばいいのです、無茶苦茶な財政計画がこう言ったところで破綻を見せるのです。

孫子の代まで借金を残すのか?と言う人がいますが、計画的な公共事業を投資して行かないと、孫子も住まない地域になってしまいます。

無駄なものは要りません、しかし計画的なそして住民の安全を守るための公共事業は絶対必要です。

話は変わりますが、今回の災害を見て回って感じたのは地域住民の皆さんの絆です。消防も区の役員の皆さんもそして一般の皆さんも本当に力を合わせて災害から地域を守っている姿に感動さえ覚えました。

そして、土木関係の皆さんです、いつ土石流が襲ってくるか解らない場所での復旧作業には頭が下がる思いです。

理屈抜きで「地域を守る」とはこう言う事なのでしょう。

http://www.21styles.jp/adiary/diary1.cgi?id=next1&action=view&year=2006&month=7&day=20#7_20


県民

ヤフー掲示板を見ていたら、箕輪町の天竜川堤防決壊箇所が沢川との合流点の下流で、箕輪ダムで洪水調節がなければもっと大きな被害になっていたのではないか、既存のインフラ投資はこういうところで役立っているのではというような投稿がありました。

渇水ばかりが騒がれる箕輪ダムですが、これも県営の治水目的のダム、こうした点はもっとアピールしていくべきではないでしょうか。

今回の災害で、珍しく大泉川が大きく荒れませんでしたが、逆に箕輪町の桑沢川で決壊があったとか。

雨の降り方が予想できない時代の災害対策、根本から考え直す必要があると思います。

きたはら ..7月23日 12:07(日)


避難所で「困ったときはお互いさま」

2006年7月21日

体育館で一夜を明かし、朝食を取る人たち=岡谷市の湊小学校で

諏訪湖周辺を中心に大きな被害が出た豪雨災害。行方不明者の捜索は20日も続く一方、被災地では復旧作業が本格化している。不自由な避難所生活を余儀なくされる人。幹線道路の冠水などで大渋滞が続き、市民生活も不便を強いられている。生活支援への取り組みも始まった。20日夜、また雨が降り出した。21日夜まで続くという。

5人が死亡、2人が行方不明になった岡谷市湊地区。市立湊小学校の体育館が避難所になり、約180人が一夜を明かした。毛布をかぶってうずくまる人、目にタオルを当てる人、口々に「眠れなかった」と話す人たち。そんな中「ご近所」のつながりが、つらい夜を支えた。

夫の花岡滋さん(75)の行方がわかっていない妻の朝子さん(70)は眠れなかったという。

滋さんが「山の工場を見てくる」といって家を出たのが19日午前3時すぎ。それと同じ時間になると不安がこみ上げ、体育館をそっと出てトイレに閉じこもった。ひとしきり涙を流し、体育館に戻った。

「たくさんの仲間が声をかけてくれ支えになっています。今はただ無事を信じて祈るのみです」

午前8時半すぎ。体育館に女性たちが次々と炊き出しのおにぎりやみそ汁、浅漬けなどを運び込んだ。家庭科室を借りて約30人がかりで作った。材料は市や農協の救援物資のほか、近くの農家が届けてくれた収穫したてのトマトやキュウリなどの野菜類。前日から作り続けている主婦(60)は「困ったときはお互い様だからね」。

避難所の入り口付近に掲げられた「第5町内会災害対策本部」の張り紙。その下で日に何度も、町内会長の花岡宏さん(63)や12人の隣組長らが対応を話し合う。

花岡さんは

「日ごろの付き合いがこういう時に役に立つ」

と言う。

着の身着のままであわてて避難したという高齢の女性は、近所の若い人たちと朝、大切な薬を取りに帰った。足が悪く、つえをついての歩行。土石流が通っていない家と家の間を案内してもらいたどり着いた。

途中、つぶれた家を見た。船魂(ふな・たま)神社の社殿も鳥居も無くなっていて絶句した。「自宅が心配だし早く帰りたいが、今は支えてくれる人がいる避難所が安心」と話す。

約130戸の同地区には、花岡さんが約60戸、小口さんは約50戸あり、地縁血縁が濃い。その氏神としてきた神社は失われたが、神社の祭りなどを通じて培われた「共助」の精神は災害時にも息づいている。

愛犬を家に置いたままという岡谷市立湊小5年の小口由季乃さんも家を見に一時帰宅した。「一生懸命しっぽをふる犬をなでたら、涙が出てきちゃった」

玄関まで土砂が入ってきた日本画家の花岡哲象さん(55)も、現場に足を踏み入れた。ここから眺める諏訪湖の眺望を作品に仕上げたこともある。被害を免れたしだれ桜を見つけ、「よく助かったもんだ」。全壊した船魂神社は安産祈願に底が抜けたひしゃくを奉納することで知られる。「それもなくなってしまって」と、妻のりこさん(53)は残念がった。


避難所では医師や看護師らが、住民の体調に気を配る。土砂の片づけで肩が張ったり、慣れない避難生活で血圧が上がったり。眠れず頭痛を起こす人や、体調不良で入院した高齢者もいる。保健師は「疲労の蓄積や、避難所での食事の偏りが心配です」と話した。

行方不明者の捜索で、20日未明に花岡さと子さん(70)が遺体で見つかり、地区での死者は5人となった。同日午後9時現在、2人が行方不明になっている。

朝日新聞

2006.07.21

2006知事戦 村井仁氏「県民利益あらゆる手段で実現」

午前8時半から長野駅前善光寺口で出陣式にあたる「県政改革スタート集会」を開催。集会前には今回の大雨の影響で犠牲となった被災者の冥福(めいふく)を祈り、黙祷(もくとう)も行われた。

元防災担当大臣の村井氏は、ベージュ色の防災服に長靴姿で「県民が本当に望んでいることを現在の県政が満たしているか疑問だ。田中知事はこの6年間、よいアイデアはあったが、生み出したものはない。長野県は脆弱(ぜいじやく)な水源県。県土を守る配慮が必要だったが、理念を優先する故に何も手立てが講じられていない」と、今回の災害を意識しながら知事批判を展開。

さらに、「多くの対話を交わして、何が本当に県民の利益になるかを把握して、ありとあらゆる手段を駆使して実現する。国の金を使ってはならないということはない」と手法の違いを強調。「少子高齢化の環境条件の中で、どのようにすれば日本、長野県の活力を維持するかが課題だ」と、通勤途上の有権者に訴えた。

選対事務長の安川英昭県経営者協会会長は、「県政を変えなければこれから先どうなるかわからないという、ぎりぎりの状態」とエールを送ったほか、小坂憲次文科相、田中知事の“生みの親”茅野実・元八十二銀行頭取らもマイクを握り、支援の幅の広さをアピールした。


一騎打ちスタート 知事選告示

村井、田中氏 被災地へ

約6年間にわたる田中県政が問われる知事選は20日告示され、元防災相の新人・村井仁氏(69)(無所属)と現職の田中康夫氏(50)(同)による一騎打ちがスタートした。財政健全化や公共事業のあり方など、一連の改革の成果が検証されることになりそうだ。県内の住宅地を巻きこんだ水害としては約20年ぶりの大惨事とあって、両氏とも被災現場を訪れ、治水対策を求める住民の声に耳を傾けた。

■自民など県連村井氏を推薦■

今回の知事選で、村井氏は自民党県連と公明党県本部の推薦を得た。団体では連合長野などが推薦している。

村井氏の後援会長には県経営者協会会長でセイコーエプソン相談役の安川英昭氏が就任。ほかに近藤光連合長野会長らが名を連ねている。

一方、田中氏は新党日本代表のままだが、無所属で、政党などの推薦はない。ただ、共産党県委員会は組織としては推さないが、実質的に支援をしている。

県議会で「知事与党」とされる「あおぞら」「トライアルしなの」の議員らも田中候補を支援している。

かつて後援会長を務めていた茅野実・元八十二銀行頭取は今回、村井候補の支援に回った。

候補擁立を目指した民主党県連と、社民党県連は自主投票を決めている。

■「棄権せず一票を」県選管委員長談話■

県選管の松葉邦男委員長は20日、知事選告示にあたって「今回の選挙は今後の県政のあり方を方向づける上で極めて重要な意義を有する。有権者としての自覚と自主的な判断によって大切な一票を棄権することなく行使されますよう、切に願う」との談話を発表した。

■違反警告1件■

県警の知事選違反取締本部は20日、告示前日の19日現在、違反警告が1陣営で1件あったと発表した。

違反内容は、個人の政治活動用ポスターの掲示。前回知事選では告示前日現在、2陣営で5件の警告があった。

■有権者の反応■

県政に期待すること、選挙戦での注目点などを有権者に聞いた。

県民
豪雨のため、岡谷市立湊小学校に避難している男性会社員(44)

「ニュースで、土石流発生時に市の避難勧告が出ていなかったことを知って、行政の対応が遅いと思った。

新しい知事には、市だけに任せず県全体で、防災に対する体制の強化に取り組んで欲しい」


県民
松本市中山台、主婦中林直子さん(46)

「行政への不満の声を公平に集めて、問題解決に向けて反映させるシステムを作ってほしい。

田中県政は福祉など特定分野の声を反映しているが、十分ではない。利害関係者がきちんと話し合える場の提供も必要」


県民
長野市吉田、大学2年田中(あや)さん(20)

「祖母が自宅で病気の祖父を1人で世話している。とてもたいへんそうだ。長野は、自分の祖父母のように山あいで暮らす老人が多いはず。

選挙戦で福祉サービスの向上をテーマに論議をしてほしい」


県民
佐久市、農業佐藤昇さん(83)

「今回は分かりやすい対決構図になった。県の借金を減らす田中さんの考えに、村井さんも異議はないだろう。

今の田中流を極端とするか、そうでないとするか、それが田中支持か村井支持かの分かれ目になると思う」

2006年7月21日

読売新聞

奥秋

2006年7月21日

長野県内の豪雨被害を現地在住議員がHPで現場レポート

長野県内各地は豪雨による災害にみまわれているが、箕輪町に住む清水洋議員が自身のホームページで被害の模様を写真つきでレポートしている。

議員

トップページ

http://www.shimizu-hiroshi.com/

ある日 ある所で2006年7月20日 梅雨災害報告1

http://www.21styles.jp/diary/next1/

<午前4時30分頃ケータイが鳴って、箕輪町の北小河内地区で土石流が発生したとの連絡に家を飛び出しました。左の写真はその時の様子です。>

清水議員は今回の災害を次のように分析し、県にも責任があるのではないかと疑問を投げかけている。

議員

<全く天災と言いきれるのか私には疑問に思えます。

県単砂防や県単治山などの予算を極端に切ってきた県政に問題はないのか?

この問題は絶対に我々県議会議員が看過してはならない問題だと思ってます。>

清水洋議員は、いやし系のメルマガも発行している。

同ホームページから清水議員宛てに「メルマガ配信希望」とメールすれば、かなり気まぐれに配信されてくる。

そう頻繁にではなく、忘れたころにやってくる。

Posted by tuigeki

at 13:12

http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/51033397.html


清水洋議員

2006年7月21日

梅雨災害報告2

梅雨災害報告

辰野地区の国道153号線で大規模な道路の陥没災害がありました。

場所は通称徳本水と呼ばれるところで、急峻な崖に徳本水という地名が表すようにこの近辺では有名な名水がわき出ている場所です。

ここは辰野町の中心部から横川地籍 小野地籍と続く国道153号線の要所であり、またすぐ脇を流れる横川川が迫っているため改良をしてほしいと地元要望の多い箇所でもありました。

ここがその横川川の増水した水により洗われて国道が落ちてしまったのです。

およそ60mの長さで完全に落ちてしまい、通れるのはガードレールの外側の歩道だけです。

この落ちた場所から先には小横川 や小野と言った集落があり、塩尻川の善知鳥峠(うとうとうげ)も止まってしまったので完全に陸の孤島となってしまいました。後一本岡谷に抜ける峠があるのですが、これも止まってしまったようです。

ちょうど私が行ったときには奥の集落にある工場に部品を運ぶ皆さんが台車や手で荷物を運んでいました。

反対側に軽トラックを待たせておきそこまでは人海戦術で荷物を運んでいました。

また大きなトランクをかかえて反対側の小野方面から来る皆さんも多く、いかにこの道が幹線道路であるかという事を示していました。

実は今回陥没した箇所は問題の箇所でした。先に書きましたが以前から地元辰野町の皆さんからは改良の要望があり、特に今回のような大雨や冬の大雪の時の交通の確保にどうしても道を直線的にして、横川川に橋を架けて通年安全に通れるようにしたいと言う強い要望があり、数年前に県の合意がとれ順調に国の補助も付きいざ工事となったときに、難癖をつけられて、工事が中止になった場所です。

当時は地元はカンカンに怒り大変な騒ぎでした。

その後地元の切なる要望があり、建設事務所も無視は出来ず折衷案的な現道を拡幅し若干改良するという案でいよいよ工事に掛かるという矢先のことでした。

あの時要らないことを言わなければ今回の問題は起きなかったずです、要らない一言を言ったばかりに多くの県民の皆さんが迷惑をしています。

迷惑程度なら良いのですが、もし重病人が出たときにたった60mと言いますが、消防の皆さんが担架で運ぶにしても危険な場所です。

車いすも現状では通ることは出来ません。

昨日も書きましたが公共事業とはなにか? 基本的に公共事業の持つ意味、すなわち地域の安全とインフラの確保という大原則も考えず短絡思考で「良い悪い」とするからこうなるのです。

選挙中であり詳しく書けないのが大変残念な事例です。

私はこの事実を全県の皆さんに知ってもらいたい!!

http://www.21styles.jp/adiary/diary1.cgi?id=next1&action=view&year=2006&month=7&day=21#7_21


県民

被災地の方々が早く、日常生活に戻れることを願っています。

県では、職員を片付けに派遣することを決めたが、地道な災害予防は怠るのにパフォーマンスを発揮するところの素早さは敬服する。

昨日の県派遣の車には青で「かたづけ隊」などとふざけた名称のステッカーまで準備よく貼ってあった。

県のホームページでは、災害時に重要な主要道路の交通止め情報も流されず、危機管理対応のまずさだけが目立っている。

山の人 ..7月22日 9:49(土)


県民

県の職員440人を片付隊として派遣するとのこと。ある新聞では、突如県から「派遣する」といわれ、戸惑ったとのコメントもありました。

応援に無理やり刈りだされ、信州知事の選挙戦に利用される職員の皆さん…お気の毒ですが、地域の皆さんの要望に真剣に応えてください。地域の皆さんも、助かると思います。

しかし、自分の選挙に職員まで利用する信州知事…許せません。

県職員の皆さん、こんなトップを戴いていていと思いますか?

まだまだ土石流の危険性もあるとのこと、…地域住民の安全の確保とともに、職員の皆さんも安全第一に頑張ってください。

信州知事の選挙に利用されることは残念ですが…皆さんの心からのボランティア活動と捉えさせていただきます。

有難うございます。

上伊那 ..7月22日 22:13(土)


県民

440人でなく、4400人ですね。

どこにどれくらいの人数が必要か、ではなく、先に人数を決めてから無理やり派遣先を探しているのが現実です。情けない話ですが、行く以上は、精一杯頑張ってきます。

県職員 ..7月23日 0:50(日)


県民

辰野の徳本水の災害について、既にヤフー掲示板や2ちゃんねる等でその経緯が出ており、地元の地主が田中知事を巻き込んで道路計画を二転三転させ、結果として中断したと書かれています。

それが本当であればこの災害による交通遮断は明らかな人災です。

そして今度のボランティアを発令したのが誰なのか、それが公職選挙法に抵触するのかどうかも調べたほうがよいと思います。

前から疑問に思っていたことで、公職選挙法抵触の恐れがあるとして、とりわけ知事を批判する皆さんが口が重くなる傾向があります。

以前に清水県議も同様のことをおっしゃっていましたが、県議の皆さんが知っていて県民が知らないそうした事柄は、形の上で公職選挙法に抵触しそうであったとしても、やはり明らかにすべきです。

県議のみなさんは正しい情報を県民に伝える義務があり、公職選挙法の趣旨にそぐわない妙な気兼ねをするのはやはりおかしいことです。

というよりも、挑発的だといわれるかもしれませんが、公職選挙法抵触を口実に矢面に立つことを避けているだけのように見えるのです。

そもそも、あなた方は誰のために働いているのですか。

正しい情報を県民に伝えられないままに県民がおかしな判断をすることを恐れるのか、公職選挙法抵触という脅しを恐れるのか、お考えいただきたいと思います。

きたはら ..7月23日 11:52(日)


県民

長野県職員の皆さん!「お助け隊」で信州知事の選挙活動に利用されたことは、なんとも言いようがありませんが、地元の皆さんは、県職員の皆さんに感謝していると思います。

怪我をしないよう頑張っていただき、有難うございました。

知事が変わっても、こうした災害の際には、是非、県職員の皆さんの応援、復旧に汗を流す気持ちだけは持ってください。

手を出していただければ、県民も職員の皆さんを見る目が違ってくると思います。奮闘に感謝します。

上伊那 ..7月23日 19:35(日)


県民

災害

投稿者:上伊那

投稿日:2006/07/22(Sat) 00:22 No.220

水害にあわれた岡谷、辰野の皆様には、心からお見舞いしたいと思います。

しかし、岡谷の地域は、以前から防災のための砂防ダム、辰野の国道は、改良の要望があったと聞きました。

…しかも、辰野の国道改良は着工寸前で「無駄な公共事業」の一言で取りやめになったとか…

岡谷市の湊地区も砂防が必要な箇所と言われていたと聞きましたが、わが信州知事は、「上部にあるゴルフ場のせい」とうそぶいたと聞きました。

確かに、「緑のダム」構想は良い発想ですが、災害を他人のせいにしてはいけません。山の手入れは大変なことであり、「緑のダム」を作り上げるには何十年とかかります。…実際に山の手入れを行ったことの無い方には想像できないと思いますが、夏の炎天下での下草刈り、間伐、枝下ろしなどの作業は、大変です。しかも、蝮、熊、猿などに何時出会うか分からない危険もあります。…現実に私も、先だって、山に入りましたが、猿の群れに出会い、身の危険を感じました。

「緑のダム」を作る前段として、砂防ダムを作るとの発想はダメなんでしょうか?

山の手入れができる人材も段々いなくなります。まして、建設業者の参入を今の県政は促していますが、とても採算の合わない事業費では、赤字を覚悟でやる以外に無いと思います。こんなことをしていては、将来誰も山の手入れをしなくなると思います。…山の手入れは50年、100年の長い期間が必要です。

木製ガ−ドレ−ルなどに使われる間伐材は、長野県下のごく一部の木です。

他の間伐材は、山でそのまま朽ち果てています。この現実を良く、見極めてほしいと思います。

間伐材を山から出して、利用しようにも、山から出してくれば赤字です。出したくても、出せないのが現実なんです。

清水県議さん、政治家は、理想を掲げながらも、現実をしっかりと見極め、長期の構想とそれまでの間の現実にどう対応するかを考えるのが、政治家の役割だと思いますが、いかがでしょうか?

今回の岡谷、辰野の災害は、長期構想とそれが実現するまでの間の防災をどうするかとの考えが足り無かったのでは無いでしょうか?

さて、わが信州知事は、岡谷、辰野の水害対応は、さすがに早かったですね!今年の冬の飯山市の自衛隊派遣要請を蹴飛ばしたときとは大違いです。選挙があると素早い対応をとる…さすが信州知事は政治家という思いをしたのは私一人でしょうか?

まして、県のホ−ムペ−ジは、今回の災害に「信州知事はこんなに早い対応をしましたよ」との宣伝に終始していると言って、過言ではないと思います。

今年の冬の北信の雪害のときには、岡谷の某新聞社の新年会で飲んでいたことの反省が生かされているのでしょうね さすがに、「反省するなら猿でもできる」の教訓が生きている今回の信州県の対応でした。

でも、こんないい加減な知事は、8月6日で終わりにしましょうよ!

真の長野県知事誕生に向け、しっかりと頑張りましょう!

しかし、知事の退職金全国3位には腹が立ちます。これを0にする方法は無いんでしょうか


県民

Re: 災害

山の人

2006年7/22(Sat) 10:04 No.222

国土地理院の地形図を見る限り、湊地区の現場上には、ゴルフ場はない。

川岸地区の方にはある。

彼の発言は、嘘に真実を混ぜて、都合よく物事を誘導しようとする手法だ。

大雨の時には、広葉樹林でも天然林でも大崩落を起こしている。

危険個所の調査と避難体制整備、人家等重要施設のある個所についての構造物による安全率の向上を地道に行っていくしかない。

これを怠ったことが今回の事につながっている。

自分の目立つパフォーマンスの素早さは、一流だ。

防災大臣の現地視察への同行について国では選挙中なので県に対し自粛を求めたが県側で押しかけた。(毎日新聞)

気象が、極端化している近年、今後県内どこでも同様なことが想定される。

地道に地域の安全を実施する行政をもとめるか、災害の度にパフォーマンスを見せつける行政を選択するか。


県民

Re: 災害

愚県の民

2006年7/22(Sat) 17:15 No.223

[しかし、知事の退職金全国3位には腹が立ちます。これを0にする方法は無いんでしょうか]

なかなか 法的にも 難しいでしょうが

田中康夫氏が 退職金を 貰う・知事選に落ちる・一般人になる・

本当に長野県を 愛し 憂いていたら  全額寄付する。

これは 可能なことでは ないでしょうか?

田中氏が 本当に 長野県のことを 思っていれば 当然するでしょう…


県民

Re: 災害

上伊那

2006年7/22(Sat) 20:06 No.224

愚県の民さん、信州知事が、退職金を寄付するなんてことは「絶対」にありません。

だって、みのもんたのクイズ番組で1千万円を獲得したときも、ポッポに入れましたもん。

まして、落選したら、さっさと長野県から去りますよ!

退職金は、泥棒に追い銭かもしれませんが、悪妻への手切れ金と思わざるを得ませんが、…しかし、5千万円は高すぎだと思いますよ。

5千万払ってもて長野県から出て行ってもらいたいと思いますが、…高すぎます。

信州知事シンパの○山県議は、この問題をどう捉えているのでしょうね?

是非さわや○日記で見解を示してほしいと思いますが、…多分無視でしょうね。

だって、県会議員になるまでは、自治会費も払わなかった方ですから…切


県民

233

名前:名無しさん@お腹いっぱい。

投稿日:2006/07/22(土) 17:40:28

辰野の徳本水の道路計画に反対したのは、名水の出るところの北にある製作所の地主で共産党員。

橋のところじゃなく、取り付けの区間の地主で、そこが色々とごねて県庁を巻き込んで計画が何度も変更され、結局、橋を造ってのバイパス案は中断して現道拡幅案になった。

人災の要素が多分にあり。


豪雨被害:知事選2候補、沓掛防災相出迎え 会話なし、互いにけん制 /長野

県に政府調査団として、沓掛哲男・防災担当相が派遣された21日、知事選に出馬している元自民党衆院議員の村井仁氏(69)と、現職の田中康夫氏(50)が、JR長野駅で沓掛防災担当相を出迎えた。2人は急接近したが会話はなし。村井氏は「田中県政の間に危険性が放置された。私が知事になったら予防施策をやる」とアピール。田中氏は県の災害対策本部長として、沓掛防災担当相とともに県内を奔走した。

【江連能弘、川崎桂吾】

沓掛担当相は午後0時55分、長野駅に到着。午前は県庁で大雨対策本部会議などの知事としての公務をこなした田中氏は防災服姿で出迎えた。わずか2メートルほど隣にはノーネクタイの「クールビズ」スタイルの村井氏が「私人」として並んだ。

衆院議員を6期務め、第1次小泉内閣では防災担当相を務めた村井氏は20日に政府に働き掛け、調査団の派遣が決まったと説明。沓掛担当相と握手し、「災害復旧に十分な特段の配慮をしてほしい」と要請。「長野県には危険な場所がたくさんあり、私が知事になったら田中さんと違い、予防措置をやるつもりでいる」と伝えた。担当相は「しっかりやりましょう」と応じたという。

一方、田中氏は沓掛防災相ら政府調査団一行に同行。土石流被害があった岡谷市の現場などを視察した。当初は青山篤司出納長が対応予定だったが、田中氏が同行を希望。2つのテレビ局での政見放送収録はキャンセルした。官邸サイドから選挙期間中であることを理由に同行自粛を求められたという田中氏は「災害対策本部長として、被害の状況や県の対応を説明するのは当然」と話した。

◇被災者支援拡大、知事が緊急要望

田中知事は21日、沓掛防災担当相に対して13項目の緊急要望を行った。

要望は、被災者生活再建支援法で支給対象となっていない住宅の建設費を支給対象に拡大するための制度改正、災害対策費に対する特別交付税による災害復旧への大幅な財政措置−−など。田中知事はこの緊急要望を沓掛相に示し、国の支援を要請した。

【仲村隆】
毎日新聞

2006年7月22日


清水洋議員

2006年7月23日

梅雨災害報告3

梅雨災害

梅雨災害

昨日も今日も災害現場を回ってきました。

日が経つにつれて被災の範囲も明確になり、今回の災害がいかに大きいものであったか理解できます。

ここ2日間は特に辰野町に行ってきました。辰野町は結構「沢すじ」が多く急峻な地形であり、ここ数年でも幾たびか災害に遭っている町です。

小横川の現場では不幸にも中学生の方が亡くなられた現場を見てきました、痛ましい事故であり、ご自宅にお伺いしたときにおられたご遺族と少し話をしましたが、お気の毒であまり言葉も出ませんでした。

また今日は同町の赤羽地区と北大出地区を見て回りました。

赤羽地区はよく死傷者が出なかったと言うくらいの大きな地滑りが起き、住宅数軒が押しつぶされていました。裏山が大きく崩れた訳ですが、それほど急な山ではないのですが、やはり自然の恐ろしさを感じました。

たまたま一時帰宅の皆さんとお会いできましたが、急いで荷物を取りに来ている様子に疲れの表情の見え一日も早い帰宅許可が出るのを祈るばかりでした。

ところでここは地滑りセンサーが設置されれば一応帰宅が出来ると聞きましたが、その肝心なセンサーが在庫がなく、取り付けは24日午後になるとの事でした。

全国的に多くの箇所で崩落がありセンサーの在庫がないとの建設事務所の回答でしたが、無理なからぬと思いますが、なぜ長野県のような地滑りが起きやすい県でそう言った在庫を確保していないか不思議でなりません。

少なくとも例えば同じ時期に災害が起きにくい中国地方の県と近畿圏、そして東北圏の県など複数の府県と協定を結んで、そう言った通常では要らないが非常時に必要な比較高価な器具の在庫を共通の財産として持つというようなシステムは出来ないのか検討の余地がありそうです。

北大出では山から出た土石流が果樹園に入り土砂が埋め尽くしている状況を見ました。農産物の災害は主に共済で手当てする事になると思いますが、果実は手当てできても木そのものは出来るのか、また大量に畑を覆ってしまった土砂をどうするか、個人ではすることが出来ないような大量の土砂の処理を考えなければならないと思います。

また小河川の氾濫も今回の特徴ではないかと思います。

北大出地区では河川改修の計画予定があった川の氾濫も確認されており、計画の遅れがここでも災害につながったと言える場所でした。

ところで今日は伊那建設事務所に“陣中見舞い”に行ってきました。

松下所長以下多くの職員の皆さんが仕事をされていました。

当然と言ってしまえばそれまでですが、日曜日でしたが本当に多くの職員さんが真剣に仕事をしてる姿に感謝しました。

県職員さんと言えば赤羽でも北大出でも多くの県職員の皆さんを見ました。

赤羽地区では昨年私が商工委員の時お世話になった白井課長さん(今はTLチームリーダー)はじめ多くの商工部の皆さんが側溝の泥上げをしてました。慣れない仕事と思いますが、地元の皆さんが非難している地域でもあり、また重機の入らないところの仕事ですから大変助かったと地元区の役員さんが話していました。(写真参照)

また北大出では農業改良普及所の職員さんがスコップ片手に果樹園を一つ一つ周りSS(スピードスプレヤー 果樹の消毒をする乗用の機械)が入るように流入した土砂を片付けていました。

お一人の職員さんにプロとしてこの被害についてお聞きしたところ、果樹園も含め稲もとにかく消毒が肝心だ、との話でした。

消毒をして病気を出さない、ここに力点を置く指導をしてるとのことでした。

今日はあちこちで県職員さん方を見かけました。延べ4400人もの皆さんがこの2日間で被災地に来られていたようです。

書き込みにもありましたが、これで良いのか?と言う気はしますが、危険があるためにお断りしたという一部の地域を除けば、まず来ていただいたことに感謝をしなければならないと思います。

災害の復旧はまずマンパワーが絶対条件ですから。

しかし現場で聞いていると地元の受け入れ体制が整っていない部分があり、一仕事終わって次の仕事がすぐ始まらないとか、連絡が十分でなく来るのか来ないのか解らない、来るにしても何人来るのか解らない、そう言った混乱も大分あったようです。

ここが市町村との連携がとれずにいる今の長野県を如実に示しています。

パフォーマンスの全くの思いつきでするからこうなるのです、4400人もの人を動かすのですから、当然誰が考えても実施計画を綿密に立てなければその力を活かすことは出来ません。これも一つの危機管理体制の欠如と言えると思います。とりあえず何でもいいから行ってみればいい、というレベルではありません。4400人という人員は。

こういった現場のことが解らないのが今の県の責任者たちです。これで220万県民の命を守っていると真顔で言っている姿に呆れるばかりです。

それと市町村と県とがいかに連携がとれていないかという事を露呈してしまった事柄でした。口ばかりの水平補完です。

しかしいずれにしても今回参加された県職員の皆さんが悪いわけではありません、本当に心から一県民として感謝したいと思います。

ご苦労様でした。

書き込みに。。。

選挙関連について書かれていましたので少し書きます。

きたはらさんのお気持ちは解るのですが、私も選挙をする身であり一定のルールは外すわけにはいきません。ややこしいのですが、この期間は我々の政治活動まで制限されるのです、それを無視すれば私たちも政治活動が出来なくなります。

もちろんこれは誰に脅かされているわけではありません。これが公選法という法律です。

申し訳ありませんがこれ以上の議論はメールで直接お願いします。

http://www.21styles.jp/adiary/diary1.cgi?id=next1&action=view&year=2006&month=7&day=23#7_23


知事選 災害対応で競り合い

2006年7月22日

豪雨被害の影響が残るなかでの知事選で、両候補が災害対応で火花を散らす場面が増えている。

告示翌日の21日、村井仁氏が防災対策が不十分だったとして田中県政批判のボルテージを上げる一方、田中康夫氏は沓掛防災担当相と被災地を訪れるなど、被害対策にほぼ終日を費やした。

来県した沓掛防災相を田中氏と並んで、長野駅のホームで出迎えた村井氏。

報道陣に対し、岡谷市の土石流は上部のゴルフ場開発が遠因と示唆する田中氏の告示日の発言に、

「ゴルフ場があるとすべて災害になるのか。勝手なことを言ってほしくない」

と批判した。

また午前中にあいさつ回りした企業でも、

「小さい沢への手当てなど、この6年間、何も砂防対策をしてこなかった。言葉だけでは守れない地域だ」

などと話した。

田中知事は午前8時から約2時間、大雨対策本部会議に出席した。

テレビ電話で各地方事務所から報告を聞き、阪神大震災でのボランティアの経験を引き合いに、被災者の細かな要望の把握を職員に求めるなど指示を出した。

午後はテレビ局の政見放送の収録をキャンセル。

沓掛防災相とともに岡谷市の被災現場を視察し、被災住宅の解体撤去などに限定された支援金の支給対象に、本体の再建費を含めるよう国の制度を改正することなどを要請した。

田中氏が20日の告示後も職務代理者を立てずに公務を続けていることに、村井氏は

「あえて職務と選挙を分けずにやっていて、事実上の選挙運動だ」

と批判している。

平成18(2006)年7月22日[土]

http://www.sankei.co.jp/news/editoria.htm

■【主張】梅雨前線豪雨 古老の経験さえ役立たぬ

日本の各地で連日、記録的な大雨が続いている。活発化した梅雨前線が列島上に停滞していて降りやまない。

山が崩れて家が埋まり、川があふれて車が流され、犠牲者の数が増している。都道府県の多くで大雨警報や土砂災害警戒情報が出されている。

大雨による災害は今年だけのことではない。平成12年には東海豪雨、15年には九州北部、翌16年には新潟や福井などで梅雨前線豪雨があった。

近年、豪雨の回数が増えている。1日に100ミリや200ミリ以上の降水量を記録する日が出現しやすくなっている。大雨の増加は日本だけでなく、北半球の中・高緯度地方に共通してみられる傾向にあるという。原因は地球規模の温暖化現象だ。

雨の降り方が以前とは変わりつつあるらしい。土地に住む古老の大雨経験も役立ちにくくなってしまった。

一方で、今年の防災白書は「防災意識の希薄化」を憂慮している。「台風や大雨では死なない」という思い込みが国民の間に広まっているためだ。

一昔前に比べると河川は大幅に整備され、山地の道路や斜面も少々の雨では心配ないまでに強化されている。鉄筋コンクリートの住居も増えた。自然の猛威は克服され、激甚な風水害は遠のいたかにみえた。

だが、近年の8月や9月には、過去100年になかった大雨がしばしば降っている。気象災害に対する国民の意識改革が必要になっている。

今回の大雨で長野県では救助活動中の消防団員も犠牲になった。危険な災害現場の一線に立つのは自衛隊やボランティアに等しい消防団員である。その団員が農村人口の減少や負担の大きさなどで盛期の半分以下に減っている。消防庁は今回の事故の状況を徹底検証し、再発防止に生かすべきだ。

これから本格的な台風シーズンを迎える。真夏には東京などの大都市でヒートアイランド現象による集中豪雨が起きやすくなる。

大雨から人命を守らなければならない。各自治体は洪水や山崩れのハザードマップの整備を急ぎ、住民に危険の存在を周知させることが必要だ。

自然の風雨は年々、破壊力を増す傾向にある。高齢者の救護に配慮した防災体制づくりも急がれる。

産経新聞

大石英司

2006.07.22

A Midsummer Night's Dream

※ 濁流の中…貫いた消防団員魂

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news002.htm

私と同じ年齢ですよ。

知事は災害まで選挙運動に利用しようと必死だけど、それとは無関係にもくもくと任務を果たす県民が犠牲になっていく。

田中の票が10パーセントはこれで減ったね。合掌。

http://eiji.txt-nifty.com/diary/2006/07/a_midsummer_nig.html


県民

今回の長野県の災害は河川管理者たる田中康夫への天の戒めだといえばあながち間違いとも言い切れん。

ヤフ板の行政長野県カテゴリの「「脱ダム」はペテンか? 」や「県職員田中(仮称)のきまぐれ県政日記」を見ていたが、特に前者(リンクは大石センセのBMに有り)では現場を見た人の意見が寄せられていて、天竜川の氾濫に関してもダムが中止されなければ放流が減っているのじゃないかと被災した天竜下流の人達が思っているらしい。

ま、しかし長野でのダムの是非論を読むたびに、田中康夫の問題提起方法がおかしかったせいもあり、つくづく低レベルだと思う。

ダム推進派は勉強をしていないとほざいた脱ダム学者がいたが、ヤフ板を見る限りダム反対派も同じレベル、つか多くの人は自分ちの近く以外の治水には無関心なわけだ。

そのヤフ板でも意見が出ていたが、緑のダムで洪水対策っつう民主や脱ダム学者が掲げた妄想はどこへ消えたのかと。

投稿 時をかける名無しさん

2006年7月22日 15:08:05


県民

>緑のダムで洪水対策っつう

http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000000607220002

「岡谷市の土石流は上部のゴルフ場開発が遠因と示唆する田中氏」

責任転嫁は、いさいさおこたりなく

もっともあそこにダムが造れるほどの縦深はない。砂防ダムはこれから造るであろうが。

投稿 pongchang

2006年7月22日 18:25:58


県民

›岡谷市の土石流は上部のゴルフ場開発が遠因と示唆する田中氏」

›責任転嫁は、いさいさおこたりなく

›もっともあそこにダムが造れるほどの縦深はない。砂防ダムはこれから造るであろうが。

ダムの問題は、諏訪湖の氾濫と天龍川の氾濫に関係します。

諏訪湖は、天竜川しか流れ出る川が無いため、昔から諏訪地域に大雨が降ると天竜川が氾濫してきました。

だから龍のように暴れると「天龍川」と名づけられているのです。

これを抑えるために諏訪湖から放流する水を抑えようと釜口水門が作られました。

が、放流を抑えると諏訪湖が氾濫します。

ですから近年伊那地区と諏訪地区のどちらが被災するかは両地域の力関係だったのです。

それをどちらも被災しないためにダムが計画された面もあったはずです。

投稿

2006年7月22日 21:43:25


県民

FYI:http://www.janjan.jp/election/0607/0607180097/1.php

ある意味、公選法違反かも?

投稿 Artane.

2006年7月22日 23:29:05


県民

>pongchangさま

ダムさえあれば、という話は、諏訪湖に流れ込む砥川・上川と、天竜川支流の駒沢川で脱ダム宣言後中止されたダム計画のことを指すと思われます。

特に砥川は用地取得直前に計画が中止されたものですから。

あと、ダム計画中止後、上流の治水計画が中々定まらなかったことで、諏訪湖より下流の治水計画(護岸工事等)も進めることが出来なくなった側面もあるのでは、と愚考します。

投稿

2006年7月22日 23:29:42


県民

天竜川上流域の水害・土砂災害で気になる記事も。

辰野町で起こった国道決壊現場では道路バイパス計画があり、それを共産党の地主が反対して潰したというのは先のヤフ板にあったが、どうやらそこに田中康夫が関わっていた経過があるらしい。(2ちゃんより)

真贋の判断は難しいが、保科県議日記などを見るとあながち嘘でもなさそうだ。

田中康夫がいかにも的に責任転嫁した土石流とゴルフ場との因果関係、田中康夫が指摘したゴルフ場が実は山の裏側だったというオチらしい。

ま、スキー王国とかほざいて大石センセの言うソフト利権を貪りスキー振興に熱を入れていた(しかも効果無し)田中康夫に、ゴルフ場がイカンという資格は無いわな(w

>投稿 2006年7月22日 23:29:42

長野県が天竜川の河川改修を中断したのは脱ダムの後で、指摘の通り、上流のダム計画が中断されたあおりを受けたものだろう。

天竜川の河川整備計画が決まらないのも脱ダム代替案がなかなか決まらず、諏訪湖釜口水門での放流計画が固まらないことに原因があるとかないとか。

>旧警察族議員

それには村井仁も入るんかね?

>投稿 Artane. | 2006年7月22日 23:29:05

そんなマイナーなものばかりじゃないから困ったもんだ。週刊SPA!とか夕刊ゲンダイとか。

投稿 時をかける名無しさん

2006年7月23日 1:46:44


県民

アドバイススレよりコピペ

災害は森林開発が原因?

投稿者:ボラギノール

投稿日: 7月22日(土)01時05分45秒

http://info.shinmai.co.jp/2006chijisen/2006/07/21_001993.html

第一声では、岡谷市の土石流災害にも言及。

25年前、10人の犠牲者を出した須坂市宇原川の土石流災害を例に、

「上流でゴルフ場などの開発が行われた

森林を切り倒し、保水力を失わせ、土石流を発生させたのではないかと県民の多くは疑問を持った」

と指摘。

さらに、19日に公務で上空から見た岡谷の土石流現場上流にもゴルフ場がある―と説明した。

地形図、GoogleEarth、国土交通省発表の土砂災害ホームページ写真などみれば一目瞭然、ゴルフ場があるのは山の反対側

「公務で」ヘリから見た知事がわからないはずなし

こういう印象操作を許してはならない。

投稿 アドバイススレよりコピペ

2006年7月23日 2:25:09


県民

›>pongchangさま

「ダム計画中止後、上流の治水計画が中々定まらなかったことで、諏訪湖より下流の治水計画(護岸工事等)も進めることが出来なくなった側面も」

済みません、岡谷の鉄砲水にだけ、焦点しぼったので。

以下ネタ突っ込まないように

下流の洪水対策のためにダムが必要とされますが、

(嘘始め)

塩嶺トンネルから松本へ排水すればいいんです。

日本にはたくさんの揚水式発電所があり、技術は確立しています。

塩嶺トンネルを使えば、地下式放水路の予算も削減でき、辰野にあずさがまた来ます

(嘘、終わり)

投稿 pongchang

2006年7月23日 3:50:47


県民

脱ダム宣言は公共事業全般に対してのものだと田中康夫自身が語っており、土石流などの災害についても以下のような宣言が

http://www.pref.nagano.jp/keiei/seisakut/model/dosha.htm

田中康夫

信州・長野県における土砂災害対策のあり方

(前略)

脱ダム宣言が示した公共事業全般のあるべき方向への転換を、砂防事業、治山事業等においても進めることが喫緊の課題であり、信州・長野県では今後、以下の方針に基づいてこれらの事業を行うこととする。

<ハードになるべく頼らない>

土砂災害対策は、ハード施設を中心とした従来の考え方から脱却し、具体的には、

  1. 1 危険地域にある人家、福祉施設等の安全な地域への移転促進
  2. 2 移転が困難な住民に対する事前避難体制確立の支援
  3. 3 土砂流出を抑制するための森林整備

を重点的に進めるものとする。

<ハードに頼る計画を見直す>

16年度当初時点で着工に至っていないハード施設(砂防堰堤、治山堰堤、地すべり防止施設、急傾斜地崩壊防止施設等)に関しては、上記の観点から再度見直しを行うこととする。

複数の施設が計画されている継続事業についても、16年度以降着工分については同様とする。

<ハードに頼る意識を変える>

災害危険区域にはハード施設という従来の発想を根底から変えるために、ハード整備に携わってきた各機関の職員が「移転促進コンシェルジュ」となり、危険地域とされる集落の各戸を分担して訪ね、地域の状況、災害の履歴、住民の要望をつぶさに聴き取って、移転の促進、対策の転換を図っていくこととする。

投稿 ya-mana

2006年7月23日 20:48:35


県民

長野県の上伊那は今日の夜半からまた大雨だそうだが‥大丈夫か?

>投稿 ya-mana | 2006年7月23日 20:48:35

国交省が土砂災害防止法でソフトとハードという車の両輪を打ち出してきたのをパクっただけ。

2年くらい前、国の千曲川工事事務所の人がこれを読んで土砂災害防止法の精神を弄ぶものだとかなり怒っていた。

地元への説明をするなんて格好つけても、実際それをやったのはそれが出された年だけ、後は無しで事実上棚上げ状態。

で結局変わったのは県の砂防事業の予算枠が縮小しただけ。

直接の因果関係は無いだろうにしても、そのツケがここに来ているのだと言われても反論しづらいかと。

投稿 時をかける名無しさん

2006年7月23日 21:01:42


県民

元々、こういう知事を選んでしまった県民の責任と言っては酷か。

(拙者の郷里も、紅之傭兵やよっきゅんを国会に送り込んでしまったし、かつては役立たずの見本のような革新県知事を戴いていたし……)

>ハード整備に携わってきた各機関の職員が「移転促進コンシェルジュ」となり、危険地域とされる集落の各戸を分担して訪ね

訪ねて、移転に応じてくれるなら、誰も苦労せんと思うが

(地方の人間が、先祖代々の家や土地を、田中将軍様のお使いがきたというだけで手放すわきゃない。

子供が全部都会に出て行っても、老人が何故土地にしがみつく気持ちは、想像以上に強い)

、それが可能と思うのは、「コウシェルジュ」なんつーホテル用語を使う将軍様の感覚ならではか。

尻に火がつくまで腰を上げないのは、人類共通の特性であって、将軍様も自分の身の上に不幸が降りかかってみれば分るだろう。

>地域の状況、災害の履歴、住民の要望をつぶさに聴き取って、移転の促進、対策の転換を図っていくこととする。

対策が実現するには世紀単位の時間が必要だろうが、どっちにしろ将軍様は責任を問われないで済む。

投稿 土門見人

2006年7月23日 22:34:22


奥秋

2006年7月23日

土木事業への手抜きが災害拡大の遠因──徐々に浮き彫りに

今回の大雨による災害は、県のこれまでの無策が遠因ではないとする情報が続々と集まっています。その情報をまとめ、のちほど書きたいと思いますが、いつになるかは未定です。 → すいません、あすの昼ごろになりそうなので、そのごろアクセスしてみてください。22:50 記

災害がないときにこそ、災害に備えていろいろな工事をしておくべきところをしていなかったために起きたものが多いようです。県の無策のツケを一気に被災現場では払わされていることになるのでしょう。

建設関係業者は、仕事量の低迷に応じて、人員や設備を減らしていたので緊急時に十分な対応ができないところもあるようです。

業者が、東京や近県のナンバーの車で災害現場に駆け付けると、なんで長野県の業者が来ないんだ?といったような疑問の声が出るそうです。

長野県内は仕事がないので地場の業者はつぶれ、全国展開するような業者でも仕事のないところに無駄な人や機材を置いておけず、よそから来ることになるのだそうです。

田中知事は土木事業を一纏めに悪役にして切り捨てましたが、それでよかったのか?と疑問に思うところです。

これを書いている間にも、県から災害対策関係のこのようなメールがひっきりなしに出されています。大雨災害になってから約5〜60通になるのではないでしょうか。

《明日(24日)午前8時30分から、第11回大雨対策本部会議を災害対策本部室において開催しますのでお知らせします。.問合せ先:危機管理防災チーム》

きのうもきょうも、土日であるにもかかわらず、県庁や災害現場に多くの職員が駆り出されています。

このようなことわざを思いおこします。

(つの)()めて牛を殺す
→(小さな欠点を直そうとして、かえって全体をだめにしてしまうたとえ。)
大辞泉
Posted by tuigeki

at 16:59

http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/51038004.html


天竜川堤防 最大放流前に決壊

管理基準の再検討必要か

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news001.htm

天竜川の堤防は、国や県が管理している。

設計上は「100年に1度の大雨」に耐えられるよう、同水門からの最大で毎秒400トンの放流と、支流の流入量を計算して改修され、工事は2001年に完了した。

しかし、今回の大雨で堤防の決壊が見つかったのは、天竜川が増水を続けていた19日午前9時半ごろ。

この部分を管理する国土交通省天竜川上流河川事務所職員が約60メートル決壊しているのを発見。

その後、決壊は拡大し、箕輪町は住民99世帯210人に避難を指示。東京電力と中部電力の鉄塔が倒壊する危険も高まった。

決壊部分は、同日午後5時半に約120メートルに、翌20日午前8時には約160メートルにまで広がったが、天竜川の水位が堤防外の田畑の高さを超えず、鉄塔もワイヤで補強したり、土台部分に土のうやコンクリートブロックを投入したりしたため、被害は拡大せずに済んだ。

現場は左方向へカーブした部分の外側で、同事務所によると、護岸を越えた水が堤防基礎部分の土砂を洗い流し、決壊した可能性があるという。

同事務所や県のデータによると、今回の大雨では、諏訪湖に最高で毎秒733トンの雨水が流入し、同水門の放流量は次第に増えて、19日午前10時半に同400トンに達した。

放流量は最高で同約414トンとなり、約8時間にわたって同400トンを超えた。

しかし、堤防が決壊したのは、同400トンを放流する1時間以上も前だった。

さらに、決壊現場から約5キロ下流の南箕輪村・北殿観測所では、同日午前6時に計画高水位8・04メートルを突破。

同事務所も「決壊する可能性があった」と危険性を認めているが、今後の対策は「原因を究明した上で検討する」とするにとどまっている。

このため、決壊現場のある箕輪町では、平沢豊満町長が「さらに水位が上ったら大変な事態になっていた」と不安を募らせ、同事務所に対し、早急な原因究明と、堤防機能の強化を要望する方針だ。

7月23日(日)

http://www.shinmai.co.jp/news/20060723/KT060722ETI090003000022.htm

斜面


清水保幸議員

公務と言うのなら‥‥ No.194

この選挙期間中、田中氏が公務として諏訪地域に入っているという事なので、であるならば県政に関する問題として指摘をしたいと思う。

地方事務所長が地域本部長を兼ねると言い、地域の事は地域で判断をするという事ではなかったか。

建設事務所や保健所は淡々と的確に業務をこなしていたが、地方事務所なのか地域本部なのか解らないが、情報収集力も無いし、何も決める事が出来ない、危機管理能力はゼロである。

権限が無いのか、能力が無いのか解らないが最低である。

更に、国土交通省関係の方が調査に来られても、ろくな説明も出来ないし、資料も無い。

見ていて恥かしくなってしまいました。

最後には『責任者は誰なのか』と一喝される始末でした。

災害現場状況の写真ですら無く、新聞のコピーを持ってきたのには驚いた。

災害現場の分析をする為には、多くの記録が必要などという事は、誰でも知っている事ではないか。

私でさえ、諏訪市・下諏訪町・岡谷市の災害当初の記録写真を200枚以上撮影している。

更に、鳴り物入りのコモンズ支援車が、私が地方事務所に出向いた時に、玄関近くに駐車されていたのです。

何の為の装備であり、目的は何だったのか。

県民に災害は無いか、不便は無いかと飛び回って情報収集をする事が目的ではないのか。

そうではなく、知事の御到着を待ち先導の為に使うなど以ての外である。

岡谷市の災害現場には、危機管理室長が張り付いた。

危機管理室長は司令塔ではないか。

県内各地に災害が起き、更に災害の可能性のある状況で司令塔が、一現場に駐在する事が本当に良いのか。

本当に危機管理というものが解っているのか疑問に思う。

こんな時こそ、組織というものが大切だという事が解っていない。

現場監督は地域本部長に任せ、トータル的な判断や国との連絡の為に、本部に居るというのが本来の役割ではないか。

情報収集も出来ないが、情報伝達も出来ない組織ではとても県民の安全など守れないのではないか。

更に、知事は何の為にうろうろするのか。

この5日間の間に4回も諏訪に来た。

県のトップ自ら災害支援に当たると言えば聞こえは良いが、危機管理としてはまったく解っていない。

彼が訪れた所は、カメラの有る所ばかりだ。

今回の災害は、他に何箇所も有るのです。

そこへは来ない。

つまり、全国メディアの中継車がある所。

多くは書きませんが、皆さんもう御理解頂けると思います。

今回も新潟の震災同様、人の不幸を利用する彼のすがたが許せないのです。

今、大切な事は、知事がうろうろする事ではなく、現場が的確な仕事をする事なのです。

知事が来る度に、地方事務所や建設事務所の所長が張り付く。

仕事が違うだろうと言いたい。

諏訪市と下諏訪町に職員2,000人以上が支援に来てくれた。

この事自体は、大変有り難い事なのだが、市・町と協議しないまま知事の独断で決めた為、受け入れる側も一生懸命に被害状況の調査をしている段階であり、戸惑った事も事実である。

当然のように、職員も

『来たのは良いのだが、何をしてよいか解らず困った』

という話も聞いている。

ある市町村長が

『彼の選挙戦略に利用されたくないね』

と言ったのですが、受け止めた側の本音かも知れないですね。

では有りますが、応援頂いた職員さんには心より御礼を申し上げます。

これからも宜しく御願いします。

まだまだ心配です。

雨が又降りそうです。

明日は、土木住宅委員会が諏訪地区と伊那地区に災害調査に入り、同行します。

2006/07/23

http://www.yanbo.jp/cgi/se3_diary/se3_diary/194.html


奥秋

2006年7月24日

土木事業に対する田中知事の偏見が災害を大きくした可能性

長野県は地形が急峻で、地質が弱いところが多い。そのため、県独自に砂防事務所がおいてある。

犀川(明科町)、姫川(小谷村)、土尻川(長野市七二会)、の三ヵ所にある。

全国的にも県が「砂防事務所」をおいているところは非常に少ない。

ところが、「砂防事務所」はこのこの4月から「コモンズ・ 砂防センター」という名前に変わっている。

田中知事は「砂防=ダム=利権」と捉えて砂防事務所をなくそうとしたようだ。

知事のこういう姿勢は下に波及する。治山、治水に対する県の事業は大きく減衰していた。

田中知事は長野県の地形や土質についての知識や理解が十分でない。

長野県の特殊性や、危険性について、土木部の幹部たちがこれまで説明しているはずだが、聞き入れない。

ちょっと強く言えば、飛ばされる。そういうことの繰り返しだった。

平成13年頃には二百数十億円程を、田中知事の方針で「いらない」といって国に返している。

事業をおこなう場合の予算の支出割合は半々だ。国から予算がきても、半分は県が持たなければならない。

田中知事はこれを嫌って行うべき事業を行わないで、県の借金を減らしたと大いばりで県のホームページにこう書いている。

田中康夫

県の借金にあたる県債残高は、全国で唯一5年連続で減少!

ピークの平成12年度末と比べ 923億円の減!

http://www.pref.nagano.jp/keiei/zaiseit/kaikaku/program/kensai.htm

”仕事をしない=お金を使わない”のだから見かけ上の借金は減るかもしれないが、それで県民が仕合せかというとそうではない。

すべき仕事は借金をしてでもしなければならない。

今回の大雨による災害の根底には、日ごろから災害に対する備えが十分でないために起こったり、被害を大きくした可能性が多分にある。今後、議会で問題になるだろう。

保険に入らないでいると月々の掛け金を払わないので短期的には得した気分になるが、いざ災害にあったときは大きな出費を強いられることになる。それと同じだ。長野県は保険に入らないで、運まかせのことをやっているのに等しい。

この後、アップ予定あり。

Posted by tuigeki

at 12:40

http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/51040043.html


奥秋

2006年7月24日

田中知事のヘリ視察の問題、災害→ゴルフ場のせい─示唆

田中知事が19日、ヘリで上空から被災地を視察したがその際、諏訪湖周辺にゴルフ場があるのを見て、今度の災害がそのゴルフ場のせいだと言わんばかりのことを言っている。

これがそのゴルフ場のある場所の地図だが、諏訪レイクヒルカントリークラブ

http://www.suwa-lakehill.com/body/body05/body5.htm

諏訪湖からはとんでもなく離れている上に、山の上の方にある。

それに、斜面の方向が諏訪湖に向かっていないので、いくら雨が降ってもここに降った雨は諏訪湖には流れ込まない。大雨災害とは関係ないのだ。

地元の人はそういうことを知っているが、遠くの人はわからない。

知事が空からヘリコプターで視察して、ゴルフ場が災害に関係あるようなことを言えば信じる人は多いだろう。

実態は、専門家でもない田中知事が空から見て、いい加減なことを言っているに過ぎない。マスコミはこういう発言を伝えるときには注意しなければならない。

言ったのは田中知事だから責任は田中知事にある─というのがマスコミの言い訳だが、明らかに間違いだと思われるような発言を何の注釈なしに報じたらそれは報じた側の責任だろう。

この知事の発言はマスコミ報道されているが、こういった説明はなしだ。

多くの人は、わけても田中知事支持者に多い、自然尊重・開発反対派の人は諏訪地方の大雨災害の原因にはゴルフ場の乱開発がかかわっていた─と思い込むのではないだろうか。

まだまだ、続きあり。

次の予定記事↓

田中知事 VS 村井 高校改革問題で激論!ヒートアップ

Posted by tuigeki

at 13:24

http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/51040113.html


2006.07.21

被災地への応援

被災地に4000名の県庁職員を応援隊として送ることとなりました。

選挙期間中であり、公職選挙法良いのか悪いのか判断できませんが、被災地の人たちにとって

さらには、一般の選挙人としては、有り難いと感じるのではないでしょうか…

選挙の時だから‥ということで、災害復旧に人や資金を投入できないと言うなら法を変えてでも実施できるようにすることの方が住民にとっては有り難いと感じるはずです。

しかし、気をつけなければいけないのは、これは知事のパフォーマンスの一環であるということです。

今年一月、雪で苦しむ飯山市が災害普及法に基づいて、自衛隊の派遣を依頼したときには派遣を躊躇したという過去を持った田中知事ですから、すべてご自分のイメージアップに基づいて思考していると言うことを覚えておかなければいけないでしょう。

最終更新日 2006.07.24 12:29:34

http://plaza.rakuten.co.jp/todoyomoyama/diary/200607210000/

平成18年7月

災害に見る県の責任のゆくえ

2006年7-23 19:37:04

平成18年7月17日からの降雨により、長野県のとりわけ諏訪から上伊那北部・木曽にかけて大きな被害が生じた。土石流に呑まれた犠牲者もあり、改めて自然災害の恐ろしさを見せ付けることになった。現在、全国単位で土砂災害防止法に基づく危険箇所指定作業が進んでおり、土砂災害があった諏訪地域、上伊那地域は県内でも指定作業が早く進んでいた地域でもあった。

この災害が、知事選告示から知事選本番へと移行する時期とちょうど重なったことで、奇妙なことが幾つか起こり、そして発覚している。

22日と23日の土日、県は急遽、職員のべ4000人以上を諏訪地域と上伊那地域へ派遣させた。実際には20日頃から土木部などで職員派遣が行われていたようだが、今回の派遣は目的を特に定めずの派遣、いやいつもの、ボランティアという名の動員である。同じようなことを中越震災の時にやっているが、その時に反省すべき点を反省していなかったのだろう、今回もまた同じ過ちを犯している。

現地入りした人からこんな話を聞いた。

交通パニックの中で自家用車でやってこいという合理性のなさ、そして集合場所へ行ったもののやることが無いという虚脱感。

岡谷市の土石流災害で田中康夫知事が上流のゴルフ場が原因と吹聴しているが、土石流被害場所の上流にゴルフ場は無いという嘘のような話。

辰野の道路陥没現場には道路バイパス計画があったのが、地主一人だけがごねて建設事務所の頭越しに田中康夫知事に訴え、知事のチェックのもと計画が何度か変わり、結局バイパス計画が消えてしまったということ。

辰野町の国道153号線、徳本水という現場は横に横川川が流れ、道路が大きくカーブし、西から南にかけて山の陰になってしまい冬場の凍結等事故が多かったため、以前から改良要望が強く5年以上前から道路バイパス計画が立てられて測量や設計が行われ、地元への計画説明も一人を除いて同意が得られていたという。数年前にようやく国庫補助事業枠に認められたものの、上述のようなことがあり事業は中断してしまったとのこと。予算のつきが良かったらしいので、順調に事業化していれば今頃は完成していたかもしれない、そして完成していれば今度の災害で国道が遮断されることは無かっただろうとされている。

今回、高速道、善知鳥峠、横の県道なども軒並み被害を受けたため、塩尻市北小野から辰野町小野・横川・川島の一帯は孤立した。

上伊那においては天竜川や桑沢川などが氾濫を起こしたが、これらの河川では県の改修事業が中断ないしは事業費縮小されていたという。宮田村で土砂が押し出して高速道や広域農道を止めてしまったところには、前から砂防事業の要望が出されていたが、知事サイドで事業化を蹴られたという話もあるらしい。

その徳本水の現場、現在は仮復旧工事の真っ最中である。復旧見込みは今月の28日だったが、工事が順調であったこともあり、田中康夫知事は26日に開通できると明言し、それを受けて経営戦略局は例のキャラクター入りの開通ビラを道路チームに作らせ、地元の店舗等に配布するとともに25日中には現場を完成させるよう指示した。しかし今日23日から明日にかけて当の上伊那では100ミリ以上の雨が降るとされている。奇怪なことに、恐らく地元店舗で掲示されているであろうビラは経営戦略局で作成していながら、土木部名義になっている。つまりその開通が予定通りにいかなかったときは土木部の責任になるというわけだ。

現場の横には濁流の横川川が流れている。現場にはトンパックと呼ばれる仮設の袋が設置されているが、コンクリート護岸を壊した濁流を仮設中のトンパックで守れるとは言い切れない。ただでさえ混乱する現場に知事の立場で負担を強いて経営戦略局を私物化しつつ知事候補者としての点を稼ごうとしているのではないか、という思惑がそこには容易に見えるが、この雨で工事が遅れることになるとかえって逆効果で、徳本水の道路計画が駄目になった話が蒸し返されるかもしれない。

これらは一体、誰が責任を取るのだろうか。天災は避けられない部分があるが、今度の被災に限っては天災だからと割り切れない点が少なくない。

打つべき手は打たず、予め先人が打っていた手は止め、責任は他者へなすりつける、それを改革と呼ぶのであれば、そのような改革などいらない。

http://blog.goo.ne.jp/sonatinet/e/1ea137ab38341246c3d5720dbae70c87


7月22日(土)


県職員延べ4400人派遣 諏訪・上伊那の豪雨被災地に


県は21日夜、豪雨被害が出ている諏訪・上伊那地域に、延べ4400人の県職員を22、23両日に派遣することを決めた。出張命令に基づく派遣で、旅費などは公費負担するが、スコップやゴム手袋、昼食を持参するよう職員に求めている。

主な派遣先は諏訪市と諏訪郡下諏訪町。作業服と長靴姿で出向き、水害を受けた家屋や諏訪湖周に流れ着いたヨシの片付けなどを手伝うという。下諏訪町の担当者は「派遣要請はしていないのに、夕方、県から数百人が来ると聞き戸惑っている」、諏訪市災害対策本部は「道路の片付けなどやることは山ほどあり、助かる」としている。

閉庁間際に派遣を打診された岡谷市は

県民

「被災地は危険で、大量動員してもらう段階ではないと伝えた」

(小口昭彦危機管理室長)

という。

高橋精一・県職労委員長は

県民

「要望がないのに、大量の職員派遣が必要なのか疑問だ」

と指摘している。

県社会福祉協議会によると、21日は災害ボランティア約90人が諏訪市湖南地区を中心に被災家屋を片付け、残りはあと10軒。22、23日も県外を含む約300人が作業する見込みで、担当者は「週末で作業を終えられる」と話す。


7月23日(日)


県職員派遣 2200人が浸水家屋などで作業


1400人余りが諏訪市入りした県職員は8班に分かれ、市災害対策本部の指示で、河川の土砂を除去したり浸水家屋から畳や家具を運び出したりした。

北真志野区では約400人が、民家約20軒の屋内や周囲の土砂をバケツリレーなどで川へ。

同区役員の男性(67)は「家人の力だけではどうにもならなかった。随分、作業が進んだ」と喜んだ。

山田勝文諏訪市長によると、21日夕、県から

「諏訪市と下諏訪町に計2000人を派遣したい」

との申し出があり、

「1500人程度は受け入れられる」

と回答した。

諏訪郡下諏訪町には県諏訪地方事務所長から

「(職員を)どんな形で使ってもらってもいい」

と打診があった。

青木悟町長は

「町民要望がまとまっていない」

と判断し、諏訪湖岸の清掃を依頼。

360人がごみを拾ったり、ヨシを片付けたりした。

町長は

「急だったが、手弁当で一生懸命やってもらいありがたい」

とする一方で、

「日ごろからのハード面での防災対策もしっかりしてほしい」

と注文もしていた。

約50人が入った上伊那郡箕輪町北小河内地区でも、住民から

「早急に入ってもらい非常にありがたい」

と声が出た。

一方、県職員からは、前日夕から夜にかけての急な派遣決定に不満も。

諏訪市内で家屋の片付けに参加した40代の男性職員は

県民

「派遣自体悪いことではないが、地元の要望を聞いた上でないと非効率」

と指摘。

23日に派遣される女性職員は

県民

「作業内容が分からないので、どんな道具を持っていけばいいのか」

と戸惑っていた。


7月23日(日)


豪雨の被災地に県独自の財政支援 知事が考え示す


田中知事は22日、諏訪、上伊那地方などの豪雨被災地を訪れ、被災地域に対し県独自の財政支援を行う考えを示した。「被災市町村の首長と相談し、24日にも支払えるよう具体的に考えたい」としている。支援の規模や対象、財源は明らかにしていない。

諏訪市の被災地を視察後、知事は「寄付金や補助金は分配に時間がかかる。緊急にお金を渡すことで何倍にも生きる」と説明。「現在は県が手袋や消毒液を用意しているが、地域によって必要な物は異なるはずだ」とし、支援に充てる金を緊急に必要な物資の購入などに活用してもらう考えを示した。

土砂災害などが起きた上伊那郡辰野町も視察。被害世帯の割合などの条件により災害救助法を適用されていない同町に対し「土砂の撤去など県として最大限の支援をする」と述べた。


議員

2006.07.23

知事得意の独善的パフォーマンスか

この度の大雨により災害を受けられた、岡谷地域・伊那地域・上田地域を始め県下各地の被災者の皆さんに心からお見舞い申し上げます。

また、亡くなられた皆さんにご冥福を申し上げます。

今回の災害は人災と言ってもよいと思う。危険な箇所と以前から指摘されていた箇所と聞いている。

当然ながら急傾斜対策や砂防事業を施していなければならなかったはずである。対策を講じていればこのような大きな災害にはならなかったであろう。

知事はこれらの事業を景観上とか生態系を守るためとして、コンクリートの施設は設置しないと言い続けてきた。

砂防事業とはほとんど国が費用負担されるが、県もわずかながら負担をしなければならない。

その負担をすることを拒み、何もしないで無駄な自分好みのところに予算を傾注し、結果的に県債の返済金にしてしまっていたのである。

地域住民の安全を全く考えておらず防災感覚はゼロである。この責任は大きい。

その責任を免れようとしているのか、今回の災害支援に向けて県が『大雨により被災されたかたがたへの支援』とタイトルしたメモを入手し読んで驚いた。

確かに被災者にとって見ればありがたい項目もある。しかし県がここまでやらなくても良いではと思う項目もいくつかあった。

そのなかで

「県道だけでなく、市町村道も併せて、土砂が流出した道路面の清掃は県が一括して行ないます。」

とある。

災害救助法が適用されているので、国は県にも市町村にも災害救助金が交付される。

県は県のエリアをしっかり復旧事業を施し、市町村はそれぞれの自治体に任せてもよいのではないか。

それよりもこのメモは誰が作成したのか。本当に被災者救援が目的であったのだろうか。

メモを作成し指持した人によっては、はっきり言って田中康夫氏であれば公職選挙法に抵触されることにはならないか。

2000人づつ2日間延べ4000人を職務執行でボランテア活動を行なうよう指示を出したと言う。

その上3737万円もの品物を購入したとも言われている。

被災者にとって見れば助かる面もあるが、すべて市町村と協議もなく市町村や現場では戸惑っていると聞いている。

すべてを否定するものではないが、知事得意の独善的パフォーマンスでその成果に疑問もある。

今回は知事選の最中である。知事としてなのか、知事候補者としての行動なのか判別は難しい。

やはり職務代理者を置き、知事候補者として専念するべきである。

知事と言う役職を利用し公金を選挙対策費として巧みに使用していると言っても過言ではないかと思われる。

職員派遣の執行命令も権力の乱用ではないだろうか。知事はしっかり説明する責任がある。

そして速やかに職務代理者を設置し知事選に向けて県民に3期目に向けての政策を訴えるべきではないか。

公務をしながら選挙戦を戦うことは、その心はみすかれている。堂々と戦うべきである。

投稿日 2006.07.23

http://tosimitu.blog.ocn.ne.jp/katsudo/2006/07/post_d714.html


7月24日(月)


豪雨災害独自支援 知事 先送りの意向


田中知事は23日夕、長野市内で開いた支持者との集会で、豪雨被災地に対し県独自に緊急の財政支援を行うとした方針について、

田中康夫

「私が決裁権者なので、地域の団体に支出すると、公職選挙法の(選挙)期間中なので限りなくグレーなんじゃないか、という意見が(庁内で)出てきた」

と述べ、先送りする意向を明らかにした。

知事は22日、

田中康夫

「寄付金や補助金は分配に時間がかかる。緊急にお金を渡すことで何倍にも生きる」

などとし、財政支援について被災市町村の首長と相談する考えを表明した。

県関係者によると、庁内で23日、知事に

「県費を受け取った側の投票行動に影響を及ぼしかねない」

といった意見があったという。

県の財政支援方針をめぐっては青山篤司出納長がこの日午前に県庁で記者会見し、

県民

「すぐに(財政支援する)というのは訂正したい」

と説明。

県民

「(県が)災害救助法を適用した(岡谷市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町の)3市町の被害把握に努めており、それに基づく救助費用の算定が事務的には先」

とした。

その上で

県民

「集落の立ち直りのため、コモンズ支援金の利用は十分に考えられる」

とし、市町村や自治会などから集会所や水路の復旧などに支援要請があれば

県民

「積極対応を考えたい」

と述べた。

同法を適用していない上伊那郡辰野町への財政支援は、取材に対し

「現時点で決まった形のものはない」

と話した。


清水洋議員

2006年7月24日

梅雨災害報告4

梅雨災害報告

梅雨災害報告

今日初めて中央道経由で小野地区に入ることが出来ました。

先日書いたように辰野の徳本水が陥没しているため通行出来ず、小野・川島地区へは中央道で塩尻インター経由かもしくは、県道辰野岡谷線を通って国道20号線で塩尻まで出て行くしかありません。

今日の発表では26日には徳本水のところが開通するとのことですから、そうなれば復旧ももっと進むと思われます。

小野地区では飯沼地籍で悲しいことに一人の方が亡くなられてしまいました。

たまたま自宅に帰ったところに土砂崩落が襲ってそれに巻き込まれたとの事です。

飯沼のコミュニティーセンターにご遺体とご遺族がおられたのでお悔やみを申し上げてきました。本当に残念です。

崩壊した裏山は斜度も少なくどうしてここがと言うような場所でした、地域の皆さんに聞いてもまさかあそこがと言う話でした。

現場では業者の方が2次災害の危険が未だあるなか作業をされていました。

ここはセンサーが2カ所に取り付けてあり、一応対策は出来ていましたが、まだまだ危険がある中での作業されている姿が頼もしく思えました。(写真左)

たまたま捜索に当たった方もおられたのでは話を聞きましたが、警察も自衛隊も本当に熱心に捜索してくれたと話していただきました。

午後は土木委員会の皆さんが現地調査に来られると言うことで同行させていていただきました。(写真右)

辰野では小横川と赤羽地区の視察そして箕輪では天竜川の被害状況の視察となっていましたが、小横川が降り続く雨で危険という判断で急遽調査場所を徳本水の国道153号線の道路陥没箇所に変更しました。

県の方針変更によりバイパス事業が中止になったまさにそこが今回災害にあったわけであり、政策判断のミスとも言える今回の災害はここではまさに人災と言えるのではないかと委員の皆さんに話をさせ頂きました。

とにかく辰野の皆さんはかなり多くの方がこの“真実”を知っています。口コミで広がっているようです。

今回の災害の特徴は私なりに見て回った事から、比較的起きにくい斜度の緩やかな斜面でも崩壊が起きている。

雨が止んでかなり立っているが未だに斜面に新たな亀裂などが起きている。

等が特徴的かと私なりに思います。

その原因は長時間比較的強い雨が続き、しっかりと雨が地面にかなり浸透してそれが今回の災害の引き金になったと言う気がします。ですから一時的に激しい降雨による災害といより長時間の降雨による災害という気がします。

この点については今後専門家の見解を待ちたいところです。

http://www.21styles.jp/adiary/diary1.cgi?id=next1&action=view&year=2006&month=7&day=23#7_23


議員

2006年7.25

やはり、おかしい被災地支援の仕方

昨日紹介したメモはよく読んで判断すれば、職員を命令でき、県費の使用を決済できる立場の人が作成したと思われる。

以下ご存知の方もあると思うが何項目かメモそのまま紹介してみよう。

  • 〇すべての避難所へ課長級等の職員がコンシュルジュ、昼夜2名ずつ常駐し、非難されている方々の何でも御用聞きを行ないます。

  • 〇すべての避難所へ医師・看護師・保健師・カウンセラーが常駐します。

  • 〇非難されている方々のために布団2000枚を購入します。

  • 〇避難所から先頭へ行かれる方々の送迎を行ないます。

  • 〇被災家屋かたづけ隊を編成し、土石流や床上浸水で泥をかぶった家の片付けをお手伝いします。併せて、消毒も行ないます。

  • 〇被災家屋の片付け等に携わる皆様に、軍手、救急セットをお届けします。

  • 〇今回の被災支援を手伝いたいと願う方々の受け入れ窓口を作ります。

2項目ばかりはしょりましたが、紛れもなくトップリーダーと思われる人しか書けない内容であると判断させられる。もし経戦局長であるならば、対策本部長でもなく越権行為となるであろう。対策本部長となれば知事自身であるが、中にはここまでやる必要があるだろうかと思われる項目もある。やはり知事か候補者かによっては公職選挙法に抵触するといわざるを得ない。

今日ある高校の先生にお行き会いした。21日(金)夕方6時ごろ電話が入り22日・23日被災地へ2名送るようにとのことであった。先生方は来年度志望予定者の高校訪問など諸準備がある上、土・日曜日でもあり手配がつかず、結局教頭と校長が1日ずつ担当したとのことであった。しかもボランティアと言いながら、経費は県がすべて負担するとのことである。やはりおかしい。本来であるならば臨時議会を召集ししっかり予算を組み議決後に執行するべきである。余りにもでたらめな県政運営である。9月定例会には専決報告の中身をしっかり精査しなければならない。予算執行者はいるかどうか分からないが、監査委員もよく法に照らし合わせた支払いであったか、事務事業であったか明確にさせるべきである。善良な県民の皆さんにもしっかりこの事実をお伝いするべきであろう。

投稿日 2006.07.25

http://tosimitu.blog.ocn.ne.jp/katsudo/2006/07/post_c83e.html


信州ヒグマ

何が違う?

2006年7月25日 Tue)

*何が違う?

18日から19日にかけての豪雨で、県内にも多くの被害が出ました。

これに対し県は様々な支援体制を取っているということですが…。

県職員延べ4400人派遣

諏訪・上伊那の豪雨被災地に

(22日)


県職員派遣

2200人が浸水家屋などで作業

(23日)

このこと自体別に文句はありません。

しかし、

>下諏訪町の担当者は

県民

「派遣要請はしていないのに、夕方、県から数百人が来ると聞き戸惑っている」

>閉庁間際に派遣を打診された岡谷市は

県民

「被災地は危険で、大量動員してもらう段階ではないと伝えた」

(小口昭彦危機管理室長)

という。

と、各自治体の要請もなく、詳細な話し合いもないままの一方的な派遣決定は、

>県職員からは、前日夕から夜にかけての急な派遣決定に不満も。

諏訪市内で家屋の片付けに参加した40代の男性職員は

県民

「派遣自体悪いことではないが、地元の要望を聞いた上でないと非効率」

と指摘。

23日に派遣される女性職員は

県民

「作業内容が分からないので、どんな道具を持っていけばいいのか」

と戸惑っていた。

といった現場での戸惑いを生んでいます。

指揮系統ですら

「現地で何をしたらいいのか把握していない」

状況での派遣には大いに疑問が残ります。

それにしても、

ぎりぎりのところでの悲鳴でさえある飯山市の「自衛隊出動要請」は「何処にどれだけ欲しいのかデータをよこさないから。」と無情に突っぱね、諏訪地方には「支援要請もなく、どれだけの支援が必要かの詳細データもない」ままに、現地が「どうやって受け入れたらいいのか」と惑うほどの素早さで千人単位の職員を派遣する。

県庁さん、この扱いの違いはなんですか?

豪雨の被災地に県独自の財政支援 知事が考え示す

(23日)


豪雨災害独自支援 知事 先送りの意向

(24日)

簡単な話です。

一言知事が

「この状況下では財政支援などに『公職選挙法』への問題が出る可能性があるので、県政に関する全権を代理権者(普通は副知事ですね。)に移譲し、知事選終了までいっさいの公務に参加せず、口も挟まない。」

と宣言して職務移譲すればいいだけの話です。

そうすれば先送りする必要もなくすんなりと「財政支援」する事が出来ます。

何でそれが出来ないんでしょうね。

それにしても中越地震被災者支援では「現金を渡すよりは…」と県民からの善意の寄付で様々なものを買い漁り、今回は「「地域によって必要な物は異なるはずだ」とし、支援に充てる金を緊急に必要な物資の購入などに活用してもらう」と仰る。

新潟の時だって「『被災者各人必要なもの』は異なっていた」はずで、あの時点でも現金で渡した方が「被災者に充分に活用してもらえた。」と思いますが…。

県庁さん、この扱いの違いはなんですか?

*少しは考えたら?

前回記事のコメント欄で、岡谷、下諏訪が県職員派遣を断ったことについて

康夫派

それが本当なら岡谷市長も下諏訪町長も馬鹿だね。

日頃の個人的主観の鬱憤を、県職員の労働力を断ったとしたら

市民・町民が受けられる県民益を首長が独断で無視したと言う事。

この災害時に持ち込んだ事、無責任な対応は重いぞー!!!

(全文掲載)

とか宣っている方がいらっしゃいますが、まともな状況判断が出来れば断って当然の話です。

日頃から訓練をしている自衛隊、消防団ですら「作業に難渋している」ような状況の現場に、百〜千人単位の「状況把握もできていない、何らかの訓練をしたわけでもない”ド素人集団!”が入り込めばどんな混乱を生むか。

二次災害、二次遭難の危険が増すばかりでなんの県民益にもならないことは、少し考える頭があれば分かりそうなものなんですがね。

http://sinshuuhiguma.fruitblog.net/?44c57cd119364


県民

田中知事のゴルフ場発言

投稿者:伊那

投稿日:2006/07/25(Tue) 06:52 No.244

山の人さんが言及したこの事柄、調べればすぐに分かることですが、地元の長野日報ですら指摘していません。

これは非常に大きなミスリードであり、ゴルフ場関係者や地元の人は抗議するとともに長野日報などに掲載を求めるべきでしょう。


県民

Re: 田中知事のゴルフ場発言

山の人

2006年7/25(Tue) 22:03 No.253

田中康夫

長野県は山国だからどこでも災害に遭う危険性がある。

そんな危険のある所に住む必要はない。

だから、お金をかけて、防災工事をする必要はない。

危険のある場所から出てくるのに支援すればいい。

以上が信州知事の考え。

地域を大切にするというのは、他人から見て、どんなところであれ自分の住まう地を愛し、美しくしていくこと。

信州知事には、残念ながらその意識はなさそう。

自分大事のパフォーマンスだけあるように思えます。


県民

山の人さんへ

伊那

2006年7/26(Wed) 06:23 No.256

仰ることは全部その通りだと思いますが、そうした主張はそうした情報を知らない一般の県民の心に届かないものです。

ネット上で知事を批判する人達の最大の欠点ともいえるでしょう。自分達は正しいことを主張しているのだ、で終わってしまってはだめです。それこそ「それは貴方のお考えで〜」で蹴飛ばされておしまいになってしまうのですから。他人の評価・判断の押し付けは受け入れられにくいものです。

田中康夫という人物が知事に相応しくないというこうした客観的事実を突きつけ、県民みずからがそう思うように仕向けていかないと、何も動きません。県民ひとりひとりが考え責任を取らない限りは件の体質も変わりません。

だからこそ、こうした客観的事実を広く知らせる必要があるのです。


風評被害で予約取り消し

諏訪中心部観光関係者ら不安

遊覧船の昼の便は、客2人だけを乗せ、ヨシが大量に浮かぶ湖を出航した(25日午後0時30分)

土石流被害があった岡谷市とは諏訪湖を挟んで対岸に位置する諏訪市中心部では、浸水被害からの復旧作業が進み、主な観光施設は営業再開にこぎ着けた。

夏の風物詩である花火イベントも予定通り行われるが、旅館などでは予約のキャンセルが相次ぎ、関係者は不安な表情を見せている。

諏訪市では、一時約2000世帯が床上・床下浸水となったが、現在はごみ処理も進み、美術館などの観光施設も通常通り営業している。諏訪湖温泉旅館組合に加盟する31軒の旅館も15軒で浸水被害が出たが、現在は4軒を除いて営業を再開している。

しかし、風評被害が広がり、旅館「浜の湯」では、営業再開した23日、予約で満室の予定が、半分しか埋まらず。通常営業を続けた旅館「ぬのはん」も、24日の予約の3分の2がキャンセルに。8月半ばの予約にも取り消しの電話があるという。「『土砂崩れのあるようなところには…』と電話口で断られる」と、従業員は頭を抱える。

諏訪湖の水位上昇や桟橋の損壊などのため運休していた遊覧船も24日に再開したが、再開初日、例年500人は来る客がわずか30人にとどまり、全16回予定していた出航は6回に。桟橋付近には、河川から流れてきた草木が漂う。同市貸船組合の国枝芳樹組合長(47)は「客が多い時期なのに1人、2人のために船を出す状態…」とため息をつく。

諏訪市郊外の霧ヶ峰高原でも、寸断された道路が復旧したが、「霧ヶ峰ホテル」の宿泊客は、25日も30人分がキャンセルに。林道哉支配人(60)は「ニッコウキスゲは今が一番きれいなのに…」と嘆く。

28日から9月上旬までの連日、諏訪湖を花火で彩るイベントが予定通り開催されるほか、全国から45万人が訪れる8月15日の諏訪湖上花火大会も実施される予定だ。諏訪の花火大会は、戦後の復興を願い、1949年の「終戦の日」に始まった。諏訪湖温泉旅館組合の上條潔理事長(62)は「終戦直後の消沈した人々を元気づけたという花火大会の原点に戻り、地域を元気づけられれば」と話している。

2006年7月26日

読売新聞

土石流「蒲原沢」上回る

5万5000〜6万立方メートル 岡谷の2か所調査

土石流に襲われた岡谷市湊地区(20日午前11時ごろ、岡谷市提供)

19日に死者・行方不明7人を巻きこんだ岡谷市湊の土石流は推定で土砂約6万立方メートル、死者1人を出した同市川岸東の土石流は同約5万5000立方メートルあり、ともに1996年12月に小谷村蒲原沢で14人が死亡した土石流(約4万8000立方メートル)を上回る規模だったことが、県諏訪建設事務所と独立行政法人土木研究所の調査でわかった。

両機関の専門家は市内3か所の土石流跡を目測して土砂量を推定。この結果、湊地区の土石流は小田井沢川で発生、幅約30メートル、長さ約1750メートル、厚さ約1メートルで、土砂量は東京ドームの容量(約124万立方メートル)の約20分の1だった。また、川岸東地区の土石流も幅約30メートル、長さ約1650メートル、厚さ約1メートルでほぼ同規模。

それでも「全国的に巨大とはいえない」規模で、被害が大きかったのは、発生現場下に民家が密集していた上、傾斜が急でスピードが落ちなかったためとみられる。

2006年7月26日

読売新聞

泥大量、長引く避難 豪雨災害

2006年7月26日

岡谷市で19日に土石流が発生し、死者・行方不明者8人を出してから1週間がたった。

不安定で大量の土砂が上流部に残っているため、市災害対策本部は「再発の恐れがある」として湊地区の避難勧告を続けている。

行方不明になっている花岡滋さん(75)の捜索は難航し、被災者は、泥をかぶった住宅の復旧作業にも取りかかれない。

大量の土砂が入り込んだ市立上の原小学校は臨時休校のまま、夏休みに入る。

避難所になっている市立湊小に、諏訪湖名物うなぎの(かば)焼きが並んだ。「土用の(うし)」の23日。夫と2人で避難している女性(69)は「ひどい災害のなか、みんな必死に支えてくれている」と言って口に運んだ。

ここの食事にけっして不満な訳ではない。ただ、1日3食配られるのは仕出し弁当が中心で、生野菜はない。「バランスを考えると、家族には自分が作ったものを食べさせたいのですが」と女性はため息をついた。

風呂は1日2、3回送迎バスが来て、諏訪市の温泉を訪れる。中年の男性は「普段は2日ぶりに入っても何とも思わないが、今はこれが気持ちよくて。極楽です」。25日も「避難所暮らしで一番の楽しみ」とバスに乗り込んだ。

しかし、避難所で世話をする花岡区の小口広明区長(62)は、日に日に疲れが増す住民たちが気がかりだ。

被災直後は手が震え、満足に会話できない人もいた。「土石流の恐怖から顔が引きつって見えた」。日を追うごとに表情は緩んだが、体育館で眠れない人が多く、イライラするようになった。「日差しを感じると表情が緩むが、雨だと顔が曇る。1週間で、そんなことまで分かるようになった」と小口さん。

町内会役員として広報を担当する松浦盛明さん(61)は、行方不明の花岡滋さんの話をすると、こみ上げる涙が抑えられなくなる。「住民はこの先の見通しが立たないから気持ちがめいる。避難勧告の解除へ、早く現場の安全を確認してほしい」と願う一方、「滋さんがまだ見つかっていない災害現場で、復旧作業はできない」というジレンマを感じるという。

避難勧告が解除された地域に住む女性(71)は久しぶりに自宅で一夜を過ごしたが、雨が怖くなり、翌日に避難所へ戻った。「しとしと降っていても、豪雨にならないかが心配。雨脚が強まれば、人を襲った土石流の怖さが頭をよぎって眠れない。避難している方がよほど安心です」

発熱や高血圧などで体調を崩し、救急車で病院に運ばれた人も10人ほどいる。多くは高齢者だ。女性(69)は「そんな姿を見ると、次は自分かもと不安になる。でも、娘夫婦のいる東京のマンションより、自然に包まれた我が家の方がいい」と話す。

避難所に、インターネットが使えるパソコンが設置された。

さっそく飛びついた男性は器用に操作しながら、

「今までは市や新聞から情報をもらってばかりだったが、これからは自分で情報が収集できます」

と喜んだ。

(矢鳴秀樹)

花岡さんに加え、行方不明の上田市、小林正子さん(57)の捜索も続けられている。

朝日

宿泊予約取り消し 浸水の上諏訪温泉

2006年7月25日

記録的な大雨で浸水被害に見舞われた諏訪湖畔の上諏訪温泉のホテルや旅館で、予約の取り消しが相次いでいる。

24日までに多くは営業を再開したが、この日も雨が降り、夏の行楽シーズンの出ばなをくじかれた格好だ。諏訪市の繁華街・大手町でも、ずぶぬれになった店舗の片づけが進められている。「8月の花火大会には盛り返したい」と、人々は「再起」を目指している。

岡谷市湊地区の土石流災害現場から10キロほど離れた温泉街。浸水は20日ごろに引いたが、多くの床上・床下浸水が出た。

約200人収容の「浜の湯」では温泉ポンプの修理が22日に終わり、23日から営業を再開した。従業員は朝から床やガラスを磨くなど準備を整えたが、宿泊客は満館時の半分だったという。

カリン並木が美しい湖畔の通りに面し、従業員が泊まり込むなどして休まず営業した「ぬのはん」では、会食の予約がほぼキャンセル。「あぶない所に家族はやれない」と、8月の予約取り消しも入っている。

地下室の機器類が浸水し、ラウンジの一部も水に浸った「油屋旅館」は24日から営業を再開した。キャンセル料は取らないと説明して予約客に様子を見てもらっているが、24日の雨で「やはりキャンセルします」と電話が入った。「今月の売り上げは平年の3分の1くらいになりそうです」と担当者は嘆く。

諏訪市観光課のまとめでは、上諏訪温泉や諏訪湖を昨年訪れた観光客は過去最高の380万人で、うち約100万人が8月に集中している。

諏訪湖温泉旅館組合によると、約60軒の旅館や民宿は22日に7割、24日に9割まで再開し、ほぼ通常の状態に戻った。周辺の観光施設も通常営業しているといい、「来月にはお客に戻ってきてほしい」と願う。

スナックや商店などが並ぶ大手2丁目。腰まで水につかった和食店「雫石」の藤原利枝さん(54)は小あがりの畳を上げ、壁をふいた。冷蔵庫がだめになったが、24日は2階だけで営業を始めた。近くでスナックなどを営むマイケル・グーズナーさん(42)は「機械類が全部だめになったが、何とか早い時期に再開したい」と意気込む。

大手二丁目商工業連合会(西沢克広会長、組合員約200人)によると、かなりの組合員が浸水に遭った。飲食店が入るビルのオーナーは「補修に100万円単位の資金が必要なお店もある。再開しても客が来ないのでは、借金だけが残ってしまう」と心配顔だ。

「観光客に訪れてもらうことが、地域の元気につながる」

と旅館組合。

西沢会長も

「お客さんがいないと活気づかない。8月15日の湖上花火大会でお迎えできるよう、何とか早く復興させたい」

と話した。

(矢鳴秀樹)
朝日

豪雨被害:教育熱心で信頼熱く 水害で死亡、林孝幸さんをしのぶ /長野

「林先生のようにありたいですね」。

茅野市立玉川小学校の古林修校長(58)は、水害で亡くなった岡谷市川岸東の林孝幸さん(享年75歳)をしのんだ。

古林校長は岡谷市立田中小学校で、教頭だった林さんに出会った。

「ものの善しあしやはっきりとした物言いが印象的だった」という。

「笑顔を作ってから教室に行きなさい」。ある日、林さんからそう言われた。

「渋い顔をしていたのかも」と古林校長は当時を振り返る。

岡谷市教育委員会嘱託職員の古畑美香さん(32)は、田中小時代、林さんの授業を受けたことがある。

「消しゴムで消すとかすが出るのは、紙が泣いているからだよ」と言われたのが、印象に残っている。

茅野市立宮川小学校で2年間一緒に教鞭(きょうべん)をとった経験のある林良一さん(74)は

「教育熱心で生徒を一人一人大事にしていた。信頼が厚かった」

と振り返った。

退職後は岡谷市教委で社会教育指導員として、後進の指導にあたった。

最近では地区のために、子どものお祭りなどを企画していたという。

【福田智沙】
毎日新聞

2006年7月26日


辰野町の土砂崩れ:「破顔千笑」メッセージ 根橋清香さんしのぶ−−辰野中 /長野

◇辰野中で全校集会

辰野町の土砂災害に巻き込まれて死亡した根橋清香さん(13)が通っていた同町立辰野中学校(坂口喜久夫校長)で25日、全校集会が行われた。

同校によると、坂口校長は生徒らに

「悲しい事故が起きてしまい、断腸の思いです。無事を願う祈りはかなわなかったが、同じクラスの生徒が折った千羽鶴のおかげで、(清香さんは)見つかったのだと思う。

あまりに短い命だったが、ご冥福をお祈りしたい」

などと話したという。

また、清香さんが生前に応募していた「破顔千笑」という言葉が、10月に開催される文化祭のメーンテーマに採用されていたことにも触れ、

「破顔一笑という言葉があるが、『笑いが一つでは足りない。悲しいことがあっても、みんなが笑顔なら、自分も楽しくなる。全校生徒の顔が、花開くように』

という意味が込められている。

清香さんが残してくれた大事なメッセージです」

と語ったという。

【光田宗義】
毎日新聞

2006年7月26日


清水洋議員

2006年7月26日

お知らせ

【お知らせ】

このページに直リンクを張っている皆さんへ

長野県のH12からH16までの災害対策予算の推移をアップしました。

左のメニューのトップページからお入り下さい。

長野県がいかに防災関連の予算を削ったかご理解いただけると思います。

この間に議会は何度となく予算の増額を訴えております。

議会のHPから議事録をご覧下さい。

なお、復旧した箇所にはどさくさに紛れて“木製ガードレール”が設置されました。

災害復旧は大原則は現状復帰と言うことですが、元々は鉄製のガードレールでした、3倍のお金がかかる木製ガードレールをなぜ設置したのでしょうか。

とりあえず余分なお金はかけず、もし余れば他の災害箇所にお金を回す事が最優先事項だと思うのですがいかがですか?

思い出しました、そう言えばどなたかの選挙公約にありましたっけ。

木製ガードレール。

何だかやりすぎのような気がします。

驚くのは応急の工事ですから路肩がしっかりしていないところに無理して木製ガードレールを施工したので、車が衝突するとそのまま川に落ちてしまう危険性があるのか、木製ガードレールの前に木製のバリアーを置いてあります。

素人目にはそう見えますが専門家の皆さんの御意見をお待ちしてます

(写真参照)

木製ガードレール

木製ガードレール

これじゃ意味のない事だと思いますが、それでもまだ木製ガードレールに拘りますか?

それとここを通過する皆さんにお願いですが、応急処置の道ですから最徐行で通過してほしいとのことです。

お願いの看板が少し通行の邪魔になるようにおいてあるのはスピードを下げてほしいからだそうです。お願いします。

それと笑い話にもなりませんが、私が思うに木製ガードレールは衝突すれば恐らく路肩から落ちると思います、実質的なガードレールにはなっていないと思われます、気をつけて走行下さい。

http://www.21styles.jp/adiary/diary1.cgi?id=next1&action=view&year=2006&month=7&day=26


県民

えっ!なんと災害対策予算60%も削っていたのですか!

これも信州知事にとっては、「無駄な公共事業」なんでしょうね!

結果が今回の岡谷、辰野の災害でしょうね。

信州知事が仕事をサボっていた結果ですね。

結果責任を取ってもらいましょう。

上伊那

7月26 22:20(水)


県民

あまり詳しくはないのですが、応急復旧のため本復旧まではこれまでどおりのような通行ができないので徐行を求めているのかと思います。

また、大型土嚢で復旧しているので路肩の安全が確保できないからそこかに車両が近づかないように柵をしているのかと。

ガードレールは、道路の標準仕様として、たとえ路肩に近づかないような処理をしても設置が必要なのではないでしょうか。

木製が必要かどうかは分かりませんが、本復旧時に災設置ができるものが望ましいと思います。

zu

7月28 0:00(金)


県民

鋼製のガードレールは再使用可能ですが、木製ガードレールは???

まさか3倍もの値段のものを、仮復旧で使い捨てなんて、まさかね…???

元土木関係

7月28 18:43(金)


県民

この現場ですが、きょう車で通りました。

写真どおり(当たり前ですけど)最徐行の看板、木製ガードレールの前に並べられたバリケード。

木製ガードレールは価格が通常品の3倍、耐用期間が通常品の半分で、通常品に比べて6倍の割高製品であり、清水県議が主張するように、機能回復を最優先とする災害現場でこれを使うことの合理性は全くありません。

聞いたところでは、道路管理を担当する人達は、高価なうえに事故が起こったときの保険対応等メンテナンスが非常に面倒で、この木製ガードレールを非常に嫌うそうです。

これだけの期間で製品を用意できたところをみても、多分木製ガードレールをつけるよう指示したのは県庁の幹部でしょうが、これらの看板やバリケードは、現地の突貫作業で苦労した建設事務所や業者さんによるイヤミじゃないかとすら思いました。

で、ここに木製ガードレールをつけたということは、本復旧は無しですか?

選挙があるので、終わるまでコメントが重いのでしょうが、潰された道路計画の話も含め、これに関する8月7日以降の日記を期待しています。

きたはら

7月30 21:30(日)


災害対策費(治山、治水、砂防関係)の推移

2006年7/26

1 最終予算ベース(単位:千円、%)
部局 12年度 12〜13 13年度 13〜14 14年度 14〜15 15年度 15〜16 16年度 12〜16年度
農政部 農地防災費 4,694,848 △7.8 4,330,055 △29.1 3,069,321 △33.3 2,048,462 22.0 2,500,111 △46.7
林務部 治山費 21,359,984 △18.5 17,410,833 △25.8 12,923,000 △28.4 9,254,629 24.5 11,517,875 △46.1
林務部 県単治山費 341,798 57.5 538,241 △19.2 434,814 △30.3 302,924 △3.2 293,297 △14.2
土木部 河川費 27,596,845 △14.1 23,708,643 △20.4 18,881,316 △14.9 16,076,917 △14.1 13,808,789 △50.0
土木部 うち河川改修費 12,822,139 △20.7 10,172,671 △15.1 8,641,300 △6.9 8,047,791 3.0 8,286,844 △35.4
土木部 うち県単河川改修費 3,812,718 △9.1 3,466,768 △15.3 2,936,335 △16.4 2,453,838 27.2 3,120,304 △18.2
土木部 砂防費 43,025,182 △23.0 33,120,861 △25.7 24,599,836 △20.1 19,646,273 11.2 21,850,506 △49.2
合計 97,018,657 △18.5 79,108,633 △24.3 59,908,287 △21.0 47,329,205 5.6 49,970,578 △48.5
2 決算ベース
部局 12年度 12〜13 13年度 13〜14 14年度 14〜15 15年度 15〜16 16年度 12〜16年度
農政部 農地防災費 3,793,838 △10.1 3,411,380 △14.4 2,921,684 △55.9 1,288,039 31.6 1,694,882 △55.3
林務部 治山費 17,893,734 △22.5 13,861,890 △17.2 11,481,227 △47.2 6,066,444 3.2 6,261,015 △65.0
林務部 県単治山費 341,798 57.5 538,241 △29.2 381,095 △50.6 188,402 △2.4 183,824 △46.2
土木部 河川費 23,229,915 △10.6 20,764,596 △25.2 15,537,341 △23.6 11,878,070 △23.4 9,103,796 △60.8
土木部 うち河川改修費 11,202,621 △25.5 8,341,947 △22.9 6,429,905 △24.5 4,855,447 △1.2 4,799,083 △57.2
土木部 うち県単河川改修費 3,703,950 △8.4 3,394,604 △20.9 2,683,892 △26.8 1,964,268 24.8 2,450,597 △33.8
土木部 砂防費 34,688,175 △22.9 26,735,547 △20.7 21,201,008 △41.6 12,374,124 5.0 12,998,401 △62.5
合計 79,947,460 △18.3 65,311,654 △21.1 51,522,355 △38.3 31,795,079 △4.9 30,241,918 △62.2
  1. 災害対策の中心をなす治山、治水、砂防関係の社会基盤整備費は、決算ベースで約800億円から約300億円と約500億円の減。

    これは何と、率にすれば6割以上の大幅ダウン。

  2. ダムをやめて河川改修と言いながら、国庫補助を受けた河川改修費は6割近いダウン。

    かつて、力を入れたと言っていた県単の河川改修費も実は約3分の2に。

    これでは、県民の生命財産を守る安全安心の社会基盤整備が進むはずはありません。

http://www.shimizu-hiroshi.com/abunaiyosan.pdf

220万人に問う:’06知事選 選挙どころでは… 災害対策、一つの争点に /長野

◇市民ら「選挙どころでは…」−−候補者が被災地で演説

8月6日投開票の知事選は、告示直前に発生した豪雨被害により、災害対策が争点の一つとして浮上している。

候補者は積極的に被災地に足を運び、演説でも災害対策を訴える。

被災地の住民からは対策を求める声が上がる一方、

「選挙どころではない」

との声も聞かれている。

【まとめ・江連能弘】

前自民党衆院議員の村井仁氏(69)は元防災担当相。

第一声は防災服姿だった。

各地の遊説では、田中知事が公共事業を削減して必要な対策を怠ったと主張する。

一方、現職の田中康夫氏(50)。告示日以降も現職知事の公務として、連日、県庁での大雨対策会議で指揮を執る。防災服姿で被災地にも足を運んだ。

両者は告示翌日の21日、政府調査団として県内入りした沓掛哲男・防災担当相をJR長野駅ホームで並んで出迎えるなど、災害対策への強い意識が感じられる。

被災地の反応はさまざまだ。

多数の死者を出した岡谷市湊地区。

避難住民の連絡先などのまとめ役をしている無職男性(61)は

県民

「災害対策は難しい。我々の想像以上のことだけに、県などに『防げ』と言っても限度がある。ただ、危険を察知できる手立てを考えてほしい」

と対策に期待した。

避難所から洗濯のために友人の家に向かう途中の主婦(42)は

県民

「起きてしまった災害は仕方がないが、事前に防ぐ方法を新しい知事へ望みたい」

と話した。

候補者の現地入りについて、諏訪市の男性会社員(29)は

県民

「現場を知ることで、より実態をつかんでもらえるので(来てもらえて)うれしい」

と歓迎。

一方、辰野町の男性は

県民

「知事選のことなんて全く考えられない。2人の候補は県内を遊説している場合ではないのでは」

と厳しい口調で訴えた。

毎日新聞

2006年7月26日


奥秋

2006年7月27日

豪雨災害県職員4400人派遣問題──その実態

市町村の足手まといにも

県職員は、いきなり派遣されても現地の様子がわからないので単独では動けない。したがって、地元の市町村の職員が案内することになる。

市町村は受け入れるための計画を、なにより先に立てなければならなかった。

県職員でもできるドブさらいや、畳を上げるなどの簡単な作業をすることになる。

県職員がいるのは22日、23日の二日間だけなのでその間にできる簡単な仕事を優先しようとする。その結果、大事な仕事が後回しになった。

いくら災害とはいえ、人の家に勝手に入り、家財道具を動かすのは問題だ。消防や警察だって勝手にやると問題になる。

その辺どうやったのかまだわかっていない。今後トラブルが浮上してくるかもしれない。

県職労はその問題を当局に指摘したのだが、とにかく派遣したい─で押し切られた。

二日目には作業の段取りがうまくつかなくて、諏訪湖の葦の片付けやごみ掃除をする職員もいた。こういった仕事は地元の業者の仕事にもなる。それを取り上げることにもなる。

近くの学校では中高生たちがクラブ活動をしていたし、被災していない多くの住民は普段どおり買い物やテニスのラケットなどを持って歩いている人がいて、なんでこんなことをやらなければならないのか?と緊急性に疑問を持つ職員がいた。

この日の職員の日当は、休日を振り替える形なので県財政から余計に出費されることはないが、県内各地から被災現場までの交通費は県費から出される。

これがいくらになるかは、いろんなところで聞いたが、見当もつかない

─ということだった。

勤務地から現地へは駐車場がないのでなるべく電車で行くように

─という指示が出ていたが、二日目は車で行く職員が多かった。

という声があるかと思えば、いや、最初から車で行った人のほうが多かったのではないのか?という人もいたりしてバラバラだった。

つまり、統制はとれていなかったということだろう。

現場に行った人の感想では、人力では多量の土砂に太刀打ちできず、重機がなければ話にならない。

重機は職員には操作できず、結局何のために行ったのか?


現地ではこんなこともあったようだ。

  • 「やる気の無いやつは帰れ!」といった体育会系のノリではっぱをかけられた。
  • 衣服の胸のあたりにガムテープを張り、そこに所属と名前を記入させた。
  • 市民に行き会ったら「県職員です。清掃作業にきました」と挨拶するように言われた。
  • 一方で、職員は普段首からぶら下げている名札があるので、それを着用するように─との指令も出ていた

という。

県民

こんなものをつけていると下を向いて作業をするのに邪魔ではないか

─などいう声も出ていた。

県民

帰るころに名簿が回ってきて、出欠チェックをしていた。

これも、

県民

そんなもの何千人も行ったのにチェックなんてできない

─という声もある。

県職労と当局の話し合いではそういうことはしないことになっていたそうだ。

さらに、知事の名刺を配っていた職員がいたという噂があり、これについては県職労が確認作業をしている。


とにかく、現場はかなりの混乱だったようだ。

今回の災害についての感想をある人はこんな風にメールしてきた。

伊那市の宮田村境の近辺の農道の土砂災害による通行止めや、伊那・駒ヶ根IC間の高速道路の不通、辰野PAの土砂崩落対応など、以前の建設業では考えられない対応の遅さが気になりました。

責任施行や縄張りという物が壊された結果、投資効果や責任意識の無い危険な現場に向かおうという意識が働くはずも無く、経費の担保もされないうちに危険な個所での作業が行なわれないのは当然だと思うからです。

以前であれば、災害の恐れが出た時点で、「まともな」土建屋なら危険な個所を自主的に巡視し、土石流の発生などがあり、消防団等が対応に走り出したときにはいち早く重機を現場に投入し、土砂の撤去や流路の確保を行なった事でしょう。

農道の事例であれば、おそらく、様子見を入れて、農道の通行止めは精々一日といったところだったでしょう。

その他の被災事例を見ても、災害原因の除去のタイミングが遅く、被害が長期化・深刻化している様子が伺われます。

体力の無い業界に、調子よく対応を要請しても、無理な物は無理、ですし、こんな時ばかり、と、言われるのは仕方の無い事です。

箕輪町での天竜川堤防の決壊も、自主判断や先見性の欠如した上層部がはびこった結果としか、思えません。いくら協定書を強調したところで、前提となっている確率雨量が書き換えられる状況であれば、それに沿う事が果たして妥当なのでしょうか?

大体、釜口水門の放水量を増やすチャンスは、少なくとも10時間以上の猶予があったはずです。それで、諏訪の水害がなくなったとは言いませんが、湖面の水位30センチメートルのアドバンテージと下流に対する危機分散を図れた事は間違いないと思います。

結局ツケをを支払うのは自分達である事を、県民として心していく必要を強く感じました。

なお、この災害対応の為の様々な委託業務(測量や調査)の発注については、不落が予想されます。

平時で100%の組織が災害時に十分に機能するはずがありません。

バッファーオーバーフローにより、不可解な行動を起こしかねません。この災害により、心を病む人が増えない事を願います。

また、災害に関係したテレビ会議を庁舎内で放映するのですが、そのばかばかしさに呆れました。

大体、報告といっても、FAXなどの文書で済む程度の事を、雁首を並べて語り合っているのです。

知事が対極的な視野から、市町村への要請を依頼するでもなく、県の対応方針を統一するでもなく、眠そうな所長・副所長を20人作り上げた災害対応は適切といえるのか?

疲労と不眠は、適切な判断を鈍らせる事を知らないのでしょうか?

知事の我侭(パフォーマンス)を満たす為に、行なっているとしか思えず、被災者・被災個所への配慮はまるで感じられませんでした。

本来であれば、諏訪・上伊那・下伊那の各地方事務所長・建設事務所長に対して、

諏訪の災害を早急に解決する為に、放水量は増やす。ゆえに、天竜川の堤防の見回りを強化しろ。

とか、指示・命令する場所なのではないか?と、思いました。

Posted by tuigeki

at 01:09

http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/51046182.html


高見澤敏光

2006年7.27

被災地支援の仕方に思う

豪雨被災地への支援策はいろいろ考えられる。地域の皆さんだけでは心身に多くの苦痛が重なるだけに、ボランティアなど外部からの応援も必要である。

まずは早急に現状復帰が急務である。県も積極的に支援することが必要である。県は支援策として「コモンズ支援金」を活用すると発表された。

私は積極的に支援策を講じていくことに異論は無い。唯、コモンズ支援金の活用はいかがかと思う。

災害救助法が適用された現在、救助法の制度をフルに活用することで、乏しい県の財政を幅広く有効活用できることになるのではないか。

決して被災地の復旧活動に手を貸すなと言っているのではない。県の予算の使い方について疑問を感じたからである。

コモンズ支援金の交付対象事業では、

  • 【1】先駆的でモデル性が高く、かつ他の地域への普及が期待される事業、
  • 【2】事業効果が広域市町村圏を超えて広範に及ぶものと認められるもの

、が主な対象事業とされている。

この交付要綱に基づいて県下各地から多くの申請があったが、認定されなかった事業が多く残っている。

その中には県からコモンズ支援金を活用した事業として申請するようにといわれ申請したにもかかわらず採択されなかった事業もある。

地域住民が川にたまった砂利の除去などに取り組む事業などを対象とするといっているが、それらの仕事は災害救助法内の仕事として適用されるはずである。

まずは国の制度を大いに活用することが必要ではないか。

「地域が立ち直っていく上で必要な事業」

と苦しい説明をしないで、また交付要綱の対象事業としてムリな解釈をさせるのでなく、県として地域の立ち直り策に対しての支援策をしっかり打ちたて支援していくべきことが必要ではないか。

その場限りの思いつきな行政では逆に県財政の破綻にもつながり、県民の本当の幸せを築き上げることは出来ないであろう。

為政者選びは大切なことである。

投稿日 2006.07.27

高見澤敏光

http://tosimitu.blog.ocn.ne.jp/katsudo/2006/07/post_284c.html


奥秋

2006年7月27日

知事として災害視察しながら、夜は個人演説会への行程

田中知事の”知事””候補”のクロスオーバー振りは問題だ。

26日にはこんなことをしている。

午前中は”知事”として会見を開いて(24日、25日に続いて開いている)、急遽東信地方の被災現場を、千曲市→上田市→小諸市 とはしごすることを明らかにして、夜は軽井沢で”候補”として個人演説会をしている。

県庁のある長野市を出発点にして、東信地方を駆け上るようにして自身の住所としている軽井沢に行っていることになる。

田中知事が立ち寄る各地に確かめてみたのだが、なぜ今ごろ知事が来るのか?それほど被害もひどくなかったのに─といった反応だった。

念のため言っておけば、地元県議にはいつものことながら何の知らせもいっていない。

普段だったら、知事選がなかったなら知事が行くことはなかっただろうところに田中知事は立ち寄っている。

知事の役目をこなしながら、候補者としての目的地にたどり着いているわけだ。二つの立場を都合のいいように混同している。

普通だったらこういうややこしいことは誤解を招くのでしないのが見識というものだが、田中康夫の場合は違う。渡りに船─といった感覚なのだろう。

以前問題になった、旅費の二重取り問題を思い出す。あのケースは知事とタレントとの立場がごちゃごちゃになっていた。

こういったことを見逃しているとルールは滅茶苦茶になる。これを皆がまねしたらどうなるのだろう。

田中康夫

7月26日(水)11:05〜11:25 県庁:表現センター

http://www.pref.nagano.jp/hisyo/press/20060726.htm

なお本日この後私、少し内部打ち合わせをした後、千曲市の桑原地区の避難所、今現在それぞれお家にお帰りになってますが、土砂が崩落を致しておりますので、この場所を訪れます。それから上田市で行方不明でらっしゃる女性の捜索現場、現在千曲川の鼠橋より上流付近を捜索を、警察、消防、また県職員、そして市の職員も出て、千曲川左岸側を中心に行っているということであります。車のバンパーが見つかったのがこの辺りの中洲ということで、ここで激励をする予定であります。

それから小諸市の方におきましても鴇久保の場所、ここも今一時帰宅中ではございますが、土砂が東信では比較的大きく崩落をした場所ですので、この場所を訪れる予定であります。


田中知事の日程http://www.pref.nagano.jp/governor/schedule1.htm
7月26日(水) 8:30〜 災害対策本部室 平成18年7月大雨対策本部会議
7月26日(水) 10:30頃 表現センター 梅雨前線大雨に関する会見
7月26日(水) 12:40頃 千曲市 土砂崩落現場調査(桑原地区)
7月26日(水) 13:20頃 坂城町 上田市行方不明女性捜索現場調査(鼠橋より千曲川上流)
7月26日(水) 14:00頃 小諸市 土砂崩落現場調査(鴇久保地区)

候補の動き

信毎 7月26日掲載

http://info.shinmai.co.jp/2006chijisen/2006/07/26_002055.html

【田中氏】 午前、県庁で公務。午後7時半、軽井沢町のホテルブレストンコートで個人演説会。

Posted by tuigeki

at 01:48

http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/51046274.html


県民

廃棄物何でも引き取ります

投稿者:上伊那

投稿日:2006/07/27(Thu) 22:48 No.270

県のホ−ムペ−ジに、長野県が災害で出たゴミを何でも引き取るとのこと。大変素晴らしい対応だと思います。

ところで、家電4品目を含め、燃やせるゴミも長野県が責任を持って引き取るとのことですので、まさか市町村にそのゴミを責任を持って燃やせ…とは言いませんよね。

諏訪の豊田の下水道処理場に仮置き場を作ったようですが、どうやって、長野県が処理するのでしょうか?

長野県は、ゴミの処理場を持っていませんから、どこに埋め立てるのか又はどこで焼却するのか清水県議さんしっかりと調査してください。

まさか、市町村に処理させるとはいわないでしょうね!

まして、災害ででたごみは、被災された県民が一番その処理をどうすればよいか悩むところです。

「信州廃棄物条例」の理念の下、長野県が責任を持って処理することを信州知事に確約させてください。

間違っても、自分の選挙対策に利用するような災害ごみ処理の誇大広告を県のホ−ムペ−ジに掲載するようなことは慎むべきです。

清水県議さん、実態を至急調べてみてください。驚くような内容だと思います


県民

Re: 廃棄物何でも引き取ります

更科の住人

2006年7/27(Thu) 23:10 No.271

一般廃棄物は、市町村が処分すべきものだと思うのですが、それまで、長野県が処分するのですか?

それはそれで、おかしい気がします。

ゴミが出たわけではない市町村の住民も、処分費を負担していることになる、ということですよね。

「この機会に、いらないものみんな出しちゃえ」状態のところもあるようですけど。


県民

Re: 廃棄物何でも引き取ります

 

2006年7/28(Fri) 19:06 No.276

被災した方のことを考えれば今回の措置は適切といってもいいと思います。緊急避難として県が直接処分するのもしかたないかもしれません。

ただ、どうみても水につかったとは思えない家電類も持ち込まれてるようです。

ノーチェックだそうですから。

ちょっと昔、あるスーパーで偽装国産牛肉の払い戻しにレシートなしで自己申告でも払い戻しをしてパニックになったことがあります。

こういうことすると絶対悪用する人が出てくるもの、ということを県の偉い人たちは覚えてないんでしょうか。

それも承知の上で受け入れる、というんならそれはそれで立派ですが、後始末がどうなるのか心配。

もしかしたら全国から廃家電が押し寄せてきませんか?


県民

Re: 廃棄物何でも引き取ります

あはは

2006年7/29(Sat) 12:06 No.283

>長野県が災害で出たゴミを何でも引き取るとのこと

そんなわけないでっしょ。

「市町村と連携して」ってHPにも書いてありますよ。

集めるだけ集めて最後は市町村へツケ回し作戦と見ましたが。

「引き取る」ってところがミソで処理するって書いてないのだから。

置場を提供しただけ。結果はじきに分かります。


県民

Re: 廃棄物何でも引き取ります

上伊那

2006年7/29(Sat) 20:01 No.284

>276さん

「あはは」さんも書き込みいただきましたが、長野県は、廃棄物処理施設を持っていません。

…ということは、選挙対策で、「廃棄物を何でも引き取ります。」といっておいて、最後は、市町村に、ゴミ処理を押し付けることが見え見えですから、清水県議さんに、しっかりと調査し、「長野県」が処理することを明確にさせてほしいのです。

間違っても、県のホ−ムペ−ジで、「長野県」が引き取ると明言したのですから、長野県が処理すべきです。

ちなみに、中越地震、水害にあわれた新潟県では、それぞれの広域連合で、ゴミの仮置き場を設置し、市町村の責任で、計画的に処理したと聞いています。

…信州知事の嫌いな焼却場で。

勿論、今の諏訪地域の市町村は、そこまで手が回らない状態だと思いますが、市町村の皆さんはそれぞれ現場での活動で手一杯かと思います。

頑張ってください…としか言いようがありませんが、頑張ってください。

しかし、長野県が収集した災害ゴミは、長野県知事の責任で処理させることが、必要です。

知事選挙に利用しようとする意図が見えているだけに腹がたちます。


県民

Re: 廃棄物何でも引き取ります

更科の住人

2006年7/30(Sun) 19:16 No.292

ある県職員の方から聞いたのですが、県が「責任を持って」収集した廃棄物は、一旦、東洋バルブ跡地に集められているとか。

でも、諏訪市としては、直接、処理施設に持ち込んでもらったほうが楽、と感じているとのこと。

(運搬が二度手間だから)

市町村が主体となって行い、県は裏方に回るほうが、市町村もやりやすいのではないか、と感じました。

(金銭的な援助にするのがいいか、人的援助がいいかは、議論がわかるでしょうが。)

でも、人的援助といっても、最終的にはお金の問題になるのですが。

(県職員を派遣したって、ただじゃない。それに、他の業務が滞りますし。)


県民

Re: 廃棄物何でも引き取ります

伊那

2006年7/30(Sun) 20:57 No.296

廃棄物回収は県庁ホムペによると明日31日の午後4時までだそうで。えらく中途半端ですね。

でもって、連絡先が諏訪地方事務所になってますが、伊那や長野での災害の場合も諏訪なんでしょうかね?

どうせ経営戦略局で作ったPRビラでしょうけど、知事のお友達のくだらない絵なんかに気を使うのであれば、こうした細かなディテールにこそこだわりを見せるのが真のサービス精神でしょう。

もちろん諏訪地方事務所には経営戦略局の暇な方々が詰めてらっしゃるんでしょうね。

ああ、経営戦略局は選挙工作で大忙しでしたか。

何しろ今の知事が落ちればお先真っ暗な人がたくさんいるでしょうから。


地方事務所別農作物等被害速報〔7月28日午後5時現在〕
区分 市町村 被害金額 主な被害作物等
佐久 被害報告なし    
上小 長和町 240万4千円 水稲、ニジマス、ヤマメ
諏訪 岡谷市、諏訪市、下諏訪町、茅野市 6517万4千円 水稲、トマト、きゅうり、カーネーション
上伊那 伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村、中川村、宮田村 2832万4千円 水稲、スイートコーン、ネギ、ピーマン、ブロッコリー
下伊那 飯田市、阿智村、大鹿村 24万3千円 水稲
木曽 大桑村 7万9千円 水稲、大豆
松本 松本市、塩尻市、安曇野市、山形村 1577万3千円 水稲、レタス、加工用トマト、ブロッコリー、パセリ、ニジマス
北安曇 被害報告なし    
長野 長野市、須坂市、千曲市、小布施町、信州新町 11億4699万5千円 水稲、りんご、もも、ながいも、トルコギキョウ、加工用トマト、カラー、ケール
北信 中野市、飯山市、木島平村、野沢温泉村、栄村 3億3882万6千円 水稲、りんご、もも、アスパラガス、プラム、きゅうり、スイートコーン、大豆、りんどう
合計 28市町村 15億9781万8千円  

大雨被害 夏野菜も被害 県産レタスは出荷半減、小売価格も高騰

2006年7月28日(09:20)

豪雨の影響で、出荷の最盛期を迎えているレタスやキュウリなど夏野菜の収穫量が大幅に落ち込んでいる。強い雨で葉が傷ついたり、病害被害が出たりしたためだ。特に、この時期の出荷量で全国7割のシェアがある県産レタスは、南佐久地方などの出荷量が7月上旬の水準から半減。全国的な品不足で県内のスーパーなどでも野菜価格が高騰しており、生産者、消費者双方から悲痛な声が上がっている。

全農県本部(長野市)園芸販売課によると、県産レタスの今週の出荷量は1日平均約7万ケース(1ケース16個)。収穫が順調だった今月上旬の約14万ケースから半減している。

主産地の長野八ケ岳農協(南佐久郡南牧村)では、7月上旬のピーク時に1日5万―6万ケースだった出荷量が、3万―3万5000ケースに。レタスの中心部を守る外側の葉が雨で落ちてしまったり、傷ついた個所から病害が広がった。畑がぬかるみ、収穫作業ができなかったことも影響したという。

南佐久郡川上村の農業男性(27)は「1000ケースの出荷予定がゼロになった場所もある」。今後、日照不足による野菜の変形や病害の拡大も心配され、「すべて天候次第。殺菌や病害防除で被害を最小限に食い止めたい」と話す。

最盛期を迎えたキュウリの産地も深刻だ。みなみ信州農協(飯田市)によると、豪雨に見舞われて以降、管内の農家からの出荷量が減少。同農協が集計した26日の飯田市内からの出荷量は約10トンで、前年の同じ日より約6トン少なかった。同農協は「例年なら10月まで収穫できるが、今年は8月を乗り切れるかも不安」(生産部)と言う。

産地の収穫量の減少を受け、野菜の小売価格は大きく上昇。長野市内のスーパーでは、レタスが1個150―200円、キュウリが1本50―60円と前週に比べ約1・5倍に値上がりした。買い物に訪れた上水内郡信州新町の主婦(53)は「毎日の食事に必要なので高くても買わなくてはいけないが、家計が苦しくなる」と嘆いていた。


大雨被害 土木関係の被害9億円 岡谷市が速報値発表

2006年7月29日(10:09)

岡谷市災害対策本部は28日、今回の豪雨災害による道路や河川、上下水道の市関係分の被害状況について、27日現在の速報値を発表した。被害総額は9億1700万円に上った。

道路は、川岸地区や湊地区で発生した土石流災害現場の市道を中心に、舗装のはがれやのり面の崩壊など34カ所で計5億1000万円。補修が必要な河川は湊地区の小田井沢川や八重場沢川の一部など16カ所で計3億1800万円、上下水道は22カ所で計8900万円となっている。

大雨被害

波田町の被害 復旧に1億余 道路や河川など

2006年7月29日(10:15)

波田町は28日、梅雨前線豪雨による町内の被害状況を発表した。

住宅の床下浸水は25棟。

被害を受けた林道や河川、上水道取水施設などの復旧に総額1億800万円余が必要になる見込みとしている。

同町では、中沢川から黒川堰(せぎ)に土砂が流出。黒川堰の川底が上がって水があふれ出し、水上、横町両地区を中心に床下浸水が相次いだ。復旧事業費は、路肩崩落や土砂流出などが起きた林道10カ所で4770万円、町道4カ所で3142万円など。

この日の定例会見で太田典男町長は「黒川堰と中沢川の合流地点は災害常襲地域で抜本的な対策が必要」とし、今後、業者や地区住民を交え、対応策を検討する方針を示した。

長野県のすごさ

2006年7月29日 10時41分19秒

今回の諏訪地方を中心とした災害に対して、長野県の職員を7月22日(土)と23日(日)にそれぞれ2200人、合計4400人を公務として派遣して話題になった。

聞くところによるとこの4400人は県職員の9割を超える数字だと言う。

ようは1人1日は「行ってこい」という感じだ。

実際の諏訪地方などの担当部署の職員がいたり、実際に被災している県職員もいるだろうから、まさしく1人1日に近い勘定だと思う。

これも地震などのように人手がなくて緊急性が高いときに、すぐにでも…というのならわかるがどうも違うようだ。

そのへんについては、長野県職労のホームページに記事があるからそちらを参照されたい。

いずれにしても市町村から依頼を受けての行動ではない。

それも相手側の市町村にも21日の夕方知らされたという。

もちろん、県職労のページにあるように、職員への要請は前日の夜になってからのことである。

時、県知事選挙のさなかである。

「やるなー、康夫くん」てなところだ。

が、しかし、こんなことがまかり通っても、「業務命令」ともなると、けしてよく思っていない職員も表立った反論をしない(できない)ようだ。

県職労が派遣規模の人員をどう出したのか、と質問しているが、これはどう考えても1人1日を目安にしている数字としか思えない。

おそらく田中康夫帝国が確立されていくのだろうが、まさかとは思うが、この派遣要請に出た人と出なかった人ですごーい格差が与えられるやもしれない。

そんなことを職員も計算しているに違いない(失礼)。

ところで最近の長野県は本当にすごい。

何がすごいかといえば、長野県のホームページだ。

今回の災害にかかわるデータのオープンさ、アピールさである。

大雨対策本部会議の議事録どころか、何時間もの録音がすべて公開されている。

こんなものをチェックしている人も世の中にはいるのかもしれないが、このデータ量はすごい。

さらには、例えば

「大雨で被害を受けた農家に直接お伺いする田園ローラー作戦を展開し、復旧作業をお助け隊がお手伝いしています!」

てなページには、こんなに長野県は貢献しているぞ、みたいなまさしくアピールが延々と続く。

そんな暇なことをしていて気がついた。

田中康夫

「災害でお困りの皆さん “廃棄物”なんでも24時間 県が無料で引き取ります」

なんていう字がでかでか躍っている。

そこまで県が率先して動いちゃうんだ、と驚く。

実際地元の自治体とどういう調整をしているのか知らないが、まさか地元を飛び越して県がやっていることはないと思うが…。

地元の自治体は職員数も少ないし、県ほど大胆なことはできないのはわかっている。

とはいえ、あまりに県が動きすぎると、「役場は、市役所は、何をしているんだ」という住民の不信が湧くともかぎらない。

どうも田中康夫という人は、「市町村なんてなくてもいい、県がみんなやるから…」みたいな意識が根底にありそうだ。

県知事選挙に触れて、村井仁候補が「県は市町村のサポート役」と言うのに対して、田中康夫は村井仁候補が道州制を視野に入れていることに触れて

田中康夫

「『信濃の国』が歌えなくなっちゃうんですよ」

(別に歌いたくないけど、わたし)なんていうことを言って、県は必要だと声を大きくしている。

なぜ財政的に厳しくても職員を減らさないのかよくわかる。

ようは市町村の代わりを県がしていくから、「市町村の職員は減らしてもらっていいから、県がやるよ」みたいな構想があるに違いない。

基本的に県と市町村は対等だなどと田中康夫は言っているが、その役割を無視してどんどん市町村に踏み入っているんだから対等などというレベルではない。

トップページの記事一覧を見ていて、こんなものもあった。

「価格表示認定制度 認定店のご紹介」

といって

「ガソリン等価格表示認定式を実施! 26店舗を認定しました。ガソリン等の価格を適正に表示しているお店を紹介します。7月25日現在の認定店は 28店です。」

と紹介されている。

確かに長野県のガソリンスタンドは価格が表示されていないのが一般的だ。それは確かに許せない。

しかし、県が認定制度なるものを掲げて認定店をおもむろに紹介してるのには疑問がある。

「何様のつもりなんだ」と印象を持つのはおかしいだろうか。

役割分担を無視する長野県。中小民間を最も圧迫している大企業は、実は長野県なのである。

(これだけの職員をパッと出せる、これだけのデータを持ったホームページがどんどん更新される、etc…。長野県職員に本当に求められる仕事とは何だ。

○○お助け隊とか、○○目安箱とか、「何だこの変な県は」…)

http://blog.goo.ne.jp/trx_45/e/0d43d212eb7797424a0394f298e4994a


豪雨被害:道路や橋など、2090カ所287億円−−公共土木施設の被害 /長野

県が29日にまとめた被害状況によると、道路や橋などの公共土木施設の被害は2090カ所で約287億円となった。

04年の台風被害とほぼ同額となっている。

人的被害は死者が岡谷市の8人、辰野町の3人で計11人、行方不明者は辰野町の1人、上田市の1人で計2人、重軽傷者は1市2町で計20人となった。

19日午後の土砂崩れで死亡した中学2年の女子生徒とともに巻き込まれ、重傷を負った父親(47)、同日朝に避難途中でかかとを痛めた男性(33)など4人が追加された。

一方、気分が悪いと訴え病院に搬送された2人が災害と関係ないことが分かり、除外した。

避難勧告は岡谷市湊地区1カ所で、137世帯350人が避難。

自主避難は9市町村の12地区で、27世帯72人が避難している。

住宅被害は、全壊が5市町で22棟、半壊が2市町で24棟、一部損壊は5市町で24棟。

また、県は同日、避難所生活者を対象に、県営住宅を1泊2日または2泊3日で利用できる支援を始めた。

水道や風呂、ふとんなどを利用できる。

【江連能弘】
毎日新聞

2006年7月30日


清水洋議員

2006年7月30日

災害復興

箕輪町でも先週あたりから各地でボランティアの皆さんが入り災害からの復興が始まりました、お陰様で大部分の地区では片づきましたが、まだまだ大規模な土石流にあった北小河内地区などでは時間がかかりそうです。

住宅が一段落すると、農地などの被災を受けた復旧がこれから本格的となってきます。

果樹園などでは消毒ももちろん行われているのですが、気温が高くなるこれからが心配です。

書き込みを頂いた木製ガードレールの件ですが、ここまでの経過などを少々まとめレポートを現県政に批判的な仲間の県議の皆さんにメールで送りました。

(ただしメルアドの公表されている県議だけですが)

これは選挙は終了し次第PDFか何かにしてアップしたいと思います。

本当は選挙期間中だから見てほしいんですが、そうもいかない日本の選挙制度に不満を感じてます。

とにかくあと少し 頑張ります。

それから清水保幸さんのHP(http://www.yanbo.jp/)に災害で発生した廃棄物の処理について県側の対応に対して意見が寄せられてます。

この件ちょっと注目です。

http://www.21styles.jp/adiary/diary1.cgi?id=next1&action=view&year=2006&month=7&day=30


県民

水害廃棄物の受け入れ

投稿者:上伊那

投稿日:2006/07/30(Sun) 19:32 No.294

県の水害廃棄物の受け入れが、31日午後4時で終了するとのことですが、まだまだ水害の片付けはこれからではないでしょうか

何故、受け入れを止めるのでしょうか?


県民

Re: 水害廃棄物の受け入れ

上伊那

2006年7/30(Sun) 19:57 No.295

追記

先行きの見通しも無く、選挙対策で、人気取りにやってはみたものの、これから先の処理ができないことがわかったためでしょうね!

今回の災害対策一つをとってみても、市町村との連携もなく職員を派遣してみたり、湊地区の土石流を上流部のゴルフ場のせいにしてみたり、しっかりとした展望の無い信州知事に振り回される長野県の実態は、情けないです。

豊田の下水処理場に集まった災害ゴミは、どう処理するのでしょうか?

結局は、市町村に押し付け、自分は、かっこいい、おいしいところだけで、後は市町村に押し付けて、食い逃げすることが見えているだけに、腹ただしくなります。

何故、最初から、「市町村と連携して、仮置き場は県が用意しました」といえないのでしょうか

県のホ−ムペ−ジからは、あたかも長野県が全責任をもって、受け入れて処理するかのように書いていますから、今回の災害ゴミは、やれるものなら、信州県の責任で処理させてください。

… 処理施設も無いのですから、できっこないですが


県民

Re: 水害廃棄物の受け入れ

長野の廃棄物問題屋

2006年7/30(Sun) 23:55 No.299

ヤンボさんへ

私も市町村災害廃棄物処理について少し囓りましたが、確か市町村が収集処理した経費に関して特別の国庫補助があったはずです。

収集処理した廃棄物の内容を確認して、災害で生じた廃棄物と一般生活で生じた廃棄物の比率を算定し、災害廃棄物は国が、一般生活廃棄物は市町村が費用負担することになると記憶しています。

それも不必要な作業が追加されていないか、国は査定したと思いました。

今回豊田に集められ処理される廃棄物は、これらの査定作業はどのように行われるのでしょうか。

国の負担にできないと査定された部分は市町村負担になったと思いましたが、今回は県と市町村とどちらが負担するのでしょうか。

災害地域への支援なので、県からの一定の支援は必要と思います(当然、他地域の災害にも公正公平に支援を行うべきです)が、このような情報を公開し県民の意見を集め」、理解を求めていくことが必要ではないでしょうか。


清水保幸議員

Re: 水害廃棄物の受け入れ

清水保幸

2006年7/31(Mon) 10:02 No.302

調査して報告します。


県民

Re: 水害廃棄物の受け入れ

岳麓人

2006年7/31(Mon) 12:22 No.303

昨日、災害ボランティアで岡谷に入りました。

湊地区や川岸地区の大きな土石流の現場ばかりがクローズアップされていますが、まだまだ復旧する場所が沢山あります。

昨日も土砂の中からいろんな物を掘り出しました。

生活に必要な物ですがとても使えません。当然廃棄となります。

県ではこの実態を把握しているのでしょうか。

受け入れ終了と聞いて腹が立ちました。

この週末にボランティアに入った県職員は『強制』ではなく、純粋に一日でも早い復興を願う職員だと思います。


議員

Re: 水害廃棄物の受け入れ

清水保幸

2006年7/31(Mon) 16:22 No.305

ご苦労様でした。

有難う御座いました。

県職さん達の気持ちを御理解頂き本当に嬉しいです。

明日、また現場に行く予定です。


県民

Re: 水害廃棄物の受け入れ

あはは

2006年7/31(Mon) 21:13 No.310

›何故、受け入れを止めるのでしょうか?

ホムペのヘッドラインからおちたから。

おかしなポスター貼り終わったから。

処理する施設が県にないから。

県がやったら補助金がもらえないから。

ゴマすりの賞味期限になったから。

やめる理由はいっぱいあるから。


県民

Re: 水害廃棄物の受け入れ 理解しかねる

一県民

2006年8/03(Thu) 10:21 No.338

県が直接一般廃棄物を収集処理することが理解できません。

補助金ならまだしも。清水議員はじめ県の議員には、関連予算案あるいは承認に対しては否決し、田中知事はじめ県幹部の責任において処理費用を出させるべきだと思います。

次に家電リサイクル法との関係はどうなるのか調査していただきたいと思います。家電は災害と関係なく持ち込まれているものが相当あるともいわれています。それらを含め家電の処理費用については無償ということになり法律逃れで、それに県が加担して、結果田中康夫候補の県民に対する寄付行為になっているのではないでしょうか。公職選挙法違反のおそれがあります。違反まで至らなくても不適切ではないかと思います。

一般廃棄物を処理することは大事ですが、基本的に市町村が行うべきで、それをバックアップするのが県だと思います。逸脱しているばかりか、二重(家電リサイクル法および公職選挙法)の法律違反のおそれがあるのではないかと考えます。

理解しかねる県民からでした。清水議員の奮闘を期待します。


県民

Re: 水害廃棄物の受け入れ

岳麓人

2006年8/05(Sat) 20:42 No.360

今日、また、岡谷に災害ボラ行って来ました。

朝の受付時には少人数で先週とはえらく違うなぁと思っていると、県の職員は直接湊地区に入るとのこと。やぁ大変だぁ〜。

当然自分たちも湊地区へ!

と思ったら

「川岸へ行ってください。」

行ってみるとまだ山のように住宅に土砂が残っていました。

みんなで一生懸命片付けました。

「県の方は、湊地区に入れるようになったら、川岸地区のことは忘れてしまったようだ。」

とある人。

市役所に帰って来た時、

「県の職員が狭いところへ大勢入り過ぎて、重機の作業に邪魔になって仕方なかったよ〜」

と、また違う人が話していました。

いろいろあるが、がんばれ岡谷、諏訪はひとつだぞ〜!!


災害現場の木製ガードレールに関する考察

2006年7-31 01:06:55

前に触れた徳本水の被災現場は、25日の夕方に完成して一般開放となった。

まずは現場に携わった関係者各位にお疲れ様と言いたい。

そして物議を醸しているのが、災害仮復旧の現地に木製ガードレールが設置されていて、「最徐行」の看板と、木製ガードレールの道路側に折りたたみのバリケードが置かれているということ。

現地を見た清水洋県議が

議員

>余分なお金はかけず、もし余れば他の災害箇所にお金を回す事が最優先事項

http://www.21styles.jp/diary/next1/index.html#7_26

としてこれに異議を唱えているが、その主張は尤もであり、災害復旧は原型復旧が大原則である。

工事現場を見ていないので何とも言えないが、一般の道路工事においては、路床の上に路盤材(一般には下部にクラッシャーラン、上部に粒度調整砕石)を敷き、その上に舗装をかけるが、延長約60m、幅約6mの車道がすっぽりと抜け落ちたのであるから、そこを一週間足らずで完成させるには、どうしても締め固め、転圧が通常に比べて不足している可能性が大きい。

増して路床も抜け落ちたのだから、恐らくトンパック(大型土嚢)で河川との締切をして、その施工性から、おおかた締まりのよい砂を路床材に、あるいは路盤材にも用いているのだろう。

現地に「最徐行」の看板が出されているのは、路盤路床が通常の所よりも締め固めが弱く脆いためであろうし、ガードレールの車道側にバリケードが出されているのは基礎が弱いためであろう。

あくまで通行の確保を目的とした仮復旧ゆえに本来の道路に求められる品質を満たしていない点があるのはやむを得ない面があり、それを杓子定規に咎めるのはかえって野暮である。

しかしそれが許されるのは、あくまで応急の仮復旧だからという前提であり、そこに木製ガードレールが設置されるとなると、話はまた変わってくる。

それは単に、車窓からの景観ありきの木製ガードレールの手前にバリケードが置かれているという滑稽な図によるものだけではない。

今の長野県土木部のNo.1である原部長は、かつて国土交通省に出向して災害査定官を務めていた。

No.2の北原技監は災害事業を総括する河川チームリーダーでもある。

木製ガードレールが災害仮復旧の場に適切か否かは現地入りするであろう災害査定官が判断してくれるだろうが、適切でないと判断を下した時、その差額分は県が出費することになり、災害査定官を経験している原土木部長は、ひいては県は面目を潰すのではないだろうか。

長野県は田中康夫知事の肝いりで木製ガードレールの設置計画を作っているが、なかなか進捗が思わしくない。

木製ガードレールが似合う風景が案外と限定されているという点があるが、それ以上に木製ガードレール設置が上からのお仕着せでしかなく、現地機関側が木製ガードレールを基本的に歓迎していないという点が大きい。

理由はいくつかあるが、いずれも維持管理上での実務上のものだ。

かつて飯山市の国道の事故で木製ガードレールが破損した時、木製ガードレールが保険の対象にならないということが問題になったことがある。

単価が高いということは、当然ながら修理代も高くなり、維持修繕の予算枠が限られている現状において、できるだけ設置そのものを避けたくなる。

駒ヶ根市の県道の歩道には十年ほど前に設置された今のものとは別タイプの木製の手すり(転落防止柵)があるが、今では腐敗と破損が進み、その手すりには「触らないでください」と書かれた貼り紙がしてあるという笑えない冗談のような話もある。

日本において、公を官だけで担い賄う時代は終わったのであり、その時流をはっきりと読んだ小泉内閣が郵政民営化を打ち出してイギリス的手法で昨年の衆院選に大勝したことがそれを実証した。

田中康夫知事もそれを感覚的に読みとっていたであろう一人であり、小泉内閣が衆院解散すると同時に小泉自民の大勝を予言した。

しかしその後の合理性のない行動が田中康夫知事の行動心理を物語っている。

長野県では道路や河川で地元の人たちに通常の草刈り等の管理を委ねるアダプト制度が積極的に推進されている。

そこには道路や河川の維持管理のコストが大きくなりすぎてしまい、一方でお役所の財布が小さくなり、道路管理者や河川管理者だけでメンテナンスを賄いきれなくなっていることが背景にある。

コストパフォーマンスにおいてCALSという考え方が一般化し、製造建築だけでなくメンテナンスまでトータルでコストと見なすのが当たり前の御時世で、木製ガードレールはメンテナンス面の評価が非常に弱い商品である。

おまけに同種の木製ガードレールに比べて倍以上の割高という市場面での問題点があり、市場原理を適用できない商品でもある。

県では折角の知事の肝いりの木製ガードレールが、なかなか設置されずに在庫がだぶついていた。

そこへきて今度の災害、田中康夫知事の覚えめでたい北原技監が木製ガードレールを担当する道路チームの担当を動かし、災害現場に木製ガードレールを設置するよう強く求めたのだとされている。

そこに経営戦略局、更には田中康夫知事の意思が介在したかは不明だが、意思が介在したとするよりも、上のポストを狙う立場にある北原技監サイドが田中康夫知事や県幹部の歓心を得ようとして取ったスタンドプレイだとする方が無理がない。

そうしたスタンドプレイを行う人物はどこにでもいるし、実際そうして出世していく者も多い。

辰野町は同じく被害を受けた岡谷市・諏訪市・下諏訪町と異なり被災の特別措置認定を受けておらず、それでいて施設の被災が多い。

つまり今の辰野町は、災害復旧のためのお金がいくらでも必要なのにそのお金が無い状態で、辰野町長は地元の災害対策に追われる中で休む間もなく地元出身の首相秘書官である飯島勲氏などに辰野町への援助の働きかけを行っているという。

寸断されている道路がある中で、幹線道路ゆえに急いで復旧した形だけあつらえた国道に不相応な木製ガードレールが設置されていたらどう思うだろうか。

地元感情を害するのはもちろん、わざわざ徐行して通過するトラック運転手にとっても失笑のネタでしかない。

そして木製ガードレールが田中康夫知事の肝いりの事業であることは県民の多くが知っている。

これが、選挙戦さなかの田中康夫知事にとってマイナス効果になることはあってもプラスにはならないことは言うまでもなかろう。

田中康夫知事は7月19日付けの夕刊ゲンダイで尤もらしく木製ガードレールをPRしていた。

しかし用途を間違えれば、本来ならば景観を彩るものが却って逆効果になる。

想像力さえ働けば難しいことではない。

あるいは、そこまで想定の上で木製ガードレールを設置させたのだろうか。

http://blog.goo.ne.jp/sonatinet/e/8b292f4486370625aff78a1a58b77501


大雨農林関連被害138億3800万円に

林道、農作物、農業施設…

県は3日、大雨による県内の林道や農作物、農業施設などの被害が総額138億3800万円に上ると発表した。

林道の被害は辰野町など63市町村の2458か所に及び、計約22億4200万円に達した。山林の被害は、土砂崩れなどが諏訪、松本地域など54市町村の310か所(計約50ヘクタール)で生じ、被害額は計約68億1200万円となった。

農作物は、7月25日の発表より増え、29市町村で計約15億9800万円の被害。長野市など千曲川沿いでリンゴ、モモなどの果樹やイネの冠水などが相次いだ。

農地や農水路など農業施設の被害も、71市町村と県内ほぼ全域で発生し、1506か所で計約31億8600万円の被害が出た。

2006年8月4日

読売新聞

8月8日(火)

豪雨で決壊 天竜川堤防 「構造 改良が必要」 国交省

国土交通省天竜川上流河川事務所(駒ケ根市)は7日、7月の豪雨災害を踏まえ、「天竜川上流域豪雨災害対策検討委員会」を設置した。

北沢秋司信大名誉教授(治水・砂防学)を座長に、上伊那郡箕輪町松島の天竜川右岸の堤防決壊などについて、原因解明や新しい堤防の工法などを検討する。

委員は、災害、堤防設計などの専門家、大学教授ら7人で構成。この日は現場を調査した後、箕輪町内のホテルで非公開で初会合を開いた。

決壊現場付近の天竜川は、流れが大きく左にカーブしており、北沢座長は

「川が増水し、水が堤防の護岸に衝突する力が大きくなったのが一因」

とした。

ただ、曲流する個所はここだけではないため、

「なぜあの場所が決壊したか、さらに分析が必要」

と指摘。

堤防の断面が完成時(1990年)と決壊当時でどう変わったかなど、詳しい資料の提出を同事務所に求めた。

北沢座長はまた、新しく建設する堤防の構造は

「決壊した堤防と同じにはならず、改良が必要」

と述べた。

同事務所は、遅くとも来年の梅雨時までに新堤防を完成させる方針で、構造や工法は、検討委が9月までに固める。

堤防は7月19日午前に決壊し始め、決壊の長さは約160メートルに広がった。同事務所は同31日までに、決壊した堤防から約30メートル陸側に緊急堤防を造るなどの工事を終えている。

天竜川の堤防決壊現場を調査する北沢秋司・信大名誉教授(右)ら=上伊那郡箕輪町松島


岡谷市で花岡滋さんの遺体発見

09日00時23分)

岡谷市の湊地区できのう夕方、土石流災害の復旧作業中に土砂に埋もれた遺体が見つかり、歯型などから花岡滋さんと確認されました。

きのう午後5時20分頃、岡谷市湊地区で重機を使って家屋の撤去作業をしていたところ、縁の下にたまった土砂に埋もれた遺体が見つかりました。

岡谷警察署で、身元を調べたところ、歯型などから、災害発生後の捜索で遺体の一部が発見されていた花岡滋さんであることが確認されました。

先月起きた土石流災害で岡谷市では湊地区で7人、川岸地区で1人の合わせて8人が、死亡しています。


県、大雨災害対策に専決予算

1億8989万円 地方交付税など財源

県は10日、7月の大雨災害の対策費として1億8989万円の専決予算を決定した。

内訳は、避難所の設置や食糧の提供などに要した災害救助費6806万円、犠牲者が出た世帯への弔慰金4312万円など。

財源は、地方交付税や国庫支出金などでまかなわれる。

2006年8月11日

読売新聞
SBC信越放送

岡谷土石流災害・復興誓い花岡滋さんの葬儀しめやかに行われる

10日18時24分)

岡谷市の土石流災害で最後まで行方が分からなかった花岡滋さんの葬儀がきょう諏訪市で行われました。

葬儀には、遺族や被災した湊地区の住民、そして、花岡さんが以前所属していた市の消防団の関係者らおよそ200人が参列しました。

まず岡谷市湊第五町内会長の花岡宏さんが「災害に強く、安心して平和に生活できるように復興再建していく。

これが私達の責務です」とあいさつしました。

花岡滋さんは、先月19日の土石流災害で行方がわからなくなり先月23日に遺体の一部が発見されたものの捜索は難航し、おとといようやく全身が見つかりました。

喪主で長男の花岡義樹さんは「8日に父の遺体がすべてそろいましてあの世へ送ることができたことを深く感謝申し上げます」と述べました。

参列者は、花岡さんの冥福を祈り被災地の復興を霊前に誓っていました。


豪雨被害:建設関係など、総額18億3000万円−−岡谷 /長野

岡谷市は11日の市議会全員協議会で、市内の豪雨被害状況を報告した。

被害の総額は約18億3000万円。

内訳は

などとなっている。

【池乗有衣】
毎日新聞

2006年8月12日

7月豪雨災害の爪あと

2006-08-12 18:29:31

7月半ばからの諏訪・上伊那を中心に県内を襲った豪雨は多くの犠牲者と公共施設や家屋の破壊、農作物への重大な影響をもたらした。

被災地ではようやくショックから立ち直りかけているところもある。

先日、岡谷から伊那にかけて出かける機会があり、天竜川に沿って車を走らせ、洪水氾濫を起こした天竜川の様子を見ていたら、あることを感じた。

天竜川の水位が全体的に下がっているように見える。

それは錯覚ではなく、伊那の市街地では橋脚の根にあたるフーチングの部分がかなり露出をしていて、橋脚が流された橋もあった。

天竜川の場合、現在は釜口水門400トン放流に対応した改修が進められているが、将来的には釜口水門が600トン放流になる予定であり、天竜川では600トン放流対応の計画が既に作られている。

新たに架けられる橋梁はそれに対応したものになっているが、古い橋梁はそれに対応していない。

600トン放流の計画があるから大丈夫とはいえ、聞くところでは天竜川の水位は洪水前に比べて1mほど下がったのではないかという。

水位が下がるということは河床が掘られているということで、どこかにそれらの掘られた砂が貯まっているということでもある。

もちろん、河川管理者である国土交通省や長野県はこうした実態を承知把握しているだろう。

いずれにしても暫くの間は、天竜川に架かる橋で古い橋を渡る時には覚悟をしたほうが良いかもしれない。

箕輪町の国道沿いの所で天竜川が決壊して高圧送電鉄塔が倒れそうになった現場も、国道の跨線橋から見ることができる。

鉄塔の周囲にはテトラポットが施され、転倒防止のアンカーが張られ、堤防も応急的に造り直されていた。

現場を見れば分かるように水衝部であり、国交省では専門の検証チームを設置して解明に当たっている。

同じく水衝部での災害ということでは、以前に取り上げた国道153号線の辰野町徳本水がある。

現地には木製ガードレールが施されており、一方で伊那建設事務所サイトに写真が、清水洋県議のサイトで関連記事が掲載されていた。

http://www.pref.nagano.jp/xdoboku/inaken/shirase/200607hr.htm

http://www.shimizu-hiroshi.com/tokuhonsaigaihajinsaida.pdf

この清水洋県議のPDFファイル等の命名センスにはしばしば苦笑させられる。

それはさておき、伊那建設事務所サイトの写真を見る限り、この復旧工事はやはり応急的な仮設であり、本格復旧ではない。

本格復旧をするために復旧場所を崩して国道を止めるということもできないであろうし、合理性を考えれば田中康夫知事によってストップがかけられたバイパス計画を基軸とした新道計画が進められるのだろう。

辰野町出身の飯島秘書官が引き続き政権中枢に残るという話もある中で、特殊改良事業で国庫補助採択がされていることから災害絡みで予算はつくであろうし、新道ができてしまえば復旧区間の道路は徳本水の水を求める観光客のための駐車場にでもなるのだろうか、そうであれば木製ガードレールも飾りとして役に立つのかもしれない。

岡谷と辰野と箕輪では土砂災害で被害が生じたことから、連続降雨量に基づく避難体制が作られた。

言葉にしてしまえば簡単だが、これを実現化させるには、最低限でも降雨観測のエリア限定の高精度化、情報伝達のシステム整備、避難体制発令システム整備、更に加えて避難所と避難経路の整備充実化が必要であり、欲を言えば避難所には食糧飲料水の備蓄と自家発電と応急医療ができる環境が求められ、場所によってはヘリポートを用意してもいいだろう。

100%の整備は無理にしても、最低限の整備は進めないといけない。

危険なところに住むほうがおかしいという発想がしばしば出されるが、それを安直に言い出すのであれば同じ理屈で近未来に大震災が予想される関東平野や駿河湾沿いには人が住めなくなり、日本で人が安住できる場所はほとんど無くなってしまう。

ただ、土砂災害防止法の適用が求められている情勢下で、建築確認に当たってはしっかりとチェックを入れることが新たな悲劇を防ぐ第一歩になることは確かだ。

7月豪雨により、長野県にとっての教訓・反省点が幾つか出てきた。

悲劇を再現させることがないように、残された者達は努力をしていかなければならない。

米注 表現が不適切ではとの指摘がありタイトルを変更した。(8月14日)

http://blog.goo.ne.jp/sonatinet/e/83c7ada969d7289e1fd905087c16a00b

8月14日(月)

岡谷で51戸床下浸水 大雨で中央東線に運休や遅れ

上空に寒気が残った影響で13日夜、岡谷市や上伊那地方などで局地的に激しい雨が降った。

岡谷市によると、午後8時半ごろからの雨で市街地の3本の小河川があふれ、51戸が床下浸水。諏訪湖釜口水門雨量観測所では同9時10分までに、7月の豪雨災害後に市が定めた避難勧告基準の連続雨量40ミリを超えた。しかし、市は、災害後に土石流感知センサーを設置し、流域の計716世帯が避難勧告対象となる市内11河川に「異常がなかった」として勧告は出さなかった。

7月の豪雨で土砂災害が起きた上伊那郡箕輪町北小河内と辰野町赤羽では、住民計約140人が近くの公民館などに自主避難したが、14日未明に全員が帰宅した。

JR中央東線は岡谷駅で雨量が規制値を超え、同9時6分に岡谷−下諏訪間で1時間50ミリ、同9分に辰野駅で同35ミリに達した。岡谷−辰野間で14日午前零時25分まで運転を見合わせ、上下の普通列車計2本が部分運休。下り特急3本と上下の普通10本が最大2時間55分遅れ、約1000人に影響した。

毛利栄子のかけある記

2006年8月14日

岡谷はまたも集中豪雨

昨夜の8時半ころ岡谷市はまたもバケツをあけるような大雨。釜口水門で一時間50ミリだったとのこと。

大川、塚間川など大氾濫。夜半に消防車がかけまわって土嚢つみ。

岡谷市では災害対応のため庁舎で警戒態勢。

朝早くからあちらこちらからぜひ見に来てほしいと電話。

7時半から午後2時まで今井秀実市会議員や党員のみなさんと現場で対応におわれました。

塚間川にはナンバーつきのバンバーがはがれてながれてきており、拾い上げて警察に電話。

落としものとして届けてほしいといわれ、堰堤が洗われて浸水している現場で住民の皆さんが大勢でておられたので、市役所や諏訪建設事務所に電話をしていたら、

「上のほうで駐車場にバンバーの取れている車がある」

と教えてくれる方が。

さっそく訪ねてみると本人もどこに行ったのかと捜しているところ。警察に届けずにすみました。やれやれ。

大川もひどくて今までこんな洪水見たことがないというほど、荒れました。童画館どおりの商店までも水浸し。

いま調整池をつくっているところですが、暗渠部分をながれきれずに、コンクリのつなぎ目から水が噴出し、市民新聞付近はコンクリートの道路を持ち上げぼこぼこはがれていました。

今日は30度を越す灼熱日。あちらでもこちらでも片付けに追われていました。

一体どうなってしまったのでしょう。地球のバランスが明らかにくずれています。

とんだお盆です。

最終更新日 2006年8月14日 23時31分09秒

http://plaza.rakuten.co.jp/mourieiko/diary/200608140000/


7月豪雨 公務災害申請11件

復旧作業などで負傷今後増える可能性

県内で死者・行方不明者13人の被害を出した7月の大雨災害の復旧作業などで公務中に負傷したとして公務災害認定を求める申請が、14日現在で計11件出ていることがわかった。

ほかにも申請準備中のものがあり、土石流で8人が犠牲になった岡谷市からはまだ申請が出ていないことなどから、申請を受ける地方公務員災害補償基金県支部(長野市)では

「今後、さらに増える」

とみている。

公務災害は、民間では労災に当たる。同支部などによると、11件の内訳は、諏訪市が7人、県警が2人、下諏訪町と箕輪町が各1人。全員男性で、ほとんどは軽傷だという。

諏訪市のケースでは、浸水被害後の7月下旬に消毒剤を噴霧中、職員計6人が誤って薬剤を吸い込み、のどなどを負傷した。職員1人は作業中にフェンスに頭をぶつけて裂傷を負った。

県警の場合、岡谷市湊地区での行方不明者捜索で岡谷署員と応援の松本署員が割れたガラス瓶や突き出た鉄筋を踏み抜いて足に全治10日のけが。上田市の行方不明女性を捜索中だった上田署員は、坂城町の千曲川でハチに刺され、県警が申請の準備を進めている。

下諏訪町では職員1人が土砂崩れ現場で転倒して足をねん挫した。

首長クラスも負傷した。箕輪町では平沢豊満町長(65)が町内の土石流現場を視察中に泥に足を取られて転倒、右ひざの骨にひびが入り、入院した。

このほか、岡谷市でも職員のけがが相次ぎ、詳しい状況がまとまり次第、申請するという。

同基金は、地方公務員災害補償法に基づいて公務中に負傷・死亡した地方公務員に対し、地方公共団体に代わって治療費などを補償する。各都道府県や政令指定都市にある支部が、公務災害の認定などを行う。県支部には昨年度410件、2004年度330件の申請が出された。

2006年8月15日

読売新聞

道路など被害515億 県「さらに増大も」

県危機管理局のまとめによると、大雨による県内の道路や河川、農地などの被害総額は約515億円(速報値)に上った。

同局は

「森林など確定していない被害もあるため、総額はさらに増えそうだ」

という。

最も被害額が大きいのは河川で、川底が削られたり、堤防がえぐられたりした1218か所分、約180億円に達した。

次いで、道路や橋梁の被害額が多く、807か所分で約98億円。

農林関係も深刻だ。

農地のり面や農道の崩壊、水路決壊といった農地・農業用施設の被害が71市町村で1603か所、約40億円。

農作物では、水田や果樹園の冠水などのため、29市町村で約16億円の損害を被った。

山地被害が54市町村310か所、約68億円に上っている。

林道被害は63市町村の461路線で約22億円だった。

学校施設は小中学校7校と高校4校の計11校でグラウンドが冠水するなど約2億円相当の被害が出た。

県は大雨災害対策で1億8989万円の専決予算を決定している。

復旧工事にあたって部局間の連絡調整を行う、土砂災害復旧本部を5日に設置した。

7月18日に設置された大雨対策本部は今月9日に解散している。

2006年8月18日

読売新聞

豪雨災害あす1か月

進む復旧残る不安

(上)土石流が発生した7月19日朝の岡谷市湊地区。車、住宅が土砂に流された

県内で死者・行方不明者13人、道路や河川、農地などで総額500億円以上の被害を出した豪雨災害から、あす19日で1か月。

土石流で8人が亡くなるなどの被害に遭った岡谷市は、災害復旧で9億円に上る補正予算を組み、県、国も防災対策に乗り出すなど復旧に向けた取り組みが進む。

一方で、上田市で行方不明になった新聞配達員の女性(57)の捜索は今も続き、被災地では、肉親、わが家を失った人々の心に大きな傷跡が残されたままになっている。

(下)現在の同地区。市道の土砂は取り除かれた

■  ■ 土石流のつめ跡■

7人が土石流で死亡した岡谷市湊地区では、諏訪湖畔の県道まで押し寄せた約6万立方メートルの土砂は大半が取り除かれた。

一方で、上流に続く市道の両脇では、住宅の屋根にまで飛び散った泥の跡が見られ、壁や床がはぎ取られた建物が残され、「要注意」「危険」と書かれた紙が張られている。

同市では、1人が死亡した川岸地区を含めて住宅25棟が全半壊、36棟が一部損壊した。現在も8世帯34人が市営住宅などで仮住まいをしている。

無職男性(75)は流木が自宅を直撃した。そこから約200メートル離れた教員住宅から毎日、片付けに通っている。

庭の芝生や花壇は跡形もなく、

「戻って来ても精神的に続くかどうか」

上流部7か所には仮えん堤の大型土のう(重さ1トン)が440個並ぶが、工場経営の女性(60)は

「土石流が起これば、あんな袋、すぐに流れちゃうのでは」

と不安を漏らす。

■   ■ 安全対策は?■

県は、国の「災害関連緊急砂防事業」として、今年度中に砂防えん堤工事に着手し、来年度の完成を目指す。

「台風シーズンは不安。早く安心して住めるようにしてほしい」

と願う住民は少なくない。

同市は被災後、連続雨量40ミリか、時間雨量10ミリ以上で避難勧告を出すとの基準を作成した。

まだ勧告は出ていないが、12日に初めて、716世帯1992人に避難準備情報が出た。

この日の連続雨量は52ミリ、1時間雨量最大29・5ミリ。市は湊小学校体育館に畳を敷き、非常食も用意したが、3時間ほどでやんだ。

長靴姿で避難した主婦(65)は

「早い避難が一番だが」

と疲れた様子だった。

■    ■ 辰野町では■

土砂崩れや用水路転落などで4人が死亡した辰野町も近く、10億円前後の復旧予算を組む方針。

だが、通行止めの県道や林道が残り、土石流が起きた赤羽地区や、国道153号線には大型土のうが並ぶ。

自宅を失った4世帯は町営施設などで今も避難生活を続けており、

「大雨はこれ以上、降らないで欲しい」

と町職員。

災害と知事選が重なり、疲れ切っている。

2006年8月18日

読売新聞

天竜川堤防10月にも本復旧工事

検討委来月、構造・工法意見まとめ

緊急復旧工事が完了した箕輪町の天竜川堤防の決壊現場

約160メートルにわたって堤防が決壊した箕輪町の天竜川では仮堤防が設置され、10月にも本復旧工事が始まる。

高さ約1・5メートル幅約5メートルの仮堤防は、旧堤防から約30メートル陸地側にあり、民家などのある地域へ水があふれないよう築かれた。

決壊した旧堤防部分もコンクリートブロックや土のうで補修された。

一方、堤防決壊で倒壊のおそれもあった高圧電線の鉄塔2基のうち、下流側の東京電力の鉄塔は送電線が外された。

移設を含めた対策も今後検討される。もう一つの中部電力の鉄塔は、ワイヤなどで固定された状態で残っている。

今後の本格復旧については、国土交通省は有識者による検討委員会を設置し、原因究明と新堤防の研究を始めた。

問題は、今回の決壊が上流部の釜口水門(諏訪湖)で毎秒400トンの最大放流を行う前に起きたことだ。

同省天竜川上流河川事務所(駒ヶ根市)では、計画上は耐えられるはずの堤防が決壊したことを重く受け止めている。

北沢秋司・信州大名誉教授(治山学)ら有識者7人は原因究明と新堤防の構造・工法を検討して9月中に意見をまとめ、同事務所が10月にも本復旧工事に入る。

堤防工事を含む同川7か所の復旧事業に国は約12億円を計上した。

これらの取り組みに、住民からは

「仮堤防ができて安心」

との声が上がる一方で

「台風シーズンが心配」

との不安も残る。

箕輪町の平沢豊満町長は

「仮堤防完成で不安は一応取り除かれたが、二度と決壊しないよう新堤防整備をお願いしたい」

と話している。

2006年8月18日

読売新聞

2006.08.19

豪雨災害1カ月 34人がなお仮住まい、傷跡今も

県内各地に大きな被害をもたらした「平成18年7月豪雨」から、きょう19日でちょうど1カ月となる。

最も被害の大きかった諏訪地方では、道路が開通するなど復旧が進む一方、今も仮住まいの生活を続ける住民もいる。

また、本格的な台風シーズンを目前に、土石流の再発を懸念する声も聞かれる。

土石流の発生で8人の犠牲者が出た岡谷市では、路上や民家内に大量に流れ込んだ土砂の撤去は終わり、車による道路の通行も可能になっているが、災害現場を歩くと、土石流で建物の半分を流された民家が内部を露出していたり、神社のあった土地が更地になっているなど今も傷跡が生々しい。

また、自宅が全壊するなどしたため、市営や県営住宅などで生活している市民は8世帯34人。

これ以外にも、親類宅などに身を寄せている被災者も少なくない。

同市豪雨災害復興対策室によると、「道路・河川の整備」「被災者の生活をいかに元に戻すか」2つが、現在取り組んでいる大きな柱。

土石流が流れ落ちた道筋は今も森がぱっくり2つに割れて谷状になっており、土石流を防ぐ砂防ダムの建設が課題になっている。

また、生活面では、同市は独自の被災者支援制度を検討。国や県にも制度があるが所得制限があるため、

「実際の被害に応じた独自の制度をできるだけ早く策定したい」

と同室は話している。


豪雨水害から1カ月

2006年8月19日

一瞬のうちに土石流が住宅地を飲み込んだ=7月19日、岡谷市湊で、森厚志撮影

7月19日未明の雨音を、岡谷市・湊(みなと)地区の消防団分団長、花岡義樹さん(45)は

「大粒のシャワーのようだった」

と振り返る。

午前2時半ごろ、電話が鳴った。

「川が氾濫(はん・らん)して鋳造所が水浸しになった」

母の朝子さん(70)からだった。父の滋さん(75)は山腹に建つ鋳造所を見に出かけていた。

●黒い塊

義樹さんが小坂陽司さん(45)ら4人の消防団員と駆けつけると、普段は水のない幅1・5メートルの小田井沢川から泥水があふれていた。

鋳造所の周囲に土嚢を積んだ。同3時20分すぎ、「ドドッ」と鈍い音がして、土砂や石が鋳造所に流れ込んだ。

近くに住む花岡泰男さん(58)が畑を見にやって来た。

「ゴオーッ」。山の奥で地響きがした。

幅30メートルの谷間を、高さ5〜6メートルほどの「黒い塊」が大木や岩をはね上げ、チカチカと火花を散らし一気に降ってくる。

「もう終わりだ」。背中にすさまじい風圧を感じながら、義樹さんは無我夢中で斜面に駆け上がった。

振り返ると、大量の土砂や流木……。滋さんと小坂さん、泰男さんの姿が消えていた。

●時速25キロ

湊地区は16〜18日の累計雨量が300ミリを超えていた。そこへ追い打ちをかける豪雨だった。

信州大農学部の北原曜教授(治山工学)の現地調査では、粘土質の表土が大量の雨水を吸って「おかゆ状」になり、地表から約3メートル下にある難透水層(固くて水が浸透しにくい層)の上を滑り落ちた。

尾根近くの3カ所で発生した土石流の時速は25、26キロ。土砂や大木を巻き込み、中央道の高架橋で二手に分かれて住宅密集地まで流下したのではないか、という。

土石流の土砂総量は推定6万立方メートルと大規模ではない。なのに大きな被害が出たのはなぜか。

小田井沢川流域は大きな蛇行がなく、植林されたカラマツは間伐が進まずに根が弱い。中流域から下は障害物が少なく、道路も舗装されている。

「まるで滑り台を流れ落ちるようだった」

と北原教授は分析する。

●安全神話

そもそも現場は土石流を繰り返して形成されたとみられる扇状地。

「大昔に土砂災害で(今回と同じ)2本の沢筋がやられ、大きな被害が出た」

との言い伝えもあった。

だが近年は地震や台風などの災害がなかった。

小田井沢川を「土石流危険渓流」とする市の防災マップは98年に全戸配布されたが、大半の住民は関心を持たなかった。

「土石流の通り道に家を建てながら、我々は『ど』の字すら頭から消え、勝手に『安全神話』を作り上げていたのかもしれない」。

被災した男性(57)が振り返る。

父や同僚を失った義樹さんはこれからも消防団活動を続けるつもりだ。惨事を繰り返さないために住民ができることは何か。迷わずに言った。

「起こるはずがないと思った場所で土石流は起こった。地域の地形や災害の特徴を知り、身の危険を感じたら自主避難する判断力を持ちたい」

豪雨災害から19日で1カ月。なぜ被害は拡大したのか。住民や行政はどう備えればいいのか。課題を探った。

朝日新聞

2006年8.19

パフォーマンス終了 自らカウントダウン

「田中康夫知事の在任期間は今日を含めて後14日です」

県庁1階のガラス張り知事室に、田中知事退任までの「カウントダウン表示」が登場。

去りゆく名物知事を惜しむかのように、見物に訪れた観光客らの注目を集めている。

ガラス張り知事室は、9月1日に新知事に就任する村井仁氏が廃止の意向を明言しており、“風前のともしび”状態。

お盆が終わった17日以降も、県内外から記念撮影や見学に多くの人が訪れ、田中知事の就任当初を思わせるような観光名所になっている。

県秘書チームによると、カウントダウンの表示は、田中知事の指示で16日に掲示されたという。

その横には、土曜や日曜でも、田中知事の4種類の名刺を受付でもらえる−とするお知らせも。

任期満了の今月いっぱいで配れなくなる、大量の名刺の「在庫処分」も着々と進んでいるようだ。

産経新聞

しらかば帳:「心境なんて聞かなくてもわかるでしょ!」… /長野

県民

「心境なんて聞かなくてもわかるでしょ!」

岡谷市湊地区を襲った土石流で、自宅が大きな被害を受けた女性。

群がる記者団の質問にこう怒りをぶつけた。

湊地区は7人の犠牲者を出し、いくつもの家屋が全壊した。

住民からやり場のない怒りが出てくるのは当然だ。

記者も心苦しかった。

しかし、女性はこう続けた。

県民

「この惨状を全国に伝えてほしい」

現場の復旧は始まったばかり。これからも取材を続けていきたい。

(神)
毎日新聞

2006年8月19日


しらかば帳:ずぶぬれの汚れたズボンをはく記者に… /長野

◆ずぶぬれの汚れたズボンをはく記者に

県民

「記者さんも大変だね。迷惑かけてごめんね」

との言葉。

先月19日に土石流災害に見舞われた岡谷市湊地区の住民からだ。

実情を伝えるためにと、疲れ切った住民に取材する記者への温かさに、胸の詰まる思いがした。

かけがえのない家族や住み慣れた家を失うこと。

「もし自分だったら」の答えは見つからない。

せめて、現場に寄り添って、被災地の今をしっかり見つめたい。

(池)
毎日新聞

2006年8月20日

8月24日(木)

7月豪雨の県内被害557億円 速報値を40億円余上回る

県は23日の県会商工生活環境委員会で、7月の豪雨災害による県内の道路や農地、公共施設などの総被害額は約557億円に上る見通しだと報告した。

3日現在のまとめを40億円余上回っており、11月ごろに確定する見通しだ。

県危機管理局によると、県内の風水害では2004年10月の台風23号(被害額500億円)を超える規模。

被害額の内訳は、道路や橋の被害が743カ所で約109億円、河川が878カ所で約194億円。

土砂崩れなどの山地被害は323カ所で約77億円、農地や農業用施設の被害は1813カ所で約47億円、農作物被害は31市町村で約16億円。

死者は、見回りに出かけて行方不明となって遺体で見つかった上伊那郡辰野町の男性や作業中に倒れた同町内の男性を含む12人、行方不明者1人、負傷者20人。

建物被害(物置などの非住家を含む)は全壊30戸、半壊22戸、一部損壊44戸、床上浸水826戸、床下浸水2580戸だった。

避難所は37市町村の138カ所に設置。延べ1万7988人が避難し、7月19日には最大の5268人が避難した。

2006年8.29

【災害を未来に活かす】「梅雨の豪雨」レポート(上)

防災情報 自治体の意識に格差

かつてないほどの大きな被害を出した「平成18年7月豪雨」による災害。

岡谷市など諏訪地方を中心に県内各地に大きな爪痕を残し、現在も復旧に向けた取り組みが懸命に続けられている。

同時に、予期せぬ記録的な降雨がもたらした課題も浮かび上がりつつある。

9月1日の「防災の日」を前に、あらためて今回の災害を振り返ってみた。

7月19日、活発な梅雨前線がもたらした数日来の豪雨で諏訪湖や流入河川から水があふれ、諏訪市の約2000世帯を水浸しにした。

産経新聞諏訪通信部はその冠水地帯の真ん中にあった。

「岡谷市湊地区で土石流が発生した」

という一報で車に飛び乗ったが、JR上諏訪駅方向に向かうと水深は1メートルを超え、多くの車が立ち往生していた。

慌てて引き返すと今度は大渋滞に巻き込まれ、車はまったく動かなくなった。

水位は午後になっても上がり続け、ついに通信部の玄関内に水が浸入し始めた。

何が起きているのか、どうなるのか。警察や行政に電話しても通話中が続き、テレビのニュースは土石流現場からの中継ばかり。

市内各地に設けられた防災無線は何か言っているが、雨音などでよく聞こえない。

災害時にいかに情報が大切か、必要な情報を得るのがいかに難しいかを実感したが、予想以上に威力を発揮したのがインターネット。

諏訪市のホームページ(HP)にアクセスしてみると、トップページが「災害情報」に変更されていた。

未明にすでに「外出時の注意」「道路通行止め」など3件の情報を発信。

「避難勧告」「避難所の開設状況」はもちろん、「ゴミ回収中止」「JR運行状況」など生活関連情報や安全にかかわる情報などこの日だけで23件が掲載された。

特に役立ったのは諏訪湖の水量情報。

流出量と流入量を逐一報告し、午後3時半には流出量が流入量を上回ったことを知らせたので、じきに水位が下がり始めることが分かって安心した。

また冠水地域が一目で分かる地図も午後6時半に掲載。

など、電気と回線がある限りはHPを通じた情報提供が大きな威力を発揮することを確認した。

諏訪市の防災ページではすでに18日夕方に土砂崩落注意や道路通行止め情報を流している。

同市危機管理室によると、17日午前10時半に警戒本部を設置し、情報広報班として3人を任命。

交代で24時間勤務とし、

「災害時に市民に必要なのはまず情報。防災無線の内容に限らず、出せる情報は全部流した」

という。

一方、土石流で多数の死者を出したお隣の岡谷市のHPを調べてみると、19日の災害情報ページに掲載されたのは「災害対策本部発表」4件と「上の原小学校付近避難勧告解除」の計5件。

被害状況、救急車搬送数、自衛隊配置人員など、とても市民に役立つ情報とはいいがたい。

諏訪市が19日に行ったようにトップページを災害情報としたのも21日になってから。

同市総務課情報推進担当は19日の情報発信が少なかった理由を

「行政として確実な情報を市民に提供する必要があったため」

と説明する。

岡谷市では3年前、災害などに備えて「メール配信@おかや」をスタートさせた。

緊急を要する情報を電子メールで配信するシステムで現在は約1700人が登録。

しかし、19日に配信されたのは6件。

本来なら防災無線に流す内容は必ずメール配信することになっているが、同日朝の10数本は流されないままだった。

本来メール配信は情報推進担当の役割だが、担当職員がいない場合は災害情報は危機管理室が代わりに発信する決まり。

当日早朝は情報推進担当の出勤はなく、同室は

「災害対応で忙しくメールに気が回らなかった」

という。

市内各地で土石流が発生した状況では無理ないかもしれない。

それよりもさまざまな情報を発信する立場の情報推進担当が、18日夜から19日朝にかけて出勤していなかった体制の問題は大きい。

諏訪市と比較した場合、「迅速より正確」を選んだ防災情報への意識とともに大きな課題として浮かび上がる。

(諏訪通信部 高砂利章)

2006年8.30

【災害を未来に活かす】「梅雨の豪雨」(中)

土石流 地域での対策検討を

最初の崩壊は尾根付近の小さな山崩れだった。斜面が幅20メートル、長さ40メートルほど樹木ごと、ずるりと滑り落ちた。

もともと水が浸透しにくい地質の上に堆積(たいせき)していた地層は大量の水を含んで緩んでおり、崩れた土砂はこうした表土と樹林を巻き込みながら雪だるま式に膨れあがり、さらに休耕田の土ものみ込みながら、湖岸までの約1・5キロを直線的に一気に駆け下った。

信州大学農学部の北原曜教授は、死者7人を出した岡谷市湊地区の土石流をこう分析する。

1人が死亡した同市川岸地区の土石流も、ほぼ同じパターンだったという。

土石流には、

  1. (1)石などでせき止められた川が決壊する
  2. (2)増水した川が底部の土砂とともに一気に流れ落ちる
  3. (3)がけなどが崩壊して谷を流れ下る

−という3つのパターンがある。

湊地区には小田井沢川、川岸地区には志平川がそれぞれ流れているため、(1)もしくは(2)のパターンをイメージしがちだが、実際に起こったのは(3)の現象。

どちらもふだんは水が流れておらず、川と呼ぶよりは谷としたほうが正確な場所で、被災した住民は

「土石流はまったく予期していなかった」

と口をそろえる。

予期してなかったのは専門家や行政も同じで、小田井沢川、志平川ともに県が「土石流危険渓流」としていたものの、実際は急勾配(こうばい)地の下に住宅などがあればどこも危険渓流とされ、岡谷市内だけで68カ所もある。

県民

「過去数十年に大きな崩壊が発生していたり、下流に病院や老人ホームなどの施設がある川などから優先順位をつけて防災対策を進めている。

両川ともどちらにもあたらず対策事業の予定はまったくなかった」

(県諏訪建設事務所)

砂防ダムは大きな災害が起きて、初めて建設されるというのが現状だ。

一方、諏訪地方に限らず今回の豪雨で発生した各地の土石流現場では共通点がある。

信州大学名誉教授で山地環境防災研究所(伊那市)の北沢秋司所長は17カ所を歩いて回ったが、

「土石流はいずれも人工林で発生していた」

という。

もちろん自然林でも土石流は発生するが、土中の根が深く太い天然林は、手入れが行き届かず根が細くなった人工林よりはるかに抜けにくい。北原教授の研究では、直径5センチの根1本は直径1センチの根16本と同じ土砂崩壊に対する強度を持っているという。

今回の災害現場を歩くと、天然林と人工林の災害に対する強さの違いが明確に分かる。

上伊那郡辰野町赤羽地区では、アカマツの天然林とカラマツの人工林との境で、人工林部分が約200メートルにわたり崩れ落ちた。

また湊地区では、カラマツの人工林がまるで刈り取られたかのようになぎ倒されている一方、船魂神社境内の林は土石流の直撃を受けながら、いまも半分ほどがしっかり根付いている。

北沢所長は20年以上前から

「谷筋には自然林を」

と訴えてきた。

地中に根を張る力が弱い人工林は崩壊した土砂を支えきれないばかりか、抜けて土石流に混じれば被害を大きくするためだ。

北原教授は

「谷筋の一番上の部分にある人工林の手入れが重要」

と話す。

人間の居住地域から遠いため最も手入れがおろそかになりがちな一方、土石流の発生点となる可能性が最も高いからだ。

県砂防課は県内に砂防ダムが7000カ所必要としているが、実際にすべてを建設するのは困難だ。

行政が砂防ダムを建設するのをただ待つのではなく、地域としてできることはまだある。

(諏訪通信部 高砂利章)

2006年8.31

【災害を未来に活かす】「梅雨の豪雨」(下)

諏訪湖治水計画 “想定”あざ笑う自然

天竜川の源となる諏訪湖の釜口水門(岡谷市)。

県諏訪建設事務所が平成10年に発行した資料「諏訪湖治水の歴史」には、釜口水門をめぐって昭和26年に起きたトラブルが掲載されている。

豪雨で天竜川流域の耕地や人家が水浸しとなったため、被害を受けた村民数十人がトラックに分乗して釜口水門に押しかけ、水門の一部を閉めた。

その2日後にまた豪雨が襲来。今度は諏訪湖の水があふれて耕地が冠水するのを恐れた湖畔住民側が、

「水位を下げないと数千人で殺到して自ら水門を引き上げる」

と気勢をあげて、両者は一触即発の状態となり、当時の副知事や県議らが調整に奔走した−。

7月の豪雨で約2000戸が水浸しとなった諏訪市。

増え続ける諏訪湖への雨水の流入量に危機感を抱き、山田勝文市長は幾度となく放流量を増やすよう求めたが、水門を管理する県諏訪建設事務所は水門操作規則に定められた毎秒400トンを守った。

「諏訪湖と天竜川流域の水位などを総合的に考えた結果」

と同事務所の平沢清所長は説明する。

諏訪湖と天竜川をつなぐ釜口水門調整の難しさは、今も昔も代わらない。

豪雨被害を踏まえて諏訪市などは国に対し、天竜川流域の河川改修工事を早期に行い、釜口水門の最大放流量を能力限界の毎秒600トンとするよう求めた。

しかし、水門の操作規則を定める上で行った想定に従えば、今回の豪雨による諏訪湖への流入量では、放流量が毎秒400トンあれば諏訪湖の水はあふれないことになっている。

河川からの流入量850トンに対して諏訪湖が450トンを受け止めて400トンを水門から放流−想定ではこうなっていたが、実際の今回の諏訪湖への最大流入量は7月19日午前7時の733トンで、それでも湖畔の住宅街が水浸しになった。

県河川チームではその理由を

「想定では一時に大量の雨が降るケースを考えていたが、今回の豪雨は長期間にわたって降り続け、しかも2つの大きな“山”があった。

想定外の降り方だった」

と分析する。

机上の計算がいかにあてにならないかは今回の豪雨で得た教訓の一つで、河川チームは

「今回の豪雨を大きな経験として、必要な見直しの検討を始める」

としている。

昭和42年に策定された諏訪湖治水計画で、

「100年に1度発生するかどうか」

というケースに備えて想定した豪雨は、流入量が毎秒1600トンだ。

この流入量に対して諏訪湖が1000トンを受け止めるので、釜口水門で600トンを放水すればよいことになっている。

しかし、今回の豪雨を経験したことで、治水計画の想定自体も再検討を迫られているし、いつまた“想定外”の豪雨がやってくるか分からない。

釜口水門の最大放流量が毎秒600トンになれば、400トンの現在よりも諏訪湖の水が市街地にあふれにくくなることは間違いないが、600トン放流が実現さえすればすべてが安心なわけではない。

(諏訪通信部 高砂利章)
田中康夫

田中康夫の東京ペログリ日記

8月31日(木)

14時からの「さようなら!ガラス張り知事室 知事室ファイナル誰でも入れるデー」には1500名近い老若男女が来訪。

事故を防ぐべく25名単位で入室。記念撮影。点字のみならず、ポルトガル語、スペイン語、繁体字、簡体字等の稀少名刺もお持ち帰り自由。

長蛇の行列の皆様全員にお入り頂いた後、副知事、出納長、丸山愰教育長に退職辞令交付。

正面玄関前に集った3000名近い方々に挨拶。

「新党日本」HP、「田中康夫ポータル」の「知事時代のアーカイヴ」で全文を閲覧可能。

4名でワゴンタクシーに乗り込み、新幹線で軽井沢。

偉才・今井俊満画伯がデザインを手掛けたテタンジェコレクションで両親と乾杯。

村井知事が就任しました。

9月1日(金)

県庁の地震総合訓練 村井知事、防災服で早速指揮

防災の日の1日、県は東海地震の発生を想定した地震総合防災訓練を長野市の県庁で行った。

職員ら約200人が、情報収集、市町村など関係機関への伝達、災害対策本部の設置手順の確認といった訓練に取り組んだ。

飯田市などで最大震度6強を観測した−と想定。政府の警戒宣言発令を受け、県庁内に災害警戒本部を設置し、災害対策本部に切り替えた。

長野地方気象台や公共交通機関などの職員も参加。地震の見通しを説明したり、対応状況を報告したりした。

仮想の被害報告に対応する「状況付与型図上訓練」も実施。

「救援物資が不足している」「土砂崩落で孤立住民がいる」と次々に報告が寄せられ、職員が関係機関に連絡、協力を要請した。

地震総合防災訓練に出席し、災害対策本部長として指揮を執る村井知事=1日午前9時半、県庁の県防災センター


豪雨被害:岡谷の土石流 家屋全壊・流失の分配金、290万円に−−市 /長野

◇市義援金配分委

7月の豪雨災害に寄せられた義援金約1億7500万円の支給方法などを検討する「岡谷市義援金配分委員会」は4日、家屋の全壊、流失への分配金を約290万円とすることなどを決め、林新一郎市長に提言した。

分配金はおおむね床面積50%以上の大規模な半壊では約170万円、20%以上では約100万円。

人的被害では死亡が約200万円、障害1、2級を約100万円などとする。

申請数によって、金額は変動する可能性があるという。説明会は6日から湊小学校などで。

【池乗有衣】
毎日新聞

2006年9月5日


豪雨被害:岡谷の土石流 市長、知事に復興支援要請 /長野

「平成18年7月豪雨」で土石流被害で8人が死亡するなどの被害を受けた岡谷市の林新一郎市長は4日、県庁を訪れ、村井仁知事に対して災害復興への支援を要請した。

県庁を訪れたのは岡谷市の林市長、上野安規光・市議会議長ら同市関係者約30人で、要望書を村井知事に手渡した。

要望は「被災者生活再建支援法」の適用ができない被災者に対して、同市が独自に創設する「豪雨災害被災者支援金」への財政支援など6項目。

特に同市の豪雨災害被災者支援金約1億1200万円について、県の財政支援を求めた。

林市長は00年10月に起きた鳥取県西部地震で同県が全壊世帯などに対して最大300万円を給付した例を挙げ、

「県の支援を是非ともお願いしたい」

と村井知事に要望した。

これに対して、村井知事は

「十分検討させていただきたい」

と即答を避けた。

一方で

「かつて防災担当相を務めた経験もあり、できるだけ早く結論を出すよう努力する」

と支援に前向きな姿勢を示した。

【仲村隆】
毎日新聞

2006年9月5日


豪雨被害:総額26億6700万円、林野庁が緊急治山対策事業を採択 /長野

林野庁は5日、県南部を中心に多大な被害をもたらした「平成18年7月豪雨」に関し、総額26億6700万円に上る緊急治山対策事業を採択した。

事業主体は県で、国から事業費の3分の2が補助金として支給される見込み。

同庁によると、流れだした土砂のまわりに小さいコンクリートえん堤を造り、その周りを緑化していく「緊急治山事業」が、43カ所で23億6300万円。

「地すべり防止対策事業」は5カ所・3億400万円に上るという。

【川口健史】
毎日新聞

2006年9月6日


国土砂災害検討委 知事が委員就任へ

村井知事は、国土交通省が新設する「大規模土砂災害危機管理検討委員会」の委員を務めることになった。

県議会の県民協働・無所属ネットが防災関連の要望を出した席で、知事は同省の打診に応じたと明らかにし、

「防災相の経験を生かしてしっかりやりたい」

と述べた。

2006年9月6日

読売新聞

岡谷市の砂防えん堤の早期建設に向け市長らが県に要望

11日23時02分)

土石流を防ぐため、県が岡谷市に計画を進めている砂防えん堤について、

「地権者の承諾を得た」

として市長や地元区長らが、県に工事の早期着工を求めました。

砂防えん堤は、県が岡谷市に20基の設置を計画しているもので、きょうは岡谷市の林新一郎市長のほか、関係する7地区の区長らが県諏訪建設事務所を訪れ、承諾書を手渡しました。

砂防えん堤の建設は、工事に関わる地区のすべての地権者から承諾を得ることが条件の一つでしたが、林市長らは

「ほぼすべての承諾を得た」

として、工事の早期着工とえん堤の完成を強く要望しました。

県では、来年度中の完成を目指していますが、

「承諾を得たことで、着工を4か月早めることができる」

としていて、早ければ12月にも工事を始めるとしています。

SBC信越放送
SBC信越放送

県が災害対策で岡谷市に大規模な治水工事を計画

16日17時30分

豪雨災害から3か月、県が新たな土石流対策を検討していることが、SBCの取材で明らかになりました。

土石流対策として岡谷市に建設される砂防えん堤のほかに、県は、下流部の安全対策として、水路の大規模な拡幅を計画していることが分かりました。

この計画は、県が来年度からの3年間で、国の激甚災害対策事業として検討しているもので、災害時の土砂流出に対応するため、岡谷市の湊地区などで、諏訪湖に注ぐ水路を拡幅するものです。

計画では、水路の幅は10メートルほどになると見込まれ、住宅地にかかる可能性があるため、県では、用地交渉や住宅移転の補償額などを検討していて、今後、住民に対する説明会などを開く考えです。

土石流対策として、県はすでにこのほか、上流部に20基の砂防えん堤を建設することを決めています。

11月22日(水)

県庁で防災対策学ぶ 7月豪雨被害の岡谷の小学生

7月豪雨災害で土石流などの被害に遭った岡谷市湊地区にある湊小学校の4年生27人が21日、長野市の県庁を訪れ、県の防災対策を学んだ。

4年生は災害をきっかけに被災現場を見たり、森林の手入れや土砂災害について学習しており、県庁の県防災センターで職員の話を熱心に聞いていた。

子どもたちは、豪雨災害時に県が対策会議を開いた同センターの災害対策本部室で、県の部局長と同じようにU字型のテーブルに着席。

県危機管理局職員は、豪雨災害では計24回の会議で「災害現場にどういう手助けができるかを決めた」と説明。

砂防担当者は、災害後に土石流の発生を知らせるセンサーや大型土のうを設置したことなどを紹介した。

児童は

「砂防えん堤が壊れることはあるの」

などと質問。

最後に歌を歌って感謝の気持ちを伝えた。

終了後に浜佳大君(9)は

少年

「災害を防ぐためにいろいろな人がかかわっていることが分かった」

と話していた。


しなの国の行方:統一地方選を前に/8 防災 /長野

◇問われる「物と心の備え」

「自宅倒壊」の通報はうそだった。

「平成18年7月豪雨」。同月17日から降り続いた雨で、県内でも岡谷市をはじめ各地で被害が出て、県民12人が亡くなった。

北信でも千曲川で水位が高くなり、宅地に浸水する危険性が高まった。

長野市郊外の大手スーパーの店長(36)も気をもんでいた。

雨脚が強くなる中で、自治体から自主避難要請が出され、警戒のため、店に待機し続けなければと思っていたときだった。

このスーパーは災害時の全従業員の安否確認のため、携帯電話を使ったシステムを稼働させていた。

本社から店長に緊急の連絡が入った。従業員の1人の自宅が倒壊する被害を受けたというのだ。

本社が急きょ応援部隊派遣の用意するなどの騒ぎになった。

ところが、それは従業員の虚偽の申告に基づくものだった。

「防災意識の欠如としか言いようがない。東海地震の発生を身近に感じた静岡県と比較すると落差を感じる」

と店長は振り返る。

前任地の同県浜松市では「地震予知で設置されている傾斜計の数字が日常の話題に上る」という土地柄。

店舗では「防災コーナー」があるのは当然。月1回の店内で実施する訓練では緊張感がみなぎっていたという。

県内市町村の備えも十分ではない。災害発生時のために物資の備蓄がないのは21%。品目別では食料41%、飲料水65%と心もとない。

「東海地震に係る地震防災対策強化地域」に指定されている南信29市町村でさえ、県が調査した16品目の災害備蓄物資をまったく備えていない自治体が二つもある。

県の土村正和・危機管理防災係長は

「市町村ごとの意識の違いや、自治体の厳しい財政状況も追い打ちをかけている」

と説明する。

◇  ◇  ◇

「大変なことが起きている」。

昨年7月19日未明、岡谷市湊の小口〓明・花岡区長(62)は巡回中、水位が上昇した諏訪湖や崩れる斜面などを見て感じた。

すぐに区民センターに戻り、災害対策本部をつくった。同日、区内で発生した土石流は7人の命を奪った。

同区は03年に同市21区のうち、最後に自主防災会をつくった。

しかし、土石流で区内は分断され、防災倉庫に置いた防災備蓄品を活用できなかった。

これを教訓に、備蓄品を区内5町内に分散。

両手の自由を奪わずに人を担ぐことが出来るおんぶ帯やカセットコンロ、簡易トイレなども新たにそろえた。

昨年9月には区自主防災会メンバーらで「花岡区復興対策委員会」を設置した。県の砂防事業の調整や防災体制の充実などに取り組む。

ただ、小口区長は

「物の備えが出来ても、最も大切なのは心の備え」

と強調する。

「一人一人が自助の心で立ち上がれば、共助が生まれ、防災へとつながる」

と話す。

ミズナラの木を植えるなど森林整備を進める中で自らの身を守る意識を高める試みを始めるという。

【仲村隆、池乗有衣】

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◇メモ

駿河湾を震源とする「東海地震」をはじめとし、県内で発生が予想される地震は、大北地域から諏訪地域にかけての活断層「糸魚川−静岡構造線」(マグニチュード8・0)を震源にしたもの、諏訪から天竜川沿いの「伊那谷断層帯」(同7・9)などが予想されている。

県は02年3月に各地震の被害想定を発表している。

「糸魚川−静岡構造線」(北部)で場所によっては7〜6強の震度が予想され、最大で死者数約3500人、重軽傷者約9万2000人、41万4000人の避難者が出る可能性があると予測している。

毎日新聞

2007年2月16日

SBC信越放送

豪雪豪雨災害を踏まえ県防災計画を修正へ

16日18時37分

去年の豪雪や豪雨災害を踏まえ、県の地域防災計画に新たに除雪ボランティア活動の環境整備や、避難情報の内容の充実などが盛り込まれることになりました。

これはきょう県庁で開かれた県の防災会議に報告され、了承されたものです。

県が地域防災計画に新たに盛り込む項目は4つで、このうち、雪害対策の充実として昨シーズンの豪雪災害で課題となった雪を処理する人の確保や、除雪ボランティアの受け入れ態勢の整備に取り組むとしています。

また、7月の豪雨災害を受けて、計画上では位置づけされていなかった市町村長が出す避難準備情報を明記したほか、災害発生前の避難を促すため細やかな情報を発信するなどとしています。

このほか、地震被害を減らす目標を定めたり、被災ペット対策の充実を位置づける方針で、今後国との協議を経て、計画に盛り込まれます。


豪雨被害:岡谷の土石流 殉職、小坂さんの慰霊式 功績たたえ220人参列 /長野

◇災害で殉職−−地域住民の安全に尽力

昨年7月の豪雨で発生した岡谷市湊の土石流に巻き込まれ殉職した同市消防団分団長、小坂陽司さん(当時45歳)の慰霊式が18日、同市のカノラホールで行われた。

県消防協会が主催し、日本消防協会や市消防団関係者など約220人が参列。地域の安全のため尽くした小坂さんの功績をたたえた顕彰状などが、遺族に手渡された。

また、参列者は市消防ラッパ隊による「葬送」の曲が流れるなか、しめやかに献花した。

80年4月に入団以来、自らの危険を顧みず、地域の生命や財産を守ってきた小坂さん。

塩崎貞夫・県消防協会長は

「消防関係者は遺訓を大切に、地域住民の安全のために力を尽くしたい」

と話した。

式後、小坂さんの妻祐子さん(44)は

県民

「悲しみは大きいが、時間の経過と共にふだんの生活に戻ってきたと思う。頑張っている2人の娘に助けられている。

父親の役目も果たし、娘が嫁ぐまで頑張りたい」

と話した。

【池乗有衣】
毎日新聞

2007年2月19日


岡谷土石流で殉職消防団員の慰霊式

写真:小坂さんの遺影の前で、顕彰状を受け取る妻の祐子さん(左)

昨年7月の豪雨災害で土のうを積む作業中に土石流に巻き込まれて殉職した岡谷市消防団第7分団の小坂陽司さん(当時45歳、分団長に2階級特進)の消防殉職者慰霊式が18日、同市のカノラホールで行われ、遺族や消防団員ら約220人が参列した。

市消防ラッパ隊が「葬送」の曲を奏でる中、全員で黙とうをささげた。

妻の祐子さん(44)も、中学2年の二女と出席し

県民

「夫は消防の精神を大切にし、有事にはいち早く現場に駆けつけ、一生懸命尽くしてきたと思う。

同じ精神を持った皆様に慰霊していただき、喜んでいると思います」

と謝辞を述べた。

2007年2月19日

読売新聞

作文で昨夏豪雨の体験つづる

岡谷・湊の小中学生最優秀賞

写真:受賞を喜ぶ山岡さん(右)と中島さん

国土交通省の土砂災害防止に関する作文コンクールで、昨年の豪雨で死者7人を出した岡谷市湊地区から、小・中学生2人が最優秀賞の国土交通大臣賞を受賞し、28日、市役所で表彰式が行われた。

子どもの目から見た災害の恐ろしさと復旧への動きが素直に描かれている。

受賞したのは、市立南部中2年山岡美菜さん(14)と、市立湊小4年中島夏恋(かれん)さん(10)。

中学生の部は664点、小学生の部で383点の中から選ばれた。

自宅にいた山岡さんは、停電になったことを外にいた母親に知らせて戻る際、「家ほどの高さの土と木の塊」が迫ってくるのを目撃した。

土石流は自宅を直撃したが、慌てて2階に駆け上がり、難を免れた。

2階の窓から救助された後、はだしでひざまで泥につかりながら避難し、両親と再会するまでの「死の恐怖」を生々しく描いた。

山岡さんは今も家族と仮住まいだが、

「災害は怖かったけれど、命の大切さが身にしみてわかった」

と話していた。

中島さんの作文のテーマは「湊が元気になるために私ががんばること」。

地域の復旧に向けて、中島さんは自分にできることを考え、「家族や友だちに優しくする事」などを挙げた。

すでに行動を始めていると言い、受賞については

「とてもうれしい。もっとみんなに元気になってほしい」

と笑顔を見せていた。

2007年3月1日

読売新聞

卒業式:土石流災害の岡谷・上の原小で /長野

昨年7月の豪雨で土石流災害に遭った岡谷市の同市立上の原小学校(石原俊彦校長)で20日、卒業式が行われた。

同校では土石流による土砂や倒木が体育館などに流入した。

卒業式には、卒業生48人と保護者らが参加。真新しい中学校の制服を着た卒業生は、今月上旬に修復工事が終わったばかりの体育館に入場した。

石原校長は

「豪雨災害での貴重な体験と支援の心を、自己を切り開く原動力の一つにしてほしい」

などと話した。

卒業した増澤はるなさん(12)は

少女

「新しくなった体育館で卒業式が出来て、うれしい」

と話す。

また、小口憂恭くん(12)は

少年

「災害もあったけど、楽しい行事もあって、思い出になった」

と笑顔を見せていた。

【池乗有衣】
毎日新聞

2007年3月21日

豪雨被害:森林整備や砂防施設を 県の検討委、昨年7月の災害で知事に提言 /長野

昨年7月に岡谷市などを襲った豪雨災害について、県の検討委員会が19日、災害対策のあり方を村井仁知事に提言した。

「土砂災害が少ない地域ほど発生の危険性がある」

として、森林整備や砂防施設の設置、緊急避難体制の構築を訴えた。

「7月豪雨土石流災害検討委員会」(北澤秋司委員長)と「森林の土砂災害防止機能に関する検討委員会」(北原曜委員長)が共同で提言。

北澤委員長は、

「これまでに災害が起きていない地域ほど、不安定な土砂をため込んでいると考えるべきだ」

と指摘。

広く警戒を呼びかけた。

北原委員長は、森林の土砂災害防止機能を評価し、間伐や広葉樹の植林を進めるよう提言した。

また、災害の発生原因については、被災地直下の水を通しにくい地層が一因になったと指摘。

長時間の降雨で表土層が多量の水分を含み、流動性の高い土石流が発生したとの認識が示された。

村井知事は

「森林整備の必要性を再確認できた。今後も災害に強い県土をつくっていきたい」

と話した。

【川崎桂吾】
毎日新聞

2007年3月20日

県民

Re: 人造湖と観光地

2007/ 4/27 7:42 No.467

投稿者 :avatar_is_ekubo

gの人は、またまたいつものハイドロプレーニング投稿です。反論ができずにコピペばかり、こういう輩は、ダム底を浚った時に出てくる藻屑、あるいはプロ市民の聖地・諏訪湖の底のヘドロと化す運命にあるのかもしれません。

諏訪湖もまた観光地であり、天然のダムです。昨年は豪雨で土砂災害が発生し、多くの犠牲者を諏訪湖周辺で出したことは記憶に新しいところ。そういえばあの時の知事選で、現職でありながら代理職を置かずに出馬して知事の肩書きを活用しようとしたところ突発的な災害発生で全くの裏目に出てしまい、自らの無策を棚に上げて空から観覧してゴルフ場開発が悪いと責任転嫁し、それでも県職員を動員して事実上の選挙活動を行わせてみたものの及ばず、選挙で敗れた後になってから災害対応で選挙に手が回らなかったと白々しくほざいた現職候補者とその信者達がいましたっけか。


県民

諏訪被災時の県職員動員への批判

2007/ 4/28 10:36 No.469

投稿者 :oneboxheaven

当時は散々出ていた話ですが、知事などの首長は選挙で現職が出馬する時、選挙活動に専念するために職務代理者を置くことができます。その選択をするかしないかは首長の判断であって、選挙活動の多忙さを改めて挙げるまでもなく、職務に真摯であれば代理者を置くのが普通です。

でも田中前知事は2006年の知事選で代理者を置きませんでした。それを表明した時、例の大災害はまだ起こっていません。この時は、知事の肩書きと権限を利用して選挙活動をするつもりではないかと批判が出ていました。結果としてですが、その目論見はavatar_is_ekuboさんの解説の通り、全くの裏目に出てしまいます。

そして例の県職員動員ですが、これも当時は批判を受けました。知事権限を利用しての動員で人気取りをしているという批判もあったのですが、それよりも、道路も被災して地域全体の交通が麻痺しているのに自家用車で個別に来いという頓珍漢な指示や、いざ被災地に入ったものの駐車場が無いとか、来ても当面のやることが無いとか、被災直後に無配慮に大量応援に来てもらっても困るという、言い換えれば現場の按配を知らないことによる好意の押し付けが却って迷惑になっているというものでした。

この動員騒ぎは、田中前知事の意向というよりも、田中前知事の歓心を得ようとした当時の県幹部の暴走であったとされています。とはいえ、その幹部を抜擢したのも田中前知事です。

SBC信越放送

豪雨災害防止に向け諏訪湖と天竜川の整備事業がスタート

24日15時23分

去年7月の集中豪雨で3000棟近い家が浸水した諏訪湖周辺の洪水防止に向け工事が諏訪市で始まりました。

きょうは村井知事をはじめ諏訪地域や上伊那郡内の市町村長などおよそ100人が出席する中起工式が行われました。

工事は国と県が激甚災害対策特別事業として4年をかけ行うもので、諏訪湖と天竜川一帯で総事業費142億円をかけて河川改修したり、浸水被害を防ぐ水門を設置します。

去年の7月豪雨では釜口水門の最大放流量を超える大雨となった影響で諏訪湖周辺で浸水被害が出ました。

工事完了後は最大放流量がこれまでより毎秒30トン多い430トンとなり去年並みの豪雨にも対応できるようになります。

一体整備へ 合同起工式

2007年06月25日

昨年の7月豪雨災害で甚大な被害があった諏訪湖周辺と天竜川を一体的に整備するため、諏訪湖・天竜川河川激甚災害対策特別緊急事業と天竜川河川災害復旧助成事業の合同起工式が24日、諏訪市の諏訪湖流域下水道豊田終末処理場であった。国と県が総額176億円をかけ、2010年度までに完成させる。諏訪湖の釜口水門から天竜川への最大放流量をこれまでの毎秒400トンから増やし、諏訪湖の水位を抑えるなどの対策。

起工式には、村井仁知事や国交省、諏訪地域や上伊那地域の関係首長らが出席。村井知事は「貴い人命が失われ甚大な被害を受けた諏訪湖と天竜川を一体的に整備し、地域に安全をもたらすよう取り組んでいく」とあいさつ、安全祈願祭でくわ入れをした。

諏訪湖・天竜川激特事業は、辰野町から伊那市までの天竜川約20キロ区間を国交省が5カ年事業で84億円を投じ築堤や護岸などを実施。一方、県が58億円をかけて諏訪湖に流入する武井田川など4河川に逆流防止水門や築堤などを実施する。

天竜川助成事業は、県が4カ年で34億円をかけ、釜口水門から辰野町までの天竜川約11・5キロ区間と舟渡川約1・6キロ区間のそれぞれ河道掘削と護岸などを実施する。

(犬飼兵衛)
朝日新聞

諏訪湖・天竜川の護岸、水門整備 水害対策事業が起工式

写真:災害対策事業の安全を願い、くわ入れを行う村井知事(中央)ら(24日、諏訪市で)

昨年7月の豪雨災害を受け、諏訪湖や天竜川周辺の浸水被害を防ぐ災害対策事業の起工式が24日、行われた。総事業費は176億円。

国の激甚災害対策特別緊急事業などで実施され、県の負担分は92億円。2011年3月までに終了する予定だ。

昨年の豪雨災害時には、諏訪湖の水が逆流するなどし、湖周辺の3市町で約2500世帯が浸水。天竜川では堤防が決壊し、橋が落ちる被害も出た。

このため、改修工事完了後には、豪雨の際、諏訪湖の水位を下げるため、天竜川に注ぐ釜口水門(岡谷市)の最大放流量を、現在の毎秒400トンから430トンに増加させる方針。

工事では、この放流量に耐えられるよう、天竜川の護岸を強化するほか、諏訪湖の流入河川の逆流やはんらんを防止するため、水門整備や河床の掘削を行う。

諏訪市の豊田終末処理場で行われた起工式と安全祈願祭には、村井知事を始め、諏訪、上伊那地域から関係10市町村の首長らが出席。

村井知事は

「1日も早く安心して暮らせるように、ハード、ソフト一体の安全対策を進めていきたい」

とあいさつした。

2007年6月25日

読売新聞

図上訓練:諏訪市、昨夏の豪雨教訓に 土砂災害、浸水を想定 /長野

昨年7月の豪雨で多大な被害を受けた諏訪市は28日、その教訓を生かすため、土砂災害や浸水被害を想定した図上訓練を市役所内で実施した。

市職員や警察、諏訪赤十字病院の関係者など約50人が参加。設置した災害対策本部で、昨夏の豪雨で寄せられた被害情報の3分の1にあたる約80件に対応する訓練を行った。

市民役の市職員らが別室から次々と通報。情報受理班が受けた事案を全体に報告し、担当部に情報をメモした対応カードを回していた。

時には

「報告の入った時間が記入されていない」

と怒号が飛ぶ場面も見られた。

同市は豪雨災害で、河川のはんらんなどで各所の道路が通行止めとなったほか、約1800世帯が浸水した。

また土砂災害などで避難勧告や指示が出された世帯は約2450に及んだ。

訓練後、山田勝文市長は

「災害当時を思い出した。どのような状況でも迅速に対応できるよう、さらに問題点を精査したい」

と話した。

【池乗有衣】
毎日新聞

2007年6月29日

防災願い砂防えん堤見学 岡谷の小学生

写真:砂防えん堤の建設現場で、県職員から説明を受ける児童たち

昨年の豪雨災害から19日で1年を迎えるのを前に、土石流で7人が犠牲になった岡谷市湊地区で12日、地元の市立湊小学校の5年生28人が、建設中の砂防えん堤を見学した。

この日は、県諏訪建設事務所の職員3人から、えん堤の役割や進ちょく状況などの説明を受けながら、2渓流の砂防えん堤4基を見て回った。

このうち3基は、すでに高さ9・5〜12・0メートルのうち3分の2程度まで、工事が進んでいる。

建設中の砂防えん堤の壁に触れる機会もあった。

吉田崇哲(たかあき)君(10)は

少年

「これで土石流をくい止められるんだと安心できた」

と感心していた。

2007年7月13日

読売新聞

豪雨被害:岡谷の土石流から1年 地元小学生、建設中のえん堤見学 /長野

昨年7月の豪雨によって発生した土石流で7人が亡くなるなど大きな被害を受けた岡谷市湊地区で12日、地元の市立湊小学校(増田正明校長)の5年生28人が、建設中の砂防えん堤を見学した。

児童らは県諏訪建設事務所職員から工事の進行状況などの説明を受けた。

児童からは

「工事費はどこが負担するのか」

などの質問が出た。

柿澤拓斗くん(10)は

少年

「工事が進んでいるのは、命を救うダム建設のために足場が悪いところで働いてくれている人たちのおかげだ」

と話した。

約1万5000立方メートルの土砂が流出した小田井沢川に3基、八重場沢川には1基のえん堤が建設され、完成は今年11月の予定。

【池乗有衣】
毎日新聞

2007年7月13日

豪雨災害、19日で1年 「減災対策」進む

2007年07月18日

諏訪湖上流域や天竜川流域で観測史上最大の豪雨に見舞われ、13人が死亡・不明になった昨年7月の豪雨災害から19日で1年を迎える。

大きな被害を受けた諏訪湖周辺では、雨が激しく降るたびに1年前を思い出し、不安になる人たちがいる。

もとの場所に戻れず、仮住まいを続ける世帯もある。その一方、教訓をもとにした「減災対策」が着々と進められている。

(犬飼兵衛)

「隣組を再構築」

諏訪湖にそそぐ小田井沢で土石流が発生し、7人が亡くなった岡谷市湊の花岡地区(472世帯)。

地元の区民センターで今月5日、小口明区長(63)は重い口を開いた。

「無我夢中で1年を迎えた。それでも、解決しなければならない課題が山ほどある。まだ一息もつけない」

災害から1年たち、

「一番の課題は隣組(となり・ぐみ)の再構築」

と強調する。

被災当時、新住民を抱える住宅地にありがちな住民同士の意思疎通の希薄さや、連帯意識の欠如を見せつけられたという。

これまでに防災資機材、高性能無線機を各自治会に配備したほか、高齢世帯を中心にした防災マップを独自に作製中。

公的支援が届くまで2日間の非常持ち出し品の準備を住民に呼びかける。

「約20年前の花岡区史には、同じような『山抜け』が数百年前にあったと記されている。でも、誰も知らなかった」。

そんな教訓から、被災状況を撮影したDVDを作り、後世に残す試みも始める。区のホームページを作り、仲間意識を共有をしていきたいという。

重い記憶

自宅を土石流に直撃され、「死」に直面した市立岡谷南部中学校3年の山岡美菜さん(15)は、あの日の怖さを

少女

「生きるということ」

と題して作文にした。

「土砂災害防止に関する作文コンクール」で2月末、国土交通大臣賞を受賞した。

少女

その日の朝、4時ごろ起きていました。

雷のような音が続いていたからです。

電柱がゆれ始め、電線が次々に切れて、頭上で火花を散らしたのです。

いそいで玄関に入り、ドアを閉めた瞬間、すきまから見えたものは、家ほどの高さの土と木の塊でした。

瞬間の判断で、私は2階に駆け上がりました。

1階は川と化していました。

大木も何十本も突っ込んでいました。

この災害は、あらゆるものを奪っていきました。

家も、財産も、日常も。

けれど、こうやって命があるのだから、この命を無駄にしたくありません(抜粋)――。

美菜さんと家族は被災後、諏訪市で仮住まいしている。

父で自営業の和永さん(59)は、小田井沢に砂防堰堤(えん・てい)が完成しても、付随する河川改修で土地を提供しなければならない可能性があると話す。

工事計画が固まらない限り、家を再建することはできない。

「花岡は静かな環境だし、戻りたい。ただ、危険な目に遭ったことで迷いがある」

と心境を打ち明ける。

美菜さんも

少女

「ほかに戻る場所はないけれど、あそこは嫌だな」

と思う。

すぐ上の民家は土石流の直撃で2人が亡くなった。

生死を分けた重い記憶は、消えていない。

防災ラジオ1万台

岡谷市豪雨災害復興対策室によると、1年たつ今も仮住まいしている被災世帯は、湊、川岸両地区で7世帯ある。

両地区合わせて全半壊27世帯のうち、建て替えたり改修したりしたのは20世帯。

一方、市が管理する道路は90%、河川は75%以上で復旧している。

市はこれまで、時間雨量や連続雨量に応じて迅速に対応する新しい避難基準を作ったほか、5月末には各支所など4カ所に独自の雨量計を設置、県の雨量計と合わせ計8カ所のデータがリアルタイムに取り込めるシステムを稼働させた。

また、土砂災害や水害の危険個所を明示した市民向けマップを作製。

防災無線の屋外スピーカーの音声が聞こえなかった反省から、緊急放送が家庭で聴ける防災ラジオを6月から1台千円で市民や事業所に配布し、約1万台が普及している。

さらに、職員42人を市内21地区との「地域連絡員」に任命し、情報伝達の迅速化を図った。

小口明彦・市危機管理室長は

「当市は急な山に囲まれた地形であり、市民と情報を共有しながら減災に取り組みたい」

という。

進む減災対策

昨年の豪雨で、諏訪湖の釜口水門雨量観測所が記録した7月15日から19日の総雨量は、400ミリに達した。

岡谷市の土石流災害とともに、諏訪湖周辺で2541戸に浸水被害が発生した。諏訪湖下流の箕輪町の天竜川では堤防が決壊した。

県は06年度、岡谷市内の12渓流と諏訪市の1渓流で砂防堰堤計21基の建設に着手。

今年11月中旬までにすべてが完成する見通しだ。

また、諏訪湖・天竜川河川激甚災害対策特別緊急事業など、国・県による総額176億円の事業が6月末に着手されている。

土石流の危険渓流(傾斜15度以上)は全国で8万9518カ所あり、砂防堰堤などの整備率は約20%(02年度末調べ)とされる。

県内の危険渓流は4027カ所。広島、兵庫両県に次ぐ数で、整備率は18・8%と全国平均を下回っている。

岡谷市の危険渓流は60カ所で、今秋に12カ所で堰堤が完成するため、約7%だった整備率は県平均を大きく上回るという。

一方、隣の下諏訪町では、土石流で国道20号やJR中央線を寸断した下諏訪駅近くの承知川の改修事業で、川がカーブする200メートル区間を拡幅することになり、民家6戸が立ち退きとなる。

県諏訪建設事務所は

「住民の協力をもとに、『原形復旧』を超えたできる限りの減災対策をしていきたい」

としている。

はサンズイに「広」の旧字体)

朝日新聞

土石流災害1年

写真:土石流で壊れた住宅や、建物が取り壊された空き地が残る岡谷市湊地区(12日撮影)

県内で死者・行方不明者13人を出した豪雨災害から間もなく1年。

一瞬で7人が土石流の犠牲になった岡谷市湊地区で、悲しみを乗り越え、災害を教訓にする人々の姿を報告する。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/kikaku/095/

<上> 語り合う

「強く生きる」桜に託し

写真:花岡滋さん(左)と朝子さん。2005年夏、おいの結婚式の後、松本市で撮影した

―私のお墓の前で 泣かないでください……

千の風になって」の曲がテレビで流れると、岡谷市湊、主婦花岡朝子さん(71)はチャンネルを変えてしまう。

昨年7月19日未明、自宅から約600メートル離れた小田井沢川上流にある自分の鋳物工場を見に行ったまま、戻らなかった夫の滋さんを思い出すからだ。

盆栽をいじっていた滋さんに

女性

「いい歌詞でしょう?」

と話しかけたこと、死者が生者に語りかける歌詞を朗読して、

女性

「どっちかが死んだら、こんな気持ちになるのかな」

と語り合ったことが、頭の中を駆け巡る。

被災前夜、滋さんの75歳の誕生日だった。

女性

「お父さん、これからも仲良く暮らそうね」

と話したのに、土石流が夫を連れ去った。

朝子さんは、湊小学校の体育館や、自宅から約1キロ離れた二男宅で避難生活を送り、8月5日、1人で自宅に戻った。

数日して、7人目の犠牲者として、夫は見つかった。

葬儀を終えると何をする気力もなく、

女性

「お父さんのそばに行きたい」

とつい口から漏れた。

同じころ、旅行仲間の主婦小口君子さん(66)が、自宅が全壊したため、向かいの空き家に移って来た。

室内に流れ込んだ土砂に胸まで埋まり、夫に助け出された君子さんは、ストレスから「人に会うのが嫌で下を向いて歩く」ようになっていた。

約1か月後、君子さんが朝子さん宅を訪れ、やり場のない不安を打ち明けた。

女性

「同じ悩みを持つ人で話し合える場があれば」

と、朝子さんは婦人会長らを通じて家族や自宅を失った近所の女性たちに呼びかけた。

月に1回、10人前後の女性たちが昼食後、集会所の机を囲む。

「激しい雨音に足が震える」

「夜、眠れない」

夕食の支度に取りかかるまでの約3時間。

「つらい時は頼っていいんだよ」

「ゆっくり行こうよ」

と毎回、励まし合った。

写真:岡谷市湊の被災地で、今年も満開の花を咲かせたシダレザクラ(今年4月撮影、住民提供)

君子さんは、夫と再建した自宅玄関前のコンクリート階段に「2006年、7・19被」の文字を刻んだ。

女性

「子供や孫に伝えて行かなければ」

との思いがある。

朝子さんは、夫が好きだったコーヒーを毎朝供え、遺影に語りかける。

今も「千の風になって」は聞けないが、

女性

「悲しい結果に何を言っても仕方がない」

と言い聞かせている。

9回目となった6月26日、メンバーたちは集まりの名称を「しだれ桜の会」と決めた。

土石流で社殿を失った神社の境内で、幹に深い傷跡を残しながら今春、満開の花を咲かせた樹齢110年のシダレザクラ。

このサクラのように力強く生きていきたいとの願いを込めた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/kikaku/095/1.htm

<中> 書き残す

「口伝えでは風化する」 恐怖の記録 町内会が編集

写真:記録集に掲載された写真を見る小口さん(岡谷市の自宅で)

「止められていなければ、死んでいたかも知れない」。岡谷市湊、会社員小口千秋さん(57)は今も、消防団員の声を忘れられない。

土石流被害が激しかった湊地区の第5町内会が編集した「記録集」に、そんな思いをつづった。

土石流が起きる直前、増水が気になり、近所の仲間と小田井沢川上流に向かった。

高速道路の高架下から約300メートル上ったところで、土のうを積む数人の消防団員に

「この先は消防団も行ってない。危険だからよした方がいい」

と制止された。

団員の中に、旧知の小坂陽司さん(当時45歳)もいた。

後から来た近所の農業花岡泰男さん(同58歳)に声をかけ、戻り始めた時だった。

「ゴー」。

ものすごい音に振り返ると、黒い固まりが押し寄せていた。

高台に逃げると同時に、下った濁流が2階建ての家を押し流した。

家は模型のように見えた。

犠牲者7人の中に小坂さんや花岡さんもいた。戻っていなければ、自分も巻き込まれたと思う。

「土石流なんて考えもしなかった。後世に伝えることで教訓になれば」

と手記を書いた。

記録集の製作を呼びかけたのは、地元町内会が昨年9月に設けた「災害復興対策委員会」の記録部会長となった花岡征男(まさお)さん(69)。

「口伝えでは限界がある。風化しないうちに、何かの形に残さなければ」

実は「大昔に山が崩れた」という言い伝えを聞いたことがあった。

実際、地元で1983年に発行された花岡区誌には、

「豪雨により山抜けとなり、一挙に土石を押し流し、この扇状地を襲い、小田井岬を作った――」

と記されており、過去に大規模な土石流があったことを示している。

しかし、いつ、どれぐらいの規模の土石流が起きたのか、地元には何も具体的な資料は残っておらず、土石流への備えは受け継がれていなかった。

記録部会として昨年10月、回覧板で町内会128世帯に体験記を寄せてと呼びかけた。

その後、征男さんはメンバーと被災世帯約20軒を直接訪ねた。しかし、「書くのはつらい」と断られたことも。

今年3月、記録集は完成した。B5判69枚からなり、生々しい13人の手記と40枚の写真が掲載されている。

冊子(750円)や、パソコンで見られるCD(250円)を購入したのは約100人に上った。

犠牲となった消防団員小坂陽司さんの妻、祐子さん(44)は記録集を読んで、夫の命がけの活動で救われた人がいたことを改めて知った。

県民

「ふるさとを守りたいというのが夫の願いだった。消防団に入っていて良かったんだと思う」

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/kikaku/095/2.htm

<下> 備える

「避難者名簿」を作成 自主防災組織きめ細かく再編

小田井沢川の支流からあふれた土石流が流れ下った岡谷市湊地区の市道沿い。高さ4メートルある屋根の下に、飛び散った泥の跡が今も残る。

現在は車庫となっている建物に、あの日まで、花岡あいさん(85)の寝室があった。

傾いたベッドの上に座って助けを待ったあいさんは、

女性

「もし息子が来なければ、私はいつまで待っていたか……」

と、1人で過ごした不安な時間を時々思い出す。

写真:土石流で壊れた住宅や、建物が取り壊された空き地が残る岡谷市湊地区(12日撮影)

土石流は、あいさん宅を直撃。寝室に流れ込んだ土砂でベッドの足が折れ、ガラス戸が開かない。

女性

「助けて!」。

大声で叫んでも、別棟に住む病院職員の長男(55)からの返事はない。

約20分後、頭まで泥だらけになった長男が助けに来るまで、あいさんはベッドから動けなかった。

実際の3倍、1時間も待ったような気がした。

土石流の直前、川の上流を見に行った長男が、間一髪で土石流から逃れたことは、後で知った。

諏訪湖まで達した土石流は、湖岸の周囲約850メートルに広がる地元、第5町内会133世帯を分断した。

多くの家族がバラバラに逃げ、名簿もなかったため、安否確認はなかなか進まなかった。

「全員の名前と居場所を確認するのに、3日かかった」

と当時の町内会長、花岡宏さん(63)は振り返る。

災害を教訓に、第5町内会では、高齢者や体が不自由な“災害弱者”の情報を記入した、新たな「避難者確認名簿」作成に取り組んでいる。

個人情報保護に配慮し、利用は緊急時に限り、年齢は入れず、匿名も認めて「祖父」「長男」などの続柄だけの記入もある。

町内会長が管理し、毎年3月に更新していくことにした。名簿は間もなく完成する。

また、きめ細かい防災組織作りも始まった。

阪神大震災以降、全国で自主防災組織作りが広がる中、岡谷市でも自主防災会が発足し、2003年までに市内21区で設立された。

しかし、1年交代で役員がたらい回しにされるなど、

「いざという時に役に立たなかった」

(花岡宏さん)

ため、第5町内会は今月、約80人を5班に編成した独自組織を新設した。

新組織では、看護師経験者に「衛生救護班」、栄養士資格を持つ人に「給水給食用班」に入ってもらうなど、住民の力を活用するよう配置した。

「避難誘導班」は、隣組の組長12人を含む約30人と増強した。

日ごろからお年寄りなどの状況を把握し、将来的には誰が誰を救助するかまで決めておくつもりだ。

土石流で親類2人を失った現町内会長の小口高弘さん(63)は、

「地震や水害、今後も何があるかわからない。土石流で亡くなった7人のためにも、安心して住める地域作りに取り組んでいかなければ」

と考えている。

(おわり)

この連載は、森藤千恵が担当しました。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/kikaku/095/3.htm

土石流被害の小学校の児童が復旧工事を見学

[2007/11月5日(月)]

去年7月の豪雨による土石流で体育館などに被害を受けた岡谷市の小学校で、子ども達が災害復旧工事の現場を見学しました。

見学したのは、岡谷市の上の原小学校の児童たちです。

上の原小学校は、去年7月の豪雨で上部の山林が崩れて土石流が発生し、体育館などに土砂が流入しました。

見学は学校のすぐそばで発生した災害に対し、実際にどんな対策がとられているか学習するのが目的です。

子ども達は建設が進む砂防ダムなどを見て周り、工事関係者の説明を受けながら災害への備えを学んでいました。

ABN長野朝日放送

06年豪雨災害まとめた論文集 信大研究会

2008/5月9日(金)

信大自然災害科学研究会が、2006年7月の豪雨災害で被害を受けた岡谷市や上伊那郡辰野町、伊那市での調査結果を論文集「県中・南部における平成18年7月豪雨災害」にまとめた。成果を公表し、地域に提言しようと企画。

地質や気象のほか、人工林の樹種や管理状態との関係、災害の記憶を伝える伝説を調べた論文もある。

同研究会は理学部の教員を中心に構成。災害発生直後から現地で調査してきた。

地質の分野をまとめた論文は、土石流で7人が亡くなった岡谷市湊の小田井沢川について、同じく土石流が発生した市内の2カ所と地質や発生の仕組みが類似すると指摘。

一方、小田井沢川は平均こう配が急なため稜線(りょうせん)近くで崩壊した土砂が途中でとどまることなく、河床を侵食し立ち木を巻き込んで下流に達して、ほかより被害を大きくしたと考えられる−と記述した。

別の論文は、土石流の危険がある沢近くの人工林で、本来そこに生育する根の強い樹種を再生することを提案。

県内に残る伝説や言い伝えをまとめた論文は、過去の災害を知るため、地域の歴史を見つめ直す重要性も指摘している。

執筆者の1人、全学教育機構の大塚勉准教授(52)=構造地質学=は

「住居建設を優先し、無防備なまちづくりをしている面もある。地質を加えるなど、ハザードマップも一歩踏み込んで作る必要があるのではないか」

と話している。

A4判、68ページ。調査地の自治体や希望者に配る。問い合わせは理学部の三宅康幸教授(ファクス0263・37・2506)へ。

岡谷の土石流、教訓を共有 松本で土砂災害防止の集い

2008/6月5日(木)

砂防えん堤の役割を示す模型実験もあった土砂災害防止推進の集い=松本市

国土交通省と県は4日、松本市で「土砂災害防止推進の集い」を開いた。

2006年7月の豪雨災害が残した教訓や、県内の砂防事業の歴史について、行政担当者や住民らがシンポジウムなどで意見交換した。

全国の市町村の防災担当者ら約2000人が参加。前岡谷市長の林新一郎氏は、7人の死者を出した湊地区での土石流を振り返り

「過去に災害が起きていないとされ、堤防は一つもなかった」

と説明。

「土石流はどこで起こるか分からない」

として、警戒・避難を促す情報提供や堤防整備の必要性を強調した。

県の土石流災害検討委員長を務めた北沢秋司・信大名誉教授は、県北部を襲った1995年7月の集中豪雨で、北安曇郡小谷村では死者が出なかったことを取り上げ、

「住民が普段から危険な沢や斜面を知っており、自主的に避難するなど初動が違った」

と分析。

ステージ上で堤防が土砂をせき止める模型実験を行い

「限られた予算で最大の効果を挙げるためには綿密な調査が必要だ」

と述べた。

上水内郡小川村で、明治時代に築いた砂防堤を維持管理している住民団体の代表は、県が検討する現地機関再編で、砂防事務所を統廃合しないよう訴えた。

しらかば帳:自問自答 /長野

「緊急地震速報」と機械音がテレビから響く。長野支局で夜勤明け業務の手を止め身構えた。揺れを感じず、ホッとしてしまった。

報じられる宮城県の旅館「駒の湯温泉」の被害状況から、2年前の岡谷市の土石流災害を思い出した。また尊い命が犠牲になった。

岡谷では、今まで人ごとのように思った災害が目の前にあった。

取材した男性は

「材木だけになった家屋で、泣きながら義父を捜す長男の姿が忘れられない」

と目を腫らしながら語ってくれた。

身近に潜む災害。「その時」私に何ができるだろう。自問自答する日々だ。

(池)
毎日新聞

2008年6月20日

しらかば帳:災害現場の遺跡 /長野

岡谷市の天竜川沿いにある遺跡発掘現場に赴いた。縄文時代の遺跡から黒曜石や琥珀(こはく)が出土したのだ。

太古からこの地に人々の営みがあったと知ると、門外漢ながらも縄文から続く歴史のロマンを感じる。

この現場は実は、2年前の豪雨災害で犠牲者が出た沢筋にある。

「あの山のこちら側と向こう側で土石流が起き、大きな被害が出たのです」。

市職員が前の山を指さした。遺跡は、その改修工事に伴い発掘された。

災害現場に現れた遺跡。太古の人々も、自然の猛威に直面しながら暮らしていたのだろうか。

(博)
毎日新聞

2008年6月27日

豪雨災害から2年 森づくり遺志つながる

児童らドングリから苗木つくり

花岡泰男さんが所有していた畑は今、「どんぐりの苗場」になっている

県内で12人が死亡、1人が行方不明となった豪雨災害から、19日で2年になる。

土石流で7人が犠牲となった岡谷市湊には再発防止のための砂防えん堤が完成。

今では、土砂が住宅を押し流し、道路を埋め尽くしたあの日の光景を思い起こすことは難しい。

そんな中、災害に強い山にしようと、広葉樹の森づくりを進める動きが広がっている。

(森藤千恵)

2年前、濁流が下った小田井沢川沿いの市道を登っていくと、「どんぐりの苗場」と書かれた看板が目に入る。

土石流で亡くなった農業花岡泰男さん(当時58歳)の畑を、地元自治会の花岡区が借り、市立湊小学校の児童らが昨年11月、ドングリをまいた。

若葉は10センチほどに伸びている。

老人男

「下草を刈ったり、まめに様子を見に行ったり、しっかり子守をしてやらなきゃいけないんだ」

と、花岡区長の小口(ひろあき)さん(63)は話す。

災害の2か月前、小口さんは、市の嘱託職員として市有林を管理していた泰男さんと、荒れ放題になっている山の話をした。

しっかりと根を張る広葉樹による森づくりの必要性で意見は一致した。

そして、泰男さんは

県民

「実は庭の鉢にドングリをまいているんだ」

と笑顔を見せた。

災害後、泰男さんの鉢から、ドングリが芽を出しているのを、小口さんは見つけた。

老人男

「山を広葉樹の森に変えていこう」。

小口さんは改めてそう思った。昨年6月、泰男さんの親族から、2鉢の苗が湊小に譲られた。

子供たちは「やっちゃんのドングリ」と名付け、校庭で大事に育てている。

昨年秋には、全校児童が、山で拾ったドングリ200個をポットにまいた。小口さんの呼びかけで、「苗場」にもドングリをまいた。

花岡区の住民は昨年11月と今年5月、コナラやミズナラなど広葉樹の苗約2600本を、土石流の起きた山の上流部に植樹した。

自宅でドングリから育て始めた人もいる。

少女

「芽が出てきたけど、どうすればいい?」。

小口さんのもとに、こんな電話もかかってくるようになった。

「やっちゃんのドングリ」は順調に育っている。新たにポットに植えたドングリも芽を出した。

秋には、ポットの苗を、土石流の起きた山に植える計画だ。

6年の伊藤春輝君(12)は

少年

「泰男さんからのバトンを僕たちが受け継いで、根がしっかりと張る苗木を育てたい。

将来子供ができたら、一緒に山に行って、木の大切さについて、僕が勉強したことを教えてあげたい」

と思い描いている。

は「サンズイ」に「廣」

2008年7月19日

読売新聞

岡谷の豪雨災害:06年の災害から2年、現場の復旧進む 20の砂防堰堤完成 /長野

土石流や河川の増水で県内で12人が死亡、1人が行方不明となった06年7月の豪雨災害から、19日で2年を迎える。

8人が死亡、住宅27棟が全半壊するなど最大の被害が出た岡谷市では、これまでに県が施工した12渓流の20の砂防堰(せき)堤が完成。

荒れた山肌には植樹が施され、家が壊れた住民も元の地に戻り、現場の復旧は目に見えて進んだ。

市は06年災害時の教訓から、大雨の際の情報収集手順、避難情報発令など市民への伝達体制も整備した。

今井竜五市長は、豪雨災害2年の節目を前に

「全市民がこの災害を忘れることなく、安全・安心なまちづくりに努めたい」

と語った。

19日は市が市民対象の土石流危険渓流現地見学会を催す。

7人が死亡した湊地区の小田井沢川などを回り、治山工事の状況を視察、犠牲者の冥福を祈る。

市中央町のイルフプラザ・カルチャーセンターで、災害写真パネル展を22日まで開催している。

【武田博仁】
毎日新聞

2008年7月19日

地方版

豪雨災害から2年 小林正子さんお別れ会

2008年07月20日

県内で死者・行方不明者13人を出した06年7月の豪雨災害から丸2年。

新聞配達中に車ごと川に転落したとみられ、ただ一人、行方がわからない小林正子さん(当時57)=上田市新町=のお別れ会が19日、同市内で開かれた。

「どこかで生きているのではないか」

と思うこともあったという夫で新聞販売所所長の(とおる)さん(63)は、参列者を前に

「葬儀も供養もしてあげられない状況だった。やっと、心の中で一つの区切りがつけられるように思う」

と話した。

(鈴木基顕)

2年前の7月19日早朝。激しい雨の中、達さんはバイク、正子さんは軽自動車で新聞配達に向かった。

出かけるとき、達さんが

「雨が降っているから気をつけろよ」

と言葉をかけたのが最後だった。

正子さんは川の増水でえぐられた道路を通りがかり、被害に遭ったとみられている。

捜索で見つかったのは、車と携帯電話、黄色のカッパと、ジーンズだけ。

これまで、達さんは

「あきらめ半分、一方で期待もあった」。

昨年9月、失踪(しっ・そう)宣告審判申立書を長野家裁上田支部に出し、3月19日に死亡が確定した。

4月20日に家族と親類だけで葬儀を済ませた。

だが、

「多くの知人や関係者に区切りとしてお別れをしてもらおう」

と会を開いた。

この日は約680人が参列した。

正子さんについて、達さんは

「ものに動じない、誰とでもつきあえる明るい性格だった」

という。

結婚して29年間、

「何でもふたりで一緒にやってきた」。

何かの拍子に

「(正子さんが)いたら、こんなときどうするかなと思う」

という。

そして、

「(いないことに)だんだん慣れなくちゃいけないんだけど……」

と語った。

正子さんは、自然が好きでガーデニングが趣味だった。

「草がぼうぼうになって」

という庭に今、ピンクのバラと、ラベンダーが花を咲かせている。

朝日新聞

豪雨災害から丸2年 岡谷で追悼式

県内で死者・行方不明者計13人を出した06年7月の豪雨災害から丸2年を迎えた19日、土石流で7人が犠牲になった岡谷市湊地区で、地元区などが追悼式を開いた。

また、新聞配達中に車ごと上田市手塚の川に転落、行方不明となった同市新町の小林正子さん=当時(57)=のお別れ会も市内で営まれた。

7月20日(日)

やっちゃんのドングリ山に

「減災の森へ」思い継ぐ

「やっちゃんのドングリ」(手前)を災害現場に植樹する児童ら(岡谷市湊で)

2006年7月の豪雨災害で、7人が犠牲になった岡谷市湊の災害現場で17日、市立湊小学校6年の児童らが、コナラなど広葉樹の苗木約250本を植樹した。

「山のことを子供たちに教えたい」

と願いながら、土石流で亡くなった花岡泰男さん(当時58歳)が、ドングリから育てた苗木「やっちゃんのドングリ」も、一緒に植えた。

「ドングリを、山に返してやれた」。

子供たちと関係者は、ほっとした表情を浮かべていた。

市の嘱託職員として、市有林の管理をしていた花岡さんは、荒れ果てていく山を、災害に強い森にしようと、自宅の軒先で、ドングリから苗木を育てていた。

花岡さんの死後、土石流の被害に遭わずに残った苗木約20鉢を、親類の矢島順子さん(59)が引き取った。

「災害に強い森を作って、子供たちに山の大切さを教えたい」。

そんな花岡さんの夢を聞いていた矢島さんは昨年6月、花岡さんの苗木2鉢を同校の児童に譲った。

当時の5年生が「やっちゃんのドングリ」と名付け、大切に育てた。

子供たちは災害後、2年間かけて、災害が発生したメカニズムや、森林の役割、間伐や枝打ちなど森林を管理する方法を学んできた。

災害現場には20回以上、足を運んだ。被災者のために歌を歌ったり、ペンダントやお守りを作ってプレゼントしたりもした。

藤森大也君(12)は

少年

「苗木のことを考えているとき、花岡さんと話しているような気がした。

多くの人が傷付いた災害が、二度と起きないようになってほしい」

と話す。

林徹教諭(51)は

「子供たちの方が、元気や勇気をもらってきた。人との出会いや感謝の気持ちを学ばせてもらった」

と振り返る。

17日は、全校児童が山で拾ったドングリから育てた苗木と「やっちゃんのドングリ」に、下諏訪町立下諏訪北小学校の児童が育ててくれた苗木などもあわせ、計約250本を、災害現場の山に植えた。

苗木の横には、「減災の森林へ」と、花岡さんの思いを記したクイを打った。

自分で育ててきた苗木も一緒に植えた矢島さんは、

「山林のことを学んだ子供たちが、泰男さんのドングリを山に返してくれた。泰男さんの二つの願いがかなった」

と話していた。

2008年11月18日

読売新聞
SBCニュース

豪雨災害被害の岡谷市花岡区が復興の記録誌発行

(2008/11/26日18時53分)

おととし7月の土石流災害で7人が犠牲となった岡谷市の花岡区が、復興までの活動などを記した冊子を発行しました。

記録誌はA4版大で100ページで、土石流災害の状況や原因をはじめ、行方不明者の捜索活動、復興に向けた森作りなどが、当時の写真や図面とともに記されています。

また地区の住民や各種団体の代表が災害への思いを寄せています。

花岡区では700部を印刷して区内の全480世帯に配布、図書館に寄贈するほか、一般にも販売します。

花岡区の小口瀇明区長は

「災害の経験を風化させないよう読んでもらい、住民がそれぞれ後世に伝えていってもらいたい」

と話しています。

岡谷・花岡区 06年豪雨の記録誌発行「語り継ぐ一助に」

11月27日(木)

「災害と復興の記録」を手にする小口瀇明さん(左)と浜裕幸さん(瀇はサンズイに廣)

2006年7月の豪雨災害で土石流が発生し7人が犠牲になった岡谷市湊の花岡区が、記録誌「災害と復興の記録」を発行した。

被災当時を振り返りつつ、区民同士で支え合い、復興に向かう地域の歩みを紹介。

区内に配布したほか一般向けに販売もしており、

災害の経験を後世に残す一助に

−と願っている。

記録誌は、土石流よりも諏訪湖のはんらんに目が向けられていた災害前の状況から、土石流発生後の行方不明者の捜索や避難所の開設、区民で取り組む森林づくりや県の砂防えん堤整備といった復旧の様子を文章や写真、図解などで紹介。

区民31人の寄稿文も載せた。

寄稿文には、泥に埋まった自宅を壊し、災害を恨んだことがありながらも関係者の支えに感謝する女性、避難所で

「手を取り合って泣いたり笑ったりした」

という女性、住民の避難誘導や行方不明者の捜索などに当たった消防団分団長の男性ら、それぞれの区民が思いをつづっている。

26日に地元の花岡区民センターで会見した区長の小口瀇明さん(64)は

「ページをめくるにつれていまだに涙がこみ上げてくる」。

復興は着実に進んでいるとしつつ

「災害を風化させてはいけない」

と力を込めた。

記録誌は今年3月、土石流が発生した小田井沢川など、区内の5基の砂防えん堤整備が終わったのを受けて編集に着手。

災害当時の副区長で編集担当の浜裕幸さん(64)が中心となり、

「復興の経験が無駄にならないように」

と進めてきた。

A4判、100ページで700部作製。1部2000円。市内の小中学校や図書館などに寄贈も予定している。

問い合わせや購入希望は、花岡区民センター(電話0266・23・8290)へ。

(瀇はサンズイに廣)

伊那・古川の水量激減 原因は天竜川工事?

更新:2008-11-28 6:01

伊那市の中央区を流れる古川の水量が徐々に減り始め、今月中旬には枯れたような状態にまでなった。

一帯は湧き水が多く、冬でも一定の水量はあるといい、住民は「前代未聞」の出来事に驚いている。

原因は不明だが、

天竜川で行われている河床掘削工事の影響では

―との見方もあり、同区は防火用水を確保する上からも、一定量の水を古川に流す方策を天竜川上流河川事務所(駒ケ根市)に要望するなど対応に追われている。

中央区誌や区役員らの話によると、天竜川の左岸に位置する古川はかつて天竜川の川筋ともなっていた。

現在、上流部は天竜川から取水した農業用水が流れ込むが、取水を停止する冬季間でも一定の水量はあるといい、

あちこちにある湧き水が流れ込んでいるのでは

―とも。

「百年、水が絶えたことのない川」

と話す人もいる。

水量の激減が顕著に表れたのが今月中旬。高沢勝さん(68)中央北町=は、

「川の水がだんだん減ってきて、十四日には川底が見え、魚が浮いた」

と話す。

「寒中でも水深が10センチから15センチはある。こんなことは初めて」

と驚く。

考えられる原因が、平成18年7月豪雨災害の教訓から、災害防止を目的に天竜川で進む激甚災害対策特別緊急事業。

同年から5カ年計画で河床の掘削や護岸などの整備工事を実施している。

中央区の天竜川でも10月から、年度内完成に向け、工事が始まった。

同河川事務所によると、これまでも工事の影響で、周辺の浅井戸などで水位の低下や井戸枯れなどの障害が何件も発生しているという。

区役員らはこのほど事務所に出向き、状況を説明。

「ずっと枯れたことのない川が枯れた。工事期間とピタリと合う。対策を真剣に考えてほしい」

などと要望した。

市の要請で三峯川沿岸土地改良区連合が18日から他の河川へ流す水を古川へ流し始めたが、

「あくまで例外的な緊急措置」

といい、継続されるかは不透明だ。

中央区の横森孝心区長は

「今までなかった問題で、誰がいけないとかは断定できない。

直接の被害が起きているわけではないが、防火用水など住民生活に関連する川であり、枯らしておくことはできない」

と心配している。

長野日報

http://www.nagano-np.co.jp/

古川、枯渇しちゃいそうだった

http://art7.photozou.jp/pub/802/179802/photo/15532159.jpg

長野日報の記事より、伊那市中央区...って言わないの、もう...伊那市中央を流れている古川の水量が激減して枯渇しちゃったり、慌てて別んとこから補給したりしていたんだそうです。

天竜川の左岸に位置する古川はかつて天竜川の川筋ともなっていた。

現在、上流部は天竜川から取水した農業用水が流れ込むが、

取水を停止する冬季間でも一定の水量はある

といい、

あちこちにある湧き水が流れ込んでいるのでは

とも。

「百年、水が絶えたことのない川」

と話す人もいる。

魚が浮いたっつうんだたら「絶えた」って言っちゃって良いくらいですよね。

原因と考えられているのが河床掘削工事なんですって天竜川の。 今盛んに工事してますよ。 ゲキトク!とか言っちゃってます(→激特事業、激甚災害対策特別緊急事業)。

近隣では井戸枯れなんかも起きてるんだそう。 まさか工事が即刻中止!なんてことは無いので、ゆくゆくは古川も枯れちゃうんだろうなぁ。

と思って先週末、雨の降る中1枚撮っておきました。 それが上の写真。

http://www.padmacolors.org/entry/20081130/439/

天竜川の水害、学ぶ「カフェ」

国土交通省天竜川上流河川事務所(駒ケ根市)が設けた天竜川上流域災害教訓伝承手法検討会は29日、初の「天竜川ぼうさいカフェ」を飯田市美術博物館で開いた。

参加者たちはくつろいだ雰囲気でコーヒーを味わいながら、水害の歴史などを学んだ。

11月30日(日)

阪神大震災14年 イベントで災害への備えPR 豪雨災害の岡谷で

1月18日(日)

「防災とボランティアパーク」での家具の転倒実験。二つ重ねのたんすが人形の顔と足に倒れた

阪神大震災から14年を迎えた17日、2006年に豪雨災害に見舞われた岡谷市は、JR岡谷駅前の再開発ビル「ララオカヤ」で、「防災とボランティアパーク」を開いた。震災を想定した家具の転倒実験や、ボランティア団体による豚汁の炊き出しなどがあり、訪れた家族連れなどが災害への備えの大切さをあらためて実感していた。

転倒の実験では、家具などの転倒防止策の研究や指導をしている1級建築士の鈴木啓之さん(48)=愛知県豊田市=が、高さ2メートルほどの2つ重ねのたんすを大きく揺すった。

たんすは、上部と下部に分かれて鈍い音とともに倒れ、あおむけの人形の顔と足の上に落下。

鈴木さんは

「水害と同じように地震にも目を向けてください」

と強調し、家具固定の器具を紹介した。

非常食の試食コーナーには水や湯を入れて食べるご飯などが並んだ。炊き出しはボランティア活動に関心を持ってもらおうと行い、「おかやボランティア連絡協議会」が、豚汁約400食を振る舞った。

震災直後の神戸市を記録した映像の上映や、岡谷市の豪雨災害の写真パネルなどの展示もあった。

親子で訪れた塩尻市の会社員古川篤志さん(46)は

「普段は災害を意識していないが、備えをしておかなければいけないですね」

と話していた。

豪雨災害の川の上流で植樹作業 2009/5月25日(月) 06年7月の豪雨災害で土石流が発生した岡谷市湊の小田井沢川の上流で24日、地元住民らが植樹をした。 災害に強い森づくりを進めようと、根が深く張るとされる広葉樹のケヤキやコナラの苗木約750本を植えた。地元の花岡区の呼び掛けに市内外から100人ほどが集まった。
岡谷の土石流災害から3年…知事が視察 [7月16日(木)] 8人が死亡した岡谷市の土石流災害から19日で3年を迎えるのを前に、復旧工事が進む災害現場を村井知事が視察しました。 村井知事は土石流災害が起きた岡谷市小田井沢を訪れ、地元の区長から土砂が流れた山の斜面に植樹を進めていることなどについて説明を受けました。 2006年の7月19日に起きた土石流災害では、岡谷市花岡区だけで7人が死亡し20軒の建物が全半壊しました。 小田井沢上流域について県ではおよそ24億円をかけて土砂の流失を防ぐ治山事業と砂防えん堤の設置などを進めていて、いずれも今年度中に復旧工事を終えることになっています。
abn
諏訪で浸水被害相次ぐ茅野で女性死亡 [8月9日(日)] 県内では8日夜、激しい雨となり、諏訪市内で浸水や土砂被害が相次いだほか、茅野市で女性が用水路に落ち死亡しました。 諏訪市では8日午後6時から1時間に120ミリという猛烈な集中豪雨になりました。 この雨で市内では道路の冠水が相次ぎ、住宅120棟以上に浸水被害が出ました。 また、市内の2つ以上の河川で土石流も発生し、住宅に土砂が流れ込む被害が出ました。 このため市は、650世帯に避難勧告を出し、住民100人以上が中学校などに避難しました。 また、茅野市では夏祭り帰りの女性2人が用水路に落ち、1人は自力で這い上がりましたが市の臨時職員・柳平愛美菜さん(22)は約1キロ下流まで流され、病院に運ばれましたが死亡しました。
abn
県内でも大雨 諏訪などで348棟浸水 2009年08月10日 写真 諏訪大社上社本宮の境内にたまった土砂を手押し車でトラックに運び出す消防員ら=諏訪市中洲  県内は8日夜、中部を中心に大雨になった。茅野市で1人が死亡したほか、諏訪市を中心に住宅への浸水などが相次ぎ、一時約100人が避難した。(杉浦幹治、柳川迅)  茅野署によると、茅野市本町西で8日午後7時半ごろ、同市豊平、同市臨時職員柳平愛美菜さん(22)が道路脇の用水路(幅約2メートル、深さ約80センチ)に転落した。約2時間後に約1キロ下流で発見されたが、搬送先の市内の病院で死亡が確認された。  柳平さんは市民祭り「茅野どんばん」から帰る途中で、一緒にいた同僚の女性とともに用水路に落ちた。同僚は自力ではい上がったが、柳平さんは流された。当時、激しく雨が降っていたという。  県の9日午後5時時点のまとめによると、床上浸水した住宅は諏訪市で66棟。床下浸水は諏訪市で277棟、南牧村と中条村で各2棟、上田市で1棟の計282棟に上った。諏訪市の650世帯に一時、避難勧告が出され、諏訪西中学校に99人が避難した。  被害が特にひどかったのは、諏訪湖南側の新川沿い。新川に流れ込む三つの川から土砂や流木が流入して水があふれ、近くの住宅が水につかった。  国道20号や143号、県道美麻八坂線など6路線の7地点では、冠水やのり面の崩落で通行止めになった。そのうち県道岡谷茅野線の諏訪市豊田有賀―大熊間と、県道鹿教湯別所上田線の青木村沓掛女神岳―上田市野倉新田間は復旧に時間がかかり、通れるようになるには少なくとも数日を要する見通しという。  松本市内では、8日午後7時半から約3時間にわたって320戸で停電した。  県によると、8日午前0時〜9日午前7時の間に記録した最大24時間雨量は、最も多かった諏訪市後山で153ミリ、次いで同市内の諏訪建設事務所の81ミリ、松本市琵琶橋の79ミリだった。  長野地方気象台によると、10日以降も西日本に接近している熱帯低気圧の影響で、局地的に短期間で強い雨が降る恐れがある。土砂災害や河川の増水の危険が高まっているといい、県は警戒を呼びかけている。
asa
大雨、諏訪で浸水被害 大雨の影響で近くの川がはんらんするなどして諏訪市湖南大熊地区の住宅街は冠水。住民らは後かたづけに追われた(9日)  県内は8日夜から9日未明にかけ、太平洋上から暖かく湿った大気が入った影響で、局地的に大雨となり、9日午後5時現在の調査では、諏訪市で床上、床下浸水の被害が343棟に達した。茅野市では、夏祭りの帰りに、増水した用水路に転落した女性が死亡。長野地方気象台は、10日も県南部を中心に強い雨が降るとして、警戒を呼びかけている。  8日午後6時からの1時間で118ミリの雨量を観測した諏訪市では、諏訪湖に流入する新川流域を中心に66棟が床上浸水、277棟が床下浸水となった。同市湖南では8日夜、650世帯に避難勧告が出され、約100人が避難した。勧告は9日朝に解除されたが、一部の住民が自主避難を続けているという。  同市湖南の大熊地区では、川からあふれ出た水が腰の高さに達し、車が土砂に埋まった。会社員高橋史紀さん(42)は「近くの川がゴーゴーと鳴り響いた。避難所に行く途中、濁流が流れてきて、大人でも危なかった」と振り返った。  一方、茅野市で8日夜に行われた市民祭「茅野どんばん」の帰宅途中、同市本町西の用水路に、同市豊平、市臨時職員柳平愛美菜さん(22)が転落。柳平さんは約1キロ離れた用水路内で発見され、病院に運ばれたが、死亡が確認された。 (2009年8月10日 読売新聞)