山口村民「越県合併」を選択=山口村意向調査
意向調査=賛成62%、反対37%
岐阜県中津川市との合併の是非を住民に問う、山口村の「投票による村民意向調査」は二十二日投票、即日開票され、賛成九百七十一人、六二・二八%、反対五百七十八人、三七・〇八%で合併賛成が投票総数の過半数を上回った。加藤出村長は「多数票を尊重する」としており、県境を越えた合併の可能性が極めて高くなった。合併が実現すれば、「平成の大合併」では全国初の越県合併となる。
投票資格者は永住外国人を含む高校三年以上の村民千七百十一人で、千五百五十九人が投票。投票率は九一・一二%で、関心の高さを示した。
加藤村長は二十三日に開かれる村議会全員協議会に投票結果を報告するとともに、村議会に正式に合併の方針を決める議案を提出する。村議会は合併推進派議員が多数を占めるため、可決は確実とみられる。その後、長野・岐阜両県議会で最終的な合併の是非が判断されることになる。ただ、同村と並行して合併協議を進めている中津川市と恵那郡北部町村の調整が遅れているため、村議会三月定例会への提案は流動的。
山口村の越県合併は、島崎藤村の代表作「夜明け前」の中でも描かれた「信州」が岐阜県に移ることも意味し、村民にとどまらず、県内外を含めて大きな関心を集めることになった。
昨年四月の村長選では合併慎重派が候補を擁立。事実上、合併の是非を問う選挙となった。結局、合併推進を掲げた加藤村長が当選したものの、村内には住民投票を求める意見が強まり、加藤村長もこれに準ずる形として「意向調査」の実施に踏み切った。
生活の安心感が決め手 自治意識どう地域づくりへ
【解説】
二十二日行われた村民意向調査は中津川市との合併賛成が上回り、山口村が岐阜県へ越県する可能性が極めて高くなった。住民たちは財政面や住民サービスの安定への期待、生活面での結びつきから、県境を越えることを選択した。
加藤出村長はかねてから、財政上単独での村政運営は不可能とし、実質的な生活圏となっている中津川市を中心とした岐阜県側との合併協議を推し進めてきた。平成の合併論議が浮上して以降、村民の中にも半ば既定路線として合併協議が進められてきた経過がある。
これに対し、越県合併が現実味を帯びてくると、合併に慎重な意見も強まった。国主導の合併に批判的な田中知事の登場も追い風になって、それまで声を上げにくかった合併慎重派が一気に巻き返しを図った。
こうした中、村は先月末から村内十七会場で開いた地区説明会でも、合併した場合と単独の場合の比較資料を提示し、単独の場合は村単独の施策は廃止が不可避などとして、合併の必要性を改めて訴えた。
一方、慎重派は合併しても周辺部や少数派になるなどの問題点を挙げたほか、「自助努力により自立は可能」などと主張。頻繁にチラシを配布するなど、熱心に自立を訴えた。
” 勝敗”を分けたのは現実の生活だった。賛成票を投じた住民は「日常生活で県境を意識することはほとんどない。同じ生活圏に暮らすのなら、行政体も同じ方がむしろ自然」と指摘。行政に比べ情報量や作業量で及ばない慎重派は、合併しなかった場合の具体的な代替策や安心材料を住民に示せなかった。
ただ、賛成者の中にも「やむを得ず」と苦渋の選択として合併を選んだ住民も。合併しても地域の存在感を維持できるのか。不安が完全に払しょくできたわけではない。加藤村長も慎重派の主張に共感し「合併した後の地域づくりが大切。村内に地域振興協議会のような組織をつくれれば」と住民自治組織の立ち上げを提案している。
賛否はあったものの、村民が地域の将来を真剣に考えて出した答え。事実上、村の越県合併の方針が固まった中、今回の合併論議で高まった住民自治意識をどう地域づくりにつなげていくか。今後の大きな課題になる。
関係者の談話
- 「合併問題の議論を尽くす会」の大脇真代表
- 六五%取れると思っていたが、ほぼ予定通り。みんながよく頑張った。新市に向かい、この会で議論を尽くし、中津川市でしっかり山口村の存在をアピールしたい。会は合併まで継続して活動していく。田中康夫知事に一度お会いして、私たちの意向を伝えたい。
- 「ねえさまたちの勉強会」の原伸子代表
- 信じられない結果。これほど差がつくとは思わなかった。こうなった以上は合併しかない。会として今後、どのような活動をしていくは現段階では分からないが、地域をよくするための努力を続けていきたい。
- 「山口村自立の会」の鈴木伸代表
- 厳しい結果だが、地域の皆さんがそう考えた以上、素直に結果を受け止める。感情面でしこりが残るだろうが、時間が解決してくれるのを待つしかない。
- 村上淳県議
- 村民の皆さんは合併に対し本当に議論を尽くしたと思う。心から感謝したい。結果は冷静に受け止めている。私なりに結果をよく精査して結論を出したい。結果は重視したい。今後、山口村の合併が平穏無事に終わることを願っている。
「多数の賛成を尊重」 加藤村長
村民意向調査の結果を受け加藤出村長は二十二日夜、同村民センターで会見し「多数の賛成を尊重する。村民が中津川市との合併に意思を明確に表明したと理解する。(越県の判断に)勇気ある決断と感謝したい」と話した。
「反対」に投じた村民には「自分自身が地域を創造する時代という気持ちは同じ。合併後の地域づくりに参加してほしい」と呼び掛けた。今後の新しい地域づくりには村民総参加で取り組む必要があると強調した。
賛否の割合については、「(反対の人は)信州に残りたいという気持ちが強かったと思う」としながら、昨年四月の村長選から「合併支持」の割合が得票率で約五ポイント上乗せしたことに、「情報の提供と、可能なことはすべて取り組んできたことが報われた」とした。
一方、中津川市の中川鮮市長は「多くの村民が本市との合併の道を選択したことに改めて責任の重さを感じる。一人でも多くの村民が”中津川市と合併して良かった”と言ってもらえるような新市にしていかなくてはならず、両県からの力添えをいただきたい」とのコメントを発表した。
2004年2月23日長野日報
合併反対派や田中知事が「住民投票で決めるべきだ」と主張していましたが、村長がそれを受け入れ、住民投票が実施されました。
合併反対派や田中康夫が必死で運動をやりましたが、結果は「合併賛成多数」。民意は合併賛成と、はっきりと出たのです。
しかも、前年の村長選挙の時より合併賛成票が増えていました。もう完全に民意はあきらかです。
合併反対派の原伸子や鈴木伸も、民意を認めて合併を受け入れました。
行政運営に於ける合理性
※ 千葉の合併問題巡り田中知事来援、堂本知事と批判合戦
これは微妙なところで、私は彼がそれを長野県下でやるのはイリーガルだと思っています。なぜなら、市町村合併という微妙な問題で、県知事が合併反対の旗を振るのは、市町村にとっては、上部の行政からの押しつけと写るから。それでいて国も同じ方針なら良いけれど、県と国が明後日の方向を向いて意見してくれば、当事者の市町村は股裂き状態に陥るしかないから。
他県にしてみれば良い迷惑だろうけれど、私はこれ、「他県の問題に口出すな」と言っても、まず康夫ちゃんには通じないし、むしろそうやってメディアに取り上げられることこそ、彼と、彼を呼んだ人々の狙いなのだから、もう少し正面から、田中康夫の主張の何が間違いであるかを批判した方が良いと思いますね。これではまんまと敵の術中にはまるだけ。
日時:Fri May 7 11:55:55 JST 2004
いつまで続く、この戯れ言政治
※ 長野市行政訴訟へ
四街道市に乗り込んで合併反対のトークショーを開いた件ですが、住民投票では、「反対」という結果が出たようで、これは私は当然だと思いますよ。第一に、こんなもん投票すれば、よほど貧乏な町村でないと、「賛成」の結果が出ることはまずないでしょう。一方で、四街道市が千葉市と合併するメリットがあるかと言えば、何も無いですよ。そもそも、この合併は、地方の郡部の体力の無い所を合併させて、行政サービスの効率を上げることが目的であって、こんなもの都会でやることには何の意味も無い。ただ合併特例債を消化したいがための合併と見られても仕方ない。
四街道市の人口は8万人。余所を吸収合併するならともかく、これだけの人口を抱えていて、千葉市に吸収合併される必要なんて何も無いでしょう。
ただ、私は地方に於ける合併は強固に速やかに進める必要があると痛感しています。
http://www.tbs.co.jp/uwasa/20040516/genba.html
日曜日にTBS系列で放映された、「噂の東京マガジン」を見たんですけれど、これは酷い話でして、上のURLをクリックして貰えれば出てきますが、三重県の紀勢町での出来事です。使う予定も無い新庁舎を12億円も使って建てた。工事には町長の土建会社が関わっている。
紀勢町と言うところは、町税収入が52.341円なのに、一般会計予算は、651.623円だそうで、12倍の予算を組んでいる。それでこんな無駄遣いをバカスカやっているわけです。こういう出鱈目が、この半世紀、日本中の地方で繰り広げられて来たわけです。
この人たちに自助努力を求めるのは無理ですよ。村社会では浄化作用も働かない。だったら、人数を増やして、ちょっとでも衆目の監視の輪が広がるようにするしかない。人数が増えれば腐敗の芽も増えるけれど、それを正そうとするモーメントもそれだけ働きますから。
週刊現代がこの康夫ちゃんと堂本知事の鞘当てをして「どっちもどっち」と書いていますが、タイトルとは違い、記事の中身は相変わらず康夫ちゃんべったりです。
それで、最初、彼は、
<
「堂本知事が電話して来て文句を言った」
と述べた。
堂本知事がそれを否定すると、今度は、先週のラジオで、わざわざ長野では流れていない時間帯に、
<
「副知事に電話して来た」
と述べた。
それが週末の記者会見になると、
<
「千葉県の副知事が長野県の副知事に抗議の電話を掛けてきた」
とまでトーンダウンした。
最初から狙った発言で、出鱈目をぶち上げて、もうその情報は訂正しようが無いほどに流布された後で、少しずつトーンダウンしてゆく。
いつもの手法ですけれど、何しろこの人はサイコパスですから、自分がいかに汚い手口を使っているかの認識が全く無いんですよね。
せいぜい、豪腕小沢を真似てメディアを操っているという程度の満足感しか無い。
日時:Thu May 20 11:39:58 JST 2004
2004年08月05日
合併問題で新展開・・・住民意向調査を求める市民運動始まる
住民不在のまま突き進む市町村合併。こんどは伊那・高遠・長谷の3市町村による協議。しかも一気に法定協議へ。合併対象地区は10が6に4に、そして今度は3。つまり「先に合併ありき」なのです。
こうした動きに市民有志が動き始めています。メール転載歓迎。多くの方のご協力を!
各位 2004年8月3日
合併の住民意向調査を求める市民の会発起人のご依頼
例年にない猛暑が続いておりますが、皆様には益々ご健勝のことと拝察申し上げます。
さて、ご承知の通り、昨年12月に6市町村による合併協議が破綻しました。年を越して、4市町村による合併協議が急浮上し、伊那市においても住民のための説明会が矢継ぎ早に開催されました。しかし、7月に入って南箕輪村の離脱が決まり、再び協議は破綻しました。ところが、このところ行政と議会を中心に伊那・高遠・長谷3市町村による合併協議が急展開しています。
こうした住民不在の「先に合併ありき」の姿勢には違和感を禁じ得ません。
市町村合併は、私たちのみならず、子や孫の暮らしや産業までも左右する重要な問題です。行政任せや議会任せにせず、開かれた充分な論議を尽くすことは市民としての責任ではないでしょうか。その上で、それぞれの個性ある地域の暮らしや文化、歴史と現状に即して時間をかけて検討されるべきですし、これまでのまちづくりや村づくりの経験と目標に照らして、住民みんなが慎重に選択すべき問題ではないでしょうか。
そこで、私たち市民有志は、市町村合併について充分な知識と議論を踏まえた上で、住民意向調査を行うことを、行政ならびに議会に対して求めていくことに致しました。
就きましては、「住民意向調査を求める市民の会」(仮称)結成に当たり、発起人をお願い致したく存じます。一人の市民の声では到底叶いませんが、多くの賛同者を募り実現させていきたいと存じます。皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。
住民意向調査を求める市民の会呼びかけ人 井口純代(合併をよ〜く考える会代表)住民意向調査を求める市民の会発起人会開催
- 日時 8月10日(火)1:30
- 会場 いなっせビル5階創作室
- 連絡先・井口 電話0265−74−5826
最終更新日 2004年08月06日 07時26分08秒
井口純代氏は、のちに県議選に出馬し落選しています。
| 氏名 | 年齢 | 党派 | 新旧 | 得票数 | (得票率) | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 当選 | 木下茂人 | 71 | 無所属 | 現 | 14,062 | (41.5%) |
| 当選 | 向山公人 | 64 | 政信会 | 現 | 12,268 | (36.2%) |
| 落選 | 井口純代 | 51 | あおぞら | 新 | 7,523 | (22.2%) |
山口村の越県合併 提案見送りを要請−−知事に村民有志ら /長野
来年2月に岐阜県中津川市と越県合併する予定の山口村の村民ら27人は6日、合併に関する議案を9月県議会に提案することを見送るよう、田中康夫知事に申入書を提出した。
申し入れは、庄司由美・同村議や山根二郎・弁護士らが行い、「(合併は)県民が存在を誇りとしてきた島崎藤村『夜明け前』の信州木曽馬籠宿の消滅に、ほかならない」などの点を理由を挙げた。また、今年2月の同村の住民意向調査で合併賛成が上回ったことに関しては「住民だけでなく県民の意向も聞くべきだ」と主張した。
これに対し、田中知事は「みなさんの意見は分かりますが、他方で住民意向調査に投票した人の中では越県合併(が多数という結果)が出ている」と述べるにとどまった。
【中山裕司】 毎日新聞 2004年9月7日
山口村では、村長選挙で合併賛成派候補が当選しました。その後合併反対派が住民投票で決めるべきだと主張し住民投票を要求し、実施された住民投票でも合併賛成が多数を占めました。もう民意はあきらかです。
ところが、この庄司由美という合併反対派村議は村民から顔をそむけ、知事に接近したのです。
そしてやった事は、最悪の行動でした。つまり、民意に従って合併議案を提出するべき県知事に対して、「議案を提出するな」と依頼したのです。
これは民主主義を無視した暴挙、独裁国家のやりくちです。
田中康夫はこの後、合併議案を提出しない、という暴挙を実行します。
以下に紹介するのは、山口村出身者による掲示板への書き込みです。
盆土産
今夏は仕事の都合で、お盆に帰省できなかったので、いつもより少し遅れた里帰りとなった(山口村のうちに里帰りできるのもこれが最後か…)。
山口村にある実家には兄と兄嫁がいて、盆土産に買った焼酎を兄と酌み交わしていると、ふいに
<
「これを見てみろ」
と差し出したのが「署名のお願い」というものだった。
隣の区のおばさんが持ってきたと言っていたが、内容は次のとおり。
”私は中津川市と山口村の合併を見直し、長野県木曽郡山口村の存続に賛同いたします”
「住所」 「氏名」
”お約束”
”ご返送いただいた封筒は封をしたまま県議会にお出しいたします。私どもがお名前を直接見ることは決してありませんのでご安心ください。”
”皆様の本当のお気持ちを県議会にお伝えください。”
「信州木曽路山口村の会」「代表○○○○」???全く理解できなかったので、2月(だったかな)の「住民投票」で中津川市との合併が賛成多数だったことを聞いていたので、そのことを兄に聞くと、住民投票ではなく「投票形式の村民意向調査」だということをまず指摘され、この会の代表者が女性村議であることも聞いた。兄も合併にはものすごく否定的であったが、その意向調査の結果を受け、気持ちを切り替えたそうだ。
<
それが投票前の住民同士の約束であり、民主主義というものだ
と言っていた。無論、署名活動に参加する気は全くなしとのこと。
前出の活動は確かにおかしい。反発すべきだと言うと、
<
「ふるさとを離れたやつが知ったフリして物を言うな。合併は住んでいる者が決めることだ。お前は山口村に税金を納めたことがあるのか!村を良くしようと努力したことがあるのか!」
と、酒が入っているせいか、かなり強い口調で姿勢を正された(兄はどっちの味方なんだ?)。
生活圏は完全に岐阜県であり、役場や住民主催の会議(出前講座ってなんだ?)にも何回も出かけて、自分なりに勉強し、普段なら話しもしないような人とも意見を交わし、合併しかないと思ったそうだ。なので、その場の感情だけで話す私を許せなかったのであろう。
さらに同じ区の人からもらったという、前出の「信州木曽路山口村の会」の会報を見せてくれた。それには署名数(合併反対者数)が載っており、村内署名はたったの265名で、意向調査時の578名の半数以下。
兄も
<
これを見ればどんな馬鹿でも一目瞭然だ
と言っていた。兄が言うところの何の意味も成さない村外署名者は11,511名で、会報には、白馬村議会議員と豊科町議会議員の応援メールなるものが載っており、兄は
<
「越県ならぬ越権行為だ」
と激怒していた(兄曰く、こんな議員を選んだ両町村の行く末を案じる)。
私は昔から技術科が好きだったので技術者になった。なので無論文系ではない。山口村出身のくせして島崎藤村という文豪の小説を読破したことがない(キッパリ)。しかし藤村先生には愛着がある。「長野県の藤村・信州の藤村」ではなく、個人としての藤村先生に愛着があるのだ。この会の人たちは、島崎藤村は「長野県の誇り」だと言っているそうなので、研究者並に藤村文学を知り尽くしているのであろう、きっと。そうでなければ、藤村先生を神輿にのせて騒いでいるだけの、本当にどうでもいい反対活動だ。そんな「長野県の誇り」が何故、長野県歌「信濃の国」の歌詞に登場しないのか?
そんなことを兄と話していたが、いつの間にか酒が進み、酒の肴が昔話にかわってた(昔は良かったなぁ)。そして夕刻。兄が
<
面白いものを見せてやる
と言い、私を連れ出した。兄嫁の運転で出掛けると、「合併反対」と大きく書かれた横断幕を付けた車が目に入った。木曽節を熱唱(”カーン・鐘ひとつ”と兄嫁)し、
<
合併反対
としきりに声をからしているのは例の女性村議とのこと。
兄が
<
「あの車、よく見てみな」
というので………
女性村議の車【岐阜ナンバー】
<
ん?
あっ!「岐阜ナンバー」だっ!!
笑った。大爆笑した。家に帰ってそれを肴にまた酒を飲んだ。
多くの村民は、兄と同じような考えであると思う。それがごく少数の村内者の署名数に表れていると感じる。
件の署名は、この会が開封することは絶対無いそうなので、「合併大賛成」と書いて送りつけようと考えたが、兄の言葉が耳に残っていた。
<
「ふるさとを離れたやつが知ったフリして物を言うな。合併は住んでいる者が決めることだ。お前は山口村に税金を納めたことがあるのか!村を良くしようと努力したことがあるのか!」
何の努力もせず、この掲示板に書き込んでいることを知ったら、兄弟の縁を切られるだろうな、きっと。
ごめん、兄キの気持ちを踏みにじるヤツが許せなかった。ごめんな。
山口村出身者 2004/09/09(木)22:37http://www.kisoji.net/cgi/bbs/gappei/gappei.cgi?sch=%5B122-1%5D&edt=2
山口村合併関係条例県会冒頭に出さず
岐阜県中津川市と木曽郡山口村の合併について長野県は方針を転換して来週開会する9月県会の冒頭に提案するとしていた合併に関する条例案の提出を見送ることを決めました。
きょう開かれた議会運営委員会で県の小林総務部長は「越県合併については県民の意見を聴く中でじっくり考え、改めて提案時期を考えたい」と延べ9月議会冒頭での合併に関する条例案の提出を見送ることを明らかにしました。
山口村の合併について田中知事はこれまで記者会見や議会側との会合で9月議会に条例案を提出する姿勢を示していただけに突然の方針転換には、議会からも批判の声があがっています。
県では「県民の意見を幅広く聞いた上で条例案の提出時期を決める」としていますが具体的な方法は決まっていないということです。
[09月15日 16:38]
田中知事や合併反対派は「合併の賛否は住民投票で決めるべきだ」と主張していました。
ところが、その住民投票で合併賛成の民意が示されると、田中知事は以前言っていた住民投票尊重の約束を平気で破り、知事権力をもってして合併を潰そうとする暴挙に出たのです。
あきれて言葉もありません。
山口村合併議案 22日の県会初日提案を見送り
県は十五日、木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併に関する議案について、九月定例県会初日の二十二日の提出を見送ることを決めた。九月県会中に追加提出するかどうかは流動的。県経営戦略局は、県民的な議論の盛り上がりを待ちたい、としている。
県によると、仮に九月県会への提出を見送っても十二月県会で議案が可決されれば、両市村が予定している来年二月十三日の合併は手続き的には不可能ではないという。
「平成の大合併」で全国初となる今回の越県合併について、田中知事は慎重姿勢を示し、県会にも「深い議論」を求めている。
信毎9月15日(水)
深い議論も何も、住民投票によって決めるべきだと言っていたのは、知事、あなたです。
住民投票の結果、民意は合併賛成です。民意を尊重してください。
それに、議論などは「昭和の大合併」の時からすでにやっています。そんな事は以前からわかっていたことです。いまさら何を言っているのでしょう。だったら最初から言うべきですよ。自分の思い通りの投票結果が出ないから、そういう権力を使った暴挙に出ているだけです。
以下に紹介するのは、長野県議会議員のウェブサイトに掲載された県議と県民のやりとりです。
速報山口村合併上程せず!
本日の議会運営委員会に提出された、9月定例会知事提出議案の中に、山口村越県合併に付いての議案は含まれていませんでした。
投稿者:清水保幸投稿日:2004/09/15(Wed) 17:57 No.205
Re: 速報山口村合併上程せず!
質問
愚県の民 - 2004/09/16(Thu) 01:53 No.206
- 議案提出がないということは、知事が合併に反対だから?
- 議会での説明や論議が出来ないでは、県会議員は不必要と知事は思っているから?
- 脱ダムのように又検討委員会でも作り知事の意見をごり押しするつもり?
回答
正解は、1と2だと思います。
合併は、押し付けであってはならない、住民本位でなくては成らない。裏を返せば合併しない事も同様だと思う。
合併することが多くの住民の本意であり、山口村が合併する決断をしたものを、知事が門前払いをして良いものでしょうか。
議会に上程をし、大いに議論をすれば良いではないですか。
知事が県民の意見を聞くとする。
時間が無かったわけではない。充分に県民全体の意向を調査する事も、山口村の住民の意向を調査する時間も有った筈です。
我々新人議員でさえも、すでに山口村にも行って参りました。
多くの県民が予想していた筈です。
それを今になって、県民の意見を求めるなど怠慢であったとしか言いようがない。
我々志昂会も予測出来たからこそ、山口村を訪ねたのです。
只々山口村を混乱に陥れてしまうのではないかと心配です。
こういう問題は、ここまで来たら、どういう結論に成ろうとも答えを早く出さなければ、地域がガタガタに成ってしまいます。
知事の言う地域主権は何処に行ったのでしょう?
民主主義は何処に行ったのでしょう。
合併しない事を決めるのは地域主権という、合併すると決めた事は地域主権ではないのか?
山口村の住民の皆さんは、大変な議論の中で合併する事を決めたのではないでしょうか。
それを、議論させないなどという事は、有っては成らない事だと思います。
住民の皆さんの気持ちを思えば、1日でも早く結論を出さなければならないと考えます。
清水保幸 - 2004/09/16(Thu) 22:50 No.207
県議たちは山口村を訪れて実地で村民の生の声を聞いていますが、田中康夫は村を訪れる事はありませんでした。
県は、山口村の越県合併の議案提案を見送る方針を突然表明
山口村の県境を越えた合併に関する議案について県は、9月県会の招集日には提案しない方針を突然明らかにした。田中知事は15日の会見で、青山出納長から、提案するということは可決を求めることと説明され、関係する議案の提案見送りを決めたと説明した。田中知事は「県全体の論議が十分でない」などとしている。山口村の越県合併をめぐっては、投票形式の住民意向調査で賛成多数となっただけに県議会や山口村からは憤りや驚き、困惑の声があがっている。県は、12月県会までに議案が可決されれば、来年2月13日の合併予定に間に合うとしており、9月県会中は提案しないことも考えられる。9月県会で議会側は、知事に対し、取下げの明確な理由や、今後のスケジュールなどを質す方針。
NBS
こういう視点も提供してみます。
こういう視点も提供してみます。
山口村の合併問題について、康夫ちゃんの意図は相手側の岐阜県に対する復讐じゃないのかとも思います。理由は至極簡単で、義務教育費の国費補助削減を知事会として常にリードしてきたのは知事会長である梶原岐阜県知事でしたね。
反対に転んだ康夫ちゃんらは結局、梶原知事による多数決によって封じ込められちゃうんだけど、「歴史が判断することだ」とか何とか言って体面だけは取り繕ったわけです。しかし、どう足掻いても自民党文教族や文科省と全く歩調を一にしている長野県知事に世論なんぞはついてこないのは当然で報道2001やサンプロでパプリシティした割には盛り上がりに欠けたというのが事実なんでしょう。
恨みは当然、知事会長梶原氏に向っていくのは今まで長野県政をウォッチしてる方々ならば納得されるところでして、補助金削減反対は務台俊介の牽制にあるという大石先生の説を援用すれば、より理解が深まると思います。
県知事たるものがそんな子供っぽい嫉妬や恨みを持つのかねと言われると、相手が康夫ちゃんならば即座にイエスと答えます(藁
»937
どもです。
なんでこんな土壇場に卓袱台をひっくり返すようなことを康夫ちゃんがやったのかとツラツラ考えてみても、これと言って思いあたる節がないのです。
でも彼の思考レヴェルまで自己を落としてみると、なあんだ岐阜には恨みがあるじゃないかと実にシンプルに考えられるんですね。
そうすると、合併慎重論は小林総務部長からの提起だとか言うもの、彼にそう発言させているだけであって、普段は職員の意見なんざ聞く耳も持たない御仁が急に諫言に目覚めたというストーリーも知事によって作られたものだなと気が付いたのです。
なるほど、こう考えると全ての辻褄が合ってくるんです。
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名前:通りすがり◆AF844HpF6M投稿日:04年9月17日 20:38:39
山口村越県合併 知事が議案提案当面見送り
田中康夫知事は15日の記者会見で、木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併関連議案について、「合併問題が広く県民の間で議論されていない」として、予定していた9月県議会初日(22日)の提案を見送る考えを示した。来年2月に予定されている合併の段取りに「支障が生じるものでは現時点ではない」というが、県民の声を聞く具体的な方法は白紙で、提案時期も未定。山口村の加藤出村長は「納得できない」と反発している。
見送りを表明したのは、総務省への合併申請議案と岐阜県との財産処分に関する議案。
知事は今月6日、9月議会への提案を議会側に伝えていたが、「上程をする以上は通してくださいということになる」として、一転して方針を変えた。
加藤村長は「民主的な手続きを経て越県合併を選択した。これまでの努力が水泡に帰す思いで、落胆と怒りを感じている」とのコメントを発表。農協や商工会などの民間組織は、県議会議決の段階で総務相の最終決定を待たずに合併協議を始める予定で、今回の提案見送りで段取りに支障が出る懸念がある。
合併推進派の住民グループの代表、大脇真さん(54)は「県議会で異論が出ても当然と思うが、知事が一人で決めることじゃない」と反発。合併に反対の立場で署名運動を始めていたグループの原伸子さん(64)は「提案見送りはうれしいが、急で驚いている」と話した。
知事の会見に先立つ議会運営委員会で、提案見送りを通告された議会側は「山口村民の民意をどのように考えているのか」「議会制民主主義を無視している」と激しく反発。古田芙士議長は田中知事に説明を求める申し入れをするという。
(9/16) 朝日新聞
住民アンケート、村長選挙、村議選挙、住民投票、と、くどいくらいに民主的かつ丁寧に住民意志を確認した結果、全ての場合で合併賛成多数という結果が出たわけです。調査前には知事も「住民投票による民意を尊重する」と言っていたのです。
ところが、知事にとって気に入らない結果が出ると、知事は権力をふりかざして民意を否定したのです。
ちなみに、「合併に反対の立場で署名運動を始めていたグループの原伸子さん」は、住民投票で合併賛成の民意が出たとき、合併方針を受け入れています。
悪事は全部ユダヤ人のせい
<
【詳しく聞くと村長などによる極めて意図的な誘導が行われていたようなのでまずはよかった。文化と歴史を踏みつけにして土建屋が主導するような同様な「平成の大合併」はあちこちで行われているのだろう。】
勝ちゃん今朝の日記より昔、ドイツという国で起こったことは、社会の不景気から犯罪に至るまで何から何までも、ユダヤ人という一つの民族の存在と責任に帰することでした。
2ちゃんねるの康夫ちゃんスレに出没する康夫ちゃんを支持する人々のパターンもこれで、都合が悪いことは全部土建屋のせいにする。こういう人々は、早い話、思考の労を払いたく無いわけです。筋道建てて物事を考察するのが面倒だから誰かのせいにする。天気が悪いのも、スピード違反で捕まったのも、全部土建屋のせい。頭の中でそうインプットされている。困ったことに、その構造が単純なせいで、世間への受けも良い。知らず知らずみんながそれをすんなり受け入れてしまう雰囲気が出来てしまう。
「村長などによる極めて意図的な誘導が行われていた」長野県山口村の越県合併の議案(法案じゃないよ勝ちゃん)提出が、今議会で見送られることになりそうです。本来、村民の自由意志に任せるべきものを、「県知事などによる極めて意図的な誘導が行われ」た結果、見送られることは問題無いんだろうか?
山口村自体は、ずっと以前から生活圏は隣県にあるわけです。買い物も隣なら学校も隣だったりする。これは長野県が面倒見なかったとかそういうレベルの問題じゃないんですよね。単に生活圏がそちらだから行かせてくれというだけの話。島崎藤村を失うとかいう人もいるが、藤村が長野の出身である歴史が否定されるわけじゃない。
だいたい、住民票を好き勝手に移動できるべきだと主張している県知事に口出す資格があるのか?
その長野で、昨夜は「茅野實、平野稔、窪島誠一郎、高橋氏」というメンバーで、康夫ちゃん応援団の巨頭会談が開かれたらしいんだが、日垣先生はお呼ばれしなかったんだろうか? グリーン車のチケットを県教委が出してくれたかも知れないのに。
ちょっと驚いたのは、未だに高橋さんは、田中県政と関わっているんですよね。この頃はまったくメルマガの配信も無いんですが。彼が長野での実績をビジネスに利用するは全然構わないと思うけれど、関与するんなら、なんかもう少し自分のビジョンをはっきりして欲しいと思いますね。昔から感じていたけれど、この人のやっていることって、全然ネット的じゃないですよ。理想は高く技術もあるけれど、行動が伴っていない。
何と言うのか、ネットワークが持つオープンマインドな魅力に反していると思う。そんなものを私は勝ちゃんみたいなその場ご都合主義のマルチスタンダードな芸人に求める気は更々無いが、少なくとも、同じくネットワーク上の住人として、高橋さんには、表舞台で堂々発言して議論に加わって欲しいと思う。
日時:Thu Sep 16 10:24:46 JST 2004大石英司日記
以下に紹介するのは、長野県議会議員のウェブサイトに掲載された県議のコメントです。
山口村越県合併議案上程見送りと県議会の姿勢
経過………
長野県山口村と岐阜県中津川市は、来年2月13日に合併しようとそれぞれの市村で議決をした。これを受け、岐阜県では9月定例議会に議案を提出したが、長野県では田中知事の判断により9月定例会冒頭での提出を見送った。
この件に関して知事は、「越県合併が県民の間で議論になっていない。県民の広い判断を求めて(提出時期を)決める。」としている。私も議会運営委員会に出席していたが、まさに晴天の霹靂であった。というものも議会運営委員会に先立っての各党派代表者会議の席上、知事本人から上程の意思を表明していたからである。
知事は、一回は合併議案を上程する事を決めたが思いが変化し、結果的には行動に至らなかった。「知事は、県民の議論の深まりを期待する。」としているが代議員制をとっている県議会においては、県議会への提出の後に県議会において行われるべきものでなければならない。
知事は、提出を見合わせてどういった手法で県民議論をおこなうのか、何時行うのかについても表明していない。
こういった行動を警戒し、私や木曽出身の村上淳議員(県民クラブ)も市町村の議決があった場合は、議会への上程を行うのかを一般質問で質してきた。知事はその都度、地域の意見を尊重するとしてきたにも拘らず、今回の上程見送りは、許されない行為である。
上程見送りの効果………
上程を見送ってどんな影響があるのか…合併そのものへの影響は、タイムリミットではない。臨時議会でも12月定例県会でも2月13日の合併に間に合う可能性はある。この点は、各種報道でも触れられている通りだ。
その外の影響は如何か?知事の行動により山口村合併問題は、22日から始まる9月定例議会の最重要課題になったと言える。しかし、その他にも廃棄物条例問題、スペシャルオリンピック問題、しなの鉄道、ガス事業民営化問題等重要課題とされているものもあるが確実に影が薄くなる。ましてや知事の支持率に大きな影響を与えた泰阜村問題などは吹っ飛んでしまう。重要課題は、何れも知事が追求される問題であるが、それらを打ち消すには十分なサプライズ行動であった事は間違いない。
知事の演出の可能性……‥
私は、知事は結果的に山口村と中津川市が希望する合併日である2月13日には間に合う格好で議案上程を行うという可能性が高いと思われる。もし、市町村の意思を無視するような格好になれば、県民から大きく見放され知事としての政権基盤を失いかねないからだ。
深読みをすれば、2月13日ぎりぎりに合併が行えるような日程で上程してくるのではないかと思う。自立派の皆さんは「最後の最後まで、知事は私達と一緒に悩み、苦しんでくれた。」という印象を受ける。合併派の皆さんは、「いろいろあったが知事は英断を下してくれた。」と感謝する。まさにプロジェクトXのような演出をしているのではないだろうか。
もし、そのシナリオを行うとすれば11月末の臨時県会という事も考えられる。
総務大臣の介入の可能性……‥
地方自治法には以下の条文がある。
- 第253条
- 都道府県知事の権限に属する市町村に関する事件で数都道府県にわたるものがあるときは、関係都道府県知事の協議により、その事件を管理すべき都道府県知事を定めることができる。
- 前項の場合において関係都道府県知事の協議が調わないときは、総務大臣は、その事件を管理すべき都道府県知事を定め、又は都道府県知事に代つてその権限を行うことができる。
そして、この法律の逐条解説を見るとこの条文が想定している対象となる事件の筆頭に「数都道府県にわたる市町村の廃置分合」とある。越県合併をまさに想定した大臣の権限なのだ。この権限が発動されるとこの件に限り知事の権限は失われる。行政組織法上の代執行権にあたると逐条解説には謳ってある。
この条文は「できる」規定であり行わない事もあり得る。しかし、私は、県議会議員として、知事が山口・中津川両市村が求める2月13日に合併手続きが行えないような事態においては、総務大臣に対し強力な働きかけを行わなくてはならないと考える。
住民自治の重さ……
私は、かつて常設型住民投票条例(案)を作成した事がある。これは、住民自治を実現させるために要素として必要であると考えたからだ。しかし、全ての問題が住民投票で解決できる筈もない。住民投票で重要になるのは、何の課題をどのエリアで行うかである。それは、対象になる問題が及ぼす影響について決定されるべきであり、今回の山口村合併問題は、山口村で行うべきである。つまり、実際に行われた住民意向調査が最大限重視されるべきだ。
山口村が越県合併した時、山口村住民が被る影響と長野や松本、佐久、諏訪の住民が被る影響には比較する事に意味がないほどの格差がある。県民的議論も必要であるが、山口の皆さんの意見とその他の地域の人の意見を同等に扱うべきではない。これは、今後、知事が行うであろう県民議論にも目を光らしていかなくてはならない。
私は、住民自治の重要性は、決定する者と責任を負う者が一致できる点であると思っている。山口村の将来について責任を負える者は、知事でも県議会議員でもない。唯一責任を負えるのは山口村住民なのである。だから、住民意識調査を民意とし、その民意を最大限尊重していかなくてはならない。これが、住民自治のルールでなくてはならない。
重要な事……
現状において、私ども県議会議員にとって重要な事は、知事の行動に惑わされる事なく、9月定例議会には山口村合併問題だけでなく広範な議論を行い、チェック機能を発揮する事と不測の事態には毅然たる態度で、国に対して働きかけを行う腹を持つことであると思う。
≪せいじの政治≫-2004年9月16日-
田中康夫の行為が違法行為である上に、それ以前に県民を無視し侮辱した行為であるという事は明白ですね。
地元の自治体の事は、その地域の住民が自分で決める。それが自治の基本です。
それを無視して強権政治で民意を押さえつけるのが田中康夫です。
山口村の越県合併
山口村の越県合併の問題に関しては、柳田県議のサイトが詳しいので、こちらを参照のこと。
http://www.avis.ne.jp/~ryuusei/
田中康夫は、もともと山口村のこの合併問題に関しては、単に市町村合併に反対という立場でしか無かったわけだ。冷淡な態度を取りこそすれ、そもそも「県民で議論が必要」だなんて態度を取ったことなど一度も無い。だいたいあんた、県民の意見なんど聞いたことねえだろう? 信州県への改称なんていう、県民全員の意見を聞くべき大問題ですら勝手に暴走しといて、今更、県民の意見を聞くもねえづら。
単純に言えば、泰阜村問題、産廃、ダム諸々、集中砲火を浴びる9月県会の話題逸らしに、いつもの燃料投下を行ったという話です。単なるカムフラージュ。そのカムフラージュのために、もともと合併に反対の県議らを利用したという話。でも、田中康夫は合併に反対なんだけど、県議さんらが反対なのは、合併じゃなく、越県なんですよね。それで長野の面積が減ることを恐れている。だから知事と県議の思惑は微妙に違うんです。
日時:Fri Sep 17 14:30:27 JST 2004大石英司日記
合併議案 知事、9月県会提出せず 山口村長「努力、水泡に帰す」
(9月17日)
山口村と岐阜県中津川市の越県合併を巡り、田中知事は十六日、合併申請の関連議案を県議会九月定例会に提出しないことを明らかにした。
越県合併は「全県的な問題」と重ねて強調し、県民の賛否を問う方策の具体化を急ぐ方針も示した。
議案の提出時期には言及がなく、同村などが目指す来年二月の合併実現は不透明になってきた。
この日は、知事の九月議会冒頭での同議案提出見送り方針を受け、越県合併に反対する住民有志や、議案提出を求める同村の加藤出村長らが、県庁で知事に直接要望するなどした。
合併反対派の住民は、知事室前で「合併反対」の横断幕を掲げ、県歌「信濃の国」を合唱。
知事との懇談では、議案提出を見送ったことに、「大変ありがたい」と感謝の言葉を述べた。
知事は
「県民的な広い議論をしてきたかという大きな反省がある」
と涙まじりに答え、
「早急に県民の民意を問う方策を策定し、実行していく」
と説明した。
一方、合併賛成の民意に基づき、議案提出を求める加藤村長は、知事の見送り方針を
「想像もつかない発言。これまでの合併への努力が水泡に帰すのでは、との危機感を持っている」
と述べた。
九月議会で議決されなければ、合併作業が遅れる可能性も説明し、
「村民が賛否両派に分かれた争いになってしまう」
と方針の見直しを訴えた。
知事は
「申し訳ない気持ちでいっぱい。優柔不断のそしりを全身で甘んじて受けるよりほかない」
と謝罪したが、
「越県合併は長野県の将来のあり方にかかわる問題。二百二十万県民の考え、判断を把握してから、議会への提案を行う」
と繰り返すにとどまった。
知事は、県民の意向を把握する具体的な方法には触れなかったが、県民の意思を「合併反対」と判断した場合は、九月議会以降も議案を提出しない可能性も出てきた。
要望を終えた加藤村長は記者団に、
「ここまで(合併を)進めてきた以上、最後まであきらめない」
と述べ、国や県議会への働きかけを強める考えを示した。
詐欺師のウソ泣きです。実にしらじらしい演技です。
以下に紹介するのは、長野県議会議員のウェブサイトに掲載された、県民と県議のやりとりです。
チョッと待って
山口村の越県合併議案を9月県会に出さないとの知事の考え…
山口村村民の意志を無視し、県の(というよりは、田中知事個人の)思惑だけで、議案を提出しない… 何たる知事でしょうか
また、ここで騒動を起こし、自分の名前、利益だけを得ようとする思惑が見え見えと思われます。
常日頃、県民益といいつつ、やっていることは田中個人益、責任は県議会に押し付ける意図が明らかとしか思えません。
50年前の山口村の分裂騒動を再び起こしてはならないと思います。
ついでに、長野県廃棄物条例 … 一般廃棄物処理について知事に協議とあります。まさに、今度の山口村の合併と同様 「協議」をたてに、市町村の廃棄物処理に強権を持って介入しようとする意図が、今回の合併議案の提出しないことと同様その意図が見え見えです。
今の知事のやり方をしっかりと監視し、良いもの=田中知事の言う県民益ではなく…真の県民益を保つよう県会議員の皆さんの役割はますます重要と思います。
議案の提案権は知事にあると思いますが、チェックし、県政を正しい方向にもっていくのは県会議員の仕事です。
清水県議さん、清水洋県議さん、志昴会の皆さん頑張ってください。
また、県のHPで、知事会見録をみてみますと、質問者の質問に的確な回答をせず、関係ない話題で終始している知事に突込みが足りない記者(表現者?)にもいささか失望すると同時に、この知事を相手に県会で一般質問しても、的確な回答が帰ってこない県議さんたちのいらいらも判るような気がします。
そんな知事を選んだ県民にも大きな責任があると思います。
しかし、4年間の県政を任せたからには、この4年間で、どんな成果があがるのか?成果が上がるよう、知事と議会は、車の両輪となって、県民の生活が安定するようお互いに努力してください。
投稿者:上伊那郡民投稿日:2004/09/16(Thu) 23:56 No.208
消えた地域主権!
知事が、山口村に対し住民投票をするよう要請するなか、2度の住民意向調査を行い、更に合併を争点とした村長選挙まで行って来た。
だからこそ、長野県は山口村を合併重点支援地域に指定してきたのではないか。
何年もの間、山口村は合併に付いての議論を重ねてきての結果だと思います。にも拘らず何故門前払いなのか、真の民主主義や地域主権を叫んできた知事が、強権を働かせ議案提出しないなど、許す事の出来ない行為です。
地域が議論を重ねた結果は尊重されなければ成りません。
私の村は、自立を選択いたしました。
賛否両論のある中での大変な議論の結果です。
結論が出た以上、合併推進論者も厳粛に受け止め、自立の為の努力をしております。
是が民主主義ではないでしょうか。
住民が判断したのです。
山口村の文化が岐阜へ行ってしまう事は大変だ。
長野県にとって大きな損失だ。
そんな意見が有ります。
確かにそうかもしれません。しかし、過去の文化よりも今生きる人の生活を尊重すべきではないかと思います。
だからこそ、地域の結論を重要視しなければ成らないと思います。
歴史は何処にも行きません。
島崎藤村は偉大な人です。
しかし、私にとってどうしても山口村が長野県でなくては成らない理由には成りません。
この時代に、領土的な考え方では、いけないのではないかと思うのです。
大切にしなければ成らないのは、その地域に住む人達の生活だと思います。
暫く活動報告を書きませんでした。
腹の立つことが多くて、書けば過激に成るので控えておりました。
春雨問題の責任者の無責任対応
公開しないスペシャルオリンピックスの経理内容
不透明なバスギルトーナメント
進まない阿智村最終処分場
出来るか砥川の河川整備計画
新車のアルファードに乗る知事
書けばきりが無い。
何度となく知事には指摘をして来ました。
しかし、何も変わらない。
改革という名の破壊を繰り返すばかり。
最近、職員が平気で嘘を付く。
本人は嘘のつもりではないのかもしれないが、つじつまを合わせるために嘘をつかざるをえなくなる。それが又、次の嘘につながる。
職員にとって、正直とか素直という言葉が意味のないものに成ってしまった。
『知事が』と言って黙るか、嘘をつくかのどちらかに成ってしまった様に感じる。
残念で成りません。
こんな事が何時まで続くのか。
どんどん悪くなっているような気がする。
どうしたら良いのか解らなくなって来ました。
言われるように成果が上るよう努力はしますが、結果の約束は出来ません。
県民の側だけを見て、一つ一つ判断をして行くしかないのかなと思っています。
御示唆を宜しくお願いします。
清水保幸 - 2004/09/18(Sat) 23:30 No.209
山口村の「越県」議案先送り 求められる県の説明責任
田中康夫知事は山口村と岐阜県中津川市との越県合併についての関連議案を、県議会九月定例会に提出しないことを明らかにした。一方、岐阜県側は「県の境界にわたる市村の境界変更」など越県合併議案二件を定例県議会に提出した。
山口村は住民意向調査などで住民意思を尊重してきた。知事は「村の意思は手続きを踏んでいる」としつつも、議案提出を先送りにした。「優柔不断のそしりは甘んじて受ける」と陳謝するが、土壇場での議案提出先送りという事態に、県議会が猛反発。それも無理からぬことだ。
同村はこれまで、住民意識調査や村長選、住民意向調査を経て「越県合併」に至った経緯がある。知事は議案を提出すれば「通してください」ということになる―とし、今定例会への提案を止め、県民の意見を掌握した上で、十二月定例県会に提案する意向もみせる。だが、十二月県会までに県民の意向をどのような方法で掌握するのか。明確な答えはない。具体的な手法を早急に示さなければ村民も、県民も混乱するばかりだ。
県議は「村は民主的な手続きを経ている。議案提出の段階で議論というのは納得いかない」「村民の苦渋の決断を尊重すべき。県の民主主義はどうなっているのか」と批判。「何らかの目的や意図があるのではないか」とする県議さえいる。
加藤出村長は十六日、県庁に知事を訪ね、「県民議論は議会で」と迫り、越県関連議案を今定例会に提出するよう強く求めた。
それは一九五八年の「昭和の大合併」で、旧西筑摩郡神坂村が岐阜県中津川市との合併を決議したが、県会は越県合併を認めず、国の裁定まで持ち込まれた。合併問題は結局、神坂村分断という事態に発展。のちまでしこりを引きずったからだ。
県は今定例会開会の二十二日までに県民の意識調査の方法や時期などを詰める考えだという。村は来年二月十三日の合併を目指している。
二百二十万の県民の意向をくみ取ろうとしている県。山口村は木曽の最南端に位置し、南北に長い本県。同村の人口規模や産業ひとつをとっても知らない人が多い。村の事情を、村民意向をどう県民に伝えるのか。県の責務は重い。
2004年9月19日(長野日報社説)
越県合併賛成村民が猛アピール
木曽郡山口村と岐阜県中津川市との合併議案の提出が見送られたのを受け山口村の合併推進派が県議会開会前にアピール行動を行いました。
県庁を訪れたのは山口村の合併推進派あわせて120人で、けさ5時に村を出発して県庁を訪れました。
議会棟では開会前の会派控え室を回り、「村民の意向調査で村の意思は既に固まっている」と議会の協力を求めました。
山口村の合併についてはきょう開会する9月県議会への議案提出に向けて準備が進められていましたが、田中知事が15日に提出見送りの方針を示しました。
[ 9月22日(水)]ABN
越県合併で1万人アンケートを表明
県議会の9月定例会で、知事は山口村の越県合併について県民1万人を対象にした意向調査を行う考えを表明しました。
知事は提案説明のなかで『民の今一度「信州人」としてのアイデンティティに関わる本質論として、山口村の「越県合併問題」を議論いただきたく』と述べ、意向調査の必要性を説明しました。
しかし内容や実施時期についてはまだ決まっていません。
一方、県議会側には「山口村民の意向を軽視している」と知事の手法に批判が強まっています。
知事は意向調査の関連予算を追加提案される予定で来週28日から始まる一般質問で激しい論戦が展開されそうです。
[ 9月22日(水)]ABN
山口村合併 1万人規模の意向調査
田中知事は22日に開会した9月県議会で、県境を越えた木曽郡山口村の合併について1万人規模の県民の意向調査を行なうことを明らかにしました。ただ具体的な調査方法には触れず県は意向調査にかかる費用、900万円程度の補正予算を追加提案するということです。
2004/9/22/21:01TSB
9月定例会議案上程 No.69
9月定例会が始りました。
暫く活動報告を書かないで来ましたが、議案上程がされましたので、議決に至るまでの議論の経過を踏まえて報告をして参りますので宜しくお願いします。
御意見が有りましたら、書き込みをお願いします。
参考にさせて頂きます。
まず、上程されなかった山口村の合併議案について。
知事は議案説明の冒頭で、提出しない事の説明をし、1万人のアンケートを取る事を表明しました。
本日山口村の住民の皆さんが、120人ほど県庁を訪れ知事及び県議に対して、村の結論を尊重するよう訴えておりました。
ガラス張り知事室の中も、前の休憩室も人が溢れ、ロビーにも沢山の人が黄色いリボンを首に巻いてひたすら訴えていました。
私も、知事室前に行って多くの方の意見を伺ってきました。
悲壮感を感ずるほどの言葉で、『45年前には成りたくない』と言うのです。
45年前、越県の決意をし、長野県に申請をしたのですが、当時の議会の否決という力によって思いは遂げられませんでした。
更に、国の裁定により村は引き裂かれ、岐阜県と長野県に分村されてしまったのです。
その時のしこりは今も残り、同じ事を繰り返したくないという思いなのです。
45年間引きずってきたものを、ここで改めて思いを遂げようと村民の意見を聞きながら、慎重に進めて来たのです。アンケート調査を行い、越権合併を争点にした村長選挙を行い、更に知事の住民アンケートをすべきというような越権行為まで素直に受け止め、住民投票(条例設置ではないが)まで行った上での、村としての結論です。
その上、県は合併重点支援地域の指定までして来たのです。
それを今になって、山口村の未来は長野県の未来などという訳の解らない事を言って、県民の意見を聞かなければ成らないとする。
私には理解できない。
単なる引き伸ばしの、意地悪に見えてしまう。
そういう意見が有るなら、住民投票を行うべきなどという前に、県がしっかりと意見聴取をする時間は有った筈です。
議会各会派は、すでに調査済みです。
すでに腹は決まっているのではないかと思います。
結局、知事権限により無用な混乱を招いているとしか思えない。
これでは、あまりにも山口村の方たちが可愛そうです。
慎重にも慎重を重ねてきた結果が尊重されない。
そんな事が有っては成らないと思います。
上程をして議会にしっかりと議論をさせるべきです。それが法だと思います。
この財政の厳しい時に、知事の思いの為だけに、900万円もの予算を使う。
こんな事は許される筈は有りません。
100歩譲って、どうしても、県民の声を聞きたいというなら、議員に協力を呼びかけたり、職員が3日も掛ければ、1万人くらいのアンケートは取る事が出来ると思います。
まさに肌で、県民の声を聞いて来たら如何でしょうか。
どこかのテレビに出たり、余計な事をしていないで知事自身もアンケート要員のひとりに成ったら、如何ですかと言いたい。
900万円もの血税を使う必要は無い。
合併しようがしまいが責任を取る事が出来るのは、そこに住む人達だけです。
山口村は、NHK以外の県内放送は映らないのです。
高校だって住所を岐阜県に移して通っているのです。
中津川市役所に行くのに15分で行けるのです。
地形だって中津川側に開けているのです。
山口村に行って見たり聞いたりしたら、長野県に留まって下さいなどと言えないのです。
文化がどうであろうと歴史がどうであろうと、45年もの間の思いを遂げさせてあげたいと思うのです。
当時30歳だった人は、今75歳なのです。
山口村の過去や未来を考えたら、長野県に留まって下さいなどと言えないのです。
是が私の本音です。
もちろん多くの方の意見も聞きました。
今のところ、山口村以外の方から越県合併に反対という声は聞にしておりません。
次に納得出来ない有害鳥獣集中駆除費用の補正予算。
長野県各地で有害鳥獣に付いては、大変な被害と対策に苦慮しているところです。
私の選挙区である富士見町もこの問題に大変悩んでおり、県議会議員になって一番先の要望は、もっと真剣に県も駆除に取り組んで欲しいというものでありました。
農政林務委員会の中で、再三お願いをして来ましたが、ビデオを作ったとか指導をしていると言うだけで具体的な方策は示しませんでした。
農業を細々とやっているじいちゃんやばあちゃんが『みんなサルにやられちまってもう百姓を辞めたくなった』と言う。
あまりに切ないじゃないですか。
だから一生懸命に訴えて来たのです。
ところが今日の補正予算の中に軽井沢の有害鳥獣集中駆除予算が有るではないですか。
提案理由は、軽井沢に移り住んで来た人への被害が有る為に集中駆除するというのです。
今まで住んでいた人の被害はどうでも良いという事か。各地で十数年もの間、苦しんできた人はどうでも良いという事か。
キチット計画を立てて、集中駆除をすると言うなら理解も出来る。
まずは、長い間苦しんでいる所から手を着けるというのが筋ではないですか。
何故、軽井沢だけなのか?
今補正には、他にも軽井沢の木製ガードレール3キロの予算も盛られている。
軽井沢ばかりに予算を傾注する。
知事の行動に奥深いものを感じる。
偶然かもしれないが、そう思わせる補正予算です。
とにかく、突然出て来た軽井沢の有害鳥獣問題。
軽井沢を集中駆除するなら、もっと大変な所が有るのだから、全県的に悩んで来たところの集中駆除予算を盛らなければ、筋が通らない。
他にも、スペシャルオリンピックスの公開しない会計状況等、課題は有りますが又書き込みます。
スペシャルオリンピックスの開催には、応援していますので誤解の無い様にお願いします。
2004/09/22清水保幸活動日誌
山口村越県合併 「1万人の意向調査」 県議会開会 知事提案に議会異論も
県議会の九月定例会は二十二日、会期を十月八日までの十七日間と決め、開会した。田中康夫知事は提案説明の中で、木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併について、県民の賛否を問うため、一万人規模の意向調査を行うことを明らかにした。関連予算案を追加提案するが、議会側には異論も強く、可決されるかは微妙な情勢。田中知事は、調査結果が出るまで調査手法を非公開とする考えを示しており、調査の透明性をめぐって激しい論戦が予想される。
提案説明で、田中知事は「都道府県を越えての合併案件であり、『地元』なる概念は当該市町村民にとどまらず、当該都道府県民を意味する。山口村は、村民のみにとどまらず、信州人の精神文化の礎となっている歴史的事実をかんがみると、広く県民各層、県議会の議論が必要と考える」と、合併関連議案の提出を見送った理由を改めて主張。そのうえで、「県民一万人規模の意向調査を行う」と述べた。
県まちづくり支援室などによると、調査は県内全域から無作為に抽出した県民に対し、アンケート形式で実施する予定で、補正予算の規模は調査の委託経費などとして約九百万円になるとみられる。ただ、対象者の年齢や設問内容、実施時期など詳細については今後、検討するとしている。田中知事は「詳細な実施方法などは、途中経過ではなく確定した段階でお話しする」としている。
田中知事はいったんは、合併関連議案を九月県会に提出する方針を明らかにしたが、今月十五日に突然、「県民の議論が十分ではない」として方針を撤回。九月県会への提案を見送るとともに、広く県民の意見を聴く考えを示していた。
九月県会は初日の二十二日、継続審査としていた県職員寒冷地手当の全額削減案を県の求める通り、撤回を可決。県は、県教育委員会委員に元伊那小校長の松田泰俊氏(60)を選任する案や、雇用対策などを盛り込んだ総額約三十四億千八百九十九万円の補正予算案など計十三件と、専決処分など報告四件を提出した。
産経2004.09.23
山口村越県合併 知事が1万人県民意向調査実施を表明
(9月23日)
議会反発、予算案否決も
山口村と岐阜県中津川市の越県合併問題で、田中知事は二十二日開会の県議会九月定例会の冒頭、合併の是非に関する一万人規模の県民意向調査を行う方針を表明した。
二十八日にも関連経費の補正予算案を議会に追加提出する。
ただ、九月議会への議案提出を突然見送った知事の手法に、議会側の反発は強く、予算案は否決される公算が大きい。
県まちづくり支援室によると、調査は第三者機関に委託し、郵送で回答を求める方式を検討。
費用は900万円前後を見込んでいるが、設問形式など詳細は固まっていない。
予算案が可決されれば十月中旬にも調査を開始し、十二月議会の合併関連議案提出に間に合わせたいとしている。
この日、田中知事は、同村が作家・島崎藤村の生誕地で、信州の西の玄関口にあたる中山道の馬籠宿を抱える点を改めて指摘。
議案の提出先送りについて、
「山口村が『信州人』の精神文化の礎となっている歴史的事実をかんがみると、県民各層及び県議会の議論が必要」
と理解を求めた。
意向調査については
「県民の皆さんに、『信州人』のアイデンティティーにかかる本質論として、越県合併問題を議論していただきたい」
と呼びかけた。
だが、調査の実施には議会側の大勢が否定的だ。
自民党県議団の萩原清団長は
「山口村民は(意向調査などで)三回も合併を選択している」
と、県民クラブの宮沢敏文会長も
「村民の意思が一番大切だ」
と、必要性に疑問を抱く。
島田基正・トライアルしなの代表は
「県民がどう考えているか知る上で、まずいとは言えない」
と消極的支持の立場。
共産党県議団の石坂千穂団長は
「調査結果は(議決の際の)参考にさせてもらうが、村民と県民の意見が異なった場合は不幸だ」
と述べた。
一方、合併関連議案を審議中の岐阜県議会の岩井豊太郎議長は
「田中知事はアンケート調査が必要だと言うが、山口村の住民の意思は関係ないのか。強権的な手法で待ったをかけているようにもとれる」
と反発している。
情報公開、後退を重ねる原因
* 越県合併で1万人規模の県民意向調査 知事が表明
この郵送調査に900万円使うらしいんだが、何のための県議会ですか? 県民に訊けばノーと出るだろう結論が解り切ってる問題で、しかもそれを開封するのは誰ですか? 選挙でもないものの公平性をどうやって担保するんですか?
日時:Thu Sep 23 09:05:08 JST 2004
「待った」に村大揺れ 越県合併 賛否両派が激しい陳情合戦
木曽郡山口村の越県合併に田中康夫知事が“待った”をかけたことから、村内に大きな困惑が広がっている。九月県会初日の二十二日、県庁を舞台に賛成と反対の住民両派による激しい陳情合戦が行われ、県議会や田中知事に対し、それぞれの主張を繰り広げた。住民意向調査の結果やこれまでの岐阜県中津川市との合併協議で定まった村の方針は、再び混乱の様相を帯びてきた。
合併推進派は、「中津川市・山口村の合併を進める会」(斉藤茂代表)と「馬篭を愛する会」(大脇真代表)の二グループ総勢百二十人が早朝から県庁で登庁する職員にチラシを配りアピール。さらに議会各会派をめぐり懸命の訴えを行った。
県会本会議終了後、田中知事を訪れた両会の代表者らは、「越県合併という結論は、村民が資料を使って勉強しながら出した結論。村のことは地元で生活している村民の総意に任せてほしい」と訴えた。これに対し田中知事は顔をうつむき加減にしながら、「越県合併は全県的な問題として村民以外の方にも問わなければいけない問題」と述べるにとどまった。
一方、合併反対を主張する庄司由美村議ら住民有志三十二人も知事室を訪問し、「越県合併」との結論が出た同村の住民意向調査について、「十分な住民への説明がなされないまま出た結論」などと疑問を示し、改めて合併反対を主張。合併で中学校の統廃合される弊害などに触れ、理解を求めた。
両派の動きが再び活発化する中で、加藤出村長と楯久利村議会議長は同日、議案提案しなかった田中知事に対し「市町村の自治権を全く無視したもの」として、村とともに抗議するよう要望する依頼書を県内全市町村の首長と議会議長あてに郵送した。
産経2004.09.23
越県合併で知事が1万人県民調査表明
田中康夫知事は22日に開会した9月県議会本会議で、木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併の是非を問う1万人規模の県民意向調査を実施する方針を表明した。9月県議会に関連予算案を追加提出する。しかし、両市村はすでに合併の調印を終えて来年2月の合併を目指しているため、議会側には村の民意との整合性を問う声が出ており、予算案の可決は微妙とみられる。
田中知事は「山口村が信州人のアイデンティティー、精神文化の礎になっている歴史的事実をかんがみると、県民各層および県議会の皆様の議論が必要だ」と述べた。
28日に提出予定の関連予算案は800万〜900万円程度。調査方法は無作為で約1万人を選び、郵送方式でアンケートを行う。実施時期や設問は未定。合併関連情報を県のホームページなどで公開したうえで実施するという。
知事はこの結果や9月県議会の議論などを踏まえ、合併を承認する関連議案を12月県議会に提案するかどうか判断する意向。
県議会の会派のうち、県民クラブや志昂会からは「予算案は否決すべきだ」との意見が聞かれた。萩原清・自民党県議団長は「さらに県民の意見を聞くなら、県議会でやればよい」と述べた。一方、石坂千穂・共産党県議団長は「県民全体の意見を聞くことは悪くない」と理解を示したが、「結果をどのように使うかが問題」と述べた。
田中知事が県民意向調査実施を表明した県議会議場の傍聴席には、賛成、反対両派の100人以上の山口村民が詰めかけた。加藤出村長は村役場で「わずかな時間で、村民の気持ちや生活を県内各地にどう説明するのか」と疑問を投げかけた。また、県内の市町村長らにあて、知事への抗議に同調するように求める要望書を送った。
合併賛成派の住民でつくる「馬籠を愛する会」の大脇真代表(54)は議会傍聴に先だって県庁で記者会見し、「住民はみんな困惑している」と述べた。大脇代表ら約120人はバス2台に分乗して県庁に到着。県議会各会派を回り、県庁に出入りする人たちに「知事の言動には道理がない」と書いたビラを配った。議会後には知事に会い、「山口村の合併問題は決着している」と訴えた。
反対派約30人も知事に2度目の申し入れをし、「意向調査は信州に残りたいと願う者にとってありがたい」と伝えた。
地元にどどまった村民の中には、複雑な反応を示す人もいた。昨年4月の村長選で、合併に慎重な立場で立候補した可知和人さんは「知事の考えも理解できるが、合併関連議案の提案先送りは混乱を招く」と話した。
(9/23)朝日新聞傍聴席には越県合併の賛成、反対両派の村民が詰めかけた=県議会で
山口村議会 1万人調査「必要ない」
岐阜県中津川市と目指す木曽郡山口村の村議会は24日、田中知事が示した1万人の県民意向調査は「必要ではない」とする意見書を採択しました。一方、県は調査費用900万円の補正予算案を組み28日に議会に追加提案します。
2004/9/24/20:15TSB
県補正予算案追加上程 越県合併問う県民意向調査に900万円
(9月25日)
寒冷地手当22億円も
県は二十四日、山口村と岐阜県中津川市の越県合併の是非を問う一万人県民意向調査費約900万円と、県職員らの寒冷地手当約22億6900万円を盛り込んだ一般会計補正予算案を、県議会九月定例会に追加上程すると発表した。
県民意向調査は、山口村を含む県内の満二十歳以上の男女約百七十万人のうち、一万人が対象。
十月下旬から十一月中旬に郵送方式で行い、十一月下旬までに結果をまとめ、県のホームページや広報などで結果を公表する。
予算約900万円は業者への委託費で、業者は今後、入札で決める。
質問項目など調査の詳細について、山口村に相談をするよう加藤出村長が県に求める考えを示しているが、玉井裕司・まちづくり支援室長は
「客観性、公平性を保てるように県内部で調整したい」
と述べ、県が単独で決める方針を示した。
一方、寒冷地手当は、県職員組合と県側の労使交渉が二十一日に妥結したため補正予算案と関連の条例改正案が追加上程される。
県人事委員会の意見に従い、飯田市など十市町村を支給対象地域からはずし、支給額全体を六年かけて約四割削減するが、十市町村の中でも寒冷な場所にある現地機関などの職員には手当を支給する。
一人あたりの年間支給額は、現行の4万1000円―20万7000円から、3万7000円―8万9000円となる。
山口村合併県民意向調査 県が906万円追加補正へ
県は二十四日、木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併に関する県民意向調査費用九百六万円余を盛った補正予算案を、二十八日に開会中の九月県会に追加提出すると発表した。可決されれば、県内在住の二十歳以上の男女一万人を対象に、郵送方式で十月下旬から十一月上旬にかけて行う方針。
しかし、質問項目や、調査の前提として県民にどんな情報提供をしていくかといった点は「検討中」(県まちづくり支援室)。県会側には、十分な情報提供がないまま実施されることへの懸念から、調査に批判的な声も多い。
また、山口村の加藤出村長が、調査を行う場合、質問項目や、どんな情報提供をするかなどについて村に相談するよう県に求めていることに対し、同室は「あくまでも県の調査なので、県の中で(検討し)客観的、公平にできるようにしたい」とし、村には相談しない考えを示した。
補正予算案に計上する費用は調査機関への委託料。住民基本台帳から対象者を無作為抽出するが、一万人を対象とする理由については「サンプル数を多くし調査の精度を上げたい」(同室)としている。調査を実施した場合、知事が調査結果を踏まえて合併関連議案を提出する―とした十二月県会を前に、十一月下旬に結果を公表する。
一方、県は本年度当初予算で全額削除した県職員の寒冷地手当について、二十一日の職員組合側との交渉で、支給額や支給地域を削減することで合意したことから、本年度分の手当二十二億六千八百六十六万円余を補正予算案に計上する。
<意向調査の反対求め請願へ 山口村>
木曽郡山口村は二十七日、同村と岐阜県中津川市の越県合併をめぐって田中知事が行うとしている「県民意向調査」に反対するよう、県議会に求める請願書を提出する。加藤出村長名で、古田芙士議長あてに出す予定。知事が意向調査を表明したことに「住民は多大な不安と混乱を抱いている」とし、「山口村の住民が民主的に自ら決めた越県合併は最も尊重されるべきで、県民意向調査は必要ない」としている。
一方、山口村議会は九月定例会初日の二十四日、越県合併関連議案を九月県会に提出、審議するよう求める田中知事と古田議長あての意見書を賛成多数で可決した。共産党村議一人が退席し、賛成七、反対二だった。
さらに、村議会は越県合併の準備費用を含む村の一般会計補正予算案(総額約二億二千万円余)を可決した。閉村式典やテレビ番組制作費など閉村事業費七百九十万円、中津川市仕様の庁内情報通信網を村役場に導入する設計費七百九十万円などが含まれる。
信毎9月25日(土)
山口村の越県合併 来月下旬から意向調査
木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併をめぐる県民意向調査の実施について、県は二十四日、県内在住の満二十歳以上の男女一万人を対象に十月下旬から十一月上旬にかけ、郵送方式で実施することを明らかにした。調査結果の公表は、十一月下旬の予定。民間調査業者への委託費は九百六万四千円としており、県議会九月定例会の一般質問初日の二十八日に関連予算案を追加提出する。
県まちづくり支援室によると、二十歳以上の県民人口は約百七十六万人。調査対象者の抽出方法は、人口比率に応じて住民基本台帳をもとに、山口村を含む全市町村からまんべんなく無作為に行う予定。一方、具体的な設問内容や、委託業者を決める入札方法については検討中という。
県議会の中には、意向調査の必要性そのものに疑問を投げかける議員も少なくなく、予算案が可決されるかは微妙。また、山口村の財政事情や村民の生活実態、越県合併に向けたこれまでの経緯などの情報について、県がどれだけ公平、正確に調査対象者へ提供できるかも
危惧 される。調査結果を左右することになる設問内容は県が作成するとしているが、客観性や妥当性も問題となりそうだ。田中康夫知事は「県民議論が十分ではない」との理由で、九月県会への合併関連議案の提出を見送った。しかし、意向調査をどのように県民議論に生かすのかなどについて、まちづくり支援室では「会見や(県議会での)提案説明などで何度も知事から(県民議論を)呼びかけている」と説明するにとどまり、意向調査と県民議論の関係性はいまだに明確にされていない。
産経2004.09.25
山口村が県民意向調査反対を県議会に請願
木曽郡山口村は田中知事が示した越県合併に関する県民意向調査について反対するよう求める請願書を県議会に提出しました。
請願書は木曽郡選出の村上県議を通じて古田議長に提出されました。
請願書で加藤出村長は「山口村の住民が民主的に決めた越県合併が尊重されるべきで、県民意向調査は必要ない」として、開会中の9月県議会で調査に反対するよう求めています。
これに対し古田議長は「調査内容を質して然るべき判断をしたい」と述べました。
県民意向調査は20歳以上の1万人を対象に来月下旬から行う予定で、県はおよそ900万円の補正予算案を追加提出する予定です。
[09月27日 15:20]SBC
山口村長「1万人意向調査」反対の請願
木曽郡山口村の越県合併をめぐり、県が実施を打ち出した1万人規模の県民意向調査について、加藤出村長が県議会に反対の請願をしました。
加藤村長を代表者とする請願書は、地元木曽郡選出の村上淳議員から古田議長に提出されました。
木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併について、田中知事は「県民論議が不十分」として、9月県議会への提案を見送り、1万人規模の県民意向調査を提案しています。
これに対し加藤村長は、「越県合併は住民が民主的に決めた結果で、意向調査は必要ない」として、県議会に反対の請願を提出したものです。
意向調査の質問項目などは現在検討中ですが、議会内では突然提案された意向調査に批判的な声も多くなっています。
[ 9月27日(月)]ABN
知事「越県合併議案12月議会には提出」
木曽郡山口村の越県合併について田中知事は県民意向調査の結果に関わらず、12月県議会に関連議案を提出する方針を示しました。
田中知事はきょうの知事会見で、開会中の9月県議会への提出を見送った越県合併関連の議案を12月県議会に提出する方針を示しました。
村は既に岐阜県側との合併を決めていますが、知事は「県全体の論議が尽くされていない」と県民1万人に意向調査を行う考えを示しています。
きょうの知事の発言は県民調査の結果に関わらず議案を提出することを明言したもので、知事は「調査の結果を含めて県議会で判断してもらいたい」と話しています。
[09月27日 17:43]SBC
越県合併めぐる意向調査 反対多数でも12月議会提出 知事明言
木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併について、県が実施を決めた県民の賛否を問う一万人規模の意向調査をめぐり、田中康夫知事は二十七日、仮に意向調査の結果で、「合併賛成」が多数を占めた山口村の意向調査結果とは逆に、「合併反対」が多数を占めた場合でも、県議会の十二月定例会には合併関連議案を提出する考えを明らかにした。
田中知事はこの日開いた会見で、調査結果で「合併反対」が多数となった場合の姿勢を問われ、「十二月県会には提出する予定であります」と明言。調査結果のいかんにかかわらず、合併関連議案を十二月定例会に提出し、議会の判断に委ねる考えを示した。
一方、県民意向調査を実施するため、県がきょう二十八日の九月定例会一般質問初日に追加提出する調査業者への委託事業費約九百万円の補正予算案が否決された場合の代替案については、「そのようなこと(否決)は考えていない。議会も、県全体の未来の問題として考え、判断してもらえると考えている」などと、可決に自信をみせた。
山口村の越県合併について、県民の賛否を問うため、県が実施を予定する一万人規模の意向調査に対し、同村の加藤出村長は二十七日、意向調査の実施に反対する請願書を県議会の古田芙士議長に提出した。
請願書では、中津川市との合併について「山口村の住民が民主的に自ら決めたことで、尊重されるべきだ。意向調査は必要ないと考える」と主張。その上で県会に対し、「田中知事が提案された県民意向調査には反対されますよう請願いたします」と要請している。
この日は、加藤村長に代わって村上淳県議(県民クラブ)が請願書を提出。受け取った古田議長は「請願書の意思を踏まえたうえで、意向調査の必要性があるのかも含めて議会としても十分な議論をしていきたい」と述べた。
2004.09.28 産経新聞
混乱招いた責任重く 山口村民の対立再燃を懸念
越県合併議案 知事が提出先送り
山口村が来年二月に目指す岐阜県中津川市との越県合併を巡り、田中知事が関連議案の県議会九月定例会への提出を突然見送った。県民の意向を把握する一万人規模の調査も、具体的な説明はない。いたずらに混乱を招く知事の責任は重い。(赤津 良太)
■2つの「ウソ」
「最終的には今朝、出納長と相談する中で決めた」
知事は今月十五日の会見で、九月議会冒頭での議案提出見送りは、青山篤司出納長も“了解済み”とばかりに強調した。
続く二十一日の会見。青山氏が十七日、香山充弘総務次官に合併問題の経過報告をしたことに触れ、知事は「事務次官にもご了解いただいた」と発言した。
しかし、いずれの発言も事実と異なる。青山氏は「山口村の合併で知事から意見を求められたことはない」ときっぱり否定。次官の発言についても「了解ではない」と明言する。
■9日で方針転換
今月六日、山口村の合併反対住民と懇談した知事は、「村と村議会は手続きを踏んでいる。後は県議、県民が考えなければいけない」と述べ、議案提出の意向を示した。県議会の各会派代表者との会合でも同じ考えを示した。
ところが、九日後の十五日、「全県的な議論になっていない」として方針を覆し、県議から「方向転換した説明がない」との批判の声が上がった。十分な検討がなされた末の結論だったのか。担当責任者の小林公喜総務部長との意思疎通も十分でなく、トップダウンの弊害が指摘される。
■乱れる村民の心
今回の混乱で懸念されるのは、賛成、反対に分かれた村民の対立感情が、再燃しそうなことだ。
一九五七年、旧神坂村の議会が中津川市との合併を議決。長野県議会は反対の意見書を採択したが、翌五八年の首相裁定で合併が決まった。同村の三地区は山口村に編入されたが、加藤出村長は「兄弟、親子、親せきまでしこりが残った」と述懐する。
この教訓から、二〇〇二年一月の村民意識調査、合併の是非が争点となった〇三年四月の村長選、今年二月の住民意向調査――と、民意の把握に時間と手間をかけた。合併に向けてまとまりつつあった村民の心は、再び乱れ始めている。
■何のための調査か
知事の持論は「地域の自律」「住民自治」のはず。県民意向調査の結果にかかわらず、十二月議会に議案を提出するとしたが、では何のために実施するのか。明確な説明はいまだない。
調査を行う場合、時期や方法を含め、もっと以前から慎重に検討すべきだ。この時期に突然提案し、混乱を招いていること自体、住民自治をないがしろにしていると言わざるを得ない。
合併関連議案の速やかな提出と、議会での活発な論議が望まれる。
2004年9月28日読売新聞
※ 出鱈目続く田中県政
※ 山口村越県合併議案 知事「12月県会に提出」
これは、県の世論調査の結果に拘わらず、12月には議案提出するという話らしい。
■2つの「ウソ」
「最終的には今朝、出納長と相談する中で決めた」
知事は今月十五日の会見で、九月議会冒頭での議案提出見送りは、青山篤司出納長も“了解済み”とばかりに強調した。
続く二十一日の会見。青山氏が十七日、香山充弘総務次官に合併問題の経過報告をしたことに触れ、知事は「事務次官にもご了解いただいた」と発言した。
しかし、いずれの発言も事実と異なる。青山氏は「山口村の合併で知事から意見を求められたことはない」ときっぱり否定。次官の発言についても「了解ではない」と明言する。
読売新聞
↑これは、今朝の読売の記事です。スクープと言って良いでしょう。青山さんは、過去何度も辞表を出しているんだが、その度に慰留されて来た。長野県庁の奥の院って変わってますよね。辞表という人の一生を左右する重大文書が、まるでポケットティッシュを貸し借りするような軽い感覚でやりとりされているんですから。この青山さんという人も、知事に感化されたのか、パフォーマンスとしての辞表提出ごっこでご満足らしい。
今回も、この件で辞表を出して、ああそうですか、と突っ返されるという事態があったらしい。
ま、とにかく、「嘘」というブランドを纏った知事さんのことですから、この手の嘘は、彼の思考の中では、十分許容されるんでしょう。
旅費疑惑が表面化した時に、私は百条委員会を作れ、と書いたけれど、この人の、口から出任せは生来のものですから、嘘が通らない場所でも、ボロボロと嘘を付き通すわけです。それで告発すべきだったんですよ。今からでも遅くないから、百条委員会を作るべきでしょう。
で、この合併問題は、青山さんが、総務省にお伺いを立てに行ったら、「そんなアホなこと通らんだろう……」と一笑に付されて、国は駄目だと言ってますと報告する過程で、嫌気が差したんでしょう。ただ康夫ちゃんは、棚上げを発表した時点で、アンケート調査を、その錦の御旗にすることを念頭に考えていたんですよね。それが過去の会見録を読むと解る。所が、ここで二つの見込み違いが起こって、一つは、自分らが考えていたほど、県民の賛同(合併反対)が得られるかどうか怪しくなった。もう一つは、やっぱり国から、そんなことしたって駄目だよ、とまた駄目出しされた。それで、軌道修正して、結果に拘わらず、議案提出するという結論になったわけです。じゃあ何のために、9百万円掛けてアンケート調査するんだという話です。ついでにご自身の支持率調査もすれば良い。
田中県政の今というのは、基本的に、独裁政権の末期状態ですから、独裁者と、それを囲む幹部の頭の中では、「こう動けば、世論はこう歓迎してくれるだろう」という希望的観測、もっと言えば妄想に満ち溢れているわけです。あの50メートル堰堤にしても、地域住民はこれなら受け入れてくれるだろうという妄想に満ちている可能性すらある。
2004.09.28 ここが変だよ康夫ちゃんhttp://www.ne.jp/asahi/eiji/home/main/yasuo-chan_2004_10.htm#20040928
山口村越県合併議案 予算否決なら上程せず 知事「意向調査が大前提」
木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併について県が実施する方針の県民意向調査をめぐり、田中康夫知事は二十八日、県議会九月定例会一日目の一般質問で、調査費の予算が否決されて調査が行えなかった場合、十二月県会に上程するとしていた合併関連議案を提出しない考えを明らかにし、調査費を盛り込んだ予算案を否決しようとする議会内の動きを牽制(けんせい)した。
田中知事は、木曽郡区選出の村上淳議員(県民クラブ)の質問に「今回の調査は十二月議会に(合併関連議案を)上程させていただくうえでの大前提条件」と答えた。
村上議員は、田中知事が二十七日の会見で意向調査の結果にかかわらず、十二月県会への議案提出を明言していた点などを指摘。意向調査の実施が議案上程の条件としたこの日の知事の姿勢を厳しく批判したが、田中知事は明確な説明を行わなかった。
最大会派である自民党県議団の平野成基幹事長は「知事が義務を放棄することになる。感情的な発言で、知事のすべきことを逸脱している」と批判。県民クラブの宮沢敏文会長も「自分の意思で(合併関連議案を)出さない、と言ったのと同じ。議会に対する脅しだ」と反発した。今後、議会側と田中知事との間で、さらに激しい論戦が繰り広げられそうだ。
2004.09.29 産経新聞
越県合併議案 知事「提出は県民調査が前提」
(9月29日)
予算案否決なら先延ばし
山口村と岐阜県中津川市の越県合併問題で、田中知事は二十八日、実施方針の一万人県民意向調査について、
<
「(合併関連議案を)十二月県議会に提案するための大前提の条件だ」
と述べ、調査費を盛り込んだ予算案が否決されれば、提案を先延ばしにする意向を明らかにした。
合併関連議案を“人質”に調査実施を迫った形だが、内容に関する説明は一切なく、調査を強行しようとする知事の姿勢に批判が高まっている。
同日始まった県議会九月定例会の一般質問で、村上淳氏(県民クラブ)が
<
「意向調査をすることが議案提出の条件になるのか」
とただしたのに答えた。
議会側は
<
「意向調査は不要」
との反対論が強く、この日追加提案された予算案は否決される公算が大きい。
知事発言は、予算案を通さなければ来年二月予定の合併は困難になるとして、議会側をけん制した形だ。
しかし、意向調査の成否のカギを握る設問内容については、「検討中」と述べるにとどまった。
予算案の可決を議会側に迫りながらも、その判断材料となる肝心な中身は一切示さず、準備不足を改めて露呈した形となった。
質疑では、意向調査の必要性を強調する中、道州制に再三にわたって言及。
<
「道州制に先駆けて、信州自治共和国として、長野県を確立しないと(本県は)雲散霧消してしまう」
「山口村の問題は、長野県全体の未来の問題」
と主張した。
山口村の住民が再び賛成、反対に分かれ、対立が再燃している問題では、村上氏が
<
「(事態を招いた)責任が取れるのか」
とただすと、知事は
<
「越県合併を望む方々が問題を起こしているのでは、という意見にも一分の理がある」
と反論した。
一連の知事の発言に、議会側は
<
「予算案を通さなければ議案を出さない、というのは脅しだ」
(宮沢敏文氏=県民クラブ)などと態度を一層硬化させている。
以下に紹介するのは、長野県議会議員のウェブサイトに掲載された県民と県議のやりとりです。
9月県会 初日の記事を見て
9月県会の一般質問が始まりました。初日の一般質問のやり取りを信毎の記事で読んでみました。記者の方が、質問要旨と答弁をうまくまとめてありますが、質問自体が、具体的な事例を上げて質問しているのか、いつものような質問をはぐらかす答弁は少なかったものと思います。しかし、山口村合併問題に触れた佐野県議さんの「合併しなかったメリット」について、知事は、「過去に投資した県費が他の市町村平均より多い」と言い、「自立の場合のメリットは示さなかった。」とありました。県費の投入は、その時々の知事、県議会が、必要性があると判断して県費を投資したものであり、何をかいわんやとかんじさせられました。
その多寡によって、合併反対論を展開する知事の小役人的発想は、私には理解ができません。
地域自治を大切にすることは、地方自治の根幹です。賛否両論がある中で、山口村としては、民主的な手続きにより、村民の過半数が中津川市への合併を選んだのです。
何をするにも、全員賛成と言うことはありえないのです。何事にも、必ず反対する者はいます。しかし、民主主義の根幹は、議論を尽くした上で、賛否を問い、過半数を持って決することだと思います。
県費の投資の多寡を判断基準に、知事が一万人アンケ−トを行い、合併をつぶそうとする知事の姿勢は、まさに職権乱用、地域自治への「お上」の介入としか言いようがありません。
この記事を読んで、地域自治、地方自治の危機と考えることは、考えすぎでしょうか?
また、知事は、道州制に触れ、「山口村の合併を認めることは、将来長野県が雲散霧消する恐れがある。なくなっても良いのか」と恫喝とも取れる発言をしたとありました。
そのとき、清水県議さんにこう野次ってほしかったです。
「そのときにこそ、県民アンケ−トをやれ」と…道州制は、県民全体の問題。山口村合併問題は、山口村と中津川市の住民の問題。その区分けをしてこその長野県知事です。…もっとも、いまは信州知事ですか
投稿者:上伊那郡民投稿日:2004/09/29(Wed) 06:26 No.223
自治とは!
県議の多くは、上伊那郡民さんと同様な考え方だと思います。
山口村が慎重な手続きの中で村としての判断をし、申請してきたものを議論させない知事の手法は、非難されるべきです。
明らかに引き伸ばし作戦と思えるし、あわよくば県民全体の考え方は、越県不可なのだから提案しないとしたいのかもしれない。
法の趣旨からは、そんな事は出来ない筈なのだが、何をするか解らない。
裁判にでもなれば、長い時間が掛かり山口村という地域は崩壊してしまう。
地域の和は二度と戻らない。憎しみと悲しみだけが残ってしまう。
知事が議案提出をしないとするなら、財政的負担さえなければ、アンケートでも何でもやってみなさいと言いたい。
住民の皆さんとの話の中で、多くの県民は『山口村の結論を尊重すべき』と応えてくれる自信が有る。
何もして来なかった知事とは違う。
我々議員は、地域住民と近い。
多くの意見を聞いて来た。
充分に結論を出せる状況に有ると思っています。
山口村の未来は、長野県の未来と知事は言う。
山口村の未来は、山口村の未来です。
村民以外の誰も責任を取らないのです。
まして知事を辞めたら東京に行ってしまう人が、何の責任を持って地域の結論を、無視するのか。
地域の自治とは、地域の人が決める事ではないか。
合併する事も、自律をする事も、住民が決めるのです。
越県合併とて同様です。
この時代に、領土主義的な発想をするとは、あまりに時代錯誤ではないか。
人を大切にしなければいけないのではないか。
山口村が合併を決断するまでには、ともすれば地域の絆がボロボロになりながら、慎重に話し合いを重ね、意向調査をする中で、結論が出されて来たのだと思う。
議会は今議会の提出を決議したが、知事は12月まで議案を提出しないだろう。
山口村の皆さんには、冷静に時の経つのを待ち、粛々と準備を進め、結論が出るのを待って欲しい。
決して、争ってはいけない。
我慢をして頂きたいと思う。
山口村の人々の気持ちを思うと、議員の権限の無さを痛感する。
なんとも言えないやるせない思いです。
清水保幸 - 2004/10/02(Sat) 23:55 No.225
茅野実氏が県議会を傍聴 知事に苦言
[09月30日 17:37]SBC4年前の選挙で田中知事擁立に携わった八十二銀行顧問の茅野実さんが県議会を傍聴しました。
茅野さんは山口村の合併問題をめぐる知事の姿勢に苦言を呈しています。
茅野さんはきょう午後、一般質問が行われている県議会を訪れ、1時間余りにわたって質疑を傍聴しました。
茅野さんは田中知事誕生に大きな役割を果たしましたが、今年8月にはパフォーマンスを慎み県政に専念するよう本人に直接求めています。
きょうは知事と話す場面はありませんでしたが、茅野さんは山口村の越県合併で「なぜ2年も前から動きが始まっているのにギリギリになって発言するのか」と県民調査を行うという知事の方針を批判しました。
そして茅野氏は「県側の答弁は不明確」と言い残して県庁を後にしています。
「今県会提出」決議へ 山口村合併議案で県会
木曽郡選出の村上淳県議(県民クラブ)は一日、木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併議案を開会中の九月県会に提出するよう、田中知事に求める決議案を提出する。全県議五十八人中、村上氏のほか四十三人が賛成者となるため、決議案が同日の本会議で可決されるのは確実。
両市村は来年二月合併を目指している。知事が九月県会への議案提出を見送ったことに対し、決議案は「村民に大きな不安を与え、混乱を招いただけでなく、合併をめぐり再び村が二分される状況となった」と指摘。住民が対立する状況を一刻も早く解消するため―として議案提出を求めている。
知事は、九月県会終了後に県民意向調査を行う方針を表明し、調査費を盛った補正予算案を追加提出。この調査の実施を十二月県会への議案提出の「条件」としている。
決議案可決で九月県会への議案提出を求める県会の意思が明確になり、調査費の補正予算案は否決の公算が大きくなるものの、知事の意向は変わらないとみられる。
決議案に対しては、県会十一会派のうち七会派の議員が賛成者となっている。
<提出見送り「了解していない」―総務省事務次官>
田中知事が木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併議案の九月県会提出を見送った問題で、総務省の香山充弘事務次官は三十日の記者会見で、「青山出納長から経過報告は受けたが、私が(提出見送りを)了解した事実は全くない」と述べた。
その上で「(山口村、中津川市と長野、岐阜両県の)四者が長い時間をかけ話し合いをしてきた経過を踏まえ、知事としても対応していただくべきものではないか」と議案提出を求めた。
田中知事は二十八日の県会一般質問で「(提出見送りによる)支障があるなら、次官から何らかの発言があるはず。(発言がないのは)総務省として支障があるということではない、という意味だ」と答弁していた。
10月1日(金)信濃毎日新聞
「今議会に提案」決議 山口村越県関連議案
9月県議会は1日の本会議で、木曽郡山口村の越県合併の関連議案を今議会中に提案するよう田中康夫知事に求める決議案を、賛成43、反対13の賛成多数で可決した。知事に与党的な立場を取る会派からも賛成者が出た。知事が県民意向調査の実施を、12月議会に関連議案を提出する「大前提条件」と述べていることに対抗する決議で、調査に必要な予算案の否決も濃厚になった。知事は「真っさらな気持ちで本県の未来を議論してほしい」と、決議を受け入れない考えを示した。
会派が一致して賛成したのは、提案者である木曽郡選出の村上淳氏が所属する県民クラブ(7人)をはじめ、自民党(8人)、志昂会(6人)、緑のフォーラム(6人)、緑新会(5人)、政信会(1人欠席で3人)、公明党(2人)。
さらに無所属1人が賛成した。県民協働・無所属ネット(5人)は賛成3と反対2に、知事に与党的な立場を取るトライアルしなの(4人)も賛成2と反対2に割れた。共産党(6人)とあおぞら(3人)は会派として反対した。
賛成した自民党の萩原清団長は「決議は、県民意向調査費の補正予算は認められない意味と受け取ってもらって良い」と話した。
村上氏は提案理由の中で「12月議会提案では、来年2月13日の合併を前提とした農協や商工会の合併、さらに教員人事や高校入試などに影響が出る」と述べた。
採決の前に討論があり、賛成討論をした平野成基氏(自民党)は「(私個人の)気持ちは山口村に残ってほしいが、議会人としては(越県合併に)賛成だ。山口村の行く末は山口村が決めるのが住民自治の基本だ」と述べた。
一方、反対討論では、今井正子氏(トライアルしなの)が村内に反対論が根強いと指摘。北山早苗氏(あおぞら)は「木曽に越県合併の波が押し寄せる」。石坂千穂氏(共産党)は「一般質問が終わってからの提案では、審議の時間が保証されない」と述べた。
(10/2) 朝日新聞
山口村越県合併議案 「今県会提出」を決議
県会は一日の九月定例会本会議で、木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併関連議案を、八日までの今県会中に提出するよう、田中知事に求める決議案を賛成多数で可決した。知事は県民意向調査の実施を「条件」に十二月県会に提出する意向を示しており、本会議後、「まっさらな気持ちで本県の未来を議論していただきたいとお願いしている。その気持ちに変わりはない」と述べ、今県会には提出しない考えをあらためて示した。
決議案は木曽郡選出の村上淳氏(県民クラブ)が提出。知事の提出見送りは「村民に大きな不安と混乱をもたらした」とし、住民が対立する状況を解消するため今県会中に提出するよう求めた。議長と欠席の一人を除く計五十六人が記名投票した結果、賛成四十三票、反対十三票で可決した。
採決前の討論で、決議案に賛成の平野成基氏(自民党、上田市)は「知事が持つのは議案の提案権ではなく提案する義務で、決定権は私たちにある」と知事の姿勢を「越権行為」と厳しく批判。越県合併の是非は「村外の人が気持ちで決めてはいけない」とした。
反対討論した今井正子氏(トライアルしなの、北佐久郡)は、農業政策や高校入試制度が長野と岐阜で異なるなどとし、「もう少し検証する時間がほしい」と主張。北山早苗氏(あおぞら、南安曇郡)も「山口村の村民意向調査は(合併の)デメリットを伝えずに行ったと想像がつく」と反対。石坂千穂氏(共産党、長野市)は「十分な審議時間が確保できない」と反対した。
県会が一日、木曽郡山口村の越県合併議案の提出を求める決議案を可決したことを受け、加藤出・山口村長は「知事には九月県会中に合併関係議案を提出していただくことを切に願う」とのコメントを発表した。
10月2日(土)信濃毎日新聞
山口村長が総務省訪問 合併推進課長「県の対応見守りたい」
山口村の加藤出村長は一日、総務省を訪れ、長谷川彰一・合併推進課長らと面談、田中知事の越県合併議案の九月県議会への提出の見送りと県民意向調査実施意向への見解を尋ね、議案提出を促してほしいと要望した。
面談後、取材に応じた加藤村長によると、長谷川課長からは意向調査の是非について明確な言及はなく、「県議会も開会中であり、動向を見守りたい。県民世論を高め、山口村の応援団をつくることが大切では」と助言されたという。
(10月2日)読売新聞
越県合併議案 今会期中の提出求め決議 県会「山口村民が混乱」
県議会九月定例会に山口村越県合併関連の議案提出が見送られた問題で、県議会は一日、今会期中の提出を求める決議を、賛成四十三、反対十三で可決した。ただ、強制力はなく、田中知事は報道陣に、今定例会へ提出しない意向を改めて示した。
決議は、知事が議案の提出見送り方針を突然示し、県民意向調査の実施を決めたことについて、「村民に不安を与え混乱を招き、再び村が二分される状況になったことは遺憾」と批判する内容。木曽郡区選出の村上淳氏(県民クラブ)が「越県合併は村民が積み上げてきた最終結論」と提案理由を説明した。
賛成討論で平野成基氏(自民党県議団)は「知事には提出義務がある。(出さないのは議会に対する)不当な越権行為だ。心情的には長野県に残ってほしいが、村のことは村民が決めるのが地方自治の基本」と述べた。石坂千穂氏(共産党県議団)は、合併の賛否には触れず、「今議会は審議時間が十分でない。十二月議会に向け、十分な審議の努力を尽くすべき」との観点から反対した。
採決では、自民党県議団など七会派が賛成。共産党県議団、あおぞらの二会派が反対。トライアルしなの、県民協働・無所属ネットは議員の対応が分かれた。
この問題で、県は週明けの総務委員会で、県民意向調査の設問内容などを公表する方針。
(10月2日)読売新聞
県意向調査 設問は「5者択一」 山口村越県合併 情報添付せず
木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併で、県が委託事業費九百万円を九月補正予算案に計上している一万人規模の県民意向調査について、県は五日、設ける質問は合併の賛否を尋ねる五者択一の一問のみとすることを明らかにした。県議会九月定例会の総務委員会で示した。きょう六日の総務委には、田中康夫知事が出席することになっており、調査実施の必要性をめぐり激しい論戦が交わされそうだ。
質問は「山口村が県境を越えて岐阜県中津川市と合併することについて、あなたはどう思いますか」というもの。回答は「賛成」「反対」「どちらかといえば賛成」「どちらかといえば反対」「わからない」の五項目から一つを選択する。回答理由の記入欄はなく、越県合併についての情報資料も添付しない。質問と回答は、第三者機関などに作成を依頼せず、県が独自に決めた。
意向調査は、満二十歳以上の県民一万人が対象となる。今月下旬から調査用紙を発送し、十一月上旬を回答の返送期限とする予定。対象者の抽出や分析は、調査業者に委託する。結果の公表は十一月下旬の見通し。
田中知事は「越県合併に対する県民の議論が十分に行われていない」と、調査実施方針を説明。意向調査の実施は、合併関連議案を十二月定例会に提出するための「大前提条件」としている。
これに対し、議会側は一般質問最終日の今月一日、合併関連議案を今定例会に提出するよう求める決議案を賛成多数で可決。議員の間には「県の調査は、すでに住民意向調査で合併賛成が多数を占めた山口村の民意を無視するもの」との反発も強く、予算案否決の動きが強まっている。
2004.10.06 産経新聞
越県合併で県民意向調査 設問、5者択一で
県、情報提供方法「まだ白紙」
山口村と岐阜県中津川市の越県合併問題で、県は五日、県議会総務委員会で、知事が実施方針を表明した県民意向調査の設問内容を明らかにした。
質問は、「山口村が県境を越えて中津川市と合併することについて、あなたはどう思いますか」の一問のみ。回答は、「賛成」「どちらかといえば賛成」「反対」「どちらかといえば反対」「わからない」の五者択一。調査時には協力依頼の文章も添えて郵送するとした。
ただ、調査前の県民への情報提供方法や内容は明らかにされず、小林公喜総務部長は「まだ白紙の状況で、現状ではお示しできない」と釈明した。
◆「住民意思尊重すべき」 松本市長が知事批判
菅谷昭・松本市長は五日、定例記者会見で、越県合併を巡る田中知事の県民意向調査実施方針について触れ、「各自治体の住民の意思は尊重すべき」と強調した上で、「山口村は(村民意向調査を行い)悩みながら合併を決断した。知事が別ルートで意向調査を行ったら、住民の自治はどこにあるのか」と述べ、知事の手法を批判した。
菅谷市長は、合併の実施目標が来年二月に迫っていることから、調査の時期について「もっと早い段階でやっておけば良かった。この時期に行う真意がくみ取れない」と述べた。
読売新聞
賛否問う1項目のみ 越県合併意向調査で県
山口村と岐阜県中津川市の越県合併をめぐり田中康夫知事が一万人を対象に行う方針を示している県民意向調査について、県は五日の県議会総務委員会で、対象者に対する質問を越県合併の賛否を五者択一で問う一項目とする案を示した。また、対象者個別への情報提供は行わない方針も提示した。
設問内容は「山口村が県境を越えて岐阜県中津川市と合併することについて、あなたはどう思いますか」。回答項目は 1:賛成 2:反対 3:どちらかといえば賛成 4:どちらかといえば反対 5:わからない―の五つとした。対象者へは調査への協力を求める文書と回答用紙を郵送し、返信してもらう。
判断材料の情報提供について県市町村課の吉沢猛課長は「調査の前段として、県民へ情報提供をしたい」とし、対象者への資料類の送付など個別対応はしない考えを示した。一方で、情報提供の具体的な方法に関しては「まだ委員会に示せるものはない」と述べた。
これに対し議員からは「予算計上されている以上、客観的に判断しなくてはならない。中身が分からないものをどう審議すればいいのか」との批判が出された。
調査は二十歳以上の一万人にアンケート用紙を郵送し、十月下旬から行う予定。外部へ委託する方針で、県は委託費など九百六万円余の予算案を今県会に提出している。
■8市町村社協が調印 山口、中津川など
岐阜県の中津川市との合併協議を進める山口村と岐阜県恵那郡北部六町村の、八市町村社会福祉協議会の合併協定調印式は五日、同市の市健康福祉会館で行われた。合併期日は二〇〇五年四月一日。事務所は現在の中津川市社協に置く。
八市町村社協会長が、それぞれに協定書、契約書に署名し、握手を交わした。社協合併協議会会長の高樋卓爾中津川市社協会長は「調印は大きな前進。変わらぬご支援とご協力をお願いします」とあいさつした。
今後は、十月中に岐阜県に認可申請を行い、十二月をめどに認可決定を受け、各社協の清算手続きに入る。三月三十一日で、中津川市社協以外の七町村社協は解散する。
山口村社協は、八月三十一日付けで社会福祉法人を解散、清算を済ませている。現在、役員体制などはこれまで通りで、任意社協の位置づけで組織している。
(2004年10月6日掲載)長野日報
田中知事が越県合併反対を明言 調査の中立性に疑問も
木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併に対し、田中康夫知事は六日、県議会九月定例会の総務委員会で「私自身は(山口村が長野)県の一部であらねばならないと思っている」と話し、反対する意向を初めて明言した。発言は「個人としての考え」としたが、県政のトップが合併反対を公言する中で実施が予定される県民意向調査の中立性に、議会側からは疑問の声が上がった。
田中知事はまた、「山口村が本県の一員であり続けることが私の願いであり、信条である」とも述べたほか、意向調査実施にあたって、合併に至る経緯や、住民の生活実態などに関する情報を、調査票に添付しないことも言明。合併関連議案を十二月県会に提出する際には、合併に対する知事としての意見を添えることも明らかにした。
これに対し、竹内久幸委員(県民協働・無所属ネット)は「知事の合併反対という意向が(調査対象者の)判断材料になってしまう」と指摘したほか、木内均委員(トライアルしなの)は「賛否両論の情報を(調査対象者に)提供しないのは無責任」と批判した。
2004.10.07 産経新聞
判断材料添付せず 越県合併意識調査で田中知事
田中知事は六日、県会総務委員会に出席し、木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併をめぐり実施を表明している県民意向調査について「資料提供で(調査対象者に)予見を与えてはいけない」と述べ、調査依頼書、五者択一の質問書以外に判断材料となる情報は添付しない考えを示した。
結果については「合併を望まないという回答が半数を超えるとは言い切れない。どんな結果が出るかは想像がつかない」と述べた。一方、「越県合併は是非とも避けさせていただきたい」と、反対する考えをあらためて強調した。
県会側には山口村が越県合併を決めるまでの経過など客観的な情報の提供が必要―との声が強く、七日に総務委で採決する調査費九百万円余の補正予算案は否決される可能性が高まった。
田口哲男議員(県民協働・無所属ネット)が知事の意向として、木曽郡南木曽町に対し、山口村と合併する用意がある趣旨の発言をするよう求めた―とされる問題については、「山口村が本県に残る可能性がないか、という話はしたが、南木曽町に意見を示したことはない」と否定した。
長野市長沼の新幹線車両基地建設の受け入れを地元が決めた際、県が県営浅川ダムの早期完成を地元と文書で確認したものの、ダム計画中止で新幹線用地の買収が滞っている問題では、「長沼へ自らうかがっておわびを申し上げ、説明をする覚悟だ」と述べた。
10月7日(木)信濃毎日新聞
一足お先に 山口村・岐阜県中津川市 統合予定児童が交流
来年二月の越県合併で統合される予定の、山口村と岐阜県中津川市の二つの神坂(みさか)小学校の交流会が、山口村の神坂小学校であった。同村の四十六人と、中津川市の二十八人の合わせて七十四人の児童が体育館で歌を合唱したり、ゲームを楽しんだりして、交流を深めた。
一九五八年の旧神坂村の分村で、山口村と中津川市に、それぞれ神坂小ができた。今回の合併で再び、一つの小学校に戻ることが決まっている。
交流会では、ホスト側の山口村神坂小六年の磯村茜さん(12)が「友達が増えるように名前を覚えて仲良くなりましょう」と歓迎のあいさつをした。
【「越県合併避けたい」反対の立場明確に 知事】
山口村と岐阜県中津川市の越県合併問題で、田中知事は六日、県議会総務委員会で「越県合併は、是非とも避けさせていただきたい」と述べ、合併反対の立場を初めて明確にした。「私自身は、山口村が長野県の一員であっていただきたい」との思いも吐露した。
合併関連議案の提出時期については、「十二月議会に提出するのは、約束通り」と改めて強調したが、「提出の大前提」とした一万人を対象とした県民意向調査の予算案が否決された場合の対応には、言及しなかった。
知事は委員会の要請を受け、二年半ぶりに出席した。
読売新聞交流会でゲームを楽しむ2つの神坂小の児童たち(山口村で)
県民意向調査困難に 予算削除の修正案可決 県会総務委
県議会総務委員会は七日、山口村と岐阜県中津川市の越県合併の是非を問う一万人県民意向調査の委託費約906万円を削除する一般会計補正予算案の修正案を賛成多数で可決した。八日の本会議でも可決される見通し。田中知事が意欲を示した調査は、実現が困難になった。
修正案は小林実委員(自民党県議団)が「(意向調査を受ける県民が)公平な情報を受け、判断できる準備期間もないまま、拙速に行うことは適当でない」として提出した。
賛成討論では、倉田竜彦委員(県民クラブ)が「山口村の住民意思を尊重する立場を堅持する必要がある。知事自身が『遅きに失した』と陳謝している調査から得られるものはない」と主張。一方、反対討論を行った石坂千穂委員(共産党県議団)は「村民意見は尊重すべきだが、県民の意見はどうだったか、記録としてとどめる必要がある」と県民意向調査の必要性を訴えた。
採決は共産党県議団とトライアルしなのの各委員が修正案に反対し、七対二で可決された。
県民意向調査の予算が県議会で認められない場合、他の予算を流用して実施する方法もあるが、委員会終了後、小林公喜総務部長は「議会の決定に反対するようなことはできない」と述べ、予算の流用は行わない方針を示した。
読売新聞
県会の意向調査費修正案 全額削減で可決 総務委、きょう本会議で決定
県議会の九月定例会は七日、総務委員会の採決を行い、木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併について、県民意向調査委託費九百万円を全額削減する予算修正案を賛成多数で可決し、意向調査に持ち込もうとする田中康夫知事に「ノー」を突きつけた。修正案は定例会最終日のきょう八日、本会議で採決が行われるが、総務委同様に可決の公算が大きい。
修正案について四人が賛成討論。提出者の小林実委員(自民党)は「山口村の住民意向調査を尊重する意味からも、十分な準備期間もないまま拙速に調査を行うことは適当ではない」、倉田竜彦委員(県民クラブ)は「知事が個人的に合併反対を表明しており、調査が恣意(しい)的なものになる恐れがある」と指摘した。
これに対し、反対討論した石坂千穂(共産党)と木内均(トライアルしなの)の両委員は「歴史に残る結論を出すときの県民の意向の表れを、受け止める調査として意味がある」などとして、調査の実施を支持。この後、行われた委員長を除く採決では、賛成七人に対し反対は二人だった。
田中康夫知事は、九月定例会への合併議案の提出を見送る一方、意向調査を実施するための予算案を上程。また、意向調査の実施は合併議案を十二月定例会に提出するための「大前提条件」との見解を示すとともに、「私自身は(山口村が長野)県の一部であらねばならないと思っている」と、合併反対の姿勢を言明している。
一方、議会側は、合併議案を九月定例会に提出するよう、田中知事に求める決議案を一日の本会議で可決している。
田中康夫知事の話 「困り果てている。長野県の未来の問題だから、県民の意向を聞こうとしているのに、どうしたらよいのか。そこまで、県民の意向を聞くのが必要ない、とおっしゃるのか。歴然たる差が(採決に)出たのはショック」
2004.10.08 産経新聞
山口村越県合併県民調査の予算を削除 県会総務委
県会総務委員会(宮沢敏文委員長、十人)は七日、木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併の賛否を問う県民意向調査費九百万円余の補正予算案を全額削除する修正案を賛成七、反対二で可決した。この修正案は八日の本会議でも可決の見通し。今県会への越県合併関連議案の提出を見送り、調査実施を十二月県会への提出条件とする考えを示していた田中知事は委員会後、「(意向調査が)必要ないと言われるのはショックだ」とし、今後の対応については「どうしようか、困り果てている」と述べて明言しなかった。
県民意向調査は郵送式で、一万人を対象に行う予定。だが、七日まで三日間の総務委の審議では、知事が県会開会直前まで関連議案提出の意向を示しながら、急きょ見送ったことへの批判が強かった。県側が賛否を問う五者択一の質問書に、調査対象者の判断材料となる情報を添付しないとしたことに対しても、知事が合併反対の姿勢を示しているため「客観的な情報提供が必要」との意見が多かった。
修正案は、小林実氏(自民党)が「長い間論議を重ね、民主的ルールの下で行われた山口村の住民意向調査結果を尊重する意味からも、公平な情報がなく、十分な準備期間のない県民意向調査は認められない」として提出。倉田竜彦氏(県民クラブ)、竹内久幸氏(県民協働・無所属ネット)、高見沢敏光氏(志昂会)が賛成討論した。
一方、石坂千穂氏(共産党)、木内均氏(トライアルしなの)は、最終的には山口村民の意思を尊重する―とした上で、「越県合併で県会や知事、県民がどんな意思、思いを示したか、記録にとどめる必要がある」などと反対討論した。
採決後、本会議での総務委員長報告には、他の予算を流用して調査を実施しないよう求めることを盛り込むと決めた。
10月8日(金)信濃毎日新聞
知事提案の山口村の県民調査費削除/県議会
9月県議会は最終日の8日、木曽郡山口村の岐阜県中津川市への越県合併をめぐる県民意向調査費約900万円など4事業費を削除した9月補正予算を賛成多数で可決して閉幕した。調査実施を合併関連議案の12月議会提案の「条件」としていた田中康夫知事は記者会見で「困惑している」と述べ、今後の対応は未定とした。知事と議会が平行線のままで、来年2月13日の合併をめざす同村の加藤出村長は「手続きが進まなくなるのが心配だ」と戸惑いを示した。
知事が調査を決行するには、当初予算で199万5千円を確保済みの2000人対象の県政世論調査を活用する方法が残されているが、知事はこうした方法を検討するかどうかは「今週末考えたい」と述べるにとどまった。
同調査費削除の是非を聞く採決の結果は賛成42、反対15。合併関連議案を今議会中に提案するよう知事に求める決議案の1日の採決と同様、自民党、県民クラブ、志昂会、緑のフォーラム、緑新会、政信会、公明党が賛成。1日の採決で2分されたトライアルしなのの4人は今回、共産党、あおぞらとともに、そろって反対にまわった。県民協働・無所属ネットは引き続き、賛成3と反対2に割れた。
6月議会で継続審査となっていた「森林づくり条例案」は、周知期間を確保するため、施行日を今年10月1日から来年1月1日に遅らせる修正を加えたうえで全会一致で可決した。知事が制定をめざす一連の政策条例が実現したのは初めて。
林業の機械化をすすめるための「高性能林業機械導入推進事業費」5024万8千円▽県産材の市場開拓を狙った「信州の木新マーケット開拓推進事業費」205万3千円▽スペシャルオリンピックス(SO)冬季世界大会の関連行事に小中学生が参加するのを支援する県の事業費2960万円は補正予算から削除された。
(10/9) 朝日新聞
県会本会議で可決 県民意向調査委託費削除
(10月9日)
知事「何をためらい恐れるのか」
県議会は八日の九月定例会本会議で、山口村と岐阜県中津川市の越県合併の是非を問う一万人県民意向調査の委託費約906万円を削除する一般会計補正予算案を賛成多数で可決した。
県議会が県民意向調査の必要性を認めなかったことに対し、田中知事は議会終了後の会見で
「困惑している。(意向調査の)何をためらったり、恐れたりしているのか」
と批判した。
採決は記名投票で行われ、共産党県議団やトライアルしなの、あおぞらと県民協働・無所属ネットの一部の議員が反対したが、賛成四十二、反対十五で可決した。
知事は今議会の一般質問で、十二月議会への合併関連議案提出には、県民意向調査の実施が「大前提」と表明し、議会側をけん制したが、県議会は調査費を認めなかった。
このため、知事が別の方法で意向調査を実施するか、十二月議会へ議案を提出するか――が注目されるが、知事は
「週末に考えたい」
と述べるにとどまり、態度を明らかにしなかった。
山口村の加藤出村長は
「越県合併関係議案が提案されないまま閉会したことは残念。
調査費用の削減は、村の民意を尊重すべきとして議決されたものであり、知事は村民の不安を解消するためにも、一日も早く県議会へ議案を提案し、議決後は、速やかに総務省へ申請していただきたい」
とコメントした。
◇
九月議会は一万人県民意向調査費のほか、林務、文教の両委員会で認められなかった「高性能林業機械導入推進事業」(5025万円)、「信州の木マーケット開拓推進事業」(205万円)、「スペシャルオリンピックス参加支援事業」(2960万円)を削除した総額約56億円の一般会計補正予算案や、継続審査となっていた「県ふるさとの森林づくり条例案」を一部修正して可決、閉会した。
そもそも論として、康夫ちゃんが盛んに合併反対を訴えているけど、じゃあ合併しなければどうなるのか、という問題はあまり議論された形跡がないよね。
知事は合併せずとも県に事務委任すればいいと言ってるけど、それって結局は市町村の自立(自律)とは程遠くて、単に国の役割を県が果たすと言ってるだけなんです。
道州制を前提とすれば県の役目は益々縮小していくだろう中で、行政サービスを維持できないような規模の市町村はそんなジリ貧の県に頼るのは大変危険で、30人学級のようにツケだけブン投げられる可能性が大なんですよ。
合併反対や合併特例債の批判、それはそれで大いに結構なんですが、じゃあどうやってこれから行政サービスを維持していけばいいのか、その具体的なグランドデザインを示さない以上、康夫ちゃんの話は単なるお題目だけを唱えているにしか過ぎないんですよね。
彼のことを弁護するのならば、ここを明快に説明しないといつまでたっても土建屋やらのレッテル貼りだけじゃあ説得力が全然ないのですが。
498
名前:通りすがり ◆AF844HpF6M投稿日:2004年10月9日 18:32:32
もう、開いた口がふさがらない、という形容しかありえない珍事が長野県で繰り広げられています。
曰く、
「信州感動の旅シリーズ 開始記念特別企画 信州・長野県知事 田中康夫と行く! 『南信州』秋の大収穫祭の旅」
- 2004年10月11日(月・祝)〜12日(火)(1泊2日)
- 信州・長野県知事田中康夫 & はとバス共同企画
その模様を「テレビ信州」では次のように報道しています。地滑り災害と比較してみると、その異常さがよく分かります。
これも民主的に選挙で選ばれた長野県知事であり、そのゴスペルであります。
あまりにも直近の歴史であるので、その特異性に気がつかないかもしれませんが、異常であることには変わりありません。
田中知事とバスルツアー 宿題後回しか?
長野県を宣伝して観光客の誘客につなげようと、田中知事自らがガイド役をした東京からのバスツアーが南信地方を訪れています。
東京からマスコミも引き連れて、参加者は総勢約100人。
しかし、山口村の越県合併など山積する課題も多く、地元住民からは冷ややかな声も聞かれました。
TSB 04.10.11
テレビ取材班を引き連れ、マイク片手に知事が「田中康夫と行く!『南信州』秋の大収穫祭の旅」に邁進している当日、長野市では災害が発生して県が管理する道路が寸断され県民が苦しんでいました。
長野安庭地滑り「五輪工事で水かけが…」
9日に長野市の国道19号で起きた地滑りについて、地元住民は長野オリンピック前に道路を広げる工事が続き水はけが悪かったと指摘する声が出ています。
国ではボーリング調査をしないとわからないとしており、早期の原因究明が待たれます。
TSB 04.10.11
絶たれた”生活道路”
地滑りがあった現場は、地元住民が日常的に使う「生活道路」です。
大型車が通れるような迂回路がないため、路線バスが正常運行が出来ない状態が続き、地元の高校生などにも影響が出ています。
国と県では1週間を目途に迂回路を確保したいとしています。
TSB 04.10.11
「テレビ信州」の報道を、真面目にまとめてみます。
TSB記者「東京の観光バス会社が、今日と明日と、一泊二日で南信地方をめぐる旅行を行っています。
そのガイドを務めているのが、木曽郡山口村の県境を越えた合併について、この週末に考えると言っていた、あの人です。」
田中知事小旗を振りながら
「一号車はこちらで〜です。二号車のお客様、こちら〜です。」
TSB記者『信州・長野県知事 田中康夫と行く! 『南信州』秋の大収穫祭の旅』
「長い長い名前のツアーは、東京のバス会社・ハトバスと長野県がタイアップした企画です。
田中知事は制服姿で、ガイドに徹していました。」
田中知事バスマイクを握りながら、手をかざして、
「こちらの方がですね、南アルプス、え〜赤石山脈というふうに言われているのでございますね。
こちら、右手がですね、まだ少し、あのー雲がかかっていますですね、こちらが中央アルプスで〜ございます」。
TSB記者「参加者は関東地方の52人、だけなく、東京からのマスコミも引き連れて、総勢百人近い団体となりました。
昼食のレストランでは、一行の登場に…‥」
他県中年の女性参加者「ウー、ビックリしました。ウフフウウ」。
他県老いた男性参加者「田中知事がね、南信濃の宣伝のために、一生懸命に活躍しなさって、逆に、あの、大変かな、大変かなあって、祭日にね…‥」。
TSB記者「地元でとれた食材を使った料理で、昼食です」。
他県老いた女性参加者「あの人、20年くらい前に執筆なさってね、もう、あの、不透明な、あの、違う違う、なんてったっけな、あれは…‥」。
TSB記者「『なんとなく、クリスタルですか?』」
他県老いた女性参加者「ああ、そうそうそ、それでお出しになったでしょ。
だから、今、自分がすごいクリスタルな生活しているじゃない、だから面白いなーと、思ってね」。
静岡若い女性参加者「それだけ、一生懸命、改革して、努力している姿を見て、立派だと思います」。
山口村中年村民「あんな無責任は知事はないと思うわけよ」。
TSB記者「ああ、なるほどね」。
山口村中年村民「村民の意思をまるっきり無視して、あんな知事じゃ辞めてもらうしかないよ」。
山口村老いた女性村民「よう、考えてくれ、って言いたいね。
住んでもいない人のあれを、意見を聞いたってしょうがないでしょ」。
TSB記者「山口村の越県合併についても、県民の意向調査費が、先週否決され、今週末に方針を決めたいと、大きな宿題を抱えているはずの知事」。
田中知事語気を強めて、
「まだ連休中です。信州長野県の、百年の、二百年のですね、大きな変革をする場所だと思っていますから。
あの、もう少しお時間をいただきたいと思います」。
TSB記者麦わら帽で、マジックで口ひげをはやし、田吾作スタイルに、
「このあと知事は豊丘村で、得意のコスチュウムに着替えて、きのこ狩りに向かいました。
今日は、実は田中知事は、南信州の旅、といって、東京から観光客を招いて、バスガイドでやっているんですが、一言どうですか」。
山口村中年村民 怒りを抑えて、「はあはあ、そんなことやっている場合じゃない、と思うんです、わたくしらの場合は。
もうちょっとねえ、その今の自分の周りに起きている一番重大なことをやるべきで…‥」
TSB記者「このバスツアー、明日も知事がガイドを勤め、くだもの狩りなどで、南信をめぐります」。
以上、引用ですが、解説は必要ないと思いますので省略します。
事実を読んでいただければ十分お分かりいただけると思います。
04.10.12
Re: お勧め記事Part2 ( No.7 )
日時: 2004/10/11 17:06
名前: をぢさん ID:●康夫ちゃん流民主主義
○9月16日付読売長野版
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/kikaku/023/783.htm
長野県木曽郡山口村と岐阜県中津川市との越県合併に康夫ちゃん知事が「待った!」をかけたことから騒動が始まった。
○9月17日付読売長野版
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/kikaku/023/785.htm
===============================================
›この日は、知事の九月議会冒頭での同議案提出見送り方針を受け、越県合併に反対する住民有志や、議案提出を求める同村の加藤出村長らが、県庁で知事に直接要望するなどした。
›合併反対派の住民は、知事室前で「合併反対」の横断幕を掲げ、県歌「信濃の国」を合唱。知事との懇談では、議案提出を見送ったことに、「大変ありがたい」と感謝の言葉を述べた。
›知事は「県民的な広い議論をしてきたかという大きな反省がある」と涙まじりに答え、「早急に県民の民意を問う方策を策定し、実行していく」と説明した。
===============================================
県議会へ当該議案を提出しなければ、それだけ合併が遅れるわけなのだが、如何にも長野らしいのは合併反対派が「信濃の国」http://www.sbc21.co.jp/shinano/を合唱してたという下りである。
「信濃の国」は長野県の県歌であり、長野県民の殆どが歌える曲なのだが、終戦直後の長野で松本を中心とする中信地区選出の県議が県を南北に分県する議案を提出し審議していた最中に、怒った長野市民が県議会を取り巻いて合唱したので、分県派県議の気勢が大いにそがれたという逸話が残っている。
http://www.lcv.ne.jp/~nwakata/kenka.html
(興味のある方は内田康夫著「『信濃の国』殺人事件」http://www.ex.me-h.ne.jp/~mystery/uchida/book/sinano.htmlのご一読をお薦めします。)
しかし、今回の山口村の合併に関しては今年2月に村民投票により中津川市との合併に賛成が62%を占めておりhttp://www.nagano-np.co.jp/minikikaku/yamaguti.html、また山口村自体が経済圏が中津川市に属し、子ども達も岐阜県の学校に進学している状況も背景にある。
○9月19日付長野日報社説
http://www.nagano-np.co.jp/cgi-bin/kijihyouji.cgi?ida=200409&idb=620
この事態に関する諏訪市の長野日報の社説を紹介するが、
===============================================
›加藤出村長は十六日、県庁に知事を訪ね、「県民議論は議会で」と迫り、越県関連議案を今定例会に提出するよう強く求めた。
›それは一九五八年の「昭和の大合併」で、旧西筑摩郡神坂村が岐阜県中津川市との合併を決議したが、県会は越県合併を認めず、国の裁定まで持ち込まれた。合併問題は結局、神坂村分断という事態に発展。のちまでしこりを引きずったからだ。
===============================================
何故「昭和の合併」で神坂村と中津川市との合併が紛糾したかと言えば、かの文豪島崎藤村http://www.tcct.zaq.ne.jp/fukumoto/page027.htmlの出身地である馬籠宿http://www.cnet-kiso.ne.jp/m/magome/が神坂村にあったからで、結局当時神坂村の多くの地域は中津川市と合併し、残ったのが山口村だったのである。
○9月23日付読売長野版
県議会における康夫ちゃん知事の主張は、
===============================================
› この日、田中知事は、同村が作家・島崎藤村の生誕地で、信州の西の玄関口にあたる中山道の馬籠宿を抱える点を改めて指摘。議案の提出先送りについて、「山口村が『信州人』の精神文化の礎となっている歴史的事実をかんがみると、県民各層及び県議会の議論が必要」と理解を求めた。
›意向調査については「県民の皆さんに、『信州人』のアイデンティティーにかかる本質論として、越県合併問題を議論していただきたい」と呼びかけた。
===============================================
という論理で、山口村だけでなく長野県民1万人を対象とする意向調査の実施を表明したが、当の村民が決定したことを「あんたらだけじゃあ決まらない。」という論理には民主主義は感じられない。
===============================================
›一方、合併関連議案を審議中の岐阜県議会の岩井豊太郎議長は「田中知事はアンケート調査が必要だと言うが、山口村の住民の意思は関係ないのか。強権的な手法で待ったをかけているようにもとれる」と反発している。
===============================================
むしろ、岐阜県議会議長の発言の方に理があると思わざるを得ない。
○9月28日付読売長野版
普通読売の記事は余り残らないのだが、長野版における康夫ちゃん知事の行動に関してはやけに保存が良いのが不思議である。
===============================================
›山口村が来年二月に目指す岐阜県中津川市との越県合併を巡り、田中知事が関連議案の県議会九月定例会への提出を突然見送った。県民の意向を把握する一万人規模の調査も、具体的な説明はない。いたずらに混乱を招く知事の責任は重い。
===============================================
まず、康夫ちゃん知事への明確な批判から始まるこの記事は、
===============================================
›知事は今月十五日の会見で、九月議会冒頭での議案提出見送りは、青山篤司出納長も“了解済み”とばかりに強調した。
›続く二十一日の会見。青山氏が十七日、香山充弘総務次官に合併問題の経過報告をしたことに触れ、知事は「事務次官にもご了解いただいた」と発言した。
===============================================
という発言が何れも嘘だったことを指摘し、康夫ちゃん知事流の詭弁術を暴露している。
===============================================
›今月六日、山口村の合併反対住民と懇談した知事は、「村と村議会は手続きを踏んでいる。後は県議、県民が考えなければいけない」と述べ、議案提出の意向を示した。県議会の各会派代表者との会合でも同じ考えを示した。
› ところが、九日後の十五日、「全県的な議論になっていない」として方針を覆し、県議から「方向転換した説明がない」との批判の声が上がった。十分な検討がなされた末の結論だったのか。担当責任者の小林公喜総務部長との意思疎通も十分でなく、トップダウンの弊害が指摘される。
===============================================
しかも、今回の議案提出見送りが何の相談も無しに、康夫ちゃんの独断専行によるものという事実を指摘している。
===============================================
›今回の混乱で懸念されるのは、賛成、反対に分かれた村民の対立感情が、再燃しそうなことだ。
›一九五七年、旧神坂村の議会が中津川市との合併を議決。長野県議会は反対の意見書を採択したが、翌五八年の首相裁定で合併が決まった。同村の三地区は山口村に編入されたが、加藤出村長は「兄弟、親子、親せきまでしこりが残った」と述懐する。
›この教訓から、二〇〇二年一月の村民意識調査、合併の是非が争点となった〇三年四月の村長選、今年二月の住民意向調査――と、民意の把握に時間と手間をかけた。合併に向けてまとまりつつあった村民の心は、再び乱れ始めている。
===============================================
山口村でも中津川市との合併に反対する方々が反対署名運動http://homepage3.nifty.com/vil_yamaguchi_hantai/を展開しているのだが、しかし正式な手続きを経た住民投票の結果を無視して村外の意向で決定というのは明らか無用な対立を増幅するだけの愚かしい決断としか言いようが無い。
(大体反対なら、もっと早く反対すべきだろう。)
○10月9日付朝日長野版
http://mytown.asahi.com/nagano/news02.asp?c=33&kiji=222
しかし、長野県議会は康夫ちゃん知事提案県民意向調査の予算計上を削除することを議決した。
===============================================
› 9月県議会は最終日の8日、木曽郡山口村の岐阜県中津川市への越県合併をめぐる県民意向調査費約900万円など4事業費を削除した9月補正予算を賛成多数で可決して閉幕した。調査実施を合併関連議案の12月議会提案の「条件」としていた田中康夫知事は記者会見で「困惑している」と述べ、今後の対応は未定とした。知事と議会が平行線のままで、来年2月13日の合併をめざす同村の加藤出村長は「手続きが進まなくなるのが心配だ」と戸惑いを示した。
===============================================
まあ、妥当な結論だと思うのだが、問題は12月県議会で越県合併を承認しないと来年2月予定の合併が危うくなることであり、康夫ちゃん知事の独断専行のとばっちりを山口村が受けるという理不尽な結果を招きかねないのだが、康夫ちゃん知事を「民主主義の長野モデル」とかもて囃した朝日のこの事態に関する見解を伺いたいものである。
丁度長野版で4年目を迎える康夫ちゃん知事を特集している。
○9月27日付朝日長野版
http://mytown.asahi.com/nagano/news02.asp?c=45&kiji=11
丁度長野版で4年目を迎える康夫ちゃん知事を特集しており、最後にこの問題を取り上げているが、町村合併に反対すること自体は構わないが、県知事としての権力によって山口村村民の意思まで押さえ込もうとする姿勢には民主主義のカケラも見られないし、大体康夫ちゃんという人物は民主主義とは無縁な強権的な性格をもつ御仁に見受けられる。
○9月26日付朝日長野版
http://mytown.asahi.com/nagano/news02.asp?c=45&kiji=10
その前日の記事では「識者」に康夫ちゃんについて意見を聞いているのだが、元「噂の真相」編集長の岡留氏の感想が興味深い。
===============================================
›今の状況は小泉首相と似ているかもしれない。田中知事も「田中サプライズ」で乗り切ってきたが、実際には改革が進んでいないという見方もあり、支持率が下がってきているのかもしれない。
› 彼は最初は面白がって懸命にやるんだけど、そのうちにあきてしまう面があるかもしれない。今は県政以上に国政に興味を持っているのではないか。「地方自治だけでは出来ることが限られる」という意識があるのかもしれない。東京の方ばかり向いて地元に配慮が足りないという批判は多分その辺から出ているのではないか。
›彼はアイデアマンで非常に斬新な発想、企画力を持っている。でも県政の具体的な実務は一人じゃできない。作家として独力で生きてきた人だから古臭い根回しの手法なんか苦手なんだろうけど、反対勢力や役人の意見も取り込むぐらいの懐の広さが必要だ。
===============================================
中々に鋭い指摘であり、「パフォーマンス政治」としての小泉首相との共通性は以前から感じていたものであり、
「破壊者であり建設者では無い。」
というのも共通性がある。
なお、この問題に関して、常に康夫ちゃん知事に批判的な大石英司氏のコメントはhttp://www.ne.jp/asahi/eiji/home/main/yasuo-chan_2004_10.htm#20040928痛烈である。
日時: 2004/11/14 21:18
名前: をぢさん●康夫ちゃん流詭弁術
○10月20日付東京新聞「核心」
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20041020/mng_____kakushin000.shtml
›「表立っての発言は村への介入と受け取られかねず、地方分権を唱える知事としてふさわしくない。何より、知事は村民が最終的には合併を避け、自立の道を選択すると踏んでいたのだろう」
›ところが、村は合併を選び、知事の読みは外れた。九月県議会の答弁で知事は「仮に村を送り出すにせよ、県民が無関心のままでは失礼」と切々と語った。「合併関連議案提出の前提条件」として、知事は県民一万人規模の意向調査を提案したが、県議会はこれを認めず、今後の見通しは立っていない。
(中略)
›関連議案を審議した岐阜県議会地域県民委員会の洞口博委員長は「個人の意見」と断った上でこう続けた。「田中知事は自分の哀愁で駄々をこね、地域住民に目を向けているとは思えない。バカタレと言いたい」
====================================================
康夫ちゃんとしては、自分の読みの甘さを悔やむより他ないのだが、自分が町村合併に反対だからと言って他人も皆反対すだろうという論理が理解できない。
○信濃毎日新聞「特集田中県政」
http://www.shinmai.co.jp/kensei/
›田中知事は二十六日の記者会見で、「好きなまちだから住民税を払いたい」として、自身の住民票を県庁のある長野市から約百七十キロ離れた県南の下伊那郡泰阜村に移す考えを表明し、同日夕、同村役場で転入届を提出、受理された。独自の在宅福祉に取り組み、市町村合併せずに自立を目指す同村を高く評価しているためだが、県知事が特定の自治体の好き嫌いを発言したり、事実上、生活基盤を築くのが困難な場所に住民票を移したことは論議を呼びそうだ。
===================================================
元々
「自分が税金を収めたいところに払いたい。」
と言い出して泰阜村に住民票を移転した御仁が
「移転したい県に行く」
という山口村村民の民意を踏みにじること自体、自己矛盾に陥っている気がする。
越県合併対応 「支持しない」85%
30人規模学級 86%「県全額負担」求める
田中県政の最近の重要課題では、山口村と岐阜県中津川市の越県合併を巡り、関連議案の県議会提出を見送った知事の対応について、85%が「支持しない」と回答し、「支持する」は3%だけだった。「その他」は12%。
不支持の理由としては、「村の長い年月をかけた選択に何が言えるのか。無責任な強権発動はいけない」(藤原忠彦・川上村長)、「知事の言っているコモンズに反する」(風間俊宣・鬼無里村長)など、住民自治の尊重を指摘する声が多数を占めた。
支持した清水澄・原村長も「県民としての意思表示はあっていいが、もっと早く対応すべき」との見解を示し、一万人規模の意向調査の実施を議会直前に表明したことなどが混乱を招いたことに注文を付けた。
一方、小学校の三十人規模学級拡大に伴う教員人件費の増加分を、県が来年度以降も「任意の協力金」として市町村に求めていることについては、86%が「県が全額負担すべき」と答え、「市町村の一部負担もやむを得ない」は10%にとどまった。
「その他」とした4%の中では、矢崎和広・茅野市長が「県による一方的な協働方式には反対」と回答。市町村との協議を十分に行わず、協力金方式の導入を図った県に異議を唱えた形だ。
10/14読売新聞
越県合併議案の提出再要望 山口村長「村内に不安」と知事に
山口村の加藤出村長は十三日、日義村で開かれた田中知事と地元町村長の意見交換会で、九月県議会に越県合併関連議案が提出されなかったことに触れ、「村内では不安が広がり、このままでは知事の言う村の『コモンズ』がばらばらになる気がする」と述べ、十二月定例会に議案を提出するよう改めて知事に求めた。
これに対し、知事は「村長や議会が進めた手続きを無視しようというわけではないが、長野県の未来にかかわること。県民全体の意思を把握しないといけない」と発言。知事が提案した県民意向調査の予算を県議会が認めなかった点について、「困惑している。議会の判断が何を望んでいるのか、考えなければならない」と述べるにとどまった。
10/14読売新聞
知事、木曽郡首長と意見交換 越県議論は平行線
「県政に関する意見交換会」が十三日、木曽郡日義村の木曽文化公園会議室で開かれ、田中康夫知事ら県関係者と木曽郡十一町村の首長が出席し、意見を出し合った。注目された岐阜県中津川市との越県合併問題については、山口村の加藤出村長が「(県民意向調査という)前提条件なしに十二月県会に合併関連議案を提案してほしい」と要望したのに対し、田中知事は「前提として準備させていただく」と答えたのにとどまり、議論はこれまでと同じく平行線をたどった。
加藤村長は「村内では不安が増している。このままでは、はぐくんできたコモンズがバラバラになってしまう。民意を最優先してほしい」と懸念を表明。田中勝己・木曽福島町長も「残念だけど、見守って送り出してやることが、残る木曽の住民にも山口村民にもベストの道。私たちも頭を下げますので、知事も県民に頭を下げて気持ち良く送り出してほしい」と助け舟を出した。
これに対し、田中知事は「民主主義なら、全体の意向を把握しきる努力をせねばと思う」とあくまで意向調査を行う考えを強調したが、実施予算の確保については「深く困惑をしている」と述べるだけだった。
2004.10.14 産経新聞
木曽11町村長「山口村の越県合併認めて」
木曽郡の11町村長と田中康夫知事の意見交換会が13日、日義村の木曽文化公園で開かれた。山口村と岐阜県中津川市との越県合併問題について、合併を認めるよう知事に求める意見が相次いだ。
山口村の加藤出村長は、「県民意向調査を前提にせず、12月県議会に合併関連議案を提案してほしい。村内には日ごとに不安が増しており、このままでは村の『コモンズ』がばらばらになってしまう」と改めて議案提出を求めた。
上松町の佐々木金三町長は「越県合併は村民が決めたことで、広い意味で今後も交流をしていけばいい。村民の意思をくんで判断してほしい」。木曽福島町の田中勝已町長も「今となっては越県合併もやむを得ないのではないか。山口村を引き留めても村民は幸せにはならないだろう。気持ちよく送り出してあげたい」と述べた。
田中知事は「越県合併は県全体の未来にかかわることで、県民全体の意思を把握しなければならない。本県が壊れていくことは望むことではない」とこれまでの考えを強調。「県議会は私にどういうことを望まれているのか、考えを詰めねばならない」と述べた。
(10/14)
県議会が何を求めているか、じゃなくて、村民が合併を求めているんだよ。いまさら何を言っているんだ?
こうやって、平気でウソをついて論点をごまかすのが田中康夫の常套手段。
山口村越県合併の県民意向調査 知事、判断示さず
木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併をめぐり、県民の賛否を問う意向調査を実施するかどうかについて、田中康夫知事は十五日に開いた会見で、「まだ呻吟(しんぎん)しているところ。私の限られた頭では(どうしたら県民の意向を把握できるか)なかなか分からない」と話し、判断に迷っていることを改めて示した。
意向調査については、今年度まだ実施していない二千人規模の県政世論調査に設問を織り込む方法も庁内では検討されているが、田中知事は「そういう意見があることは十分承知している。ただ、この問題は決定してから話すこと」と述べるにとどまった。
意向調査をめぐっては、県議会が九月定例会で、県提出の調査委託費九百万円を全額削除する修正予算案を賛成多数で可決。一方、田中知事は、意向調査の実施は合併議案を十二月定例会に提出する「前提条件」との姿勢を崩していない。
2004.10.16 産経新聞
延期はただの検討不足なのか
2004年9月17日(金)
昨日、田中知事は、山口村の合併議案を9月県会に提出しないことを、正式に表明しました。
「検討不足だから、もう少し時間をかけて」ということであり、12月県会で提出するというもの。総務省側が、申請があればできるだけはやく処理したい(が間に合うかどうかは…)というコメントをしていることもありますが、一応は、1月頭に議決、2月の予定日には合併という形を取ることができるようにはなっています。
しかし、今まで住民投票なども含め、既定路線として動いてきた山口村の越県合併が「土壇場で知事が翻意する」という実績を背負ってしまったのは、大きい。
単に手続きの話なら、12月県会までの間に粛々と準備を進めればいい。議決は、手続きが一つ進むかどうかという問題にすぎないですから。
しかし、今回の件は、「知事は山口村の越県合併を認めないかもしれない」という疑心暗鬼を生みます。当然、合併準備は遅れるでしょうし、決められないものもけっこう出てくるでしょう。
今年の春から夏にかけては、あちこちで、来春の合併を見越した市町村の議決が行われ、各県の秋の県会はその承認議決のラッシュになっています。合併市町村にとっては、その事業は新市になってからするのか、それとも今年度やるのか、やるとすればどの規模でやるのかは、合併に相当に左右される。だから、今年は工事や事業の発注が遅いとか、見積もり依頼から入札までのスケジュールがタイトだというような指摘は、いくつもありました。
要は、「合併がどうなるかの動向が決まらないと、どんどん後送りになっていく『日常の意志決定』がたくさんある」
ということ。合併させないかもしれないという疑いが強まれば強まるほど、その傾向は強くなります。
知事は、「今後も、合併議案は提出しないかもしれないよ」という意思表示をしたに等しい。それは、全国に対して合併問題を再提起するためには、大きなアクションかもしれませんが、それに翻弄される人たちにとっては、ふってわいた災難でしかありません。
その土地のことは、その人たちにゆだねる。それが地方自治なのだとすれば、合併の是非以前に、この動きは、地方への嫌がらせだなと、私は思うのです。
越県合併 知事支援者、シンポ計画
県民意向調査の動きも
山口村と岐阜県中津川市の越県合併について、田中知事を支援する文化人グループの有志が、県内各地でシンポジウムを開く計画を立てていることが、十六日明らかになった。また、支援者の一人は、独自に県民意向調査を実施する構えも見せており、合併問題で手詰まりの知事を側面支援する動きが、水面下で活発化している。
関係者によると、シンポジウムは近く、主に県内を拠点に活動する作家やジャーナリストらが参加し、長野市、松本市など県内約六か所で開催される予定。文化的な視点から「島崎藤村を生んだ馬籠宿を信州に残すべき」と訴え、インターネットで県内外の「藤村ファン」に呼びかけることも計画しているという。
越県合併を巡っては、知事が提案した一万人県民意向調査の実施予算が、県議会九月定例会で全額削除されている。知事が調査実施を前提に議会提出するとした合併関連議案は、宙に浮いた状態だ。
一方、実施が検討される県民意向調査は、専門会社に委託して行う方向という。支援者の一人は「時期は遅くなったが、県民の意思を問う意義は大きい」としており、実現すれば、知事の議案提出の判断に影響を及ぼすのは確実。山口村の越県合併を巡る新たな動きとして注目される。
10/17読売新聞
井出孫六、色平哲平、内田康夫、勝谷誠彦、窪島誠一郎、小宮山量平、桜井佐七、CWニコル、高橋将人、中村一雄、東栄蔵、平野稔、藤田宣永、宮崎学、森貘郎、といった面々です。
長野・山口村 岐阜・中津川市 田中知事 越県合併に『待った』
平成の大合併で全国初となる岐阜県中津川市と長野県山口村の県境を越えた合併が、4カ月後に迫った合併期日を前に足踏みしている。長野県の田中康夫知事が「県民全体で議論を」と、9月県議会に予定していた合併関連議案の提出を突然、見送ったためだ。山口村は文豪島崎藤村の生誕地や旧中山道の宿場町の馬籠宿を抱える。昭和の大合併では、長野県と岐阜県に分村される悲哀を味わった地域が、再び揺れている。 (越県合併問題取材班)
「越県合併はぜひとも避けさせていただきたい」。今月六日の長野県議会総務委員会。田中知事は、山口村と中津川市の合併に反対する姿勢を明確に示した。
知事は従来から国主導で進められる市町村合併に対して「財政効率のみの数合わせで、集落のきずなを崩壊させる」と、批判的な立場を取ってきた。しかし、県内での合併計画に直接口を差し挟むことはなかった。
山口村の合併についてもこれまで「最終的には村民が決めること」と繰り返し、明確な意思表示は控えていた。それが、九月県議会では「批判」から「反対」へと大きく踏み込んだ。なぜ方針転換したのか。ある県幹部はこう分析する。
「表立っての発言は村への介入と受け取られかねず、地方分権を唱える知事としてふさわしくない。何より、知事は村民が最終的には合併を避け、自立の道を選択すると踏んでいたのだろう」
ところが、村は合併を選び、知事の読みは外れた。九月県議会の答弁で知事は「仮に村を送り出すにせよ、県民が無関心のままでは失礼」と切々と語った。「合併関連議案提出の前提条件」として、知事は県民一万人規模の意向調査を提案したが、県議会はこれを認めず、今後の見通しは立っていない。
「初めは議論喚起のつもりだったが、意向調査の予算も議会に認められなかったことで、知事本人も対応を決めかねているのではないか」。落としどころが見えないことに、知事に近い職員も不安を隠せない。
議案を十二月県議会に提出するのかどうかについて「困惑している」と繰り返す知事。そんな姿に、一部の県議からは物騒な声も上がっている。
「知事が村の決定を無視して議案提出をやめるなら、首をかける覚悟だと理解するだけだ」
山口村は人口約二千人。島崎藤村の故郷で、小説「夜明け前」の舞台になった馬籠宿がある。地理的な条件から多くの村民は岐阜県側が生活圏となっている。中津川市の人口は五万六千四百人。市街地は同村から車で十五分程度の距離にある。
この地域では昭和三十年代にも合併問題が起きた。当時の神坂村議会が今回と同じように県境を越えて中津川市との合併を議決したのに対して長野県議会が反対した。このときは、国が神坂村の馬籠など三地区を分離して山口村に編入、その他を中津川市に合併する方針を決定した。
山口村では、田中知事がはっきりした方針を示さないことに不満といら立ちが募っている。ある住民は「村民は合併の話を全くしなくなった」と険しい表情。加藤出(いずる)村長は「村民には『冷静に成り行きを見守るように』と言い聞かせているが、いつ爆発するか分からない」と心配する。
もう一方の当事者の岐阜県では、今月七日の県議会で、越県合併の関連議案が全会一致で可決されたのを受け、十二日に中津川市、山口村の書類と一緒に合併申請書類を総務省へ提出した。
中津川市の大山耕二市長は「若干の違和感を覚えるが、待つより仕方がない」と、冷静に事態を見守る構えだ。
しかし、本音は別だ。梶原拓・岐阜県知事は、田中知事の言動を「理解に苦しむ」と漏らした。関連議案を審議した岐阜県議会地域県民委員会の洞口博委員長は「個人の意見」と断った上でこう続けた。「田中知事は自分の哀愁で駄々をこね、地域住民に目を向けているとは思えない。バカタレと言いたい」
■メモ 中津川市と山口村の合併問題
長野県山口村が岐阜県中津川市に編入される形で実施する。新市は来年2月13日誕生の予定。
今年3月、中津川市議会と山口村議会が合併関連議案を可決。4月、両県知事に合併申請書を提出。両県は関連議案を県議会に諮った上で、国に合併申請する予定だった。しかし、田中知事が突然、9月定例会への議案提出見送りを表明、県民意向調査を実施する意向を示した。今年2月に山口村が実施した村民意向調査(投票率91%)では、合併賛成が62%を超えた。
越県合併が実現すれば、1959年1月、栃木県菱村が群馬県桐生市に編入されて以来となる。
核心 東京新聞
菅谷・松本市長、合併反対団体を批判 /長野
松本市の菅谷昭市長は19日の会見で、同市が進める周辺4村との合併に反対する市民団体が、住民投票などを求めて学習会を開き、活動を活発化させていることに触れた。市長は「運動を起こす時間がこれまで十分にあったはず。決まった後に反対するのはフェアじゃない。ディスターブ(混乱)させる形だと非常に残念だ」と述べた。
【神崎修一】 毎日新聞2004年10月20日
議案の議員提案を模索 山口村越県合併で
来年2月に予定されている木曽郡山口村の越県合併問題をめぐる動きがあわただしくなっている。田中康夫知事が合併関連議案を県議会に提出しないことに対し、一部の議員が、状況を打開しようと、議員提案の道を探り始めた。また民間レベルで、シンポジウムを開催したり、県民を対象にした意向調査を実施したりする案が浮上するなど、さまざまな動きが出ている。
田中知事は、1万人規模の県民意向調査の実施を条件に、12月議会に合併関連議案を提出する考えを示している。しかし、9月議会で、知事が提案した県民意向調査に必要な予算が削除され、調査は宙に浮いた状態になった。当初予算で計上済みの「県政世論調査」の活用を指摘する声も出ているが、知事は対応を明らかにしていない。
山口村と岐阜県中津川市の合併予定は2月13日。これに間に合わせようと、県議の間で浮上しているのが、関連議案を議員提案で出す方法だ。
越県合併の場合、県議会の議決後、知事が総務相に合併を申請する規定になっているが、議案提案者の規定はない。関係者によると、議案の可決後に知事が総務相への申請を拒否できるかどうかという点については議論の余地があるという。
県議会総務委員会は22日に総務省合併推進課を訪れ、こうした点についての同省の見解を求める予定だ。
一方、県出身の作家、井出孫六さんらを招いたシンポジウムを県内数カ所で開く案が、歌人の佐々木都さんらの呼びかけで浮上している。山口村が生んだ文豪・島崎藤村と信州のかかわりなどを文化人らの立場から論ずるもので、佐々木さんは「知事を応援するわけではない」とする。
また、茅野実・県環境保全協会長(八十二銀行顧問)は、県民意向調査を民間負担で実施することを周囲に提案している。村の意向を尊重し、知事の動きとは一線を画す立場だが、「関心が高まった今なら回答率も高い。10年先の県の資料になる」と話す。
(10/21)
※ 山口村合併「議員提案は可能」 総務省が県会に見解
これは当然の流れだとは思います。ただ私が一つ疑問に思うのは、議会制民主主義というのは、首領と議会が、セカンドベストを求めて、互いがより優れた着地点へ向かって妥協を重ねる作業だと思うんですよ。
所が、ここに、自分のことしか考えない知事が現れた。県政は置き去りにされて、支持率が下がってももう気にしない。セカンドベストなんてことは念頭になく。自分が東京のメディアに取り上げられることしか頭に無い。県民はその当たりのことを見透かしているから、県議会が一人で責任を果たそうとすることにも十分な理解と支持を与えてくれる。
ただ、本来で言えば、これは邪道なことですよね。行政が想定していない事態。私が危惧するのは、長野県においては、正義は議会にあると県民のマジョリティが判断してくれる。じゃあ余所の、県議会が旧態依然とし、改革派知事が孤高で頑張っている所で、類似の問題が発生したら、県民の支持が県知事側にある時でも、国が了解すれば、県議会は知事を蔑ろにして物事を進めて構わないという前例を長野で作りつつあるのではないか? という気がちょっとするんですよ。
今回は、国側の了解があるから、知事を置き去りにしてたぶんスムーズにことが運ぶんでしょう。それに県民も理解をくれることは間違いない。ただもし余所で、県民世論の支持がないと見た国側が、「それは無理だろう」という状況が発生した時に、「でも長野では国は了解したじゃないか?」と議会側に詰め寄られた困りますよね。
Sat 10/23/2004 09:50:00 JST
総務省の解釈 整合性あるか 山口村合併議案で知事
木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併をめぐり、総務省が関連議案は知事だけでなく、議員の提案も可能―とする新たな解釈を示したことについて、田中知事は二十四日、「その解釈にどういう整合性や説得性があるのか」と述べた。同日、北佐久郡軽井沢町で開いた車座集会後の取材に答えた。
知事は地方自治法七条をめぐる同省の解釈に対し、「よく分からない話だ。そんなことは(同条の)どこに書いてあるのか。総務省から(直接)聞いたわけではないので、分からない」とした。一方、九月県会で補正予算案が削除された「県民意向調査」の善後策については、「(削除した)議会がどんな考えなのか、分からない」とし、明言しなかった。
10月25日(月)信濃毎日新聞
総務委員長「議員提案も考える」山口村合併
木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併について、田中知事が9月県議会に合併関連議案の提案を見送った問題で、県議会総務委員会の宮沢敏文委員長(県民クラブ)らが22日、総務省を訪れ、知事が議案を提案しない場合、議会側が議員提案できるかどうかについて見解を求めた。同省の長谷川彰一合併推進課長は「地方団体の意思を決定するものは、議員提案でも可能」との考え方を示した。
さらに、仮に県議会で議決されたのに田中知事が総務大臣に合併申請をしなければ「地方自治法に反することになり、違法行為だ」とも述べた。
これを受けて、宮沢委員長は「12月議会で知事に議案提案していただけると考えているが、提案されない場合は『二元代表制』である議会として、議員提案も考えたい」と語った。
田中知事は9月議会で「県民議論が十分でない」などの理由で、合併関連議案の提案を見送った。「県民意向調査をした後、12月議会に提案する」と補正予算を要求したが、議会は否決。知事が議案を提案するかどうか、見通しは不透明だ。
中津川市と山口村の合併予定期日は来年2月13日。岐阜県は今月12日、すでに総務大臣に合併申請をしており、長野県が申請し、認可されれば合併は成立する。
(10/23) 朝日新聞
越県議案、議員提案も 県会総務委 12月議会に知事未提出なら
木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併をめぐり、田中康夫知事が県議会九月定例会への関連議案の提出を見送った問題で、県議会総務委員会の宮沢敏文委員長は二十二日、東京都内で会見し、田中知事が十二月定例会にも議案提出しなかった場合、地方自治法に基づき議会側から議員提案や委員会提案の形で提出する考えを明らかにした。議会側から合併議案が提出されれば「平成の大合併」では全国初。
総務委はこの日、総務省を訪ね、合併関連議案の提出を見送った田中知事の姿勢や今後の対応策について意見を求めた。これに対し同省合併推進課は、地方自治法で議員には予算案以外の議決事件を提案する権利が認められていることを説明。国が「議員提案も可能」との解釈を示したことを受け、宮沢委員長は「知事が提案すると信じているが、仮に提案されない場合、議会として提案せざるを得ない」と話した。
山口村の越県合併をめぐっては、田中知事が県民意向調査の実施を関連議案提出の「条件」とする一方、議会側は九月定例会で県民意向調査の補正予算案を全額削除した。しかし、議員提案で関連議案を可決した場合でも、総務相への申請は知事が行うため、最終的には知事が議会側に歩み寄らなければ、合併は事実上、棚上げとなる。
田中知事が総務相への申請を行わなかった場合について、同省合併推進課は「地方公共団体の意思を決定する議会の議決事項を執行機関が行わないことになり、地方自治法に反する」として、違法性が出てくるとの認識を示した。
2004.10.23 産経新聞
岐阜で一足早く友情はぐくむ 越県合併に向け山口村の中学生
岐阜県中津川市、同県恵那郡六町村との越県合併を目指す木曽郡山口村の村立山口中の生徒たちが二十五日、恵那郡坂下町で、同町立坂下中と同郡川上村立川上中の生徒たちと交流会を行った。来年二月に合併が成立すれば、山口中の生徒の一部と川上中の生徒は、四月から坂下中に通学することになる。長野県側の合併関連議案の行方が不透明な中、生徒たちは一足早く、新しい仲間との友情をはぐくんだ。
交流会は、合併による中学校の統廃合を前にして生徒間の親交を深めようと、六月から計画され、準備が進められてきた。この日は、山口中一、二年の三十二人と、坂下中の百六十五人、川上中の三十四人が参加。三校が坂下町民総合体育館に集まり、パソコンとスクリーンを使って学校紹介をしたほか、全員で合唱。その後、坂下中の校庭でドッジボールなどをして楽しんだ。
山口中一年の女子生徒は
<
「山口中は卒業するまでなくなってほしくなかったけど、仲間が増えるので楽しみ。
(合併問題について)村民じゃない人には口を出してほしくない」
と話していた。
2004.10.26産経新聞
越県合併問題で県民世論調査 最も尊重すべきは「村民」78%
議案未提出「良くない」64%
山口村の越県合併問題について、県民の八割近くが村民の判断を尊重すべきだと考えていることが五日、県世論調査協会の調査で分かった。田中知事が合併関連議案を県議会に提出しなかったことは、六割超が「良くない」と答えた。県民意向調査を議案提出の前提条件としたことは、評価が割れる結果となった。
調査は十月下旬、県内の成人男女千人に電話で行った。
それによると、岐阜県中津川市との合併について、回答者のほぼ三分の二に当たる65%が「関心ある」と答えた。山口村が村民の意向調査を重ねて合併を決めたことも、82%が「知っている」と関心の高さをうかがわせた。
越県合併の判断で最も尊重されるべきものとして、「村民」が78%で群を抜いて多かった。以下、「県民」15%、「県議会」2%、「知事」1%だった。
合併関連議案を知事が議会提出しなかったことは、「良くない」64%が、「良い」13%を大きく上回った。
知事が実施にこだわる県民意向調査に関しては、議案提出の前提条件としたことを「良くない」としたのは39%、「良い」も37%だった。
このほか、県境を越えての合併については、「良い」が58%で「良くない」の24%を二倍半近く上回った。文豪・島崎藤村の出身地・馬籠宿が岐阜県に移ることには、「こだわりはない」が「こだわりがある」をわずかに上回った。
併せて行われた田中知事の支持調査では、同協会の調査としては初めて、不支持(47・5%)が支持(46・9%)を上回った。
◆「5択方式」に知事こだわり
調査結果について、田中知事は五日の会見で、「今回の設問では、私たちの県民の意向は認識できない」と述べ、意向調査は「『賛成』『反対』『どちらかと言えば賛成』『どちらかと言えば反対』『わからない』の五択であるべきだ」と自ら提案した方法にこだわりを見せた。
(11月6日)読売新聞
11月9日
▼ URLからして記事 はいずれ消えると思われるので全文引用。
越県合併反対派と知事が懇談
[11月 9日(火)]
木曽郡山口村の越県合併に反対する住民グループが、知事に「島崎藤村の生誕地を長野に残すよう」申し入れました。
越県合併に反対しているのは松本市の主婦などで作る住民グループで、このグループは、「島崎藤村と信州の関係」について独自に調査しました。
その結果「藤村の作品は信州の風土が生んだもので生誕地は信州に残すことが自然だ」と訴えました。
これに対し知事は、「藤村だけが合併に反対する理由にはならない」と断った上で、合併推進派が「経済的な利便性」を理由に挙げていることについて「『経済圏が中津川市』と言うが、例えば神奈川・埼玉・千葉の方々は東京に通勤・通学しているので、経済圏だけが合併の対象ではない」疑問を示しました。
このあと住民グループは県議会の各会派にも同様の申し入れをしました。
……いやもう、どこから突っ込めばいいのやら。
1.越県合併に反対しているのは松本市の主婦などで作る住民グループで、このグループは、「島崎藤村と信州の関係」について独自に調査しました。
→ その調査結果というのが2.の項目なわけだが、ご苦労なことだ。こんなことを「調査」しないと示せないような人たちが、「島崎藤村の生誕地を長野に〜」とか言っていたわけだ。
2.「藤村の作品は信州の風土が生んだもので生誕地は信州に残すことが自然だ」
→ まぁ、「生誕地は長野県に残すことが自然だ」と言えないあたりが、この人たちの限界なのだろうね。「信州=長野県」というわけでもないのに。
3.「『経済圏が中津川市』と言うが、例えば神奈川・埼玉・千葉の方々は東京に通勤・通学しているので、経済圏だけが合併の対象ではない」
→ だから何? 同じ経済圏に含まれる地域が合併しなければならないという理由は無いが、合併する理由としては、十分に条件の一つとなりうる。
つーかね、山口村の越権合併に反対するんなら、自ら山口村に足を運んで、賛成派の住民を翻意させるべきじゃないのかね。
あるいは、手続き上のミスを指摘するのでもよし。実際、「住民の意思確認が不十分」というのは、よくある話だし。
もっとも、2回も住民の意思確認をされちゃ、「住民の意向を無視した強行合併」という伝家の宝刀は使えないから(そのうちの1回は田中知事の所為でもあるんだけど)、知事を引っ張り込んで妨害工作にしてるんだろうけど。
ま、この手の輩が住民と関係ないところで騒げば騒ぐほど、 山口村の合併が十分な議論を踏まえて進められてきたかが証明されることになるんだけど、当の本人たちには、それがわかってないんだろうな。
越県合併許さない 県下から550人集いで宣言
山口村越県合併問題を考える県民の集い(越県合併について考える県民一人一人の会主催)は二十一日、松本市の浅間温泉文化センターで開いた。県内各地から約五百五十人が参加。越県合併に対するそれぞれの思いを語り合い、「藤村と馬籠宿は県民のアイデンティティーであり、信州人の誇りを売り渡す越県合併は許さない」とする決意を宣言した。
シンポジウムでは、山根二郎弁護士が「地方自治法上、合併は二千人の山口村民で決めるものではなく、県民二百二十万人の民意で決めるものである」と問題提起。
信州木曽路山口村の会代表の庄司由美村議会議員は、反対派が自立の財政シミュレーションを作成し、推進派は署名活動を行っている村の現状を報告。その上で、「今後も信濃の国を歌い続けていきたい」と、参加者に訴えた。
一般参加者からは「信州人であるべき」「合併を踏みとどまってほしい」と村民に訴えかける意見のほか、「村民は目先の生活しか考えていない」とする厳しい意見も聞かれた。
また、岐阜県瑞浪市の加賀達士さん(瑞浪市民クラブ代表)は「県は山口村を甘やかし過ぎている」と指摘。「財政破たん寸前の自治体は岐阜県にとって必要ない」とし、近く越県合併に反対する岐阜県民の会(仮称)を立ち上げ、活動を開始する考えを示した。
シンポジウムに先駆け基調講演も実施。作家の井出孫六さんが信州と藤村文学について語った。「一家離散した藤村が自力で馬籠の家を再興し、木曽を舞台にした夜明け前で文豪となった」とし、「信州馬籠が藤村を生み、藤村が馬籠を生んだ」と話した。
2004年11月22日長野日報掲載http://www.nagano-np.co.jp/cgi-bin/kijihyouji.cgi?ida=200411&idb=301
これはひどいですね。
山口村の村民ではない人間ばかりが集まって、山口村村民を無視して「馬籠は俺たちの所有物だ」とわめいているんですから。
山口村は必要ない、と言い放って村を侮辱する「岐阜県瑞浪市の加賀達士さん」の発言を、ウンウン言いながら聞いていたのでしょうか、この集団は。
さらに、井出孫六も何を言っているのか意味不明。
11月22日
▼ 山口村の合併に反対する方が心底から「馬籠は信州の宝なので手放したくない」だと思うのなら、山口村の村民に向かって「馬籠は信州の宝ですから、どうか合併のことを考え直してください」と訴えるのが筋でしょうに。
当の山口村が住民投票によって合併を決定した以上、いかなる理由であろうと、村民の意思以外でそれを反故にすることは許されないのではないだろうか。
こちらは長野日報の記事。
越県合併許さない 県下から550人集いで宣言
(略)
また、岐阜県瑞浪市の加賀達士さん(瑞浪市民クラブ代表)は「県は山口村を甘やかし過ぎている」と指摘。
「財政破たん寸前の自治体は岐阜県にとって必要ない」とし、近く越県合併に反対する岐阜県民の会(仮称)を立ち上げ、活動を開始する考えを示した。
この加賀氏、2ちゃんねるのアドバイススレッドでは「合併ゴロ」とされていたが、例えそうだとしても、これは十分に合併に反対する理由になると思う。
山口村が合併を選ぶ理由の一つに財政問題があるのは事実なのだから。
言い換えれば、長野県サイドで合併に反対している人たちは、財政破綻寸前の山口村という自治体を、県の一員として受け入れる覚悟があるのか?ってことだよね。
実はすでに日付は変わっているのだけど(笑)、ちょっと追記。
<
557
名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]投稿日:2004年11月23(火) 00:37:20
›これに対して越県合併を行っても、反対派の人権は侵害されない。
はぁ? 長野県で受けられる公的サービスと、隣県のそれに差があれば、経済的権利の一部は侵害されますが?
2ちゃんねるのアドバイススレッドに出てきたコメントなのだが、例えばこれが事実だとするなら、立派な合併反対の理由になりうるんだよね。
少なくとも、島崎藤村なんかを持ち出すよりかは遥かに真っ当だ。
まぁ、反対派の人たちからこの件について何も出てこないということは、極端に行政サービスに差があるってことはないんだろうなぁ。
あと、もう一つアドバイススレから。レス番が前後してるのは勘弁。
<
548
名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage]投稿日:04/11/23(火) 00:27:37
»547
>合併議案を県議会に提出する権限があるのは県知事だけというルールも存在しますね。
議会が提案するというルールも総務省から示されていますが何か?
つうか通りすがりが書いてるように知事機関説として康夫に議案提出の裁量権が有るのか?
知事に議案提出の裁量権があるかといえば、「ある」といってもいいだろう。
現実に「議案を提出しない」という選択肢が許されているのだからね。
ただ、これは「合併の裁量権がある」ということを意味するわけではない。
議案を提出しないというのは、単なる先送りで、サボタージュであるに過ぎない。
それを支持するという人もいるようなのだけど、知事が仕事をしないことがそんなに嬉しいんだかねぇ。
11月24日
▼ 2ちゃんねるのアドバイススレッドに出てきたコメントから。
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681
名前:名無しさん投稿日:2004年11月23日 22:45:05
»677
それは住民投票ではなく、アンケート形式の意向調査と聞きましたが。
それはさておき、その意向調査や村長選など、合併賛成派が多数を占めた、これが山口村民の意向だという事実のみ一人歩きしていますが、実際の情報提供はどの様に行われたのですか?
山口村の資料を見ても、地区懇談会といったものに出席された方はそれほどいなかったようですが。
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694
名前:名無しさん投稿日:2004年11月24日 02:02:35
結局ここの誰も、合併に関する情報提供の仕方や、個々の村民が夫々の判断に到った経過を知らずに、ただただ合併賛成派が多数だとの根拠を以って、さも其れが正統なことであるかのように騒いでいるわけですね。馬鹿らしい。
687さんが奇しくも仰ったように、最初から合併ありきのムードだったんでしょ。
だからそれなりきの情報提供しかなされなかったわけです。
何年後、何十年後かわかりませんけど、その時の判断を後悔することにならないよう祈るばかりです。
本来なら向こうにレスすべきなんだろうが、自分の考えを簡潔にまとめられないうちにスレが進んでしまったので、こっちに書く。
さて、もしかすると書き込みの主は、ご自身のWebサイトでこんなことを言っている
この方かな〜とも思ったのだが、681番の書き込みを見るとそうではないのかな?
過半数で、長年続いて来たものが失われてしまって良いのか?という疑問と、何より、村民意向調査にあたり「公平・中立な立場で、選挙公報と同じ方法で情報提供する」ことが行われて来たのかという疑問が残る。
まぁ、名無しさんの正体探しほど不毛なことは無いのでこの辺で。
それにしても、意向調査にあたっての情報提供がどのように行われたかなんて、山口村の反対派住民に聞けば済む話なんだがね。
まぁ、おそらくは疑問がある「ことにしておきたい」んだろうけど、本当に疑問に思っているんだとしたら、かなり情けない話だな。
閑話休題。
私が山口村の住民で無い以上、推測の域を出ないという前提付きではあるが、少なくとも今年行われた住民意向調査に関しては、情報提供は十分に行われたといってよいだろう。
何故そのような推測ができるのか。
それは、田中知事を含めた合併反対派の人々が、住民意向調査が行われた後、情報提供のことを一切問題にしていないからだ。
特に田中知事は、合併に関しての情報提供を十分に行うよう、山口村の加藤村長に対して過去に何度も要望しているのだから、情報提供の不備という重大な問題が発覚すれば、真っ先にその点を問題にしてくるはずだ。
反対派住民の陳情も受けているのだから、その点についての情報が無いということは有り得ないのだし(その程度の情報収集すらしていないというのであれば、別の意味で問題だが)
11月25日
▼
山口村民7割の署名
知事に
<
「12月県会に合併議案を」
これに対し、知事は
<
「確かに受け取りました」
と述べたものの、態度は明らかにしなかった。
だ・か・ら・さ〜 こういうときに「考え直すつもりはありませんか?」の一言くらいあってもいいじゃねーか。
どうせ、署名を受け取った程度で方針を変えるつもりは無いんだろ?
こちらは読売新聞の記事。時間が経つとリンクできなくなるので全文引用する。
「山口は長野県で」越県合併でシンポ
山口村と岐阜県中津川市の越県合併について考えるシンポジウムが、松本市で開かれた。
島崎藤村を生んだ同村を本県に残そうと主張する県民有志の「越県合併について考える県民一人一人の会」が企画。
臼田町出身の作家・井出孫六氏や松本市の山根二郎弁護士らが講演し、約三百人が参加した。
井出氏は山口村・馬籠宿を舞台にした藤村の作品について触れながら、
「藤村によって木曽の馬籠、信州の馬籠と認知されてきた。『美濃の馬籠』となっては困る」
と述べた。
一方、山根弁護士は、「知事は合併賛成が多数を占めた村民意思を尊重するべき」との世論に対し、
地方自治法の規定で合併の最終判断権は知事に与えられている
との見解を示し、
「選挙で選ばれた知事の判断こそが民意だ」
と反論した。
同会は今後も、県内各地で同様のシンポジウムを開催する予定。
ポイントを幾つか。
井出氏は山口村・馬籠宿を舞台にした藤村の作品について触れながら、「藤村によって木曽の馬籠、信州の馬籠と認知されてきた。『美濃の馬籠』となっては困る」と述べた。
もしかりに、岐阜県サイドに観光資源としての馬籠を奪い取るという思惑があるのであれば、認知度の高い「信州の馬籠」を捨ててまで、「美濃の馬籠」に改称するメリットは一つも無い。
それに、旧飛騨国に属する高山市は「美濃の高山」か? 違うだろ。
岐阜県になっても、美濃国は美濃国、飛騨国は飛騨国。
ちゃんと区別はつけている。
「美濃の馬籠」になんかならないって(笑)。
一方、山根弁護士は、「知事は合併賛成が多数を占めた村民意思を尊重するべき」との世論に対し、地方自治法の規定で合併の最終判断権は知事に与えられているとの見解を示し、「選挙で選ばれた知事の判断こそが民意だ」と反論した。
「地方自治法の規定で合併の最終判断権は知事に与えられている」 じゃ、議案提出を拒む理由は何なんだろうね。
山根弁護士の言うように、合併の最終判断権が知事にあるのだとすれば、議会でいかなる結論が出ようと、知事の判断で合併を中止すればいいだけの話。
県民アンケート? そんなの、やる必要なんかないよ。
「選挙で選ばれた知事の判断こそが民意だ」というんなら、選挙で選ばれた議員の判断だって民意だ。
それに第一、最終判断は知事が下すんでしょ? じゃあ、県民の意見なんかに惑わされずに、きっちりと自分の意志で判断しないといけないよ。
ここからは別の話。
「選挙で選ばれた知事の判断こそが民意だ」
知事に批判的な意見が出てくると、田中知事を支持する人たちがよくこの言葉を使うが、田中康夫が知事になる以前も、この人たちは同じことを言ってたんだろうかね(笑)。
山口村の越県合併議案 島崎藤村の縁者「提出を」知事に手紙
山口村の加藤出村長は二十六日、県庁を訪れ、岐阜県中津川市との合併関連議案を県議会十二月定例会に提出することなどを、田中知事、古田芙士・県会議長あてに文書で要請した。
併せて、文豪・島崎藤村の孫に嫁いだ同村在住の黎子さんから託された手紙も渡した。文面は知事に議案提出を促す内容という。
藤村は現在、合併反対のシンボル的存在としてとらえられているが、黎子さんは「村民は、国や県の情勢を踏まえ、合併する決断を下した」と強調。
「藤村が馬籠の地で生まれた事実は変わらない。藤村も、自分が合併の障害になることは望んでいないはず。知事は勇気を持って議案を提出してほしい」と話す。
一九五八年、中津川市との越県合併を巡って旧神坂村は村内を二分する騒動となり、馬籠など三地区が山口村に編入され、他の地区は同市と合併した経緯がある。
知事、議長と面会は果たせなかったが、加藤村長は「黎子さんは当時も、賛成、反対の住民の間で板挟みになり、苦労している」と述べ、村を二分した対立の再燃を憂慮した。
(11月27日)読売新聞
島崎藤村をダシにして自分勝手な運動を続ける合併反対派の村外人たち。
その自分勝手な村外人たちに対して、藤村の一族から切実なメッセージが送られました。
しかし、田中康夫やその一味にはそんな言葉も届きません。
2004年11月28日
「脱・田中康夫」の信州。
脱・田中康夫の時代へ。昨日の安曇野での集会「これでいいのか?田中県政」は、おかげさまで無事に終了しました。
私は宣言文を書いて読む役目だったのですが、不慣れなスーツ姿で疲れてしまいました。
こうしたケースでは、次の日のローカル紙の編集を考えることが重要です。
何が焦点になるのか?記者の皆さんが、どう書くのか?狙いを絞っておく。
今回は知事の支持者たちが反旗を翻したからこそニュースになったわけですが、もともと不支持だった方たちも参加されています。
したがって、「田中vs反田中」の二項対立を超えて県民主体の「脱・田中県政」をアピールし、前向きな何かが予感できるメッセージを出すことが大事だと考えました。
大石英司さん&奥秋昌夫さんに登場していただいた狙いは、ふたつありました。
ひとつは、普段からマスコミ報道を分析している方が、田中県政というテーマを論ずるためには必要・不可欠だということ。
もうひとつは、地方の政治的な集まりに目立つ高齢者ばかりでなく、ネットになじんだ方々もご来場いただきやすい環境を整えるということです。
大石さんは2ちゃんねるの世界では、いわゆる「コテハン(固定ハンドルネーム)」としても有名。
その方が登場するとなれば、より広い関心をよぶのではないか?とも考えました。
長野県には、いまだにブロードバンド環境がない村もありますから、郡部の中高年にネットの重要性を感じていただくことも大切です。
「オラ、なんだか分からねぇが、インターネットっちゅうのは、いろいろ情報があるらしいだよ」。
そういう印象が広がることも大事です。
よく「若い世代の政治的な関心が薄い」といわれるんですが、私は必ずしもそうではないと思います。
掲示板を見れば、政治に関心が高い人たちも多い。しかし、それが実際の投票や集会に結びついていないだけです。
それは集会を主催する人たちや、政党の側に工夫が足りないからではないのか。
たとえ社会的な地位は高くなくても、掲示板やホームページで活躍されている若い世代は多いのですから、その方たちが評価される場づくりをすればいいのに…といつも思います。
東京マスコミの情報を基準にしたり、その枠組みで考えないことも、地方自治では大事だと思います。
「北朝鮮」とか「イラク」とかいわれても、正直言ってピンと来ないという人は多い。そんなとこ行ったことないんですから。
でも、自分たちの地元のことなら興味はあるし、忘年会や同級会でも話題にあがる。
とくに、お子さんが成長するにつれて、教育や環境に関心を深める人は多いです。
だから、具体的な地名や人名を伴った論議が大事。
偉い学者を呼んで一般論でハイレベルなことばかりやっても、効果は上がりません。
今回は、長野県を離れ、岐阜県・中津川市との合併を進めている山口村の方たちの話が、非常に印象的でした。
いまウクライナは、国を二分する状況になっています。あの広場に集まっている人たちは、意識しているはずです。
世界の目がウクライナに集まっていることを。CNNのカメラや日本の報道陣だって、現場に行っているはず。
だから、自分たちの考えをアピールするために、ああして集まっているのだと思います。
思えば、ベルリンの壁が崩れた頃から、私たちは似たような映像をたくさん見てきました。
ワールド・ワイドな映像メディアの隆盛が、「視聴者」を「参加者」へと変えつつあるのです。
自分たちの歴史は、自分たちで創る。それは自分たちがメディアに参加し、論議を広げることで可能になる。
それを直感的に理解している人が増えているのではないでしょうか。
イスラム社会においても、安曇野においても。
そこを理解しないで、分析や構図ばかりを描いて見せても、それだけでは説得力が乏しい。
信州でも、人々が「マスコミ批判」の次の段階に入っているように感じます。
http://blog.livedoor.jp/takahashikamekichi/archives/9941478.html
[131-4] ちょっと待て!山口村の団体含む松本の賛同団体
木曽義仲 2004/11/20(土)12:06 219.112.98.70(70.98.112.219.ap.yournet.ne.jp)えーと山口村越県合併問題を考える県民の集いと云うのが
- 主催団体
山口村越県合併問題を考える県民の会
- 賛同団体
「ちょっと待って!市町村合併」勉強会
- 賛同団体
松本市行革110番
- 賛同団体
信州 木曽路 山口村の会
の連名で松本市の浅間温泉文化センターで明日、開催されるそうですが、それについて私は、これと云って賛同も反対もしませんし、この団体の実体も知りませんので参加もしませんけど問題は、この封書に書いてある私の住所なんですが、これ正しいから私の所に郵便物として届きましたけど、その何て言うか何処で私の住所を調べて送ったのか、この四団体に電話で問い合わせた処、会長で在る本人が電話に出たのにも関わらず
<
私では判りませんので担当者と代わります
と電話をたらいまわしした上に仕舞いには誰々さん(松本市選出の県会議員)の所に電話して下さいの一点張りで私が、その事に関して、
<
あなたね極端な事を言わせて貰えば、あなた達のしている事は山口村の越県合併に名を借りた(名簿業者から名簿を買い住所を調べて強制的に物を送りつける)送りつけ商法(実際は署名活動と参加要請だから何かを送りつけ売ると云う事はないけど…)と似ていますね
と、つっこむと返答に困り仕舞いには電話をガチャンと切る始末…
実際こんな事をしてる団体が山口村の合併に反対してると思うと情けないを通り越して腹が立ちます。
長野県の中には木曽郡民の中には山口村の今後を心配し越県合併反対を唱える人達も居るのに…
[131-5] 馬籠宿で署名したのでは?
村民の一人 2004/11/25(木)09:26 61.197.2.65(pl065.nas911.nagano.nttpc.ne.jp)合併出来なくなったら、今度は、寄付金集めのダイレクトメールが行くかも…
真実は、片方(一部)から聞いても解らない。
[131-6] 木曽義仲さんへ
ドリーム 2004/11/25(木)18:13 210.136.161.167(proxy217.docomo.ne.jp)あなたは山口村へ来た時 反対の人達に話を聞いて名刺か住所がわかるものとか渡しませんでしたか?
それか 署名かな?
県民、郡民色々な意見があると思います。
ただ 情報は正しく入手してください。
お年寄りを だまして賛成にまるを 書かせたとか あのバアサン達の言ってる事本気で信じてたのかな?
県議会の人達にも そういう事言ってて 信じてる県議もいるみたいで 信じてる県議の質を問いたくなるよねぇ(笑)
反対、賛成はともかく じっくり正確な情報を得てください。お願いします。
[131-7] あの時は普段どおりに
木曽義仲 2004/11/27(土)13:35 219.112.32.111(111.32.112.219.ap.yournet.ne.jp)いつも、やってる事をしましたけど署名は、してないですし名刺その他には個人の住所は入れてないですし何処から私の住所を手に入れたか問い質した処そのような状況な訳で…
これ自分の知らない所で名簿その他が、やり取りされてると思うと…いいのかなーと思う訳で…
はやく言えば、そのやりかたは不正請求と同じ訳で…
今回は釈明会見みたいで…汗
それで、ですよ。
藤村の故郷を遺そう と云う事で、やっていますけど、それだけでは幾分、弱いのではないかと50代〜80代の人達には、それでも好いですけど、それ以下の人達には藤村?何それ藤村じゃなくて山口村だよ…みたいな感覚ですよねー若い人達は。
まぁ昭和は、それだけ遠くに成りにけり と云う事ですけど、それより理解できるのはアンケートの結果、生活圏が中津川市だから合併に賛成と云うほう。
だってそうですよね。
例えば100mしか離れていない岐阜県のガソリンスタンドと長野県のガソリンスタンドの料金が20円違うとします。
もちろん安いのは岐阜県のほう。
そうすれば皆さん安い岐阜県のスタンドに行く訳で、これ毎日、買い物をする家庭の主婦の皆さんには切実な問題な訳で…
長野県で買い物をするより岐阜県で買い物をしたほうが安いとなれば皆さん、そうする訳で…
合併して、どうこうより皆さん日々の暮らしが大切な訳で…
そういう面からも、いろいろ多岐に亘り考えていますけど今の処、答えが出ない訳で…
そういう多岐に亘る議論が当村は本より、いまだ為されてないのではないかと思う次第です。
まぁ難しいです。
先の昭和の大合併を経験した人より(私を含め)してない人達が多いなか答えを出せですから…
[131-8]
ドリーム 2004/11/28(日)09:14 210.136.161.132(proxy204.docomo.ne.jp)いままで 馬籠宿、藤村、この地域を守ってきたのはだれか?
地域作り、宿場の保存その他色々、 反対してる人達の中で どれだけの人が親身になり行動してきたのか?
調べてもらえばわかると思うが 主に引っ張って来たのは 推進している人達なのです。
地域作りに非協力的な人達が藤村、馬籠宿、なにをいまさらと言いたくなります。
こう言うことは 地域に住んで見ないと わからない事ですが!
だから多分 長野県に残っても 山口村は消滅するだろうと思います。
なぜなら 村には民主主義がなくなるわけだし 今まで地域作りして来た人は 協力しないから。
[131-9] そうなんですよね
木曽義仲 2004/11/28(日)20:34 219.112.98.140(140.98.112.219.ap.yournet.ne.jp)私の記憶は人に言えるほど定かではないですので文章内に間違いが在るかも知れませんけど馬籠宿がある地域に電気が来る(通るかな?)ようになり馬籠宿に電柱が立ち並ぶと云う話が出た時、
<
藤村の故郷である馬籠宿の景観を電柱と電線で潰すつもりか!
と猛反対したのは何を隠そう現在、中津川市との合併を推進している人達なんですよね。
そういう経緯が在り現在の馬籠宿は電柱が無くその代わり電線が地中に在ると云う訳で、そういう住民運動の魁をした訳で、そういう面からも当時の人達は先見の目があったなーと思う次第です。
逆を返せば現在、合併を推進してる人達のほうが藤村を想い馬籠宿を想い故郷、山口村を愛しつつ将来の山口の姿を想い推進しているのではないかと思う訳です。
ですから藤村とか馬籠宿等々議論されてますけど私は、そればかりではないと如何に山口村の村民が幸せになれるか、それだけを考えていますけど此処まで来る経過の途中で幾分、議会制民主主義が専行しすぎて住民に由る民主主義が置き去りになり現在の状況が起きているのではないかと斯様に考えている訳です。
山口村の村長にしても最初は報道機関に長野県に残りたい!と言っていましたし、その村長が推進に舵を切った途端、議会制民主主義が専行し住民に由る民主主義が無くなったのではないかと思うから期限が在るにしても今一度、基本に立ち返り考えて欲しいと思う訳です。
本当にそれで良いのですか?岐阜県中津川市と合併すると将来に亘り何が在ろうとも長野県には未来永劫、戻りたくても戻れないのですよ と云う事で。
[131-10][131-11]
ドリーム 2004/11/28(日)21:09 210.136.161.138(proxy210.docomo.ne.jp)最初に合併の話を出したのは住民です。
議員を通じて出したわけですが その時は まだ早過ぎると 突っぱねられました。
数ヵ月後 その話が議会に再び上がったわけで…
行政が先行したわけではないので そのあたりは 誤解しないように お願いします。
この合併の中には 昭和の合併、生活の大部分を中津川市に依存、色々な要素がありますが私自信は 正確に言うと不安もあります。
でも これだけは聞いて下さい。
県境に住んでて不自由な事も多々ありましたが 合併したとしたら 南木曽町との関係は今まで以上にたいせつにしたいと思っています。
なぜなら 私達は今まで県境の地域の事が解ってるつもりだからです。
それとともに あくまで木曽十一宿と言うのは変わらないわけで 奈良井が塩尻へ行こうと馬籠が中津川市へ行こうと仲間に入れておいてください!
虫が良すぎるといわれるかもしれませんが よろしくお願いしますm(__)m
[131-12][131-13] 私たちは と言うことは
木曽義仲 2004/11/30(火)03:03 210.153.84.231(proxy121.docomo.ne.jp)合併推進派の人の書き込みのようなので少し言いますと
私たちは県境の村の事は解っているつもりです
と言うなら栄村と小谷村の事を今一度、勉強しなおしたほうが好いと思うのと聞くところに由れば合併推進派の人たちも、これでいいのか田中県政、みんなで長野県を考える1000人集会(関係者と報道人含む参加人数600人で最後まで残っていたのは150人)に20名(これは越県合併推進派のキャラバン隊の人たちだと思いますけど)が出席し集会最後の参加者に由るトークリレーで先陣を切るのは好いとしても集会の締めくくりに、みなさんで仲良く信濃の国を歌ったそうで…
みなさんは長野県から離れたい訳だから、そういう時でも歌わないのが普通だと思いますけど…
これジョークで歌ったのか、それとも本心は、また別に在るのか機会が、あれば聞きたいものです。
[131-14] 信濃の国
ふでぶしょう 2004/12/18(土)16:21 219.96.107.107(nc107107.ras.plala.or.jp)時期はずれもはなはだしいですが…
1000人集会に参加した山口村民の一人です。
(信濃の国)歌いましたよ。
私は(私達であると思いますが)長野県から離れたいとか、嫌いだとか一切思っていません。
合併相手に最も適した中津川市が岐阜県であったと言うだけです。
※今の田中長野県政という点においては、嫌いです。と言っても、知事選では、ポスター貼り等やってしまい、今となっては後悔ばかり…
ドリームさんが今まで言ってること、ほぼ私の思いなんかと同様です。
私達が中津川市と合併をしようとするのは、便利さも確かにあるかもしれませんが、とにかく生きていくうえで、最も自然な生活圏であることに他なりません。
そして、山口村を、馬籠を、藤村を守り育てて行くことができるのも私達であると自負します。
合併により、長野・岐阜両県をより強固につなぐパイプの一本になれたらいいですね。
[131-15]
悪雄 2004/12/18(土)18:59 211.122.47.204(p0204-ip01yosida.nagano.ocn.ne.jp)だから自己中と言われるの!山口村民の一部は。
田中県政が嫌いとか、両県を繋ぐパイプに成れたらいいななんて関係ない。
もっとも自然な生活圏が県境の向こう側にあると思うなら自分だけ行けば良い。
馬込宿だって育ててきたなんて云わない方が良い。
ほんの40年ほど前まで、中仙道が19号線になって馬込が取り残された時村を捨てたような状態になっていたじゃないですか、藤村だって、宿場町だって馬込の人たちは、映画化されて観光資源になってから「おらが馬込」と言い始めただけでしょう実際育てたのは映画産業と観光業者ですよ。
妻籠宿もほぼ同じでやはり、信州木曽の十一宿として一体で育ってきたはず。
藤村だって恵那や中津まして美濃の藤村じゃないでしょう、木曽福島を書き小諸で書いた文学者ですよ、そう言う歴史と価値観を評価できない人だけが中津川へ行けば良い。
Re: お勧め記事Part2 ( No.16 )
日時: 2004/11/29 19:35
名前: をぢさん ID:●その他
○11月6日付讀賣長野版
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/kikaku/023/847.htm
› 山口村の越県合併問題について、県民の八割近くが村民の判断を尊重すべきだと考えていることが五日、県世論調査協会の調査で分かった。田中知事が合併関連議案を県議会に提出しなかったことは、六割超が「良くない」と答えた。県民意向調査を議案提出の前提条件としたことは、評価が割れる結果となった。
(中略)
› 調査結果について、田中知事は五日の会見で、「今回の設問では、私たちの県民の意向は認識できない」と述べ、意向調査は「『賛成』『反対』『どちらかと言えば賛成』『どちらかと言えば反対』『わからない』の五択であるべきだ」と自ら提案した方法にこだわりを見せた。
================================================
山口村の越県合併について「県民へのアンケートをしなければ認められない。」といきなり言い出した、挙句にアンケート実施予算を県議会にあえ無く否決された康夫ちゃん知事になり代るかの如くに、長野県世論調査協会がご親切にも独自調査を実施してくれたhttp://www.nagano-yoron.or.jp/のに、「ボクの気に入った方法じゃなきゃヤダモン。」とケチをつける康夫ちゃんなのだが、まるで専制君主の如き物言いですわい。
○11月20日付毎日コラム「近聞遠見」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/iwami/kinbun/news/20041120ddm003070098000c.html
越県合併議案 知事、初日提出見送り 議会側厳しい声
木曽郡山口村が岐阜県中津川市との越県合併を進めていることについて、田中知事は二日午後開会した県会十二月定例会に合併の関連議案を提出しなかった。提案説明で知事は、山口村を含む県境の県民に向けて「一緒に歩みましょう、一緒に踏ん張りましょうと申し上げたく思う」と述べ、あらためて越県合併に反対する姿勢を強調。議会側には「腹蔵なき議論を戦わせていただきたい」と述べた。
二十日までの県会会期中に、知事が関連議案を追加提出するかどうかは流動的。提出を見送った九月定例会で、県会は議案提出を求める決議を賛成多数で可決している。越県合併に向けては、この十二月県会で議決し、年内に総務大臣に合併申請しないと来年二月十三日の合併期日に間に合わない恐れもある。
これに対し、加藤出・山口村長は「定例会初日に関連議案が提出されなかったことは非常に残念。会期中に議案提出いただけると信じている」とのコメントを発表した。また、古田芙士県会議長は同日午前に記者会見し「議案提出するよう徹底的に求めていく」と表明。県会内には「知事には提案責任がある」との声が多く、知事の対応に厳しい声が上がるのは必至だ。
知事は提案説明で、山口村が二月の村民意向調査で賛成が多数を占めた合併を決めたものの、今も合併反対の村民がいる―とし「知事として、相対的に少数派であろうとも、長野県民であり続けたいと願う方々を守らねばならぬ責務がある」と説明。こうした県民を失うと、「信州、信濃が長野県でなくなってしまうことにつながりかねない」と述べた。
総務省は地方自治法上、関連議案の議員提案も可能との解釈を示している。県議会内では合併期日に間に合わせるため、議員提案の検討が本格化する見通しだ。
越県合併をめぐっては、岐阜県側は県会九月定例会で関連議案を可決し、既に総務相に合併を申請。長野県議会でも同様に議決し、知事の申請がないと、総務相は合併の承認手続きに入れない。両県は九月、山口村に関係する長野県有財産や債務の引き継ぎに合意している。
県側はこのほか、瀬良和征教育長(60)を続投含みで教育委員に再任する人事選任案、スペシャルオリンピックス冬季世界大会運営支援の六億円を含む総額二百三十七億千万円余の補正予算案など三十三議案を提出した。
2004年12月2日 信濃毎日新聞掲載
「議案出して」すすり泣き 推進派の怒りは頂点に
木曽郡山口村の越県合併関連議案に関し、田中知事が県会十二月定例会初日での提出を見送った二日午前、合併推進派の村民や県議などから憤りの声が上がった。一方で「最後まで所信を貫いてほしい」と淡々と見守る合併反対の住民たち。さまざまな思いの県民が見守る議場では、県警が警備に当たった。
「残念ながら提出議案の中に(越県合併の関連議案は)ない」
同日午前十時ごろ、議会棟傍聴人控室。合併推進の「馬籠を愛する会」と「中津川市・山口村の合併を進める会」の会員に、宮沢敏文・県会総務委員長が報告すると、一瞬静まり返り、すすり泣く声が漏れた。
この日は約百人が大型バス二台と街宣車三台で県庁へ。長さ十メートル余の横断幕を掲げ「すみやかにしなやかに合併議案提出を!」と訴え、県庁外で県民に越県合併の理解を求めるチラシを配布。県庁内で開いた記者会見では約二十人が代わる代わるマイクを握り「小さな村を混乱させて楽しいですかと知事に聞きたい」などと訴えた。愛する会の大脇真代表は「追加提案でもいい、提出してほしい」と強調した。
県議には県会各会派を回っていた小林公喜・県総務部長から伝わった。
「(関連議案を)出さないというなら放っておけばいい」と志昂会の保科俶教会長はあきれた表情。これに対し、合併反対派の立場のあおぞらの宮川速雄代表は「そんなに山口村を長野県から追い出したいのか」と話した。
村民有志でつくる「山口村の越県合併に反対する会」の林茂代表は同日、知り合いの県議と電話で話すなど村内の自宅で行方を見守った。
林代表は「九月県会で田中知事は山口村は信州のものであり、越県合併では県民の思いを確かめなければならないとの所信を述べている。それを貫いてほしい」と話した。
横断幕を掲げて越県合併の関連議案提出を訴える山口村合併推進派の村民たち
(2004年12月2日 信濃毎日新聞掲載)
お門違いですがお許しを。
田中知事を今まで尊敬してきましたが、今日、県議会に山口村の岐阜県中津川市との合併を協議する議案を提出しなかったことに、怒りを越えて、これまでその発言や行動を支持してきた自分がなさけなく思えて涙がでてきました。
民主主義ってなんだろう。
山口村の人は、その生活圏を中津川市に依存しています。
住民の大多数が、中津川との合併を望みました。
しかし、しかし、たった一人の「やっぱり木曽は、馬篭は、信州だよね」というセンチメンタルで、住民の気持ちをずたすたにしました。
こんな男を支持してきた管理人様。
もし、今でも田中を支持するなら、それは「人」としてどうなんでしょうか?
感想が聞きたいです。
そして、もうおやめなさい。と言いたい。
ワガママにも程がある。ではないですか?
山口村は小さな村です。だからそんな奴らの声は聞かなくてもいいのでしょうか?
もしこれが、日本と長野の関係で、長野なんて小さな県だから、県民の声は無視しようと、国がそう言ったらどうでしょう?長野の人はガマンする?
足を踏んでいるのは、あなた方だ!と思います。
Posted by 坊主100までat 2004年12月2日 18:43
田中知事は、追い詰められ焦っています。
県を越えた合併の話題は、全国ニュースになる。
そこで存在感を示したいのです。
主導権を握っているのが自分であることを誇示し、求心力を取り戻したいのです。
山口村の人たちは言っています。
<
「師走なのに、来年の学校行事のカレンダーもできない」。
<
「子供たちに何と言ったらよいのか」。
<
「村のことは、村で決めるように。そう知事にいわれて安心して話し合いを3年にわたって進めてきたのに、なぜ突然、県全体のアンケートが必要だなんて言い出すのだろう?」
<
「殿ご乱心だ」。
知事選で田中康夫のポスターを貼った支持者の人も、そう怒りを込めて語っています。
山口村では、長野県のテレビは映りません。
通う病院も、勤務先も、岐阜県の中津川市です。
信州人としての誇りは心に持ちながら、しかし生活のためには岐阜県を選択せざるを得ない。
それが多くの山口村の人たちの声です。
<
「オレがマスコミを動かしている」。
そう豪語していた知事は、マスコミに振り回されてしまった。
多くの支持者の方が、地域で肩身の狭い思いを強いられています。
その声に押される形で、私は「脱・田中康夫の時代へ」と題する宣言文を書き、集会で読みました。
今朝は、元・支持者の方から、
<
「次の知事候補の条件について話し合おう」
という呼びかけのFAXが私のところに届きました。
Posted by 斉藤久典at 2004年12月2日 19:59
紳士なお答え、現時点では最大の解答をありがとうございます。
なぜ、人は変節してしまうのでしょう。
あれほど、他の、何もしない、できない知事と違って、人を動かすことのできた人物なのに。
結局、そういう人が裏切ると、「ほらね」「やっぱりね」という守旧派が復権し、保守化が進む社会が加速されます。
だから何倍も、罪は重いのです。
保守派は、網をしかけて待っている。彼等のミスを。
しかし、今回は網を仕掛ける必要もなく、彼はどんどん穴を大きくしている。
人を不幸にするような男は、どんなに理想を吹いてもダメだ。
次を話し合う前に、20日(県議会最終日)までに人々に謝罪するきっかけを作ってあげてください。そして、議案を通すように。
そうでなければ、山口村の小学校の生徒の心はずっと傷ついたままになってしまう。
もう犯罪ですから!
次ではダメなんです。今でないと。
時間は2週間しか無いのだから!
支えてきた斉藤様の責任感に期待します。
Posted by 坊主100までat 2004年12月3日 17:01
坊主100まで様
こういう話は斉藤様も好まれないかもしれませんが、お許しを。
田中知事は別に変節をしたわけではなく、あれが彼の本質なのだと思います。
むしろ、マスコミの報道で創り上げられた、幻を我々は彼の上に重ねて見ていた、といった方がいいかもしれません。
前回の知事選挙のとき、改革派の知事に対し、既得権益を守ろうとする県議達、という構図で報道がなされ、それが田中知事の圧勝に繋がりました。
私から見れば、「改革派」の県議も田中知事に反発していたのですが、そういう趣旨の報道はあまり見られず、また、議会主流派が推した候補と田中知事以外の候補の動向や主張が、メディアに取り上げられることもほとんどありませんでした。
では、その他泡沫候補として報道にはほとんど取り上げられなかった人たちは、まともな主張をしていなかったのか?
個々判断が分かれるところはありましょうが、私が接した数少ない報道から判断する限り、中川候補などは、言っていることは至極まっとうに思えました。
仮に、報道量が公平でありさえすればあのように極端な票差がつくことは無かったのではないでしょうか?
今回の事態を招いた責任の一端は斉藤様にもあるかもしれませんが、「改革派知事VS既得権益保持勢力」という分かりやすい、視聴率の得やすい構図を安易に用い、田中康夫の本質やその県政運営手法の問題点を伝えることを怠ったマスコミにも責任はないか?
その「分かりやすい構図」を伝える報道で足りるとし、我々はことの本質を伝える小さな声を見逃し、自ら考えることを放棄していなかったか?
以前からある程度の不信感はありましたが、この4年間の長野県政をめぐる報道は、民放報道番組を「積極的に見ない」ことを私に決意させるに十分なものがありました。
彼らにとって視聴率がすべてであるなら、私は私の見たい程度には公平・公正な情報量を持つ番組を各局が制作するまでは、たとえタダでもその局の報道番組を見ないことで彼らに対して意思表示をするまでです。
そして、その情報が有益であると納得できれば、それが有料メディアでもそちらを選ぼう、と。
Posted by ya-manaat 2004年12月5日 02:39
>田中知事は別に変節をしたわけではなく、あれが彼の本質なのだと思います。
このような意見は、最初の知事選から県内にもありました。
そして、それをかき消すような働きを、私は選挙事務所でやっていたのです。
私は、田中知事が車座集会を、かなり無理をしてやっていたと思います。
もともと田中知事は、自分に対して批判的な人を前にするだけでも、相当なストレスを感じる人です。
ですから、彼なりに努力をした部分もあるとは思います。
毎日新聞で知事は、自民党の渡辺・民主党の枝野の2人の代議士と鼎談をしているのですが、そこで車座集会の「しんどさ」を最後に語り、以降自分に批判が及びかねない車座集会を辞めてしまいました。
そして、その時期から、知事のアトピーが消えたように見えます。
2000年の知事選では支持者の陣営の中でも、田中康夫について知らない人が多かったのが現実です。
- 【1】『一橋マーキュリー』をめぐる使い込みと留年処分の問題、
- 【2】アダルト・ビデオへの主演歴、
- 【3】投稿写真雑誌のコメントを書いていた事実。
この3点が問題になると私は予感したのですが、柳沢京子さんをはじめ、これらの問題について知っている人は、私と私の従兄弟の2人だけでした。
田中康夫の著作も、実際には読んでいない人が、後援会の幹部の中では大多数です。
おそらく勝谷さんや日垣さんなども、田中康夫の著作は余り読んでいないのではないか?と思います。
Posted by 斉藤久典at 2004年12月7日 12:54
>この3点が問題になると私は予感したのですが、柳沢京子さんをはじめ、これらの問題について知っている人は、私と私の従兄弟の2人だけでした。
最初からこれらの事実が明るみに出ていれば、あれほど圧倒的な支持率は得られなかったかもしれません。
ただ、前知事から副知事への政権禅譲的なものへの抵抗感はかなり強く、勝ち負けが逆転するところまでいったかどうか…。
草の根運動的な選挙運動という言い方もされ、確かに前副知事(当時)と戦った最初の選挙戦はそういう見方も出来るかもしれませんが、出直し知事選の圧勝の要因は、TV・新聞などの「改革派知事×保守派議会」的な構図の報道にその主因はあったと思います。
若かりしころの過ちは大なり小なり、誰にでもある、とも言えます。問題は、そこから何を学び、どう成長するかでしょう。
現在、田中知事が批判にさらされているのは、知事の過去に原因があるのではない。知事自身の現在の行動に問題がある、と多くの批判者が感じているからです。
おそらく、過去のスキャンダルが明るみに出ても、現在の彼の行動や政策が説得力を持っていれば、それなりの支持者がついていくでしょう。
坊主100までさんもお怒りになっていましたが、今田中知事が批判を浴びる最大の原因は、山口村の越県合併を握りつぶそうとしているからです。
住民意思を重んじると言いながら、合併反対、という個人の理念?をつらぬくため、に知事の権限を濫用しているのです。
いまや、年金未納ですら、遠い昔の出来事のように感じます…。
出直し知事選とそのあとの県議選で県民は、「知事と議会はもっとよく話し合い、長野県の将来を良くする為に知恵を絞ってほしい。」という選択をした。
その意思表示を受けて県議会(少なくともそのうちの何人かは)は変わろうと努力しているように見えます。
知事はどうか?私には田中知事がより良い方向に歩み寄ろうと、努力しているようには思えません。冷たいようですが、
>自分に対して批判的な人を前にするだけでも、相当なストレスを感じる
ような人には、はじめから知事など無理だったのだ、とも言えるでしょう。
申し訳ありませんが、それくらいの覚悟がない人に、「改革派知事」が務まるはずなどないし、それすら予想できないほど、田中知事が純粋無垢で他人を疑うことを知らないお人にも思えないのです。
Posted by ya-manaat 2004年12月7日 22:48
コモンズって何?(Q&A)
木曽郡山口村と岐阜県中津川市との越県合併で、田中康夫知事は「長野県もコモンズ。その未来は構成員全体の意思を踏まえて決定されねばならない」と反対の根拠を上げた。知事が多用する「コモンズ」とは−−。
<
Q
どういう意味なの?
<
A
元々は共有地、共有権という意味。
長野県の場合は、経済学者の宇沢弘文東大名誉教授を座長にした「総合計画審議会専門委員会」が作った中長期ビジョン(04年3月)で、コモンズを
<
「豊かな社会に必要な社会的共通資本や地域文化を自らの思いのもとに生みだし、(中略)市民生活に最も適した形にするための協働の仕組み」
と定義づけ、コモンズを出発点に改革を進めるとしている。
<
Q
よく分からないな。
<
A
知事の説明では、国から県、市町村、地域へという上意下達型の政策を流れを逆転させ、地域から市町村や県、国に向けて発信しようという考えのキーワード。
集落単位の自立的な自治を意味する言葉となる。知事も最初は、「集落と同義語」と語っていた。
<
Q
それがなぜ「県全体もコモンズ」になってしまうの?
<
A
越県合併問題が起きてから、知事の使い方が変わってきた。
最近では、「世界もコモンズかもしれない」という言い方もしている。
市町村からは「最初に言っていた意味と違う」という反発も出ている。
そもそも、ビジョンは
<
「(コモンズを)厳密に定義づけることは必ずしも必要ではない。自分たちにとってのコモンズとは何かを見つけ出すことから、ルネッサンスがはじまる」
とも記述し、自由な解釈が前提になっている。
<
Q
行政が解釈の幅を広げ、政策の理由づけに使うことができるんじゃないの。
(園田耕司)<
A
その可能性は否定できない。
知事は最初は「集落」と説明していたのに、なぜ「県全体」や「世界」でもあると言えるのか。
今の県議会で「腹蔵なき議論をしたい」というなら、そこもきちんと説明する必要があるだろうね。
■コモンズをめぐる知事発言■
<
田中康夫●コモンズと私たちが呼んでいるのは、通常はコミュニティーあるいは集落という言葉で語られているかと思う。
(2月8日、小布施町、地方自治をめぐるシンポジウム)
<
田中康夫●一人一人が対等な構成員として知恵を出し合い行動し合う、人の顔が見え、体温が感じられる自治の単位「コモンズ」を活性化するべく日夜取り組んでいる。ある意味、コモンズは集落と同義語だ。
(6月17日、県議会)
(12/5)朝日新聞<
田中康夫●コモンズというのは集落、あるいは部落と言う人もいるが、集落だけがコモンズではない。市町村もコモンズだし、都道府県もコモンズだし、ある意味では国という概念や、それを超えたアジアであったり、世界もコモンズかもしれない。
(11月10日、県部長会議)http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000269999990750
http://www.chunichi.co.jp/00/ngn/20041208/lcl_____ngn_____000.shtml
越県合併めぐり議論平行線
県議会一般質問 議員「失政」と批判
県議会十二月定例会の一般質問が七日、始まった。山口村の岐阜県中津川市との越県合併関連議案“未提出”をめぐって質疑が集中。
田中康夫知事は
「長野県の形が変わるか否かという問題。村民の民意と県民の民意の両方を把握しなければならない」
と従来の持論を繰り返し、村民の意向と適正な手続きを理由に議案提出を強く求める県議側との論議は、最後まで平行線をたどった。
(中沢 稔之)混乱を招いた知事に対し、西沢正隆氏(政信会)は
「関係団体に多大な迷惑をかけた政治責任は大きい。失政といっても過言ではない」
と批判。
木曽郡選出の村上淳氏(県民クラブ)も、今後、村内に残る対立のしこりに対して責任をとれるのかとただしたが、知事は
「長野県民であり続けたいという方々を保護する責務がある」
と述べ、議案を提出しないことの正当性を強調した。
さらに
「これは特別な事例ではない。軽井沢町が東京都の飛び地になるような提案があったとき、山口村の前例にならって認めていく覚悟をお持ちいただけるのか」
と、議会側をけん制した。
また、県境の小村にもきめ細かい行政サービスを提供するため「お出かけ地方事務所」「移動県政サービスバス」などを展開していく考えも示した。
一方で、田中知事の補佐役でもある青山篤司出納長が
「私自身は合併に賛成」
「地域住民の判断を第一優先にしなければならない。知事には提案を再三申し上げてきた」
と発言。
田中県政で与党的立場にある「トライアルしなの」の木内均、田中清一両氏も、
関連議案を提出すべきだ
と指摘する場面があった。
一般質問を終えた村上氏は
「知事からの関連議案提出が大前提だが、どうしても知事が提出しないとなれば、次の手段をとるのが議会の責任」
と述べ、議員提案の準備を始める考えを示した。
■破談(2004/12/09)
---
ところ変わって長野県。
来年2月、岐阜県への越県合併を目指す山口村問題を12月定例議会の議案にしない長野県知事に対する議員の議案提案への回答。
「県民でありたいとする人々を保護する責務が私にはある」
「いかなる根拠に基づいて(県議の)みなさんが提案せよと言っているのか分からない」
と発言。
2日の議案説明時と同様に提案に転じるそぶりも見せなかった。
「いかなる根拠」って、村民の民意じゃないの? そんな簡単なことが理解できないなんて頭悪いのかな?
こんなことばかり書いているから「長野県が嫌いなの?」との質問を受けるが、長野県が嫌いなのではなく、自分勝手なエロ知事が嫌いなだけ。
しかし、こんな知事を選んだのは長野県民なのだから、やはり長野県が嫌いなのかもしれない。他の例として「鳥取県」「大阪府」なんてのもある。
いずれにしても、変な知事を選ぶと、その土地の住民も同様に思われるから…
良かった、神奈川県は、そんな仲間に入らなくて… あの時だけは、生まれて初めて真剣に祈りながら投票したもんなぁ。
田嶋知事…ぼそ
知事、出納長対立深まる 越県合併問題で
木曽郡山口村と岐阜県中津川市との越県合併問題をめぐり、田中康夫知事と側近である青山篤司出納長の対立が深まっている。10日の県議会一般質問でも、知事と出納長の答弁は事実関係で食い違いをみせ、知事が再答弁を求められる場面もあった。一方、議会側では合併関連議案の議員提案を探る動きが水面下で本格化している。
答弁の食い違いは、青山出納長が9月、「12月議会に合併関連議案を提案する」と総務事務次官に伝えた時の事実関係をめぐって起きた。小池清氏(自民)がその時の知事の考えをただしたところ、知事は「私があらかじめ出納長に『私の見解を事務次官に何らか述べよ』といった記憶は無い」と答えた。
しかし、同じ質問をされた青山出納長は「知事応接室で、知事から『12月議会で予定しているから良いだろう』との了解を得て、事務次官に会った時にそのままま申し上げた」と知事とは全く違う内容の答弁をした。
再答弁を求められた田中知事は「(12月議会での提案方針は)すでに出納長に伝えていた。出納長は私の意向を再度確認して次官に会った」などと発言内容を変えた。
一方、自民党や県民クラブなどの野党的立場の会派は10日朝、市内で非公開の幹事長クラスの会合を開き、田中知事に対し、議会最終日まで議案提出を求めることで意見が一致した。
また、議会内では知事が議案を提出しなかった場合、最終日の本会議で動議を出して会期延長をはかったうえで、議員提案するシナリオもできつつある。ただ、一部会派には「議員提案すべき内容ではない」「提案すれば知事を助けることになる」などと慎重論も根強く、野党的立場の会派は今後も意見調整を続ける。
(12/11)
朝日新聞
知事と出納長の歌舞伎、完全自由闊達な田中県政?
12月10日は「世界人権デー」であります。長野県政ではその趣旨を徹底しているのでしょうか、田中知事と青山出納長の発言が真っ向対立しています。
県会一般質問で、小池清県議の質問で、下記新聞報道の通り、知事と出納長で対立が明らかになりました。
県議会でこれほど明確に対立したのは二度目ですが、なんとなく組織体をなしていないようであります。
青山出納長は、9月17日、総務省の香山充弘事務次官に、(田中知事は)山口村合併議案を12月県会に提出する、と伝えたというのです。
これに対して、田中知事は、「(出納長に)あらかじめ私の見解を次官に述べよ、と申した経過はない」と答弁しました。
この答弁のやり取りを見ていますと、なんとなく青山出納長のほうに軍配が上がりそうであります。
なぜなら、答弁の仕方に、青山氏のほうが自信を感じるからであります。途中で田中知事は言葉を濁し、逃げている感じが見てとれるのです。
言った、言わない、の話ですから、断定はできないのですが、なんとなく青山出納長の発言に一貫性があるのです。
田中康夫氏の考え方は、徐々に進化してきたのでしょう。その進化の方向は合併反対であります。
当初はどっちつかずの、揺れる心智でありましたが、県民意向調査否決のあたりから、明確に自己の意見を持った、と想像されます。
あるいは村民意向に対して、県民意向という対立軸を発見したことにより、合併阻止の自信がついたということでありましょう。
この県民意向という論点は、それなりに一貫性がありますが、民主主義という側面からみると、いささか説得力に欠けるところがあります。
つまり村民の民意と、県民の民意という対立軸の設定に無理があるのです。
県世論調査協会では78.9%の県民が、村民の意思を尊重すべきといっているわけですから、もはや結論が出ているのです。
県が調査すれば違う答えが出る、と田中知事は考えているようですが、それはアンケートの仕方に誘導があるという前提に立つわけです。
そうでなければこの論理は成り立たないのです。ここにもなんとなく飛躍があるように思うのであります。
時間の経過とともに、田中康夫氏の思考も固まり、ますます強化されたように感じます。
答弁を求められるたびに苦しい回答せざるをえず、それがかえって、ますます意固地になってきています。
今は、断固阻止で凍結しているように感じます。合併期限は05年2月13日ではなく、07年3月31日にまでなってしまっています。
さらに田中知事の後ろに回って、押しくら饅頭をしている県議もおります。北山早苗、今井道子とかいう県議です。
明確に田中支援県議は、島田基正、宮川速雄、北山早苗、今井正子、林奉文、田口哲男氏らであります。
柿が熟するように、だんだん色が濃くなって、食べごろになってまいりました。
中には渋柿もあるようですから、それなりに工夫をしないと腹痛を起こします。
それにつけても、知事と出納長の見解が真っ向対立するということも珍しいことではあります。
しがらみにとらわれない自由闊達の見本でありましょうが、組織としては崩壊していると見なければなりません。
しかも、雨の日も、風の日も、雪の日も、誰がなんと言おうとも、忠犬ハチ公のように付きしたがっていた御仁が、噛み付いたのですから驚きであります。
これでは、青山出納長は辞表を出したのだろうと思うのですが、事実はどうでしょうか。20日の議会終了と同時に出すのでございましょうか。
あるいは、すでに知事の手元に届いているのでございましょうか。あるいはいつでも提出できるように、手元にあるのでございましょうか。
そうでなければ整合性がとれないのでございます。あるいは、出納長は、嘘つき田中知事が辞表を出すべきだ、考えているのかもしれません。
それならそれで整合性はとれるのでありますが、事実はいかがでありましょうか。
また、ひょっとしたら、県町歌舞伎ではないかと錯覚してしまうのであります。
県議を不信任という土俵へおびきだし、再度失職して、あと4年間、知事職を継続するための、深遠なる戦略ではないか、と勘ぐってしまうのであります。
なにしろ天才・康夫の称号があるのですから、それくらいの戦略は考えているのかもしれません。
気のいい県議はそれとは知らず、ただひた走り、ドブに落ちるのかもしれません。
事実は時間とともに明らかになりますが、ここはノドカに初冬の風景を眺めることにいたしましょう。
04.12.11
合併議案、知事なお明言せず「考え変える論理ない」
十二月県会は十日、一般質問四日目を行い、田中知事は木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併に関する議案を提出するかどうかについて、
<
「(越県合併に反対の)私の考えが一変されるほどの説得や論理は、(一般質問の論議で)一切いただいていない」
と述べ、このままでは議案提出を見送る考えを示唆した。
小池清氏(自民党、飯田市)の質問に答えた。
「議案を提出すべきだ」と求めた小原勇氏(県民協働・無所属ネット、上伊那郡)に対しては、
<
「県民であり続けたいという方を私は守る。この問題で(合併を認めると)判断することはできない」
と述べた。
一方、清沢英男氏(緑のフォーラム、東筑摩郡)は、越県合併を認めると「長野県が溶ける」と繰り返す知事に対し、
<
「県というのは行政の便宜上の単位で、信州としての統一性を目指すのは戦国時代的発想に近い」
と批判。
知事は
<
「県が便宜というなら、国も便宜なのか」
と反論した。
一方で知事は、
<
「一般質問は月曜日(十三日)まである。私の考えを一変させる、大きく揺り動かす質問が出る可能性はある」
とも述べ、態度を明らかにしなかった。
<知事と出納長、また食い違い>
木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併をめぐり、十日の県会一般質問で、田中知事と青山篤司出納長の答弁が真っ向から食い違う場面があった。
青山出納長は一般質問初日の七日にも、越県合併に賛成を表明、知事と立場を異にする異例の答弁をしていた。
七日の答弁で青山出納長は、
知事の了承を得た上で、九月十七日に総務省の香山充弘事務次官に、
(知事は)関連議案を十二月県会に提出する
と伝えた
―としていたため、この日、小池清氏(自民党)が知事に確認を求めた。
これに対し、知事は
<
「(出納長に)あらかじめ私の見解を次官に述べよと申した経過はない」
と否定した。
一方、青山出納長は、次官に会う前に知事室で知事に相談し、
<
<
「十二月県会に(議案の)提出を予定しているから、その旨でいい」
と言われた
、と答弁。
<
「知事はうそを言うのか」
と再確認を求めた小池氏に、青山出納長は
<
「それ(私の答弁)が事実です」
と答えた。
信毎04.12.11
山口村の越県合併 田中知事の発言、出納長答弁と食い違い /長野
◇総務次官に「関連議案提案する」
青山篤司県出納長は10日の県議会一般質問で、青山出納長が9月に香山充弘総務次官へ12月県議会に越県合併関連議案を提案すると述べた経緯に関し、田中康夫知事の発言内容を正した。
田中知事は、出納長が自らの判断で香山次官に12月県議会提案を述べたと主張したのに対し、青山出納長は
<
「3階知事応接室で相談した」
と否定。
青山出納長は7日の一般質問初日で越県合併賛成を表明しており、今回は田中知事の「虚言」を正した。
2人は小池清議員(自民党)の質問に答えた。
田中知事が
<
「あらかじめ出納長に私の見解を次官に申し上げると言ったわけではない」
と青山出納長の発言の無効性を主張。
だが、青山出納長は
<
「私は『どういう話をしますか』と相談した。『12月県議会に提案するからいいだろう』と了解をいただき、次官に申し上げた」
と語った。
再質問を受けた田中知事は
<
「次官にお目にかかるに際して、私の見解を出納長から求められたわけではない」
と次官に伝える前提ではなかったと反論。
しかし、青山出納長は
<
「(提案は)知事の権限だから、知事と相談のうえ『12月県議会に提案するから』と言ったので次官に伝えた」
と繰り返した。
知事が「焦点外し」を狙ったことについて、小池議員は
<
「うそを言って自らの姿勢を誇示しようというのには驚いた」
と批判した。
関連議案提案に関して、田中知事は
<
「提出する考えに至っていない。一般質問で私の考えを一変させるご意見にお目にかかっていない」
と発言。
<
「合併特例債を目指した合併に未来はないと思っている」
とも述べた。
【中山裕司】 毎日新聞2004年12月11日
性急な決定は避けたい合併
木曽郡山口村の越県合併が大きな問題になっている。
山口村馬籠は長野県にとってきわめて貴重な歴史的文化遺産の一つであるとともに、重要な観光資源でもある。
それが今まさに信州を離脱しようとしているというのに、県民の誰もが何の
痛痒 も感じないはずはない。にもかかわらず、県政の中で反対の
旗幟 を鮮明にしているのは、田中知事だけのような印象を受ける。それ以外の人々、殊に県議諸氏はどのように考えているのだろう。聞こえてくるのは、知事が議案提案を渋っていることに対する批判的な論調ばかりだ。
長野市はもちろん松本市にも遠い地理的条件からいって、山口村は岐阜県側の経済圏にあり、通勤や買い物は中津川市方面が便利ということもあるだろう。
越県合併が山口村民にとって何かと好都合であるにしても、それだけの理由で帰属する自治体を選択できるとしたら、日本中で同様の騒ぎが起こるに違いない。
山口村に過去、現在にわたって、県に対する不満があるというなら、改善を求めれば済むことではないだろうか。
県民の総意も確かめず、性急に決定すべきことではない。
北佐久郡 内田康夫 70(作家)04年12月12日
信濃毎日新聞投書欄「建設標」
■まだまだ続く騒動(2004/12/13)
山口村の越県合併 合併反対派団体、加藤村長に辞職要求 /長野(12/9)
山口村の越県合併に反対の立場の住民団体「信州木曽路山口村の会」(庄司由美代表)など数団体が8日、同村の加藤出村長に対し
「合併について村民の判断を誤らせ、村を混乱状態に陥れた」
などとして、辞職を要求する文書を提出した。
自分が納得できなければ、多数決すら覆そうとする。どこまでも続く。ボクらにゃ田中が付いている♪ 頑張ってください、プロ市民の皆さん。
島崎藤村の子孫は、
「藤村は信州だけのものではなく、美濃に移ろうが日本の、そして世界の藤村。政治利用をしてくれるな」
と言っているのにね。
どうでもいいが、山口村の村長さんって、「加藤さん」なのね。だから「加藤村長」 ニュース記事を「藤村」で検索すると引っかかってしまった。
ところで、このお騒がせ主婦って何者なのだろうと調べてみると、2003年の統一地方選挙で正規に当選した村議会議員だったのね。
(121票獲得した「庄司 由美(60)」)単なるわがまま主婦じゃなかったらしい。
まあ、でも121票で当選してしまうような土地だから、小規模中学校の生徒会役員みたいなものか。
で、他には、藤村記念館の評議員に名前があったが、最近の資料によると、抹消されてますな。単なる逆恨みかな?
どうせこんな騒動を起こしているのは、40歳ぐらいの暇な主婦なんだろうと思っていたのだが(ずいぶんな偏見)、60歳という年齢でありながら「木曽」にこだわるのは不思議。
それぐらいの高齢なら、馬籠で木曽路なんて言ってもピンとこないだろうに。
自分がもし、この山口村の住民だったらどうするかな、と考えてみた。
とりあえずこんな議員のいる地区に住むのは嫌だし、こんな連中の給料になる税金を払うのは嫌だから中津川市にアパート借りるなあ。
先祖から受け継いだ土地を売るのはしのびないので家は残すかもしれないが。馬籠で店を経営していたにしても中津川から通えば良いし。
どうせこんな連中のことだから、合併が完了したってその後騒ぎを続けるに決まっている。
馬籠もビラ、建て看板だらけの汚い街になり、成田三里塚のような騒々しい街になる。
観光客も途絶え道も荒れ果て、しまいに忘れ去られて昔のような佇まいを取り戻す。
なんだ、いいことじゃないか。
あとは、神坂地区(旧神坂村)を分離して、旧山口村だけを中津川市に合併するって手もあるな。全然問題解決になっていないけど…
日時: 2004/12/13 17:18
名前: をぢさん●本領発揮?
○12月3日付朝日長野版
http://mytown.asahi.com/nagano/news02.asp?c=33&kiji=255
›田中知事は2日、選挙人名簿二重登録訴訟で敗訴が確定したことを受け、下伊那郡泰阜村から両親宅のある軽井沢町に住民票を移した。昨年9月、「小さくても頑張っている自治体に住民税を納めたい」と、長野市から泰阜村に住民票を移してから1年2カ月余。多くの人を巻き込んで混乱を招いた住民票移転問題は、結局、知事が「挫折」する形となった。
===============================================
「払いたい自治体に住民税を払いたい。」と言って、泰阜村に住民票を移した康夫ちゃん知事だが、選挙権を巡る裁判が最高裁でも康夫ちゃん知事の敗訴になった途端に、今度はご両親の在住している軽井沢町に住民票を移転した。
「応援したい。」と言いながら泰阜村にとってはまさに、「疫病神」でしかなかったというのが、如何にも皮肉である。
○12月10日付朝日長野版
http://mytown.asahi.com/nagano/news02.asp?c=33&kiji=261
›田中知事は「私は知事田中康夫だが、同時に一人の県民である田中康夫の問題でもある。県民である者を長野県は守るということからこの裁判は行われている。知事決定を取り消すことは考えていない」と述べた。
›一方で田中知事は「最高裁に私は従う」とも述べた。最高裁の決定後も知事決定の正当性を主張する理由について、知事は議会終了後、記者団に「最高裁は選挙権の問題ですから」と話した。
(中略)
›県の小林公喜・総務部長によると、この行政訴訟に県費からすでに52万円が支払われたという。
===============================================
何でもかんでも康夫様の仰るとおりということで、財政難の長野県からまた知事様のために余計な出費がなされるのである。
○12月3日付朝日長野版
http://mytown.asahi.com/nagano/news02.asp?c=33&kiji=256
›12月県議会が2日開会し、木曽郡山口村の越県合併問題で、田中康夫知事は本会議冒頭での合併関連議案の提出を見送った。議案説明の中で知事は「県民であり続けたいと願う方々を守らねばならぬ責務がある」などと述べ、改めて越県合併に反対する姿勢を強調した。議会側からは提案見送りに批判の声が相次いだ。
(中略)
›〓知事の議案説明要旨(越県合併部分)〓
›長野県知事の私には、たとえ、それが相対的には少数者であろうとも、長野県民であり続けたいと願う方々をまもらねばならぬ責務があります。集落が、そこに暮らす人々を中心として構成されるコモンズであるように、長野県もまた、自律する信州としての統一性を目指すコモンズであります。そのコモンズの未来は、構成員全員の意思を踏まえて決定されねばなりません。県境や山間の地で郷土を守って暮らし、引き続き本県民でありたいと願う方々を失うことは、信州が信濃が、長野県でなくなってしまうことへとつながりかねません。
===============================================
少数派であっても、反対者がいる限り認めないのであれば、知事といく職業は何もやらなくても良い本当に楽な職業になるだろう。
○12月8日付中日新聞長野版
http://www.chunichi.co.jp/00/ngn/20041208/lcl_____ngn_____000.shtml
›知事は「長野県民であり続けたいという方々を保護する責務がある」と述べ、議案を提出しないことの正当性を強調した。
›さらに「これは特別な事例ではない。軽井沢町が東京都の飛び地になるような提案があったとき、山口村の前例にならって認めていく覚悟をお持ちいただけるのか」と、議会側をけん制した。
===============================================
キター―――(゜∀゜)―――!!!!!これぞ康夫ちゃん知事流詭弁術の真骨頂、一体軽井沢が何時東京に編入したいなんて言ってるっつーのよ!
論点ずらしの最たるものだ。
○12月3日付中日新聞岐阜版
http://www.chunichi.co.jp/00/gif/20041203/lcl_____gif_____001.shtml
›合併関連議案をめぐる九月以降の長野県での混乱を受けて、同市では予算編成などの面で日程的に厳しい状況に追い込まれている。大山耕二市長は「十二月末には市長査定を終えたいが、山口村の状況がしっかり決まらないためにままならない」と戸惑いの表情。
(中略)
›田中知事は、提案説明の中で越県合併について「県議会と腹蔵なき議論を戦わせていただきたい」と発言。これに対し県議の間からは「議案をきちっと出して議論をするのが通常の姿。まったく理解できない」「自分の理念を押しつけているだけ。一人の考えで握りつぶすようなことは民主主義のルールに反する」と批判の声が相次いだ。
===============================================
康夫ちゃん知事のバカ面写真も腹立たしいが、困ったのは岐阜県中津川市で、山口村との合併予定がこのままだとお流れになってしまい、予算編成にも多大な影響を及ぼすことになるのだからご同情申し上げたい。
長野県議会も康夫ちゃん知事に「民主主義のルール」を説いても、所詮「馬の耳に念仏」なのだから、はやいとこ議会で合併承認案を提出し議決することだ。
『信州・フレッシュ目安箱』・山口村越県合併について
ご意見(2004年12月13日受付:Eメール)
<
山口村にも、長野県所有名義の土地があるかと思いますが、ないとしても、県道ほか県の管理する土地があるでございましょう。
地主である県に何のそうだんもなく越県合併など進めてきた山口村に対して憤りを感じて折る者でございます。
土地の所有権移転は共有者の一人でも認めなければできないことになっております。
知事さん、たとえ話もおよろしゅう御座いますが、共有者の私が認めない以上、議会で論じあうべき以前の問題であるということを、トンマな議員さんたちによくご説明なさったらよろしいかと思います。
もし長野県所有名義の土地があるとすれば、ぎふけんから県に固定資産税の請求がこないとも限りません。
他県に我県が所有地があってもよろしゅうございますが、それは県民が必要と認めた上でのこと、これに賛成する人たち県民意識の薄い非県民が意外と多いことも残念に思います。
回答(2004年12月17日回答)
【問い合わせ先:総務部 市町村課 まちづくり支援室 電話026-235-7139 メールmachizukuri@pref.nagano.jp】 http://www.pref.nagano.jp/soumu/koho/meyasu/shosai/koukai/2004/12/2004_007581.htm<
ご案内のとおり、山口村と中津川市の合併は、いわゆる「平成の大合併」において全国唯一の都道府県を越える合併案件であり、合併に伴い県有財産の移動や県境の変更があるということから、長野県も山口村と同じく総務大臣に合併を申請する立場となります。
また、山口村は、中仙道の馬籠宿、「夜明け前」で知られる作家・島崎藤村の生誕地であり、信州の歴史や文化を形成するアイデンティティ、精神文化の礎とも呼ぶべき地でもあります。
こうした長野県の立場、歴史的事実に鑑み、地域のご意向を尊重したうえで、ともに「信州の自治」を育んできた山口村が、長野県から離れ、岐阜県中津川市へ編入するという歴史的重要案件について、さらには長野県の未来に係る本質論として、県民一人ひとり自らの問題として受け止め、十分にご論議いただきたいと考えております。
なお、ご指摘にありました県道等県有地の取扱いについてでございますが、これら「越県合併」に係る県有財産等については、本年4月に長野県及び岐阜県知事に山口村長及び中津川市長から総務大臣あての合併申請書が提出されて以来、長野県と岐阜県との間で山口村地内に存する長野県の財産の取扱いについて、事務的に協議をしてきております。
現在、山口村に存する県有財産は、県道中津川南木曽線、警察官駐在所2ヶ所、交通信号機7基等でありますが、これらの財産取得や山口村で実施した県事業に係る借金(負債)について、岐阜県で支払って頂くこととしております。
山口村の越権合併 知事「なお葛藤中」 進退も匂わせる 県会側は議員提案視野
木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併をめぐり、田中康夫知事は十六日、関連議案を開会中の県議会十二月定例会に提出する意思について
<
「今なお、葛藤(かつとう)している」
と述べた。
知事は一方で、
<
「提案見送りには政治生命がかかる」
との
諌言 を青山篤司出納長から受けていることも明らかにした。議案提出の最終判断を依然示さず、あえて「伝家の宝刀」といえる自らの進退についてもにおわせた知事の態度には、二十日に迫る会期末を見据え、
「議員提案」の動きを本格化させようとする議会側に揺さぶりをかけようとの思惑もあるとみられる。
この日、十二月県会の総務委員会(宮沢敏文委員長)が、合併議案の取り扱いに対する知事の姿勢を最終確認するため、知事の出席を求めた。知事は、今県会への合併議案を提出する意思について「なお葛藤しているところ」と答弁。越県合併の意思を最終決定する機関について見解を求められ、「法的に確定されていない。地方自治法に深い見識のある方によって、この点に検討が加えられれば、最終的に申し上げられると思う」と明言を避けた。
知事はさらに、議員提案の形で合併議案が今県会に提出され、可決された場合、知事の職権である総務省への合併申請を行う意思を問われたが、
<
「仮定の話をするのは、山口村の住民に失礼で、答えられない」
として、考えを示さなかった。
知事への質問は三十分足らずで終了したが、知事は自ら発言の機会を要求。この中で、知事は
<
「信頼している職員の一人の青山(出納長)から助言があり、
<
『仮に(十二月県会に合併議案を)出さないのならば、政治生命をかけて臨むべき』
という話をうかがった」
と明かした。
知事が合併議案の提出について明確な判断を示さなかったことについて、宮沢委員長は
<
「山口村で合併へのプロセスが民主的に行われてきたことは県側も議会側も確認しているのに、残念」
と話したうえで、ここに来て辞職さえにおわしたことに対しては、
<
「財政問題などが山積する中、県政を途中で投げ出すことは政治的空白をつくることになり、無責任」
と批判した。
十二月県会は、きょう十七日の総務委採決、二十日に本会議採決で最終日を迎えるが、合併議案の提出などに知事が明確な姿勢を示さなかったことを受け、議会内では会期延長もにらみながら、議員提案の動きが本格化するとみられる。
ただ、
<
「合併議案の提出は知事の職責」
として議員提案に慎重な議員もおり、週明けに向け、会派間で調整が活発化しそうだ。
《一連の手続は「民主的だった」 総務部長が見解》
木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併をめぐり、十六日に開かれた十二月県会総務委員会で、県最高幹部二人が相次いで、山口村がこれまでに行ってきた住民意向調査など合併に関する一連の手続きについて、
「民主的だった」
との公式見解を示した。
この日、倉田竜彦委員(県民クラブ)の質問に答え、小林公喜総務部長は
<
「これまでの経過を見る限り、民主的に手続きが行われてきたと考える」
と答弁。
松林憲治経営戦略局長も
<
「経営戦略局長の立場として、総務部長の認識でよろしいかと思う」
と話した。
2004.12.17
産経新聞
越県合併 議員提案濃厚に 知事との駆け引き週明けへ
木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併関連議案について、県議会十二月定例会の総務委員会は十七日、議員提案の法的な正当性について、総務省の公式見解を週明けまでに確認するよう県側に求め、審議日程を議会最終日の二十日まで延長した。
総務委はすでに
<
「議員提案は法的に可能」
との言質を総務省から得ており、県側に国の見解を最終確認させる動きに出たことから、会期延長の可能性も含め、議員提案の公算が濃厚となった。
一方、田中康夫知事は進退もにおわせながら議案提出の態度を明確にしておらず、両者の駆け引きは最終日までもつれ込むことになった。
議会内にはこれまで、知事に批判的な立場の議員の中にも
<
「議案提出は知事の職責。越県合併ができない場合でも、知事に責任がある」
などとして、議員提案に慎重な意見も多かった。
しかし、ここにきて、
<
「議会の議決を執行しなければ、知事の違法性を問える」
との解釈などから、議員提案賛成に転じる議員も出てきた。
ただ、議員提案の具体的な手続きについては、不確定な要素が多い。
- 総務委として「委員会発議」の形で行う
- ▽単独会派で行う
- ▽賛同する会派の代表者が連名で行う
−などの選択肢を視野に、会派間で水面下の調整が活発化している。
一方、知事は、十三日の一般質問の答弁で「県民投票」と、十六日の総務委では青山篤司出納長の言葉を引用して「政治生命」と進退もにおわせ、「辞職、知事選」をちらつかせている。
また、知事には議会の違法な議決に対する「拒否権」が持たされている。議員提案が可決されても再議に基づき、議決の取り消しを求めて総務省に裁定を申し立てることが可能。国の裁定にも不服ならば、司法判断を仰ぐことができる。この場合、総務省への合併申請は延びることになり、議会内には「辞職して県民の意向を問うよりも、知事にはリスクが少ないのではないか」と警戒する声も挙がっている。
田中康夫知事が木曽郡山口村の越県合併に対し合併関連議案を提出していない問題で、加藤出村長と村議会の市脇辰彦議長は十七日、県庁を訪れ、県議会の古田芙士議長らに対し、関連議案の議員提案を行うよう求める声明を手渡した。
声明は、議案提出しない知事の姿勢について、
「村民多数の意志を無視する非民主的な行為が許されるものではない」
と指摘。
加藤村長と市脇議長は、古田議長に村内での混乱した状況を訴え、
「議員提案による審議をしていただくよう、お願いしたい」
と求めた。
古田議長は
「仮に議員提案による審議で議決されても、国への申請は知事の権限となる。会期内に知事に提案してもらえるよう努力したい」
と答えていた。
2004.12.18
産経新聞
意見広告
失いたくない。信州人の宝、藤村の山口村を
山口村を救うことは、長野県を救うこと。山口村を失うことは、長野県を失うこと。
私たちの誇るべき信州では、長い歴史と尊い文化に基づく固有の風土が、県内各地に刻まれています。
「信濃の国」に集う私たちは、そうした得難き共有財産を継承すべく、心血をそそいできました。
馬籠宿を始めとして山口村に今なお残る美しき日本の原風景も、そこで誠実に暮らす人々も、わが信州の共有財産です。
県境は単なる便宜上の境界ではありません。歴史や文化の反映なのです。
私たち信州の表現者にとって山口村はとりわけ、大先輩である島崎藤村を生んだ地として格別の思いがあります。
かの地がなければ藤村の素晴らしい作品の数々は生まれなかったかもしれす、風土が持つ力の大切さを痛感するのです。
こうしたことにもかかわらず、本質の議論もされぬまま、手続きばかりを性急に進ませようとする県議会の動きを、同じ信州人として私たちは気恥ずかしく感じます。
そしてまた信州の外縁部にあって、県政から無視されがちであるという長年の山口村のみなさんの訴えを、真摯に受け止めてこなかった県当局並びに県議会に猛省を促すとともに、私たちも自ら改むるところはなきか、見つめ直したいと思うのです。
私たちは今一度、ふるさと信州への愛情を確認し合うべきではないでしょうか。
冷静に立ち止まり、次代を担う子供たちに喜んで貰える決意を示そうではありませんか。
ひとり一人の力は限られ、小さくとも、心ある皆さんで声を上げようではありませんか。
今からでも遅くはありません。信州の未来の姿が変わるかも知れない一大事なのですから。
信州の歴史と文化を大切にしたいと願う表現者の会 連絡先 勝谷誠彦 事務所 Tel ・026-228-6513 FAX 026-228-6514
- 井出孫六
- 色平哲郎
- 内田康夫
- 勝谷政彦
- 窪島誠一郎
- 小宮山量平
- 桜井佐七
- C・W・ニコル
- 高橋将人
- 中村一雄
- 東栄蔵
- 平野稔
- 藤田宣永
- 宮崎学
- 森獏郎
04.12.19 信濃毎日新聞7ページ(3段ぶち抜き広告)
■2004年12月19日 (日)
勝谷誠彦 の日記読者の中には長野県在住の方がかなりおられると思うが今朝の信濃毎日新聞の経済面をぜひ見ていただきたい。
全5段を使った意見広告がお目にとまると思う。信毎が手に入らぬ方々のためにタイトルを引用する。
<失いたくない。信州の宝、藤村の山口村を>
<山口村を救うことは、長野県を救うこと。山口村を失うことは、長野県を失うこと>。
下に井出孫六さん内田康夫さん藤田宣永さんをはじめとする長野在住の作家の方々の名前が並びそれらをまとめる掲出者名として
<信州の歴史と文化を大切にしたいと願う表現者の会>
と書かれている。
コピーは不肖私が書かせていただいた。ここ一週間の修羅場の中でほかにも大変なことを抱えていると書いていたのはこのことである。
おそらく他県の読者の方には何のことかわからないと思うが長野県の南の端にある山口村というところが全国で初めての越県合併で岐阜県に行ってしまおうとしていることに対して全県的にもう一度考え直そうではないかという呼びかけなのである。
詳しくはK嬢のページなどを参照していただきたい。http://www2.diary.ne.jp/user/95992/。
同様なことはあなたの都道府県でもこれから起こりうることだ。
もちろんそれぞれのコミュニティの方々の意志は尊重すべきだがでは県なるまとまりと県人の意志というものはどこにあるのかという議論でもある。
もちろん広告費はタダじゃない(泣)。徹夜で働く理由である(笑)。
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20041219

心を打つ文章が書けない表現者ってだれ?
午前中に某新聞社から電話で「越県合併についてご意見を」だそうな。
昨日の朝刊に「信州の歴史と文化を大切にしたいと願う表現者の会」なる会の意見広告が信濃毎日新聞に掲載されたことからだろう。
じつはこの会の人から
<
「加瀬さんも一緒に名前を連ねてくれませんか」
との連絡が先週あったのだが丁重にお断りした。
どのような文面になるのかを知らなかったし、山口村の友人から
<
「私らは田中知事の人気取り策の生け贄にされている」
との声も届いていたからだが新聞を見て驚いた。
正直、とても信州の歴史と文化を大切にしたいと心底思っている表現者の書いた文章ではないと思ったからである。
「失いたくない。信州人の宝、藤村の山口村を。」とその文章には見出しが付けられている。
山口村が信州の宝なのは、島崎藤村を生んだ地だからなのか?
その山口村に今までこの表現者さんたちは何をしてきたのか?
どうせアピールするなら、もっと読む者の心を打つ文章を書いて欲しかったなあ。
藤村を持ち出したことで、この文章は多くの共感を得られないと思った。
名うての表現者の名前が散見するのに、どうしてこんな情けない文章になっちゃったんだろう。
きっと、ひとりの、それもいちばんレベルの低い書き手にまかせきっちゃったんだろうね。
残念。
2004.12.20
加瀬清志ドットコム
ひとりの、それもいちばんレベルの低い書き手=勝谷誠彦
2004年12月20日
新聞広告にポンと125万円!金満体質の田中支持派
19日の信濃毎日新聞にこのような広告が載っている。
「失いたくない。信州人の宝、藤村の山口村を。」
「信州の歴史と文化を大切にしたいと願う表現者の会」というのが広告主のようだ。
5段打ち抜きのこの広告の料金は、信毎の規定でいくと125万円だという。
その他に版下制作費がかかる。意見広告は値引きされない。
15人の連名なので単純計算すると、ひとり頭ざっと10万円ということか?
事情通に言わせると、この中にはそんな金をポンと出せない人もいるらしい。
恐らくどこかに金主がいて、名前だけ出している人もいるのではないか?というのだが、それにしてもよくこれだけの金が、この程度のことにポンと出せるものだ。
気になるのは、この中に県の人事委員の窪島誠一郎氏がいることだ。公平さが求められる県の委員がこういったものに名を連ねてもいいものだろうか?疑問が湧く。
ちなみに、11月27日に安曇野サンモリッツで開かれた千人集会は、かかった費用が約80万円で、集まったカンパが約60万円だった。
足りない分は開催メンバー数人がポケットから数万円ずつ出し合って補った。なんともつましい話ではないか。
私もカンパを募っているが、数万円をポンとなどというのはない。数千円から一万円の間が大多数だ。
約4年間活動しているが、この間の仕事量を金額に換算すると少なくとも500万円は超えているだろう。大幅な赤字だ。損得を考えたらこんなことはやっていられない。
私だけでなく他の多くの人がそうだ。田中知事に異議を唱える人は、皆持ち出しでやっている。
金銭的なことで言えば、田中知事支持派の方がケタ違いに”金権的”だ。金に物を言わせて広告を打ち、メディア戦略を展開している。対する非田中派は金欠体質だ。
http://blog.goo.ne.jp/tuigeki/e/61d07e10b75f4d7fa31eb7d8738f0032
越県議案 知事、今議会提出なし 議員提案、きょうにも可決か
(12月21日)
「平成の大合併」では初めて県境を越える山口村と岐阜県中津川市の合併で、田中知事は二十日、関連議案を県議会十二月定例会に提出しない考えを明らかにした。
来年二月の合併が危ぶまれる事態になったことを受け、議会側は議員提案による事態打開の方向で最終調整に入った。
会期延長を行い、二十一日にも本会議で可決される見通しだが、知事が議決に異議を唱えるのは確実で、越県合併の実現は一転して不透明になった。
知事は二十日朝、議案提出を求めて県庁を訪れた山口村の加藤出村長と中津川市の大山耕二市長に対し、
<
「長野県民であり続けたいと願う人々を守る責務があり、現時点で議案を提出する考えはない」
と答えた。
同じく最終的な意向確認を行った県会総務委員会の委員全員にも、
<
「(〇五)年度にまたがっても、(合併の是非について)考えることが出てきた」
と述べた。
加藤村長は
<
「知事を信じてきたのに悔しい」
と失望感をあらわにした。
宮沢敏文・総務委員長は
<
「知事は議案を出すことではなく、合併(の是非)自体に葛藤(かっとう)していることが分かった」
と述べ、今議会中の知事提案は絶望的との認識を示した。
総務省によると、地方自治法は合併関連議案について、知事に議会提出の義務があるとしているが、提出期限に関する規定はなく、今回の提案見送りは
<
「違法とまでは言えない」
(合併推進課)という。
ただ、県会総務委員会には
<
「議員提案は可能」
(同)との見解を示している。
議会側は
<
「異例だが、議員提案もやむを得ない」
との声が大勢。
議案が提出されれば、二十一日にも開かれる本会議で可決される公算が大きい。
ただ、知事は議会側に再考を求める権利を持っており、知事の対応次第で、来年二月十三日の合併は遅れる可能性が出てきた。
知事が議案提出を見送ったことについて、総務省の香山充弘次官は二十日の会見で、
<
「関係自治体と県が連携を取りながら(合併手続きを)進めてきたにもかかわらず、知事が対応しないのは大変残念だ」
と述べた。
合併関連議案を巡っては、知事が今年九月、当初方針を突然転換し、九月議会への提出を見送った。
今月二日に開会した十二月議会でも、知事は
<
「村民の多数決で解決すべき問題ではない」
などと主張していた。
◆県側、迷走続く 知事は曲解? 総務部長は回答拒否
越県合併を巡る県側の対応は、この日も知事ら幹部が迷走を重ねた。
知事は二十日午後、知事室で県会総務委員と会談した際
<
「合併特例債がなければ、長野県民であり続けると(加藤村長は)言った」
と説明。
内容に驚いた委員が、加藤村長を呼び入れ真偽をただしたところ、
<
「特例債のことは何も話していない」
と知事を非難した。
これに先立つ総務委員会では、
- 〈1〉議員提案は可能か否か
- 〈2〉議員提案可決の場合、知事に総務相申請の義務はあるか
――など、県側に総務省への照会を求めていた四項目について、小林公喜・総務部長は
「私の判断で照会していない」
と二度にわたって回答を拒否。
審議に入れない状態が夜遅くまで続いた。
会期延長を決める本会議の開催のめども立たないことから、古田芙士・県会議長は夜になって、
<
「総務省への照会を確約すれば、総務委を再開する」
とのあっせん案を示した。
しかし、知事は
<
「総務次官が会見しているので、それを調べればいい」
「議案提出の考えに至っていないので、あえて聞くまでもない」
などと突っぱね、自ら招いた混乱の収拾に動く姿勢を最後まで見せなかった。
〈越県合併をめぐる山口村の歩み〉 1958年 10月 首相裁定で旧神坂村が分村し、岐阜県中津川市と合併。一部は山口村に編入、現在の姿に 2001年 5月 合併研究会を設置 02年 1月 住民アンケートの結果、71.2%が合併賛成 2月 田中知事が県議会で「村民の意思は重く受け止めるべき」と発言 5月 中津川市に合併協議を正式申し入れ 6月 任意合併協議会を設立 03年 1月 法定合併協議会を設立。長野、岐阜両県知事が合併重点支援地域に指定 4月 合併推進を訴えた加藤出村長が3選 04年 1月 合併協議に関する地区懇談会開催 2月 知事、村内で県の「市町村自律支援プラン」を説明。村民意向調査で合併賛成62%に 3月 合併協定書に調印 4月 知事に合併申請書提出 9月
- 知事が県議会議長らに9月議会への合併関連議案提出を説明(6日)。
- 一転して議案提出先送りを表明(16日)。
- 知事会見で12月議会への提案を明言(27日)
10月
- 知事が提案した1万人県民意向調査の予算案否決(8日)。
- 総務省が県会総務委員会に「議員提案は可能」との見解(22日)
12月 知事、12月議会への議案提出見送り表明
2004年12.21
勝谷誠彦、塹壕の中で踊る男
※ 勝谷誠彦、その主体性無き軽井沢をどり
最初に誉めておこう。日経パソコンの連載が終わるとかですが、良くもこんな長いことネタが持ちましたね。ご苦労様でした。私だったら、1年が限界だけど。
政治臭を抜くと、彼はコラムニストとして、良い才能は持っているんですよ。小田嶋隆さんとはまた別の部分で。小田嶋さんの魅力は、あのそこはかとないアイロニーで、その部分は、勝つぁんが逆立ちしても叶わないし、勝つぁんの罵倒芸も才能のうちだとは私は全然思わないけれど、それでも、その部分を抑えて、彼の魅力を出す方法はあるわけでね、だからこそ不肖・宮嶋のキャラは立ったわけですから、今の状況で、ご本人はテレビに引っ張りだこで満足しているんだろうけれど、先日の島田紳助の暴行事件の時のような、こっ恥ずかしい態度に出たりすると、それはもうコラムニストがたまたま売れてテレビに出ているんじゃなく、何か勘違いしたテレビ・タレントが、プロダクションの営業力で汚い文章を書き散らかしているように世間は捉えるようになるでしょう。
http://homepage2.nifty.com/katsuya-m/iken_.html
↑山口村合併問題に関する、勝つぁんが主催した信毎の広告が上にあります。
<
【 すべての独占的なメディアは腐敗する。信濃毎日新聞しかり他の多くの地方紙ブロック紙しかりである。】
昨日の勝つぁん日記より敢えて言わせて貰えば、今時、ブログを開くでなし、他者の関与を拒否する日記という世界に閉じ籠もる表現者は、腐る前に死んでいる。
それはもうゾンビみたいなものだと思う。周囲から見ればただの腐った死体が歩いているに過ぎないが、何しろ本人は動いて歩いているから生きているつもりでいるだけのことだ。
<
【 これから全国のあちこちで同様な土建屋利権屋による国盗り物語が始まるだろう。そうした時に参考にしていただけると幸いだ。】
昨日、田中康夫はTBSラジオ・アクセスの当番日だったんだが、これを急遽キャンセル。
さすがにこの時期は拙いと思ったのか、不退転の決意を県議会に披露したかったのか、こんなエピソードもあった。
【
知事は二十日午後、知事室で県会総務委員と会談した際
<
「合併特例債がなければ、長野県民であり続けると(加藤村長は)言った」
と説明。
内容に驚いた委員が、加藤村長を呼び入れ真偽をただしたところ、
<
「特例債のことは何も話していない」
と知事を非難した。
】
読売田中康夫とその一派は、これを合併特例債の問題に矮小化したいわけだ。勝つぁんよ、あんたら一度山口村の人間の話をじかに聞いた方が良いね。
所で、上の新聞広告に名を連ねた人って、見事に生活感の無い人々ですね。
表向き勝つぁんは独身ということになっている。
藤田小池夫妻に子供はいない。内田先生もそうです。
藤田宣永の名前があってなぜに女房の名前が無いか? 奥さんはもともとこういう政治的な発言のリスクは嫌うお人ですね。
旦那はなんでこんなアホなことに首を突っ込むのか。誰に丸め込まれたのか知らんが、何処かで会ったら小一時間問いつめてやる。
内田先生は、意外とこういうのが好きなお人でして、新聞への投書も大好きだし、政治も好きなお人です。
内田さんはそれなりに考えてのことでしょう。ただ、信毎でしたか、内田先生が投稿なさったテキストを読んだけれど、今ひとつ現地の住民の感情や歴史的経緯をご理解なさってないようにお見受けした。
いずれにしても、見事に生活感の無い、子供の教育のことを心配する必要も無い軽井沢の先生方が、生活が不便だから隣県に行かせて下さいという人々の願いを、今頃になって突然、ちゃぶ台をひっくり返そうとしている。
いったいこの先生方、田中康夫がちゃぶ台をひっくり返す9月まで、山口村の問題にどれほどの関心をお持ちだったのでしょう。
そして、勝つぁんです。この人もまた、単に田中康夫の指令で踊ってみせるだけの主体性無き、軽井沢文化人の一人に過ぎません。
勝つぁんの日記で、「山口村」で検索を掛けてみてください。彼がこの問題に目覚めるのは、まさに田中康夫が9月県会でちゃぶ台をひっくり返してからですよ。
それまでは何の興味もない。
たとえば、12月3日の信毎の康夫ちゃんの住居報道にしてもそうです。
彼はこの問題に関して、自分はどう考えるのか? の意見表明をしたことは一度もありません(勝つぁんのサイトで「住民票」で検索を掛ければすぐ解る)。
にもかかわらず、信毎が田中を批判すれば、罵るわけだ。
私は、それが仮にどんなに粗雑な記事であったとしても、信毎は、メディアとして、知事の住民票問題をずっとフォローして来たわけです。
それは勝谷誠彦にとっても、問題を判断する重要なニュースソースの一つになっている。
所が自身は、その問題に関して、何一つ意見表明をしない。そしてある日、一方的に、それを報じるメディアに罵声を浴びせる。
今回の山口村問題の構図もそれと一緒です。
田中康夫の周囲に群がって踊る連中は、田中の振り付け通りに踊るだけで、何らの主体性も持ち合わせていない。
平素からそれに興味を抱いているわけじゃない。それで果たして表現者と言えるのか? それってただのテレビ・タレントでしょう。
ディレクターの言うとおりに喋って、なんぼのギャラを貰う連中と一緒。
あんた、軽井沢文化人なんていう浮世離れした連中を集めて新聞広告打つ暇があるのであれば、まずは貴方の日記で、山口村問題をどう考えるか? 知事の住民票問題をどう考えるか? かの論考をすべきじゃなかったのか?
その上で、読者から寄せられるメールの往復書簡くらい公開すれば良い。
その程度の覚悟やコストも払わずに、金に物言わせて広告打ちゃ良いってのは、これは実は、全くもって旧来型の土建屋的発想に他ならないでしょう。
はい、手順を踏んでアセスメントしました、官報で公告もしましたよ……。というあれと同じ。そこに、市民と交わり議論したという姿は微塵もない。
あんたは、俺は田中を応援しているというアリバイ証明をしたいだけじゃないか? 本当にそれを気に病んでいるというのなら、表へ出ろ。
塹壕の中で吠えずに平場へ出てきて世論と立ち向かえ。
ttp://www.ehon-ej.com/dawn/dawn8.html
この方が、勝谷氏の奥様だったと思います。
俗に云う仮面夫婦かもしれませんし、フィリピンの女性とも不倫というか内縁関係にあったはずです。
<
›表向き勝つぁんは独身ということになっている。
私は勝谷氏の文章を積極的に読みませんが、こんな卑怯で姑息な態度なのですか?
個人的には、あまり関わりたくない人なので、最近の私生活の動向は存じません。
この書き込みを大石氏がプライバシーの侵害とお考えになったのなら、遠慮なく削除してください。
12月20日(月)
民主主義と地方自治の本旨を考える
山口村合併問題 山口村の合併問題に関して、地方自治が問われている。
地方自治の本旨といえば、中央(上)からの独立と住民自治が基本だ。
別な表現で言えば、国からある程度独立した地方公共団体づくり=団体自治、と
地方公共団体を住民の参加と意思にもとづいて運営する=住民自治 の「2つの自治」にあらわされる。
山口村では松本市のやり方と違って、中津川市との合併に関して2度にわたって住民意思が確認されている。
住民投票ではないが、住民が納得した方法による住民意向調査だ。
その結果の「合併」の住民意思が確認された。
全員一致でなく、はたして合併が住民の皆さんの幸せにつながるのかという疑問は私にもあるが、それはいわば、「おせっかい」。
今も、これからも今回の選択に責任を負うのは住民の皆さんで、私たちは何も出来ない。
そんな中でも選択をしたのは住民の皆さんだ。
それが、地方自治であり、民主主義だ。
県は、その住民意思を尊重して、その意思の実現に向けて支援、努力することが求められるし、県のまちづくり支援室もそうした立場で、出前講座を行なってきた。
その点からすれば、今回の事態は異常な事この上ない。
知事は、直ちに合併関連議案を提出すべきである。
この点で私たちの立場は、日本共産党県議団の申し入れでも明らかだ。
県の合併問題ではない。
山口村の決定を覆すことがあってはならないことは、地方自治の本旨からして、誰が考えても明らかだ。
そして、その住民の意思、民主主義の決定を、上からにせよ、横からにせよ、曲げようとすることは、「外圧」以外の何者でもない。
干渉そのもの。
私たち日本共産党議員団は、そうした立場から、今回の松本市議会での、山口村合併の条例案提出を知事に求める意見書には、意見書の内容はその通りだが、だからこそ意見書を出すことには反対した。
松本市の議会が関わることではない。
議員も、県民の一人として、議会に請願する道はある。
そして、政争の具になることも私たちは、望まない。
<
「溶けてしまう。」
とか
<
「山口村を失うことは、長野県を失うこと。」
などのコピーが飛び交っているが、長野県が溶けることはない。
失ってならないものは、民主主義と地方自治の本旨だ。
山口村、「藤村」を渡したくないというのは、領地主義そのもので、すでに決着済みの問題。
何よりも、住民の選択を尊重し、その意思の実現に向けての支援こそ、地方自治における県や国の役割だ。
そうした県政や国政の実現に向けて力を尽くしたい。
池田国昭
これは松本市議会の共産党議員が書いた文章だが、最初から最後まで全くもってそのとおり。
山口村の合併騒動について、問題点を最も的確かつ簡潔にまとめた文章だと思います。
越県合併を議員提案、多数で可決見通し
木曽郡山口村と岐阜県中津川市との越県合併問題で、県議会は21日、総務省に議会運営委員長を派遣、合併関連議案について「議員提案は可能」との同省見解を確認した。これを受けて全11会派が議員提案を協議し、9会派の代表が同日夜に議員提案した。議案は22日中にも賛成多数で可決される見通し。
古田芙士議長らは21日午前、田中康夫知事と面会し、今議会中の議案提出の意思があるかどうかを最終確認した。知事は「議案を出す考えに至っていない」と述べ、提出の意思がないことを改めて示した。
一方、総務委員会が前日から県側に要求している総務省見解について、知事が回答を拒否し続けているため、古田議長は平野成基・議会運営委員長を議長代理として総務省に派遣した。
同省は議員提案に対する地方自治法上の解釈として、
- 議員提案は可能
- 議会の議決で地方自治団体の意思を決定する
- 議決後、知事は申請する義務を負う
−−との見解を示した。荒木慶司・大臣官房総括審議官名の公式文書として、数日後に議会側に通知されるという。
平野委員長は「地方自治法の主管官庁である総務省の判断は非常に重い」と述べ、議決後の再議や訴訟の動きを牽制した。
県議会は同日午後6時過ぎ、全11会派(58人)の代表者会議を開き、議員提案について詰めの協議をした。当初、議員提案に慎重だった会派も「知事は提案権を放棄したと考えられる」として提案に賛同した。9会派の代表の連名で議案を提出することになり、提出者と議案賛同者は49人に上った。
会派内で議案に対する賛否が分かれているのは、「県民協働・無所属ネット」(6人)と「トライアルしなの」(4人)。反対は「あおぞら」(3人)。あおぞらの宮川速雄代表は「山口村民には信州人としての誇りを持ってほしい」と語った。
議員提案の方針が決まったことを受けて、山口村の加藤出村長は「少し先が見えてきた。議会の取り組みに感謝している。知事には議決後、速やかに国へ申請してほしい」と述べた。
(12/22)朝日新聞
「山口村合併」議員提案 県会再延長し可決へ
県会11会派のうち9会派の代表者が21日夜、木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併に関する2議案を、古田芙士県会議長に共同で提出した。議長を除く議員57人のうち、49人が共同提出者・賛成者として署名しており、県会は同日深夜に会期をさらに1日延長。関連議案は22日の本会議で賛成多数で可決される見通しだ。
可決後、田中知事が総務相に速やかに合併申請すれば、来年2月13日を期日とする両市村の合併は実現する。越県合併に反対の意思を明らかにしている知事の対応が焦点となる。
総務省はこの日、古田議長が派遣した平野成基・議会運営委員長に対し、地方自治法上、越県合併関連議案の議員提案は可能で、議案が可決された場合、知事は総務相に合併を申請する義務を負う、との公式見解を文書で示した。
議員提案した関連議案は、来年2月13日の越県合併を総務相に申請する議案と、山口村にある長野県の財産を岐阜県に帰属させる議案の2件。知事与党的会派のトライアルしなの(4人)とあおぞら(3人)を除き、自民党県議団(議長を除く8人)、県民クラブ(7人)、共産党県議団(6人)など9会派の代表者が共同提出した。3会派では、賛成者になるかどうかで所属議員の対応が割れた。
議案書は、議員提案の理由について、知事から提案がなく、山口村や関係市町村の混乱が避けられない状況にあると指摘。「市町村の自治の尊重や、地域住民の福祉の向上などの観点を総合的に勘案した結果、これ(越県合併)を認め、総務大臣に申請することが適当であると判断する」としている。9会派は当初、総務委員会発議による議員提案を模索したが、できる限り議会の総意で発議する形をとるために変更した。
県側が提出した議案を審査した総務委員会が夜にずれ込んだため、午後11時40分からの本会議で会期の再延長を決定。22日午前零時30分すぎに再開した。一般会計補正予算案をはじめとする県側提出議案の採決、県民クラブの宮沢敏文会長による越県合併関連議案の提案説明まで予定し、議事を進めた。22日午前10時から本会議を再開し、越県合併関連議案は総務委員会の審査を経て可決する見込みだ。
合併関連議案の議員提案 同一都道府県内の市町村合併や都道府県の境界をまたぐ合併の申請について、地方自治法第7条5項は「関係のある普通地方公共団体の議会の議決を経なければならない」と規定。議案の提出者については規定しておらず、総務省は団体(県)の意思決定のための議決事項として、首長に代わって議会が提出する議員提案も可能―との解釈を示している。同条は、議決後、総務大臣に申請するのは都道府県知事と定めている。
12月22日(水)信濃毎日新聞
未明の県会 疲労濃く 関係者 足かけ4日「参った」
木曽郡山口村の越県合併関連議案をめぐり足踏みした十二月県会定例会は二回の会期延長の末、二十二日未明、やっと本会議開会にこぎつけた。二十一日も朝から田中知事と協議してきた県議、議員提案の要請活動をしてきた加藤出・山口村長ら村関係者に疲労の色がにじんだ。が、議場は、開扉されると再び緊張感に包まれた。
二十二日午前零時四十分から始まった本会議。傍聴席は山口村と中津川市の職員ら約四十人。加藤村長は大山耕二市長と隣合わせでほぼ中央に座り、ずっと腕組みをしたまま審議を見つめた。まだ山口村合併議案までたどり着かないため、そのまま眠ったり時折首を回しながら傍聴する人たちもいた。
日程上の県会最終日に照準を合わせ、思いを伝えたいと十九日から長野入りしてきた両市村の関係者には極めてハードな日々。「参ったよ。これで足かけ四日だ」。十九日昼に中津川市を出発した木村修・市長公室合併準備室長。委員会室で待つ間、椅子に足を投げ出し、めがねを外して寝る同市職員も。「四十六年前の話を聞いているので、あんな歴史は繰り返したくはないのだが…」と別の市職員が疲れた表情を見せた。
一方、本会議開会前、発言を予定している県議は「全然、疲れないよ」。ただ古田芙士議長はくたくたの様子。予鈴が鳴ると控え室から出てきて議場前のソファに腰を下ろし、目をしばたかせた。
日付がかわって本会議が再開することになり議場の席に向かう県議=22日午前0時半
12月22日(水)信濃毎日新聞
議員提案「山口村越県合併」 延長県会本会議で可決
県会12月定例会は会期を再延長した22日午前10時から本会議を再開し、田中知事に代わって議員提案された木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併関連議案の審議に入った。提案説明への質疑を経て、総務委員会が議案を審査。関連議案は同日午後の本会議で、賛成多数で可決された。越県合併が実現すれば、「平成の大合併」で初めてとなる。
同日午前3時すぎまでの本会議で、県会11会派のうち9会派の代表者ら49人が共同提出者・賛成者として議員提案した関連議案について、県民クラブ会長の宮沢敏文氏が提案説明。山口村が住民意向調査などで越県合併を決めた経過を踏まえ「住民の意思、住民自治が最も尊重されるべきだ」と主張した。
本来は知事が提出すべき議案だと指摘する一方、来年2月13日の合併期日に間に合わせるため「提案するのは苦渋の選択」と理解を求めた。
同日午前の本会議では、今井正子氏(トライアルしなの)、宮川速雄氏(あおぞら)が提案説明に対し、「合併反対の少数者を考慮しているか」「(議員提案は可能などとする)総務省の見解は正式なものか」などと質疑。宮沢氏は「民主主義の原則は当事者の多数を占めた決定を尊重することだ」「見解は総務省の総意」と答弁した。
総務委には参考人として加藤出山口村長、大山耕二中津川市長らが出席。住民の間に生まれつつあるしこりの解消について、加藤村長は「合併が決定すれば賛否を問わず、同じ地域に住む住民として支え合っていきたい」と説明。大山市長も「山口村が木曽にルーツを持つことを大事にしながら、まちづくりを進めていきたい」と述べた。
田中知事は22日未明の本会議後の取材で、議員提案について「ようやく県民の間でも深い議論が行われるようになった。失うことの空しさを県議の方々もほどなく感じるようになるのではないか。きわめて残念だ」と述べた。
12月22日(水)信濃毎日新聞
議論なら昭和の大合併の時にすでにやっているし、今回の合併にしても2001年からすでに村では意識調査で合併方針の民意が出ており、いまさら何を言っているのか、という感想しか無い。
社説=越県合併問題 議決に沿って速やかに
木曽郡山口村の越県合併をめぐる長野県議会の論議は、異例の展開になった。関連議案が知事から出されなかったため、議員提案で可決している。本来の手続きと異なる形にならざるを得なかったのは残念だ。混乱は終わりにしなければならない。
議員の多くが繰り返し提出を求め会期も延ばした。知事の姿勢が変わらなかったことから提案に踏み切っている。十一会派あるうち九会派の代表者ら四十九人が共同提出者・賛成者に名を連ねた。夜に出し翌日に賛成多数で可決する慌ただしさだ。
議案を出す責任は本来、知事にある。議会にすれば、あくまで提出を求めていく選択肢もあった。その場合、二月半ばの合併実現は望めなくなる。議員提案は可能―とする公式見解を総務省が示してもいる。自ら出すほかないとの判断は一理ある。
知事の対応が生じさせた問題であり、展開だ。議会でのやりとりは結局、議案を出すのかどうかに偏らざるを得なかった。村の民意を基本に据えたうえで長く築いてきた歴史やつながりをどう守り、生かすか。将来に向けた議論を十分に深められなかったのも心残りである。
提案した議員にしても村との決別を望んでいるわけではない。共に信州を形づくってきた。岐阜県中津川市へ合併してしまうのは寂しく切ない。文豪島崎藤村の出身地、旧中山道の馬籠宿を擁する地である。村内に反対が残ることも承知している。
あえて出したのは、そこに暮らす人たちの意思が何より大事にされなければならないと考えるからだ。村は村民意向調査などで慎重に民意を確かめ、県とも協議しながら手順を踏んできた。そこを踏まえればこそ、身を切る思いで議決している。
議決されたものの、事の完全解決ではない。最終的にどうなるかは依然、知事の行動にかかる。地方自治法上、県境を越えての市町村合併は関係する自治体の申請を受け、総務大臣が定めることになっている。国に申請するのは知事の役目である。
引き続き村の意思が宙に浮くようだと、行政の組織や予算など多方面に影響が及ぶ。「昭和の大合併」では越県合併をめぐり、地域に深刻な亀裂を生んだ歴史がある。再び苦しませることがあってはならない。
議会の議決によって長野県としての意思ははっきりした。この先なおごたごたを続けるのでは混乱の収めどころを失う。合併予定の期日まで時間は限られている。村、県議会の苦渋の決断を重く受け止め、議決に沿った手続きを進める必要がある。
12月23日(木)信濃毎日新聞
住民の気持ちを認めて/国も傍観しないで 県民の声
県内各地で合併論議に参加したり隣県に接する山あいの人たちは、山口村の越県合併をめぐり紛糾した県会論議をどう受け止めたのか―。村に混乱を招いた知事の手法などに疑問や批判がある一方で、混乱を収拾できない国への注文も出た。
新潟県津南町と隣接している下水内郡栄村秋山郷で旅館を経営する福原初吉さん(80)は「中津川市と経済や教育、医療の面で関係が深い山口村は、津南町と栄村との関係に似ていて、県外に目を向ける住民の気持ちはよく分かる。知事は住民の気持ちを受け止め、合併を認めてあげるべきだ」と訴えた。
「知事の今回のやり方で、住民感情の溝が深まった。対立を解消することも知事の役目ではないか」と注文するのは、下伊那郡喬木村の会社員元島賞子さん(49)。飯田市など三市村と合併せず自立を選んだ喬木村で、女性有志に呼び掛け合併に関する学習会を十二回開いた経験を踏まえ、「村は手順を踏んで合併を決めたのだから、知事は、推進派も納得できる村の将来像を示して反対する必要があった」と話す。
四月に合併した東御市の団体職員小林経明さん(46)は「国も傍観せずに、合併特例債というアメで合併を推進している以上、スムーズに行うための手伝いの役割を担うべきだ」と、国の姿勢に疑問を投げ掛けた。
一方、来年一月に長野市に編入合併される更級郡大岡村で昨年、合併反対の署名を募った横山紀典さん(64)は「住民投票で民意が分かるわけではない」と強調する。「民意は、行政が情報をすべて開示し、村民が議論し時間をかけて築き上げるものだと思う。知事の主張は分かるが、口を出すにはもう遅い」と指摘した。
北安曇郡池田町の短期大学生寺沢愛子さん(20)は「知事の行動で山口村のことを考えるようにはなった」。自分なりにこの問題の答えを見出したいが、「財政や暮らしの不便さは分からないから、結局、そこに住む人の意見を重視することが大切ではないのか…」と迷った。
12月23日(木)信濃毎日新聞
いつ決着?村に動揺 知事の熟考に「またか」
十二月県会本会議で二十二日可決された木曽郡山口村の越県合併関連議案に関し、田中知事が記者会見で国への申請の明言を避けたことに、加藤出村長は「年内に総務省に申請してほしい。最後のお願い」と訴え、村にも動揺が走った。午前零時半の本会議開会からの長い一日。結局、村民にはいつ決着するか分からない懸念だけを残した。
「またか」。三日間村長と連絡を取って県会の動きを見守ってきた楯政彰助役は同日午後六時五十分すぎ、村役場で知事会見のインターネットの生中継を見て、こう漏らした。
一時間前、賛成多数の議決に「一つ楽になった」と笑顔を見せていた助役の表情が、また険しくなった。「合併後の地域づくりに向けて九月から予定していた準備が全くできなかった。時間は戻ってこない」。合併に向けて一日も無駄にできない村の窮状を訴えた。
合併推進の立場で運動してきた「馬籠を愛する会」の大脇真代表は、越県合併議案を県会が採決の時、岐阜県中津川市内の勤め先にいた。同僚の多くは中津川市民。投票風景を映すインターネットの生中継を十人ほどで囲んだ。古田芙士議長が可決を告げるや「万歳」の声が上がったという。
大脇代表は「議決後の総務省申請は法律で義務づけられているはず。知事が誠意ある態度を示してくれるのを見守りたい」と話した。
合併反対の運動を続けてきた「信州木曽路山口村の会」代表で山口村議の庄司由美さん(62)は「県議に(越県合併議案の)提案権はなく、議決は無効だ。このような暴挙に基づいて知事が総務省への申請をするはずがない」と話した。
12月23日(木)信濃毎日新聞
山口村の村民は、何年も前から合併の議論を続け、住民アンケートでも村議選でも村長選挙でも住民投票でも全て「合併賛成」という答えを出している。
その民意を無視して「知事権力を利用して合併を阻止しようとする左翼団体代表=庄司由美」の行為ほうが、よほど「暴挙」です。
庄司由美という人物が左翼思想に基づいて行動するのは結構ですが、村民の民意を無視して知事をたきつけ違法行為を推進するのはやめていただきたいですね。
越県合併議案可決 知事「しばし熟考」
木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併問題で、県議会は22日の本会議で、議員提案された越県合併関連議案を賛成多数で可決した。議決後、古田芙士議長は田中康夫知事に速やかに総務相に申請するよう文書で要請したが、知事は今後の対応について明言しなかった。「平成の大合併」で初となる県境を越えた合併は、知事にボールが投げられたまま、依然として先の見通しが立たない状態が続く。
田中知事は議会閉会後の記者会見で、合併関連議案が可決されたことについて「信州人の一人として、県議会の判断は切ない」と述べ、今後の焦点となる総務相への申請については「しばし熟考させていただきたい」として明言しなかった。
また、総務省が「議決後、知事が申請しないのは違法」との見解を示していることを問われると、「さまざまな諸説がある」として、違法性の認識について明言を避けた。
本会議の採決では、清沢英男氏(緑のフォーラム)が採決前に議場を出たため、議長を除く56人が記名投票し、賛成49、反対7の賛成多数で可決された。
全11会派のうち、自民(9人)、県民クラブ(7人)、共産(6人)など8会派は全員が賛成。あおぞら(3人)は全員が反対した。県民協働・無所属ネット(6人)とトライアルしなの(4人)は賛否が分かれた。
採決に先立ち、賛成、反対の討論が行われた。賛成討論では、「村民が民主的ルールで決めたなら、『議会人』として賛成せざるを得ない」(平野成基氏、自民)、「苦渋の選択で村の人が決めたことなので、合併に従うことにした」(村上淳氏、県民クラブ)との意見が出た。
反対討論では、「強い反対運動が残る中で、県議会で決めていいのか」(島田基正氏、トライアルしなの)、「信州、木曽路街道を守らなければならないというのが信州人の気概だ」(田口哲男氏、県民協働・無所属ネット)との意見があった。
議員提案は21日夜に行われ、延会手続きを取ったあとの22日未明に、議案に名を連ねた49人を代表して県民クラブの宮沢敏文会長が提案理由を説明した。
同氏は「本来は知事が出すべき議案。これまで住民自治を尊重すると言っていたにもかかわらず、議案を放置していたのは誠に残念だ」と知事の姿勢を批判したうえで、「山口村が合併を進めるうえでの民主的なプロセスを尊重することが議会の責務だ」と述べた。
議案はいったん総務委員会に付託され、参考人として出席した山口村の加藤出村長が「これまで、山口村を育てて頂いたご恩は忘れません」と涙声で謝意を述べると、委員からもすすり泣きが漏れた。
《解説》
今回の混乱の背景には、主役の田中知事自身が「越県」という特殊な合併形式を消化しきれず、県民の意向を読み誤ったことが挙げられる。
今年2月、山口村の村民意向調査で賛成が上回ると、村の判断を尊重する姿勢を見せた。半面、自ら主張する自治体の「自立」を選択してもらえなかったことには不満そうな表情も残していた。その後、反対派住民や県議と接触を重ね、次第に反対姿勢を強め始めた。
山口村が島崎藤村の出身地であることを強調し、「山口村は信州人の精神文化の礎」と訴えた。「長野県が溶けてしまう」「『信濃の国』が歌えなくなってしまう」とも語った。
確かに、知事の言うように、県境が変わることや、信州の象徴でもある文豪の地が他県に移ることがどんな結果をもたらすのか、議論が十分だったとは言えない。一部文化人からも遅まきながら同様の意見が出ている。
しかし、急に持ち出したそんな訴えが、県民に響いたかというと答えはノーだ。10月下旬、県世論調査協会の県民世論調査で、合併を決める際に最も尊重すべきは、「山口村・村民」の判断とする人が78%に上った。「中二階」的存在の県の枠組みにこだわるより、住民により身近な市町村の意向が重要という意思の表れだった。
かつての「昭和の大合併」で、旧神坂村と中津川市の合併に知事と県議会は強硬に反対したが、今回議会の大勢は住民意思の尊重だった。
知事が最初に望んだ「県民全体の議論」は一定の目的を果たしたのではないか。議会の意思決定を尊重できないと言うのであれば、県政は成り立たない。「熟考」の末、事態の収拾を図るのが知事の務めではないか。(園田耕司)
(12/23)朝日新聞
以下に紹介するのは、田中康夫支持者である吉本芸人のタレント「勝谷誠彦」が書いた暴言です。
■2004年12月23日 (木) 県土売る「破戒」外道跋扈の信濃は「夜明け前」。
5時起床。
<木曽路はすべて山の中である>。
文豪島崎藤村がこう書いた木曽路というのはどこにあるかという国語の試験にはこれから「長野県」と回答してはいけない。
文豪の生誕地であり木曽路の入り口となる馬篭の宿とそこを持つ長野県山口村を長野県議会は岐阜県に売り渡したからだ。
廃藩置県その後の統合をへて作り上げられた長野県のカタチを信州人はついに変えることとなったのである。
http://www.shinmai.co.jp/news/20041222/mm041222sha31022.htm。
未来永劫県民の財布に手をつっこみ世襲制の下劣な土建利権で子々孫々飯を食うつもりのところに良民常民の県民たちによって呼び寄せられた田中康夫という人物が登場したがために慌てふためいた外道どもはその意趣返しのためについに信州の歴史と文化を捨てたのだ。
議員提案書には49人の名前が記されている。すべての信州人よそして信州を愛する人々よ。この名を記憶せよ。
まことに歴史においても希有なる本当に文字通り県土を売り渡した外道どもの名前を銘記せよ。
驚いた。売国奴という言葉をよく使う私ですら物理的に土地を売り渡すキチガイをこの目の黒いうちに見ることになるとは思ってもみなかった。
国ならぬ県を売る売県奴。なるほど県の領域そのものが商売になるのかといまこの瞬間にも無数の同類どもが日本国各地で頷いているであろう。
実は金のためにやらかす程度の低能はまだ知れている。私が恐れるのはこういう事には異様に鋭い信濃町の法華あたりが両手を打っているのが目に浮かぶからなのである。
土建利権外道と小坂家の機関紙・信濃毎日やコトの重大性に気付いていない中央の阿呆メディアがまだ報じていないことがある。
かかる安易な自治体の移籍はゲリマンダーを生むのに充分なのだということだ。ゲリマンダーがわからない人はここを見るべし。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=107684。
いいですか。ある政治家が村や町で過半数を押さえれば自由にその村や町を自分の選挙区の中に持ってこれるようになればどうなるのか。
住民票の移動という地道な(嘲)作戦を展開していた法華は一気に有権者の大量移動が可能になったとして狂喜しているであろう。
山口村で田中康夫に投票していた人々はその機会を永遠に奪われたのですよ。このことの背筋が凍るような恐ろしさをあなたにはぜひわかっていただきたい。
平成16年12月22日。信州は売られた。歴史書はやがてそう記すであろう。
勝谷誠彦
2004年12月23日(Thu)
長野県山口村、岐阜県中津川市と越県合併へ!
田中康夫長野県知事が、山口村の岐阜県中津川市との合併申請について議会提案していなかった問題は、結局議員提案され議会の多数によって可決したことで決着した。
今後、田中知事が国への申請を速やかに行わないなど、例によってしつこく抵抗することが予想されるが、村民の民意によって決められたことを県議会が尊重する結論をだしたという事実を踏まえれば、この合併に反対することは民主主義を踏みにじるものと言わざるを得まい。
この問題では、いつも鋭い切り口で正論を展開する勝谷誠彦氏が、
<
「山口村を長野県議会は岐阜県に売り渡した」
と述べるなど、田中知事べったりの活動をしている。
売り渡したというからには、長野県議会が岐阜県から山口村と引き換えに何か対価を得たということになる。
事実としたら大変なことだが、何か確証があって言っているのだろうか。
しかも
<
「ある政治家が村や町で過半数を押さえれば自由にその村や町を自分の選挙区の中に持ってこれるようになればどうなるのか」
とゲリマンダーとまで言っている。
今回の山口村の選択は大量の住民移住で町をのっとろうとしたオウムの事例などと同列のことではない。
もともとの住民自身の選択である。これを否定しては民主主義は成立しないではないか。
町や村の過半数を押さえることがどれだけ大変なことか、考えてみるべきだ。
それができたとして、自由に操れるかのごときことを言うのは、勝谷氏としては感情的になりすぎているとしか思えない。
山口村は、中山道の馬篭宿で有名な村だが、地形的には道はここから馬篭峠を越えてから木曽川沿いに下っていく。木曽路の入り口なのである。
中津川市という行政界の中になったからとてその伝統が失われるはずはない。岐阜県になったからとて島崎藤村がいなかったことになる訳でもない。
村役場は馬篭ではなく木曽川沿いにあるが、すぐ対岸は岐阜県坂下町と中津川市である。岐阜県坂下町や川上村へは山口村を通る国道19号から行くようなことになっている。
村の生活、経済の実態はすでに岐阜県に大きく依存しており、岐阜県に入ることで例えば村の企業が岐阜県側の公共事業に参入できるなど、村民にとって大きなメリットもあるだろう。
長野県民として寂しい気持ちも当然だが、議会の選択はここまできたら気持ちよく送り出してあげようというものであろう。
勝谷誠彦氏への反論のようになってしまったが、そもそもこの問題は、田中康夫知事が地域の自主的な選択を妨害しようとしていることにある。
自分たちの地域の将来は自分たちが決める。山口村の中にも反対論があるのは当然だが、民主主義の手続きによって議論が積み重ねられ、決められたことである。
田中知事らは、長野県の(知事の言葉を借りれば信州の)形が変わることが伝統や文化を破壊するものなのだというような主旨のことを理由としているようだが、そもそも今の都道府県の区域はそんなに長い歴史をもっているのではない。
廃藩置県後、若干の変遷があり今の47都道府県となっている。かつての藩が分断されたところもあるし、地形的に無理のある境界もある。
国の領土とはそもそも違うのである。知事はたとえ少なくとも、長野に残りたいという県民を護る責務があるということを国が国民を護ることと同列に主張している。
同じレベルの話ではないことは明らかであろう。
「信州が信濃が、長野県でなくなってしまうことへと繋がりかね」ないとしているが、山口村の住民が長野県への帰属意識より中津川への合併を選択したことについて、長野県民全体が反省すべき点がないか、検証してみるべきではないのか。
県域を変えることになるから村だけで勝手には決めることができないことも当然で、だから県議会での議決を必要とする仕組みになっている。
ここで自分の考えと違う結果が出そうだからと言って、議案を提案しないなど、知事の職責を無視して抵抗を試みる知事の態度は、民主的でもなければ法治でもない。
知事職はパフォーマンスの舞台ではないのである。
Posted at 12:33 by tomozo木曽郡山口村の越県合併問題
Posted by ひろさく「Daily News」 さんat 2004年12月28日 00:20
木曽郡山口村のホームページを見ると、もともと山口村は美濃の国に属していたという記事が真っ先に飛び込んできます。
江戸時代は尾張藩に属し、明治以降の町村合併で筑摩県となり、昭和三十三年、神坂村のうちの峠・馬籠・荒町地区が山口村に編入合併、神坂村が岐阜県...
● 12月県議会 山口村合併問題
12月県議会は2日始まり20日までの予定で行われる。注目点はなんといっても、山口村の越県合併問題。
田中知事はこの議案の審議を議会側に提案していない。このままでは山口村の合併を議会で審議しない事態となる。
山口村からは合併の要望書が知事宛に出されているのだが、田中知事はこれを無視。
知事は本来、合併の申請が当該の市町村から出されたら、それを議会で審議するようにはかり、その結果を総務省に申請する義務を負っているだけーなのだが、田中知事はこの”申請する義務”のところを拡大解釈して、申請するかどうかの判断権が知事にあるかのように主張している。
そんな判断権は知事にはなく、知事は提案されたら自動的に申請するのがこの法の趣旨。
田中知事は
「提出時期を決めるのは知事の裁量」
とも言っており、これは違法性を認識しているので、”時期”という法の網のかかっていない部分で自分の意思を政策決定に反映させようというもの。
このようなやり方はまさにオキテ破りで、到底容認できることではない。
あまりにおかしなため、小林公喜総務部長も11月26日の県議会総務委員会で、
「知事は議会の議決を得るために合併関連議案を出す義務がある」
と言わざるを得ないような事態になっている。
なお、この小林総務部長は03年9月議会の議場で、田中知事から叱責され、その場面がバッチリテレビカメラにも撮られ、大恥をかかされている。
それが原因でその後3ヶ月に及ぶ長期出社拒否。
その当時は、
「ぶん殴って辞めてやるぅー!」
と息巻いていたと県庁内で噂され、てっきりそのまま辞めると思われていたのだが、田中知事が人工膀胱取り付け手術で入院したのと同じ病院に仮病・・・
いや違った、謎の入院。その後復職し、なぜか厚遇されている幹部職員。
詳しくは過去号でー。
- http://www.melma.com/mag/68/m00060168/a00000106.html
- http://www.melma.com/mag/68/m00060168/a00000124.html
議会各派は、会期中に田中知事が議案提出する可能性が残っているので、それまで様子見状態。だが、田中知事が提出することはまずないだろう。
それはなぜかといえば、出さなければ議会は会期延長か、臨時会を開催して、山口村合併を議員提案してくる可能性が高いと踏んでいるからだ。
会期延長や臨時会自体も異例だが、それに加えて議員が議案提案するというのも異例。異例大好きの田中知事にとって、そうなれば好都合。
長野県議会始まって以来の異常事態発生ということになってまたまた、マスコミが大騒ぎ!
田中知事としては話題さえ作ればいいのだからそれでOKーということなのだ。
また、議会が提案してこなければ、ほぼ自動的に合併はできなくなり、従って「合併を阻止した知事」というキャッチフレーズを得られるのでそれでもいいーということになる。
つまり、田中知事としてはどっちに転んでも自分の得点になるというわけなのだ。
しかし、そこには山口村のことなどまったく考えていないーという田中知事のドス黒いメッセージを感じ取らないわけにはいかない。
知事としての立場より、知事を辞めた後、”作家・田中康夫”のコメンテーターとしての価値を高めるための行動をしているーというようにしか見えない。
議会は合併を議員提案すべきかどうか迷っている。
ここで悩ましいのは、田中知事は山口村の将来のことなどまったく考えずに行動しているのだが、議会はそうはいかず、田中知事にダメージを与えつつ、山口村にもいい結果を導き出さなければならないことだ。
田中知事は口先では改革を唱え、県民のためーと言っているが、実際やっていることはそれを装って逆のことをやっているーという典型的見本。
これには、これまで田中知事寄りの姿勢を示していた共産党県議団もさすがに冷めた態度をとっている。
共産党議会関係者も、これまでは世間から批判されることの多い田中知事の行動を、擁護、ないし、説明することが多かったが、今度ばかりはその姿勢はなく、淡々と”解説”する姿勢に見えた。
同村馬籠宿は作家・島崎藤村の出生地で、そのため
「島崎藤村生誕の地を渡すな」
というのが合併反対派のひとつの拠り所となってきた。
しかし、その情緒的反対の根拠も、その島崎藤村の孫の妻(68)が
「合併問題に藤村が巻き込まれ、困惑し、傷ついている。
実際に今、村で生活している住民を大切に考え、勇気を持って議案を提出してほしい」
と書いた手紙を、加藤出山口村村長に託し、11月26日に田中知事と古田芙士議長に渡されて、説得力を失っている。
田中知事がなぜ9月ごろになって、急に合併反対を強く言い出したか不思議。その訳が分かる人はいない。
当の山口村の村議でさえも、
「なぜか分からない」
と首を傾げる。
普通では考えられないことだ。
山口村の合併推進派は、このまま合併できないようだったら、田中知事へのリコール運動も考えている。
山口村の人口は約二千人だが、たとえ数は足りなくても一寸の虫にも五分の魂があることをリコール署名を通じて田中知事に突き付けたい
ーとしている。
ところで、この合併に反対の立場から活動している松本市の山根二郎弁護士は共産党系の弁護しかと思われていたが、そうではなく、右翼系であることがわかった。
松本空港の滑走路延長問題などで、県のやることにいろいろ異議を唱えていた弁護士なので、てっきり共産党系の弁護士かと県庁職員の中でも思われていたが、まったく逆の立場の弁護士のようだ。
田中知事に異議を唱える立場の永田恒治弁護士は、この山根弁護士の松本深志、東大の同級生。
永田弁護士も過去に県を相手に様々な訴訟をしていたので、共産党系の弁護士かと思っていたのだが、聞いてみれば、
「俺は任侠系だ」
と言うではないか。
「共産党が正義の党だなどと信じるのはおかしい」
とまで言うのだ。
「腰が据わっているか」どうかが人物判定基準のようで、それが口癖でもある。
私はこの基準をクリアしたようだ。
某銀行元頭取のことを”事件屋だ”などとも言うのだが、この弁護士にかかると大抵の人は事件屋呼ばわりされるのだからたまらない。
境を作る人
日本全国で地方自治体の合併が盛んだ。
この合併の流れ自体が良いとも思わないが、各地で悲喜こもごもの騒動があるのだろう。
特に岐阜県と長野県で起きている「越県合併問題」というのは、長野県のスター田中康夫知事の存在もあって注目されている事だろう。
例えばこのページを見ていただこう。
http://www.nagano-np.co.jp/minikikaku/yamaguti.html
当の山口村民の意識調査が掲載されている。
合併に賛成がほぼ6割という値に達している。無効を見てみるとわずかに10人、0.64%という数字にこの問題に対する住民の注目度が窺える。
山口村といえば
所謂 木曽路、国道19沿いの山深い場所にある。わたしにとっては、スキーであるとか蕎麦を食べに出かけるときに通過する程度でさしてなじみはない。であるのでまったくのマスコミ情報をベースにした感想しか持たないのだが。実利的、実際的な合併賛成派に対する、心情的な合併反対派という感想を持っている。
住民の6割が合併に賛成であるという理由は、山口村の住民にとって既に長野県とのつながりよりも岐阜県、それも中津川市とのつながりの方がより深いからであるそうだ。
山口村の住民は急患が出れば中津川の病院に搬送されるそうだし、高校ともなれば越県通学の生徒も多いと聞く。更にゴミの収集その他にしても中津川市との連携が深いらしい。
何よりも地元住民の意向を最優先に考えれば良いと思うのだけれど。
さて、そんな中でこれだ。
まあ、わたしにとってはなんということ無い文章なんだけど。
「勝谷誠彦の××な日々」の「2004年12月19日 (日) 高松宮喜久子さまに心から哀悼の誠を捧げたてまつる」にこうある。
<
読者の中には長野県在住の方がかなりおられると思うが今朝の信濃毎日新聞の経済面をぜひ見ていただきたい。
全5段を使った意見広告がお目にとまると思う。
(略)
コピーは不肖私が書かせていただいた
勝谷誠彦の××な日々彼の言うとおり「井出孫六さん内田康夫さん藤田宣永さんをはじめとする長野在住の作家の方々の名前が並び」それなりのヒトもいるだろうに、まったくおっちょこちょいのでしゃばりだなぁ。
で、こうなる。
加瀬清志ドットコム「2004.12.20 心を打つ文章が書けない表現者ってだれ?」
とても信州の歴史と文化を大切にしたいと心底思っている表現者の書いた文章ではないと思ったからである。
「失いたくない。信州人の宝、藤村の山口村を。」とその文章には見出しが付けられている。
山口村が信州の宝なのは、島崎藤村を生んだ地だからなのか?
その山口村に今までこの表現者さんたちは何をしてきたのか?
どうせアピールするなら、もっと読む者の心を打つ文章を書いて欲しかったなあ。
藤村を持ち出したことで、この文章は多くの共感を得られないと思った。名うての表現者の名前が散見するのに、どうしてこんな情けない文章になっちゃったんだろう。
きっと、ひとりの、それもいちばんレベルの低い書き手にまかせきっちゃったんだろうね。残念。
加瀬清志ドットコムもう一度勝谷のエントリーからひこう。
<
長野県の南の端にある山口村というところが全国で初めての越県合併で岐阜県に行ってしまおうとしていることに対して全県的にもう一度考え直そうではないかという呼びかけなのである。
(略)
もちろんそれぞれのコミュニティの方々の意志は尊重すべきだがでは県なるまとまりと県人の意志というものはどこにあるのかという議論でもある。
勝谷誠彦の××な日々そもそも「長野県」なるものの成り立ちからして長野と松本の間に穏やかならぬものがあることを勝谷は知らないのだろうか。
まるで深みのない男だな。
今回の問題。山口村を長野県に引きとめようという心。それは要りもしない「境」を作ろうという心に他ならない。
田中康夫ほどの男がこの「境」になぜこだわるのかは判らない。彼の頭に一瞬でもレノンの詩が横切らないものかな。
♪Imagine there's no countries
it isn't hard to do
教えてもらった。
つらつらっとしか見ていないけど、根深いものがあるな。
2004-12-24
2004.12.24
信州人は大の議論下手
※ 勝谷&K嬢
勝つぁんの昨日木曜日の日記もコピペしようかと思ったんだが、あまりに長すぎるので、長すぎる割には読むべき所は一切無い。
これ、全編単なる罵詈雑言で、さすがに普段から罵ってばかりいると、こういう時にはまるで「自動筆記」みたいに筆が勝手に走るんだろうな。
【日本一数多く、満州やブラジルに太鼓たたいて笛吹いて県民を送り出し、多くを地獄の底に突き落とした県民性のDNAは連綿と息づいていることをまざまざと知らしめたわけである。】
上は、勝谷モードに入ったK嬢の日記です。
もはや、田中支持者は、山口村問題で、罵詈雑言を繰るしか手が無くなった気の毒な惨状がここにも現れている。
こういうことが、田中康夫の手詰まり感を暴露するだけだという思考が働かないのは、本当に気の毒なことです。
岐阜県は満州でもブラジルでもない。
今現在、すでにそこが山口村住民の生活圏として機能しているという事実がK嬢にはわからないようで。
岐阜県は「地獄の底」だってか(~_~;)。
私がいつも長野県民に関して一番苛々して、駄目だと思うのは、こういう無知蒙昧な発言が為された時に、一切、反論しないのね。
たとえば勝つぁんの創価学会や土建屋罵りにしても、地元において、最低4度の、民主主義に則った意思確認がなされたことや、各種世論調査で県民の過半数が、越県やむなしと判断していることには一切触れないわけです。
あるいは県議会で共産党すらが、止む無しと判断していることにも触れない。
信州人は、よく議論好きだと言われる。これ嘘ですよ。もう大嘘。誇大広告も甚だしい。信州人が自分たちに対して抱いている単なる幻影に過ぎない。
私が真に議論好きな信州人であったなら、この二人に敢然と挑みます。もしことが鹿児島県で起こり、二人が鹿児島県民だったら、徹底して糾弾します。断じて黙殺はしない。
二人を糾弾するサイトを立ち上げ、毎日、この二人の嘘八百を暴き、「出鱈目を垂れ流すな!」と議論を挑むメールを毎日送り付け、二人からどういうレスポンスがあったかを克明に報告します。
でも、「信州人は議論好きですから」と胸を張る長野県民に、そんな気概は微塵も無いわけだ。せいぜい2ちゃんねるで、匿名の影に隠れて笑いものにするだけ。
実名でことを構えようなんて度胸は全く無い。信州人の「議論好き」は田中康夫のペテンと同レベルに嘘っぱちな話だ。
いくら支持率が下降線を辿っているとはいえ、勝つぁんが軽井沢都民とはいえ、メールアドレスを公表し、出鱈目や罵詈雑言でも垂れ流す勇気を持った信州人がここに二人いるのに、県民はそれを放置して言わせるままにしているわけです。
山口村にだって、インターネットできる人間はいるでしょう。土建屋土建屋と罵られ、また創価学会の名前も出されて、どうして県議会の議員は黙っているんでしょう。
とりわけ勝谷誠彦に関して言えば、彼がこんな下劣な文章を書ける最大の理由は、県議会の誰一人として、黙殺するだけで、正面切って抗議しないからですよ。
せめてご自分のサイトで、県議会に関してこんな出鱈目を書き散らかしている文化人がいるから自分はかくかくしかじかの抗議を毎回行っていると、どうしてその程度のことが出来ないのか。
ネット時代の政治をまるで理解できていない。
>※ 勝谷&K嬢
件の新聞広告が掲載される以前に、信濃毎日新聞の読者投書欄に、内田康夫先生の合併反対の投書が掲載されておりました。
もちろん、合併賛成(というよりは、山口村民の民意を尊重せよ!ですね)の趣旨の投書も掲載されております。
正直、県内有権者への影響力はこちらの媒体の方がネットより遥かに大きいのではないかと思います。
そのうち、暇ができたらテキストorPDF化したいとは思いますが現在、スキャナも箱に収まっているような状態ですのでしばしご容赦ください。
ただ、正直なところ、
>信州人の議論好き
、とか、
信州は教育県
、とか、これはもう、幻想でしょうね。
そもそも、信州、とひとくくりにすることに無理がある。山口村ってどこだったっけ?ってのが今回の騒動以前の少なからない信州人の本音でしょう。
その辺は、勝谷先生はじめ、広告に名を連ねた作家?の方々も大差ないような気もしますが。
いずれにしても、田中一派の暴言?が日夜様々な媒体から流れてくるのに慣れてしまい、ああまたか、といちいちまともに取り合わない、見方を変えれば反応がにぶくなっている面もあると思います。
あと、自分も県外出身ですが、軽井沢在住・作家の肩書きは、そもそも信州人として地元の人から見られていない気も…。
名前: ya-mana | 2004年12月26日 午後 01時28分
知事の申請「公人として当然」 越県合併で山口村長
木曽郡山口村の加藤出村長は二十四日の村議会十二月定例会の一般質問で、田中知事が山口村と岐阜県中津川市の越県合併を総務相に申請するかどうか明言していない問題で、「申請は公人として当然のこと」と述べ、年内に申請するよう強く求めた。
中津川市の大山耕二市長はこの日の市議会十二月定例会最終日のあいさつで、「申請書が総務省に提出されるかは予断を許さない状況」とし、「法に従って行っていただくことを切に願っている」と述べた。
また、加藤村長は一般質問で、二十七日に大山市長とともに県庁に田中知事を訪ねるとした上で「二十七日に申請をするのなら(知事に)お礼をしたい。まだ申請に至らないなら年内申請をお願いする」とした。
山口村はこの日、職員三人を来年一月一日付で中津川市に派遣する交流人事を内示した。同市は二十八日、来年二月十三日の合併とともに山口総合事務所長に就任する部長級職員らを来年一月一日付で同村に派遣する交流人事を内示する予定。
12月25日(土)信濃毎日新聞
山口村越県合併 知事まだ判断せず
木曽郡山口村と岐阜県中津川市との越県合併の関連議案が県議会で可決されたのを受け、山口村の加藤出村長は24日の村議会で、週明けに田中康夫知事と会い「年内の総務相への合併申請」を直接求めると表明した。田中知事はこの日も、申請するかどうかの判断を示さなかった。
同日は同村議会の最終日。加藤村長は週明けの27日に中津川市長とともに知事を訪問し「申請を強く求める」と報告。「山口村は中津川市と合併して良かったと長野県民に喜んでもらえるよう、村民一丸となってふるさと作りをしていきたい」とも述べた。一般質問では、村議から「知事の思いつきに村は3カ月間ほんろうされた」「県議会の議決をもろ手をあげて喜べない」などの発言が出た。
一方、田中知事はこの日午前、庁内で仕事をした後、午後は市民団体主催の集会で講演。終了後、記者団に囲まれ「申請するのか」と問われると、「決定した段階でお話申し上げる。アルキメデスの発明のように突如ひらめくという科学の発見とは少し違います」と語った。
岐阜県はすでに10月に申請している。田中知事が申請をすれば、総務相は越県合併の「決定」の手続きに入り、官報に告示する。告示によって初めて合併が可能になる。
通常の合併の場合、総務相が告示するまでの期間は20日間。越県合併は総務相の「決定」という手続きが加わるため、何日かかるかはっきりしない。年内に申請がなければ来年2月の合併に間に合わないおそれがあるという。
同省合併推進課は「議会で議決されたのだから一日も早く申請をしてもらいたい。申請があれば我々も最大限の努力をして速やかに手続きを終えたい」としている。
(12/25)朝日新聞
越県合併 年内申請は見送りか 知事「具体的な判断」回避
県議会の議員提案により関連議案が可決された木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併について、田中康夫知事は議決から二日経った二十四日、「アルキメデスの発明のように突如ひらめく科学の発展とは少し違うと思う」としたうえで、「決定した段階で、広く県民に伝えられる方法で、理由を話す」と述べ、地方自治法に基づき総務省へ合併を申請する判断を示さなかった。年内に申請を行うには事実上、週明けの二十七日と、仕事納めとなる二十八日しかなく、年内の申請は微妙だ。
山口村が目指す合併期日は来年二月十三日。総務省が官報で告示をした時点で、合併に効力が発生する。総務省では「合併議案が県会で可決された場合、知事は国へ申請する義務を負う」との公式見解を示している。
同一都道府県内の市町村合併の場合、知事から総務省へ合併の届け出があってから、総務相が官報で合併を告示するまでに二十日かかる。一方、越県合併の場合、知事から総務省へ合併が申請されると、総務省は官報告示前に、合併の決定手続きを行う。このため、越県合併は、同一都道府県内の合併よりも手続きに長い日数を要するとみられている。
《山口村3職員 中津川に派遣》
岐阜県中津川市との越県合併議案が県議会で可決された木曽郡山口村は二十四日、人事交流のため、新たに主任主査三人を来年一月一日付で中津川市に派遣する人事を内示した。山口村からは現在、二人の職員が中津川市へ派遣されている。
山口村の越県合併をめぐっては、十二月県会で合併議案を知事が提出しなかったことから、議会側が議員提案の形で提出し、可決。しかし、知事は二十二日の会見で、総務省への合併申請について、「しばし熟考する」と話し、判断を明確にしていない。
2004.12.25産経新聞
「長野県人の誇り」大事に 山口村長 越県合併で決意
山口村の加藤出村長は二十四日の村議会で、議員提案の末、岐阜県中津川市との越県合併関連議案が県議会で可決された結果を報告し、「県の意思決定がされた。田中知事は法律に従って、年内に総務大臣に(合併を)申請するようお願いしたい」と述べた。
また、最後まで田中知事が提案しなかったことについて、「悲しい出来事として村の歴史に残ることになり、残念」と語り、今後について「木曽の文化を大切にして、馬籠や島崎藤村先生を後世に引き継ぐため、長野県人としての誇りを持ち、地域づくりに一層努力したい」などと語った。
加藤村長は二十七日、中津川市の大山耕二市長らと田中知事を訪ね、総務相への申請を求め、午後には総務省を訪問、必要によっては田中知事に申請を促す指導を求める考えを示した。
読売新聞
いまだ夜明け前・・・
12月県議会、越県合併の関連議案可決の翌日、山口村の馬籠宿に取材に行った。
この日、私はある人を訪ねるつもりだった。
今年は何度この地に通ったことだろうか。
山口村の取材で最も難しいといえるのは住民インタビューだ。
人口約2000人の村では外を歩いている人はほとんどいない。
まず村民探しという難関が待ち受ける。
事あるごとにマスコミが訪れるため、おそらくほとんどの村民が記者に声をかけられていることと思う。
越県合併騒動で正直、村内の空気も良いとは言えず、快く答えてくれる人も少なくなってきている。
取材を申し込んだのは島崎藤村の子孫だ。
同僚の記者も何度か試みているがテレビ取材は断られていた。
子孫といってもこの日私の訪問に応じてくれたのは、43年前に島崎家に嫁いだ婦人。
夫は藤村の孫にあたる。
この日もテレビの取材は断られてしまったが、一連の合併騒動についての心境は話してくれた。
婦人も最初は越県合併を快く思っていなかったという。
しかし、藤村のことが論争の引き合いに出されてしまったこと、合併反対派からのプレッシャー、気持ちは変化していったそうだ。
婦人が私に何度も言った。
<
「なぜみんな信州にこだわるなか?
越県しても藤村は藤村、自分から信州で学んだことは消えようもない、それより子どもたちの将来の方が大切」
知事が申請の態度を保留している今、越県合併騒動はこのまま年を越しそうだ。
(平) ABN 長野朝日放送http://www.abn-tv.co.jp/column/memo/index.htm?year=2004#id1232
越県合併 知事年明けに判断へ
木曽郡山口村と岐阜県中津川市との越県合併の関連議案が県議会で可決されたのを受け、山口村の加藤出村長と中津川市の大山耕二市長が27日、田中康夫知事と会談し、年内の合併申請を求めた。知事は申請するかどうかについて判断を示さず、年明けに持ち越される公算が大きくなった。一方で「(長野県に残りたい)村民のケアをどうすれば良いか話し合っている」と述べ、申請を前提とした対応策の検討を進めていることを明らかにした。
会談で加藤村長は「年内に申請していただけるものと信じている。村民の苦しい気持ちを年内に解消してほしい」と求めたが、知事は「いたずらに判断の先延ばしをすることはない」と述べるにとどまり、最後まで判断を示さなかった。
一方で知事は「『信濃の国』を県民として歌いたいという人に対する何らかのケアをどうすればよいか、私たちは考えている」とも述べた。ただ総務部は「事務的にはまだ検討していない。白紙の状態」としている。
加藤村長らとの会談に先立ち、知事は県議会の古田芙士議長、宮沢敏文・総務委員長とも会談した。知事は「議決後、知事は申請義務を負う」とする総務省の見解を確認したが、申請については明言しなかった。
この会談は知事側からの申し入れで実現したため、議会内では一時、「知事が申請する意思を固めたのでは」との観測が広がった。古田議長は「議会の議決を重く受け止めて(申請するという)最終確認かと思って来たのに」と、いらだちをみせた。
(12/28)朝日新聞
県議会の議決は重い 越県合併問題
「平成の大合併」で初めてとなる越県合併が難航している。12月県議会で合併関連議案が議員提案という異例の形で可決され、あとは田中康夫知事が総務相へ申請すれば、来年2月の合併は実現する運びだが、知事は態度を保留しており、この問題は越年となった。総務省によると、申請は知事の義務であり、悩む余地はないはずだ。
12月県議会で、議会側はギリギリまで知事に議案の提出を求める一方、議員提案に向けて周到に準備を進めていた。総務省から事前に「議員提案は可能」との公式見解を確認したこともその一つだ。そこには「山口村の民意を尊重しよう」という意識が常にあった。
残念だったのは、議会に対する県の対応に、誠意が感じられなかったことだ。議会は総務委員会の場で「共通認識を持ってほしい」として、県にも総務省に公式見解を照会するよう求めた。だが、県は「知事の考えに反する」とし、最後まで応じようとしなかった。
この問題を巡って審議は丸1日空転。最後は古田芙士議長が知事と直談判する事態に発展した。
<
議長「議会を動かさないといけない。総務省に照会してほしい」
<
知事「議会が照会している。同じ県で何度も照会するのは失礼だ」
<
議長「総務省のことを心配する必要はない」
<
知事「そんなことを言われたら、総務省の方はさぞ複雑な思いで……」
2時間を超える会談は不毛なやりとりに終始し、今の議会と知事の関係を映し出している象徴的な場面だった。
県政の両輪−−。知事は施策などに理解を求める時、議会をこう呼ぶことがある。
山口村の住民が県民でなくなってしまうことにこだわる知事の思いも分からないわけではないが、村が時間をかけて進めてきた手続きを重んじた議会側の対応に問題はなかったと言える。
知事が本当に議会を「両輪」と考えるならば、これまでの過程を重く受け止めてほしい。
知事には今、言葉を裏付ける行動が求められている。
(鈴木逸弘)
- 《越県合併問題》
- 木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併問題は、今年4月に両市村議会で合併関連議案が可決され、両県知事に申請書が提出された。田中知事は県議会に関連議案を提出せず、このため12月議会で、議員提案によって議案は可決された。議決後、知事が総務相に申請し、総務相が合併を決定する規定になっている。両市村が調印した合併期日は来年2月13日。
(12/29)
朝日新聞
賛成・反対両派に「心のケア」
木曽郡山口村と岐阜県中津川市の越県合併問題で、田中知事は28日の記者会見で、総務相への申請について
「あらゆる選択肢がある」
と述べ、この日も明言しなかった。
一方で越県合併が実現した場合、
「(賛成と反対)両方の方に心のケアをする」
と述べた。
田中知事は27日の加藤出・山口村長、大山耕二・中津川市長との会談で、
「『信濃の国』を県民として歌いたいという人に対する何らかのケアを考えている」
と述べていた。
28日の会見では、
「一日千秋の思いで岐阜県へという思いの方もケアする」
とし、合併賛成の村民への対応にも触れた。
ただ、具体的な方法については
「固まった段階でお伝えする」
と述べるにとどまった。
(12/29)朝日新聞