中野市の歌

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高野辰之作詞の文部省唱歌

長野県中野市の出身である高野辰之が作詞した唱歌です。

小学校の音楽の教科書に掲載された作品を紹介します。

文部省が学校教育のために創ったのが唱歌です。当時は作詞者・作曲者は公表されていませんでした。

日の丸の旗

  1. 白地に赤く

    日の丸染めて

    ああ美しい

    日本の旗は

  2. 青空高く

    日の丸あげて

    ああ美しい

    日本の旗は

作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一

日の丸の旗

紅葉(もみじ)

  1. 秋の夕日に照る山紅葉

    濃いも薄いも数ある中で

    松を色どる(かえで)(つた)

    山のふもとの裾模様(すそもよう)

  2. (たに)の流れに散り浮く紅葉

    波にゆられて離れて寄って

    赤や黄色の色様々に

    水の上にも踊る(にしき)

作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一

信州の秋は紅葉に彩られます。

春がきた

  1. 春が来た春が来たどこに来た

    山に来た里に来た野にも来た

  2. 花が咲く花が咲くどこで咲く

    山に咲く里に咲く野にも咲く

  3. 鳥が鳴く鳥が鳴くどこで鳴く

    山で鳴く里で咲く野でも鳴く

作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一

春の小川

  1. 春の小川はさらさら行くよ

    岸のすみれやれんげの花に

    すがたやさしく色うつくしく

    咲けよ咲けよとささやきながら

  2. 春の小川はさらさら行くよ

    えびやめだかや小ぶなのむれに

    今日も一日ひなたでおよぎ

    遊べ遊べとささやきながら

作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一

春の小川

発表当時は文語調の格調高い詞でしたが、現在は子供向けに直されています。

当初の詞でも、それほど難解というわけではなく、良い詞です。

故郷(ふるさと)

  1. 兎追いしかの山

    小鮒(こぶな)釣りしかの川

    夢は今もめぐりて

    忘れがたき故郷(ふるさと)

  2. 如何にいます父母(ちちはは)

    (つつが)なしや友がき

    雨に風につけても

    思い出ずる故郷

  3. (こころざし)をはたして

    いつの日にか帰らん

    山は青き故郷

    水は清き故郷

作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一

「故郷」作詞者である高野辰之の「故郷」は、海の無い信州の山里です。歌詞に海が出てこないのはそのせいでしょうか。

高野辰之は故郷を離れ東京で学問にうちこみ、文学博士となって故郷に帰ってきました。

長年の研究が認められ天皇陛下に講義をする学者となり、国文学者として最高の栄誉を得た高野ですが、晩年は故郷信州に帰り信州で死にました。

東京にいても夢に見るのは故郷の山河だったのでしょう。

朧月夜(おぼろづきよ)

  1. 菜の花(ばたけ)入日(いりひ)薄れ

    見わたす山の()(かす)み深し

    春風そよ吹く空を見れば

    夕月かかりて匂い淡し

  2. 里わの火影(ほかげ)も森の色も

    田中の小路をたどる人も

    (かわづ)のなく()(かね)(おと)

    さながら(かす)める朧月夜

作詞:高野辰之
作曲:岡野貞一

朧月夜

春の北信州は菜の花で埋め尽くされます。

爽やかな黄色い菜の花畑が、日暮れと共に神秘的な色に変わっていきます。

中野市から飯山市〜野沢温泉村へと、菜の花の道がいまも続いています。