後百済

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後百済

●後百済(892〜936)

朝鮮半島南西部・現在の韓国西半分を占めた古代国家。

新羅の反乱軍首領・甄萱によって建てられた国。

660年に唐・新羅により占領され滅亡した百済とは無関係。

その領地が昔の百済と一致していたため百済の後継者を名乗る。

乱世の英傑・甄萱が一代で興し一代で滅ぼした国。

●甄萱(?〜?)(在位892〜935)

姓は李。名は萱。甄姓に改姓する。後百済王。

農民の子だったが極めて優秀な人物であったため新羅王朝で出世。真聖女王のお気に入りとなる。

892年、新羅に対して反乱をおこす。かつての百済領を占領する。

900年、百済王に即位。後百済建国。

901年、別の反乱軍首領である弓裔が高句麗王に即位。後高句麗建国。

半島は渤海・後高句麗・新羅・後百済により分割され、かつての朝鮮三国時代のようになった。

これを後三国時代という。

彼は新羅を打ち破り、高麗(後高句麗の後身)と後百済で国土を分け合った形となった。

息子の金剛を後継者にしたが、金剛の兄である神剣・良剣・竜剣が反逆。

金剛は殺害され、甄萱は幽閉された。後百済は息子の神剣に奪われてしまった。

しかし甄萱は高麗に逃亡。最大のライバルである高麗高祖・王建の助力を受けて息子への復讐を狙う。

甄萱の計略により後百済は滅亡。息子である神剣・良剣・竜剣を殺害。

復讐を果たした。

甄萱は何も持たない庶民の身分から自分の国を建国し全てを手に入れた。

しかし彼はその国を自分の手で滅ぼし全てを失ってしまった。

その後、高麗では優遇されたが、憂悶のうちに死んだ。

●神剣(〜936)(在位935〜936)

甄萱の長子。

父親が後継者として弟を選んだことに不満をいだき、父・甄萱を幽閉し王の位を奪う。

しかし逃亡した父・甄萱の逆襲を受け滅亡。