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SAINT
ETIENNE--Sound Of Water
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(国内盤 : 東芝EMI
TOCP-65417)
前作『グッド・ユーモア』のようなトーレ・ヨハンソン路線を期待してたので、EBTG路線のような感触に一聴して「ダメだ、こりゃ...」と『いかりや状態』になってしまったが、聴き込んでるうちに、これはこれでいいんじゃない?ってなふうに感想が変わって来た。前作にあふれてたみずみずしさは無いけどネ。
R.I.Y.L. : lately
EVERYTHING BUT THE GIRL
(2000.7.20)
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SAU'BEACH--Freedom
Of Music
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(国内盤 : Bubble
Whistle BWー026)
私の地元・富山県に本拠を置くインディー・ギター・ポップ・レーベル『Bubble
Whistle』の看板バンド・SAU'BEACHの2ndフル・アルバム。今年の春に出した前作『Beans,
Sardines & White
Souce...』は実験的サウンドをイロイロ試みててアヴァンギャルドであり、彼らのライヴや他の『Bubble
Whistle』関係のギター・ポップ・バンドの演奏を何回も観てる者の耳からすると「何だこりゃ!?」なる驚愕の内容だったけど(苦笑)、このアルバムで彼らが披露してるサウンドは「いつものSAU'BEACH」であり、彼らがライヴの場で出してる音と大きくは離れていないので安心しました(笑)。
SAU'BEACHのギター・ポップ・サウンドは、ティーンエイジ・ファンクラブほど大衆向けではなく(失礼!)、ベル・アンド・セバスチャンほど繊細でもなく、ウィーザーほどパワー・ポップに走らず、ジミー・イート・ワールドのようなエモでもなく、かといってヨ・ラ・テンゴやロウみたいにダークなイメージも無く、比較対象を見つけるのに苦労します(苦笑)。ただ、英国のバンドのような湿り気はなく、ピンバックに代表されるUSインディー・バンドと同じくカラカラ乾いた感じがするので、USインディーズからの影響が大きい気がします。夏のあまりひとが来ない海辺のリゾートに居るような清涼感のある独特なサウンドです。
彼らのライヴで定番の“moodhit landscope”や“change the
world”といった曲が入ってるこのアルバムを聴くと、『Bubble
Whistle』レーベルが毎夏恒例にしてる音楽イヴェント『Bubble
Whistle
Weekender』に居るような錯覚に陥ります(そういや、今年も『Bubble
Whistle
Weekender』の季節だ!) ただ、アルバムとおして同じような色彩を持った楽曲で統一したため、のっぺりと起伏のない平坦なアルバムになってしまった気も...。前作『Beans,
Sardines & White
Souce...』の曲も数曲混ぜときゃよかった???
『TOWER
RECORDS』のサイトで取り扱ってますので、興味あるひとは買ってあげてください。
R.I.Y.L. : US
Indie Guitar Pop
(2005.8.31)
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Sau'beach--Saturday's
Sunbeam
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(国内盤 : Bubble
Whistle DDCT-7501)
富山県高岡市の港町・伏木出身の朴木(vo.)、浜下(g.)両名を中心としたギター・ポップの3枚目のフル・アルバム。実験的な1stは別として(笑)、実質彼らのデビュー・アルバムと考えられる前作『Freedom
Of
Music』の延長線上にある良質のギター・ポップを披露。夕焼けをイメージしたという“Sun
Down”をはじめ、“Aja”や“Heartland”、“Wake Me
Up”などの曲で聴かれる、彼らの音楽の特徴ともいえる波のようにユラユラ揺らめくギターの音色が実に心地よい。一方、アルバムのアタマに収められている、最近の彼らのライヴでの定番曲“Ring
A
Bell”をはじめとして(この曲を聴いてるといつもミラーボールが回転してる様を思い浮べる...笑)、ファンキーな“Sun
Comes Up”、“Blue (Always
Satisfied)”、そして、タイトルがそのものズバリな(笑)“Boogie
Woogie
Nights”など、ダンス・ミュージックからの影響が今までよりも色濃くみられるところが、本作の特徴か。
彼らは、世界のいろいろな音楽に影響を受けていると公言してるけど、一番影響受けてるのはおそらくU.S.インディーズからのようで、決して湿っぽくならない。かといってカラカラに乾いてるワケでもなく、子守唄的な暖かみや温もりが感じられる。彼らの、言葉遊び的な歌詞の世界がその暖かみを醸し出すのに一役買ってるのかも。
R.I.Y.L. : US indies
(2007.8.31掲載予定分を2007.12.6に掲載)
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SAVES THE
DAY--Stay What You Are
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(国内盤 : ビクター
VICP-61429)
アメリカのニュージャージー出身の5人組のパワーポップ・バンドの3rd。平均年齢21歳!...ってことが物語る青臭いパワーポップが全編で炸裂〜!!! ウィーザーの新作が期待してたほど傑作じゃなかった(でも、駄作じゃないよ...笑)と思っていた私は、これを聴いて今のウィーザーに足りないモノが何か解りました。疾走感と青臭さ。特にこのアルバムでふりまかれる青臭さは、もう若くない私にとって気恥ずかしさを感じさせるほど(笑)。この作品を聴いてると、私は頬を赤らめる(笑)。ポッ!
R.I.Y.L. :
SUMMERCAMP, WEEZER
(2001.12.18)
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SAVES THE
DAY--In Reverie
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(import :
Dreamworks dw-0001-2)
セイヴズ・ザ・デイの4枚目のアルバム。オープニングの“Anywhere
With
You”のイントロのザラついた粗めのギター・サウンドを耳にした時、大きな変化を予感させたけど、相変わらず「セイヴズ・ザ・デイ節」ともいえる胸キュンな青春ポップ・サウンドを披露してます。前作ではあまりにも青臭さを振りまいていたため聴いてて気恥ずかしさを感じてしまったけど、今回はギター・サウンドが粗めなのが奏功し?(笑)恥ずかしくなるまでの青臭さは、無い(笑)。
ところで、日本盤はどーした?
R.I.Y.L. :
SUMMERCAMP, WEEZER
(2004.3.31/2007.11.21)
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SAVES THE
DAY--Under The Boards
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(国内盤 :
エキサイト XQCZ-1010)
セイヴス・ザ・デイの6thアルバム。エモがブームとなる前からエモなサウンドを出していた彼ら、本作でも10代のような青臭さを漂わせたギター・ポップを披露してる。
今年は、彼らと同じくエモの代表格と看做されてるジミー・イート・ワールドの新作が出たり、彼らのフォロワーとも言えそうなボーイズ・ライク・ガールズがデビューしたり...と、同類項的なサウンドを耳にする機会が多かったけど、これらの作品はメジャーからのリリースのためか音が整理され過ぎているためか刺激が足りず、イマイチ胸にグッと来るようなモノはなかった。セイヴス・ザ・デイの場合、今回もインディーズの『Vagrant』からのリリースで、サウンドもオーヴァー・プロデュースされることもなく、ギターもノイジーで、音のひとつひとつが生々しくリアルなためか、このアルバムを聴いてるとイロイロと耳と心に引っ掛かってくるモノがある。クリス・コンリーのなかなか歳を取らない、青臭いヴォーカルがある限り、今後もこのような作品を作り続けていってくれることでしょう。
R.I.Y.L. : HOT
ROD CIRCUIT, WEEZER, SUNNY DAY REAL ESTATE,
SUPERCHUNK
(2007.11.30/12.1/2008.11.9)
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SHEA
SEGER--The May Street Project
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(国内盤 : BMG
BVCP-21185)
『ヤイコ』こと矢井田瞳の『SUMMER FESTIVAL SOUND of
CLOVER』の大阪会場に呼ばれ、『SUMMER SONIC
2001』にも出演する20歳の女性シンガー、シェイ・シーガーのデビュー作。テキサス出身というのもうなずけるほど、声は典型的アメルカの田舎のネェチャン...といった感じ。シェリル・クロウやルシンダ・ウィリアムズっぽい声質で、アコギ片手にドロ臭い曲歌うのに適した声してるんだけど、バッキング・トラックはループや打ち込み主体で、『この声にはこの音』的な予定調和や『お約束』から逸脱してて面白い。8曲目の“Always”にロン・セクスミスがゲスト参加してるけど、彼の存在感が希薄過ぎて気が付かなかったくらい(ホントの話...苦笑)、彼女は自身の『うた』と音を主張してます。
R.I.Y.L. :
SHERYL CROW, LUCINDA WILLIAMS
(2001.8.5)
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SEMISONIC--All
About Chemistry
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(国内盤 :
ユニバーサル UICC-1012)
アメリカのバンドなんだけど、どちらかといえばアメリカで流行りの疾走感重視の今ふうのパワーポップ系や、娯楽感を前面に出したミクスチャー系と一線を画し、ポップ感覚を前面に出した3人組の3rdアルバム。前作からは日本でも“Closing
Time”が話題になったけど、今回もそれに勝るとも劣らない楽曲がめじろ押し。'80年代に人気あったレヴェル42やアウトフィールドといったあたりの英国のバンドからの影響を感じます(笑)。あの手のバンドが好きだったひとは是非、聴いてみて下さい(笑)。個人的にはアルバムのなかでも重めの“Bed”が好きなんだけど(笑)、このバンドの本質は“Chemistry”や“Get
A
Grip”といった楽曲にみられるポップさ。ジャケットも面白い!(笑)
R.I.Y.L. :
FASTBALL, LEVEL 42
(2001.6.30)
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少年ナイフ--fun!
fun! fun!
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(国内盤 : P-VINE
PCD-25056)
少年ナイフ(以下、ナイフ)の2年ぶり13枚目のアルバム。
前作『GENKI SHOCK!』リリ−ス後、サポート・ドラマーだった
えっちゃんを正式メンバーに加え3人組に戻ったのも束の間、ドラマー兼ベーシストだった敦子さんが結婚のため渡米し、また(実質)2人組になってしまったナイフ。オリジナル・メンバーは直子さんだけになり、実質直子さんのソロ・プロジェクトになってしまった今のナイフに対しては、ファン歴が長ければ長いほどネガティヴな見方が自然と出て来てしまうものだろう。(私みたいに→) ここで駄作をリリースしようものなら、「こんなのナイフじゃない!」と叩かれてしまう可能性も考えられたところ、そーゆー批判を封じ込めるかのような力作を作り上げた。基本的には、昔からの少年ナイフ・サウンドなんだけど、今や唯一のオリジナル・メンバーとなった直子さんのギターとうたを前面に出して、よりシンプルにロックしてる印象。オープニングの“重力無重力”から元気ハツラツ「ナイフ印」なポップ・ロックが全開。ヘヴィーな“Flu”、ジョーイ・ラモーン追悼曲とは思えない明るく前向きな“Ramones
Forever”、直子さんの娘がゲスト・ヴォーカルで登場する“Happy
Birthday”、ナイフのアルバムではほとんど「お約束」の域の食べ物についての曲“ポップコーン”と“Cookies”、地球温暖化について歌った“みなみのしま”など聴きどころが多い。
これまでの少年ナイフのアルバムのドラムは(一部の例外とライヴ盤『Live
In
Osaka』を除いて)全て敦子さんが叩いていたため、敦子さんのドラミングが耳に馴染んだナイフ・ファンの耳にはこのアルバムでの
えっちゃんの(ハイハットを多用し、軽快な)ドラミングに違和感を感じるかもしれません。え? こんなことが気になるのは、ドラマーくずれの私ぐらいなもの???(苦笑)
R.I.Y.L. :
『Brand New Knife』あたり
(2007.7.31掲載予定分を2007.10.29に掲載)
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SIGH--一瞬の連なり
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(国内盤 : Lastrum
LACD-0131)
元・NAHTのギタリストだったという八木昌太郎を中心とした4人組のフルレングス・アルバム。
元・NAHTのメンバーがやってるバンドってことから、NAHTみたいなドラマティックな展開をみせるエモを期待してしまったけど、彼らの音楽は、日本語の語感を大切にした叙情的なロック。八木昌太郎さんのヴォーカルはNAHTのSeikiと比べると線の細さは否めないけど(どーしても比較してしまうの。ゴメンね)、SIGHは羅針盤のように文学的な響きと叙情性を大切にする音楽を演ってるワケで(羅針盤よりもず〜〜〜っと正統派なギター・ロックだけど...苦笑)、そもそもNAHTとは上がってる土俵が違うとしか言い様がない。NAHTみたいな音を期待して買ったもののぜ〜んぜん違う音だったけど、彼らの文学的な薫りのする繊細な音世界にすっかりハマってしまいました。掘り出し物ですよ、コレは!
R.I.Y.L. :
日本語の響きを大切にするロック
(2008.4.30)
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SISTER
SEVEN--Wrestling Over Tiny Matters
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(import : Arista
07822-14633-2)
'97年の『This The
Trip』に続く、3年ぶりのアルバム。タテノリ・パンクばかりが横行するなか、ヨコノリのロックを提示した前作『This
The
Trip』は今の耳にはとっても新鮮に聴こえたワケだが、今回のアルバムではトレード・マークのヨコノリはどことなく控えめで、より大衆受けするコンテンポラリーなものに変化。紅一点・Patriceのヴォーカルは相変わらずド迫力。21世紀の最初の10年はこういう音楽が主流...と私はにらんでるのだが...。
R.I.Y.L. : 4 NON
BLONDES
(2000.6.10)
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SOUND
TEAM--Movie Monster
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(import : Capitol
7243 8 60594 2 0)
アメリカ・テキサス州オースティンをベースとする6人組のバンド、SOUND
TEAMのメジャー・デビュー盤。まさに、「バンド」というより「チーム」と呼ぶにふさわしい大所帯(苦笑)。
いかにも「USインディーズ」といった感じの湿り気を感じさせないドライなロックを披露。6人のメンバーのうち3人にヴォーカルのクレジットがあり、サビの部分では男3人が合唱してる模様。ともすれば男臭くなってしまいそうなところ、キーボード・プレイヤーが2人(ムーグ奏者とオルガン奏者)居て、ホンワカとした独特の音世界を創り出すことで男臭さを中和してます(苦笑)。一番好きな曲は、“Burn
To Please”。ラストの“Handful Of Billions”もイイ。
「SOUND TEAM」というバンド名と『Movie
Monster』というアルバム名につられて買ったんだけど、これはなかなかの掘り出しものでした。
R.I.Y.L. : JETS
TO BRAZIL, PINBACK, Sau'beach
(2006.10.31掲載予定分を2007.10.4に掲載)
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SPEARFISH--Area
605
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(import : Lion
Music LMC-127)
スウェーデンのハード・ロック・トリオの(おそらく)4枚目になるアルバム。
RUSHの名曲“Limelight”をカヴァーしてる(3曲目に収録)ので買ったんだけど、ベーシスト兼リード・ヴォーカリストのThomas
Thulinの声質が異色で耳に残ってハマってしまった(苦笑)。例えて言うなら、磯野カツオ(故・高橋和枝さん時代)みたいな悪ガキ声。演奏してる楽曲は伝統的ハード・ロック/バッド・ボーイズ・ロックン・ロールで、ヴォーカルに特徴あるせいか、モロに『ガールズ・ガールズ・ガールズ』〜『ドクター・フィールグッド』の頃のモトリー・クルーっぽく聴こえます(苦笑)。Thomasのヴォーカルは、ヴィンス・ニールをちょっとハイ・トーンにしたような感じだし...。
バンド編成はまるっきりRUSHと同じ編成(b.
兼vo.、g.、ds.)だけど、RUSHっぽいところはあまりありません。ま、1曲目の“Fate”には、RUSHの“Animate”みたいなフレーズがあるにはありますが...(苦笑)。
R.I.Y.L. :
MOTLEY CRUE
(2006.2.28)
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THE SPINTO
BAND--Nicely And Nicely Done
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(国内盤 : EMI
TOCP-66576)
『FUJI ROCK FESTIVAL '06』に早くも出演し、『Red
Marquee』でライヴを披露した米・デラウェア州出身のヒネクレ・ポップの6人組のアルバム。
本国でよりも、英国で話題になってるからも分かるとおり、カズーを吹いて♪ブブブブ〜ブ〜とおバカなイントロで始まる始まる“Brown
Box”や、♪アウ〜アウ〜アウ〜アウ〜...のこれまたおバカなイントロが印象的な“Trust
Vs.
Mistrust”をはじめ、XTCにも通じるどこか人を喰ったようなヒネクレたポップ・ソングを披露。アメリカのヒネクレ・ポップの先達(笑)のペイヴメントよりポップで聴き易い。ヴォーカリストが2人居て、甘っるい好青年ふうのヴォイスの曲(“Did
I Tell You”、“Oh
Mandy”などポップで明るい曲が多い)と、低く渋いヴォーカルの曲(“Brown
Box”,“Trust Vs.
Mistrust”、“Late ”などダークかつひねくれた曲が多い)の対比も面白い。
R.I.Y.L. :
PAVEMANT, Orvis
(2006.8.31掲載予定分を2007.12.10に掲載)
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BRUCE
SPRINGSTEEN--The Rising
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(国内盤 : ソニー
SICP-203)
「私はロックン・ロールの過去を見た。その名はブルース・スプリングスティーン」などと、10年前に揶揄され、過去のひと扱いされていた『ボス』。1984年の代表作『ボーン・イン・ザ・USA』以後、どんどん時代からの乖離が目立ち始め、1995年の『ゴースト・オブ・トム・ジョード』は(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの面々の共感は得たけど)セールス的に惨敗。以後、目立った活動はなく、グレイテスト・ヒッツやライヴ盤をリリースするくらいですっかり「過去の遺産にすがってます」モードに入ってた。ところが、世間を震撼させた『2001.9.11』のお蔭で、愛国心をかき立てられたアメリカが再び「アメリカを代表する『彼』」を必要としてるのに応えたのかどうだか知らないけど、こちらの期待以上の出来にビックリ!!! すっかり現役感覚が戻っており、過去の遺物ような感じは皆無。昔と大して変わったことやってるワケじゃないのに、古く聴こえないってことは、時代がまた彼を必要としてるってことだろうか? これは『ボーン・イン・ザ・USA』以来の会心作と、私は断言します! 個人的なベスト・トラックは“Further
On (Up The
Road)”、そしてサイモン&ガーファンクルの“Sound Of
Silence”のような(笑)“Paradise”がオススメ。
R.I.Y.L. : BRUCE
SPRINGSTEEN(笑)
(2002.8.29/9.5)
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STARLET--When
Sun Falls On My Feet
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(国内盤 :
フィルター PRPH-2046)
今年の2月にリリースされた名盤を今さらながらに発掘!!! スウェーデンの4人組ギタポ・バンド、スターレットの3rdアルバム。2000年リリースの前作『僕のそばで』(『Stay
On My
Side』)もなかなかの力作だったけど、このアルバムでは著しい成長をみせております。このアルバムで聴けるサウンドを誤解を恐れずに言えば、ベル・アンド・セバスチャンやザ・スミスを思わせるほど切なく、青々しい。タイトル・ナンバーや“Christine”のようにトランペットやストリングスが入るとモロにベルセバに聴こえます(笑)。ハッキリ言うと、ヴォーカルがヘタなので(苦笑)、音楽の完成度についてはベルセバやスミスの足元に及ばないけど、『青さの現役度』からすると、これくらい音に隙があったほうが青さが一層リアルに響く(苦笑)。個人的には“Malmo”と“Sunshine”がベスト・トラック。ベルセバやスミスが好きなひとで「ヘタなヴォーカルは我慢ならない!」というのでなければ、即買い! 私的2002年のベスト・アルバム最右翼候補!!!
R.I.Y.L. : BELLE
AND SEBASTIAN, THE SMITHS
(2002.9.24)
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STARLING--Sustainer
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(import : Time
Bomb/BMG 70930-43535-2 RE-1)
ギタポの掘り出し物発見!!! カナダの4人組・STARLING
のこのアルバム、レコード店頭で『ティーンエイジ・ファンクラブ/スーパーチャンク風』と書かれていたので買ったんだけど、大当たり!!! ティーンエイジ・ファンクラブぽいのはレコード店の言うとおりだったけど、スーパーチャンクというよりはファウンテインズ・オブ・ウェインのほうが近い音。チープなシンセが入るのでレンタルズぽくもある。ギタポ・ファンのみなさんは買って損することの無い1枚。
R.I.Y.L. :
TEENAGE FANCLUB、FOUNTAINS OF WAYNE
(2000.5.21)
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STEREOPHONICS--You
Gotta Go There To Come Back
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(国内盤 : V2
V2CP-152)
ステレオフォニックスの2年振りの4枚目。サウンドよりも、ヴォーカルのケリー・ジョーンズがロン毛(今までに比べれば...苦笑)にしたヴィジュアル面での変化が目を引いたが(笑)、サウンドのほうも、デビュー当時のウェールズの田舎の兄ちゃんが鳴らす純朴なロックから、ブラック・クロウズを思わせる泥臭く黒っぽいダイナミックなものへ完全脱皮。前作『ジャスト・イナフ・エデュケイション・トゥ・パフォーム』では、ケリーの歌声の進化にサウンドのほうが追いついてなかった印象もあったけど、この作品でようやくケリーの歌声にサウンドが追い付いた(笑)。このアルバムで聴けるケリーの歌声はシブくてイイっス(笑)。個人的には、デビュー盤『ワード・ゲッツ・アラウンド』以来の快心作。
R.I.Y.L. : THE
BLACK CROWES
(2003.8.29)
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SHELBY
STARNER--From In The Shadows
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(国内盤 : ワーナー
WPCR-10322)
若干15歳という女性シンガー・ソングライターのデビュー作。ジュエルに少しカントリー・テイストをまぶしたような音。とても15歳の少女が作ってるとは思えない曲、そして可愛いシェルビーの歌も良いが、このアルバムの一番の聴きどころは
Abe Laboriel Jr.
というドラマーの演奏。トコトコ...と軽めの独特の音色をもつドラミングは、まるで太鼓で歌っている様を思わせる。“Fall”や“Empty
Mind”といった曲でそれが顕著だ。このタイコ、耳から離れんわ...。
R.I.Y.L. :
Jewel
(2000.2.13)
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GARRISON
STARR--Songs From Take-Off To Landing
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(import : Back
Porch/Virgin 72438-11731-2-1)
♪I am a
superhero〜(私はスーパーヒーローなんだもん〜)などと歌った“Superhero”がごく一部で話題になったもののすぐに『消息不明』になってた「南部のじゃじゃ馬ネェチャン」が、4年半の沈黙を破り、復活。「南部のじゃじゃ馬ネェチャン」というイメージそのまんまのアーシーなロック演ってます。“Big
Sky”など、'80年代なら大ヒットしそうなくらいポジティヴな空気に満ちてる楽曲が多い一方で、“5
Munites”など聴かせる楽曲もあり、4年半の雌伏の時はムダではなかった!...と感じさせられます(笑)。彼女のヴォーカルは発声/発音が独特で、この声にいちどハマると病みつきになる可能性大(笑)。スティーヴ・アールやMary
Chapin Carpenter
など、カントリー系アーティストがゲスト参加。デビュー当時のシェリル・クロウが好きなひとにオススメ。(詳細はこちら→)
R.I.Y.L. :
Sheryl Crow
(2002.5.10)
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Stereo
Fabrication of youth--Are you independent?
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(国内盤 : bem
records cmcd-1001)
野外ロック・フェス『KIT
POPHILL 2001』にも登場した名古屋を拠点とするバンド、Stereo
Fabrication of youth
(略して、ステファブ...笑)が2000年8月にリリースしたインディー盤。このひとたちのライヴを『POPHILL』で観てメッチャ気に入ったんだけど、米インディー・ギターポップ・シーンからの影響をまとも受けた音出してます。アタマの2曲(“戦場の遠距離恋愛”と“allow”)はモロにスーパーチャンク(笑)。ヴォーカルの声が高めで、音もエモがかったりするのでNAHTっぽくも聴こえる。ヴォーカルの声は単に高いだけじゃなくって、ホントに独特。この声の違和感だけでもインパクトありました。なんか、笑いながら歌ってるような。このクセの強いヴォーカルはスパークルホースっぽいね(笑)。“B.B.B.”って曲の♪僕らの世代の旗を掲げろ〜赤と白の旗、燃やそう〜...って歌詞に思わずニヤリ。ロックだなぁ(笑)。
R.I.Y.L. :
SUPERCHUNK, NAHT, SPARKLEHORSE『Good Morning
Spider』
(2001.9.2/9.25)
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STEREOLAB--The
First Of The Miclobe Hunters
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(国内盤 :
イーストウエスト AMCY-7179)
ステレオラブがやってくれました!!! 『ドッツ・アンド・ループス』以降のオシャレで洗練された路線に個人的には物足りなさを感じていただけに、大傑作『エンペラー・トマト・ケチャップ』に通じる『1970年代のSF映画で描写されている21世紀の音楽』路線に万々歳!!! 各方面で話題になっている「ひたすら単調さが続き、一切曲展開しない」曲“Outer
Bongolia”を始め、“Barock -
Plastik”も面白い。二重マル!!!
R.I.Y.L. :
『Emperor Tomato Ketchup』
(2000.8.31)
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SUGARBOMB--Bully
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(国内盤 :
BMGファンハウス BVCP-21223)
ジェリーフィッシュからの影響を公言する米テキサス州に拠点を置く5人組。個人的には、このバンドがジェリーフィッシュ・チルドレン扱いされるのにはどうにも納得出来ないモノがあるんだけど、おそらくその原因はヴォーカリストの声質がスマッシュ・マウスみたいなダミ声だからだと思う(笑)。ジェリーフィッシュ・チルドレンというよりも、クィーン〜チープ・トリック〜ジェリーフィッシュというヴォーカル・ハーモニーを重視したパワーポップの歴史の流れに乗っかったバンドだと思いました。なにしろテキサスの荒くれ者だから(笑)大味なところが見受けられるため、ジェリーフィッシュそっくりそのままコピーしたクローン・バンドを期待するとツブれるけど、ここで名前が挙がったバンドがみんな好きなひとは間違いなく『買い!』な1枚です。
R.I.Y.L. : CHEAP
TRICK, MARVELOUS 3, JELLYFISH, SMASH MOUSE
(2001.11.10)
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SUNNY DAY
REAL ESTATE--The Rising Tide
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(import : Time Bomb
70930-43541-2)
このバンドの音を聴くの初めてなんだけど、トニック・シャンプーで洗髪した時のような感触...ヒリヒリするけど、スカ〜ッ!と爽快なサウンドしてて、聴いてキモチイイね。ヴォーカルの感触からして、ビルト・トゥ・スピルの名前を出したくなるけど、ギターはサイケ風味が足りない。その代わり、ヒリッとした爽快な感触がある。
R.I.Y.L. : BUILT
TO SPILL、MODEST MOUSE
(2000.9.12)
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SUPERDRAG--In
The Valley Of Dying Stars
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(国内盤 :
トゥー・チルドレン BLCY-1002)
メタリック(ヘヴィー・メタル的という意味ではなく、文字どおり金属的という意味)な感触のギターがトレード・マークのアメリカのギター・ポップ・バンド『チョー足手まとい』こと、スーパードラッグがインディー落ちしてリリースしたアルバム。アルバムの出だしは今のアメリカで流行ってるSR-71ふうのパワーポップで始まるものだから、コイツらも日和ったか?...と思ったけど、アルバムとおして聴くとメジャーの『Elektra』時代と変わらないギター・ポップ。サマーキャンプとか、あの手のバンドが好きなひとは是非!!!
R.I.Y.L. :
SUMMERCAMP、THE POSIES
(2001.2.18/4.30)
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SUPERDRAG--Last
Call For Vitriol
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(import : Arena
Rock ARE-00023-2)
『チョー足手まとい』こと、スーパードラッグの1年半振りの新作(4th)は、実にスーパードラッグらしいアルバムで、こちらの事前予想を上廻る出来の充実作。ジミー・イート・ワールドのアルバム『ブリード・アメリカン』みたいな感触の“I
Can't Wait”、スーパードラッグらしい臭みにあふれた“So
Insincere”、1st『リグレットフリー・ユアーズ』を思い起こさせるストレートなロック“Feeling
Like I Do”、演歌っぽい湿り気のある“Her Melancholy
Tune”(タイトルと曲の内容がズバリ一致!!!)...などなど、彼ららしい曲が続く。1st『リグレットフリー・ユアーズ』を聴いた時に衝撃だったメタリック(ヘヴィー・メタル的という意味ではなく、文字どおり金属的という意味)な感触のギターはここ数作抑え気味だったけど、このアルバムではかなり復権してるし、今まで出したアルバムの総集編っつうか、イイとこ取りみたいな感じ。このアルバムは彼らの最高傑作だと断言!!!
R.I.Y.L. : JIMMY
EAT WORLD、SUMMERCAMP
(2002.11.30)
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MATTHEW
SWEET--Sunshine Lies
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(国内盤 : Pヴァイン
PVCP-8257)
マシュー・スウィートの3年ぶり10枚目のアルバム(名盤『ガールフレンド』から数えると、8枚目。元・バングルズのスザンナ・ホフスとカヴァー・アルバムは除く)。メジャー契約を失って以来、日本でのみしかアルバムがリリースされなかったり(『キミがスキ・ライフ』、後に本国でも発売された)と不遇な時代が続いていたため、『ガールフレンド』が話題となって来日を果たした時には『おたく』だの『ラムちゃんの刺青』を入れてるだの『ロック冬彦さん』だの面白おかしく取り上げてた日本の音楽メディアでの扱いも、ここ数年はすっかり小さくなってしまったマシュー。私などは(多忙につき)前作『リヴィング・シングス』すら聴いていない...(苦笑)。そんなここ数年の不遇を一気に吹き飛ばすような快作。
オープニングの“Time
Machine”から、湿り気一切ナシの夏の青空を思わせるような爽やかな往年の『マシュー節』が炸裂! 一転、“Room
To
Rock”では、ラウドで荒々しいギターがフィーチュア...と、ポップな曲と、ギターを前面に据えた曲がバランス良く収められている。2000年の『サマー・ソニック』の時にはあまりにもルックスが老け込んで、さらには太っててビックリしたものだけど(苦笑)、このアルバムで聴かれるマシューの歌声は若々しく、一切年齢を感じさせない。ドラムにヴェルヴェット・クラッシュのリック・メンクが全面的に参加し、パワフルなドラミングを披露してる。カヴァー・アルバムで共演を果したスザンナ・ホフスもタイトル曲でバック・コーラスで参加してます。
このアルバム聴いてたら、『100%ファン』を聴きたくなってしまい、このアルバムと同様、最近『100%ファン』をよく聴いてます(笑)。
R.I.Y.L. :
FOUNTAINS OF WAYNE, THE POSIES
(2008.10.16/10.18/12.4)
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