ヒロくん(師匠)のオススメ・ディスク

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PARAMORE--Brand New Eyes

(国内盤 : ワーナー WPCR-13684)
 紅一点のヴォーカリスト、ヘイリー・ウィリアムスを擁する新世代パンク・バンドの3rdアルバム。
 このアルバム聴きながらクルマを運転してたら同乗者の弟子から「アヴリルの新譜?」と訊かれたほど(苦笑)アヴリルっぽく聴こえる部分もあるけど、アヴリルをず〜〜〜っとロック寄りに移行したサウンド。
 アルバムのアタマからハードでヘヴィーなギター・リフと、紅一点のヴォーカリスト、ヘイリー・ウィリアムスの叩きつけるようなヴォーカルに、圧倒され、この感じでアルバム全体こんな感じなんじゃあ...と心配したところ、3曲目の“Playing God”が凄くポップで安心(笑)。この“Playing God”って曲、一聴しただけでサビのメロディーを覚えてしまうくらい親しみ易い。この曲だけでもこのアルバム買った価値があったと思った(笑)。中盤以降も“Feeling Sorry”、“Loooking Up”などの親しみ易いメロディーを持った明るいパワー・ポップが続く。♪パラッパッパッラッパッパッパ〜のコーラスのリフレインが印象的な“Brick By Boring Brick”はライヴで凄く盛り上がりそう。ハードな楽曲やポップで元気な曲が続くなか、三拍子でバラード調の“The Only Exception”とアコースティックな旋律をフィーチュアした“Misguided Ghosts”が耳を引く。40分足らずを一気に駆け抜けるさまも、実に、潔い。
R.I.Y.L. : Avril Lavigne, NO DOUBT

(2009.11.10)

MiChi--UP TO YOU

(国内盤 : Sony Music Associated Records AICL-2053〜4)
 英日ハーフで、英国滞在歴も長い女性シンガーのメジャー・デビュー・フル・アルバム。
 全般的にはピコピコ打ち込み主体のバック・トラックに、MiChiのヴォーカルが載るガールズ・ポップスなんだけど、なかにはギターのリフが前面に出てロック色の濃い曲もある。シングルのカップリングでアヴリル・ラヴィーンの“Sk8er Boi”とニルヴァーナの“Smells Like Teen Spirit”のカヴァー、インディー・デビュー盤でスパイス・ガールズの“Wannabe”のカヴァーを演ってることから、彼女の狙いもアヴリルとニルヴァーナの間の音をもっとダンス寄りにしたモノなんだろう、きっと(苦笑)。'80年代にマドンナがやってた音楽を今ふうのサウンドで再構築したと考えると分かりやすいかも(?)。
 シングル曲としてリリース済みの“PROMiSE”と“ChaNge the WoRLd”などのポップな楽曲や“WoNDeRLaND?”やアルバムタイトル曲の“UP TO YOU”みたいな思わず手拍子したくなくほどノリのよい曲、ロック色の濃い“Something Missing”や“One of a Kind”、アコースティックな感触を大切にした“RaiN”や“Oh Oh...”、バラードの“YOU”などもイイけど、“Why oh Why”のバックトラックのチープさと、歌詞のあまりのバカバカしさ大ウケ(笑)。
R.I.Y.L. : '80年代のMadonna, Avril Lavigne, Gwen Stefaniのソロ

(2009.11.10)

バニラビーンズ--バニラビーンズ

(国内盤 : 徳間ジャパン TKCA-73412)
 音楽雑誌『CROSSBEAT』連載の吉田 豪のコラム『豪ing アンダーグラウンド』内の『吉田豪の今月の一枚』で、紹介されてたのを読んで興味を持った、RENAとLISAの2人による自称スウェディッシュ・ポップ・デュオのデビュー・アルバム。
 若杉公徳が描くマンガ『デトロイト・メタル・シティ』の主人公の根岸崇一が好みそうな(笑)オシャレなスウェデッシュ・ポップ風の歌謡曲(爆笑〜!!!)を演ってる。殆どの歌が2人のユニゾンであり、たまに1人ずつ歌うパートがある程度。決して、歌は上手くない。ピンク・レディーやWINKのようなアイドル・ユニットに、歌謡曲ではなく、スウェディッシュ・ポップを歌わせたところが今ふうなんだろうけど、アルバム前半のサウンド・プロダクションは結構本格的な仕上がり。しか〜し、アルバム後半に収められてる曲は(“気まぐれなパレットタイプ”のように)スウェデッシュ・ポップっつうよりも'50年代〜'60年代のゴールデン・ポップスふうのサウンドだったり、ボーナストラックとしてCDの最後に収録されてるリミックス3曲がアルバムのトータル・コンセプトをブチ壊しにしてたり、「スウェディッシュ・ポップ・デュオ」でいくという方針と戦略が早くも壁にぶつかってるような...(苦笑)。
 ...ということで、アルバムを聴いてるとあまりのくだらなさに、ついつい頬が緩んでしまう私です(爆笑〜!!!)。
 ちなみに、“気まぐれなパレットタイプ”、“あしたはあしたの夏がくる”、“ニコラ”あたりがお気に入り。
 なお、初回生産分には、4種類のトレーディング・カードが封入されてます。私が買ったのにはRENAのカードが付いてました(苦笑)。
R.I.Y.L. : セラニポージなど

(2009.11.10)

MINDY SMITH--Stupid Love

(import : Vangaurd 79853-2)
 ニューヨーク出身の女性シンガー/ソングライターの4thアルバム。
 『Billboard』の『Top Heatseekers』チャートで1位になったのと、ジャケットにつられ、彼女について一切何の予備知識も無い状態で買ったんだけど、このアルバムで聴かれるのは、カントリー・ミュージックの色濃いフォーク・ミュージック。一聴して、カントリー・ミュージックに傾倒して日本盤が出なくなってしまった今のジュエルを思い出してしまった(苦笑)。
 素朴でなごめるサウンド。癒しを音楽に求めるかたにピッタリ!なアルバムだと思います。
R.I.Y.L. : Jewel, Lucinda Williams

(2009.9.30)

より子--記憶

(国内盤 : EMI TOCT-26837)
 小児癌を患い、今も再発との闘病を続ける異色の経歴を持つ女性シンガー/ソングライターのメジャーでの4thアルバム。
 いちお、ピアノ/キーボード弾き語りが彼女のメイン・スタイルとなるんだろうけど、これらのスタイルを逸脱した仰々しいアレンジの曲もある(“Shadow”のようなロック然とした曲など)。
 インディーズ時代からの主要レパートリーで、ソニンがカヴァーしたことでも知られる“ほんとはね。”の再録音、メジャー・デビュー・アルバム『Cocoon』収録の“あなた”の再録、童話ふうのストーリーに沿ったメルヘンチックな“CHOCOLATE”など聴きどころは多いけど、個人的には♪今日一日の〜出来事をピアノに〜弾いて話したら〜呆れて笑われた〜...と無邪気に歌う“働く!より子ブギ”のバカバカしさに大いにウケてしまいました(苦笑)。
R.I.Y.L. : 小谷美紗子とか

(2009.9.30)

矢野まき--本音とは愛よ

(国内盤 : 喝采/キング WTCS-1002)
 2005年リリースの『いい風』以来、4年ぶりの矢野真紀のオリジナル・スタジオ録音作。
 前作『いい風』以降、初心者向けお試しアルバム的位置付けの中途半端なベスト盤『やのまき』、他のライターが書いた曲を歌うだけのミニ・アルバム『BIRTH』などの企画盤ばかりのリリースが続き、『茶会』(女性のみ参加可能なライヴ)の開催も途絶え、ハッキリ言って厳しい創作環境になってた彼女。アーティスト名を「矢野真紀」から「矢野まき」に改名し、心機一転を図った本作はアタマからストレートなロック調の曲が続き、これまでのモヤモヤを吹き飛ばす会心作となった。
 矢野真紀のファンにもイロイロ居ると思うけど、個人的には亀田誠治師匠がプロデュースした2ndの『そばのかす』が最高傑作と考えおり、この時代の彼女の作風に近い“本音とは愛よ”、“ユートピア”を聴いて久しぶりに「まきめ節」を堪能した気になった。“ユートピア”の情念の籠った歌い廻しって彼女独特のモノじゃないですかぁ〜!? 一方、亀田師匠の後に彼女と組んだ寺岡呼人が強烈に推し進めた『歌謡曲路線』(???)も否定し切れずに居る私(アルバム『あいいろ』なんか最高だしね)としては、寺岡時代を踏襲してる曲(たとえば、“のろいのように”、“青い鳥のストーリー”など)があるのもそこそこうれしかったりします。『いい風』なんか、アルバム全体が寺岡路線ってのがイヤだったワケで(苦笑)、亀路線と寺岡路線が絶妙のバランスで同居するこのアルバムで、彼女が見事に最盛してくれることを祈ってます。ちなみに、アルバム・ジャケットは、亀路線と寺岡路線の「ふたりの矢野真紀」が同居してるっていう暗喩ですかねぇ...?
 ちなみに まきめは今作では、中期のBONNIE PINKとの仕事でも知られる松岡モトキと組んでます。
R.I.Y.L. : 『そばのかす』

(2009.7.31/10.3)

凛として時雨--just A moment

(国内盤 : Sony Musical Associated Records AICL-2014)
 インディーズ時代から話題となっていた男女ツイン・ヴォーカルがウリの3人組、凛として時雨(Ling Tosite Sigure)のメジャー・デビュー作(フルレンス・アルバムとしては、3枚目)。
 基本的に、エモの隆盛を通過した今だからこそ出てきたサウンドで、時折スクリームが入るのも今ふう。ドリーム・シアターのマイク・ポートノイから影響を受けたというピエール中野の手数の多いドラムも今ふうだ(苦笑)。ただ、(“Hysteric phase show”という曲名にあるような)ヒステリックさや(彼らの好きな表現である)サディスティックさを前面に出したラウドなサウンド一辺倒ではなく、センチメンタルでウェットな感触も大切にし、時折アコースティックな旋律を取り入れたり...と、『静』と『動』のメリハリをはっきりつけてるところが彼らの特徴か。特に、静かに始まって徐々に盛り上がっていく“moment A rhythm”や“mib126”、海岸線の情景をそのままサウンドで描写した“seacret cm”、インストの“a over die”などが面白い。メジャー・デビュー・アルバムとしては充分な出来だけど、昔からのファンは“テレキャスターの真実”や“Sadistic Summer”、“Disco Flight”といったポップな曲が無くて不満に思うかもしれない。特に、345ファンは、彼女のヴォーカルの比率が減少してるのに不満かも?(苦笑)
R.I.Y.L. : NAHT, I AM GHOST

(2009.6.30掲載予定分を2009.7.14に掲載)

WHITE LIES--To Lose My Life...

(国内盤 : ユニバーサル UICP-1104)
 英国の3人組、ホワイト・ライズのデビュー・アルバム。
 音楽雑誌『CROSSBEAT』6月号の新谷洋子さんのコラム『LYRICIST LOUNGE』で「こんなに暗いホワイト・ライズはなぜイギリスで受けるのか?」などと書かれているのを読んで興味を持ち、このアルバム買ったんだけど、確かに、1曲目のタイトルからして“Death”だし、曲を聴く前から暗そうだ(苦笑)。だけど、実際に音を聴いてみたところ、言われているほど暗くない(苦笑)。どこか飄々としたハリー・マックヴェイのヴォーカル、(“A Place To Hide”のイントロに代表される)'80年代に流行ったようなダサく古臭いシンセサイザーの音色など、彼らのサウンドを聴いて暗さのあまり絶望の淵に沈んでしまうようなことは一切なく、逆に、ユーモラスな音像に思わずニヤリとしてしまう。フランツ・フェルディナンドなど今ふうのU.K.ロックっぽいところもあれば、スパンダー・バレエなどの'80年代ニュー・ロマンティックにも通じるところもあると思います。
 「暗さ」をウリにしてるっていうのは、彼らなりのユーモア/ジョークなんじゃないかと思うんだけど...(苦笑)。
R.I.Y.L. : FRANZ FERDINAND, SPANDAU BALLET

(2009.6.30掲載予定分を2009.7.13に掲載)

THE KILLS--Midnight Boom

(国内盤:Hostess HSE-10062)
 米国人女性ヴォーカリストのヴィヴィと、英国人男性ギタリストのホテルによる2人組、ザ・キルズの3rdアルバム。
 2003年のデビュー作『キープ・オン・ユア・ミーン・サイド』は高く評価していたんだけど、2nd『ノー・ワウ』(2005年発表)が(個人的に忙しい時期にリリースが重なってしまい、あまり聴き込めなかったとこが災いしてか)イマイチな印象だったため、彼女たちに対する興味も薄れてたところにりリリースされたこの3rdでは、デビュー作にあったような頽廃さや気だるさが戻っていて、「これこそ、キルズ!」という作品に仕上がってます。パティ・スミス〜クリッシー・ハインド〜P.J.ハーヴェイ...の女性ロック・ヴォーカリストの系譜につながるクールなヴィヴィのヴォーカルも最高〜!!!
 彼女たちの音楽はいつ聴いても、タバコの煙が充満した場末のクラブで演奏してる光景が目に浮かんで来るんだけど、どうしてだろうねぇ...?(苦笑)
R.I.Y.L. : P J Harvey, Patti Smith, THE PRETENDERS

(2008.6.30掲載予定分を2009.7.30に掲載)

LOW--The Great Destroyer

(2005.2.28掲載予定分)

CAKE--Pressure Chief

(2005.2.28掲載予定分)

JIMMY EAT WORLD--Futures

(2005.1.31掲載予定分)

GREEN DAY--Ameican Idiot

(2004.12.31掲載予定分)

SONIC YOUTH--Sonic Nurse

(2004.9.30掲載予定分)

VELVET REVOLVER--Contraband

(2004.9.30掲載予定分)

GENE SIMMONS--***hole

(2004.8.31掲載予定分)

Polaris--Family

(2004.8.31掲載予定分)

 

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