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「そしてウンコは空のかなたへ 廃棄物を追え!」
【目次】
第1章 肉粉骨「共食い」リサイクル
第2章 「七人の神様」はどこへ
第3章 21世紀スーパー貝塚
第4章 食品トレイ、ごみとなるべく生まれしもの
第5章 再生PET印のフリースが消えた
第6章 『週刊金曜日』かく古紙になりき
第7章 電脳の死に場所
第8章 長寿の国の超短命マシーン
第9章 愛玩動物がごみになるとき
第10章 献血の賞味期限
第11章 ごみ燃料工場がごみ化する
第12章 街の脱皮殻
第13章 深窓の核廃棄物
第14章 エネルギー産業の「廃墟」をめぐる
第15章 そして、ウンコは空のかなたへ
「そしてウンコは空のかなたへ 廃棄物を追え!」 平田剛士・文 木村聡・写真
あとがき
ごみのゆくえを追いかけてみよう。そう思って本書の企画を立てた時は、正直なところ、取材と執筆にこんなに難渋するとは思っていませんでした。人はだれでも自分のごみは他人に見せたがらないものだ、ということを、わたしは最初ちゃんと予測できていなかったみたいです。
弁解の余地はあると思うのです。「リサイクル」「循環型社会」「サスティナブル社会」、巷にはそんな言葉があふれているでしょう? 取材を始めるに当たって関係する新聞記事をチェックするよう心がけたのですが、このテーマの記事が出ていない日はほとんどありません。社会面・家庭面・経済面・投書欄、時には社説、時にはコラム、社告……。企業だって、「ゼロ・エミッション(廃棄物なし、の意味)」とか「環境宣言」とか、高らかに謳っているところばかりです。
でも、たとえばごみの発生量ひとつとっても、正確なデータというのがほとんど見つかりません。「ごみは自分自身の生活ぶりの影法師」と書きましたけれど、その影法師を自分たちは実はよくとらえ切れていないのです。本書では、この影法師の、せめて2003年から2004年にかけての輪郭だけでも正確に切り取りたいと思って、できる限りごみに近づいてみることにしました。このルポをきっかけに、読者の皆さんが少しでも現在の自分の生活スタイルについて考えてもらえたら、こんなに幸せなことはありません。
(以下略)
(C)2004 Hirata Tsuyoshi,
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