とにかく忙しかった!
業界を盛り上げる為に国際会議などという物がある為、賛助会員のわが社もブースを出展するらしい。
賛助会員はある意味会員であるお客様の無言の脅しで会員とは比較にならないほどの多額の協賛費を払わされている。
これは別にいいとして、ブースに出展する企画のたち上がりから遅かった。
会社のトップはあまりこの件に触れなかったし、誰が担当でどのようなことをやるかもわからないまま準備期間は残り一月を切っていた。
そして、残り一月を切っていたのは嫁さんの出産予定も同じだった。

パソコンがでのパンフレット編集がどちらかと言うと得意な私もいつの間にか?メンバーに加えられており、資料作りに追われた。おまけにビデオの編集も自分の仕事になっていた。
他社の企画が見えてくると突然デモ機の実演などと言う企画が持ち上がり、設計も現場も急に忙しくなった。

資料のサンプルがだいたい仕上がったものの、プリントアウトの問題が出てきた。
印刷会社にまわす時間は無いし、それ以前にコストの問題でプリンターで全てを出力するのだが、両面印刷の可能な厚手な紙が無い。何処の店でもそんなに大量に在庫が置いてなかった。
紙は揃っても今度はプリンターの能力から考えると最低3日はフル稼働させないと間に合わない。

そんなことをやっていると携帯が鳴った。
嫁さんの妹からで、嫁さんがたった今分娩室に入ったとの事。
予定日よりも1週間以上早い。
初産だから仕事が終わってから病院に行けば立ち会えると思ったのもつかの間、再び携帯が鳴り、生まれちゃった...

このときから再び戦いは始まり、週末は会社に泊まりこんでとにかくパンフレットとビデオ編集を行った。
生まれた子供に会いに行く時間はほとんど無い。
気がついたら嫁さんは退院して実家にいた。

準備に追われているときに会社のトップから企画担当に話しがあり、ブースを出展したときに私は参加させなくて良いとの事だった。他の仕事が忙しい様だから...だって。
いつも仕事を頼むときはじかに来るくせに、こうゆう言いにくいことはいつも別ルートで話しが来る。
正直言ってそのまま仕事を放り出して帰ろうかと思った。何のためにこんなに必死になってやったのかねぇ。

どうにか最低限の準備も間に合い、準備のために第一陣が出発するのを見送ったものの、なにか心境は複雑な...
結局、その二日後に休みを取って自腹で会場へ行ってきました。

出産時に立ち会えなかったのと、生まれてから2週間ほったらかしにしていたのは、多分一生言われるんでしょうねぇ。