もどる
欧陽脩(おうようしゅう)
欧陽脩 (大明寺蔵)
 揚州の大明寺では、鑑真和上の他に もう一人の人物と出会った。
 さほど大きく もないお堂の薄暗い空間からじっと私たちを見据えていたその人物は、唐宋八家の一人である欧陽脩(おうようしゅう・1007-1072)である。

 博学で群書をきわめ、史に精通した彼は、北宋中期の文壇の領袖(りょうしゅう) と目されていて、その文は清の沈徳潜(しんとくせん)の撰になる唐宋八家文読本(とうそうはっかぶんとくほん)にもおさめられている。

 子どもの頃は家が貧しく、母親は地面に字を書いて教えたそうだが、生まれながらにして聡明で、読書すればそのまま暗誦できたそうである。揚州の*刺史(しし)も歴任しているので、大明寺との縁も生じたのであろうか。
*刺史…州内の政治を視察し報告させるために中央から派遣された官
[文・写真とも] 青猫さん 1999.7.31.撮影

Copyright © 青猫+ヒントブックス 1999
もどる