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大明寺(だいめいじ)と鑑真和上
大明寺
 揚州では鑑真和上ゆかりの大明寺を訪ねた。大雄宝殿の東側には鑑真記念堂がある。正殿の前の石燈籠と入り口両側の桜樹は、奈良唐招提寺の故森本孝順長老の寄贈によるものである。

 唐招提寺にある国宝の鑑真和上の乾漆夾紵像(かんしつきょうちょぞう)は、ゆえあって小学生の頃に何度か手を触れることができるほどの距離から眺めたことがある。芭蕉の「若葉しておん目のしづく拭はゞや」という句もその頃におぼえた。ほんものに接した時の感銘は四十年近く経った今日でも薄れてはいないが、さらに、鑑真和上は この寺から東渡されたのかとあらたな感慨をくわえることになった。
「古大明寺」の銘がある鐘 東渡以前に
鑑真和上が住職をつとめた
「古大明寺」の銘がある鐘が、
大雄宝殿の片 隅に置かれてあった。
大雄宝殿
 鎮江市の郊外に、中国では律宗第一山といわれている宝華山隆昌寺という寺院 があるそうで、鑑真和上は この寺院で受戒と修行をした後に 大明寺の住職になったという報告も現地から届いている。
[文・写真とも] 青猫さん 1999.7.31.撮影

Copyright © 青猫+ヒントブックス 1999
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