揺ケ池

阿蘇郡西原村小森

 地元の人が「お池さん」と呼ぶこの揺ケ池は、周囲の樹木に囲われるようにひっそりとしていて神秘的であり、万病に効力があると伝えられている霊泉である。
(2001年9月12日撮影)





 直径4m程の小さい池だが、深さも4m程あり、青々と水を湛えている。その昔、ある村人が霊夢によって多年苦しんだ難病がこの霊水によって全治したと伝えられており、現在もその信仰は厚く連日水を汲む人は後を絶たない。最近では有水量が減っており、一人20リットルに制限されている。
 池のすぐ横にある揺ケ池神社は、主之神と弁財天の二柱を主神として奉納してある。水を汲みに来た人は、まず社殿に上がってお参りしてから水を汲む。地元の人だけでなく、県内各地から訪れ、飲み水はもとより、食事関係すべてにこの水を利用するという。
 一帯は昭和55年に揺ケ池公園として整備され、駐車場やトイレも整っている。俵山に向かう県道28号線から標識を見て左に入り、第一鳥居から約300mほど下ると揺ケ池の前に出る。神社の横にも駐車場があるが、10台程のスペースしかなく、いつも水を汲む車で混雑している。
 揺ケ池公園の反対側には、周囲のゆったりした稜線をイメージしたドーム型の俵山交流館「萌の里」がある。地元特産の新鮮野菜や加工品コーナーをはじめ、陶芸体験工房や、田舎料理が楽しめる食堂があって、ドライブ中の一休みに最適である。




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