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☆Kids
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<どんなアルバムか>
子供の視点で世界を見てみたら、というのがコンセプトになってるそうですが、亜美さんは映画「ET」を見たときに、「やられた」と思ったそうな。なおこのアルバムにはシングルで発売された曲は収録されておりません。時期的には「そっとI LOVE YOU」のちょっと前ですが。しかし、それを意識しないくらい印象に残る曲の揃った名盤です。
LPレコードでいうとB面に当たる中盤は、松本伊代と原田知世提供した曲が3曲並び「プチポインツ」という感じもあります。特にB面は最初から遊び心にあふれた構成で、聞いてて思わずニンマリしてしまいます。
(キッズ、kids、KIDS…一応検索に引っかかりやすくするために書いとこうかな)
アルバム参加ミュージシャンは以下の通り。
Guiter : 鈴木茂、今剛
Bass : 後藤次利
Keyboards : 佐藤準、井上鑑、尾崎亜美
Drums : 山木秀夫、青山純
Percussion: 浜口茂外也
Sax : Jake
H.Conception
Trumpet : 数原晋
Strings : 多グループ
Mandoline : 今剛
<ジャケット・歌詞カード>
これは、亜美さんの顔と時計が写ってますが、…ん〜意味はよくわからないです。裏ジャケットは、亜美さんが丘の上から町を見下ろしている写真がセピアカラーとなっています。こちらは雰囲気がなんとなくわかります。
各曲ごとのミュージシャンのクレジットは無し。
<各曲解説>
「Com'on Mamy」
発売当時の某音楽雑誌の新譜紹介欄では、この曲の事について「才能の現れ」と書いてました。たしかに、詞といい曲といいアレンジといい、こういう世界を表現できるのは世界で尾崎亜美だけではないかという気がします。ある意味、子供の頃の感性を今も持続してるのでしょう。
「冒険が嫌いな子供はいない」というのが基本のコンセプトですが、「変なものは見ちゃダメ! 危ないところは行っちゃダメ!」いくらと言っても聞かないのが子供でして、だからこそいろんなドラマが生まれてます。
エンディングなんかは、リズムが変わっていくところが面白くて、英語の妙なSEはSF映画がはじまりそうな感覚もあります。
「そばかすうさぎ」
1曲目がいきなり終わって続いて出てくるのはこの曲の歌い出し。アルバムとしてはかなり計算された構成です。なお、この曲はCM曲として使用されました。聞けば聞くほど、その世界に溶け込んでしまいたくなるような優しい雰囲気。およそ世の中に、うさぎをテーマにした曲は数々あれど、これはその中でも上位にランクされるべき曲です。(だれもそんなランクは作らないでしょうが)
なお、うさぎというと優しいイメージを持ちますが、私は動物園の「ふれあいコーナー」で抱き上げようとして、噛まれた事があります。まぁ向こうは向こうで、人間にサービスしようなんて気持ちはこれっぽっちも無いはずで、たまたま機嫌の悪いウサギを捕まえようとしたのでしょうが。ただ、歯は鋭利ではないので噛んだ跡だけついて、出血はしませんでした。ちなみに、私はウサギ年です。(って関係ないけど) で、さらに関係ないですが、うちの家族の干支は、寅と猿とイノシシということで、私が一番弱そう…。
ところで、動物には発情期というものがありますが、人間とウサギだけは年中発情可能だそうで、プレイボーイのマークがウサギなのはその辺に理由があると聞いたことがあります。本当かどうかは知りませんが、その辺を考えて聞くとこの曲も…、全然関係ないですね。すいません。
「Jungle Gym」
ユーロビートだとか、ヘビィメタルとか、打ち込み系とかその手の曲ばっかり聞いてるときに、この曲のイントロを聞いたら思わずニンマリしてしまいました。「音楽ってのは、こういう風に楽しみなはれ」と教えられるような曲であります。NHK教育テレビの「ベストサウンド2」に亜美さんがゲストとして出演した際には、この曲のレコーディング風景とスタジオライブがありました。スタジオライブでは、おっき虫眼鏡を持って走り回る亜美さんの姿が見られました。
この番組ではデモテープも紹介してましたが、これはデモテープの段階で既に歌詞が入ってて、講師の井上鑑氏が「詞が入ってるってのがいいよね。例えば、弾んでる曲でも楽しくて弾んでる事とか、怒ってて弾んでる事とかあるから。詞が無いとそれがわからないからね。」というような発言をしてました。亜美さんもそれに対して、「私は絶対詞が無いとだめだと思うんですよ。」と言ってました。
なお、井上氏は「亜美ちゃんの曲は作りが大きくて、演奏しやすいってみんな言ってる」とも言ってました。構成がわかりやすいっていう意味なんでしょうが、プロからするとそういう事になるんですね。私は全然そんな風な解説はできません。
で、この詞の方は、弱気な少年がジャングルジムを上っててっぺんに行けば、別の世界に行けるかも、と空想するものです。空想好きな亜美さんらしい曲です。私のような弱気な男としては、結構好きな世界です。NHKでマルタ氏が司会してた若者向け歌番組に出演したときにもこの曲を歌ってました。そういえば、あのビデオはどこにいっただろう??
「St.Valentine's day Rhapsody」
一転してハードなサウンドになります。間奏が特にかっこいいです。まぁ聞いてみて下さい。歌詞は英語が多くて、内容を深く考えて聞いたことはないです。
「浪漫ロマン」
なんか暗い曲だなぁ…と思ったのが最初の印象ですが、何回も聞いてるうちに凄く好きな曲になりました。でも、聞けば聞くほど悲しくて切なくて…。背景にあるであろう男女のドラマを想像すればするほど泣けてきます。これは付き合ってた人と別れたばかりというシチュエーションの人には勧めません。今さんのマンドリンが、サウンド面ではキーポイントです。サウンド面としても曲調は、こういうのは珍しいのではないでしょうか? リズムとか。タイトルを見て、大正浪漫のフレーバーが漂う楽しい曲を想像したあなた、大はずれです。
「お待たせKids News」
あんまりネタばらしするのもなんなので、聞いたことない人はまず聞いてみて下さい。「これぞ尾崎亜美!」という世界でもありますが…。サウンドはかっこいいんですけどねぇ(^^;
「シャイネスボーイ」
これを買った当時は、会社の独身寮(男ばっかり11人。部屋は9つ)にいて、先輩のオーディオを借りて聞いてたのですが、この曲が始まった途端にその部屋にいた数人が「ん?なんや、なんや、何事や?」と騒ぎました。ギターもかっこいいし、またドラムが最高の曲です。松本伊代への提供曲ですが、亜美さんの武道館公演のビデオでは、リハーサル風景でこの曲をやってました。その時は、間奏であのギターとボーカルの超絶ユビゾンをやってたようです。やっぱり今さんは魔術使いだと思った次第です。しかし、ああいうフレーズってのは亜美さんが考えるんですかね?
「流れ星が好き」
同じく松本伊代への提供曲です。25周年記念ベストのアミバーサリーにも収録されましたので、亜美さんも気に入ってる曲でしょう。10代のアイドルへの提供曲としては、とても良い曲だと思います。が、私のようなオヂサンが「この曲が好き!」というのには、too sweetという世界でありまして、詳しい解説は差し控えたいと。どちらかというと、流れ星を見て瞳を潤ませている少女に「なぁお姉ちゃん。おっちゃんがどっかええとこ連れてったろか?」と声をかける方の立場なので(^^; ああ、曲のイメージがぁ…。
「もう妖精じゃない」
これは原田知世への提供曲です。CMソングであった「どうしてますか」という曲のB面でした。原田さんのイメージにはぴったりの曲だと思います。この亜美さんバージョンでは、きらびやかなシンセストリングスサウンドが妙に派手。エコーも相当深めなので、素で歌うのはちょっと照れたのだろうかと推察したのですが、どんなもんでしょう。ベースとかドラムは結構細かいプレーをしてます。エンディングのギターも。
「Kids」
ラストを飾るのは、静かに始まってサビで大いに盛り上がるドラマティックな曲。ジャケット裏のセピア色の写真のイメージにぴったりなのは、これと「浪漫ロマン」と私は感じました。皆さんはいかがですか? 例えば「MIND DROPS」なんかは、最後の曲が寂しい曲なのでもう一回レコードを裏返して最初から聞いたりしますが、このアルバムはこれがラストなので、「いいアルバムだったなぁ」と余韻に浸れながら終われます。そういう意味ではラストにピッタリの曲と言えます。
私にとっては、「好きなアルバムを5枚挙げろ」と言われれば確実に入るアルバムです。今も普通に入手は可能ですが、折角の名盤なのでデジタルリマスタリングとかで再発してもらいたいもんですが、そのへんはどんなもんでしょう?>ポニーキャニオンさん
<2002年2月記>
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