☆プリズミイ
PRISMY Prismy PRISMY Prismy
<どんなアルバムか>
前作では初めてアレンジに挑戦し、まだ慎重な印象もあったのですが、この作品ではいよいよサウンド面でも亜美ワールド全開といったところです。
サウンド面の特徴では、シンセサイザーの思いきった導入でしょう。それも、亜美さん自身が弾きまくってますので、キーボードプレイヤーとして大活躍しはじめた記念すべきアルバムでもあります。「ショッキングシャイン」の間奏、「気紛れ予報」のイントロ、「少年の日のメリーゴーラウンド」の間奏など、シンセがバリバリ聴けます。このときは、プロフェット5はまだ使ってなくて、オーバーハイムが主ですが、もしタイムマシンがあれば「シンセの前に座り、いろいろなサウンドを試している亜美さん」を見てみたいものです。きっと、あの大きな瞳を輝かせてイキイキしている事でしょう。
アルバム参加ミュージシャンは以下の通り。
Guiter:鈴木茂、松原正樹
Bass:後藤次利、宮下恵輔
Key:坂本龍一、佐藤博、
Drum:林立夫
Others:
パーカッション−斎藤ノブ、Sax−Jake Conception
パーカッション&フルート−浜口茂外也、ハーモニカ−松尾一彦
コーラス−オフコース
また、亜美さんがプレイしている楽器は以下の通り。
Ac.Piano,Hammond Organ,E.Piano,Cembalo,Polymoog,Oberheim
8 Voice,Marimba,Glocken Spiel
<ジャケット・歌詞カード>
私はこのアルバムのどこが好きかといって、ジャケットが好きです。本人のキャラクターと、アルバムの中身とジャケットが素晴らしくマッチしてると思います。「白夜」の歌詞にある、「スターサファイア」の様な目というのは、このジャケットの亜美さんの瞳のイメージで捉えてます。
歌詞カードは、アナログLPはジャケットサイズでモノクロ4ページ。CDも同じデザインのもの。参加ミュージシャンは、各曲毎に歌詞の下に記載。
<LP盤オビの文字>
またきらめきを見つけました。光を心の糸に弾ませたら……亜美
<各曲解説>
「あなたはショッキングシャイン」
シングルでも発売されてましたが、私はこのアルバムで初めて聴きました。その時の衝撃は忘れられません。いまでも大好きな曲です。凄いと思ったのは、この曲のクレジットには、キーボードプレイヤーとして亜美さんの名前しか無いこと! 間奏のシンセサイザーとか、エンディングのエレピとかは本当にかっこいいです。また、間奏のサックスは非常にきらびやかな音色を聴かせ、5〜6小節目のフレーズなんかは最高。ストリングスも入ってて、「これぞ70年代!」というサウンドですが、今聞いてもまったく色褪せていません。
亜美さんがプレイしているのは、Ac.Piano、E.Piano、Polymoog、Oberheim 8 Voice
「気分を変えて」
1曲目が勢いよく来たかと思えば、2曲目で軽くかわすあたり、懐の深さを感じさせます(?) パーカッションの浜口氏が、この曲ではすごく涼しげなフルートを吹いており、この曲のキーポイントとなっています。亜美さんは、結構けだるい感じのボーカルを聴かせております。夏の夜に、それこそ冷やしたジンでも飲みながら聞きたい曲ですが、内容は別れの曲なんですね。
亜美さんはボーカルのみ。楽器は弾いてません。
「パーフェクトゲーム」
これは可愛い系の曲。元は、金井夕子の1stアルバムに提供した作品で、私はそのアルバムを中古で買ったのですが、…まだ聞いてません。間奏のシンセサイザーが印象的。1曲目から3曲目まで、それぞれボーカルの感じが違います。一体いくつの声を持ってる人なのでしょう?
亜美さんがプレイしているのは、Polymoog、Oberheim 8 Voiceのシンセのみ。
「気紛れ予報」
私の友人の間では、「このイントロがいい」と人気があります。物凄いフレーズではないのですが、それで引き付けてしまう所がアレンジの妙! かっこいい系と可愛い系の中間を行く曲で、コーラスにはオフコースの二人が参加。「今日はなんとなく甘えてみたい」という女性心理を歌った曲で、亜美さんが歌うと可愛いのですが、実際にこういうシチュエーションに遭遇すると男はその対処に苦労するんですよね。(シミジミ)
亜美さんがプレイしているのは、Ac.Piano、Oberheim 8 Voice、パーカッション
「テンダーレイン」
これは、しっとり系。この曲を聞いて、何万人の女性ファンが泣いた事でしょう? ファンの間でもかなり人気の高い曲です。ファンでありながら、まだ聞いた事がないという人は今すぐ聞くべきです。
イントロは、ローズの静かな音で始まったかと思うと、いきなりストリングスが入ってきて、さらにチェンバロがからんで来ますが、このチェンバロの音色は雨だれのイメージでしょうか? エンディングでも亜美さんのチェンバロによる細かいフレーズが聞けますが、今の時代ならシーケンサーでやるフレーズかな?
亜美さんがプレイしているのは、E.Piano、Cembalo、Glocken Spiel
「コズミックブルー」
あまり話題に上る事はないでしょうが、これぞ尾崎亜美!という曲でもあります。簡単なようで、作りは楽しい曲。
亜美さんがプレイしているのは、E.Pianoとマリンバ。
「少年の日のメリーゴーランド」
なんだか悲しくなっちゃう曲です。「熱にうなされ…」というあたりは、「病気のスーパーマーケットだった」という、亜美さん自身の幼年期の体験を元にしてるのでしょうか? 間奏の重厚なシンセサイザーの音が、何か深い意味を想像させます。
亜美さんがプレイしているのは、Ac.Piano、Polymoog、Oberheim 8 Voice
「白夜」
曲を聞きながら「ハテ?この曲のタイトルはなんだったっけ?」と思う人も多いでしょう。このアルバムで、曲を聞いてタイトルが思い浮かばないのは、これと「コズミックブルー」だけ。この曲の歌い方が甘い感じで凄く好きなのですが、松原正樹さんのギターも素晴らしく甘い音でGood。短いフレーズで、これだけリスナーを引き付けるのはプロの技。ハープの音も効果的。
亜美さんがプレイしているのは、E.Piano、Polymoog、Oberheim 8 Voice
「テンプテーション」
「ジェシー」を発売した時に、一部の音楽評論家が「イメージチェンジか?」とか「いつかは通る道」とか騒いでたようですが、このアルバムでも既に大人の女を感じさせる曲はあったんですね。
亜美さんはボーカルのみ。
「私は愛を歌わない」
1980年の夏に、ラジオでライブを聞いた時は、アンコールのラストがこの曲でした。個人的には、ちょっと重過ぎてあまり好きではない曲ですが…。ちなみに、恋人が死んでしまった曲としては、「うわさの男」、「Just
Once Again」などもあります。とはいえ、「うわさの男」は本当に死んでしまったのでしょうか?
亜美さんがプレイしているのは、Hammond Organ、Polymoog
<2000年7月記>
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