
司馬徽 |
仁宗は山東に盗賊が出没しているという報告を受けた。 |
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むう。捨てては置けまい。
誰か。ひそかに山東を調べてまいれ。 |

仁宗 |

密偵 |
久しぶりに、私の出番ですな。 |
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・・・・・・ |

仁宗 |

密偵 |
なにか? |
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いや・・・
頼んだぞ。 |

仁宗 |

密偵 |
ははっ |
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数日後、密偵が戻ってきた。 |
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密偵 |
お待たせしました。 |
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おう。
どうであったか? |

仁宗 |

密偵 |
盗賊どもに関しては心配することはございません。
ただ、杜衍と富弼の二人の知事は山東の人民の心を掴んでおります。この事の方が憂慮すべきでしょう。 |
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なんだと?
二人が反乱を起こすかも知れぬのか? |

仁宗 |

密偵 |
そこまでは判りませんが、注意が必要です。 |
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むう。二人を左遷して淮南に移してしまおうか・・・・ |

仁宗 |

呉育 |
お待ちください。 |
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なんじゃ? |

仁宗 |

呉育 |
まず、盗賊のことはたいしたことがなく、ようございました。
しかし、こんな時に乗じて小人は国家に大切な人材をおとしめるもの。決して好ましいことではありません。 |
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密偵 |
私がいいかげんな報告をしているとおっしゃるのですか? |
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呉育 |
黙れ!
実際に謀反を起こすような二人ではないわ!
人民の心を掴むのは知事として当然のことじゃ。陛下をたぶらかすな! |
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密偵 |
むむむ・・・ |
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ふむ・・・。
呉育の意見はもっともじゃ。
杜衍と富弼、二人のことは聞かなかったことにしておこう。 |

仁宗 |

呉育 |
ありがとうございます。 |
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