智の館
魯宗道


司馬徽
魚頭参政


登場人物紹介

魯宗道
愚直な性格を真宗に見出された。
その後、仁宋の時代に副宰相に就任した。




司馬徽
魯宗道の屋敷の近くには有名な酒場があった。魯宗道は毎日のようにその酒場にかよっていた。
そこへ真宗からの使いがやってきた。
魯宗道様。陛下がお呼びです。
至急、参内せよと。

使者

魯宗道
うい〜。
判った。ちょっと酔いを覚ましてから向かうとしよう。
あなたの参内が遅いことを陛下に聞かれたら、何と答えればいいでしょうか?
口裏を合わせておきましょう。

使者

魯宗道
ありのままをお伝えするがよい。
『魯宗道は酒に酔っているので遅くなっています』とな。
しかし、それでは罰せられましょう。
使者

魯宗道
人間、酒を飲むのは当たり前。
だが、主君を欺くのは臣下の大罪だ。
はあ、判りました。
では、できるだけ早く参内くだされ。

使者
真宗は魯宗道がなかなか参内しないので使者に尋ねた。

真宗
魯宗道はどうしたのだ!なぜ、遅くなっておるのじゃ?
申し上げにくいことですが、魯宗道殿は酒を飲んでおりまして・・・・
使者

真宗
なに!
酒を飲んでおったのか!
遅くなるいいわけの口裏を合わせましょうと申し出ましたが、
『人間、酒を飲むのは当たり前。だが、主君を欺くのは臣下の大罪だ』
と、おっしゃって、ありのままを伝えるように言われました。

使者

真宗
(ほほう。
なかなか骨がありそうな男じゃな。
魯宗道、その名を覚えておこう)




司馬徽
この出来事で魯宗道は真宗に見出され、仁宗の時代には副宰相に就任するのじゃ。
ちなみに魚頭参政とは彼のあだ名じゃ。骨っぽい奴という意味らしいのう。
ふむ。
主君に限らず、人を欺くのは良くないことじゃ。正直に生きる事が重要じゃな。
為政者としては正直者が正当に評価される社会造りをしていかねばならんな。

飛覇帥

司馬徽
よいぞ、よいぞ