
司馬徽 |
魯宗道の屋敷の近くには有名な酒場があった。魯宗道は毎日のようにその酒場にかよっていた。
そこへ真宗からの使いがやってきた。 |
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魯宗道様。陛下がお呼びです。
至急、参内せよと。 |

使者 |

魯宗道 |
うい〜。
判った。ちょっと酔いを覚ましてから向かうとしよう。 |
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あなたの参内が遅いことを陛下に聞かれたら、何と答えればいいでしょうか?
口裏を合わせておきましょう。 |

使者 |

魯宗道 |
ありのままをお伝えするがよい。
『魯宗道は酒に酔っているので遅くなっています』とな。 |
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しかし、それでは罰せられましょう。 |

使者 |

魯宗道 |
人間、酒を飲むのは当たり前。
だが、主君を欺くのは臣下の大罪だ。 |
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はあ、判りました。
では、できるだけ早く参内くだされ。 |

使者 |
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真宗は魯宗道がなかなか参内しないので使者に尋ねた。 |
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真宗 |
魯宗道はどうしたのだ!なぜ、遅くなっておるのじゃ? |
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申し上げにくいことですが、魯宗道殿は酒を飲んでおりまして・・・・ |

使者 |

真宗 |
なに!
酒を飲んでおったのか! |
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遅くなるいいわけの口裏を合わせましょうと申し出ましたが、
『人間、酒を飲むのは当たり前。だが、主君を欺くのは臣下の大罪だ』
と、おっしゃって、ありのままを伝えるように言われました。 |

使者 |

真宗 |
(ほほう。
なかなか骨がありそうな男じゃな。
魯宗道、その名を覚えておこう) |
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